JP2005181668A - 3次元映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安価な3次元映像表示装置を提供するため、簡単な構造のバリアセルを用いた2次元及び3次元表示が可能なパララックスバリア方式の3次元映像表示装置において、特に2次元表示の際の表示品位の低下を抑えることを課題とする。
【解決手段】 上側透明基板21には透明電極23のベタパターンを、下側基板にはバリアの形状に合せた開口部25を有する透明電極24を形成したバリアセル20を用いたパララックスバリア方式による3次元映像表示装置において、開口部25に透明電極24から電気的に独立した透明膜26を形成することで、2次元表示の際のバリア効果を低減する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、3次元映像を提供する3次元映像表示装置に関し、特にその方式としてパララックスバリアと呼ばれるものを用いた3次元映像表示装置に関する。
近年、医療やアミューズメント等様々な分野において急速に3次元映像の利用が進んでいる。また従来から表示装置においてこの3次元映像を表示する方法が種々考えられており、その中に所謂パララックスバリア方式と呼ばれるものが知られている。
これはスリット状に形成された所謂パララックスバリアを用いて左右の映像を分離することで3次元映像を表示するものであり、特許文献1等多数記載されている。
一方このパララックスバリアとして、例えば透明基板の上にスリット状の遮光膜を形成したような所謂固定式バリアを用いた表示装置の場合、2次元表示を行うことはできず、3次元表示専用の表示装置になってしまう。そこでこのパララックスバリアに液晶パネルを用いることで、バリアパターンを選択的に形成し、3次元表示だけでなく2次元表示も可能にする2次元3次元兼用の表示装置も特許文献2等に記載されている。
この液晶パネルを用いたパララックスバリア(以下バリアセルという)として通常の液晶パネルを使用することはもちろん可能であるが、バリアセルを通常の液晶パネルと同様のプロセスで製造する必要があるため3次元映像表示装置も高価なものとならざるを得ない。
そこで本出願人はこのバリアセルとして先に出願した特願20003−57234にも開示するものを用いることで、安価なパララックスバリア方式による3次元映像表示装置を考えている。
このバリアセルの構成を図4の平面図、図5の断面図を用いて説明する。なお図4は以下に記載する下側透明基板2の平面図を示す。1と2はガラスからなる一対の透明基板である。一方の上側透明基板1において、下側の透明基板2と対向する側の表面略全域に透明電極3が形成されている。この透明電極3は例えばITO等、通常の液晶パネルの透明電極として用いられる導電性の透明材料と同様のものである。他方の下側透明基板2において、上側の透明基板1と対向する側の表面にストライプ状の開口部4を有する透明電極5が形成されている。この開口部4は透明電極5を形成するITO等を取り除いて形成されている。そして上側透明基板1と下側透明基板2との間に、90°捩りツイスト配向されたネマティック液晶からなる液晶層6が形成されている。また一対の透明基板1、2の液晶層6側とは反対側の表面にそれぞれ偏光板7、8がクロスニコルするように貼り付けられている。そしてこれらによりバリアセル10が構成されている。なお図示していないが、透明基板1の透明電極3と、透明基板2の透明電極5と開口部4の表面には、配向膜が形成されている。
バリアセル10は一対の透明基板1、2の間に電圧を印加していないときには液晶層6の液晶分子はツイスト配向のままで、下側透明基板2の下方より入射してきた光がバリアセル10をそのまま通過していく。一方一対の透明基板1、2の間に電圧を印加すると、透明基板2の透明電極5が形成されている部分では透明基板1と透明基板2との間に電界が発生し、液晶層6の液晶分子が基板表面対し垂直な状態となるため、透明基板2の下方より入射してきた光は偏光板7で吸収されバリアセル10を通過することができない(以下バリア部11)。また透明基板2の開口部4の部分では透明基板1と透明基板2との間に電界が発生せず、液晶層6の液晶分子はツイスト配向をキープするため、透明基板2の下方より入射してきた光はバリアセル10を通過してしまう(以下透過部12)。
つまり、バリア部11では光を遮断し、透過部12では光を通過させるため、バリアセル10に擬似的なストライプ状のバリアが形成されることになる。
このようなバリアセル10は、通常の液晶パネルとは異なり、画素ごとにTFT等のスイッチング素子を形成しておらず、また透明基板2上の開口部の形状、配置を変えるだけで様々なバリアに対応でき、安価なパララックスバリア方式による3次元映像表示装置を提供する上で非常に有効である。
ここで、以前よりパララックスバリア方式における3次元表示装置の問題点の一つとして所謂モアレの発生が挙げられている。このモアレの発生する原因を図6、図7を用いて簡単に説明する。まずパララックスバリア方式の場合には、その構造上表示装置前方の決められた位置(以下、3D表示領域という)から観察しなければ3D表示を観察者が認識することはできない。3D表示領域から外れると右目に左眼用の映像が、左眼に右目用の映像が認識され遠近が逆になる等、3次元表示として不適切な映像となってしまう。
図6はこの3D表示領域におけるバリアセル10を介してみえる液晶表示パネルの画素13の状態を概念的に示す。液晶表示パネルは通常の液晶パネルと同様の構成であり、バリアセル10の背面側に位置している。そしてストライプ状の縦列に右目用の映像を表示し、隣の縦列に左眼用の映像を表示している。そしてバリアセル10の透過部12からは表示装置全体を通して左右の画素13が均等に観察者には認識される。したがって斜線の網掛で示した液晶表示パネルにおける画素13と画素13の間における遮光領域14が透過部12に占める割合はどこも同じである。なおこの遮光領域14とは液晶パネルにおける各画素13間を区切るためのブラックマトリクスのことである。
次に図7は3D表示領域から観察者が前後或は左右に移動し、3D表示領域から外れてしまった場合のバリアセル10を介してみえる液晶表示パネルの画素13の状態を概念的に示す。この場合、バリアセル10の透過部12からは、透過部12の位置によって右目用の映像を表示する画素13の占める割合の多い個所や、左眼用の映像を表示する画素13の占める割合の多い個所など様々となる。したがって斜線の網掛で示した液晶表示パネルにおける画素13と画素13の間における遮光領域14が透過部12に占める割合は図6とは異なりそれぞれの個所で異なっている。したがって観察者においては遮光領域14の多い透過部12、つまり輝度の低い暗い透過部12、遮光領域14の少ない透過部12、つまり輝度の高い明るい透過部12が認識されることで所謂モアレが発生してしまう。
特開平9−18897 特開平3−119889
バリアセル10を用いた際、上記の通り3D表示を行い観察者が3D表示領域から外れるとモアレが観察者に認識されてしまう。ところが、バリアセル10においてなんらバリアを発生していない2D表示を行った際に表示品位の低下、特に3D表示と同様に観察者がモアレを感じてしまうという問題が発生していた。
この原因を本発明者が調査したところ、バリアセル10においてバリア部11と透過部12と形成するために透明基板2上に形成した開口部4と透明電極5に起因していることがわかった。透明電極5に用いられているITO、或はIZOなどの光透過率は、可視光領域で80〜95%くらいである。したがって透明電極5が形成されている領域と開口部4が形成されている領域とでその透過率が異なってしまう。これはつまり透明電極5が形成されている領域は、遮光率は高くはないが3D表示と同じバリア部として機能し、開口部4が形成されている領域は透過部として機能してしまうからであった。
このことで2D表示の際も、観察者が遮光領域14の多い透過部12、つまり輝度の低い暗い透過部12と、遮光領域14の少ない透過部12、つまり輝度の高い明るい透過部12とを認識してしまい、所謂モアレが発生してしまっていた。
パララックスバリア方式による3D表示の際には、観察者も3D表示領域を意識しているため、モアレの発生は余り生じ難く、また発生したとしても観察者は3D表示領域へ観察位置をとっさに移すのでそれほど大きな問題とはならない。
しかし2次元3次元兼用の表示装置の場合、通常主に使用されているのはあくまでも2次元表示であり、3次元表示の機能は表示装置に付加価値をつけたものに過ぎない。そして2次元表示の際には観察者は特に観察位置を意識することはなく様々な位置において映像をみることになる。したがって2次元表示の際の表示品位の低下、特にモアレの発生は3次元表示の際のモアレの発生に比べ非常に大きな問題となる。
そこで本発明は、安価な3次元映像表示装置を提供するため、簡単な構造のバリアセルを用いた2次元及び3次元表示が可能なパララックスバリア方式の3次元映像表示装置において、2次元表示の際の表示品位の低下を抑えた3次元映像表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の本発明は、対向する一対の透明基板間に液晶層を設け、一方の基板の内側には透明電極膜のベタパターンが形成され、他方の基板にはバリアの形状に合わせた開口部を有する透明電極膜が形成されてなるバリアセルと、該バリアセルに重ねて配置した表示パネルと、を備えたパララックスバリア方式による3次元映像表示装置において、前記バリアセルの開口部に対応する位置には、前記他方の基板の透明電極膜から電気的に独立する透明膜が形成されていることを特徴とする。
また請求項2の本発明は、対向する一対の透明基板間に液晶層を設け、一方の基板の内側には透明電極膜のベタパターンが形成され、他方の基板にはバリアの形状に合わせた開口部を有する透明電極膜が形成されてなるバリアセルと、該バリアセルの背面側に配置した表示パネルと、を備えたパララックスバリア方式による3次元映像表示装置において、前記バリアセルの開口部に対応する位置には、前記他方の基板の透明電極膜から電気的に独立する透明膜が形成されていることを特徴とする。
また請求項3の本発明は、対向する一対の透明基板間に液晶層を設け、一方の基板の内側には透明電極膜のベタパターンが形成され、他方の基板にはバリアの形状に合わせた開口部を有する透明電極膜が形成されてなるバリアセルと、該バリアセルの背面側に配置した液晶パネルと、該液晶パネルの背面側に配置されたバックライトと、を備えたパララックスバリア方式による3次元映像表示装置において、前記バリアセルの開口部に対応する位置には、前記他方の基板の透明電極膜から電気的に独立する透明膜が形成されていることを特徴とする。
また請求項4の本発明は、請求項1から3に記載する3次元映像表示装置において、前記透明膜は、前記開口部に形成されていることを特徴とする。
また請求項5の本発明は、請求項1から4に記載する3次元映像表示装置において、 前記透明膜は、前記開口部を有する透明電極膜と同じ材料により形成されていることを特徴とする。
また請求項6の本発明は、請求項1から5に記載する3次元映像表示装置において、 前記バリアの形状は、階段状となっていることを特徴とする。
請求項1、請求項2、請求項3に係る発明においては、簡単な構造のバリアセルを用いることでコストの増加を抑えた2次元表示及び3次元表示が可能なパララックスバリア方式の3次元映像表示装置を提供することができ、また2次元表示の際の表示品位の低下、特にモアレの発生を抑えた3次元映像表示装置を提供することができる。
請求項4に係る発明においては、バリアセルにおけるセルギャップを安定させることができる。
請求項5に係る発明においては、別と製造工程の増加を必要とすることなく、請求項1から3の発明を実現することができる。
請求項6に係る発明においては、視点数を増やした際にも水平方向の解像度の劣化を抑えることができる。
対向する一対の透明基板間に液晶層を設け、一方の基板の内側には透明電極膜のベタパターンが形成され、他方の基板にはバリアの形状に合せた開口部を有する透明電極膜が形成されてなるバリアセルと、バリアセルに重ねて配置した表示パネルと、を備えた2次元表示及び3次元表示が可能な3次元映像表示装置において、バリアセルの開口部に対応する位置には、透明電極から独立する透明膜が形成されている。
図1は本発明の2次元表示及び3次元表示が可能なパララックスバリア方式の3次元表示装置50の構成を示している。
3次元表示装置50は、3次元表示の際にパララックスバリア表示するバリアセル20と、バリアセル20の背面側に配置された透過型の液晶パネル40、及び液晶パネル40の背面側に配置され液晶パネル40へ光を照射するバックライト45から構成されている。なお3次元表示装置50が大型化すると、バリアセル20と液晶パネル40との距離をある程度広くしなければならないため、バリアセル20と液晶パネル40との距離を調整するためのガラスやアクリル樹脂などからなる透明板(破線で示す)がバリアセル20と液晶パネル40との間に配置されていてもよい。
図2は、このバリアセル20の平面図、図3はそのバリアセル20の断面図を示している。なお図2は以下に記載する下側透明基板22の平面図を示す。
バリアセル20は、対向して配置された上側の透明基板21と、下側の透明基板22を備えている。上側透明基板21の表面のうち下側透明基板22と対向する側の表面には、ITOやIZO等の導電性の透明材料で形成された透明電極23が透明基板21の略全域を覆うようベタパターンで形成されている。また図示してはいないが透明電極23の表面には配向膜が形成されている。
一方下側透明基板22の表面のうち上側透明基板21と対向する側の表面には、同じくITOやIZO等の導電性の透明材料で形成された透明電極24が形成されている。また下側透明基板22の表面には透明電極24が形成された領域内においてストライプ状に形成された導電性透明材料未塗布の開口部25が形成されている。
そして下側透明基板22の表面に形成された開口部25の領域内には、下側透明基板22の表面に透明電極24から電気的に独立し浮島状態となる透明膜26が形成されている。この透明膜26は開口部25の形状に対応した形状となっており、略開口部25を埋めるように形成されており、透明電極24と略同じ膜厚さを有している。透明膜26は透明電極24と同じ導電性の透明材料で形成されており、開口部25を形成する際に透明膜26を残すように開口を設けているため、別途透明膜26だけを設ける工程を必要としていない。ただし透明膜26は別工程により形成されるものでも構わない。また透明電極24と異なる材料で形成してよいが、この場合できるだけ透明電極24と透過率が同じものである必要がある。また開口部25の位置に対応しているのであれば、透明電極24と開口部25が形成されている側とは反対側の下側透明基板22表面でも構わないし、上側透明基板21に形成されていてもよいが、バリアセル20におけるセルギャップの安定等の観点から開口部25の領域内に形成するのが望ましい。なお図示してはいないが透明電極24、開口部25、透明膜26を覆うように配向膜が形成されている。
そして上側透明基板21と下側透明基板22との間には90°捩りツイスト配向されたネマティック液晶からなる液晶層27が形成されている。また一対の透明基板21、22の液晶層27側とは反対側の表面にそれぞれ偏光板28、29がクロスニコルするように貼り付けられている。
このような構成によるバリアセル20は、透明電極23と透明電極24の間に電圧を印加していないときには液晶層27の液晶分子はツイスト配向のままで、バリアセルにはバリアが表示されず、3次元映像表示装置50は2次元映像を表示する。
一方透明電極23と透明電極24の間に電圧を印加すると電界が発生し液晶層27の液晶分子が基板表面対し垂直な状態となるため、バリアセル20の背面側から入射してきた光は偏光板28で吸収されバリアセル20を通過することができない(以下バリア部)。しかし透明電極23と透明電極24の間に電圧を印加しても、開口部25及び透明膜26と透明電極23との間に電界は発生せず、液晶層27の液晶分子はツイスト配向をキープするため、バリアセル20の背面側から入射してきた光はバリアセル20を通過してしまう(以下透過部)。この状態のときに3次元映像表示装置50は3次元映像を表示することができる。
透過型の液晶パネル40とバックライト45は一般的な液晶表示装置に用いられているものと同様であり、TN方式、MVA方式、IPS方式など様々な液晶パネル40を用いることができる。そして3次元映像表示装置で3次元表示を行う際には液晶パネル40において、右目用の映像と左眼用の映像が縦列に交互に表示される。またバックライト45も均一な光を液晶パネル40に照射できるものであれば良く、線状光源を用いた直下型、サイドライト型何れを用いることができ、また光源も面状光源や点状光源などを用いることができる。
そして3次元表示装置50において、上記のようなバリアセル20を用いることで、3次元表示の際にはバックライト45から照射され液晶パネル40を通過した右眼用の映像光と左眼用の映像光とを観察者の右眼と左眼にそれぞれ入射させて3次元映像を認識させる。
また、2次元表示の際にはバックライト45から照射され液晶パネル40を通過した映像光を観察者の眼に入射させ2次元映像を認識させる。この2次元表示の際にバリアセル20の開口部25には透明膜26が形成されているため、透明電極24と透明膜26の領域で光透過率は同じになるため、バリア部と透過部とで輝度の違いはほとんど生じない。したがって2次元表示において観察者がいかなる位置でみようともモアレはほとんど発生することがなく、また表示品位の低下も少ない。
なお、本発明は実施例1に限定されるものではなく、対向する一対の透明基板間に液晶層を設け、一方の基板の内側には透明電極膜のベタパターンが形成され、他方の基板にはバリアの形状に合せた開口部を有する透明電極膜が形成されてなるバリアセルにおいて、バリアセルの開口部に対応する位置には、透明電極から独立する透明膜が形成されているバリアセルを用いた2次元表示と3次元表示が可能なパララックスバリア方式の3次元映像表示装置であれば適用可能である。
したがって、2次元用の映像及び3次元用の映像を表示する表示パネルは、実施例1の液晶パネル40に限定されるものではなく、他の表示パネル、具体的にはPDPや有機ELパネルなどを用いてもよい。
また、実施例1においては液晶パネル40の前方にバリアセル20を配置していたが、バリアセル20を液晶パネル40とバックライト45の間に配置してもよい。この場合であっても、バリアセル20における透明電極24と開口部25との透過率の違いによる表示品位の低下を抑えることができる。
また、実施例1のような所謂2眼式の3次元映像表示装置に限らず、多眼式の3次元映像表示装置であっても当然適用可能である。
また、実施例1において開口部25をストライプ状に形成し、バリアセル20において3次元表示の際にストライプ状のバリアを形成するものを示していが、バリアの形状はストライプ状のものに限定されるものではない。例えば液晶パネル40のおける一画素程度の大きさ開口部25を階段状に形成した所謂斜めバリアを用い、開口部25の領域内に透明膜26を形成したバリアセルであってもよい。この斜めバリアを用いることにより、多眼式による視点数を増やした際にも水平方向の解像度の劣化を抑えることができる。
本発明の実施例1におけるパララックスバリア方式の3次元表示装置50の構成を示す。 実施例1のバリアセルの平面図を示す。 実施例1のバリアセルの断面図を示す。 従来のバリアセルの平面図を示す。 従来のバリアセルの断面図を示す。 3D表示領域におけるバリアセルを介してみえる画素の状態を概念的に示す。 3D表示領域から外れた位置におけるバリアセルを介してみえる画素の状態を概念的に示す。
符号の説明
20 バリアセル
21 上側透明基板
22 下側透明基板
23、24 透明電極
25 開口部
26 透明膜
40 液晶パネル
45 バックライト
50 3次元映像表示装置

Claims (6)

  1. 対向する一対の透明基板間に液晶層を設け、一方の基板の内側には透明電極膜のベタパターンが形成され、他方の基板にはバリアの形状に合わせた開口部を有する透明電極膜が形成されてなるバリアセルと、該バリアセルに重ねて配置した表示パネルと、を備えたパララックスバリア方式による3次元映像表示装置において、前記バリアセルの開口部に対応する位置には、前記他方の基板の透明電極膜から電気的に独立する透明膜が形成されていることを特徴とする3次元映像表示装置。
  2. 対向する一対の透明基板間に液晶層を設け、一方の基板の内側には透明電極膜のベタパターンが形成され、他方の基板にはバリアの形状に合わせた開口部を有する透明電極膜が形成されてなるバリアセルと、該バリアセルの背面側に配置した表示パネルと、を備えたパララックスバリア方式による3次元映像表示装置において、前記バリアセルの開口部に対応する位置には、前記他方の基板の透明電極膜から電気的に独立する透明膜が形成されていることを特徴とする3次元映像表示装置。
  3. 対向する一対の透明基板間に液晶層を設け、一方の基板の内側には透明電極膜のベタパターンが形成され、他方の基板にはバリアの形状に合わせた開口部を有する透明電極膜が形成されてなるバリアセルと、該バリアセルの背面側に配置した液晶パネルと、該液晶パネルの背面側に配置されたバックライトと、を備えたパララックスバリア方式による3次元映像表示装置において、前記バリアセルの開口部に対応する位置には、前記他方の基板の透明電極膜から電気的に独立する透明膜が形成されていることを特徴とする3次元映像表示装置。
  4. 前記透明膜は、前記開口部に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の3次元映像表示装置。
  5. 前記透明膜は、前記開口部を有する透明電極膜と同じ材料により形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の3次元映像表示装置。
  6. 前記バリアの形状は、階段状となっていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の3次元映像表示装置。
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