JP2005180903A - 落とし込み式給湯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 信頼性の高い湯張り完了を報知するとともに、安価な落とし込み式給湯機100の提供。
【解決手段】
流量計3による計量流量の積算値と、所定の湯量とを比較する、または計時した給湯時間と、所定の時間とを比較すると共に、流量計3の流量がゼロである事を確認し、ゼロであったならば制御装置2は報知手段94、95にて報知する。または、定量止水栓5にて所定流量が給湯された事が確認された場合、若しくは所定給湯時間が経過した場合、制御装置2にその旨を伝達し、報知手段94、95にて報知する事で、信頼性の高い湯張り完了の報知が行える。
この際、弁体57を特定の開閉パターンにて開閉する事で、給湯配管4内の湯を信号伝達媒体として用いる事で、定量止水栓5と制御装置2とは電気的接続を配設する必要がなくなり、落とし込み式給湯機100のコストを低減する事が可能になる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、蛇口から直接的に湯を落とし込んで浴槽に湯を張る、落とし込み式給湯機に関するものである。
従来技術として、特許文献1で開示されているように、落とし込み式給湯機が湯張りを完了した場合、その旨を報知する報知手段に関する技術が開示されている。
これは、流量計で計量した計量湯量の積算値が、予め設定した浴槽の満水値に達した時、表示器またはスピーカーなどの報知手段にて、その旨を報知すると言うものである。
しかし、上述した落とし込み式給湯機では、浴槽だけでなく、台所や洗面所への給湯も含めた総給湯量によって、浴槽の満水値に達したか否かを判定してしまう。
即ち、例えば、ユーザーが浴槽に給湯しながら並行的に台所や洗面所でも給湯すると、浴槽への給湯量が、台所や洗面所での給湯量だけ少ない時点で、湯張り完了の報知をしてしまうと言う不具合が発生する可能性があり、湯張り完了の報知に関する信頼性が低くなると言う不具合が生じる可能性が存在している。
また、浴槽用水栓にて湯と水を混合して湯張りした場合は、給湯量だけを計量して浴槽の満水値に達したか否かを判断することができないという問題がある。
実開平8−3841号公報
上述したような問題を解決する為に、本発明では、定量止水栓を適用した給湯機において、信頼性の高い湯張り完了の報知を可能とする落とし込み式給湯機を提供する事を目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の落とし込み式給湯機は、水を加熱し、湯にする加熱手段と、加熱手段の下流側に配置される第一の流量計と、第一の流量計の下流側で分流される一部の湯を浴槽内に湯張りする水栓と、加熱手段と、第一の流量計と、水栓とを、湯が流通可能に接続する給湯配管と、第一の流量計による計量流量の積算値と、所定量とを比較する第一の比較判定手段と、第一の比較判定手段が、計量流量の積算値は所定量に到達したと判定した場合、浴槽内への湯張りの完了を報知する報知手段と、第一の比較判定手段の判定結果に応じて、報知手段に報知作動させるとともに、第一の比較判定手段を備える第一の制御手段とを有する落とし込み式給湯装置であって、水栓は、浴槽内に湯張りされる量が所定量に達すると、自動的に止水する定量止水栓であり、第一の制御手段は、第一の流量計が計量する流量がゼロになったか否かを判定する第二の比較判定手段を備え、第一の制御手段は、第一の比較判定手段が、計量流量の積算値は、所定量に達したと判定し、かつ、第二の比較判定手段が、第一の流量計からの計量流量がゼロになったと判定した後に報知手段にて、浴槽内への湯張りが完了した事を報知するよう制御する事を特徴とする。
この発明により、第二の比較判定手段が計測湯量をゼロと判定(すなわち湯が流通していない)しない限り、報知手段から湯張り完了の報知がなされないので、例えば、湯張り完了の報知が成されたのに、定量止水栓は未だに浴槽に湯を給湯している、などと言う不一致が生じると言うような事がなく、信頼性の高い湯張り完了の報知をなす定量止水栓を適用した落とし込み式給湯機を提供する事が可能となる。
請求項2に記載の落とし込み式給湯機は、第一、第二の比較判定手段は、流量計が計量した湯量に対応する給湯時間によって判定する事を特徴とする。
この発明により、流量を計測する複雑で高価な構成要素よりも、時間を計測する簡易で安価な構成要素によって、当該発明をなし得る事が可能となる。
請求項3に記載の落とし込み式給湯機は、第一の比較判定手段が判定するための所定量は、約100L以上で、かつ約200L以下に設定可能である事を特徴とする。
この発明により、殆どの満水サイズの浴槽に対応出来るようになるので、個々の浴槽に合わせた満水値を設定する必要がなくなり、簡便に当該落とし込み式給湯機を設置する事が可能となる。
請求項4に記載の落とし込み式給湯機は、水を加熱し、湯にする加熱手段と、加熱手段の下流側に配置される第一の流量計と、第一の流量計の下流側で分流される一部の湯を浴槽内に湯張りする水栓と、加熱手段と、第一の流量計と、水栓とを、湯が流通可能に接続する給湯配管と、第一の流量計による計量流量が予め定められたパターンの流量変化であるか否かを判定する第三の比較判定手段と、浴槽内への湯張りの完了を報知する報知手段と、第三の比較判定手段の判定結果に応じて、報知手段を作動させるとともに、第三の比較判定手段を備える第一の制御手段とを有する落とし込み式給湯機であって、水栓は、水栓に内蔵されるとともに、給湯配管と湯が流通可能に接続する通湯路を開閉する開閉手段と、水栓に内蔵されるとともに、開閉手段の下流側にて通湯路内を流通する湯の流量を計測する第二の流量計と、第二の流量計による計量流量の積算値が、所定量に達したか否かを判定し、所定量に達した場合は、開閉手段を閉成するよう制御する第二の制御手段とを備える定量止水栓であって、第二の制御手段は、浴槽への湯張り作動の終了寸前時に、開閉手段に対し、第一の流量計が検知可能な流量変化を起こす、予め定めたパターンの開閉動作を行うよう制御するとともに、第三の比較判定手段は、第一の流量計が検知する流量変化が、予め定められたパターンの流量変化であったと判定した場合、第一の制御手段は、報知手段にて、浴槽内への湯張りが完了した事を報知するよう制御する事を特徴とする。
この発明により、落し込み給湯機は、浴槽と台所に同時給湯していた場合でも、第三の比較判定手段が、湯張りの終了寸前時に行なわれる予め定められた開閉パターンに伴う流量変化があったと判定した場合、湯張り完了と認識する為、第一の流量計と第一の制御手段とにて、所定量を記憶する必要も、所定量と計量流量の積算値とを比較する第一の比較判定手段も必要なく、湯張り完了の旨を報知する事が可能となる為、安価に、且つ信頼性の高い湯張り完了の報知を行う事が可能となる。
請求項5に記載の落とし込み式給湯機は、水を加熱し、湯にする加熱手段と、加熱手段の下流側に配置される第一の流量計と、第一の流量計の下流側で分流される一部の湯を浴槽内に湯張りする水栓と、第一の流量計による計量流量が予め定められたパターンの流量変化であるか否かを判定する第三の比較判定手段と、浴槽内への湯張りの完了を報知する報知手段と、第三の比較判定手段の判定結果に応じて、報知手段を作動させるとともに、第三の比較判定手段を備える第一の制御手段とを有する落とし込み式給湯機であって、水栓は、通水路を開閉する開閉手段と、給湯時間を計時する計時手段と、開閉手段の開閉を制御するとともに、計時手段による給湯時間が、所定時間に達したか否かを判定し、所定時間に達した場合は、開閉手段を閉成するよう制御する第二の制御手段とを備える定時止水栓であって、第二の制御手段は、浴槽への湯張り作動の終了寸前時に、開閉手段に対し、予め定めたパターンの開閉動作を行うよう制御するとともに、第三の比較判定手段は、第一の流量計が検知する流量変化が、予め定められたパターンの流量変化であったと判定した場合、報知手段にて、浴槽内への湯張りが完了した事を報知するよう制御する事を特徴とする。
この発明により、流量を計測、積算する高価な構成要素よりも、時間を計測する簡易で安価な構成要素によって、湯張りの完了を認識する事が可能となるので、更に安価に、且つ信頼性の高い湯張り完了の報知を行う事が可能となる。
請求項6に記載の落とし込み式給湯機は、給水源(A)から給水される水の温度(t2)を計測する水温計測手段(11)と、
給水源(A)から給水される水を加熱し、湯にする加熱手段(1)と、
湯の温度(t1)を計測する湯温計測手段(12)と、
加熱手段(1)の下流側に配置され、給湯量(Q1)を計量するための流量計(3)と、
流量計(3)の下流側で分流される一部の湯を浴槽(6)内に湯張りする水栓(5)と、
給水源(A)と、加熱手段(1)と、流量計(3)と、水栓(5)とを、湯が流通可能に接続する給湯配管(4)と、
浴槽(6)内に湯張りされる希望温度(t0)と、浴槽(6)内に湯張りされる希望湯量(Q3)とを設定する設定手段(93)と、
浴槽(6)内への湯張りが完了した旨を報知する報知手段(94、95)と、
水温計測手段(11)と、湯温計測手段(12)と、設定手段(93)と、流量計(3)と、報知手段(94、95)と電気的に接続するとともに、浴槽(6)への湯張り完了を判定する制御手段(2)とを有する落とし込み式給湯機であって、
制御手段(2)は、流量計(3)が計量する流量の積算値である給湯量(Q1)が次式
(数1)Q1≧R
(数2)R=(t0−t2)Q3/(t1−t2)
(但し、Q1は給湯量、Rは判定値、t0は希望温度、t1は給湯温度、t2は水温、Q3は希望湯量)
を満たした場合に報知手段(94、95)にて浴槽(6)内への湯張りが完了した旨を報知することを特徴とする。
この発明により、湯張り完了の判定値Rを水温、給湯温度、希望温度、希望湯張り量に応じ、変更するようにしたため、湯と水を混合して湯張りした場合でも湯張り完了の報知ができことが可能となるので、水温の違いによる湯張り完了の報知に関する信頼性を向上させることが可能となる。
請求項7に記載の落とし込み式給湯器における制御手段(2)は、浴槽(6)内への湯張り完了を判定する判定値(R)を演算する第一の演算手段(ステップS102)と、
第一の補正値(C1)を格納する格納手段(22a)とを備え、
第一の演算手段(ステップS102)は、判定値(R)を次式
(数3)R=((t0−t2)Q3/(t1−t2))−C1
(但し、t0は希望温度、t1は給湯温度、t2は水温、Q3は希望湯量、C1は第一の補正値)
にて求めることを特徴とする。
給湯機によっては、給湯する量に若干のズレが生じることがある。この発明により、その若干のズレを補正することが可能となるので、より正確に湯張り完了を報知するための判定値を求めることが可能となる。
請求項8に記載の落とし込み式給湯器は、給水源(A)から給水される水の温度(t2)を計測する水温計測手段(11)と、
給水源(A)から給水される水を加熱し、湯にする加熱手段(1)と、
湯の温度(t1)を計測する湯温計測手段(12)と、
加熱手段(1)の下流側に配置され、給湯量(Q1)を計量するための流量計(3)と、
流量計(3)の下流側で分流される一部の湯を浴槽(6)内に湯張りする水栓(5)と、
給水源(A)と、加熱手段(1)と、流量計(3)と、水栓(5)とを、湯が流通可能に接続する給湯配管(4)と、
浴槽(6)内に湯張りされる希望温度(t0)と、浴槽(6)内に湯張りされる希望湯量(Q3)とを設定する設定手段(93)と、
浴槽(6)内への湯張りが完了した旨を報知する報知手段(94、95)と、
水温計測手段(11)と、湯温計測手段(12)と、設定手段(93)と、流量計(3)と、報知手段(94、95)と電気的に接続するとともに、浴槽(6)への湯張り完了を判定する制御手段(2)とを有する落とし込み式給湯機であって、
水栓(5)は、浴槽(6)内に湯張りされる量が希望湯量(Q3)に達すると、自動的に止水する定量止水栓(5)であり、
制御手段(2)は、流量計(3)が計量する流量の積算値である給湯量(Q1)が次式
(数1)Q1≧R
(数2)R=(t0−t2)Q3/(t1−t2)
(但し、Q1は給湯量、Rは判定値、t0は希望温度、t1は給湯温度、t2は水温、Q3は希望湯量)
を満たし、かつ、流量計(3)の計量流量がゼロとなった場合に報知手段(94、95)にて浴槽(6)内への湯張りが完了した旨を報知することを特徴とする。
この発明により、給湯量が判定値Rを超えたと言う第一条件と、流量計(3)が計量する流量がゼロになったと言う第二条件とが満たされて、初めて湯張り完了の報知がなされるので、より正確な湯張り完了の報知を行うことが可能となる。
請求項9に記載の落とし込み式給湯機における制御手段(2)は、浴槽(6)内への湯張り完了を判定する判定値(R)を演算する第一の演算手段(ステップS102)と、
第一の補正値(C1)を格納する格納手段(22a)とを備え、
第一の演算手段(ステップS102)は、判定値(R)を次式
(数3)R=((t0−t2)Q3/(t1−t2))−C1
(但し、t0は希望温度、t1は給湯温度、t2は水温、Q3は希望湯量、C1は第一の補正値)
にて求めることを特徴とする。
この発明により、第一条件で用いる判定値Rを算出するために、給湯機の給湯量の若干のズレを補正する補正値を用いるので、より正確な判定値Rを算出することが可能となる。
請求項10に記載の落とし込み式給湯機は、給水源(A)から給水される水の温度(t2)を計測する水温計測手段(11)と、
給水源(A)から給水される水を加熱し、湯にする加熱手段(1)と、
湯の温度(t1)を計測する湯温計測手段(12)と、
加熱手段(1)の下流側に配置され、給湯時間(Tc)を計量するための流量計(3)と、
流量計(3)の下流側で分流される一部の湯を浴槽(6)内に湯張りする水栓(5)と、
給水源(A)と、加熱手段(1)と、流量計(3)と、水栓(5)とを、湯が流通可能に接続する給湯配管(4)と、
浴槽(6)内に湯張りされる希望温度(t0)と、浴槽(6)内に湯張りされる希望湯量(Q3)とを設定する設定手段(93)と、
浴槽(6)内への湯張りが完了した旨を報知する報知手段(94、95)と、
水温計測手段(11)と、湯温計測手段(12)と、設定手段(93)と、流量計(3)と、報知手段(94、95)と電気的に接続するとともに、浴槽(6)への湯張り完了を判定する制御手段(2)とを有する落とし込み式給湯機であって、
制御手段(2)は、給湯時間が次式
(数4)Tc≧T
(数5)T=((t0−t2)Q3/(t1−t2))/K
(但し、t0は希望温度、t1は給湯温度、t2は水温、Q3は希望湯量、Kは基準流量)
を満たした場合に報知手段(94、95)にて浴槽(6)内への湯張りが完了した旨を報知することを特徴とする。
ここで、基準流量(K)は、浴槽(6)へ湯張りする場合の標準的な流量である。
従来は、水栓(5)で湯と水を混合した場合、お湯張りを完了したことを報知するためには、両方を計量し、その合計量が所定量に達したかどうかを判断しなければならなかったが、この発明により、供給するお湯の量のみを計量すれば良いので、簡易に判定時間Tを求めることが可能となる。
請求項11に記載の落とし込み式給湯機における制御手段(2)は、浴槽(6)内への湯張り完了を判定する判定時間(T)を演算する第二の演算手段(ステップS112)と、
第二の補正値(C2)を格納する格納手段(22a)とを備え、
第二の演算手段(ステップS112)は、判定時間(T)を次式
(数6)T=((t0−t2)Q3/(t1−t2))/K−C2
(但し、t0は希望温度、t1は給湯温度、t2は水温、Q3は希望湯量、Kは基準流量、C2は第二の補正値)
にて求めることを特徴とする。
この発明により、第一条件で用いる判定時間Tを算出するために、給湯機の給湯時間の若干のズレを補正する補正値を用いるので、より正確な判定値Rを算出することが可能となる。
請求項12に記載の落とし込み式給湯機は、給水源(A)から給水される水の温度(t2)を計測する水温計測手段(11)と、
給水源(A)から給水される水を加熱し、湯にする加熱手段(1)と、
湯の温度(t1)を計測する湯温計測手段(12)と、
加熱手段(1)の下流側に配置され、浴槽(6)への給湯時間(Tc)を計量するための流量計(3)と、
流量計(3)の下流側で分流される一部の湯を浴槽(6)内に湯張りする水栓(5)と、
給水源(A)と、加熱手段(1)と、流量計(3)と、水栓(5)とを、湯が流通可能に接続する給湯配管(4)と、
浴槽(6)内に湯張りされる希望温度(t0)と、浴槽(6)内に湯張りされる希望湯量(Q3)とを設定する設定手段(93)と、
浴槽(6)内への湯張りが完了した旨を報知する報知手段(94、95)と、
水温計測手段(11)と、湯温計測手段(12)と、設定手段(93)と、流量計(3)と、報知手段(94、95)と電気的に接続するとともに、浴槽(6)への湯張り完了を判定する制御手段(2)とを有する落とし込み式給湯機であって、
水栓(5)は、浴槽(6)内に湯張りされる量が希望湯量(Q3)に達すると、自動的に止水する定量止水栓(5)であり、
制御手段(2)は、給湯時間が次式
(数4)Tc≧T
(数5)T=((t0−t2)Q3/(t1−t2))/K
を満たし、かつ、流量計(3)の計量流量がゼロとなった場合に報知手段(94、95)にて浴槽(6)内への湯張りが完了した旨を報知することを特徴とする。
この発明により、給湯時間が判定時間Tを超えたと言う第一条件と、流量計(3)が計量する流量がゼロになったと言う第二条件とが満たされて、初めて湯張り完了の報知がなされるので、より正確な湯張り完了の報知を行うことが可能となる。
請求項13に記載の落とし込み式給湯機における制御手段(2)は、浴槽(6)内への湯張り完了を判定する判定時間(T)を演算する第二の演算手段(ステップS112)と、
第二の補正値(C2)を格納する格納手段(22a)とを備え、
第二の演算手段(ステップS112)は、判定時間(T)を次式
(数6)T=(((t0−t2)Q3/(t1−t2))/K)−C2
にて求めることを特徴とする。
給湯機によっては、給湯する時間に若干のズレが生じることがある。この発明により、その若干のズレを補正することが可能となるので、より正確に湯張り完了を報知するための判定時間Tを求めることが可能となる。
請求項14に記載の落としこみ式給湯機における水栓(5)は、浴槽(6)内に湯張りされる時間が所定時間に達すると、自動的に止水する定時間止水栓であることを特徴とする。
この発明により、定量止水栓の場合は水栓内に流量手段が必要だが、定時間止水栓の場合は、水が流れているか流れていないかだけを検知すれば良いと言う簡易な構成なので、当該落とし込み式給湯機を簡易で安価に構成することが可能となる。
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態について図1〜図5を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る落とし込み式給湯機100を用いた給湯システム全体の概略を示した構成図である。図2は、図1の2に示した制御装置の内部の構成の概略を示した構成図である。図3は、図1の9に示したリモコンの内部の構成の概略を示した構成図である。図4は、図1の5に示した定量止水栓の内部の構成の概略を示した構成図である。図5は、図1に示した制御装置2の湯張り制御の内容を示したフローチャートである。
図1の1は、水道管200からの水道水に熱を加えて湯にする周知の加熱用熱交換器である。主として、図示しない断面が扁平型の細長いチューブを積層し、そのチューブ内に水道管200から流入する水道水を流通させ、チューブの外側を加熱する事で、チューブ内を流通する水道水を加熱し、徐々に湯にすると言う装置である。この加熱用熱交換器1は請求項で示す加熱手段に相当する。
図1の2は、制御装置である。制御装置2は、上述した加熱用熱交換器1と、後述する流量計3と、リモコン9と電気的に接続している。制御装置2の内部の詳細な構成とその作動は図3を用いて後述する。また、この制御装置2は請求項で示す制御手段に相当する。
図1の3は、流量計である。流量計3は、上述した加熱用熱交換器1と、後述する定量止水栓5とを接続する後述する給湯配管4内を流通する湯の単位時間あたりの量を計量し、制御装置2に伝達する計量手段である。
一般的に、流量を計量する装置としては、具体的に可動ベーン式流量計測装置、熱線式流量計測装置、カルマン渦式流量計測装置、超音波式流量計測装置、電磁式流量計測装置、差圧式流量計測装置、回転式流量計測装置などがあるが、本発明では、特に流量計の種類は問わない。
ちなみにこの流量計3は請求項で示す第一の流量計に相当する。
図1の4は、上述した加熱用熱交換器1と、流量計3と、後述する定量止水栓5とを、湯が流通可能に接続する周知の給湯配管である。
図1の5は、後述する浴槽6に予め定められた量の湯を落とし込むと共に、自動的に止水する周知の定量止水栓5である。定量止水栓5の内部の詳細な構成は図4を用いて後述する。
図1の6は周知の浴槽である。
図1の7は、台所用水栓であり、給湯配管4から分岐して接続されている。
図1の8は、上述した制御装置2と、後述するリモコン9とを接続する接続線である。
図1の9は、主として台所などに設けられる給湯操作用のリモコン9である。リモコン9の詳細な構成とその作動は図3を用いて後述する。
以上が本発明の落とし込み式給湯機100を用いた給湯システム全体の主要な構成要素である。
次に、各構成要素を具体的に図を用いて詳述する。
図2の2は制御装置である。制御装置2は、加熱用熱交換器1用入出力回路21と、マイコン22と、リモコン9用入出力回路23と、流量計3用入力回路24とからなる。
加熱用熱交換器1用入出力回路21は、加熱用熱交換器1と、後述するマイコン22との間に設けられ、マイコン22からの制御信号に基づき加熱用熱交換器1内に設けられた図示しないバルブ等を駆動するための制御信号を出力するとともに、加熱用熱交換器1内の図示しない制御手段から送信されてくるフィードバック信号(主として現時点での水温)を受信し、マイコン22が読み込める制御信号へと変換し、伝達する入出力手段である。
マイコン22は、図示しないCPU、RAM、ROMなどからなり、上述した加熱用熱交換器1用入出力回路21と、後述するリモコン9用入出力回路23、そして、流量計3用入力回路24などと接続し、リモコン9から送信される操作信号と、流量計3から送信される流量情報と、加熱用熱交換器1から送信されるフィードバック信号とを受信し、給湯配管4への給湯を制御を演算する演算手段である。
リモコン9用入出力回路23は、上述したリモコン9から送信される操作信号を受信し、マイコン22が読み込める操作信号に変換するとともに、マイコン22へ伝達し、かつ、マイコン22からリモコン9へ送信される報知信号をリモコン9の後述する入出力部91が読み込める報知信号に変換し、送信する入出力手段である。
流量計3用入力回路24は、流量計3からの流量信号を受信し、マイコン22が読み込める流量信号に変換するとともに、マイコン22に伝達する入出力手段である。
次に、リモコン9の内部の詳細を図3を用いて説明する。
リモコン9は、制御部2用入出力回路91と、マイコン92と、スイッチ部93と、表示器94と、スピーカー95とから構成されている。
制御部2用入出力回路91は、上述した制御装置2からの報知信号を受信し、マイコン92に伝達するとともに、マイコン92からの操作信号を制御装置2のリモコン9用入出力回路23が読み込める操作信号に変換し、伝達する入出力手段である。
マイコン92は、マイコン22と同じような構成で、CPU、RAM、ROMなどからなり、上述した制御部2用入出力回路91と、スイッチ部93と、表示器94と、スピーカー95と接続し、スイッチ部93からの操作信号を受信するとともに、制御部2用入出力回路91から伝達された報知信号を、表示器94と、スピーカー95とに出力する演算装置である。
次に定量止水栓5の詳細を図4を用いて説明する。
定量止水栓5は、図4に示すように通湯路50と、湯水混合手段51と、湯水混合率調節ハンドル52と、流量調節手段53と、流量調節ハンドル54と、流量計55と、制御部56と、弁体57と、吐水口58と、スイッチ手段59とから構成される。
湯水混合手段51は、給水管201と給湯配管4とが接続され、内部にサーモワックスなどの感温体が収容されたサーモスタットからなる弁体(図示せず)、後述する湯水混合率調節ハンドル52の回転角を往復動に変換する回転/往復変換部材(図示せず)、および湯水混合率調節ハンドル52から構成され、この湯水混合率調節ハンドル52を回転させることで、混合水を所望する温度に設定できるようにしている。
これにより、給水管201および給湯配管4から流入した水と湯とが所望する温度となるよう混合される。また流量調節手段53には、流量調節ハンドル54が設けられ、この流量調節ハンドル54を回転させることで流量調節手段53による混合水の流量を調節できるようになっている。
流量計55は、上述した流量計3と同様の構成で、流量調節手段53により調節された混合水の流量を計量し、その計量情報を後述する制御部56に伝達している。
制御部56は、流量計55と弁体57およびスイッチ手段59と電気的に接続され、スイッチ手段59のオン信号に基づいて、弁体57の開閉動作を行うように制御すると共に、内部には図示しない記憶手段を備えており、この記憶手段に格納する予め定められた量と、流量計55からの計量流量を積算した値とを比較し、流量計55からの計量流量の積算値が、記憶手段に格納される予め定められた量に到達すれば、後述する弁体57を閉弁するよう制御する。ちなみにこの制御部56は請求項で示す第二の制御手段に相当する。
弁体57は、制御部56と接続し、制御部56からの制御によって、通湯路50内を流通する湯の開閉を行っている。この弁体57は請求項で示す開閉手段に相当する。
吐水口58は、弁体57が開口する事で通湯路50内を流通する湯を、浴槽6に落とし込む開口部である。
上述した構成の定量止水栓5を適用した落とし込み式給湯機100による、信頼性の高い湯張り完了の報知をなす作動を図5を用いて説明する。
まず、ステップS1にて制御装置2は、流量計3から流量情報の有無を検知する。(すなわち、給水配管4に湯が流通しているか否かを検知する)
ステップS1にて、流量情報の存在が検知されると、ステップS2に進み、検知されなければステップS3に進み、カウントされた流量値(流量計3により計量された流量の積算値)をクリアする。
検知されない状態が続くとステップS1とステップS3との処理内容を閉ループ的に循環する。
ステップS2にて、流量計3から伝達された流量情報をカウントする。(すなわち給湯配管4内を流通した流量を積算する)カウントが開始されると、ステップS4に進む。
ステップS4にて、制御装置2を構成する図示しない内部のROMに格納されている、ユーザーが浴槽6を概略満水(満水よりも若干少なめ)状態にする時の設定値と、ステップS2にてカウントされた流量値とを比較する。
この設定値は、通常の浴槽6の容量に対して、約100L(リットル)〜200L程度に設定されている事が望ましい。
何故なら、一般的な家庭での給湯場所での給湯で、連続して100L以上使用し続ける給湯場所は、風呂場(すなわち浴槽6)以外には考えにくいからである。
このステップS4の処理内容は請求項で示す第一の判定手段に相当する。
もし、カウントされている流量値が設定値(すなわち浴槽6の概略満水値)に達すれば、ステップS5に進む。達しなければ、ステップS1に戻る。
このステップS1とステップS5との閉ループにより、浴槽6以外へ給湯しているのか否かを判断する事が可能となる。
なぜなら、通常、一般的な家庭で、長時間、給湯する必要がある給湯場所は風呂場(浴槽6)である事が多い。台所、洗面所などでも当然給湯するが、浴槽6に湯を張る程の湯量を給湯する事は考えにくい。
つまり、一時的に台所や洗面所などで給湯したとしても、流量計3にて計量される計量流量の積算値が、浴槽6の満水値に達しなければ、その給湯は浴槽6へ湯を張っている給湯ではない事が分かる。
逆に、所定以上の湯量(この場合100L以上200L以下)を連続して給湯し続けていた場合は、浴槽6への給湯である可能性が高いので、浴槽6へ給湯している事が判別出来る。
ステップS4にて、カウントされた流量値が、設定値(浴槽6の概略満水値)に達した場合は、ステップS5に進む。
ステップS5にて、流量計3からの流量情報の有無を検知する。この処理内容は、ステップS1と同じ内容である。
ステップS5にて、もし、流量計3からの流量情報が検知された場合は、ステップS5の処理内容を閉ループ的に循環する。
もし、流量計3からの流量信号が検知されなかった場合は、ステップS6に進む。
何故、このタイミングで(すなわちステップS5で)再度、流量計3からの流量情報の有無を検知するのかを以下に説明する。
流量計3の下流側には定量止水栓5のみが存在している訳ではなく、流量計3と、定量止水栓5との間で、例えば台所や洗面所へも湯を給湯する為に、給湯配管4は分岐している。
その為、流量計3は、定量止水栓5による浴槽6への給湯流量だけではなく、浴槽6、台所、洗面所その他、給湯されている全ての湯の総給湯流量を計量している。
しかし、制御装置2に格納される設定値は、浴槽6に対する設定値なので、もし、定量止水栓5による浴槽6への給湯量と、台所への給湯量と、洗面所への給湯量との総計が、制御装置2に格納される浴槽6の設定量に達すれば、浴槽6が満水状態になった、つまり「浴槽6に湯が張られた」と言う旨の報知をリモコン9を構成する表示器94またはスピーカー95に対して出力してしまう。
しかし、実状は、浴槽6、台所、洗面所などの個別の給湯量の総量が、たまたま浴槽6の設定量に到達しただけなので、本当に浴槽6が満水状態、すなわち湯が張られ終わった状態なのか否かは分からない。
また、定量止水栓5は、制御装置2や流量計3とは独立して流量を計量しながら給湯しているので、流量計3にて計量した総給湯量が、浴槽6の設定量になり、その事に対応して制御装置2がリモコン9に、浴槽6に湯が張られた旨を報知しても、まだ定量止水栓5は、浴槽6に対し、設定量に達する為に給湯し続けている。
すなわち、報知内容と、実際の給湯動作とで不一致が発生する可能性がある。(すなわち報知内容に信頼性がない)
その為、ステップS5の処理内容により、浴槽6、台所、洗面所など、湯を給湯する場所への給湯作動が全て停止し、流量計3が流量情報を出力しない、または流量情報が0(ゼロ)である事を制御装置2によって検知し、完全に全ての給湯場所(浴槽6、台所、洗面所など)での給湯が停止した事を確認した後に、ステップS6に進む(すなわち、浴槽6に湯が張られた事を報知する)必要がある。
ステップS5にて、流量計3から制御装置2へ流量情報が出力されて来ない(または流量情報が、0(ゼロ)と言う情報が出力される)と判定すると、ステップS6に進む。(このステップS5の処理内容は、請求項で示す第二の判定手段に相当する。)
これは、すなわち定量止水栓5による給湯作動も停止し、浴槽6は定量止水栓5によって確実に満水状態になっている事を示している。
そして、ステップS6にて、制御装置2からリモコン9へ湯張り完了の報知信号を出力する。
流量計3からの流量情報がない、または計量される流量が0(ゼロ)であると言う事は第二の判定手段によって流量計3から流量情報が制御装置2に伝達されていないと言う事を示している。
この事は、すなわち定量止水栓5による浴槽6への給湯も完了していると言う事なので、ステップS6による湯張り完了の報知の信頼性は常に高いものになる。
上述した構成と作動とにより、信頼性の高い湯張り完了の報知をなす定量止水栓5を適用した落とし込み式給湯機100を提供する事が可能となる。
(第二実施形態)
上述した第一実施形態では、流量計3が計量するのは給湯流量であり、その、計量した給湯流量の積算値と予め設定した浴槽6が概略満水状態に至る設定湯量とを制御装置2にて比較するものであったが、比較するのは、給湯量ではなく、給湯時間であっても第一実施形態で示した効果と同様の効果を得ることが可能である。
図6に、給湯時間を比較する事で、信頼性の高い湯張り完了の報知を行う制御に関するフローチャートを示す。
ステップS1は、第一実施形態にて示した処理内容と同じである。
しかし、流量計3から制御装置2へ流量信号が伝達されると、ステップS12に進む。
伝達されないと、ステップS13に進み、カウント時間をクリアし、ステップS1に戻る。
ステップS12にて、給湯時間をカウントすると、ステップS14にて、給湯カウント時間が、制御装置2を構成する図示しないROM等に予め格納される浴槽6が概略満水状態に至るまでに掛かる時間と比較する。
もし、カウント時間が、浴槽6が概略満水状態に至るまでに掛かる時間に到達すれば、ステップS5に進む。
ステップS5の処理内容は、第一実施形態で示した処理内容と同じだが、流量計3からの流量信号が伝達されない、または0(ゼロ)と伝達された場合には、ステップS6に進む。
何らかの流量情報が伝達されている間は、ステップS1とステップS5にて閉ループ処理を続ける。
ステップS6も、第一実施形態に示した処理内容と同じなのでここでは割愛する。
上述したように、給湯量ではなく給湯時間を用いても、信頼性の高い湯張り完了に関する報知を行う事が可能となる。
(第三実施形態)
第一実施形態、第二実施形態では、流量計3の計量流量が0(ゼロ)になったことをもって制御部2は湯張り完了と判断するものであった。
しかし、流量計3の下流側では、給湯配管4は、浴槽6へ給湯する水栓5と、台所へ給湯する台所用水栓7とに分岐している。
この為、例えばユーザーが、台所用水栓7と、定量止水栓5と両方から給湯している場合であり、浴槽6への給湯は既に完了(つまり湯張りは終わっている)している状態だが、台所用水栓7からは未だに給湯されている場合だと、流量計3による計量では、計量流量が0(ゼロ)にはならない。
この為、台所用水栓7からの給湯が終わらない限り、制御部2は報知手段94、95へ浴槽6への湯張りが完了した旨を報知しない可能性がある。
この為、湯張り完了時に定量止水栓5内に備えられた弁体57が、特定のパターンにて開閉作動するように制御し、これに伴う流量変化を流量計3が検出し、制御部2に伝達したとき、制御部2は湯張りが完了したと判断し、報知手段94、95に対し、湯張り完了の報知をするようにしてもよい。
上述した作動を詳述する為に、図7に弁体57の動作タイムチャートを示す。図7は、図7(a)、図7(b)、図7(c)からなる。
図7(a)は、弁体57の開閉動作を示すタイムチャートである。図4に示す定量止水栓5のスイッチ手段59がオンされ、これにより、制御部56が弁体57を開弁する事により、湯張りが開始される。
そして、定量止水栓5に内蔵される流量計55の計量流量の積算値(湯張り量)が、定量止水栓5の制御部56が保持する設定値に達した時、制御部56は、湯張り完了を伝えるため、ts秒間だけ弁体57を閉弁し、次にto秒間だけ弁体57を開弁すると言う開閉動作を所定回数、(ここでは3回)繰り返す。
図7(b)は、図1に示す台所水栓7の開閉動作を示したものである。
図7(c)は、図1に示す定量止水栓5と台所水栓7が、それぞれ図7(a)、図7(b)の開閉動作をした時の、流量計3による計量流量の変化を表したものであり、この流量変化の内、ts秒間の流量減、to秒間の流量増を、流量計3を介して制御手段2が、3回検出したとき湯張り完了と判断し、報知手段(94,95)を作動させるものである。
図8は、本実施形態における定量止水栓5の作動内容(図7の(a)の作動内容)を示したフローチャートである。
ステップS21にて、定量止水栓5のスイッチ手段59がオンされたか否か判断し、オンされていなければ、再びステップS21に戻り同様の判断を行う。
ステップS21にて、スイッチ手段59がオンされていれば、ステップS22に進む。
このステップS22で、弁体57を開弁する事により湯張りが開始される。弁体57が開弁すると、ステップS23に進む。
ステップS23では、流量計55により計量した計量流量を制御部56で積算し、積算値(湯張り量)を求める演算が開始される。この演算が開始されると、ステップS24に進む。
ステップS24では、ステップS23で求めた積算値が設定湯張り量に到達したか否か判断し、到達していなければ、ステップS25に進む。到達していれば、ステップS26に進む。
ステップS26では、ts秒間、弁体57を閉弁する。閉弁するとステップS27に進む。
ステップS27では、to秒間、弁体57を開弁する。開弁すると、ステップS28に進む。
これ以降ステップS28からステップS31まで、ステップS26とステップS27との処理内容と同様の処理内容、すなわち、弁体57の閉弁/開弁動作をステップS29、ステップS30、ステップS31と繰り返す。ステップS31にて、to秒間、弁体57を開弁する。開弁すると、ステップS32に進む。
ステップS32にて、最終的に弁体57を閉弁する。閉弁すると、ステップS33に進む。
ステップS33にて、制御部56において求めた積算値をクリアして一連の動作を終了する。
また、ステップS24にて、積算値が設定値に到達せず、ステップS25に進んだ場合、ステップS25にて、ステップS21と同様にスイッチ手段59がオンされたか否か判断し、オンされていなければ、ステップS23に戻り、流量の積算を継続する。
逆に、スイッチ手段59がオンされていれば、ステップS32に進み、弁体57を閉弁し、湯張りを終了する。
また、上述した弁体57の、特定の開閉パターン(短時間内で開閉を所定回数繰り返す)による給湯配管4内の流量変化を検知した流量計3からの信号を受信した制御部2における作動を図9に示す。
図9は、本実施形態における制御装置2の動作フローチャートを示したものであり、流量計3が計測する流量(図7の(c))の変化を検出し、制御するものである。
ステップS41にて、ts秒間、流量が減少したか否かを判断し、流量の減少がなければ、ステップS43に移り、N1(増減回数の記憶値)をクリア(ゼロに)し、再びステップS41に戻る。
ステップS41にて、ts秒間流量減少があったと判断した場合は、ステップS42に進み、to秒間、流量が増大したか否かを判断する。
ここで、to秒間の流量増大がなければ、ステップS43に進み、N1をクリアし、再びステップS41に戻る。
しかし、流量の増大があれば、ステップS44に進み、増減回数(N1)に1を加算する。
次に、ステップS45に進み、増減回数(N1)が、3回に達したか否か判断し、達していなければ、再びステップS41からステップ45までを実行し、増減回数(N1)が3回に達すれば、定量止水栓5が、湯張りを完了したものと判断し、ステップS46に進む。
このステップS45は、請求項で示す第三の比較判定手段に相当する。
ステップS46にて、制御装置2は、リモコン9の報知手段(94,95)により湯張り完了報知を行い、最後にステップS47にて増減回数(N1)をクリアする。
上述した作動により、台所用水栓7と定量止水栓5との両方から給湯している状況下で、定量止水栓5からの給湯が完了(つまり浴槽6への湯張りが完了)した場合でも、台所用水栓7からの給湯が終わる事を待つ事なく、タイムリーに浴槽6への湯張りが完了した事を報知する事が可能となる。
また、上述した作動にする事で、定量止水栓5が給湯を完了した事を、給湯配管4内の湯を媒介して制御装置2へ伝達する事が可能となる為、定量止水栓5から制御装置2への電気的配線を省略する事が可能となるので、落とし込み式給湯機100のコストを低減させる事が可能となる。
尚、第三実施形態においては、定量止水栓5の開閉動作は3回としたが、必ずしも3回とする必要はなく、給湯システムの信頼性に応じ任意に設定すればよい。また制御部2の流量変化の検出回数も3回としたが、必ずしも弁体57の開閉動作回数と同じ数とする必要はなく、制御部2の流量変化の検出回数は、弁体57の開閉動作回数以内の数であれば任意に設定してもよい。
(第四実施形態)
上述した第三実施形態では、定量止水栓5は、流量計55にて流量を計測し、その計量流量の積算値が設定値に達した時、弁体57が開閉動作をするようにしていたが、給湯量を計測するのではなく、給湯時間を計測し、その計測時間が設定時間に達した時、弁体57を特定の開閉パターンにて開閉動作するようにしても良い。
図10に、本実施形態で示す定時間止水栓5の作動を示すフローチャートを示す。
ステップS21、ステップS22は、第三実施形態の図8に示した処理内容と同様の処理内容なので説明を省略する。
ステップS22で弁体57が開弁されると、ステップS63に進み、給湯時間のをカウントを開始する。開始されるとステップS64に進む。
ステップS64にて、カウントした給湯時間が、設定時間(浴槽6を満水にするのに要する時間)に達したか否か判断し、達していなければ、ステップS25に進む。達していれば、ステップS26に進む。
ステップS26〜ステップS32までは、図8と同様の処理内容なので説明は省略する。ステップS32にて弁体57が閉弁されると、ステップS65に進む。
ステップS65にて、カウントしていた給湯時間をクリアする。ここで設定時間(浴槽6を満水にするのに要する時間)は、制御部56を構成する図示しない記憶媒体に予め記憶させたものである。
ステップS25では、スイッチ手段59がオンされたか否か判断し、オンされていれば、ステップS32に進み、弁体57を閉じ(湯張り中断処理)を行い、オンされていなければ、ステップS63に戻り、給湯時間のカウントを継続する。
上述した作動内容にする事によっても、台所用水栓7と定量止水栓5との両方から給湯している状況下で、定量止水栓5からの給湯が完了(つまり浴槽6への湯張りが完了)した場合でも、台所用水栓7からの給湯が終わる事を待つ事なく、タイムリーに浴槽6への湯張りが完了した事を報知する事が可能となる。
尚、本実施形態の定量止水栓5においては、流量を計測しないのであるから、図4に示す定量止水栓の構成から流量計55を削除したものでも良い。削除する事によって、落とし込み式給湯機100のコストを更に低減する事が可能となる。
(第五実施形態)
以下、本発明の第五実施形態について図11〜図15を用いて説明する。
図11は、本実施形態に係る落とし込み式給湯機100を用いた給湯システム全体の概略を示した構成図である。
図12は、図11の2に示した制御装置の内部の構成の概略を示した構成図である。
図13は、図1の9に示したリモコンの概略の正面図である。
図14は、図11の5に示した定量止水栓の内部の構成の概略を示した構成図である。
図15は、図1に示した制御装置2の湯張り制御の内容を示したフローチャートである。
(構成)
図11の1は、水道管200からの水道水に熱を加えて湯にする周知の加熱用熱交換器である。主として、図示しない断面が扁平型の細長いチューブを積層し、そのチューブ内に水道管200から流入する水道水を流通させ、チューブの外側を加熱する事で、チューブ内を流通する水道水を加熱し、徐々に湯にすると言う装置である。この加熱用熱交換器1は請求項で示す加熱手段に相当する。
図11の2は、制御装置である。制御装置2は、上述した加熱用熱交換器1と、後述する流量計3と、リモコン9、水温センサ11、湯温センサ12、と電気的に接続している。制御装置2の内部の詳細な構成は図13を用いて後述する。また、この制御装置2は請求項で示す制御手段に相当する。
図11の3は、流量計である。流量計3は、上述した加熱用熱交換器1と、後述する定量止水栓5とを接続する後述する給湯配管4内を流通する湯の単位時間あたりの量を計量し、制御装置2に伝達する計量手段である。
ちなみにこの流量計3は請求項で示す第一の流量計に相当する。
図11の4は、上述した加熱用熱交換器1と、流量計3と、後述する定量止水栓5とを、湯が流通可能に接続する周知の給湯配管である。
図11の5は、後述する浴槽6に予め定められた量の湯を落とし込むと共に、自動的に止水する周知の定量止水栓5である。定量止水栓5の内部の詳細な構成は図4を用いて後述する。
図11の6は周知の浴槽である。
図11の7は、台所用水栓であり、給湯配管4から分岐して接続されている。
図11の8は、上述した制御装置2と、後述するリモコン9とを接続する接続線である。
図11の9は、主として台所などに設けられる給湯操作用のリモコン9である。
図11の11は、水温センサである。給水源Aから給水される水の温度t2を計測し、上述した制御装置2へ送信する温度計測手段である。
図11の12は、湯温センサである。加熱用熱交換器1が加熱したお湯の湯温t1を計測し、上述した制御装置2へ送信する温度計測手段である。
以上が本発明の落とし込み式給湯機100を用いた給湯システム全体の主要な構成要素である。
次に、各構成要素を具体的に図を用いて詳述する。
図12の2は上述したように制御装置である。制御装置2は、加熱用熱交換器1用入出力回路21と、マイコン22と、メモリ22aと、リモコン9用入出力回路23と、流量計3用入力回路24と、水温センサ11用入力回路25と、湯温センサ12用入力回路26とからなる。
加熱用熱交換器1用入出力回路21は、加熱用熱交換器1と、後述するマイコン22との間に設けられ、マイコン22からの制御信号に基づき加熱用熱交換器1内に設けられた図示しないバルブ等を駆動するための制御信号を出力するとともに、加熱用熱交換器1内の図示しない制御手段から送信されてくるフィードバック信号を受信し、マイコン22が読み込める制御信号へと変換し、伝達する入出力手段である。
マイコン22は、図示しないCPU、RAM、ROMなどからなり、上述した加熱用熱交換器1用入出力回路21と、後述するリモコン9用入出力回路23、そして、流量計3用入力回路24などと接続し、リモコン9から送信される操作信号と、流量計3から送信される流量情報と、加熱用熱交換器1から送信されるフィードバック信号とを受信し、給湯配管4への給湯を制御内容を演算する演算手段である。
メモリ22aは、マイコン22を構成する複数の記憶手段のうちの1つであり、RAMまたはROMなどから構成される。
このメモリ22aには、後述する第一、第二の補正値C1、C2や、基準流量Kなどが格納されている。
リモコン9用入出力回路23は、上述したリモコン9から送信される操作信号を受信し、マイコン22が読み込める操作信号に変換するとともに、マイコン22へ伝達し、かつ、マイコン22からリモコン9へ送信される報知信号をリモコン9の後述する入出力部91が読み込める報知信号に変換し、送信する入出力手段である。
流量計3用入力回路24は、流量計3からの流量信号を受信し、マイコン22が読み込める流量信号に変換するとともに、マイコン22に伝達する入出力手段である。
水温センサ11用入力回路25は、水温センサ11からの水温信号を受信し、マイコン22が読み込める水温信号に変換するとともに、マイコン22に伝達する入出手段である。
湯温センサ12用入力回路26は、湯温センサ12からの湯温信号を受信し、マイコン22が読み込める湯温信号に変換するとともに、マイコン22に伝達する入出手段である。
リモコン9は、上述の図3で示した構成と同等なので説明を省略し、リモコン9の概略の正面図を図13に示す。
図13の正面図で示される構成要素は表示器94と、スピーカー95と、上述したスイッチ部93を構成する湯張り量設定ボタン93aと、湯温設定ボタン93bと、上昇ボタン93cと下降ボタン93dと、確定ボタン93eである。
浴槽6に湯張りする湯量Q3は、湯張り量設定ボタン93aと、上昇ボタン93c、または下降ボタン93dと、確定ボタン93eにて設定する。
また、浴槽6に湯張りするお湯の温度t0は、湯温設定ボタン93bと、上昇ボタン93c、または下降ボタン93dと、確定ボタン93eにて設定する。
次に定量止水栓5の詳細を図14を用いて説明する。
定量止水栓5は、図14に示すように通湯路50と、湯水混合手段51と、湯水混合率調節ハンドル52と、流量調節手段53と、流量調節ハンドル54と、流量計55と、制御部56と、弁体57と、吐水口58と、スイッチ手段59と、湯温センサ61と、表示器62とから構成される。
湯水混合手段51は、給水管201と給湯配管4とが接続され、内部にサーモワックスなどの感温体が収容されたサーモスタットからなる弁体(図示せず)、後述する湯水混合率調節ハンドル52の回転角を往復動に変換する回転/往復変換部材(図示せず)、および湯水混合率調節ハンドル52から構成され、この湯水混合率調節ハンドル52を回転させることで、混合水を所望する温度に設定できるようにしている。
これにより、給水管201および給湯配管4から流入した水と湯とが所望する温度となるよう混合される。また流量調節手段53には、流量調節ハンドル54が設けられ、この流量調節ハンドル54を回転させることで流量調節手段53による混合水の流量を調節できるようになっている。
流量計55は、上述した流量計3と同様の構成で、流量調節手段53により調節された混合水の流量を計量し、その計量情報を後述する制御部56に伝達している。
制御部56は、流量計55と弁体57、スイッチ手段59、湯温センサ61、表示器62と電気的に接続され、スイッチ手段59のオン信号に基づいて、弁体57の開閉動作を行うように制御すると共に、内部には図示しない記憶手段を備えており、この記憶手段に格納する予め定められた量と、流量計55からの計量流量を積算した値とを比較し、流量計55からの計量流量の積算値が、記憶手段に格納される予め定められた量に到達すれば、後述する弁体57を閉弁するよう制御する。
弁体57は、制御部56と接続し、制御部56からの制御によって、通湯路50内を流通する湯の開閉を行っている。
吐水口58は、弁体57が開口する事で通湯路50内を流通する湯を、浴槽6に落とし込む開口部である。
湯温センサ61は、通湯路50を流通するお湯の湯温を計測し、上述した制御装置56へ送信する温度計測手段である。
表示器62は、上述した湯温センサ61が計測した湯温を表示するための表示手段である。
(作動)
上述した構成の落とし込み式給湯機100による、信頼性の高い湯張り完了の報知をなす作動を図15を用いて説明する。
まず、ステップS101にて制御装置2は、流量計3から流量情報の有無を検知する。(すなわち、給水配管4に湯が流通しているか否かを検知する)
ステップS101にて、流量情報が検知されると、ステップS102に進む。また検知されなければステップS103に進む。
ステップS102にて、数式3にて湯張り完了の判定に用いる判定値Rを演算する。
(数3) R=((t0−t2)Q3/(t1−t2))−C1
t0は、上述したようにリモコン9にて設定する浴槽6へ湯張りするお湯の温度である。
また、t1は上述したように湯温センサ12が計測する給湯温度である。
また、t2は上述したように水温センサ11が計測する給水温度である。
また、Q3は上述したようにリモコン9にて設定する浴槽6へ湯張りするお湯の量(希望湯量)であると同時に、定量止水栓(5)にも予め設定する湯張り量である。
また、C1は当該落とし込み式給湯機100が持つ給湯量誤差を補正する補正値であり、メモリ22aに格納されている。
上述した数式3にて判定値Rを求め終わると、ステップS104に進む。ちなみにこのステップS102の処理内容は請求項で示す第一の演算手段に相当する。
また、ステップS101にて流量情報が検知されず、ステップS103に進んだ場合は、今までカウントされていた流量値(流量計3により計量された流量の積算値)をクリアし、ステップS101とステップS103との処理内容を閉ループ的に循環する。
ステップS104にて、流量計3から伝達された流量情報をカウントする。(すなわち給湯配管4内を流通した流量を積算する)カウントが開始されると、ステップS105に進む。
ステップS105にて、ステップS102にて求めた判定値Rと、ステップS104にてカウントされた流量値とを比較する。
もし、カウントされている流量値が判定値R以上であれば、ステップS106に進む。カウントされている流量値が判定値R未満であれば、ステップS101に戻る。
ステップS105にて、カウントされた流量値が、ステップS102で求めた判定値R以上になった場合は、ステップS106に進む。
ステップS106にて、流量計3からの流量情報の有無を検知する。この処理内容は、ステップS101と同じ内容である。
ステップS106にて、もし、流量計3からの流量情報が検知された場合は、ステップS106の処理内容を閉ループ的に循環する。
もし、流量計3からの流量信号が検知されなかった場合は、ステップS107に進む。
何故、このタイミングで(すなわちステップS106で)再度、流量計3からの流量情報の有無を検知するのかを以下に説明する。
流量計3の下流側には定量止水栓5のみが存在している訳ではなく、流量計3と、定量止水栓5との間で、例えば台所や洗面所へも湯を給湯する為に、給湯配管4は分岐している。
その為、流量計3は、定量止水栓5による浴槽6への給湯流量だけではなく、浴槽6、台所、洗面所その他、給湯されている全ての湯の総給湯流量を計量している。
しかし、ステップS102で求めた判定値Rは、浴槽6に対する判定値なので、もし、定量止水栓5による浴槽6への給湯量と、台所への給湯量と、洗面所への給湯量との総計が、判定値Rに達すれば、浴槽6が満水状態になった、つまり「浴槽6に湯が張られた」と言う旨の報知をリモコン9を構成する表示器94またはスピーカー95に対して出力してしまう。
しかし、実状は、浴槽6、台所、洗面所などの個別の給湯量の総量が、たまたま判定値Rに到達しただけなので、本当に浴槽6が満水状態、すなわち湯が張られ終わった状態なのか否かは分からない。
また、定量止水栓5は、制御装置2や流量計3とは独立して流量を計量しながら給湯しているので、流量計3にて計量した総給湯量が、判定値Rになり、その事に対応して制御装置2がリモコン9に、浴槽6に湯が張られた旨を報知しても、まだ定量止水栓5は、浴槽6に対し、希望湯量(Q3)に達する為に給湯し続けている。
すなわち、報知内容と、実際の給湯動作とで不一致が発生する可能性がある。(すなわち報知内容に信頼性がない)
その為、ステップS106の処理内容により、浴槽6、台所、洗面所など、湯を給湯する場所への給湯作動が全て停止し、流量計3が流量情報を出力しない、または流量情報が0(ゼロ)である事を制御装置2によって検知し、完全に全ての給湯場所(浴槽6、台所、洗面所など)での給湯が停止した事を確認した後に、ステップS107に進む(すなわち、浴槽6に湯が張られた事を報知する)必要がある。
ステップS106にて、流量計3から制御装置2へ流量情報が出力されて来ない(または流量情報が、0(ゼロ)と言う情報が出力される)と判定すると、ステップS107に進む。
これは、すなわち定量止水栓5による給湯作動も停止し、浴槽6は定量止水栓5によって確実に満水状態になっている事を示している。
そして、ステップS107にて、制御装置2からリモコン9へ湯張り完了の報知信号を出力する。
この事は、すなわち定量止水栓5による浴槽6への給湯も完了していると言う事なので、ステップS107による湯張り完了の報知の信頼性は常に高いものになる。
(作用効果)
上述した構成と作動とにより、信頼性の高い湯張り完了の報知をなす落とし込み式給湯機100を提供する事が可能となる。
(第六実施形態)
上述した第五実施形態では、流量計3が計量するのは給湯流量であり、その、計量した給湯流量の積算値と判定値Rとを制御装置2にて比較するものであったが、比較するのは、給湯量ではなく、給湯時間であっても第一実施形態で示した効果と同様の効果を得ることが可能である。
図16に、給湯時間を比較する事で、信頼性の高い湯張り完了の報知を行う制御に関するフローチャートを示す。
ステップS101は、第五実施形態の図15にて示した処理内容と同じである。
しかし、流量計3から制御装置2へ流量信号が伝達されると、ステップS112に進む。伝達されないと、ステップS113に進む。
ステップS112にて、数式6にて湯張り完了の判定に用いる判定時間Tを演算する。
(数6)T=(((t0−t1)Q3/(t1−t2))/K)−C2
t0は、上述したようにリモコン9にて設定する浴槽6へ湯張りするお湯の温度である。
また、t1は上述したように湯温センサ12が計測する給湯温度である。
また、t2は上述したように水温センサ11が計測する給水温度である。
また、Q3は上述したようにリモコン9にて設定する浴槽6へ湯張りするお湯の量(希望湯量)と同時に、定量止水栓(5)にも予め設定する湯張り量である。
また、Kは単位時間当たりの単位流量であり、メモリ22aに格納されている。
また、C2は当該落とし込み式給湯機100が持つ給湯時間誤差を補正する補正値であり、メモリ22aに格納されている。
上述した数式6にて判定時間Tを求め終わると、ステップS114に進む。
ステップS114にて、給湯時間をカウントする。カウントを開始するとステップS115に進む。
ステップS115にて、ステップS114でカウントしたカウント時間と、ステップS112で求めた判定時間Tとを比較する。
もし、ステップS114でカウントしたカウント時間が、ステップS112で求めた判定時間T以上であれば、ステップS106に進む。
ステップS106の処理内容は、第五実施形態の図15で示した処理内容と同じだが、流量計3からの流量信号が伝達されない、または0(ゼロ)と伝達された場合には、ステップS107に進む。
何らかの流量情報が伝達されている間は、ステップS101とステップS106にて閉ループ処理を続ける。
ステップS107も、第五実施形態の図15に示した処理内容と同じなのでここでは割愛する。
上述したように、給湯量ではなく給湯時間を用いても、信頼性の高い湯張り完了に関する報知を行う事が可能となる。
(変形例)
上述した第五、第六実施形態では、浴槽6用の水栓として定量止水栓5を用いた例であったが、必ずしも定量止水栓5を用いる必要はなく、所定時間吐水する定時間止水栓であってもよい。また、お湯と水とを混合する通常の混合水栓であっても良い。
本発明の、落とし込み式給湯機100を用いた給湯システム全体の概略を示した構成図である。 本発明の、制御装置2の内部の概略を示した構成図である。 本発明の、リモコン9の内部の概略を示した構成図である。 本発明の、定量止水栓5の内部の概略を示した構成図である。 第一実施形態における信頼性の高い湯張り完了の報知処理内容を示したフローチャートである。 第二実施形態における信頼性の高い湯張り完了の報知処理内容を示したフローチャートである。 第三実施形態における水栓の開閉動作とそれに伴う流量変化を示したタイムチャートである。 第三実施形態における定量止水栓5の処理内容を示したフローチャートである。 第三実施形態における信頼性の高い湯張り完了の報知処理内容を示したフローチャートである。 第四実施形態における定時止水栓の処理内容を示したフローチャートである。 第五実施形態における落とし込み式給湯機100を用いた給湯システム全体の概略を示した構成図である。 第五実施形態における制御装置2の内部の概略を示した構成図である。 第五実施形態におけるリコモン9の概略の正面図である。 第五実施形態における定量止水栓5の内部の概略を示した構成図である。 第五実施形態における信頼性の高い湯張り完了の報知処理内容を示したフローチャートである。 第六実施形態における信頼性の高い湯張り完了の報知処理内容を示したフローチャートである。
符号の説明
1 加熱用熱交換器
2 制御装置
3 流量計
4 給湯配管
5 定量止水栓
6 浴槽
9 リモコン
11 水温センサ(水温計測手段)
12 湯温センサ(湯温計測手段)
94 表示器(報知手段)
95 スピーカー(報知手段)

Claims (14)

  1. 水を加熱し、湯にする加熱手段(1)と、
    前記加熱手段(1)の下流側に配置される第一の流量計(3)と、
    前記第一の流量計(3)の下流側で分流される一部の湯を浴槽(6)内に湯張りする水栓(5)と、
    前記加熱手段(1)と、前記第一の流量計(3)と、前記水栓(5)とを、前記湯が流通可能に接続する給湯配管(4)と、
    前記第一の流量計(3)による計量流量の積算値と、所定量とを比較する第一の比較判定手段(S4)と、
    前記第一の比較判定手段(S4)が、前記計量流量の積算値は前記所定量に到達したと判定した場合、前記浴槽(6)内への湯張りの完了を報知する報知手段(94、95)と、
    前記第一の比較判定手段(S4)の判定結果に応じて、前記報知手段(94、95)に報知作動させるとともに、前記第一の比較判定手段(S4)を備える第一の制御手段(2)とを有する落とし込み式給湯装置であって、
    前記水栓(5)は、前記浴槽(6)内に湯張りされる量が所定量に達すると、自動的に止水する定量止水栓(5)であり、
    前記第一の制御手段(2)は、前記第一の流量計(3)が計量する流量がゼロになったか否かを判定する第二の比較判定手段(S5)を備え、
    前記第一の制御手段(2)は、前記第一の比較判定手段(S4)が、前記計量流量の積算値は、前記所定量に達したと判定し、かつ、前記第二の比較判定手段(S5)が、前記第一の流量計(3)からの前記計量流量がゼロになったと判定した後に、前記報知手段(94、95)にて、前記浴槽(6)内への湯張りが完了した事を報知するよう制御する事を特徴とする落とし込み式給湯機。
  2. 前記第一、第二の比較判定手段(S4、S5)は、前記第一の流量計(3)が計量した前記湯量に対応する給湯時間によって判定する事を特徴とする請求項1に記載の落とし込み式給湯機。
  3. 前記所定量は、約100L以上で、かつ約200L以下に設定可能である事を特徴とする請求項1または2に記載の落とし込み式給湯機。
  4. 水を加熱し、湯にする加熱手段(1)と、
    前記加熱手段(1)の下流側に配置される第一の流量計(3)と、
    前記第一の流量計(3)の下流側で分流される一部の湯を浴槽(6)内に湯張りする水栓(5)と、
    前記加熱手段(1)と、前記第一の流量計(3)と、前記水栓(5)とを、前記湯が流通可能に接続する給湯配管(4)と、
    前記第一の流量計(3)による計量流量が予め定められたパターンの流量変化であるか否かを判定する第三の比較判定手段(S45)と、
    前記浴槽(6)内への湯張りの完了を報知する報知手段(94、95)と、
    前記第三の比較判定手段(S45)の判定結果に応じて、前記報知手段(94、95)を作動させるとともに、前記第三の比較判定手段(S45)を備える第一の制御手段(2)とを有する落とし込み式給湯機であって、
    前記水栓(5)は、該水栓(5)に内蔵されるとともに、前記給湯配管(4)と前記湯が流通可能に接続する通湯路(50)を開閉する開閉手段(57)と、
    前記水栓(5)に内蔵されるとともに、前記開閉手段(57)の下流側にて前記通湯路(50)内を流通する前記湯の流量を計測する第二の流量計(55)と、
    前記第二の流量計(55)による計量流量の積算値が、所定量に達したか否かを判定し、前記所定量に達した場合は、前記開閉手段(57)を閉成するよう制御する第二の制御手段(56)とを備える定量止水栓(5)であって、
    前記第二の制御手段(56)は、前記浴槽(6)への湯張り作動の終了寸前時に、前記開閉手段(57)に対し、前記第一の流量計(3)が検知可能な流量変化を起こす、予め定めたパターンの開閉動作を行うよう制御するとともに、
    前記第三の比較判定手段(S45)は、前記第一の流量計(3)が検知する流量変化が、前記予め定められたパターンの流量変化であったと判定した場合、前記第一の制御手段(2)は、前記報知手段(94、95)にて、浴槽(6)内への湯張りが完了した事を報知するよう制御する事を特徴とする落とし込み式給湯機。
  5. 水を加熱し、湯にする加熱手段(1)と、
    前記加熱手段(1)の下流側に配置される第一の流量計(3)と、
    前記第一の流量計(3)の下流側で分流される一部の湯を浴槽(6)内に湯張りする水栓(5)と、
    前記加熱手段(1)と、前記第一の流量計(3)と、前記水栓(5)とを、前記湯が流通可能に接続する給湯配管(4)と、
    前記第一の流量計(3)による計量流量が予め定められたパターンの流量変化であるか否かを判定する第三の比較判定手段(S45)と、
    前記浴槽(6)内への湯張りの完了を報知する報知手段(94、95)と、
    前記第三の比較判定手段(S45)の判定結果に応じて、前記報知手段(94、95)を作動させるとともに、前記第三の比較判定手段(S45)を備える第一の制御手段(2)とを有する落とし込み式給湯機であって、
    前記水栓(5)は、該水栓(5)に内蔵されるとともに、前記給湯配管(4)と前記湯が流通可能に接続する通湯路(50)を開閉する開閉手段(57)と、
    前記水栓(5)に内蔵されるとともに、給湯時間を計時する計時手段と、
    前記計時手段による給湯時間が、所定時間に達したか否かを判定し、前記所定時間に達した場合は、前記開閉手段(57)を閉成するよう制御する第二の制御手段(56)とを備える定時止水栓(5)であって、
    前記第二の制御手段(56)は、前記浴槽(6)への湯張り作動の終了寸前時に、前記開閉手段(57)に対し、前記第一の流量計(3)が検知可能な流量変化を起こす、予め定めたパターンの開閉動作を行うよう制御するとともに、
    前記第三の比較判定手段(S45)は、前記第一の流量計(3)が検知する流量変化が、前記予め定められたパターンの流量変化であったと判定した場合、前記第一の制御手段(2)は、前記報知手段(94、95)にて、浴槽(6)内への湯張りが完了した事を報知するよう制御する事を特徴とする落とし込み式給湯機。
  6. 給水源(A)から給水される水の温度(t2)を計測する水温計測手段(11)と、
    前記給水源(A)から給水される前記水を加熱し、湯にする加熱手段(1)と、
    前記湯の温度(t1)を計測する湯温計測手段(12)と、
    前記加熱手段(1)の下流側に配置され、給湯量(Q1)を計量するための流量計(3)と、
    前記流量計(3)の下流側で分流される一部の湯を浴槽(6)内に湯張りする水栓(5)と、
    前記給水源(A)と、前記加熱手段(1)と、前記流量計(3)と、前記水栓(5)とを、前記湯が流通可能に接続する給湯配管(4)と、
    前記浴槽(6)内に湯張りされる希望温度(t0)と、前記浴槽(6)内に湯張りされる希望湯量(Q3)とを設定する設定手段(93)と、
    前記浴槽(6)内への湯張りが完了した旨を報知する報知手段(94、95)と、
    前記水温計測手段(11)と、前記湯温計測手段(12)と、前記設定手段(93)と、前記流量計(3)と、前記報知手段(94、95)と電気的に接続するとともに、前記浴槽(6)への湯張り完了を判定する制御手段(2)とを有する落とし込み式給湯機であって、
    前記制御手段(2)は、前記流量計(3)が計量する流量の積算値である前記給湯量(Q1)が次式
    (数1)Q1≧R
    (数2)R=(t0−t2)Q3/(t1−t2)
    (但し、Q1は給湯量、Rは判定値、t0は希望温度、t1は給湯温度、t2は水温、Q3は希望湯量)
    を満たした場合に前記報知手段(94、95)にて前記浴槽(6)内への湯張りが完了した旨を報知することを特徴とする落とし込み式給湯機。
  7. 前記制御手段(2)は、前記浴槽(6)内への湯張り完了を判定する判定値(R)を演算する第一の演算手段(ステップS102)と、
    第一の補正値(C1)を格納する格納手段(22a)とを備え、
    前記第一の演算手段(ステップS102)は、前記判定値(R)を次式
    (数3)R=((t0−t2)Q3/(t1−t2))−C1
    (但し、t0は希望温度、t1は給湯温度、t2は水温、Q3は希望湯量、C1は第一の補正値)
    にて求めることを特徴とする請求項6に記載の落とし込み式給湯機。
  8. 給水源(A)から給水される水の温度(t2)を計測する水温計測手段(11)と、
    前記給水源(A)から給水される前記水を加熱し、湯にする加熱手段(1)と、
    前記湯の温度(t1)を計測する湯温計測手段(12)と、
    前記加熱手段(1)の下流側に配置され、給湯量(Q1)を計量するための流量計(3)と、
    前記流量計(3)の下流側で分流される一部の湯を浴槽(6)内に湯張りする水栓(5)と、
    前記給水源(A)と、前記加熱手段(1)と、前記流量計(3)と、前記水栓(5)とを、前記湯が流通可能に接続する給湯配管(4)と、
    前記浴槽(6)内に湯張りされる希望温度(t0)と、前記浴槽(6)内に湯張りされる希望湯量(Q3)とを設定する設定手段(93)と、
    前記浴槽(6)内への湯張りが完了した旨を報知する報知手段(94、95)と、
    前記水温計測手段(11)と、前記湯温計測手段(12)と、前記設定手段(93)と、前記流量計(3)と、前記報知手段(94、95)と電気的に接続するとともに、前記浴槽(6)への湯張り完了を判定する制御手段(2)とを有する落とし込み式給湯機であって、
    前記水栓(5)は、前記浴槽(6)内に湯張りされる量が希望湯量(Q3)に達すると、自動的に止水する定量止水栓(5)であり、
    前記制御手段(2)は、前記流量計(3)が計量する流量の積算値である前記給湯量(Q1)が次式
    (数1)Q1≧R
    (数2)R=(t0−t2)Q3/(t1−t2)
    (但し、Q1は給湯量、Rは判定値、t0は希望温度、t1は給湯温度、t2は水温、Q3は希望湯量)
    を満たし、かつ、前記流量計(3)の計量流量がゼロとなった場合に前記報知手段(94、95)にて前記浴槽(6)内への湯張りが完了した旨を報知することを特徴とする落とし込み式給湯機。
  9. 前記制御手段(2)は、前記浴槽(6)内への湯張り完了を判定する判定値(R)を演算する第一の演算手段(ステップS102)と、
    第一の補正値(C1)を格納する格納手段(22a)とを備え、
    前記第一の演算手段(ステップS102)は、前記判定値(R)を次式
    (数3)R=((t0−t2)Q3/(t1−t2))−C1
    (但し、t0は希望温度、t1は給湯温度、t2は水温、Q3は希望湯量、C1は第一の補正値)
    にて求めることを特徴とする請求項8に記載の落とし込み式給湯機。
  10. 給水源(A)から給水される水の温度(t2)を計測する水温計測手段(11)と、
    前記給水源(A)から給水される前記水を加熱し、湯にする加熱手段(1)と、
    前記湯の温度(t1)を計測する湯温計測手段(12)と、
    前記加熱手段(1)の下流側に配置され、給湯時間(Tc)を計量するための流量計(3)と、
    前記流量計(3)の下流側で分流される一部の湯を浴槽(6)内に湯張りする水栓(5)と、
    前記給水源(A)と、前記加熱手段(1)と、前記流量計(3)と、前記水栓(5)とを、前記湯が流通可能に接続する給湯配管(4)と、
    前記浴槽(6)内に湯張りされる希望温度(t0)と、前記浴槽(6)内に湯張りされる希望湯量(Q3)とを設定する設定手段(93)と、
    前記浴槽(6)内への湯張りが完了した旨を報知する報知手段(94、95)と、
    前記水温計測手段(11)と、前記湯温計測手段(12)と、前記設定手段(93)と、前記流量計(3)と、前記報知手段(94、95)と電気的に接続するとともに、前記浴槽(6)への湯張り完了を判定する制御手段(2)とを有する落とし込み式給湯機であって、
    前記制御手段(2)は、給湯時間が次式
    (数4)Tc≧T
    (数5)T=((t0−t2)Q3/(t1−t2))/K
    (但し、t0は希望温度、t1は給湯温度、t2は水温、Q3は希望湯量、Kは基準流量)
    を満たした場合に前記報知手段(94、95)にて前記浴槽(6)内への湯張りが完了した旨を報知することを特徴とする落とし込み式給湯機。
  11. 前記制御手段(2)は、前記浴槽(6)内への湯張り完了を判定する判定時間(T)を演算する第二の演算手段(ステップS112)と、
    第二の補正値(C2)を格納する格納手段(22a)とを備え、
    前記第二の演算手段(ステップS112)は、前記判定時間(T)を次式
    (数6)T=(((t0−t2)Q3/(t1−t2))/K)−C2
    (但し、t0は希望温度、t1は給湯温度、t2は水温、Q3は希望湯量、Kは基準流量、C2は第二の補正値)
    にて求めることを特徴とする請求項10に記載の落とし込み式給湯機。
  12. 給水源(A)から給水される水の温度(t2)を計測する水温計測手段(11)と、
    前記給水源(A)から給水される前記水を加熱し、湯にする加熱手段(1)と、
    前記湯の温度(t1)を計測する湯温計測手段(12)と、
    前記加熱手段(1)の下流側に配置され給湯時間(Tc)を計量するための流量計(3)と、
    前記流量計(3)の下流側で分流される一部の湯を浴槽(6)内に湯張りする水栓(5)と、
    前記給水源(A)と、前記加熱手段(1)と、前記流量計(3)と、前記水栓(5)とを、前記湯が流通可能に接続する給湯配管(4)と、
    前記浴槽(6)内に湯張りされる希望温度(t0)と、前記浴槽(6)内に湯張りされる希望湯量(Q3)とを設定する設定手段(93)と、
    前記浴槽(6)内への湯張りが完了した旨を報知する報知手段(94、95)と、
    前記水温計測手段(11)と、前記湯温計測手段(12)と、前記設定手段(93)と、前記流量計(3)と、前記報知手段(94、95)と電気的に接続するとともに、前記浴槽(6)への湯張り完了を判定する制御手段(2)とを有する落とし込み式給湯機であって、
    前記水栓(5)は、前記浴槽(6)内に湯張りされる量が希望湯量(Q3)に達すると、自動的に止水する定量止水栓(5)であり、
    前記制御手段(2)は、給湯時間が次式
    (数4)Tc≧T
    (数5)T=((t0−t2)Q3/(t1−t2))/K
    を満たし、かつ、前記流量計(3)の計量流量がゼロとなった場合に前記報知手段(94、95)にて前記浴槽(6)内への湯張りが完了した旨を報知することを特徴とする落とし込み式給湯機。
  13. 前記制御手段(2)は、前記浴槽(6)内への湯張り完了を判定する判定時間(T)を演算する第二の演算手段(ステップS112)と、
    第二の補正値(C2)を格納する格納手段(22a)とを備え、
    前記第二の演算手段(ステップS112)は、前記判定時間(T)を次式
    (数4)T=(((t0−t2)Q3/(t1−t2))/K)−C2
    にて求めることを特徴とする請求項12に記載の落とし込み式給湯機。
  14. 前記水栓(5)は、前記浴槽(6)内に湯張りされる時間が所定時間に達すると、自動的に止水する定時間止水栓であることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項8、請求項9、請求項12、請求項13に記載の落とし込み式給湯機。
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