JP2005180748A - 冷凍空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
インバータを用いた冷凍空調装置において、負荷に応じた圧縮機駆動とインバータの損失のない圧縮機駆動とを切替えて省エネルギー化を図ること。
【解決手段】
冷凍空調装置は、電動機によって駆動される圧縮機3と、電動機3を駆動するインバータ14と、制御装置45と、切替え手段16とを備える。切替え手段16は、商用電源15の電源周波数による電動機の駆動とインバータ14の可変周波数による電動機の駆動とに切替える。電動機はその回転子に複数の永久磁石を有する同期電動機が使用される。制御装置45は、インバータ14の出力波形を商用電源15の波形に同期させるように制御し、その同期状態で商用電源15の電源周波数による電動機の駆動とインバータ14の可変周波数による電動機の駆動とを切替えるように制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空気調和機および冷凍装置などの冷凍空調装置に係わり、特にインバータで制御される圧縮機を備えた冷凍空調装置に好適なものである。
近年、地球温暖化防止、ランニングコスト低減等の観点から、ビル、店舗等において消費電力の大部分を占めている冷凍空調装置の省エネルギー化が進められている。
従来の圧縮機駆動装置としては、特開平5−211796号公報(特許文献1)に開示されたものがある。この圧縮機は、交流電源をコンバータに供給することにより直流電圧を得、この直流電圧をインバータに供給することにより交流電圧を得て、さらにこの交流電圧をブラシレスDCモータの電機子巻線に供給するようにしたものである。そして、この圧縮機では、誘起電圧検出部によりブラシレスDCモータの誘起電圧を検出して間接的に磁極位置を検出し、運転周波数指令値および誘起電圧検出部からの検出信号を入力としてインバータ制御部によりインバータに電流制御あるいは電圧制御、速度制御等を行なうためのインバータ制御信号を供給するようにしている。なお、当該ブラシレスDCモータは回転子鉄心に複数の永久磁石を設けて構成されている。
また、従来の空気調和装置としては、特開2001−3864号公報(特許文献2)に開示されたものがある。この空気調和装置は、圧縮機と凝縮器と絞り装置と蒸発器とを冷媒配管で接続した冷凍サイクルを備えた空気調和装置であって、前記圧縮機を駆動する始動時に誘導電動機として始動すると共に同期回転数近くで同期引込みを行って同期運転を行なう永久磁石組込誘導電動機と、この永久磁石組込誘導電動機に電力を供給する3相交流電源と前記永久磁石組込誘導電動機間を接続する3相回路の各相に双方向性を有するスイッチング素子と、商用電源周波数の1/(6n+1)(nは正の整数)で間欠的に前記スイッチング素子を導通させる制御手段とを備えるようにしたものである。
特開平5−211796号公報
特開2001−3864号公報
上述した特許文献1では、ブラシレスDCモータを用いることにより高効率で圧縮機を運転できるが、交流電源からインバータ装置を介してブラシレスDCモータに電力を供給してブラシレスDCモータの同期運転を行なっているため、インバータ装置の駆動による損失が発生するという課題があった。また、インバータ装置が故障した場合にブラシレスDCモータの運転を継続することができないという課題があった。
また、上述した特許文献2では、同期運転を行なう永久磁石組込誘導電動機を用いることにより高効率で圧縮機を運転できるが、交流電源から双方向性スイッチング素子を介して永久磁石組込誘導電動機に電力を供給して永久磁石組込誘導電動機の同期運転を行なっているため、双方向性スイッチング素子の駆動による損失が発生するという課題があった。また、双方向性スイッチング素子が故障した場合に永久磁石組込誘導電動機の運転を継続することができないという課題があった。
さらには、複数の圧縮機を用いた冷凍空調装置に特許文献1および2の技術を適用しようとすると、複数の圧縮機の同期電動機のそれぞれにインバータが必要となるため、インバータ費用が高価になってしまうと共に、インバータを収納する電気箱の容積が大きくなり、大きな収納スペースを確保しなければならない、などの課題があった。
本発明の目的は、負荷に応じた圧縮機駆動とインバータの損失のない圧縮機駆動とを切替えて適切な運転能力を確保しつつ省エネルギー化を図ることができる冷凍空調装置を得ることにある。
なお、本発明のその他の目的と有利点は以下の記述から明らかにされる。
前記目的を達成するために、本発明においては、固定子および回転子を有する電動機によって駆動される圧縮機と、前記電動機を駆動するインバータと、前記インバータを制御する制御装置と、商用電源の電源周波数による前記電動機の駆動と前記インバータの可変周波数による前記電動機の駆動とに切替える切替え手段と、を備え、前記電動機はその回転子に複数の永久磁石を有する同期電動機を使用し、前記制御装置は、前記インバータの出力波形を商用電源の波形に同期させるように制御し、その同期状態で前記商用電源の電源周波数による前記電動機の駆動と前記インバータの可変周波数による前記電動機の駆動とを切替えるように制御する構成にしたことにある。
前記本発明において、より好ましくは次の構成としたことにある。
(1)前記商用電源の出力波形を測定する波形測定手段を備え、前記制御装置は前記波形測定手段の測定波形に基づいて前記インバータの出力波形を商用電源の波形に同期させるように制御すること。
(2)前記電動機は回転子の鉄心にかご型導体と複数の永久磁石とを有する自己始動式同期電動機を使用すること。
(3)前記圧縮機は複数台で構成され、前記インバータは前記圧縮機の台数より少ない台数で構成され、前記切替え手段は、前記インバータを共用してその可変周波数によって複数台の前記圧縮機の電動機の駆動を切替えると共に、前記インバータの可変周波数による複数台の前記圧縮機の電動機の駆動と商用電源の電源周波数による前記電動機の駆動とを切替える構成としたこと。
(4)前記電動機に流れる電流を検出する電流検出手段を備え、前記制御装置は前記電流検出手段の検出値に基づいて前記商用電源の電源周波数による前記電動機の駆動から前記インバータの可変周波数による前記電動機の駆動に切替えるように前記切替え手段を制御する機能を有すること。
(5)前記電動機はその回転子に2極に着磁された永久磁石を有していること。
本発明の冷凍空調装置によれば、インバータの出力波形を商用電源の波形に同期させた状態で商用電源の電源周波数による電動機の駆動とインバータの可変周波数による電動機の駆動とを切替えるようにしているので、負荷に応じた圧縮機駆動とインバータの損失のない圧縮機駆動とを切替えて適切な運転能力を確保しつつ省エネルギー化を図ることができる。
以下、本発明の複数の実施例について図を用いて説明する。各実施例の図における同一符号は同一物または相当物を示す。なお、複数の実施例を必要に応じて適宜に組み合わせることにより、より効果的なものとすることができる。
本発明の第1実施例の空気調和機を図1から図3を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実施例である空気調和機の構成を示す図、図2は図1の空気調和機に用いられる圧縮機の縦断面図、図3は図2の圧縮機に用いられる電動機の回転子の断面図である。
図1に示すように、本実施例の空気調和機は、圧縮機3、四方弁4、室外熱交換器5、室外膨張装置6、室内膨張装置7、室内熱交換器8、アキュムレータ9を冷媒配管10にて順次連結して構成されている。また、室外機1は圧縮機3を駆動するための駆動回路13を内蔵している。圧縮機3およびアキュムレータ9は、本実施例では室外機1に内蔵されているが、室内機2に内蔵されるようにしてもよい。室外機1と室内機2とは冷媒配管10を介して接続されている。
圧縮機駆動回路13は、インバータ14、波形計測器17およびスイッチ回路16を備えて構成され、商用電源15と圧縮機3の電動機60(図2参照)との間に接続されている。インバータ14は電動機60を可変回転数で駆動するためのものである。波形計測器17は商用電源15の波形を計測するためのものである。切替え手段を構成するスイッチ回路16は、商用電源15の電源周波数による電動機60の駆動と、インバータ14の可変周波数による電動機60の駆動とに切替えるためのものである。
制御装置45は、インバータ14の出力波形を商用電源15の波形に同期させるように制御する機能と、その同期状態で商用電源15の電源周波数による電動機60の駆動とインバータ14の可変周波数による電動機60の駆動とを切替えるようにスイッチ回路16を制御する機能とを有する。
係る空気調和機の暖房運転時においては、四方弁4を図1の破線のように切替え、破線の矢印の方向に冷媒を流して暖房サイクルを構成する。即ち、暖房運転時には、圧縮機3で圧縮された冷媒は、室内熱交換器8において凝縮して室内空気に放熱した後、室外膨張装置6で膨張し、室外熱交換器5で蒸発して室外空気から吸熱し、その後にアキュムレータ9を通して圧縮機3に戻り、以下これを繰り返す。
また、冷房運転時においては、四方弁4を図1の実線のように切替え、図1の実線の矢印の方向に冷媒を流して冷房サイクルを構成する。即ち、冷房運転時には、圧縮機3で圧縮された冷媒は、室外熱交換器5において凝縮して室外空気に放熱した後、室内膨張装置7で膨張し、室内熱交換器8で蒸発して室内空気から吸熱し、その後にアキュムレータ9を通して圧縮機9に戻り、以下これを繰り返す。
各運転時において、室内空気は、室内送風装置12により室内熱交換器8に通風されて室内熱交換器8と熱交換して、暖房運転時には加熱され、冷房運転時には冷却される。室外空気は、室外送風装置11により室外熱交換器5に通風されて室外熱交換器5と熱交換して、暖房運転時には冷却され、冷房運転時には加熱される。
図2に示すように、圧縮機3は、圧縮機構部50および電動機60を圧力容器44内に上下に収納して構成されている。圧縮機構部50と電動機60とはクランクシャフト24を介して連結されている。
圧縮機構部50は、固定スクロール18の端板19に直立する渦巻状ラップ20と、旋回スクロール21の端板22に直立する渦巻状ラップ23とを噛み合わせて形成されている。この圧縮機構部50は、旋回スクロール21をクランクシャフト24によって旋回運動させることで圧縮動作を行なう。固定スクロール18および旋回スクロール21によって形成される圧縮室25のうち、最も外径側に位置している圧縮室は旋回運動に伴って両スクロール18、21の中心に向かって移動し、容積が次第に縮小する。圧縮室25が両スクロール18、21の中心近傍に達すると、圧縮室25内の圧縮された冷媒ガスは圧縮室25と連通した吐出口26から吐出される。吐出された冷媒ガスは、固定スクロール18およびフレーム27に設けられたガス通路を通ってフレーム27下部の圧力容器44内に至り圧力容器44の側壁に設けられた吐出パイプ28から圧縮機外に吐出される。
また、圧力容器44内には電動機60が内封されており、電動機60で旋回スクロール21が駆動されて圧縮動作を行なう。電動機60の下方には、油溜め部29が設けられている。その中の潤滑油は、回転運動によって生じる圧力差によってクランクシャフト24内に設けられた油孔30を通り、旋回スクロール21とクランクシャフト24との摺動部や、すべり軸受け等の潤滑を行なう。電動機60は固定子31と回転子32からなる埋込磁石形同期電動機であり、固定子31は回転子鉄心31aとそれに巻き回された電機子巻線31bとを有する。回転子32は、図3に示すように、回転子鉄心32aの内部に板状の永久磁石32bを埋設しており、永久磁石32bは4極に着磁されている。
係る空気調和機の動作について説明する。制御装置45は、起動時にスイッチ回路16をインバータ14側に切替え、インバータ14から供給する電源を用いて圧縮機3を起動させる。その後、インバータ14の周波数を上昇させ、これに伴って圧縮機回転数を増加させる。また、波形計測器17にて商用電源15の波形を測定する。制御装置45は、この波形計測器17の測定波形に基づいて、インバータ14の出力周波数が商用電源15の周波数に一致する際に、インバータ14の出力波形を商用電源15の波形と同期させる。
インバータ14の出力波形と商用電源15の波形とが同期した状態でスイッチ回路16にて圧縮機3に供給する電源をインバータ14から商用電源15に切替える。これにより、インバータ14から商用電源15に確実に切替えることができ、商用電源15にて圧縮機3を確実に駆動することができる。この圧縮機3の電動機60は4極であるので、このときの圧縮機回転数は、商用電源15が50Hzの場合は1500r/min、商用電源15が60Hzの場合は1800r/minである。このとき、供給電源にはインバータ14を介していないため、インバータ14の損失が無く、高効率の空気調和機とすることができ、省エネルギー化を図ることができる。したがって、最も使用頻度が高い圧縮機回転数が商用電源50Hzの場合は1500r/min、商用電源60Hzの場合は1800r/minとなるように圧縮機を製作しておくことが、高効率化には望ましい。
また、負荷が変化し、圧縮機3の回転数を変更する必要が生じた場合には、インバータ14からの供給電源の波形と商用電源15の波形とを同期させた状態で、スイッチ回路16にて圧縮機3に供給する電源を商用電源15からインバータ14に切替える。これによって、商用電源15からインバータ14に確実に切替えることができると共に、負荷状態に合わせた圧縮機回転数を得ることができる。すなわち、負荷が大きい場合には圧縮機回転数を増加させ、必要な冷暖房能力を確保することができ、負荷が小さい場合にはそれに合わせて圧縮機回転数を下げることにより、不必要に大きな電力を消費することを防ぐことができ、この点からも省エネルギー化を図ることができる。
次に、本発明の第2実施例について図4を用いて説明する。図4は本発明の第2実施例の冷凍空調装置に用いる電動機の回転子の断面図である。この第2実施例は、次に述べる通り第1実施例と相違するものであり、その他の点については第1実施例と基本的には同一である。
この第2実施例では、電動機60は自己始動式同期電動機であり、回転子鉄心32aに板状の永久磁石37が埋設され、この永久磁石37は2極に着磁されている。さらに、回転子鉄心32aの外周近傍には導体が埋設されて、かご型導体(巻線)32cを形成している。
この第2実施例おいて、起動時に商用電源15を投入すると、同期回転数以下の回転数では誘導電動機として作用するため、回転子の回転数が徐々に増加していき、同期回転数近くになると同期電動機として作用して、同期回転数での一定速運転を行なう。この電動機60は2極であるので、回転数は商用電源15が50Hzの場合は3000r/min、商用電源15が60Hzの場合は3600r/minである。したがって、最も使用頻度が高い圧縮機回転数が商用電源50Hzの場合は3000r/min、商用電源60Hzの場合は3600r/minとなるように圧縮機を製作しておくことが、高効率化には望ましい。
また、負荷が変化し、圧縮機3の回転数を変更する必要が生じた場合には、インバータ14からの出力波形と商用電源15の波形とを同期させた状態で、スイッチ回路16にて圧縮機3に供給する電源を商用電源15からインバータ14に切替えることで負荷状態に合わせた圧縮機回転数を得ることができる。すなわち、負荷が大きい場合には圧縮機回転数を増加させ、必要な冷暖房能力を確保することができ、負荷が小さい場合にはそれに合わせて圧縮機回転数を下げることにより、不必要に大きな電力を消費することを防ぐことができる。
また、この第2実施例の電動機60は商用電源15での自己始動ができるため、万一、インバータ14が故障した場合も、スイッチ回路16を商用電源側に切替えることで同期回転数での応急運転することができる。
電動機60の極数を最小の2極としているので、電動機60の同期回転数が早くなるため、圧縮機3の冷媒吐出量が大きくなる。したがって、圧縮機3の圧縮室の容積を小さくすることができ、圧縮機3およびそれを搭載する室外機1の大きさを小型化できる。
次に、本発明の第3実施例について図5を用いて説明する。図5は本発明の第3実施例の冷凍空調装置の構成図である。この第3実施例は、次に述べる通り第1実施例と相違するものであり、その他の点については第1実施例と基本的には同一である。
この第3実施例では、一台の室外機1に対し、複数の室内機2a、2bが接続されている。また、室外機1内に内蔵された圧縮機駆動回路13は、永久磁石同期電動機を用いた複数の圧縮機3a、3bと、これら圧縮機3a、3bと同じ数のスイッチ回路16a、16bと、一台のインバータ14と、商用電源15の波形を測定できる1台の波形計測器17とを備えて構成されている。室内機2aには室内熱交換器8a、室内膨張装置7aおよび室内送風装置12aが備えられ、室内機2bには室内熱交換器8b、室内膨張装置7bおよび室内送風装置12bが備えられている。
また、冷凍サイクルの吐出側と吸込側との間を接続する電磁開閉弁41が設けられている。圧縮機3a、3bの吐出側には、油分離器40が設けられている。この油分離器40の吐出側には吐出圧力検出装置42が設けられている。
係る第3実施例では、それぞれの室内機2a、2bの使用状態によって負荷状態が大きく変化する。そこで、負荷が小さい場合には、例えば圧縮機3aのみを駆動してインバータ14を用いた容量制御運転を行なう。係る圧縮機3aのみ運転時に室内機2a、2bの負荷が大きくなり、圧縮機3aのみでは能力を確保できなくなった場合、圧縮機3aは商用電源15を直接用いた運転にし、圧縮機3bでインバータ14を用いた容量制御運転を行なう。さらに、定格運転時には圧縮機3a、3bともに商用電源15を直接用いた運転とする。したがって、マルチエアコンのように複数の圧縮機3a、3bを持つ場合でも、1台のインバータ14にて複数の永久磁石同期電動機を用いた圧縮機3a、3bを駆動することができ、かつ、定格運転時にはインバータ14の損失が発生しないため、高効率で低コストの空気調和機を得ることができる。
なお、この第3実施例においては室内機2a、2bおよび圧縮機3a、3bが2台の場合について説明しているが、これらは複数であれば2台でなくてもよいし、またそれぞれ異なった形式の室内機や圧縮機であってもよい。また、全ての圧縮機が永久磁石同期電動機でなく、圧縮機のうちの一部または全てを自己始動式同期電動機として、万一インバータ14が故障した場合にも応急運転ができるような構成としてもよい。
次に、本発明の第4実施例について図6を用いて説明する。図6は本発明の第4実施例の冷凍空調装置の構成図である。この第4実施例は、次に述べる通り第1実施例と相違するものであり、その他の点については第1実施例と基本的には同一である。
この第4実施例では、圧縮機3に供給する電流を測定する電流検出器43を備えている。商用電源15で駆動する同期電動機の場合、回転数を負荷によって調整することができないため、商用電源15による同期運転中に圧縮機3が過負荷運転状態になると、トルク不足となって脱調を起こす恐れがある。この第4実施例では、商用電源15で圧縮機3を駆動中に電流検出器43にて電動機60に流れる電流を常時監視しておき、電流検出器43の検出値がある設定値を超えた場合、インバータ14による駆動に切替え、圧縮機の駆動回転数を低下させることで脱調を防止することができる。
なお、以上の実施例においては空気調和機の場合について説明を行ったが、同様の冷凍サイクルを用いた冷凍装置に対しても本発明を適用することができる。また、冷凍サイクルは図で説明したものだけでなく、圧縮機を用いたものであればどのような構成になっていてもよい。また、圧縮機はスクロール圧縮機について説明しているがロータリー圧縮機やレシプロ圧縮機など他の形態の圧縮機でもよい。また電動機の回転子は埋込磁石型のもので説明しているが、表面磁石型のものでもよく、また永久磁石の形状も板状に限らない。
本発明第1の実施例である空気調和機の構成を示す図である。 図1の空気調和機に用いられる圧縮機の縦断面図である。 図2の圧縮機に用いられる電動機の回転子の断面図である。 本発明の第2実施例の冷凍空調装置に用いる電動機の回転子の断面図である。 本発明の第3実施例の冷凍空調装置の構成図である。 本発明の第4実施例の冷凍空調装置の構成図である。
符号の説明
1…室外機、2、2a、2b…室内機、3、3a、3b…圧縮機、4…四方弁、5…室外熱交換器、6…室外膨張装置、7、7a、7b…室内膨張装置、8、8a、8b…室内熱交換器、9…アキュムレータ、10…冷媒配管、11…室外送風装置、12、12a、12b…室内送風装置、13…圧縮機駆動回路、14…インバータ、15…商用電源、16、16a、16b…スイッチ回路、17…波形計測器、18…固定スクロール、19…固定スクロールの端板、20…固定スクロールの渦巻状ラップ、21…旋回スクロール、22…旋回スクロールの端板、23…旋回スクロールの渦巻状ラップ、24…クランクシャフト、25、25a、25b…圧縮室25、26…吐出口、27…フレーム、28…吐出パイプ、29…油溜め部、30…油孔、31…固定子、31a…固定子鉄心、31b…固定子巻線、32…回転子、32a…回転子鉄心、32b…永久磁石、32c…かご型導体(巻線)、39…受液器、40…油分離器、41…電磁開閉弁、42…吐出圧力検出装置、43…電流検出器(電流検出手段)、44…圧力容器、45…制御装置。

Claims (6)

  1. 固定子および回転子を有する電動機によって駆動される圧縮機と、
    前記電動機を駆動するインバータと、
    商用電源の電源周波数による前記電動機の駆動と前記インバータの可変周波数による前記電動機の駆動とに切替える切替え手段と、
    前記インバータを制御する制御装置と、を備え、
    前記電動機はその回転子に複数の永久磁石を有する同期電動機を使用し、
    前記制御装置は、前記インバータの出力波形を商用電源の波形に同期させるように制御し、その同期状態で前記商用電源の電源周波数による前記電動機の駆動と前記インバータの可変周波数による前記電動機の駆動とを切替えるように制御する
    ことを特徴とする冷凍空調装置。
  2. 請求項1に記載の冷凍空調装置において、前記商用電源の出力波形を測定する波形測定手段を備え、前記制御装置は前記波形測定手段の測定波形に基づいて前記インバータの出力波形を商用電源の波形に同期させるように制御することを特徴とする空気調和機または冷凍装置。
  3. 請求項1または2に記載の冷凍空調装置において、前記電動機は回転子の鉄心にかご型導体と複数の永久磁石とを有する自己始動式同期電動機を使用することを特徴とする冷凍空調装置。
  4. 請求項1から3の何れかに記載の冷凍空調装置において、前記圧縮機は複数台で構成され、前記インバータは前記圧縮機の台数より少ない台数で構成され、前記切替え手段は、前記インバータを共用してその可変周波数によって複数台の前記圧縮機の電動機の駆動を切替えると共に、前記インバータの可変周波数による複数台の前記圧縮機の電動機の駆動と商用電源の電源周波数による前記電動機の駆動とを切替える構成としたことを特徴とする冷凍空調装置。
  5. 請求項1から4の何れかに記載の冷凍空調装置において、前記電動機に流れる電流を検出する電流検出手段を備え、前記制御装置は前記電流検出手段の検出値に基づいて前記商用電源の電源周波数による前記電動機の駆動から前記インバータの可変周波数による前記電動機の駆動に切替えるように前記切替え手段を制御する機能を有することを特徴とする冷凍空調装置。
  6. 請求項1から5の何れかに記載の冷凍空調装置において、前記電動機はその回転子に2極に着磁された永久磁石を有していることを特徴とする冷凍空調装置。
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