JP2005179929A - 建設機械の作動油冷却系統故障診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作動油オーバーヒートが発生した場合に、その原因をサービスマン等の経験、技量に拠らずに誰でも容易に特定することができる建設機械の作動油冷却系統故障診断装置を提供する。
【解決手段】油圧ショベル1の作動油冷却系統の動作状態に係わる状態量を検出する各センサT1,T2,T3,T4,P1,P2,P3と、これら各センサで検出した状態量を状態量データとして記録し、この記録した状態量データとその状態量データに対応する所定の基準値範囲R0〜R6とを比較し、状態量データが所定の基準値範囲R0〜R6外である場合には異常と判定すると共に、異常と判定した場合にその異常に係わる部位を特定するデータ記録装置50と、このデータ記録装置50で特定した部位を表示するディスプレイ18とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、建設機械の作動油冷却系統故障診断装置に係り、更に詳しくは、作動油オーバーヒートが発生した場合に、その原因をサービスマン等の経験、技量に拠らずに誰でも容易に特定することができる作動油冷却系統故障診断装置に関する。
建設機械、例えば油圧ショベル等の建設機械の故障を診断する故障診断装置としては、異常が検出された際に、その異常が検出されるまでの一定期間の異常に係わる状態量を記憶手段に記憶・蓄積すると共に、ディスプレイに表示させる建設機械の故障診断装置(油圧作業機のモニタ装置)が既に知られている(例えば、特許文献1参照。)。この従来技術では、上記異常が検出されるまでの一定期間の状態量を用いて異常診断を有益に行うことができ、異常原因の特定及びその修理を迅速に行うことを可能としている。
特開平7−119183号公報
上記特許文献1には特に明確には記載されていないが、上記従来技術のような手法により、例えば作動油がオーバーヒートした場合における故障診断を行う場合、例えば作動油タンクに設けた作動油温度検出手段で作動油温度を検出し、この作動油温度が基準値を上回った場合に異常を検出して、その異常検出までの一定期間の蓄積された作動油温度データを用いて診断を行うことが考えられる。
ここで、一般に作動油オーバーヒートの原因として考えられるものは、例えば目詰まり・クラック等によるオイルクーラ自体の不良、オイルクーラを冷却するオイルクーラファン駆動用のモータの異常、又はこのオイルクーラファン駆動用のモータに圧油を吐出するファンポンプの異常等、多種多様である。しかしながら、上記従来手法では、作動油オーバーヒートが発生した際に蓄積されるデータ項目が作動油温度のみであるため、異常の発生に至るまでの作動油温度の経過から原因を特定しなければならず、サービスマン等の経験、技量等に拠るところが大きかった。したがって、異常原因特定の容易性の点で更なる改善の余地があった。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、作動油オーバーヒートが発生した場合に、その原因をサービスマン等の経験、技量に拠らずに誰でも容易に特定することができる建設機械の作動油冷却系統故障診断装置を提供することを目的とする。
(1)上述した課題を解決するために、第1の発明は、建設機械の作動油冷却系統の動作状態に係わる状態量を検出する検出手段と、この検出手段で検出した状態量を状態量データとして記憶する第1の記憶手段と、前記状態量データに対応する所定の基準値範囲を記憶する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶した状態量データと前記第2の記憶手段に記憶した所定の基準値範囲とを比較し、前記状態量データが所定の基準値範囲外である場合には異常と判定する異常判定手段と、前記異常判定と関連付けされた部位を記憶する第3の記憶手段と、前記異常判定手段からの異常判定に基づいて、その異常に係わる部位を特定する部位特定手段と、この部位特定手段で特定した部位を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする建設機械の作動油冷却系統故障診断装置にある。
一般に、作動油オーバーヒートの原因として考えられるものは、例えば目詰まり・クラック等によるオイルクーラ自体の不良、オイルクーラを冷却するオイルクーラファン駆動用のモータの異常、又はこのオイルクーラファン駆動用のモータに圧油を吐出するファンポンプの異常等、多種多様である。このとき、前述した従来技術のような手法によって作動油オーバーヒートの故障診断を行う場合、例えば作動油タンクに設けた作動油温度検出手段で作動油温度を検出し、この作動油温度が基準値を上回った場合に異常を検出して、その異常検出までの一定期間の蓄積された作動油温度データを用いて診断を行うことが考えられる。しかしながら、上記従来手法では、作動油オーバーヒートが発生した際に蓄積されるデータ項目が作動油温度のみであるため、異常の発生に至るまでの作動油温度の経過から原因を特定しなければならず、サービスマン等の経験、技量等に拠るところが大きかった。したがって、異常原因特定の容易性の点で更なる改善の余地があった。
これに対し、本発明においては、例えば作動油オーバーヒートが発生した場合には、検出手段で建設機械の作動油冷却系統の動作状態に係わる状態量を検出し、第1の記憶手段で状態量データとして記憶する。この第1の記憶手段で記憶した状態量データと、第2の記憶手段に記憶された状態量データに対応する所定の基準値範囲とを比較し、所定の基準値範囲外である場合には異常判定手段により異常と判定する。この異常判定に基づいて、第3の記憶手段に記憶された異常判定と関連付けされた部位を用いて部位特定手段でその異常に係わる部位を特定し、この特定した部位を表示手段で表示する。これにより、作動油オーバーヒートが発生した場合に、その原因をサービスマン等の経験、技量に拠らずに誰でも容易に特定することができる。
(2)上述した課題を解決するために、第2の発明は、作動油オーバーヒートの警報を発報する警報手段を更に備え、この警報手段が作動油オーバーヒートの警報を発報した場合に、前記第1の記憶手段は状態量を記憶することを特徴とする請求項1記載の建設機械の作動油冷却系統故障診断装置にある。
(3)上述した課題を解決するために、第3の発明は、前記警報手段は、作動油温度が所定の基準値より大きい場合に、作動油オーバーヒートの警報を発報することを特徴とする請求項2記載の建設機械の作動油冷却系統故障診断装置にある。
(4)上述した課題を解決するために、第4の発明は、前記第1の記憶手段は、作動油タンク温度、オイルクーラ前面空気温度、オイルクーラ出口温度、オイルクーラ入口圧力、ファン駆動モータ入口圧力、ファン駆動モータドレン圧力、及びファン駆動モータドレン温度を含む状態量を状態量データとして記憶することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の建設機械の作動油冷却系統故障診断装置にある。
(5)上述した課題を解決するために、第5の発明は、前記表示手段は、建設機械の運転室内に設けた車載モニタであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の建設機械の作動油冷却系統故障診断装置にある。
以上詳述した通り、本発明によれば、作動油オーバーヒートが発生した場合に、その原因をサービスマン等の経験、技量に拠らずに誰でも容易に特定することができる。
以下、本発明の建設機械の作動油冷却系統故障診断装置の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の建設機械の作動油冷却系統故障診断装置の一実施の形態を備えた建設機械(この例では油圧ショベル)の全体構造を表す側面図である。
この図1において、1は油圧ショベルである。また、2は走行体、3はこの走行体2上に旋回可能に設けた旋回体、4はこの旋回体3の前部左側に設けた運転室、5は旋回体3の前部中央に俯仰動可能に設けたフロント作業機である。また、6は旋回体3に回動可能に設けたブーム、7はこのブーム6の先端に回動可能に設けたアーム、8はこのアーム7の先端に回動可能に設けたバケットであり、フロント作業機5はこれらブーム6、アーム7及びバケット8で構成されている。また、9は運転室4内に設置されたコントローラネットワークであり、油圧ショベル1の部位ごとの動作状態に係わる状態量を収集するためのものである。
なお、図1においては、油圧ショベル1は、機体重量数百トンクラスで例えば海外の鉱山等において用いられることの多い超大型ショベル(バックホウタイプ)を例にとって図示しているが、本発明の適用対象としてはこれに限られるものではない。すなわち、日本国内において各種建設工事現場等において最も活躍する機体重量数十トンクラスのいわゆる大型ショベル、中型ショベルや、小規模工事現場で活躍するそれよりさらに小型のいわゆるミニショベル等に適用してもよい。
図2はコントローラネットワーク9の構成のうち作動油冷却系統の故障診断に係わる要部を抽出して示す部分概略構成図である。
この図2において、10は噴射量制御装置12の制御を行うことによりエンジン11(後述の図3参照)への燃料噴射量を制御するエンジン制御装置、13はエンジン11の動作状態に係わる状態量のモニタリングを行うエンジンモニタ装置であり、これらエンジン制御装置10とエンジンモニタ装置13とはシリアル通信14により接続されている。また、エンジンモニタ装置13には、エンジン11の動作状態に係わる状態量を検出する各種センサからの検出信号が入力されるようになっている(但しこの図2では図示せず)。
15は例えば走行体2を操作する電気レバー、16は例えばフロント作業機5を操作するための電気レバー、17はこれら電気レバー15,16の操作量に応じて油圧制御を行う(詳細は後述)と共にそれら電気レバー15,16の操作状態に係わる状態量を検出する電気レバー制御装置である。また、18は運転室4内に設けられ、油圧ショベル1の各種稼働情報や警報情報等をオペレータに対して表示するディスプレイ(表示手段;車載モニタ)であり、19はこのディスプレイ18の表示に係わる制御を行う表示制御装置である。また、20はこの表示制御装置19に接続され、オペレータの操作入力により各種のデータ設定やディスプレイ18の画面の切り替え等が行われるキーパッドである。
23は油圧ショベル1の作動油冷却系統の動作状態に係わる状態量のモニタリングを行うと共に、所定の条件が満たされた場合に作動油オーバーヒート等の警報を発報する(詳細は後述)油圧モニタ装置(警報手段)である。この油圧モニタ装置23には作動油冷却系統の動作状態に係わる状態量を検出する各種センサ(検出手段)からの検出信号が入力されるようになっている。
図3は油圧ショベル1の作動油冷却系統の全体概略構成を表すと共に上記各種センサの設置箇所を示す概念構成図である。
この図3において、11は油圧ショベル1の旋回体3に搭載された前述のエンジンであり、25はこのエンジン11のクランクシャフト(図示せず)の回転駆動力によりポンプトランスミッション26を介して駆動される可変容量型のメインポンプ、27はこのメインポンプ25から吐出される作動油により駆動されるアクチュエータ(例えばブームシリンダ、アームシリンダ等)、28はメインポンプ25の吐出配管29に接続され、メインポンプ25からアクチュエータ27への作動油の流量及び流れ方向を制御するコントロールバルブ、30は上記メインポンプ25と同様にエンジン11のクランクシャフト(図示せず)の回転駆動力によりポンプトランスミッション26を介して駆動され、コントロールバルブ28を切換駆動するためのパイロット元圧を生成する固定容量型のパイロットポンプ、31はこのパイロットポンプ30の吐出配管32に接続され、パイロットポンプ30で生成されたパイロット元圧を電気レバー制御装置17からの制御信号に応じて減圧しパイロット圧を生成するパイロット減圧弁、33はコントロールバルブ28と作動油タンク34とを接続する排油配管35に複数系統(本実施の形態では2系統)設けられ、作動油を冷却するオイルクーラ、36はこのオイルクーラ33を冷却する冷却風を生起する冷却ファン、37はこの冷却ファン36を駆動するファン駆動モータ、38はエンジン11のクランクシャフト(図示せず)の回転駆動力によりポンプトランスミッション26を介して駆動され、ファン駆動モータ37を駆動するための作動油を吐出配管39を介して供給する可変容量型のファン駆動ポンプ、40はファン駆動モータ37のドレン配管である。なお、この図3においては便宜上、アクチュエータ及びこれに対応したコントロールバルブやパイロット減圧弁を1つのみ図示しているが、実際には油圧ショベル1には多数のアクチュエータが搭載されており、それらに対応したコントロールバルブ及びパイロット減圧弁等の油圧機器が設けられている。
このような構成により、例えばオペレータがアクチュエータ27が伸長するように電気レバー16を操作すると、この電気レバー16からの操作信号に応じて電気レバー制御装置17が制御信号をパイロット減圧弁31に出力し、これによりパイロット減圧弁31は切換位置31Aに切り換わる。そして、パイロットポンプ30からのパイロット元圧はパイロット減圧弁31で電気レバー16の操作量に応じて減圧され、そのパイロット圧が導圧配管45を介してコントロールバルブ28に伝えられる。これにより、コントロールバルブ28はバネ28bの力に抗して切換位置28Aに切り換わり、メインポンプ25から吐出された作動油は吐出配管29から切換位置28A及び作動油配管46を介してアクチュエータ27のボトム側27Aに流入する。その結果、アクチュエータ27は伸長する。このとき、アクチュエータ27のロッド側27Bの作動油は作動油配管48及びコントロールバルブ28の切換位置28Aを経て排油配管35に導かれ、オイルクーラ33で冷却された後に作動油タンク34に流入する。
一方、オペレータがアクチュエータ27が縮短するように電気レバー16を操作すると、この電気レバー16からの操作信号に応じて電気レバー制御装置17が制御信号をパイロット減圧弁31に出力し、これによりパイロット減圧弁31は切換位置31Bに切り換わる。そして、パイロットポンプ30からのパイロット元圧は減圧され、そのパイロット圧が導圧配管47を介してコントロールバルブ28に伝えられる。これにより、コントロールバルブ28はバネ28aの力に抗して切換位置28Bに切り換わり、メインポンプ25から吐出された作動油は吐出配管29から切換位置28B及び作動油配管48を介してアクチュエータ27のロッド側27Bに流入する。その結果、アクチュエータ27は縮短する。このとき、アクチュエータ27のボトム側27Aの作動油は作動油配管46及びコントロールバルブ28の切換位置28Bを経て排油配管35に導かれ、オイルクーラ33で冷却された後に作動油タンク34に流入する。
なお、電気レバー16が操作されない場合にはパイロット減圧弁31は中立位置31Cとなり、パイロットポンプ30で生成されたパイロット元圧はパイロット減圧弁31で遮断され、導圧配管45,47には導かれない。これにより、コントロールバルブ28は左右のバネ28a,28bの付勢力により中立位置28Cとなり、メインポンプ25から吐出された作動油はアクチュエータ27に導入されずにコントロールバルブ28をバイパスし、オイルクーラ33で冷却されて作動油タンク34に流入する。
また、T1は作動油タンク34内の作動油温度を検出する作動油温度センサ、T2はオイルクーラ33の冷却ファン36側(図3中左側)前面の空気温度(オイルクーラ前面空気温度)を検出するオイルクーラ前面温度センサ、T3は排油配管35におけるオイルクーラ33の下流側に設けられ、オイルクーラ33から流出する作動油の温度(オイルクーラ出口温度)を検出するオイルクーラ出口温度センサ、T4はファン駆動モータ37のドレン配管40に設けられ、ファン駆動モータ37のドレン温度(ファン駆動モータドレン温度)を検出するファンモータドレン温度センサ、P1は排油配管35に設けられ、オイルクーラ33に流入する作動油の圧力(オイルクーラ入口圧力)を検出するオイルクーラ入口圧センサ、P2は吐出配管39に設けられ、ファン駆動モータ37に流入する作動油の圧力(ファン駆動モータ入口圧力)を検出するファンモータ入口圧センサ、P3はファン駆動モータ37のドレン配管40に設けられ、ファン駆動モータ37のドレン圧(ファン駆動モータドレン圧力)を検出するファンモータドレン圧センサである。
図2に戻り、上記作動油温度センサT1で検出される作動油温度、オイルクーラ前面温度センサT2で検出されるオイルクーラ前面空気温度、オイルクーラ出口温度センサT3で検出されるオイルクーラ出口温度、ファンモータドレン温度センサT4で検出されるファン駆動モータドレン温度、オイルクーラ入口圧センサP1で検出されるオイルクーラ入口圧力、ファンモータ入口圧センサP2で検出されるファン駆動モータ入口圧力、及びファンモータドレン圧センサP3で検出されるファン駆動モータドレン圧力は、油圧モニタ装置23に入力される。また、上記表示制御装置19、電気レバー制御装置17、及び油圧モニタ装置23は、第2ネットワーク9Bを介して後述するデータ記録装置50に接続されている。
50は第1ネットワーク9A及び第2ネットワーク9Bにそれぞれ接続され、第2ネットワーク9Bからの状態量、すなわち作動油温度、オイルクーラ前面空気温度、オイルクーラ出口温度、ファン駆動モータドレン温度、オイルクーラ入口圧力、ファン駆動モータ入口圧力、及びファン駆動モータドレン圧力(以下、適宜、これらをまとめて作動油冷却系状態量と記載する)を状態量データとして取り込み記録するデータ記録装置(第1の記憶手段;第2の記憶手段;異常判定手段;第3の記憶手段;部位特定手段)である。なお、ここでは特に記載しないが、エンジンモニタ装置13に入力されるエンジン11の動作状態に係わる各種状態量(以下、エンジン系状態量と記載する)についても第1ネットワーク9Aを介して取り込み、記録可能になっている。さらに、このデータ記録装置50は第1ネットワーク9Aと第2ネットワーク9Bとの信号の橋渡しの役目も果たしている。
51はこのデータ記録装置50とシリアル通信52を介して接続可能な携帯端末、53はデータ記録装置50にシリアル通信54を介して接続された衛星通信端末、55はこの衛星通信端末53から図示しない通信衛星にデータを送信するためのアンテナ、56は例えば油圧ショベル1が稼働する現場付近に設けた現場事務所内に設置され、上記携帯端末51と接続可能なPC端末である。このとき、データ記録装置50とPC端末56とを直接接続することもできる。
上記データ記録装置50には第1ネットワーク9Aからのエンジン系状態量及び第2ネットワーク9Bからの作動油冷却系状態量が単位時間毎(例えば1秒毎)に入力されており、通常、データ記録装置50は例えばこれらの状態量の所定時間単位(例えば30分)毎の平均値(又は標準偏差等でもよい)を演算して一定期間(例えば1日)の範囲内における経時変化を表す稼働データ(すなわちトレンドデータ)を生成したり、エンジン累積稼働時間等の累積稼働データを生成して記録する。この一定期間の範囲内におけるトレンドデータ及び累積稼働データは、例えば日報として1日に1回携帯端末51を介して現場事務所のPC端末56にダウンロードされたり、衛星通信端末53及びアンテナ55を介した衛星通信により油圧ショベル1の管理側(例えば油圧ショベル1のメーカ(又は販売店、ディーラ等)、所有者等)に送信されるようになっている。
一方、データ記録装置50は、第2ネットワーク9Bから入力される作動油冷却系状態量を所定の時間範囲(例えば5分)内で単位時間毎(例えば1秒毎)にメモリ(図示せず)に取り込み記録しており、最新の状態量データとなるように常時更新を行っている。そして、油圧モニタ装置23から作動油オーバーヒートの警報信号(詳細は後述する)が入力された場合には、作動油冷却系状態量について上記所定の時間記録した状態量データを更新されないように保存すると共に、警報信号が入力された時点から所定の時間範囲(例えば1分)内の作動油冷却系状態量を記録し、上記保存した状態量データと合わせて(すなわち警報信号入力時の前5分、後1分、計6分の状態量データとなる)スナップショットデータとして保存するようになっている。
以上のような構成である油圧ショベル1において、本実施の形態の最も大きな特徴は、データ記録装置50が上記のようにして保存したスナップショットデータを、各状態量データ項目ごとにその状態量データに対応する所定の基準値範囲と比較することにより、作動油オーバーヒートの原因に係わる部位を特定し、ディスプレイ18に表示するようにしたことである。以下、この詳細について説明する。
図4は作動油オーバーヒートの警報が発報されてからその異常の原因である部位がディスプレイ18に表示されるまでの制御の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップ10では、油圧モニタ装置23が作動油温度センサT1で検出される作動油温度を入力する。
次のステップ20では、油圧モニタ装置23において、例えば内部のメモリ(図示せず)から所定の基準値t0を読み出し、上記ステップ10で入力した作動油温度をこの基準値t0と比較する。ここで、上記基準値t0は、例えば作動油モニタ装置23の内部のメモリに予め記憶され(又は適宜入力するようにしてもよい)、作動油温度がこの基準値を超えた場合には作動油オーバーヒート異常が発生しているとみなすことのできる所定の基準値である。作動油温度が基準値t0以下である場合には、判定が満たされずにステップ10に戻る。一方、作動油温度が基準値t0よりも大きい場合には判定が満たされて次のステップ30に移る。
ステップ30では、油圧モニタ装置23が作動油オーバーヒートの警報信号を第2ネットワーク9Bに送信する。これにより、警報信号はデータ記録装置50及び表示制御装置19に入力される。警報信号を入力された表示制御装置19はディスプレイ18を適宜の作動油オーバーヒートの警報表示をするように制御する。なおこの警報発報時に、例えば油圧ショベル1が警報ランプ(例えばパトライト等)60(図2参照)を備えており、油圧モニタ装置23がその警報ランプ60を点滅(又は点灯)させるようにしてもよい。
次のステップ40では、前述したように、上記ステップ30で油圧モニタ装置23から作動油オーバーヒートの警報信号を入力されたデータ記録装置50が、警報信号入力時点の前後を含む所定の時間範囲(例えば警報信号入力時の前5分、後1分の計6分)の作動油冷却系状態量について、スナップショットデータとして例えばメモリ(図示せず)に保存する。
次のステップ50では、データ記録装置50において、例えば内部のメモリ(図示せず)からスナップショットデータに含まれる各状態量データ項目(すなわち作動油温度、オイルクーラ前面空気温度、オイルクーラ出口温度、ファン駆動モータドレン温度、オイルクーラ入口圧力、ファン駆動モータ入口圧力、及びファン駆動モータドレン圧力)に対応する所定の基準値範囲(基準値でもよい)R0〜R6をそれぞれ読み出し、上記ステップ40で保存したスナップショットデータがこれら所定の基準値範囲R0〜R6内に収まっているかどうかをそれぞれ比較・判定する。ここで、上記基準値範囲R0〜R6は、例えば油圧モニタ装置23の内部のメモリに予め記憶され(又は適宜入力するようにしてもよい)、スナップショットデータ中の各状態量データがそれぞれに対応する基準値範囲R0〜R6の範囲外(又は範囲内でもよい)となるときがある場合には、その状態量データに係わる部位に何らかの異常が発生しているとみなすことのできる所定の基準値範囲である。これら基準値範囲R0〜R6のうちの基準値範囲R0の一例を図5及び図6に示す。基準値範囲R0はファンモータドレン圧センサP3で検出するファン駆動モータドレン圧力の基準値範囲である。
これら図5及び図6はファン駆動モータ37のドレン圧力と時間との関係を示している。一般にモータ及び斜板ポンプにおいては正常時には図5のようにほぼドレン圧は一定となるが、異常が生じてくると故障の前兆として図6のような傾向を示すことがわかっている。そこで、本実施の形態では基準値範囲R0を図6に示すように基準値PH以下の範囲に定めると共に、回数Nを定め、ドレン圧が所定の基準値PHを超えた(すなわち基準値範囲R0外となった)回数がN回以上となった場合に異常と判定するようにしている。
以上のように、本ステップ50において、スナップショットデータのうち1項目でも基準値範囲R0〜R6の範囲外となるときがある場合には、その状態量データは異常と判定され、本ステップの判定が満たされて次のステップ60に移る。一方、スナップショットデータの全項目が基準値範囲R0〜R6内である場合には、判定が満たされずに本フローを終了する。
ステップ60では、データ記録装置50において、例えば内部のメモリ(図示せず)から各状態量データ項目、その項目の用途・判定内容、及びその項目の対象部位との関係が示されたデータDを読み出し、上記ステップ50で異常と判定された状態量データと照らし合わせ、対象部位を特定する。上記データDの一例を図7に示す。この図7に示すように、例えばオイルクーラ前面空気温度に異常がある場合にはオイルクーラ33の目詰まり・クラック等が考えられ、対象部位はオイルクーラ33となる。また、ファン駆動モータ入口圧力に異常がある場合にはファン駆動ポンプ38の内部リーク等によりポンプ効率が低下していることが考えられ、対象部位はファン駆動ポンプ38となる。またさらに、前述の図6に示したようにファン駆動モータ37のドレン圧力に異常がある場合には、ファン駆動モータ37の異常が考えられ、対象部位はファン駆動モータ37となる。
次のステップ70では、データ記録装置50が上記ステップ60で特定した作動油オーバーヒートの原因と考えられる対象部位の表示信号を表示制御装置19に送信し、これにより表示制御装置19はディスプレイ18に対象部位を特定できるように表示させる。
このディスプレイ18による表示の一例を図8〜図10に示す。図8は対象部位がオイルクーラ33である場合の表示であり、図9は対象部位がファン駆動ポンプ38である場合の表示であり、また図10は対象部位がファン駆動モータ37である場合の表示である。なお、これら図8〜図10において、11はエンジン、25はメインポンプ、28はコントロールバルブ、33はオイルクーラ、38はファン駆動ポンプ、37はファン駆動モータ、36は冷却ファンである。これら図8〜図10では、例えば対象部位を赤く点滅させるようにしている。なお、表示方法はここに示したものに限定されるわけではなく、例えば表示色は黄でも青でもその他の色でもよく、また対象部位を点滅させずに点灯させてもよい。すなわち、オペレータ等が対象部位を特定できるような表示であればよい。
次に、上記構成の本発明の建設機械の作動油冷却系統故障診断装置の一実施の形態の動作及び作用を以下に説明する。
油圧モニタ装置23は、単位時間毎(例えば1秒毎)に作動油温度センサT1からの作動油温度を入力し、基準値t0と比較する。作動油温度が基準値t0よりも大きければ、作動油オーバーヒートの警報信号をデータ記録装置50及び表示制御装置19に送信し、これによりディスプレイ18に適宜の作動油オーバーヒートの警報表示がなされる。同時に、データ記録装置50は常時更新していた所定の時間範囲(例えば5分)の作動油冷却系状態量データを保存すると共に、警報信号が入力された時点から所定の時間範囲(例えば1分)内の作動油冷却系状態量を記録し、上記保存した状態量データと合わせてスナップショットデータとして保存する。次に、データ記録装置50は、保存したスナップショットデータと基準値範囲R0〜R6とを比較し、各状態量データがそれぞれに対応した基準値範囲R0〜R6内にあるかどうかを判定する。1項目でも基準値範囲R0〜R6外のものがあれば、データ記録装置50はその異常のあった状態量データ項目から対象部位を特定し、その部位の信号を表示制御装置19に送信する。これにより、ディスプレイ18に作動油オーバーヒートの原因である対象部位が表示される。
このように、本実施の形態によれば、作動油オーバーヒートが発生した場合に、その原因となった対象部位をデータ記録装置50で自動的に特定し、且つその部位をオペレータ等が特定できるようにディスプレイ18に視覚的に表示させることができる。したがって、本実施の形態によれば、ディスプレイ18を見ることにより、作動油オーバーヒートの原因を経験、技量に拠らずに誰でも容易に特定することができる。
なお、上記本発明の一実施の形態においては、スナップショットデータとその各データ項目に対応した基準値範囲R0〜R6とを1対1で比較し異常を判定するようにしたが、これに限らない。すなわち、例えばスナップショットデータのうちの作動油温度とオイルクーラ出口温度との偏差を算出し、その偏差に対応する基準値範囲R7を設けてこれらを比較し、基準値範囲内であればオイルクーラの冷却能力低下が考えられるため対象部位をオイルクーラ33とする、といった判定を行うようにしてもよい。このように、スナップショットデータのうちの複数のデータ項目を扱って演算等を施し、その上で基準値範囲と比較するようにしてもよい。
また、データ記録装置50でデータの判断を行わずに、PC端末56(又は管理側のPC端末等)にデータをダウンロードして、それらPC端末でデータを解析して、PC端末の画面上に故障部位を表示することもできる。
本発明の建設機械の作動油冷却系統故障診断装置の一実施の形態を備えた油圧ショベルの全体構造を表す側面図である。 本発明の建設機械の作動油冷却系統故障診断装置の一実施の形態を備えた油圧ショベルに搭載されたコントローラネットワークの構成のうち、作動油冷却系統の故障診断に係わる要部を抽出して示す部分概略構成図である。 本発明の建設機械の作動油冷却系統故障診断装置の一実施の形態を備えた油圧ショベルの作動油冷却系統の全体概略構成を表すと共に各種センサの設置箇所を示す概念構成図である。 本発明の建設機械の作動油冷却系統故障診断装置の一実施の形態における作動油オーバーヒートが発報されてからその異常原因である部位がディスプレイに表示されるまでの制御の流れを示すフローチャートである。 本発明の建設機械の作動油冷却系統故障診断装置の一実施の形態を構成するファン駆動モータにおいて、正常時のドレン圧と時間との関係を示す図である。 本発明の建設機械の作動油冷却系統故障診断装置の一実施の形態を構成するファン駆動モータにおいて、異常の兆候が現出した場合のドレン圧と時間との関係を示す図である。 本発明の建設機械の作動油冷却系統故障診断装置の一実施の形態を構成するデータ記録装置に保存され、各状態量データ項目、その項目の用途・判定内容、及びその項目の対象部位との関係が示されたデータの一例を示す表である。 本発明の建設機械の作動油冷却系統故障診断装置の一実施の形態を構成する表示制御装置によるディスプレイ表示の一例を示す図であり、対象部位がオイルクーラである場合の図である。 本発明の建設機械の作動油冷却系統故障診断装置の一実施の形態を構成する表示制御装置によるディスプレイ表示の一例を示す図であり、対象部位がファン駆動ポンプである場合の図である。 本発明の建設機械の作動油冷却系統故障診断装置の一実施の形態を構成する表示制御装置によるディスプレイ表示の一例を示す図であり、対象部位がファン駆動モータである場合の図である。
符号の説明
1 油圧ショベル(建設機械)
18 ディスプレイ(表示手段;車載モニタ)
23 油圧モニタ装置(警報手段)
50 データ記録装置(第1の記憶手段;第2の記憶手段;異常判定手段;第3の記憶手段;部位特定手段)
T1 作動油温度センサ(検出手段)
T2 オイルクーラ前面温度センサ(検出手段)
T3 オイルクーラ出口温度センサ(検出手段)
T4 ファンモータドレン温度センサ(検出手段)
P1 オイルクーラ入口圧センサ(検出手段)
P2 ファン駆動モータ入口圧センサ(検出手段)
P3 ファンモータドレン圧センサ(検出手段)

Claims (5)

  1. 建設機械の作動油冷却系統の動作状態に係わる状態量を検出する検出手段と、
    この検出手段で検出した状態量を状態量データとして記憶する第1の記憶手段と、
    前記状態量データに対応する所定の基準値範囲を記憶する第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶した状態量データと前記第2の記憶手段に記憶した所定の基準値範囲とを比較し、前記状態量データが所定の基準値範囲外である場合には異常と判定する異常判定手段と、
    前記異常判定と関連付けされた部位を記憶する第3の記憶手段と、
    前記異常判定手段からの異常判定に基づいて、その異常に係わる部位を特定する部位特定手段と、
    この部位特定手段で特定した部位を表示する表示手段と
    を備えたことを特徴とする建設機械の作動油冷却系統故障診断装置。
  2. 作動油オーバーヒートの警報を発報する警報手段を更に備え、この警報手段が作動油オーバーヒートの警報を発報した場合に、前記第1の記憶手段は状態量を記憶することを特徴とする請求項1記載の建設機械の作動油冷却系統故障診断装置。
  3. 前記警報手段は、作動油温度が所定の基準値より大きい場合に、作動油オーバーヒートの警報を発報することを特徴とする請求項2記載の建設機械の作動油冷却系統故障診断装置。
  4. 前記第1の記憶手段は、作動油タンク温度、オイルクーラ前面空気温度、オイルクーラ出口温度、オイルクーラ入口圧力、ファン駆動モータ入口圧力、ファン駆動モータドレン圧力、及びファン駆動モータドレン温度を含む状態量を状態量データとして記憶することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の建設機械の作動油冷却系統故障診断装置。
  5. 前記表示手段は、建設機械の運転室内に設けた車載モニタであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の建設機械の作動油冷却系統故障診断装置。
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