JP2005178799A - 包装袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】開封時に袋体から切り離し片が生じることを防止して使用後のゴミ点数を低減するとともに、ゴミの分別回収を正確に行うことにより一般のゴミとともに包装袋が焼却処理される事態をなくして環境汚染と美観低下を招くことがない包装袋を提供することを目的とする。
【解決手段】可撓性及び水分不透過性を有する合成樹脂フィルムでなる袋体1を扁平な筒状にして、周縁部の一片に紐状の補強部材5を焼付け又は糊付けしてから内部に被包装物を収納し、全周縁を熱圧着部2によって固着封止してから開封時の取出口として上記補強部材5と対向する位置に切込部3を形成して作製する。
【選択図】図1
【解決手段】可撓性及び水分不透過性を有する合成樹脂フィルムでなる袋体1を扁平な筒状にして、周縁部の一片に紐状の補強部材5を焼付け又は糊付けしてから内部に被包装物を収納し、全周縁を熱圧着部2によって固着封止してから開封時の取出口として上記補強部材5と対向する位置に切込部3を形成して作製する。
【選択図】図1
Description
本発明はポケットティッシュペーパーとかウエットタオルその他の被包装物を収納する包装袋に関し、特には使用時に該包装袋を開口した際に切り離し片が生じることを防止することにより、使用後のゴミ点数の減少とともにゴミの素材に応じて正確な分別回収を可能とした包装袋に関するものである。
従来から湿式あるいは乾式のティッシュペーパーとかウエットタオル等の被包装物を水分不透過性の袋体に収納した製品が使用に供されており、ティッシュペーパー等は街頭で頒布されたりノベルティとしての利用にも供されている。これらの被包装物の包装袋は、図8に示したように可撓性及び水分不透過性の合成樹脂フィルムでなる袋体1を扁平な筒状にして内部に被包装物を収納し、周縁を熱圧着部2等によって固着封止してあり、開封時の取出口として上部の熱圧着部2a直下の袋体1の左右両側に三角形の切込部3,3を対向形成したものが一般的に用いられている。
図9は上記包装袋の他の従来例を示しており、合成樹脂フィルムを中央の重合部4と周縁の熱圧着部2等によって固着封止して構成した袋体1の内部に被包装物を収納し、開封時の取出口として袋体1の上下方向に三角形の切込部3,3を対向形成したものが一般的に用いられている。図8の包装袋の開口部が横型であるのに対して、図9の包装袋は開口部が縦型であることが特徴となっている。
しかしながら上記従来のティッシュペーパーとかウエットタオル等の包装袋は、図10,図11に示すように開封時に袋体1から切り離し片1aが生じるため、使用後のゴミ点数が増加するとともにゴミの素材に応じて分別回収をすることができないという課題がある。即ち、通常袋体1には素材の表示が義務付けられているため、開封使用後の正確な分別回収と再利用が可能であるが、切り離し片1aには素材の表示がないため、分別回収して再利用することができず、この切り離し片1aが一般のゴミに混入して焼却処理されることにより有害なガスを発生する原因となり、公害源となってしまう問題が生じる。
更にポケットティッシュペーパーとかウエットタオルを屋外で使用する際に、袋体1自体はゴミ箱に入れたり持ち帰り処理することができるが、切り離し片1aはそのまま放置されてしまうケースが多く、景勝地等における環境汚染と美観低下を招来するという問題点も生じやすい。
そこで本発明は上記従来の包装袋が有している課題を解決して、開封時に袋体から切り離し片が生じることを防止して使用後のゴミ点数を低減するとともに、ゴミの分別回収を正確に行うことにより一般のゴミとともに包装袋が焼却処理される事態をなくして環境汚染と街頭その他の美観低下を招くことがない包装袋を提供することを目的とするものである。
本発明は上記目的を達成するために、合成樹脂フィルムでなる袋体の周縁部一片に補強部材を焼付け又は糊付けしてから内部に被包装物を収納し、全周縁を固着封止してから開封時の取出口として上記補強部材と対向する位置に切込部を形成して作製した包装袋を基本構成とする。具体的には可撓性及び水分不透過性を有する合成樹脂フィルムでなる袋体を扁平な筒状にして、周縁部の一片に紐状の補強部材を焼付け又は糊付けしてから内部に被包装物を収納し、全周縁を熱圧着部によって固着封止してから開封時の取出口として上記補強部材と対向する位置に切込部を形成して作製する。また、合成樹脂フィルムでなる素材の中央を重合部によって固着封止して袋体を構成し、周縁部の一片に紐状の補強部材を焼付け又は糊付けしてから内部に被包装物を収納し、上下の周縁を熱圧着部によって固着封止してから開封時の取出口として補強部材と対向する位置に切込部を形成した包装袋の構成にしてある。
本発明によって得られた包装袋によれば、開封時に切込部を利用して袋体を切り裂いた際の裂け目の進行が補強部材に達した時点で停止するので、切り裂き片が袋体から離れることが防止され、使用後のゴミ点数が増加することがない上、ゴミの素材に応じて正確に分別回収をすることができる。従って切り離し片が一般のゴミとともに焼却処理されることによる有害なガス発生をなくし、包装袋が公害源となる事態は生じない。
更にポケットティッシュペーパーとかウエットタオル等を屋外で使用する場合でも包装袋の切り離し片がそのまま放置されることがないため、景勝地等における環境汚染と美観低下を招来する問題は生じない。
従って本発明によれば、開封時に袋体から切り離し片が生じることを防止して使用後のゴミ点数を低減するとともに、ゴミの分別回収が正確に行え、環境汚染と街頭その他の美観低下を招来しない包装袋が提供される。
以下本発明にかかる包装袋の最良の実施形態を従来の構成部分と同一の構成部分に同一の符号を付して説明する。図1において1は可撓性及び水分不透過性を有する合成樹脂フィルムでなる袋体であり、該袋体1の素材としてポリプロピレン,ポリエチレン,ポリエステル及びこれらの複合材が使用可能である。この素材を扁平な筒状にして周縁部の一片に紐状の補強部材5を焼付け又は糊付けしてから内部に被包装物を収納し、全周縁を熱圧着部2,2によって固着封止し、更に開封時の取出口として上部の熱圧着部2a直下にあって上記補強部材5と対向する位置に三角形の切込部3を形成して製品が完成する。
図2は本発明にかかる包装袋の他の実施形態を示しており、合成樹脂フィルムでなる素材の中央を重合部4によって固着封止して袋体1を構成し、周縁部の一片に紐状の補強部材5を焼付け又は糊付けしてから内部に被包装物を収納し、上下の周縁を熱圧着部2,2によって固着封止し、開封時の取出口として上記補強部材5と対向する位置に三角形の切込部3を形成して製品が完成する。図1の包装袋の開口部が横型であるのに対して図2の包装袋は開口部が縦型となっている。
かかる包装袋によれば、開封時に使用者が切込部3を利用して袋体1を切り裂いた際に、図3,図4に示すように裂け目の進行が補強部材5に達した時点で停止するので、切り裂き片1bは袋体1から離れることがない。従って図10,図11に示した従来の袋体1のように開封時に切り離し片1aが生じる惧れがなく、使用後のゴミ点数が増加するという事態は生じない。
図5〜図7は本発明にかかる包装袋を利用した製品の作製方法の一例を示しており、先ず図5に示したように袋体1の素材としての合成樹脂フィルムの中央部折れ線Oの一方に表印刷6を、折れ線Oの他方に裏印刷7を施してから周縁部の一片に紐状の補強部材5を焼付け又は糊付けし、図6に示すようにフィルムを折れ線Oで折り曲げて内部に被包装物を収納してから図7に示すように全周縁を熱圧着部2,2によって固着封止し、開封時の取出口として上部の熱圧着部2a直下で補強部材5と対向する位置に三角形の切込部3を形成して製品として完成する。
以上詳細に説明したように、本発明にかかる包装袋によれば、開封時に袋体から切り離し片が生じることを防止して使用後のゴミ点数が低減されるとともにゴミの分別回収が正確に行えて環境汚染と美観低下を招来しないという効果が得られるので、湿式あるいは乾式のティッシュペーパーとかウエットタオル等以外にもスーパーとかコンビニで販売に供されている各種食品とかインテリア用の小物、玩具類等の被包装物の包装袋として広く利用することができる。
1…袋体
1b…切り裂き片
2…熱圧着部
3…切込部
4…重合部
5…補強部材
1b…切り裂き片
2…熱圧着部
3…切込部
4…重合部
5…補強部材
Claims (3)
- 合成樹脂フィルムでなる袋体の周縁部一片に補強部材を焼付け又は糊付けしてから内部に被包装物を収納し、全周縁を固着封止してから開封時の取出口として上記補強部材と対向する位置に切込部を形成して作製したことを特徴とする包装袋。
- 可撓性及び水分不透過性を有する合成樹脂フィルムでなる袋体を扁平な筒状にして、周縁部の一片に紐状の補強部材を焼付け又は糊付けしてから内部に被包装物を収納し、全周縁を熱圧着部によって固着封止してから開封時の取出口として上記補強部材と対向する位置に切込部を形成して作製したことを特徴とする包装袋。
- 可撓性及び水分不透過性を有する合成樹脂フィルムでなる素材の中央を重合部によって固着封止して袋体を構成し、周縁部の一片に紐状の補強部材を焼付け又は糊付けしてから内部に被包装物を収納し、上下の周縁を熱圧着部によって固着封止してから開封時の取出口として上記補強部材と対向する位置に切込部を形成して作製したことを特徴とする包装袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003418674A JP2005178799A (ja) | 2003-12-16 | 2003-12-16 | 包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003418674A JP2005178799A (ja) | 2003-12-16 | 2003-12-16 | 包装袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005178799A true JP2005178799A (ja) | 2005-07-07 |
Family
ID=34780825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003418674A Pending JP2005178799A (ja) | 2003-12-16 | 2003-12-16 | 包装袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005178799A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102991835A (zh) * | 2012-12-07 | 2013-03-27 | 金红叶纸业集团有限公司 | 包装袋 |
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2003
- 2003-12-16 JP JP2003418674A patent/JP2005178799A/ja active Pending
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CN102991835A (zh) * | 2012-12-07 | 2013-03-27 | 金红叶纸业集团有限公司 | 包装袋 |
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