JP2005178598A - 避雷設備 - Google Patents
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Abstract
【課題】 飛翔体に対する十分な避雷性能を確保する。
【解決手段】 垂直姿勢で上方に飛翔する飛翔体の周囲に当該飛翔体を取り囲むように避雷針を配置する設備において、飛翔体の予測飛翔範囲外に設けられ、予測飛翔範囲内に位置するように前記避雷針を頂上に支持する鉄塔と、該鉄塔と前記避雷針との間に設けられ、前記避雷針を飛翔体の予測飛翔範囲外に移動させる避雷針移動機構とを具備する。
【選択図】 図1
【解決手段】 垂直姿勢で上方に飛翔する飛翔体の周囲に当該飛翔体を取り囲むように避雷針を配置する設備において、飛翔体の予測飛翔範囲外に設けられ、予測飛翔範囲内に位置するように前記避雷針を頂上に支持する鉄塔と、該鉄塔と前記避雷針との間に設けられ、前記避雷針を飛翔体の予測飛翔範囲外に移動させる避雷針移動機構とを具備する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、避雷設備に関する。
ロケット発射設備にはロケットへの落雷を避けるための避雷設備が含まれる。この避雷設備は、ロケットの周囲に3あるいは4つ固定配置された鉄塔の頂上に避雷針を固定したものである。なお、このような避雷設備に関する適当な公知文献の名称及び所在を出願人は認識していないが、パラボナアンテナ等に関する避雷針構造については、例えば下記の特許文献に開示されている。
実開平01−106100号公報
ところで、避雷針の避雷性能は、周知のように避雷針と避雷対象物との距離に依存し、避雷針を避雷対象物に近づける程向上する。しかしながら、避雷対象物が発射時に飛翔するロケットの場合には、予測飛翔範囲内に避雷針を設けることができない故に、避雷針をロケットに近づけることができず、したがって十分な避雷性能を確保することができないという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、飛翔体に対する十分な避雷性能を確保することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明では、垂直姿勢で上方に飛翔する飛翔体の周囲に当該飛翔体を取り囲むように避雷針を配置する設備において、飛翔体の予測飛翔範囲外に設けられ、予測飛翔範囲内に位置するように前記避雷針を頂上に支持する鉄塔と、該鉄塔と前記避雷針との間に設けられ、前記避雷針を飛翔体の予測飛翔範囲外に移動させる避雷針移動機構とを具備する、という解決手段を採用する。
本発明によれば、飛翔体が飛翔するときには、避雷針移動機構が避雷針を予測飛翔範囲外に移動させるので、避雷針が飛翔体の飛翔の妨害になることがないと共に、避雷針を飛翔体に近い位置に配置することが可能であり十分な避雷性能を確保することができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係る避雷設備の正面図、図2は平面図である。これら図において、符号Xはロケット、1A〜1Dは鉄塔、2A〜2Dは避雷針移動機構、3A〜3Dは避雷針である。
図1は本実施形態に係る避雷設備の正面図、図2は平面図である。これら図において、符号Xはロケット、1A〜1Dは鉄塔、2A〜2Dは避雷針移動機構、3A〜3Dは避雷針である。
図示するように、ロケットXは図示するように略円筒状の飛翔体である。このロケットXは、所定の支持機構(図示略)によって垂直姿勢つまり自らの中心軸線が垂直方向となるように支持されており、打ち上げ時には上方に向かって飛翔する。図における一点差線は、この打ち上げ時におけるロケットXの予測飛翔範囲を示している。ロケットXは、必ずしも垂直方向に飛翔するのではなく、状況に応じて垂直方向から多少傾斜した方向に飛翔するので、予測飛翔範囲は、図示するように地上から高くなる程広い領域となる。なお、図2における一点差線は、避雷針3A〜3Dの高さにおける予測飛翔範囲を示している。
このようなロケットXの周囲には一定距離を隔てて合計4つの鉄塔1A〜1Dが固定配置されている。これら4つの鉄塔1A〜1Dは、互いに等間隔となると共に、上記予測飛翔範囲外に位置するように配置されている。また、各鉄塔1A〜1Dの頂上には、避雷針3A〜3Dが避雷針移動機構2A〜2Dを介して移動自在に支持されている。すなわち、鉄塔1Aの頂上には避雷針移動機構2Aを介して避雷針3Aが支持され、鉄塔1Bの頂上には避雷針移動機構2Bを介して避雷針3Bが支持され、鉄塔1Cの頂上には避雷針移動機構2Cを介して避雷針3Cが支持され、また鉄塔1Dの頂上には避雷針移動機構2Dを介して避雷針3Dが支持されている。
避雷針移動機構2A〜2Dは、棒状の避雷針3A〜3Dを各々垂直姿勢で支持すると共にロケットXの打ち上げ時には鉄塔1A〜1Dの頂上から降下させて当該鉄塔1A〜1D内に収容する。避雷針3A〜3Dは、先端部がロケットXの先端部よりも上方に突き出した棒状の鋼材であり、避雷針移動機構2A〜2D及び鉄塔1A〜1Dを介して電気的に大地に接地されている。
次に、このように構成された避雷設備の動作について、図3を参照して説明する。
最初にロケットXの打ち上げ前の段階では、避雷針移動機構2A〜2Dは、図1に示すように各避雷針3A〜3Dの先端部がロケットXの先端部よりも上方に突き出す状態となるように、各避雷針3A〜3Dを位置設定する。この状態において各避雷針3A〜3Dは、図1に示すように予測飛翔範囲内に位置する。
最初にロケットXの打ち上げ前の段階では、避雷針移動機構2A〜2Dは、図1に示すように各避雷針3A〜3Dの先端部がロケットXの先端部よりも上方に突き出す状態となるように、各避雷針3A〜3Dを位置設定する。この状態において各避雷針3A〜3Dは、図1に示すように予測飛翔範囲内に位置する。
しかし、避雷針移動機構2A〜2Dは、ロケットXの打ち上げ時には図3に示すように、各避雷針3A〜3Dを鉄塔1A〜1Dの頂上から降下させて鉄塔1A〜1D内に収容させる。この状態では、各避雷針3A〜3Dは鉄塔1A〜1Dの頂上から上方に突出していないので予測飛翔範囲内には存在しない。すなわち、ロケットXを打ち上げた場合には、各避雷針3A〜3DはロケットXと干渉することがなく、ロケットXの飛翔を妨害することはない。
このように避雷設備が避雷針移動機構2A〜2Dによって各避雷針3A〜3Dを上下動させる機能を備えることによって、各避雷針3A〜3Dによって得られるロケットXの避雷性能について、以下のような効果が得られる。
すなわち、従来技術のように各避雷針3A〜3Dが鉄塔1A〜1Dの頂上の固定設置されている場合は、各避雷針3A〜3Dを予測飛翔範囲外に配置しなければならず、そのためには鉄塔1A〜1Dを本避雷設備よりもロケットXから離間させる必要がある。つまり、各避雷針3A〜3DをロケットXからさらに離間させる必要があるので、その分避雷性能が低下する。換言すると、本本避雷設備によれば、各避雷針3A〜3Dを従来技術よりもロケットXに接近させることができるので、よって従来技術よりも避雷性能を向上させることができる。
なお、本発明は除来実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のよな変形例が考えられる。(1)上記実施形態では、各避雷針3A〜3Dを上下動可能に支持することによってロケットXを打ち上げ時に各避雷針3A〜3Dを予測飛翔範囲外に移動させるように構成したが、各避雷針3A〜3Dの移動方法はこれに限定されるものではない。
図3は、避雷針3A〜3Dを傾斜させることによって予測飛翔範囲外に移動させる場合を示している。すなわち、この図における避雷針移動機構2A’,2B’は、ロケットXを打ち上げ時に避雷針3A〜3DをロケットXの外側に傾斜させる。このような各避雷針3A〜3Dの移動方法によっても、ロケットXを打ち上げ時に避雷針3A〜3Dを予測飛翔範囲外に位置させることが可能なので、各避雷針3A〜3Dを従来技術よりもロケットXに接近させることが可能であり、よって従来技術よりも避雷性能を向上させることができる。
(2)また、上記図1〜3はロケットXの周囲の合計4本の避雷針3A〜3Dを設ける場合を示しているが、避雷針の個数は4本に限定されるものではない。避雷針はロケットXを取り囲むように少なくとも3本設ければ飛来性能を発揮する。したがって、避雷針の個数は3本以上であれば良い。
X…ロケット、1A〜1D…鉄塔、2A〜2D…避雷針移動機構、3A〜3D…避雷針
Claims (3)
- 垂直姿勢で上方に飛翔する飛翔体の周囲に当該飛翔体を取り囲むように避雷針を配置する設備であって、
飛翔体の予測飛翔範囲外に設けられ、予測飛翔範囲内に位置するように前記避雷針を頂上に支持する鉄塔と、
該鉄塔と前記避雷針との間に設けられ、前記避雷針を飛翔体の予測飛翔範囲外に移動させる避雷針移動機構と
を具備することを特徴とする避雷設備。 - 避雷針移動機構は、避雷針を鉄塔の頂上から降下させることにより飛翔体の予測飛翔範囲外に移動させることを特徴とする請求項1記載の避雷設備。
- 避雷針移動機構は、避雷針を傾斜させることにより飛翔体の予測飛翔範囲外に移動させることを特徴とする請求項1記載の避雷設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003422915A JP2005178598A (ja) | 2003-12-19 | 2003-12-19 | 避雷設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003422915A JP2005178598A (ja) | 2003-12-19 | 2003-12-19 | 避雷設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005178598A true JP2005178598A (ja) | 2005-07-07 |
Family
ID=34783631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003422915A Pending JP2005178598A (ja) | 2003-12-19 | 2003-12-19 | 避雷設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005178598A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2457987C1 (ru) * | 2011-03-25 | 2012-08-10 | Федеральное государственное унитарное предприятие "Центр эксплуатации объектов наземной космической инфраструктуры" (ФГУП "ЦЭНКИ") | Способ предстартовой подготовки и пуска многоблочных ракет космического назначения, составленных из универсальных ракетных модулей, и устройство для его осуществления |
-
2003
- 2003-12-19 JP JP2003422915A patent/JP2005178598A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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RU2457987C1 (ru) * | 2011-03-25 | 2012-08-10 | Федеральное государственное унитарное предприятие "Центр эксплуатации объектов наземной космической инфраструктуры" (ФГУП "ЦЭНКИ") | Способ предстартовой подготовки и пуска многоблочных ракет космического назначения, составленных из универсальных ракетных модулей, и устройство для его осуществления |
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