JP2005177151A - 手乾燥装置 - Google Patents

手乾燥装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005177151A
JP2005177151A JP2003423010A JP2003423010A JP2005177151A JP 2005177151 A JP2005177151 A JP 2005177151A JP 2003423010 A JP2003423010 A JP 2003423010A JP 2003423010 A JP2003423010 A JP 2003423010A JP 2005177151 A JP2005177151 A JP 2005177151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hand
infrared light
emitting element
light emitting
insertion portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003423010A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3959486B2 (ja
Inventor
Zenko Fukaya
繕弘 深谷
Hiroshi Tsuzuki
宏 都筑
Yasuyuki Itoigawa
康之 糸魚川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2003423010A priority Critical patent/JP3959486B2/ja
Publication of JP2005177151A publication Critical patent/JP2005177151A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3959486B2 publication Critical patent/JP3959486B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Abstract

【課題】 手乾燥装置について手挿入部内での手の検知範囲を狭くすることなく誤動作を防止する。
【解決手段】 正面に開放し、背面側にくぼんだ凹状空間として構成された手挿入部1を有し、この手挿入部1に挿入された手を赤外線発光素子13と赤外線受光素子14による手検知部により検知して高圧空気流発生装置を動作させ、高速空気流に変換して前記手挿入部1内に噴射し、手に付着した水分を吹き飛ばして手を乾燥させる手乾燥装置について、その赤外線発光素子13を手挿入部1の上部の上顎部7から下部の下顎部6に向かって斜め前方に発光するように設けるとともに、その赤外線発光素子13の中心出力16を、下顎部6の左右の端から外にわずかにずらし、手検知部の検知範囲Aを手挿入部1内にする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、赤外線発光素子と赤外線受光素子による手検知部により手を検知して、高速空気流により手に付着した水分を吹き飛ばして手を乾燥させる手乾燥装置に関するものである。
洗浄後の濡れた手を乾燥させる装置として、高速空気流により手に付着した水分を吹き飛ばし乾燥させる手乾燥装置がある。この装置は、箱体に凹状形態に処理空間としての手挿入部が設けられ、手挿入部にはエアーノズルの他、赤外線発光素子と赤外線受光素子による手検知部が配設されている。手検知部により手を検知すると、高圧空気流発生装置が動作し、エアーノズルで高圧空気流を高速空気流に変換し、手挿入部内に噴射して手に付着した水分を吹き飛ばして手を乾燥させる。なお、この種の従来技術としては、特許文献1に開示されているものがある。
特開平11−318760号公報
従来の手乾燥装置には、正面にある凹状空間である手挿入部に赤外線発光素子と赤外線受光素子による手検知部が配設されている。赤外線発光素子と赤外線受光素子は、互いに角度をもって設けられ、赤外線発光素子から出る赤外線を手挿入部の下部の水受け部で反射させている。手を手挿入部の検知範囲に挿入すると、手によって赤外線の反射位置が変化し、その反射光を赤外線受光素子が検知し、運転が開始される。赤外線発光素子と赤外線受光素子は、互いに角度をもって設けられ、検知範囲が手挿入部内に制限されているが、手挿入部の下部の水受け部で反射される赤外線が強いため、手挿入部の前を人が通ったりしても乱反射による赤外線を赤外線受光素子が受光して動作を開始してしまうことがある。そのため、赤外線受光素子の受光強度の基準値を手挿入部の付近に人が近づいた場合より高く設定して誤動作を防いでいるが、基準値を高くすることによって検知範囲が狭くなってしまうといった不都合がある。
本発明は、上記した従来の問題点を解決するためになされたもので、その課題とするところは、手乾燥装置について手挿入部内での手の検知範囲を狭くすることなく誤動作を防止することであり、誤動作の防止を確保できる構造を備えた手乾燥装置を得ることである。
上記課題を解決するために本発明は、正面に開放し、背面側にくぼんだ凹状空間として構成された手挿入部を有し、手挿入部に挿入された手を赤外線発光素子と赤外線受光素子による手検知部により検知して高圧空気流発生装置を動作させ、高速空気流に変換して手挿入部内に噴射し、手に付着した水分を吹き飛ばして手を乾燥させる手乾燥装置について、その赤外線発光素子を手挿入部の上部の上顎部から下部の下顎部に向かって斜め前方に発光するように設けるとともに、赤外線発光素子の中心出力を、下顎部の左右の端から外にわずかにずらし、手検知部の検知範囲を手挿入部内にする手段を採用する。
また、他の発明は、正面に開放し、背面側にくぼんだ凹状空間として構成された手挿入部を有し、手挿入部に挿入された手を赤外線発光素子と赤外線受光素子による手検知部により検知して高圧空気流発生装置を動作させ、高速空気流に変換して手挿入部内に噴射し、手に付着した水分を吹き飛ばして手を乾燥させる手乾燥装置について、その赤外線発光素子を手挿入部の上部の上顎部から下部の下顎部に向かって発光させるように設けるとともに、下顎部を赤外線発光素子の中心出力が、手挿入部の左右の端から外にはずれるように反射する勾配を付け、手検知部の検知範囲を手挿入部内にする手段を採用する。
さらに、他の発明は、正面に開放し、背面側にくぼんだ凹状空間として構成された手挿入部を有し、手挿入部に挿入された手を赤外線発光素子と赤外線受光素子による手検知部により検知して高圧空気流発生装置を動作させ、高速空気流に変換して手挿入部内に噴射し、手に付着した水分を吹き飛ばして手を乾燥させる手乾燥装置について、その赤外線発光素子と赤外線受光素子を、それらの相対位置関係を規定するホルダーに一体化して、ホルダーごと手挿入部に組付ける手段を採用する。
さらに、他の発明は、正面に開放し、背面側にくぼんだ凹状空間として構成された手挿入部を有し、手挿入部に挿入された手を赤外線発光素子と赤外線受光素子による手検知部により検知して高圧空気流発生装置を動作させ、高速空気流に変換して手挿入部内に噴射し、手に付着した水分を吹き飛ばして手を乾燥させる手乾燥装置について、その赤外線発光素子を手挿入部の上部の上顎部の入口側から下部の下顎部の奥側に向かって斜め後方に発光するように設けるとともに、赤外線受光素子を、手挿入部の上部の上顎部の奥側に配置する手段を採用する。
さらに、他の発明は、正面に開放し、背面側にくぼんだ凹状空間として構成された手挿入部を有し、手挿入部に挿入された手を赤外線発光素子と赤外線受光素子による手検知部により検知して高圧空気流発生装置を動作させ、高速空気流に変換して手挿入部内に噴射し、手に付着した水分を吹き飛ばして手を乾燥させる手乾燥装置について、その赤外線発光素子を手挿入部の上部の上顎部の奥側から下部の下顎部の入口側に向かって斜め前方に、その中心出力が下顎部の左右の端から外にわずかにずれるような位置で発光させ、赤外線受光素子を、手挿入部の上部の上顎部の入口側に配置する手段を採用する。
この発明によれば、赤外線発光素子の中心出力が、手挿入部に反射せず下顎部の左右の端から外にわずかにずれるので、手挿入部近傍に人が近づいてもそれによって動作が開始されるようなことがなく、しかも手検知の基準値を高く設定しなくても済むので、手挿入部内での手の検知範囲は狭くならない。
また、他の発明によれば、赤外線発光素子の中心出力が、手挿入部の下顎部の反射勾配によって反射して下顎部の左右の端から外にわずかにずれるので、手挿入部近傍に人が近づいてもそれによって動作が開始されるようなことがなく、しかも手検知の基準値を高く設定しなくても済むので、手挿入部内での手の検知範囲は狭くならない。
さらに、他の発明によれば、赤外線発光素子と赤外線受光素子がそれらの相対位置関係を規定するホルダーに一体化され、ホルダーごと手挿入部に組付けられているので、赤外線発光素子や赤外線受光素子の取付け位置や取付け角度等のばらつきによって起きる誤動作を防ぐことができる。
さらに、他の発明によれば、赤外線発光素子が手挿入部の上部の上顎部の入口側から下部の下顎部の奥側に向かって斜め後方に発光するように設けられ、赤外線受光素子が手挿入部の上部の上顎部の奥側に配置されているため、手挿入部近傍に人が近づいてもそれによって動作が開始されるようなことがなく、しかも手検知の基準値を高く設定しなくても済むので、手挿入部内での手の検知範囲は狭くならない。
さらに、他の発明によれば、赤外線発光素子の中心出力が、手挿入部の下顎部の左右の端から外にわずかにずれるので、手挿入部近傍に人が近づいてもそれによって動作が開始されるようなことがなく、しかも手検知の基準値を高く設定しなくても済むので、手挿入部内での手の検知範囲は狭くならない。
本発明の手乾燥装置は、前面の開放した凹状空間として構成された手挿入部を有する本体箱体に、高速空気流を生成する高圧空気流発生装置が組込まれている。高圧空気流発生装置に空気を取込む空気取入口は、本体箱体の背面に形成された通風路端として本体箱体の最下部に開口している。本体箱体の手挿入部の下部の水受け部を構成する下顎部には前後方向に抜き差しできるドレン容器が装着されている。高圧空気流発生装置で生成された高圧空気流は、手挿入部の上面に設けられたエアーノズルに導かれる。このエアーノズルから高速空気流を手挿入部内に照射して、手挿入部に入れた手に付着した水分を吹き飛ばし、手挿入部の下顎部に設けられた排水口からドレン容器に溜めるようになっている。
手挿入部の上部を構成する上顎部には、手挿入部に挿入された手を検知する赤外線発光素子と赤外線受光素子による手検知部が設けられている。手検知部により手を検知すると高圧空気流発生装置が動作し、高速空気流を手挿入部内に噴射し、手に付着した水分を吹き飛ばす。この赤外線発光素子は、手挿入部の上顎部の奥側から下部の下顎部に向かって斜め前方に発光するように設けられ、その赤外線発光素子の中心出力が、下顎部の左右の端から外にわずかにずれる角度に傾けて取付けられている。手検知部の検知範囲は、手挿入部内にあり、検知範囲に手が挿入されると手に反射した赤外線が赤外線受光素子に受光され、これにより制御手段は、高圧空気流発生装置を動作させる。
赤外線発光素子の中心出力は、手挿入部の下顎部に反射しないため、強い赤外線が乱反射によって赤外線受光部に受光されるようなことはなく、中心出力が下顎部の左右の端から外にわずかにずれているので、手挿入部近傍に人が近づいてもそれによって動作が開始されるようなことがない。従って、誤検知を防ぐために手検知の基準値を高く設定する必要もないので、手挿入部内での手の検知範囲を広く採ることができる。
赤外線発光素子と赤外線受光素子を、それらの角度や相対位置関係を規定するホルダーに一体化し、ホルダーごと手挿入部に組付けることによって、赤外線発光素子や赤外線受光素子の取付け位置や取付け角度等のばらつきによって起きる誤動作を確実に防ぐことができる。また、赤外線発光素子の中心出力が、手挿入部の下顎部を山形にするなどして勾配を付け、この勾配によって赤外線の中心出力を反射させて手挿入部の左右の端から外れるようにしても良い。この構成を採用すれば、赤外線発光素子を左右方向に傾ける必要はない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態の手乾燥装置の全体を示す断面図、図2は、手検知部の機能を示す手挿入部の略体正面図、図3は、手検知部の機能を示す手挿入部の略体側断面図である。本実施の形態の手乾燥装置は、手挿入部1を有する本体箱体2内に組込まれた高圧空気流発生装置3による高圧空気が手挿入口近傍に送られて、手挿入口に続く処理空間としての手挿入部1内に水分を吹き飛ばす手乾燥に関する作動気流としての高速の気流が形成されるものである。本体箱体2は、背面側外殻をなすベース4と、正面側外殻をなす樹脂製の正面パネル5とから構成されている。
手挿入部1は、本体箱体2の正面下部に、正面及び両側面が開放した手の挿抜可能の開放シンク状の凹状空間として形成され、下部構造の水受け部を構成する下顎部6と、上部構造の上顎部7とからなる。下顎部6は、前方に向かって下傾していて、その傾斜下端に排水口が設けられている。下顎部6の下方には排水口から滴下する水を貯溜する開放容器構造のドレン容器8が前後方向への抜き差しにより脱着可能に設けられている。ドレン容器8には取外し可能な蓋が設けられている。
高圧空気流発生装置3は、DCブラシレスモーター(通常の整流子モーター又は誘導電動機であっても良い)と、これを駆動させる駆動回路及びDCブラシレスモーターによって回転するターボファンにより構成され、この実施の形態では本体箱体2の手挿入部1の直上に、吸気側をベース4側にして取付けられている。高圧空気流発生装置3の吸気側は、本体箱体2の背面側に手挿入部1の奥側背面に近接して縦方向に設けられた下端の開放した通風路9に臨んでいて、通風路9の下端の空気取入口から、前後方向の抜き差しにより脱着できるエアーフィルタを通じて空気を吸込むことができるようになっている。
高圧空気流発生装置3の吹出口は、円形カップ状のファンケーシングの外周に周方向に間隔を置いて複数個が半径方向に向かって開設されている。このファンケーシングの外側はターボファンの回転方向に沿う方向に誘導路を設けた円形カップ状のケーシングにより覆われ、ケーシングの誘導路の端に高圧空気流発生装置3から送られてくる高圧空気を高速の気流に変換し手挿入部1に吹き出すエアーノズル10が接続されている。誘導路には、高圧空気流を加温する電気ヒータ11が組込まれている。エアーノズル10は、手挿入部1の手挿入口近傍上部に形成された開口部に噴出口を下向きにして組付けられ、手挿入部1内に入れた手に高速の気流を吹き付け、手に付いた水滴を手の表面から剥離し吹き飛ばす。エアーノズル10より奥側の上顎部7には、透光窓部材12の嵌められた窓があり、窓内に手を検知する手検知部が構成されている。
手検知部は、手挿入部1に挿入された手を検知するもので、赤外線発光素子13と赤外線受光素子14とからなる。手検知部により手を検知すると制御手段15の処理で高圧空気流発生装置3が動作し、高速空気流を手挿入部1内に噴射し、手に付着した水分を吹き飛ばす。赤外線発光素子13は、図3に示すように手挿入部1の上顎部7の奥側右端から下部の下顎部6に向かって斜め前方に発光するように設けられ、かつ赤外線の中心出力16が、下顎部6の左端(赤外線発光素子が左端に設けられる場合は右端となる)から外にわずかにずれる角度θ1となるように傾けて取付けられている。赤外線受光素子14は、赤外線発光素子13の反対側に横並びに受光部を手挿入部1内に向けて設けられている。手検知部の検知範囲Aは、手挿入部1内の中央やや左寄りにあり、検知範囲Aに手が挿入されると手に反射した赤外線が赤外線受光素子14に受光され、これにより制御手段15は、高圧空気流発生装置3と電気ヒータ11を動作させる。検知範囲Aから手が無くなると制御手段15は、高圧空気流発生装置3と電気ヒータ11を停止させる。
赤外線発光素子13の中心出力16は、下顎部6に反射しないため、強い赤外線が乱反射によって赤外線受光素子14に受光されるようなことはなく、中心出力16が下顎部6の左端から外にわずかにずれているので、手挿入部1近傍の図2に示す範囲Bに人が近づき、或いは横切ってもそれによって動作が開始されるようなことがない。従って、誤検知を防ぐために手検知の基準値を高く設定する必要もないので、手挿入部1内での手の検知範囲Aを広く採ることができる。
実施の形態2.
図4と図5によって示す本実施の形態の手乾燥装置は、手検知部の赤外線発光素子を複数個設けたもので、これに係る構成以外は実施の形態1のものと同じである。従って、実施の形態1のものと同じ部分については、実施の形態1のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
図4は、手検知部の機能を示す手挿入部1の略体正面図、図5は、手検知部の機能を示す手挿入部1の略体側断面図である。この手乾燥装置では、赤外線発光素子13が、図4に示すように手挿入部1の上顎部7の奥側左右端から下部の下顎部6に向かって斜め前方に発光するように設けられ、かつそれぞれの赤外線の中心出力16が、下顎部6の右左端から外にわずかにずれる角度θ2、θ3となるように傾けて取付けられている。赤外線受光素子14は、少なくとも一つが赤外線発光素子13の間に横並びに受光部を手挿入部1内に向けて設けられている。手検知部の検知範囲Cは、手挿入部1内の中央の広い範囲にあり、検知範囲Cに手が挿入されると手に反射した赤外線が赤外線受光素子14に受光され、これにより制御手段15は、高圧空気流発生装置3と電気ヒータ11を動作させる。検知範囲Cから手が無くなると制御手段15は、高圧空気流発生装置3と電気ヒータ11を停止させる。
各赤外線発光素子13の中心出力16は、いずれも下顎部6に反射しないため、強い赤外線が乱反射によって赤外線受光素子14に受光されるようなことはなく、中心出力16が下顎部6の左右端から外にわずかにずれているので、手挿入部1近傍の図4に示す範囲Dに人が近づき、或いは横切ってもそれによって動作が開始されるようなことがない。各赤外線発光素子13の下顎部6寄りの赤外線E1、E2は、下顎部6にそれぞれθ4、θ5の角度で反射し、赤外線受光素子14には受光されない。従って、誤検知を防ぐために手検知の基準値を高く設定する必要もなく、複数の赤外線発光素子13により、手挿入部1内での手の検知範囲Cを一層広く採ることができる。
実施の形態3.
図6と図7によって示す本実施の形態の手乾燥装置は、赤外線発光素子の赤外線に関与する手挿入部の下顎部の構成に工夫を講じたもので、これに係る構成以外は実施の形態1のものと同じである。従って、実施の形態1のものと同じ部分については、実施の形態1のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
図6は、手検知部の機能を示す手挿入部1の略体正面図、図7は、手検知部の機能を示す手挿入部1の略体側断面図である。この手乾燥装置では、赤外線発光素子13が、図6に示すように手挿入部1の上顎部7の奥側左右から下部の下顎部6に向かって斜め前方に発光するように設けられている。赤外線受光素子14は、少なくとも一つが赤外線発光素子13の間に横並びに受光部を手挿入部1内に向けて設けられている。手挿入部1の下顎部6には、赤外線発光素子13の中心出力16が手挿入部1の左右から外にはずれるように反射する角度θ6、θ7の勾配17が付けられている。手検知部の検知範囲Fは、手挿入部1内の中央の広い範囲にあり、検知範囲Fに手が挿入されると手に反射した赤外線がθ10の角度で手から反射して赤外線受光素子14に受光され、これにより制御手段15は、高圧空気流発生装置3と電気ヒータ11を動作させる。検知範囲Fから手が無くなると制御手段15は、高圧空気流発生装置3と電気ヒータ11を停止させる。各赤外線発光素子13の中心出力16は、角度θ6、θ7の勾配17によってθ8、θ9の角度で手挿入部1の左右方向の外に反射され、範囲Gを人が横切っても赤外線受光素子14に受光されることはない。
実施の形態4.
図8と図9によって示す本実施の形態の手乾燥装置は、手検知部をホルダーに一体に構成したものであり、ホルダーに係る構成以外は上述した各実施の形態のものと同じである。従って、各実施の形態のものと同じ部分については、各実施の形態のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
図8は、ホルダー18の断面図、図9は同じくホルダー18の正面図である。この手乾燥装置は、赤外線発光素子13と赤外線受光素子14が、それらの相対位置関係や角度を規定したホルダー18に一体化されていて、ホルダー18ごと手挿入部1に組付けられている。ホルダー18には所定の位置に取付け凹部19が形成され、赤外線発光素子13と赤外線受光素子14がこの取付け凹部19に取付けられている。取付け凹部19には赤外線発光素子13と赤外線受光素子14の取付け角度を規定する取付面20と、取付面20に位置決めする位置決め面21とがある。この位置決め面21と取付面20に合せて取付け凹部19に赤外線発光素子13と赤外線受光素子14が取付けられている。そして、ホルダー18ごと手挿入部1に取付けられている。これにより、赤外線発光素子13や赤外線受光素子14は適正な取付位置や取付角度が確保され、組立てのばらつきがなくなり、当初の適正な検知範囲A,C,Fが保証される。これ以外の機能は各実施の形態のものと同じである。
実施の形態5.
図10と図11によって示す本実施の形態の手乾燥装置は、赤外線発光素子や赤外線受光素子の配置を前後方向に振り分けて構成したものであり、これに係る構成以外は上述した実施の形態1〜3のものと同じである。従って、実施の形態1〜3のものと同じ部分については、それらのものと同じ符号を用い、その説明は省略する。
図10は、手挿入部1の略体側断面図である。この手乾燥装置では赤外線発光素子13が手挿入部1の上顎部7の奥側に設けられ、赤外線受光素子14が手挿入部の上顎部7の入口側に設けられている。赤外線発光素子13は、手挿入部1の上顎部7の奥側から下顎部6の入口側に向かって斜め前方に、その中心出力16が下顎部6の左右の端から外にわずかにずれるような位置になるように取付けられている。これにより、赤外線発光素子13の中心出力16は、下顎部6に反射しないため、強い赤外線が乱反射によって赤外線受光素子14に受光されるようなことはなく、中心出力16が下顎部6の左端や右端から外にわずかにずれているので、手挿入部1近傍に人が近づき、或いは横切ってもそれによって動作が開始されるようなことがない。従って、誤検知を防ぐために手検知の基準値を高く設定する必要もないので、手挿入部1内での手の検知範囲を広く採ることができる。
図11は、これとは赤外線発光素子13と赤外線受光素子14の配置を逆にした手乾燥装置の手挿入部1の略体側断面図である。即ち、赤外線発光素子13は、手挿入部1の上顎部7の入口側から下顎部6の奥側に向かって斜め後方に発光するように設けられ、赤外線受光素子14は、手挿入部1の上顎部7の奥側に設けられている。
この構成により、赤外線発光素子13の出力は、手挿入部1の奥側に向けられることになり、手挿入部1近傍に人が近づき、或いは横切ってもそれによって動作が開始されるようなことがない。従って、誤検知を防ぐために手検知の基準値を高く設定する必要もないので、手挿入部1内での手の検知範囲を広く採ることができる。
手乾燥装置の断面図である。(実施の形態1) 手検知部の機能を示す手挿入部の略体正面図である。(実施の形態1) 手検知部の機能を示す手挿入部の略体側断面図である。(実施の形態1) 手検知部の機能を示す手挿入部の略体正面図である。(実施の形態2) 手検知部の機能を示す手挿入部の略体側断面図である。(実施の形態2) 手検知部の機能を示す手挿入部の略体正面図である。(実施の形態3) 手検知部の機能を示す手挿入部の略体側断面図である。(実施の形態3) ホルダーを示す断面図である。(実施の形態4) ホルダーを示す正面図である。(実施の形態4) 手検知部の機能を示す手挿入部の略体側断面図である。(実施の形態5) 手検知部の機能を示す手挿入部の略体側断面図である。(実施の形態5)
符号の説明
1 手挿入部、 3 高圧空気流発生装置、 6 下顎部、 7 上顎部、 10 エアーノズル、 13 赤外線発光素子、 14 赤外線受光素子、 16 中心出力、 17 勾配、 18 ホルダー、 20 取付面。

Claims (7)

  1. 正面に開放し、背面側にくぼんだ凹状空間として構成された手挿入部を有し、この手挿入部に挿入された手を赤外線発光素子と赤外線受光素子による手検知部により検知して高圧空気流発生装置を動作させ、高速空気流に変換して前記手挿入部内に噴射し、手に付着した水分を吹き飛ばして手を乾燥させる手乾燥装置であって、前記赤外線発光素子を前記手挿入部の上部の上顎部から下部の下顎部に向かって斜め前方に発光するように設けるとともに、その赤外線発光素子の中心出力を、前記下顎部の左右の端から外にわずかにずらし、前記手検知部の検知範囲を前記手挿入部内にしたことを特徴とする手乾燥装置。
  2. 請求項1に記載の手乾燥装置であって、赤外線発光素子を複数個横並びに設けた手乾燥装置。
  3. 正面に開放し、背面側にくぼんだ凹状空間として構成された手挿入部を有し、この手挿入部に挿入された手を赤外線発光素子と赤外線受光素子による手検知部により検知して高圧空気流発生装置を動作させ、高速空気流に変換して前記手挿入部内に噴射し、手に付着した水分を吹き飛ばして手を乾燥させる手乾燥装置であって、前記赤外線発光素子を前記手挿入部の上部の上顎部から下部の下顎部に向かって発光させるように設けるとともに、下顎部を赤外線発光素子の中心出力が、手挿入部の左右の端から外にはずれるように反射する勾配を付け、前記手検知部の検知範囲を前記手挿入部内にしたことを特徴とする手乾燥装置。
  4. 正面に開放し、背面側にくぼんだ凹状空間として構成された手挿入部を有し、この手挿入部に挿入された手を赤外線発光素子と赤外線受光素子による手検知部により検知して高圧空気流発生装置を動作させ、高速空気流に変換して前記手挿入部内に噴射し、手に付着した水分を吹き飛ばして手を乾燥させる手乾燥装置であって、前記赤外線発光素子と前記赤外線受光素子を、それらの相対位置関係を規定するホルダーに一体化して、同ホルダーごと前記手挿入部に組付けた手乾燥装置。
  5. 請求項4に記載の手乾燥装置であって、手検知部が手挿入部の上部の上顎部に設けられ、赤外線発光素子のホルダーへの組込み位置が、前記手挿入部の下部の下顎部に向かって斜め前方に向かって発光させるように規定され、かつ、その中心出力が前記下顎部の左右の端から外にわずかにずれる位置に規定されている手乾燥装置。
  6. 正面に開放し、背面側にくぼんだ凹状空間として構成された手挿入部を有し、この手挿入部に挿入された手を赤外線発光素子と赤外線受光素子による手検知部により検知して高圧空気流発生装置を動作させ、高速空気流に変換して前記手挿入部内に噴射し、手に付着した水分を吹き飛ばして手を乾燥させる手乾燥装置であって、前記赤外線発光素子を前記手挿入部の上部の上顎部の入口側から下部の下顎部の奥側に向かって斜め後方に発光するように設けるとともに、前記赤外線受光素子を、前記手挿入部の上部の上顎部の奥側に配置した手乾燥装置。
  7. 正面に開放し、背面側にくぼんだ凹状空間として構成された手挿入部を有し、この手挿入部に挿入された手を赤外線発光素子と赤外線受光素子による手検知部により検知して高圧空気流発生装置を動作させ、高速空気流に変換して前記手挿入部内に噴射し、手に付着した水分を吹き飛ばして手を乾燥させる手乾燥装置であって、前記赤外線発光素子を前記手挿入部の上部の上顎部の奥側から下部の下顎部の入口側に向かって斜め前方に、その中心出力が前記下顎部の左右の端から外にわずかにずれるような位置で発光させ、前記赤外線受光素子を、前記手挿入部の上部の上顎部の入口側に配置した手乾燥装置。
JP2003423010A 2003-12-19 2003-12-19 手乾燥装置 Expired - Lifetime JP3959486B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003423010A JP3959486B2 (ja) 2003-12-19 2003-12-19 手乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003423010A JP3959486B2 (ja) 2003-12-19 2003-12-19 手乾燥装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005177151A true JP2005177151A (ja) 2005-07-07
JP3959486B2 JP3959486B2 (ja) 2007-08-15

Family

ID=34783689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003423010A Expired - Lifetime JP3959486B2 (ja) 2003-12-19 2003-12-19 手乾燥装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3959486B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007013142A1 (ja) 2005-07-26 2007-02-01 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 手乾燥装置
JP2008110240A (ja) * 2008-01-25 2008-05-15 Mitsubishi Electric Corp 手乾燥装置
WO2019102582A1 (ja) * 2017-11-24 2019-05-31 三菱電機株式会社 手乾燥装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007013142A1 (ja) 2005-07-26 2007-02-01 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 手乾燥装置
KR100909730B1 (ko) * 2005-07-26 2009-07-29 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 손 건조 장치
US7971368B2 (en) 2005-07-26 2011-07-05 Mitsubishi Electric Corporation Hand drying apparatus
JP2008110240A (ja) * 2008-01-25 2008-05-15 Mitsubishi Electric Corp 手乾燥装置
JP4607196B2 (ja) * 2008-01-25 2011-01-05 三菱電機株式会社 手乾燥装置
WO2019102582A1 (ja) * 2017-11-24 2019-05-31 三菱電機株式会社 手乾燥装置
JPWO2019102582A1 (ja) * 2017-11-24 2020-04-02 三菱電機株式会社 手乾燥装置
CN111356392A (zh) * 2017-11-24 2020-06-30 三菱电机株式会社 手干燥装置
CN111356392B (zh) * 2017-11-24 2021-11-30 三菱电机株式会社 手干燥装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3959486B2 (ja) 2007-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4105209B2 (ja) 手乾燥装置
JP4607196B2 (ja) 手乾燥装置
JP3959486B2 (ja) 手乾燥装置
JPH11113794A (ja) 手乾燥装置
JP6295889B2 (ja) 加湿機
WO2018066134A1 (ja) 電動送風機、電気掃除機およびハンドドライヤー
JP3852616B2 (ja) 手乾燥装置
JP6381809B2 (ja) 手乾燥装置
JP3882850B2 (ja) 手乾燥装置
JP2010259572A (ja) 手乾燥装置
US10694905B2 (en) Hand dryer device
JP3882442B2 (ja) 手乾燥装置
JP3770255B2 (ja) 手乾燥装置
JP5226029B2 (ja) 手乾燥装置
WO2018220715A1 (ja) 手乾燥装置
JP4985269B2 (ja) 手乾燥装置
JP3387391B2 (ja) 手乾燥装置
JP3475954B2 (ja) 手乾燥装置
JP3747924B2 (ja) 手乾燥装置
JP2005203909A (ja) 媒体検出用フォトセンサ及び手乾燥装置
JP6072589B2 (ja) 手乾燥装置
JPH11113795A (ja) 手乾燥装置
JP2007301277A (ja) 電動送風機及び電気掃除機
JP2010038366A (ja) 蒸気調理器
JP2001258789A (ja) エア式乾燥機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070410

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070423

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3959486

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120525

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120525

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130525

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140525

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term