JP2005177147A - 遊技機、遊技機用プログラム及び遊技機をなすコンピュータにより読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 通常の遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態に移行しているときに、遊技者が遊技の単調さを感じることを防止できるため、遊技の興趣を向上できる遊技機、遊技機用プログラム及び遊技機をなすコンピュータにより読み取り可能な記録媒体を提供する。
【解決手段】 大入賞口を開放・閉鎖する態様を繰り返す通常の遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態に移行し、その間に通常の演出態様からなる表示を行う遊技機において、入賞態様判定手段49dによって、前記開放した大入賞口に入賞する遊技媒体の入賞態様が特定の入賞態様であると判定したときに、演出内容表示手段55が通常の演出態様からなる表示内容に代え、これと異なる特定の演出態様からなる表示内容を表示する。
【選択図】 図3
【解決手段】 大入賞口を開放・閉鎖する態様を繰り返す通常の遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態に移行し、その間に通常の演出態様からなる表示を行う遊技機において、入賞態様判定手段49dによって、前記開放した大入賞口に入賞する遊技媒体の入賞態様が特定の入賞態様であると判定したときに、演出内容表示手段55が通常の演出態様からなる表示内容に代え、これと異なる特定の演出態様からなる表示内容を表示する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、例えばぱちんこ遊技機、ピンボールマシンもしくはスロットマシン等の遊技機、遊技機用プログラム及び遊技機をなすコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に関する。
従来、ぱちんこ遊技機には、遊技盤に設けられた始動口に入賞する遊技球等の遊技媒体を検出することを契機として当否の抽選を行い、その抽選の結果が当りの場合に、「大当り」の遊技状態と称される、通常の遊技状態から、これよりも遊技者にとって有利な遊技状態に移行させるものがある。
そして、その抽選の結果に応じて、上記の遊技盤に配設されているディスプレイに特別図柄と称される図柄の変動態様と停止態様を表示するようにしている。
そして、その抽選の結果に応じて、上記の遊技盤に配設されているディスプレイに特別図柄と称される図柄の変動態様と停止態様を表示するようにしている。
この種のぱちんこ遊技機では、前記遊技者にとって有利な遊技状態に移行した場合、多くの遊技利益すなわち出球を獲得できるようになっている。
すなわち、この大当りの遊技状態においては、遊技盤に配設されているアタッカとも称される大入賞口の開閉扉を所定時間だけ開放するラウンドと称される態様を、その大入賞口内の所謂Vゾーンに遊技球が入賞することによって継続して繰り返すようになっており、大当りの遊技期間はそのラウンド回数が規定の回数に達したときに終了する。
すなわち、この大当りの遊技状態においては、遊技盤に配設されているアタッカとも称される大入賞口の開閉扉を所定時間だけ開放するラウンドと称される態様を、その大入賞口内の所謂Vゾーンに遊技球が入賞することによって継続して繰り返すようになっており、大当りの遊技期間はそのラウンド回数が規定の回数に達したときに終了する。
また、大当りの遊技状態に移行したときには、ディスプレイに大当りの遊技状態であることを画像によって表示して、遊技者に報知する。このときに、ディスプレイに表示される画像は、通常、一定の大当り画像が各ラウンドで繰り返し表示されるものであった。
上述の大当りの遊技状態は、多くの出球等の遊技利益を獲得でき遊技者にとって一番楽しい時間とされる。
しかしながら、大当りの遊技状態の間、規定回数に達するまでの各ラウンドにおいては、遊技者は、大入賞口に遊技球を機械的に入賞させるだけの遊技を続けることになる。たとえ、ラウンドとラウンドの間に、遊技球の発射を停止して所謂止め打ちを行うとしても、遊技者は遊技に単調さを感じるときがあるという問題があった。
しかしながら、大当りの遊技状態の間、規定回数に達するまでの各ラウンドにおいては、遊技者は、大入賞口に遊技球を機械的に入賞させるだけの遊技を続けることになる。たとえ、ラウンドとラウンドの間に、遊技球の発射を停止して所謂止め打ちを行うとしても、遊技者は遊技に単調さを感じるときがあるという問題があった。
また、ディスプレイに表示される画像も前記のように一定の大当り画像であり、そのような一定の大当り画像を繰り返し表示するだけでは、遊技者が遊技に単調さを感じることを防止できないものであった。
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、多くの遊技利益を獲得でき遊技者にとって楽しいとされる、通常の遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態に移行中において、遊技者が遊技の単調さを感じることを防止できるため、遊技の興趣を向上できる遊技機、遊技機用プログラム及び遊技機をなすコンピュータにより読み取り可能な記録媒体を提供することを目的としている。
請求項1に記載の遊技機は、遊技領域に設けられた特定の入賞口に遊技媒体が入賞することを条件として抽選し、その抽選結果に基いて通常の遊技状態から、遊技媒体を入賞させる大入賞口を開放した後に所定の開放時間が経過しまたはその大入賞口に遊技媒体が入賞する回数が所定の上限回数に達したときにその大入賞口を閉鎖する態様を繰り返す通常の遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態に移行し、その間に通常の演出態様からなる表示を行う遊技機において、前記開放した大入賞口に入賞する遊技媒体の入賞態様が、特定の入賞態様であるか否かを判定する入賞態様判定手段と、入賞態様判定手段によって、前記開放した大入賞口に入賞する遊技媒体の入賞態様が特定の入賞態様であると判定したときに、通常の演出態様からなる表示内容に代え、これと異なる特定の演出態様からなる表示内容を表示する表示手段とを備えていることを特徴としている。
請求項2に記載の遊技機は、請求項1に記載した入賞態様判定手段が、前記開放した大入賞口に遊技媒体が前記所定の上限回数よりも少ない特定の回数入賞したことを、特定の入賞態様であると判定することを特徴としている。
請求項3に記載の遊技機は、請求項1に記載した入賞態様判定手段が、前記開放した大入賞口に遊技媒体が前記所定の上限回数よりも少なくかつ所定の範囲内の回数入賞したことを、特定の入賞態様であると判定することを特徴としている。
請求項4に記載の遊技機は、請求項1に記載した入賞態様判定手段が、前記大入賞口が開放した後に前記所定の開放時間よりも短い所定時間が経過したことを、特定の入賞態様であると判定することを特徴としている。
請求項5に記載の遊技機用プログラムは、遊技領域に設けられた特定の入賞口に遊技媒体が入賞することを条件として抽選し、その抽選結果に基いて通常の遊技状態から、遊技媒体を入賞させる大入賞口を開放した後に所定の開放時間が経過しまたはその大入賞口に遊技媒体が入賞する回数が所定の上限回数に達したときにその大入賞口を閉鎖する態様を繰り返す通常の遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態に移行し、その間に通常の演出態様からなる表示を行う遊技機をなすコンピュータに、前記開放した大入賞口に入賞する遊技媒体の入賞態様が、特定の入賞態様であるか否かを判定する入賞態様判定機能と、入賞態様判定機能によって、前記開放した大入賞口に入賞する遊技媒体の入賞態様が特定の入賞態様であると判定したときに、通常の演出態様からなる表示内容に代え、これと異なる特定の演出態様からなる表示内容を表示する表示機能とを実現することを内容としている。
請求項6に記載の遊技機をなすコンピュータにより読み取り可能な記録媒体は、請求項5に記載した遊技機用プログラムを記録したことを特徴としている。
請求項1〜6に記載の発明によれば、入賞態様判定手段によって、開放した大入賞口に入賞する遊技媒体の入賞態様が特定の入賞態様であると判定したときに、表示手段によって、通常の演出態様からなる表示内容に代え、これと異なる特定の演出態様からなる表示内容を表示するので、特定の演出態様からなる表示内容を表示させることを望む遊技者は、特定の入賞態様にするように積極的に遊技を行うようになる。また、遊技者には特定の入賞態様にする技量が要求され、特定の入賞態様にできたときに達成感が生じるので遊技の興趣が向上する。また、前記遊技者にとって有利な遊技状態に移行しているときに通常の演出態様からなる表示内容を表示したときに比べて、入賞態様が特定の入賞態様であれば通常の演出態様からなる表示内容と異なる特定の演出態様からなる表示内容を表示するので、表示される表示内容がバリエーションに富んだものになり、表示内容を見る遊技者が飽きることを防止できる等の優れた効果を奏し得る。
また、各請求項に記載の発明によれば、上記効果に加えて次の効果を得ることができる。
請求項2の記載の発明によれば、入賞態様判定手段が、前記開放した大入賞口に遊技媒体が前記所定の上限回数よりも少ない特定の回数入賞したことを、特定の入賞態様であると判定するので、遊技者は特定の入賞態様とするために、大入賞口に遊技媒体が入賞する回数を前記特定の回数にするように入賞回数を数える等して調整する遊技を行う必要がある。したがって、遊技媒体の発射を一時停止する所謂止め打ちの操作を行う必要がある等、遊技が緊張感のあるものになって遊技の面白みが増すものである。
請求項2の記載の発明によれば、入賞態様判定手段が、前記開放した大入賞口に遊技媒体が前記所定の上限回数よりも少ない特定の回数入賞したことを、特定の入賞態様であると判定するので、遊技者は特定の入賞態様とするために、大入賞口に遊技媒体が入賞する回数を前記特定の回数にするように入賞回数を数える等して調整する遊技を行う必要がある。したがって、遊技媒体の発射を一時停止する所謂止め打ちの操作を行う必要がある等、遊技が緊張感のあるものになって遊技の面白みが増すものである。
請求項3に記載の発明によれば、入賞態様判定手段が、前記開放した大入賞口に遊技媒体が前記所定の上限回数よりも少なくかつ所定の範囲内の回数入賞したことを、特定の入賞態様であると判定するので、遊技者は特定の入賞態様とするために、遊技媒体が大入賞口に入賞する回数を所定範囲内の回数にするように入賞回数を数える等して調整する遊技を行う必要が生じる。しかも、遊技媒体の入賞回数が所定範囲を超えたならば、特定の演出態様からなる表示内容が表示されないので、止め打ちを行う必要がある等、さらに遊技が緊張感のあるものになって遊技操作の面白みが増すものである。
請求項4に記載の発明によれば、入賞態様判定手段が、前記大入賞口が開放した後に前記所定の開放時間よりも短い所定時間が経過したことを、特定の入賞態様であると判定するので、遊技者は特定の入賞態様とするために、大入賞口が開放を開始してからの時間を勘案しながら遊技を行う必要がある。したがって、遊技者は、時間の要素も加味して遊技を行う必要があり、さらに緊張感の高い遊技を行うことができ、遊技の興趣が高い。
請求項5に記載の発明によれば、コンピュータに本発明の遊技機用プログラムのインストールをすることによりこのコンピュータが遊技機としての各機能を発揮することができる。
請求項6に記載の発明によれば、本発明の遊技機用プログラムを記録した記録媒体から遊技機をなすコンピュータで読み取って遊技機としての各機能を発揮することができる。
所謂ホール等に設置されている遊技機は、直径約25(ミリ)のメダルや外径約11(ミリ)の遊技球その他の遊技媒体の供給に基づいて、所謂ゲームとも呼称される種々の遊技を行うことができるようになっている。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明するが、ここでは、上記遊技媒体として示した遊技球やメダルのうち、遊技球を用いた遊技を行うぱちんこ遊技機(以下「弾球遊技機」ともいう)であって、弾球遊技機の一側部にプリペイドカードCに記録されている情報を読み取るためのプリペイドカードユニット(以下「CRユニット」という)20を設置したものである。
図1は、一実施形態に係るぱちんこ遊技機及びCRユニットの外観斜視図、図2は、ぱちんこ遊技機Aの受け皿付扉を取り外した状態の正面図である。
一実施形態に係るぱちんこ遊技機Aは、遊技盤7を、これに形成され、遊技球aが流下する遊技領域7aが視認できる正面位置に固定した遊技機本体8に、その遊技盤7を覆う主扉9と受け皿付扉10とを上下にしかつ開閉自在に取り付けた外観構成になっている。
上記の遊技機本体8は、例えば木製の外枠kに内設されることにより、ホール等遊技場に設置した所謂島設備等に配列固定されるようになっている。
主扉9は、詳細を後述する遊技盤7を視認できるほぼ円形の窓孔9aを形成した扉板11に、ガラスや樹脂等で形成した透明板12を嵌め込んだものであり、その扉板11の上部中央に枠ランプ13を、また、これの左右両側にスピーカ14,14を配設している。
なお、この主扉9は、図示しないロック機構により遊技機本体8に対してロック及びアンロックされるようになっている。
遊技盤7は、主扉9の上記窓孔9aに対向し、かつ、遊技機本体8に対して着脱可能に取り付けられており、それは、縦横約500(ミリ)程度の略正方形をした例えば木製のものである。
受け皿付扉10で覆われる上記遊技機本体8の正面下方には、発射駆動装置15がやや左側部寄りに、また、遊技球排出路を備えた遊技球貯溜部16がほぼ中央部分に配設されている。
受け皿付扉10の上部には、払い出された多数の遊技球a…を貯留できかつそれら遊技球a…を発射駆動装置15に向けて案内する案内通路が設けられた受け皿17が突設されているとともに、下部には、回動式操作ハンドルHと回動可能な灰皿18とが、上記受け皿17を挟む両側下方に配設されている。
なお、符号19,19は、受け皿17に貯留させた遊技球aを、所謂ドル箱とも呼称される遊技球収集箱(図示しない)に排出させるための排出釦である。
回動式操作ハンドル(以下「操作ハンドル」という。)Hは、上記発射駆動装置15に案内された遊技球aを前記遊技盤7内に区画形成された、詳細を後述する遊技領域7aに向けての打出し(発射)操作を行うためのものである。操作ハンドルHの連続的な操作により上記発射駆動装置15によって順次または連続的に遊技球aを発射する。
灰皿18の上側には、CRユニット20のカード挿入口(図示しない)に挿入したプリペイドカードのカード返却釦21と貸し球用釦22を配設した凸部23が形成されているとともに、操作ハンドルHの上側には当該凸部23と正面視左右対称の位置に同径同大の凸部24が形成されている。
なお、受け皿付扉10は、前記した主扉9と同じく、図示しないロック機構によって遊技機本体8に対してロック及びアンロックされるようになっている。
遊技盤7の正面には、上記打出された遊技球aを摺接ガイドする機能を有し、かつ、適宜に配設された多数本の釘(図示しない)からなるゲージを囲繞することにより、直径約300(ミリ)程度の遊技領域7aを略円形に区画形成するガイドレール25,26が撓曲形成されている。
遊技領域7aのほぼ中央部分には、特別図柄(識別情報)や所定のアニメーションキャラクタの背景画像等を変動表示させることのできるLCD(Liquid Crystal Display)等からなる、正面視長方形の表示部(以下「ディスプレイ」という。)27が配置されている。
一般に特別図柄とは、通常の遊技状態から、これよりも利益獲得率の高い、つまり遊技者にとって有利な遊技状態に移行するか否かの抽選による判定の結果を報知するものをいう。
「通常の遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態」とは、「遊技媒体を入賞させる大入賞口を開放した後に所定の開放時間が経過しまたはその大入賞口に遊技媒体が入賞する回数が所定の上限回数に達したときにその大入賞口を閉鎖する態様を繰り返す」ものをいい、実施形態では大当たりの遊技状態をいう。
「遊技媒体を入賞させる大入賞口を開放」とは、実施形態では、後記する大入賞口42に設けられた開閉扉42aを開放作動させることによってその大入賞口42を開放状態として1または複数の遊技球aを容易に受入れ可能にすることをいう。
「所定の開放時間」は実施形態では、上記の開閉扉42aが開放作動した後に閉鎖作動するまでの大入賞口42が開放状態に維持している時間をいい、30秒等適宜に選択できる。
「所定の上限回数」は、実施形態では、大入賞口42が一回の開放状態で遊技球aを入賞させ得る回数をいい、10回等適宜にその上限回数を選択できる。
「大入賞口を開放した後にその大入賞口を閉鎖する態様を繰り返す」とは、実施形態では、後述する状態移行手段49cによって大当りの遊技状態に移行したときに、大入賞口42の開閉扉42aを開放作動してから所定の開放時間の経過等によって閉鎖作動することを繰り返し行うことをいう。この場合、大入賞口42を開放・閉鎖する態様を継続して繰り返し行う契機は、大入賞口42が開放状態中に、その大入賞口42に受入れられて特定の入賞領域に入賞した遊技球a(所謂継続球)を入賞特定領域検知センサ64によって検出したことである。
「繰り返す」回数は、実施形態では10〜16回等の複数の規定された回数であり、この大入賞口42を開放・閉鎖する態様を繰り返す回数がその規定の回数に達したときに大当たりの遊技状態は終了する。
「繰り返す」回数は、実施形態では10〜16回等の複数の規定された回数であり、この大入賞口42を開放・閉鎖する態様を繰り返す回数がその規定の回数に達したときに大当たりの遊技状態は終了する。
「大当り」とは、実施形態では、当否の抽選の結果当選することをいう。
「通常の遊技状態」とは、実施形態では、当否の抽選の結果が外れとなり大当りの遊技状態に移行しない遊技状態をいう。
「遊技者にとって有利」とは、例えば当否の抽選の結果が外れとなるときよりも払い出す遊技球の出玉率がよいことを意味している。
「通常の遊技状態」とは、実施形態では、当否の抽選の結果が外れとなり大当りの遊技状態に移行しない遊技状態をいう。
「遊技者にとって有利」とは、例えば当否の抽選の結果が外れとなるときよりも払い出す遊技球の出玉率がよいことを意味している。
「特別図柄」は、本実施形態では、複数の図柄を配列してなる左図柄列・中図柄列・右図柄列からそれぞれ選択された図柄の変動態様、図柄の停止態様がディスプレイ27に想定される左表示領域・中表示領域・右表示領域にそれぞれ表示されるようになっている。
「特別図柄の変動態様」とは、変動パターンともいい、左図柄列の変動パターン、中図柄列の変動パターン、右図柄列の変動パターンからなり、それら変動パターンは、各図柄列が上下に高速に移動し順次表示される内容のものである。
「特別図柄の変動態様」には、実施形態では、大当たりの遊技状態に移行する可能性があることを表示する変動態様である「リーチ」の表示態様が含まれる。
「リーチの表示態様」は、ディスプレイ27の隣り合うもしくは離れた表示領域に表示される図柄同士が同じ停止図柄になり残りの表示領域に図柄の変動表示されている態様をいう。このリーチの変動態様の表示により、通常の遊技状態から大当たりの遊技状態に移行する可能性があることを遊技者に視覚的に認識させることができる。
「リーチの表示態様」は、ディスプレイ27の隣り合うもしくは離れた表示領域に表示される図柄同士が同じ停止図柄になり残りの表示領域に図柄の変動表示されている態様をいう。このリーチの変動態様の表示により、通常の遊技状態から大当たりの遊技状態に移行する可能性があることを遊技者に視覚的に認識させることができる。
「特別図柄の停止態様」は、上記した左図柄列・中図柄列・右図柄列からそれぞれ選択した図柄の停止態様の組み合わせとなり、それら各列の全てについて停止図柄が選択されて停止表示させるものである。
実施形態では当否の判定の抽選の結果に対応した特別図柄の停止態様を表示し、上述のように例えば大当たりならば「1・1・1」〜「12・12・12」のように同じ図柄が3つ並んだ停止態様になり、外れならば「1・2・1」等のように、少なくとも1つの図柄が他の図柄と異なる停止態様になる。
実施形態では当否の判定の抽選の結果に対応した特別図柄の停止態様を表示し、上述のように例えば大当たりならば「1・1・1」〜「12・12・12」のように同じ図柄が3つ並んだ停止態様になり、外れならば「1・2・1」等のように、少なくとも1つの図柄が他の図柄と異なる停止態様になる。
通常の遊技状態から前記大当りの遊技状態への移行は、遊技領域7aに設けられた始動口(特定の入賞口)40に遊技球(遊技媒体)aが入賞することを条件として所定の乱数発生手段により乱数を抽出し、この抽出した乱数と予め定められた数値とを比較する抽選判定の判定結果に応じ行われる。
すなわち、始動口40に遊技球が入賞することにより行われる抽選判定に当選することにより、通常の遊技状態から大当たりの遊技状態に移行するようになっている。
ところで、前記したディスプレイ27の左右側下部(正面視左右側下部)近傍には、風車38が配設されているとともに、当該ディスプレイ27の下方には、電動チューリップ39を近設した始動口40が配設されている。
始動口40は、これに前記発射駆動装置15から発射された遊技球aが入賞することを、図3に示す特定入賞球検知センサ62によって検知されることによって、上述の大当たり等の抽選による判定を行い、特別図柄の変動態様、特別図柄の停止態様を上記ディスプレイ27に表示させ、また、所定数の遊技球を賞球として払い出す契機とするためのものである。
ディスプレイ27の周囲には、これを囲むように形成された飾り部材28が取り付けられており、その飾り部材28の右一側部(正面視右側部)に、4つLED等のランプを有している通過保留数表示ランプ30が配設され、左他側部(正面視左側部)に、普通図柄LED31,32とが配設されている。
上記したディスプレイ27の下部には、4つの特定保留数表示ランプ34〜37が横一列に配列されている。
4つの特定保留数表示ランプ34〜37は、始動口40への遊技球aの入賞を検知したことに基づき、通常の遊技状態から大当りの遊技状態に移行するか否かの抽選による判定を所定の上限回数まで保留した回数(以下「特定保留数」という)を、その特定保留数表示ランプ34〜37の点灯数により示すものである。
上記始動口40の左右両側方にはスルーチャッカ41,41が所要の間隔をもって配設されているとともに、上記電動チューリップ39の下方には遊技球aを入賞させる大入賞口42が配設されている。
大入賞口42には、大入賞口42を開放・閉鎖する開閉扉42aと,この開閉扉42aを開放作動・閉鎖作動させる図示しないアクチュエータとが設けられている。また、大入賞口42内には、特定の入賞領域とその他の入賞領域が区画されていると共に、大入賞口42に受入れられた遊技球aを特定の入賞領域とその他の入賞領域に振り分けて入賞させる入賞領域振り分け部材(図示省略)が設けられている。
大入賞口42内に入賞する遊技球aは、入賞領域に拘わらずに後述する特別入賞球検知センサ63で検知されることによって賞球が払い出される。
特定の入賞領域に入賞する遊技球aは、後述する入賞特定領域検知センサ64によって検知されることによって、大当りの遊技状態に移行中に大入賞口42の開閉扉42aを所定時間開放することを継続して繰り返すようになっている。
電動チューリップ39は、始動口40を拡縮する拡縮部材(以下「可動部材」ともいう)39a,39aと、この可動部材39a,39aを拡縮作動させるように駆動するアクチュエータ(図示しない)を有して構成されているものである。
通過保留数表示ランプ30は、普通図柄LED31,32の変動表示中にスルーチャッカ41,41にて検知された遊技球aの個数に応じて普通図柄の表示内容と電動チューリップ39の作動内容を抽選させること(抽出乱数等)を保留した回数、つまり普通図柄の作動記憶の個数をその個数に対応した数のランプを点灯して表示させるためのものである。
「普通図柄」とは、電動チューリップ39の可動部材39a,39aを拡縮作動させるか否かの当否を報知できる図柄をさす。普通図柄としては、「○」等の当り図柄、「×」などの外れ図柄を挙げることができる。
前記遊技領域7aには、前記飾り部材28の他、ガイドレール26に沿って、上記大入賞口42を形成したセンター飾り部材43、入賞口46a,46b,46a,46bを形成した袖飾り部材44,44′、サイド飾り部材45,45′が適宜配設されている。なお、47は、入賞しなかった遊技球aを回収するためのアウト口である。
次に、回路系統及び各部信号等などについて図3〜図5を参照して説明する。図3は、本発明の一実施形態に係るぱちんこ遊技機の制御回路を示すブロック図である。図4(a)〜(c)は、遊技球aの入賞態様と特定の演出態様からなる表示内容の表示タイミングの例の説明図、図5は主制御装置48から図柄制御装置71へ送出される信号の説明図である。
ぱちんこ遊技機Aは、外部電源の供給を受けて、後述する主制御装置48や各副制御装置等へ所定電圧の電源の供給を行う電源供給装置60を有している。主制御装置48の入力側には、入力インターフェース61を介して、ぱちんこ遊技機Aの各所で遊技球aを検知(検出)する特定入賞球検知センサ62、特別入賞球検知センサ63、入賞特定領域検知センサ64、通過球検知センサ65、その他入賞球検知センサ66、遊技球払出検知センサ67及びエラー検知センサ68等が接続されている。
特定入賞球検知センサ62は、前記始動口40に入賞した遊技球aを検知(検出)するためのものである。
特別入賞球検知センサ63は、大入賞口42に入賞した遊技球aを検知(検出)するためのものである。
入賞特定領域検知センサ64は、大入賞口42内の特定の入賞領域に入賞した遊技球aを検知(検出)するためのものである。
主制御装置48は、CPU(Central Processing Unit)49と、制御プログラムや乱数テーブル等が記憶されたROM(Read Only Memory)50と、上記CPU49のワーク用メモリとしてのRAM(Random Access Memory)51と、水晶発振回路52とを有して構成されている。
主制御装置48のROM50は、制御プログラムや乱数テーブル等と共に、後述する遊技機用プログラムと、通常の遊技状態から大当りの遊技状態に移行するか否かの当否の抽選を行うための当否抽選テーブルと、大当り・外れ用の特別図柄の停止態様の抽選テーブルと、大当り・外れ用の特別図柄の変動態様(変動パターン)の抽選テーブルとを記憶している。
CPU49は、上記のROM50に記憶されている後述する遊技機用プログラムに従い、本ぱちんこ遊技機Aの制御機能を有する中央命令処理部である。
水晶発振回路部52は、発振パルスを分周することにより、制御動作の基準となる例えば4(ミリ秒)毎のタイミングパルスを生成するものである。
RAM51は所要量の情報が記録可能になっており、これは、遊技履歴や大当りの遊技状態に移行している間に獲得した遊技利益等が記憶されるようになっている。
「遊技履歴」は、ぱちんこ遊技機Aにおいて、遊技を開始してから現在までに行われた遊技内容の経時的な記録であり、例えば、遊技球aの発射数と払い出し数の比、前記始動口40に遊技球aが一定時間内に入賞した個数、ディスプレイ27で特別図柄を変動表示した回数、大入賞口42の開放時間や回数、当該大入賞口42に入賞した遊技球aの数等を含むものである。
本実施形態においては、このRAM51とCPU49とによって、遊技者が行った遊技の履歴を記憶する遊技履歴記憶手段(履歴記憶手段)53を構成している。
なお、上記遊技の履歴等は、前記RAM51等に記憶しておくことに限られず、例えばスマートメディア等のリムーバブルメモリ、すなわち携帯型情報記録媒体やハードディスク等の非携帯型情報記録媒体に記録するようにしてもよい。
主制御装置48のCPU49は、上記ROM50に記憶されている遊技機用プログラムを実行することによって、上記したRAM51や後述する副制御装置とともに所定の各機能を発揮するようになっている。
遊技機用プログラムは、遊技領域に設けられた特定の入賞口に遊技媒体が入賞することを条件として抽選し、その抽選結果に基いて通常の遊技状態から、遊技媒体を入賞させる大入賞口を開放した後に所定の開放時間が経過しまたはその大入賞口に遊技媒体が入賞する回数が所定の上限回数に達したときにその大入賞口を閉鎖する態様を繰り返す通常の遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態に移行し、その間に通常の演出態様からなる表示を行う遊技機をなすコンピュータに、前記開放した大入賞口に入賞する遊技媒体の入賞態様が、特定の入賞態様であるか否かを判定する入賞態様判定機能と、入賞態様判定機能によって、前記開放した大入賞口に入賞する遊技媒体の入賞態様が特定の入賞態様であると判定したときに、通常の演出態様からなる表示内容に代え、これと異なる特定の演出態様からなる表示内容を表示する表示機能とを実現させることを内容としたものであり、それらの具体的な機能は次の通りである。
(1) 抽選用乱数を生成する機能(乱数生成手段49a)
乱数生成手段49aでは、通常の遊技状態から、これよりも遊技者にとって有利な遊技状態に移行するか否かの当否抽選用の乱数を、この当否抽選に対応する乱数生成範囲を適宜設定し、その乱数生成範囲内における乱数更新処理を行うことにより生成する。なお、当否抽選用以外の判定用乱数を例示すると、変動パターンの決定用乱数、停止図柄の決定用の乱数、普通図柄の表示内容等決定用の乱数があり、これらもそれぞれに対応する乱数生成範囲を適宜設定し、その乱数生成範囲内における乱数更新処理により生成する。
乱数生成手段49aでは、通常の遊技状態から、これよりも遊技者にとって有利な遊技状態に移行するか否かの当否抽選用の乱数を、この当否抽選に対応する乱数生成範囲を適宜設定し、その乱数生成範囲内における乱数更新処理を行うことにより生成する。なお、当否抽選用以外の判定用乱数を例示すると、変動パターンの決定用乱数、停止図柄の決定用の乱数、普通図柄の表示内容等決定用の乱数があり、これらもそれぞれに対応する乱数生成範囲を適宜設定し、その乱数生成範囲内における乱数更新処理により生成する。
(2) 遊技領域に設けられた特定の入賞口に遊技媒体が入賞することを条件として抽選する機能(当否抽選手段49b)
「遊技領域に設けられた特定の入賞口に遊技媒体が入賞することを条件として抽選する」とは、実施形態では遊技領域7aに配設された始動口(特定の入賞口)40に入賞した遊技球aを特定入賞球検知センサ62によって検出したことを条件とし、その条件が達成されたことを契機として大当りか否かの抽選を行うことをいう。
「遊技領域に設けられた特定の入賞口に遊技媒体が入賞することを条件として抽選する」とは、実施形態では遊技領域7aに配設された始動口(特定の入賞口)40に入賞した遊技球aを特定入賞球検知センサ62によって検出したことを条件とし、その条件が達成されたことを契機として大当りか否かの抽選を行うことをいう。
この「大当りか否かの抽選」は、実施形態では、乱数生成手段49aの生成した乱数から抽出した当否抽選用の乱数とROM50内の当否抽選テーブルに基づき、乱数抽選により行う。すなわち、特定入賞球検知センサ62で始動口40から入った遊技球aを検出したことを契機として当否抽選用の乱数の生成範囲から乱数を抽出し、その抽出した乱数と当否抽選テーブルに基づいて、当否抽選用の乱数と大当り数値範囲・外れ数値範囲からなる当否用比較数値の範囲を比較し、大当り数値範囲と一致する場合は大当りと判定し、外れ数値範囲と一致する場合は外れと判定する。
(3) 当否抽選手段49bによって行った、抽選結果に基づいて、特別図柄の停止態様と変動態様をディスプレイ27に表示する機能(特別図柄表示手段54)
本実施形態では、図3に示すように、この特別図柄表示手段54を、主制御装置48、図柄制御装置71、ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ(VDP:video Display Processor)77及びディスプレイ27により構成している。
「抽選結果に基いて、特別図柄の停止態様と変動態様をディスプレイ27に表示する」ため、実施形態では、当否抽選手段29bによる抽選結果に基いてROM50内に記憶されている大当り・外れ用の特別図柄の停止態様の抽選テーブルと大当り・外れ用の変動パターンの抽選テーブルのうちの当否判定結果に基く大当り用または外れ用の各抽選テーブルを選択し、選択した特別図柄の停止態様の抽選テーブルと変動パターンの抽選テーブルから後述する図柄制御装置71のROM71B内に記憶されている特別図柄の停止図柄、及び変動パターン(変動態様)をそれぞれ特定する番号を抽選により選択する。この場合、変動パターンの決定用の乱数生成範囲から抽出した乱数値と特別図柄の変動パターン抽選テーブルに基づき特別図柄の変動パターンを特定する番号を抽選し、停止図柄の決定用の乱数生成範囲から抽出した乱数値と特別図柄の停止態様の抽選テーブルに基づき特別図柄停止態様を特定する番号を抽選する。
主制御装置48は、後述する図柄制御装置71のROM71B内に記憶されている特別図柄の停止図柄、及び変動パターン(変動態様)をそれぞれ特定する番号をその図柄制御装置71に向けて送出する。図柄制御装置71では、送出された特別図柄の停止図柄、及び変動パターンをそれぞれ特定する番号に基き、ROM71B内にテーブルとして記憶された停止図柄、変動パターンのデータを読み出し、それらをビデオ・ディスプレイ・プロセッサ77を介してディスプレイ27に表示するようになっている。
(4) 当否抽選手段49bによる抽選結果に基いて通常の遊技状態から、遊技媒体を入賞させる大入賞口を開放した後に所定の開放時間が経過しまたはその大入賞口に遊技媒体が入賞する回数が所定の上限回数に達したときにその大入賞口を閉鎖する態様を繰り返す通常の遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態に移行する機能(状態移行手段49c)
状態移行手段49cは、実施形態では、図3に示すように、特別入賞球検知センサ63と、入賞特定領域検知センサ64と、主制御装置48と、可動物制御装置76とにより構成している。
「通常の遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態」は、上述のように、遊技球(遊技媒体)aを入賞させる大入賞口42を開放した後に30秒等の所定の開放時間が経過しまたはその大入賞口42に遊技球(遊技媒体)aが入賞する回数が10回等などの所定の上限回数に達したときにその大入賞口42を閉鎖する態様を繰り返すものである。
(5) 前記開放した大入賞口に入賞する遊技媒体の入賞態様が、特定の入賞態様であるか否かを判定する入賞態様判定機能(入賞態様判定手段49d)
「開放した大入賞口に入賞する遊技媒体の入賞態様」とは、実施形態では開閉扉42aが開放状態になった大入賞口42に遊技球aが入賞する回数、その大入賞口に遊技球aが入賞する時期またはそれらの組み合せ等の遊技球aの入賞に関する態様をいう。
「特定の入賞態様であるか否か」は、ここでは、入賞態様判定手段49dによって、「開放した大入賞口に遊技媒体が前記所定の上限回数よりも少ない特定の回数入賞したことを、特定の入賞態様であると判定する」ようにしている。
「所定の上限回数」は、実施形態では10回である。
「所定の上限回数よりも少ない特定の回数」は、実施形態では10回よりも少ない9回である。この特定の回数はその他1〜8の中から適宜選択できる。
「所定の上限回数」は、実施形態では10回である。
「所定の上限回数よりも少ない特定の回数」は、実施形態では10回よりも少ない9回である。この特定の回数はその他1〜8の中から適宜選択できる。
入賞態様判定手段49dは、具体的には、図4(a)のタイミングチャートに示すように、開閉扉42aが開放作動することによって開放した大入賞口42に遊技球aが9回入賞したことによって特定の入賞態様であると判定する。
特定の入賞態様と判定したときには、9回目の入賞した直後から大入賞口42を開放する開放時間t0(図4では時間t0を「t0」と略記している)が終了するまでの時間t1の間に特定の演出態様からなる表示内容を表示する。
これにより、プレミアム画面等の特定の演出態様からなる表示内容を表示させることを望む遊技者は、入賞回数を数える等して特定の入賞態様にするように積極的に操作をして遊技を行うようになる。
なお、開放時間t0の間に遊技球aが所定の上限回数の10回入賞したことをもって大入賞口42は閉鎖し、特定の演出態様からなる表示内容の表示も合わせて終了する。
これにより、プレミアム画面等の特定の演出態様からなる表示内容を表示させることを望む遊技者は、入賞回数を数える等して特定の入賞態様にするように積極的に操作をして遊技を行うようになる。
なお、開放時間t0の間に遊技球aが所定の上限回数の10回入賞したことをもって大入賞口42は閉鎖し、特定の演出態様からなる表示内容の表示も合わせて終了する。
また、「特定の入賞態様であるか否か」は、入賞態様判定手段49dによって、「開放した大入賞口に遊技媒体が所定の上限回数よりも少なくかつ所定の範囲内の回数入賞したことを、特定の入賞態様であると判定する」ようにしても良い。
「所定の上限回数よりも少なくかつ所定の範囲内の回数」とは、ここでは、6以上で8未満の範囲の入賞回数、具体的には6〜7回の入賞があったことをいう。その他、1〜9の中で任意の範囲の数を所定の範囲内の回数として選択できる。
この場合、入賞態様判定手段49dは、具体的には、図4(b)のタイミングチャートに示すように、開閉扉42aが開放作動によって開放した大入賞口42に遊技球aが6回目と7回目に入賞したことによって特定の入賞態様であると判定する。
このように特定の入賞態様と判定したときには、図4の(b)に示す時間t2のように、所定の範囲内の回数の6回目の入賞があったと判定した直後から特定の演出態様からなる表示内容を表示し、8回目の入賞があったときに表示内容の表示を終了する。
このように特定の入賞態様と判定したときには、図4の(b)に示す時間t2のように、所定の範囲内の回数の6回目の入賞があったと判定した直後から特定の演出態様からなる表示内容を表示し、8回目の入賞があったときに表示内容の表示を終了する。
これにより、遊技者は特定の入賞態様とするために、遊技球aが大入賞口42に入賞する回数が所定範囲内の回数にするように入賞回数を調整する遊技を行う必要が生じ、また、入賞回数が所定範囲を超えないように、止め打ちを行う必要がある等、さらに遊技が緊張感のあるものになって遊技操作の面白みが増すものである。
また、「特定の入賞態様であるか否か」は、入賞態様判定手段49dによって、「大入賞口が開放した後に所定の開放時間よりも短い所定時間が経過したことを、特定の入賞態様であると判定する」ようにしても良い。
「所定の開放時間よりも短い所定時間」は、ここでは、所定の開放時間の30秒よりも短い25秒としている。
「所定の開放時間よりも短い所定時間」は、ここでは、所定の開放時間の30秒よりも短い25秒としている。
「所定時間が経過」するには、所定時間の間に遊技球aが入賞する回数が前記所定の上限回数に達しないようにすることが必要になる。遊技球aの入所回数が所定の上限回数に達したことによって、開放していた大入賞口42が閉鎖してしまうので、それ以上の入賞をさせることができなくなるからである。
入賞態様判定手段49dは、具体的には、図4(c)のタイミングチャートに示すように、開閉扉42aの開放作動によって大入賞口42が開放した後に30秒等のt0で示す所定の開放時間よりも短い25秒の所定時間t3が経過したことを、特定の入賞態様であると判定する。この場合に、大入賞口42に遊技球aが入賞する回数は、所定時間t3が経過するまでに前記所定の上限回数に達していないならば、遊技球aが入賞しない0回でも、若しくは、1〜9回の入賞でもよい。
特定の入賞態様と判定したときには、所定時間t3が終了した直後から大入賞口42を開放する開放時間t0が終了するまでの時間t4の間に特定の演出態様からなる表示内容を表示する。
これにより、遊技者は特定の入賞態様とするために、大入賞口42が開放を開始してからの時間を勘案しながら遊技を行う必要がある。したがって、遊技者は、時間の要素も加味して遊技を行う必要があり、さらに緊張感の高い遊技を行うことができ、遊技の興趣が高い。
これにより、遊技者は特定の入賞態様とするために、大入賞口42が開放を開始してからの時間を勘案しながら遊技を行う必要がある。したがって、遊技者は、時間の要素も加味して遊技を行う必要があり、さらに緊張感の高い遊技を行うことができ、遊技の興趣が高い。
(6) 入賞態様判定手段49dによって、前記開放した大入賞口に入賞する遊技媒体の入賞態様が特定の入賞態様であると判定したときに、通常の演出態様からなる表示内容に代え、これと異なる特定の演出態様からなる表示内容を表示する表示機能(演出内容表示手段55)
本実施形態では、図4に示すように、この演出内容表示手段55を、主制御装置48、図柄制御装置71、ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ77及びディスプレイ27により構成している。
主制御装置48から送出されて図柄制御装置71のRAM71Cに記憶されている通常の演出態様からなる表示内容および特定の演出態様からなる表示内容の画像若しくはアニメーションデータを特定する番号(以下「演出表示番号」という)に基き、ROM71B内に記憶された画像若しくはアニメーションのデータを読み出し、それらをビデオ・ディスプレイ・プロセッサ77を介してディスプレイ27に表示するようになっている。
「通常の演出態様からなる表示内容」とは、実施形態では、遊技者にとって通常見慣れていて表示内容が容易に予測できるような演出態様からなる表示内容をいう。具体的には、大当たりの遊技状態に移行中にディスプレイ27に一枚の画像またはあまり動きの少ないアニメーションによって大入賞口42を開放した回数を示唆する内容等の繰り返し表示されるような表示内容である。
「特定の演出態様からなる表示内容」とは、実施形態では、通常の演出態様からなる表示内容と予測の容易さが異なり、通常の演出態様からなる表示内容よりも遊技者にとって予測困難な図柄等の表示内容をいう。また、通常の演出態様からなる表示内容がストーリのあるアニメーションであるときに、それとは全く別のストーリのアニメーションを特定の演出態様からなる表示内容とすることによっても、予測が困難なものになる。また、通常の演出態様からなる表示内容としては、違うゲーム内容のものでもよい。
具体的には、「通常の演出態様からなる表示内容」が、かわいらしさのあるキャラクタや所謂ハードボイルド小説のニヒルな主人公の画像またはアニメーションによって表示されるような、性格付けがはっきりしていて予測の容易な画面表示とするのに対して、「特定の演出態様からなる表示内容」をそのキャラクタや主人公が普段は行わないしぐさをする画像またはアニメーション等の予測困難な画面表示とすることができる。
また、特定の入賞態様とする遊技操作をしたことに対する特典として、通常の演出態様からなる表示内容としては見られない楽しく美しい絵柄やストーリなどの所謂プレミアム画面を特定の演出態様からなる表示内容として表示することができる。
これらのように、通常見られない予測困難な図柄の表示や所謂プレミアム画面の表示によって、遊技者は画面を見る楽しみと特定の入賞態様にする操作ができたという達成感や満足感が得られる。
これらのように、通常見られない予測困難な図柄の表示や所謂プレミアム画面の表示によって、遊技者は画面を見る楽しみと特定の入賞態様にする操作ができたという達成感や満足感が得られる。
また、「特定の演出態様からなる表示内容」は、例えば大当たりの種類が確率変動に係る大当たりであることを表示する演出態様からなる表示内容とするようにしてもよい。具体的には、「確率変動」の文字を表示し、若しくは、通常とは異なる派手な絵柄のアニメーション表示によって確率変動に係る大当たりであることを表示する。
このように大当たりの種類が確率変動に係る大当たりであることを特定の演出態様からなる表示内容とすることにより、今回の大当たりの遊技状態の終了後の遊技内容を予告することができ、遊技者は次の遊技に対する準備がいち早くできる。また、確率変動に係る大当たりであるか否かを所謂再抽選の画面で変動表示している場合に比較してこの再抽選の画面で表示することが不要になり、ディスプレイ27の表示時間を削減できるという利点がある。
「通常の演出態様からなる表示内容と代え、これと異なる特定の演出態様からなる表示内容を表示する」とは、実施形態では、通常の通常の演出態様からなる表示内容としてディスプレイ27に表示していた画像データを、これと異なる特定の演出態様からなる表示内容の画像データに差し替えてディスプレイ27に表示することをいう。
具体的には、大当りに遊技状態に移行中には、入賞態様判定手段49dによって特定の入賞態様であると判定されるまでは上述の主制御装置48から通常の演出態様からなる演出内容の画像若しくはアニメーションデータを特定する演出表示番号に係る制御信号を図柄制御装置71に送出し、図柄制御装置71は、その演出表示番号に基づき通常の演出態様からなる表示内容をディスプレイ27に表示する。
そして、入賞態様判定手段49dによって、特定の入賞態様であると判定されたときには、特定の演出態様からなる表示内容の画像若しくはアニメーションデータを特定する演出表示番号に係る制御信号を図柄制御装置71に送出し、図柄制御装置71がその演出表示番号に基づき特定の演出態様からなる表示内容をそれまで表示していた通常の演出態様からなる表示内容と差し替えてディスプレイ27に表示する。
また、「特定の演出態様からなる表示内容を表示」することについて、実施形態では、図4に(a)に示す時間t1、または、図4(c)に示す時間t4のように、開閉扉42aの開放作動によって大入賞口42が開放状態の所定の開放時間t0のうちで後半または終わりに近い時間に表示し、または図4(b)に示すように、大入賞口42が開放する時間t0の途中の時間t2に表示する。その他、入賞態様判定手段49dによって、特定の演出態様であると判定されたときから以降の時間、例えば次回以降(次回ラウンド以降のラウンド)に大入賞口42が開放しているときに特定の演出態様からなる表示内容を表示するようにしても、若しくは、大当りの遊技状態に移行中の任意の時期に特定の演出態様からなる表示内容を表示するようにしてもよい。
図5に示すように、主制御装置48から、特別図柄の変動態様を特定する番号と共に、図柄制御装置71のROM71B内にテーブルとしてそれぞれ記憶されている上記各列の停止図柄を特定する番号、及び、図柄が3つならびの確定停止図柄を特定する番号が図柄制御装置71に送出される。また、主制御装置48から、図柄制御装置71のROM71B内に記憶されている通常の演出態様からなる表示内容と特定の演出態様からなる表示内容の画像若しくはアニメーションデータを特定する演出表示番号が図柄制御装置71に送出される。
又、前記主制御装置48の出力側には、集中管理装置69の他、出力インターフェース70を介して、それぞれ詳細を後述する図柄制御装置71,ランプ制御装置72,音声制御装置73,払出制御装置74,発射制御装置75,及び可動物制御装置76等の各副制御装置が接続されている。
上記した各副制御装置の詳細は次のとおりである。
図柄制御装置71は、CPU71A、このCPU71Aに接続されたROM71B及びRAM71Cが搭載されてなるものであり、これの出力側には、ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ77を介して前記ディスプレイ27が、また、ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ77を介することなく、前記普通図柄LED31,32が接続されてそれぞれ表示制御される。
図柄制御装置71は、CPU71A、このCPU71Aに接続されたROM71B及びRAM71Cが搭載されてなるものであり、これの出力側には、ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ77を介して前記ディスプレイ27が、また、ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ77を介することなく、前記普通図柄LED31,32が接続されてそれぞれ表示制御される。
ROM71Bは、変動パターン番号に対応してアニメーションデータなどの変動パターンデータを記憶している。図柄制御装置71は、主制御装置48から送出された変動パターン番号及び左・中・右の停止図柄番号に基づきROM71Bに記憶されているアニメーションデータなどの変動パターンデータ及び停止態様を読み出して、その読み出した変動パターン及び停止態様のデータに基づきビデオ・ディスプレイ・プロセッサ77を介して変動パターン及び停止態様を画像としてディスプレイ27に表示する機能を有するものである。
また、ROM71Bは、上記演出表示番号に対応して通常の演出態様からなる表示内容及び特定の演出態様からなる表示内容(以下「演出態様からなる表示内容等」という)の画像若しくはアニメーションデータを記憶している。図柄制御装置71は、主制御装置48から送出された上記演出表示番号に基づきROM71Bに記憶されている画像若しくはアニメーションデータ等からなる演出態様からなる表示内容等のデータを読み出して、その読み出した演出態様からなる表示内容等のデータに基づきビデオ・ディスプレイ・プロセッサ77を介して演出態様からなる表示内容等を画像若しくはアニメーションデータとしてディスプレイ27に表示する機能を有するものである。
また、ROM71Bは、上記演出表示番号に対応して通常の演出態様からなる表示内容及び特定の演出態様からなる表示内容(以下「演出態様からなる表示内容等」という)の画像若しくはアニメーションデータを記憶している。図柄制御装置71は、主制御装置48から送出された上記演出表示番号に基づきROM71Bに記憶されている画像若しくはアニメーションデータ等からなる演出態様からなる表示内容等のデータを読み出して、その読み出した演出態様からなる表示内容等のデータに基づきビデオ・ディスプレイ・プロセッサ77を介して演出態様からなる表示内容等を画像若しくはアニメーションデータとしてディスプレイ27に表示する機能を有するものである。
ランプ制御装置72は、CPU72A、このCPU72Aに接続されたROM72B及びRAM72Cを搭載してなるものであり、上記主制御装置48から送信される制御信号に基づいて、通過保留数表示ランプ30、特定保留数表示ランプ34〜37、上記した袖飾り部材44,44′、サイド飾り部材45,45′を含む盤面関係の電飾81、及び前記枠ランプ13を含む主扉9関係の電飾82等を点滅制御する機能を有している。
音声制御装置73は、CPU73A、このCPU73Aに接続されたROM73B及びRAM73Cを搭載してなるものであり、上記主制御装置48から送信される制御信号に基づいて、主扉9に配設された前記スピーカ14,14や、サウンドプロセッサを含む音声発生装置83を制御する機能を有するものである。
払出制御装置74は、CPU74A、このCPU74Aに接続されたROM74B及びRAM74Cを搭載してなるものであり、上記主制御装置48から送信される制御信号に基づいて、遊技球払出装置84及び前記したCRユニット20を制御する機能を有している。なお、本実施形態においては、球貸し信号制御装置85は、払出制御装置74と直接通信できるように回路接続されている。
可動物制御装置76は、前記電動チューリップ39の可動部材39a,39a、大入賞口42の開閉扉42aの他、本実施形態においては図示していないが、大入賞口42内において遊技球aを振り分けるための入賞領域振り分け部材、演出を行うための演出部材等を適宜駆動制御するものである。
発射制御装置75は、上記した操作ハンドルHによる遊技球発射信号、及び上記主制御装置48から送信される制御信号に基づき、発射駆動装置15を制御する機能を有しているものである。
前述した構成からなるぱちんこ遊技機Aの処理動作について、主に図6〜図8を参照して説明する。図6は、主制御装置48の処理動作を示すフローチャート、図7は主制御装置48の演出内容制御処理の具体的なフローチャート、図8は図柄制御装置71の処理動作を示すフローチャートである。
<主制御装置48の処理>
図6に示すように、主制御装置48において、電源が投入されたときには、次のステップからなる処理が実行される。
図6に示すように、主制御装置48において、電源が投入されたときには、次のステップからなる処理が実行される。
まず、ステップS1(図6においては「S1」と略記する。以下同様)では、初期設定処理を行う。初期設定処理は、所定データの初期設定の実行・副制御装置への通常起動時コマンドの送信、又はエラー状態時に電源遮断前の状態に復帰させてエラー解除等をした後、メインルーチン移行の許可を行うこと等を内容としている。初期設定処理後、ステップS2に進む。
ステップS2では、前記したRAM51に記憶されているデータをクリアするためのスイッチ(図示せず)のON/OFF状態を判断し、ON状態であると判断されればステップS6に進み、そうでなければステップS3に進む。
ステップS3では、バックアップフラグが設定されているか否かを判断し、ここで当該バックアップフラグが設定されていればステップS6に進み、設定されていなければステップS4に進む。
ステップS4では、RAM51に記憶されているデータが壊れているか否かの判断を行い、ここで当該データが壊れている場合にはステップS6に進み、壊れていなければステップS5に進む。
ステップS5では、電源復帰時における起動時処理を実行して、電源が遮断された時からの開始処理を行う。
ステップS6では、不要の残存データである賞球情報や遊技履歴等のRAM51に記憶されているデータの削除処理を行うと共に、所要のデータを正常に記憶させられるか否かのチェックを行い、ステップS7に進む。
ステップS7では、正常起動時処理を行う。この正常起動時処理は、前記した主制御装置48によるメインルーチン処理への移行許可、及び前述した各副制御装置に対して通知する主制御起動開始に係る処理等を生成させることを内容としている。
「主制御装置48によるメインルーチン処理」は、ROM50に記憶されている制御プログラムによって、詳細を後述する乱数更新処理,入力検知受信処理,入力管理処理,異常監視処理,特別図柄制御処理,演出内容制御処理,普通図柄制御処理,ランプ管理処理,賞球払出処理,外部情報管理処理及び出力管理処理を繰り返し実行することを内容としたものである。
ステップS8では、乱数更新処理を行う。この乱数更新処理は、大当たり判定、演出選択、表示図柄選択、普通図柄小当たり選択等に対応する乱数生成範囲を適宜設定し、その乱数生成範囲内における乱数更新を行うことを内容としている。
なお、当該乱数更新処理は、上記したROM50に記憶されている制御プログラムに基づくソフト的な乱数発生手段によるものに限られず、例えば外部に設けたハード的な乱数発生手段によるものであってもよい。
ステップS9では入力検知受信処理を行う。この入力検知受信処理は、前記した特定入賞球検知センサ62,特別入賞球検知センサ63,入賞特定領域検知センサ64,通過球検知センサ65,その他入賞球検知センサ66,遊技球a払出検知センサ67及びエラー検知センサ68から送出される遊技球aの検知信号の有無を検知することを内容としたものである。
これにより、前記した始動口40,大入賞口42,入賞特定領域,スルーチャッカ41,その他入賞口若しくは遊技球a払出口等に球詰まりが発生したことを容易に検知できる。
ステップS10では入力管理処理を行う。この入力管理処理は、受信した上記検知信号が、いずれの検知センサからのものであるか等を解析し、例えば、各入賞口に入賞した遊技球aの計数管理や、入賞検知に係る受信時から該入賞に基づく制御処理が開始されるまでの時間管理等を行うことを内容としている。
ステップS11では異常監視処理を行う。この異常管理処理は、前記した受け皿17に貯留されている遊技球aの容量オーバー,遊技球aの流動時における球詰まり,制御処理実行時の不良等の各種エラー(異常)が生じていないかどうかの監視を行うこと、それらエラーが生じている場合には、エラー発生を示す所定の態様からなる報知や、それらエラーの解除をしたことを示す所定の態様からなる報知を行うための処理情報等を生成すること、及びそれらの各種処理情報を副制御装置側に送信する準備をすることを内容としている。
副制御装置側に送信する上記処理情報は、遊技状態毎の処理に対応する先行コマンド番号と、目的とする所定の態様に対応する後続コマンド番号の組み合わせからなるものである。
具体的には、通常遊技状態時の異常監視処理に対応する先行コマンド番号と、目的とするエラー発生を示す態様に対応させた後続コマンド番号との組み合わせ等である。
ステップS12では特別図柄制御処理を行う。この特別図柄制御処理は、遊技領域7aに設けられ始動口(入賞口)40に遊技球(遊技媒体)aが入賞することによって、大当たり抽選用の乱数値を抽出して抽選により当否判定を行う。
それと共に、特別図柄の複数の変動態様(変動パターン)のうちから一の変動態様を選択する。
それと共に、特別図柄の複数の変動態様(変動パターン)のうちから一の変動態様を選択する。
すなわち、前記大当たりの抽選結果(当否)に基づき表示図柄(特別図柄)を、それらに対応した乱数値更新処理で得られた乱数値を抽出して選択判定を行い、この判定によって得られた情報として停止態様の番号、変動パターンの番号を副制御装置側に送信して特別図柄の停止態様及び変動パターンの表示を行うことを内容としている。
ステップS13では、演出内容制御処理を行う。この演出内容制御処理は、前記の大当り当否の抽選結果が大当りのとき通常の遊技状態から、遊技媒体(遊技球a)を入賞させる大入賞口42を開放した後に所定の開放時間が経過しまたはその大入賞口42に遊技媒体が入賞する回数が所定の上限回数に達したときにその大入賞口42を閉鎖する態様を繰り返す大当りの遊技状態に移行し、その間に通常の演出態様からなる表示内容を表示するに際して、前記開放した大入賞口42に入賞する遊技媒体の入賞態様が、特定の入賞態様であるか否かを判定し、前記開放した大入賞口42に入賞する遊技媒体の入賞態様が特定の入賞態様であると判定したときに、通常の演出態様からなる表示内容に代え、これと異なる特定の演出態様からなる表示内容を表示することを内容とする。
<演出内容制御処理>
上記の演出内容制御処理の具体的な内容を、図7のフローチャートに示す。
この具体的なフローチャートに示した演出内容制御処理は、開放した大入賞口42に入賞する遊技媒体の入賞態様が、特定の入賞態様であるか否かを判定することについて、開放した大入賞口42に遊技媒体が所定の上限回数(ここでは10回)よりも少ない特定の回数(ここでは9回)入賞したことを、特定の入賞態様であると判定するものである。
上記の演出内容制御処理の具体的な内容を、図7のフローチャートに示す。
この具体的なフローチャートに示した演出内容制御処理は、開放した大入賞口42に入賞する遊技媒体の入賞態様が、特定の入賞態様であるか否かを判定することについて、開放した大入賞口42に遊技媒体が所定の上限回数(ここでは10回)よりも少ない特定の回数(ここでは9回)入賞したことを、特定の入賞態様であると判定するものである。
まず、ステップT1(図7においては、「T1」と略記する。以下同様)では、状態移行判定処理を行う。この状態移行判定処理では、通常の遊技状態からこれよりも遊技者にとって有利な遊技状態、すなわち大当りの遊技状態に移行したか否かを判定する。そして、前記大当りの遊技状態に移行したと判定したときには(ステップT1:YES)、ステップT2に進み、一方、大当りの遊技状態に移行していない判定したときには(ステップT1:NO)、リターンして、図6のメインルーチンのステップS14の普通図柄制御処理へ進む。
なお、大当りの遊技状態に移行しているときには、図7のフローチャートに図示していないが、通常は大入賞口42の開放回数等の所謂ラウンド表示等の通常の演出態様からなる演出内容をディスプレイ27に表示している。この場合、通常の演出態様からなる演出内容をディスプレイ27に表示させる演出表示番号の設定を行い、その演出表示番号を図柄制御装置71に送出する準備をする。
ステップT2では、大入賞口開放判定処理を行う。この大入賞口開放判定処理では、大入賞口42が開放したか否かを判定する。大入賞口42が開放したと判定したときには(ステップT2:YES)、ステップT3に進み、一方、大入賞口42が開放していない判定したときには(ステップT2:NO)、リターンして、図6のメインルーチンのステップS14の普通図柄制御処理へ進む。
ステップT3では、時間計測の開始処理を行う。この時間計測の開始処理では、タイマ(開放時間タイマ)によって大入賞口42の開閉扉42aが開放作動してから経過する時間の計測を開始する。
ステップT4では、入賞回数の計数開始処理を行う。この入賞回数の計数開始処理では、特別入賞球検知センサ63で検知した大入賞口42に入賞した遊技球aの数(入賞回数)を入賞回数カウンタによって計数することを開始する。
ステップT5では、入賞回数カウンタで計数した大入賞口42における遊技球aの入賞回数が10回等の所定の上限回数よりも少ない9回等の特定の回数に達しているか否かを判定する。その遊技球aの入賞回数がその特定の回数に達していないならば(ステップT5:NO)、ステップT5で待機する。一方、大入賞口42に遊技球aが入賞した回数が特定の回数であるならば(ステップT5:YES)、ステップT6に進む。
ステップT6では、前記大入賞口42における遊技球aの入賞回数が大入賞口42に入賞可能な10回等の所定の上限回数であるか否かを判定する。その遊技球aが入賞した回数が上限回数に達していないと判定したときには(ステップT6:NO)、ステップT7に進む。一方、大入賞口42における遊技球aの入賞回数が所定の上限回数に達したと判定したときには(ステップT6:YES)、ステップT9に進む。
ステップT7では、特定表示内容表示処理を行う。この特定表示内容表示処理では普段は見られないプレミアム画面等の特定の演出態様からなる表示内容の画像またはアニメーションデータの表示を行う。具体的には、特定の演出態様からなる表示内容の画像若しくはアニメーションデータを特定する演出表示番号を設定し、その演出表示番号の信号を図柄制御装置71に送出する準備をする。
ステップT7で特別の演出態様からなる表示内容を表示する処理を行ったときには、図柄制御装置71おいては送出された演出表示番号に基づいて、通常の演出態様からなる表示内容のデータを特別の演出態様からなる表示内容のデータに差し替え、ディスプレイ27にその特別の演出態様からなる表示内容の表示を行う。
ステップT7で特別の演出態様からなる表示内容を表示する処理を行ったときには、図柄制御装置71おいては送出された演出表示番号に基づいて、通常の演出態様からなる表示内容のデータを特別の演出態様からなる表示内容のデータに差し替え、ディスプレイ27にその特別の演出態様からなる表示内容の表示を行う。
ステップT8では、開放時間タイマによって計測した大入賞口42の開放を開始してから経過した時間が大入賞口42を開放する上限の開放時間(例えば30秒)に達したか否かを判定する。その経過した時間が開放時間に達したと判定したときには(ステップT8:YES)、ステップT9に進み、一方、達していないと判定したときには(ステップT8:NO)、ステップT6に戻る。
ステップT9では、時間計測の終了処理を行う。この時間計測の終了処理では、開放時間タイマの計測時間をクリアして時間計測を終了する。
ステップT10では、入賞回数計数の終了処理を行う。この入賞回数計数の終了処理では、入賞回数カウンタで計数した大入賞口42に遊技球aが入賞する回数(入賞回数)をクリアして、入賞回数の計数を終了する。
ステップT10の処理の後にはリターンして、図6のメインルーチンのステップS14の普通図柄制御処理へ進む。
上記の各ステップT1〜T10の処理を行うことにより、前記図4の(a)で示したタイミングチャートのように、入賞回数が9回等の特定の回数に達した以後から大入賞口42を開放する上限時間t0までの時間t1の間に、特定の演出態様からなる表示内容の画像またはアニメーションデータの表示を行うことができる。
<主制御装置48の制御処理>
ステップS14では普通図柄制御処理を行う。この普通図柄制御処理は、例えば電動チューリップ39の可動部材39a,39aの動作開始から終了までの動作内容,動作時間や普通図柄の内容決定のための判定、及び当該電動チューリップ39や普通図柄LED31,32等に対する制御命令の管理を行うことを内容としている。
ステップS14では普通図柄制御処理を行う。この普通図柄制御処理は、例えば電動チューリップ39の可動部材39a,39aの動作開始から終了までの動作内容,動作時間や普通図柄の内容決定のための判定、及び当該電動チューリップ39や普通図柄LED31,32等に対する制御命令の管理を行うことを内容としている。
ステップS15では、ランプ管理処理を実行する。このランプ管理処理は、入力管理処理された情報に応じた発光態様となるように点灯させる処理情報を生成すること、及び副制御装置側への送信準備をするとともに、該処理情報を送信したときから副制御装置における出力制御の処理終了までの時間を管理すべく、発光態様を行わせる制御処理実行時間を設定してカウント演算処理を行うためのタイマの更新準備をすることを内容としている。
ステップS16では、賞球払出処理を実行する。この賞球払出処理は、入力管理処理された入賞関連情報に応じた所定数の遊技球(賞球)を払出させる処理情報を生成するとともに副制御装置側への送信準備をし、また、該処理情報を送信したときから副制御装置において出力制御することとなる処理終了までの時間及び遊技球払出し個数を管理すべく、遊技球払出し制御に係る動作時間、及び1つの遊技球を払出す動作毎の回数を所定の計数手段によって計数したときの合計値を設定し、該設定に基づくタイマ及び計測手段の更新準備をすることを内容としている。
ステップS17では、外部情報管理処理を行う。この外部情報管理処理は、副制御装置側に送信するために生成された所定処理情報に対し、遊技機外部において管理を行うときに必要な情報内容であるか否か等を判断し、該判断結果に応じて管理すべき所定処理情報を集中管理装置69に送信するための準備をすることを内容としている。
ステップS18では、出力管理処理を行う。この出力管理処理は、異常監視処理,特別図柄制御処理,演出内容制御処理、普通図柄制御処理,ランプ管理処理,賞球払出処理,外部情報管理処理にて生成された、各副制御装置側(図柄制御部,演出内容表示制御部,ランプ制御部,音声制御部,払出制御部)又は集中管理装置側へ送信するために準備されている処理情報を出力編集し、該処理情報の出力したときのタイミングを通知するための信号となるストローブ(STB)信号を伴わせて、適宜目的の各副制御装置側又は集中管理装置側に上記処理部によって準備された処理情報を発信させる処理内容となっている。
出力管理処理に基づき発信される処理情報が、図柄制御装置71,ランプ制御装置72,音声制御装置73,払出制御装置74,可動物制御装置76で受信されることにより、割込みルーチンとしてそれら各副制御装置での処理が実行される。
<図柄制御装置71における図柄制御処理および演出内容表示制御処理>
図柄制御装置71での電源投入時の図柄制御処理および演出内容表示制御処理の具体的な処理内容を、図8に示すフローチャートを参照して説明する。
図柄制御装置71での電源投入時の図柄制御処理および演出内容表示制御処理の具体的な処理内容を、図8に示すフローチャートを参照して説明する。
この図柄制御装置71では電源が投入されたときには次のステップからなる処理が実行される。
ステップU1(図8においては「U1」と略記する。以下同様)では、図柄制御装置71を電源投入により起動させたときの初期設定を行う。
ステップU1(図8においては「U1」と略記する。以下同様)では、図柄制御装置71を電源投入により起動させたときの初期設定を行う。
ステップU2では、演出選択用乱数の更新を含んだ各種タイマを更新するタイマ更新処理を行う。
ステップU3では、主制御装置48からの割込み待ち処理を行う。
ステップU4では、処理情報の受信の有無を判断し、処理情報の受信があればステップU5に進み、当該処理情報の受信がなければメインルーチンでの処理を行った後、ステップU2に戻る。
ステップU5では、特別図柄の停止態様、変動態様(変動パターン)を特定する番号と通常の演出態様からなる表示内容または特定の演出態様からなる表示内容の画像若しくはアニメーションデータを特定する演出表示番号等の受信信号を図柄制御装置71内のRAM71Cに記憶する。
ステップU6では、上記RAM71Cに記憶された受信信号のチェック処理を行う。
この受信信号チェック処理では、RAM71Cに記憶された受信信号の特別図柄の停止態様、変動パターンを特定する番号と演出表示番号のチェック処理を行う。そして、特別図柄の停止態様、変動パターンを特定する番号に基づきROM71B内にテーブルとして記憶された特別図柄の停止態様、変動パターンのアニメーションデータを読み出す共に、演出表示番号に基づきROM71B内に記憶された通常の演出態様からなる表示内容または特定の演出態様からなる表示内容の画像若しくはアニメーションデータを読み出して設定する。
この受信信号チェック処理では、RAM71Cに記憶された受信信号の特別図柄の停止態様、変動パターンを特定する番号と演出表示番号のチェック処理を行う。そして、特別図柄の停止態様、変動パターンを特定する番号に基づきROM71B内にテーブルとして記憶された特別図柄の停止態様、変動パターンのアニメーションデータを読み出す共に、演出表示番号に基づきROM71B内に記憶された通常の演出態様からなる表示内容または特定の演出態様からなる表示内容の画像若しくはアニメーションデータを読み出して設定する。
ステップU7では、受信信号チェック処理で設定された特別図柄の停止態様、変動パターンのアニメーションデータと、通常の演出態様からなる表示内容または特定の演出態様からなる表示内容の画像若しくはアニメーションデータとの解析結果に応じたフラグを設定する。
ステップU8では、解析結果に応じたタイマを設定する。
ステップU9では、解析結果に基づいて、図柄制御装置71内のROM71Bに記憶されている制御プログラムに応じた態様での出力を行った後、ステップU2に戻る。
<主制御装置48の処理>
ステップS19では、電源が遮断されたか否かを判断し、遮断されていなければステップS8に戻り、遮断されていればステップS20に進む。
ステップS19では、電源が遮断されたか否かを判断し、遮断されていなければステップS8に戻り、遮断されていればステップS20に進む。
ステップS20では、電源遮断時の終了時処理を行って全処理を終了する。
本発明は上記の実施形態に限られず、本発明の範囲内で種々に変形実施可能である。
図9、図10は、演出内容制御処理の他の各例を示すフローチャートである。
図9、図10は、演出内容制御処理の他の各例を示すフローチャートである。
前記図7に示した一例に係る演出内容制御処理では、開放した大入賞口42に入賞する遊技媒体(遊技球a)の入賞態様が、特定の演出態様であるか否かを判定することについて、開放した大入賞口42に遊技媒体が前記所定の上限回数よりも少ない特定の回数入賞したことを、特定の入賞態様であると判定することとし、通常の演出態様からなる表示内容に代えて、特定の演出態様からなる表示内容を表示する例を示したが、その他、次の各例に示すよう演出内容制御処理とすることができる。
図9、図10は、演出内容制御処理の第1変形例、第2変形例を示すフローチャートである。
<演出内容制御処理の第1変形例>
図9のフローチャートに示す、第1変形例に係る演出内容制御処理は、開放した大入賞口42に入賞する遊技媒体の入賞態様が、特定の入賞態様であるか否かを判定することについて、開放した大入賞口42に遊技媒体が所定の上限回数(ここでは10回)よりも少なくかつ所定の範囲(ここでは6〜7回)内の回数入賞したことを、特定の入賞態様であると判定することとし、前記開放した大入賞口42に入賞する遊技媒体の入賞態様が特定の入賞態様であると判定したときに、通常の演出態様からなる表示内容に代えて、特定の演出態様からなる表示内容を表示するものである。
図9のフローチャートに示す、第1変形例に係る演出内容制御処理は、開放した大入賞口42に入賞する遊技媒体の入賞態様が、特定の入賞態様であるか否かを判定することについて、開放した大入賞口42に遊技媒体が所定の上限回数(ここでは10回)よりも少なくかつ所定の範囲(ここでは6〜7回)内の回数入賞したことを、特定の入賞態様であると判定することとし、前記開放した大入賞口42に入賞する遊技媒体の入賞態様が特定の入賞態様であると判定したときに、通常の演出態様からなる表示内容に代えて、特定の演出態様からなる表示内容を表示するものである。
まず、ステップV1(図9においては、「V1」と略記する。以下同様)では、状態移行判定処理、ステップV2では大入賞口開放判定処理、ステップV3では時間計測の開始処理、ステップV4では入賞回数の計数開始処理をそれぞれ行う。
これらのステップV1、ステップV2、ステップV3、ステップV4の各処理は、図7に示したフローチャートにおいて、ステップT1の状態移行判定処理,ステップT2の大入賞口開放判定処理,ステップT3の時間計測の開始処理.ステップT4の入賞回数の計数開始処理の各処理と同様の処理内容であり、その詳細な説明は省略する。
また、大当りの遊技状態に移行しているときには、図9のフローチャートに図示していないが、通常は大入賞口42の開放回数等の所謂ラウンド表示等の通常の演出態様からなる演出内容をディスプレイ27に表示している点も実施形態の演出内容制御処理と同様であり、その詳細な説明は省略する。
これらのステップV1、ステップV2、ステップV3、ステップV4の各処理は、図7に示したフローチャートにおいて、ステップT1の状態移行判定処理,ステップT2の大入賞口開放判定処理,ステップT3の時間計測の開始処理.ステップT4の入賞回数の計数開始処理の各処理と同様の処理内容であり、その詳細な説明は省略する。
また、大当りの遊技状態に移行しているときには、図9のフローチャートに図示していないが、通常は大入賞口42の開放回数等の所謂ラウンド表示等の通常の演出態様からなる演出内容をディスプレイ27に表示している点も実施形態の演出内容制御処理と同様であり、その詳細な説明は省略する。
ステップV5では、入賞回数カウンタで計数した大入賞口42への遊技球aの入賞回数が6回に達したか否かを判定する。その遊技球aの入賞回数が6回に達していないと判定したときには(ステップV5:NO)、ステップV5で待機する。一方、大入賞口42に遊技球が入賞した回数が6回に達したときには(ステップV5:YES)、ステップV6に進む。
ステップV6では、前記大入賞口42における遊技球aの入賞回数が8回に達したか否かを判定する。その遊技球aの入賞回数が8回に達していないならば(ステップV6:NO)、ステップV7に進む。一方、大入賞口42における遊技球aの入賞回数が8回に達したと判定したときには(ステップV6:YES)、ステップV9に進む。
ステップV7では、特定表示内容表示処理を行う。この特定表示内容表示処理は、図7のフローチャートに示したステップT7の特定表示内容表示処理と同様の処理内容を行うものであり、普段は見られないプレミアム画面等の特定の演出態様からなる表示内容の画像またはアニメーションデータの表示を行う。
ステップV8では、開放時間タイマによって計測した大入賞口42の開放を開始してから経過した時間が大入賞口42を開放する30秒等の開放時間に達したか否かを判定する。その経過した時間が開放時間に達したと判定したときは(ステップV8:YES)、ステップV9に進み、一方、達していないと判定したときは(ステップV8:NO)、ステップV6に戻る。
ステップV9では、時間計測の終了処理を、ステップT10では入賞回数計数の終了処理をそれぞれ行う。これらのステップV9、ステップV10の処理は、図7のフローチャートに示したステップT9の時間計測の終了処理、ステップT10の入賞回数計測の終了処理の各処理と同様の処理内容である。
なお、ステップT10の入賞回数計数の終了処理の行った後は、リターンして、図6のメインルーチンのステップS14の普通図柄制御処理へ進む。
なお、ステップT10の入賞回数計数の終了処理の行った後は、リターンして、図6のメインルーチンのステップS14の普通図柄制御処理へ進む。
上記の各ステップT1〜T10の処理を行うことによって、前記図4の(b)で示したタイミングチャートのように、入賞回数が6回に達した以後8回になるまでの時間t2の間、特定の演出態様からなる表示内容の画像またはアニメーションデータの表示を行う。
<演出内容制御処理の第2変形例>
図10のフローチャートに示す、第2変形例に係る演出内容制御処理について説明する。
この第2変形例では、開放した大入賞口42に入賞する遊技媒体の入賞態様が、特定の入賞態様であるか否かを判定することについて、大入賞口42が開放した後に所定の開放時間よりも短い所定時間(例えば25秒)が経過したことを、特定の入賞態様であると判定することとし、開放した大入賞口42に入賞する遊技媒体の入賞態様が特定の入賞態様であると判定したときに、通常の演出態様からなる表示内容に代えて、特定の演出態様からなる表示内容を表示するものである。
図10のフローチャートに示す、第2変形例に係る演出内容制御処理について説明する。
この第2変形例では、開放した大入賞口42に入賞する遊技媒体の入賞態様が、特定の入賞態様であるか否かを判定することについて、大入賞口42が開放した後に所定の開放時間よりも短い所定時間(例えば25秒)が経過したことを、特定の入賞態様であると判定することとし、開放した大入賞口42に入賞する遊技媒体の入賞態様が特定の入賞態様であると判定したときに、通常の演出態様からなる表示内容に代えて、特定の演出態様からなる表示内容を表示するものである。
まず、ステップW1(図10においては、「W1」と略記する。以下同様)では、状態移行判定処理、ステップW2では大入賞口開放判定処理、ステップW3では時間計測の開始処理、ステップW4では入賞回数の計数開始処理をそれぞれ行う。
これらのステップW1、W2、W3、W4の各処理は、図7のフローチャートにおいて、ステップT1の状態移行判定処理,ステップT2の大入賞口開放判定処理,ステップT3の時間計測の開始処理.ステップT4の入賞回数の計数開始処理の各処理と同様の処理内容であり、その詳細な説明は省略する。
また、大当りの遊技状態に移行しているときには、図10のフローチャートに図示していないが、通常は大入賞口42の開放回数等の所謂ラウンド表示等の通常の演出態様からなる演出内容をディスプレイ27に表示している点も実施形態の演出内容制御処理と同様であり、その詳細な説明は省略する。
これらのステップW1、W2、W3、W4の各処理は、図7のフローチャートにおいて、ステップT1の状態移行判定処理,ステップT2の大入賞口開放判定処理,ステップT3の時間計測の開始処理.ステップT4の入賞回数の計数開始処理の各処理と同様の処理内容であり、その詳細な説明は省略する。
また、大当りの遊技状態に移行しているときには、図10のフローチャートに図示していないが、通常は大入賞口42の開放回数等の所謂ラウンド表示等の通常の演出態様からなる演出内容をディスプレイ27に表示している点も実施形態の演出内容制御処理と同様であり、その詳細な説明は省略する。
ステップW5では、入賞数カウンタで計数した大入賞口42における遊技球aの入賞回数が10回等の所定の上限回数に達した否かを判定する。その遊技球aの入賞回数が所定の上限回数に達していないならば(ステップV5:NO)、ステップW6に進む。一方、大入賞口42における遊技球aの入賞回数がその所定の上限回数に達したならば(ステップW5:YES)、ステップW9に進む。
ステップW6では、前記大入賞口42が開放してから計測した時間が25秒を経過したか否かを判定する。その計測した時間が25秒を経過したと判定したときは(ステップW6:YES)、ステップW7に進む。一方、前記大入賞口42が開放してから計測した時間が25秒を経過していないと判定したときには(ステップW6:NO)、ステップW5に戻る。
ステップW7では、特定表示内容表示処理を行う。この特定表示内容表示処理は、図7のフローチャートに示したステップT7の特定表示内容表示処理と同様の処理内容を行うものであって、普段は見られないプレミアム画面等の特定の演出態様からなる表示内容の画像またはアニメーションデータの表示を行う。
ステップW8では、開放時間タイマによって計測した大入賞口42の開放を開始してから経過した時間が大入賞口42を開放する30秒等の所定の開放時間に達したか否かを判定する。その経過した時間が開放時間に達したと判定したときは(ステップW8:YES)、ステップW9に進み、一方、達していないと判定したときは(ステップW8:NO)、ステップW5に戻る。
ステップW9では、時間計測の終了処理を、ステップW10では入賞回数計数の終了処理をそれぞれ行う。これらのステップW9、ステップW10の処理は、図7のフローチャートに示したステップT9の時間計測の終了処理,ステップT10の入賞回数計数の終了処理の各処理と同様の処理内容であり、その詳細な説明は省略する。
ステップW10の入賞回数計数の終了処理の行った後は、リターンして、図6のメインルーチンのステップS14の普通図柄制御処理へ進む。
ステップW10の入賞回数計数の終了処理の行った後は、リターンして、図6のメインルーチンのステップS14の普通図柄制御処理へ進む。
上記の各ステップW1〜W10の処理を行うことによって、図4(c)のタイミングチャートに示すように、開閉扉42aの開放作動によって大入賞口42が開放した後に30秒等の所定の開放時間よりも短い25秒の所定時間t3が経過したときに、特定の入賞態様であると判定し、それ以降の所定の開放時間が終了するまでの時間t4の間、特定の演出態様からなる表示内容の画像またはアニメーションデータの表示を行う。
遊技機用プログラムは、業務用または家庭用のテレビゲーム機、インターネットに接続可能なモニタ付きコンピュータ等に読み込まれることによって、それら業務用または家庭用のテレビゲーム機、インターネットに接続可能なモニタ付きコンピュータ等を遊技機として機能させるプログラムを含むものである。
言い換えれば、前述した遊技機用プログラムは、遊技機で実行されるようにしたものの他、業務用または家庭用のテレビゲーム機、インターネットに接続可能なモニタ付きコンピュータ等によって本発明を実行するようにしたものを含んでいる。
27 ディスプレイ
40 始動口(特定の入賞口)
42 大入賞口
42a 可動扉
48 主制御装置
49 CPU(Central Processing Unit)
49a 乱数生成手段
49b 当否抽選手段
49c 状態移行手段
49d 入賞態様判定手段
50 ROM(Read Only Memory)
51 RAM(Random Access Memory)
54 特別図柄表示手段
55 演出内容表示手段
62 特定入賞球検知センサ
63 特別入賞球検知センサ
64 入賞特定領域検知センサ
71 図柄制御装置
71A CPU
71B ROM
72C RAM
40 始動口(特定の入賞口)
42 大入賞口
42a 可動扉
48 主制御装置
49 CPU(Central Processing Unit)
49a 乱数生成手段
49b 当否抽選手段
49c 状態移行手段
49d 入賞態様判定手段
50 ROM(Read Only Memory)
51 RAM(Random Access Memory)
54 特別図柄表示手段
55 演出内容表示手段
62 特定入賞球検知センサ
63 特別入賞球検知センサ
64 入賞特定領域検知センサ
71 図柄制御装置
71A CPU
71B ROM
72C RAM
Claims (6)
- 遊技領域に設けられた特定の入賞口に遊技媒体が入賞することを条件として抽選し、その抽選結果に基いて通常の遊技状態から、遊技媒体を入賞させる大入賞口を開放した後に所定の開放時間が経過しまたはその大入賞口に遊技媒体が入賞する回数が所定の上限回数に達したときにその大入賞口を閉鎖する態様を繰り返す通常の遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態に移行し、その間に通常の演出態様からなる表示を行う遊技機において、
前記開放した大入賞口に入賞する遊技媒体の入賞態様が、特定の入賞態様であるか否かを判定する入賞態様判定手段と、
入賞態様判定手段によって、前記開放した大入賞口に入賞する遊技媒体の入賞態様が特定の入賞態様であると判定したときに、通常の演出態様からなる表示内容に代え、これと異なる特定の演出態様からなる表示内容を表示する表示手段とを備えていることを特徴とする遊技機。 - 入賞態様判定手段は、前記開放した大入賞口に遊技媒体が前記所定の上限回数よりも少ない特定の回数入賞したことを、特定の入賞態様であると判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 入賞態様判定手段は、前記開放した大入賞口に遊技媒体が前記所定の上限回数よりも少なくかつ所定の範囲内の回数入賞したことを、特定の入賞態様であると判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 入賞態様判定手段は、前記大入賞口が開放した後に前記所定の開放時間よりも短い所定時間が経過したことを、特定の入賞態様であると判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 遊技領域に設けられた特定の入賞口に遊技媒体が入賞することを条件として抽選し、その抽選結果に基いて通常の遊技状態から、遊技媒体を入賞させる大入賞口を開放した後に所定の開放時間が経過しまたはその大入賞口に遊技媒体が入賞する回数が所定の上限回数に達したときにその大入賞口を閉鎖する態様を繰り返す通常の遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態に移行し、その間に通常の演出態様からなる表示を行う遊技機をなすコンピュータに、
前記開放した大入賞口に入賞する遊技媒体の入賞態様が、特定の入賞態様であるか否かを判定する入賞態様判定機能と、
入賞態様判定機能によって、前記開放した大入賞口に入賞する遊技媒体の入賞態様が特定の入賞態様であると判定したときに、通常の演出態様からなる表示内容に代え、これと異なる特定の演出態様からなる表示内容を表示する表示機能とを実現することを特徴とする遊技機用プログラム。 - 請求項5に記載の遊技機用プログラムを記録したことを特徴とする遊技機をなすコンピュータにより読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003422880A JP2005177147A (ja) | 2003-12-19 | 2003-12-19 | 遊技機、遊技機用プログラム及び遊技機をなすコンピュータにより読み取り可能な記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003422880A JP2005177147A (ja) | 2003-12-19 | 2003-12-19 | 遊技機、遊技機用プログラム及び遊技機をなすコンピュータにより読み取り可能な記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008011875A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-24 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2012061362A (ja) * | 2011-12-28 | 2012-03-29 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
-
2003
- 2003-12-19 JP JP2003422880A patent/JP2005177147A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008011875A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-24 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2012061362A (ja) * | 2011-12-28 | 2012-03-29 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
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