JP2005176017A - プロジェクタシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】壁面のみならず天井等を有効利用して大型画像が手軽に楽しめるプロジェクタシステムを提供することである。
【解決手段】このプロジェクタシステムは、画像を投影するプロジェクタと、操作機器であるカメラ15を有して構成される。そして、部屋1内にてユーザ2に対して、プロジェクタの配置関係が、カメラ15の位置によって検出される。この検出結果に基づいて、プロジェクタ10Uの投影画像の上下方向が調整され、天井4に正しい上下方向で画像が表示される。
【選択図】 図1

Description

この発明はプロジェクタシステムに関し、より詳細には、デジタル画像再生機器の1つであるプロジェクタの改良に関するものである。
プロジェクタは、従来、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略記する)の画面を多くのメンバーと一緒に見ることができるように、会議室や教室等で壁面に画像を投影するように開発されたものや、ホームシアターとしてテレビなどより大画面でビデオ等を鑑賞することができるように開発されたものが知られていた。しかしながら、これらはユーザが日常的に撮影した、写真等を手軽に再生するための装置としては、まだ改良の余地が残されたものであった。つまり、これら従来のプロジェクタは、据え置き型を前提とすることが多く、気楽に何処でも使えることはできないものが多かった。
例えば、カメラにプロジェクタを内蔵する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、プロジェクタの置き方によらず、天井からの吊下げや床おきに対応できるようにした技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−344393号公報 特開平8−9308号公報
しかし、これらは、あくまで広い壁面等への投影を前提としたもので、鑑賞者が座った状態等を前提としたものが多かった。
この発明は、よりパーソナルユースで気楽に楽しむことができ、個人宅等の限られた少ない投影面を使って、大型画面を皆で楽しむことができるプロジェクタシステムを提供することを目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、鑑賞者と画像投影のプロジェクタの位置関係を検出する検出手段と、上記検出手段の検出結果に基づいて、上記プロジェクタ投影画像の上下方向を切り替える切り替え手段と、を具備することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に於いて、上記プロジェクタに画像投影の操作を行わせる操作機器を更に具備し、上記鑑賞者と上記プロジェクタの位置関係は、上記鑑賞者の操作する上記操作機器からの操作結果に従って、上記検出手段によって検出されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明に於いて、上記切り替え手段は、上記プロジェクタと上記操作機器の配置関係より、上記プロジェクタの投影画像の上下方向を切り替えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、カメラと、上記カメラを離れた位置より撮影制御するリモコン手段と、具備し、上記カメラが撮影画像をプロジェクタに投影する投影モードと撮影モードを備え、上記投影モード設定時には上記リモコン手段による撮影操作が上記プロジェクタの画面切り替え制御となることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、画像を投影するプロジェクタと、鑑賞者に対する上記プロジェクタの配置関係を検出する検出手段と、上記検出手段の検出結果に基づいて、上記プロジェクタの投影画像の上下方向を調整する調整手段と、を具備することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明に於いて、上記プロジェクタに画像投影の操作を行わせる操作機器を更に具備し、上記検出手段は、上記操作機器から出力される位置信号に従って、上記操作機器と上記プロジェクタの配置関係を検出することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明に於いて、上記操作機器は、上記プロジェクタによって投影される画像の方向を調整するもので、上記検出手段の検出結果に従って、上記プロジェクタ投影画像の上下方向を調整することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の発明に於いて、上記操作機器から出力される位置信号は、鑑賞者の操作入力により決定されることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項6に記載の発明に於いて、上記操作機器から出力される位置信号は、上記プロジェクタに対する該操作機器の位置により決定されることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、被写体を撮影するカメラと、上記カメラの動作を離れた位置より制御するリモコン手段と、上記カメラにより撮影された画像を投影するプロジェクタと、を具備し、上記リモコン手段は、上記カメラにより被写体を撮影する撮影モードと、撮影画像を上記プロジェクタにより投影する投影モードとを切り替え制御することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明に於いて、上記リモコン手段は、上記投影モードの設定時には、上記撮影モードの設定時に出力される信号を使用して上記プロジェクタの画面を切り替え制御することを特徴とする。
この発明によれば、よりパーソナルユースで気楽に楽しむことができ、個人宅等の限られた少ない投影面を使って、大型画面を皆で楽しむことができるプロジェクタシステムを提供することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施形態を説明する。
初めに、この発明のプロジェクタシステムの概要を説明する。
この発明のプロジェクタシステムは、個人宅等の壁面や天井等の投影面を使って大型画面に画像を投影するものである。特に、図1に示されるような天井投影時には、例えば、プロジェクタ10Uの操作部材(操作スイッチ)11が壁面側を向いていることも明らかなように、また、三脚に取り付けられていることを考慮しても、通常のプロジェクタのように机や台の上に設置されて使用される場合と異なり、操作そのものがし難くなる。或いは、後述するように、パーソナルユースではセッティング場所の制御も大きく、設置する場所や鑑賞場所による制約も大きくなり、これらの問題を解決しなければならない。
つまり、この発明は、部屋1の中の10U、10B、10L、10Rの何れの位置にプロジェクタが設置されても、ユーザ2が仰向けに寝た状態でも、天井4に投影された画像を楽しむことができるプロジェクタシステムを想定している。
上述したように、通常、個人の部屋1は収納用家具や窓や扉によって広い壁面は確保し難く、電灯5以外には投影用の障害物がない天井4に映像投影するのが最も大きな画像映写にふさわしい場合がある。このような状況下であれば、鑑賞者であるユーザ2は、ソファやベッド、座椅子3に横になって鑑賞するスタイルが想定される。
この場合、上述したように、プロジェクタの操作が困難であると同時に、ユーザ2の見ている位置とプロジェクタが設置される位置によって、画像の上下方向が変わってしまうことがあった。したがって、プロジェクタも、必ずしもどのような場所にも設置されるものではない。
つまり、図2に示されるように、ユーザ2の頭上の10Uの位置(プロジェクタ10U)にプロジェクタが設置される場合、画面18にはユーザ2の上下方向と合致した映像投影が可能である(画像18U)。ところが、図3に示されるように、プロジェクタ10の下面に三脚6が取り付けられることを想定した場合、ユーザ2の足下の10Bの位置(プロジェクタ10B)にプロジェクタが設置されて投影されると、ユーザ2とは上下方向が反転した画像となってしまう(画像18B)。
また、図1及び図2に示される10Lの位置(プロジェクタ10L)や10Rの位置(プロジェクタ10R)でも、投影画像を90°回転させないと、ユーザ2からは不自然で見難い画像となってしまう(画像18L、画像18R)。
したがって、この発明では、画像の回転表示機能を設けて、小型でパーソナルユースのプロジェクタを、個人の部屋のどの位置に設置して、どの位置からユーザが見ても、自然な画像再生を可能としている。
次に、この発明の実施形態について説明する。
図4は、この発明の一実施形態に係るプロジェクタシステムの電気系の構成を示すブロック図である。
図4に於いて、このプロジェクタシステムは、カメラ15とプロジェクタ10とを有して構成されている。
上記カメラ15は、被写体20を撮影するための撮影レンズ21と、撮像素子22と、画像処理回路23と、記録部24と、ピント制御部25と、シーケンスコントローラ27と、ピント制御部28と、撮影情報記録部29と、レンズ位置制御(LD)部33と、ズーム制御部34と、距離検出回路35と、構図判定部37と、送信部38と、操作スイッチ16及び表示部17とを有して構成されている。
また、プロジェクタ10は、検出手段を含む受信部41と、切り替え手段(調整手段)である表示制御部42と、光源制御部43と、投影用光源44と、画像形成部45と、投影レンズ46と、距離検出部48と、傾き検出部49と、操作スイッチ11とを有して構成されている。
上記カメラ15に於いて、撮影レンズ21を介して撮像素子22に結像された被写体像は、入力手段である該撮像素子22及び画像処理回路23によって、電気的またはデジタル的な像信号に変換される。そして、ここで変換された電気信号が、記録部24に記録される。
上記撮影レンズ21は、被写体像を撮影者が意図する良好な状態で得るために、ズーム制御部34によって変倍可能であると共に、レンズ位置制御部33によって、そのピント位置が制御されるようになっている。上記撮影レンズ21のズーム倍率は、ユーザの操作する操作スイッチ16等の操作によって変更される。
撮影レンズ21のピント位置は、ピント制御部25により距離検出回路35の出力に基づいて制御されても良いし、画像処理回路23の出力より得られる像データのコントラスト情報に基づいて、これがコントラストが高くなるように制御されるものであっても良い。
このように、ユーザの操作を検出して各機能をシーケンシャルに制御するシーケンスコントローラ27や、各機能から得られた信号によって種々の情報を演算、判定するピント制御部25、距離算出部28及び撮影情報記録部29等は、マイクロコンピュータ30によって構成されている。
コントラスト式のピント合わせの場合は、ズーム位置やピント合せレンズの位置より、距離算出部22によって距離情報が算出され、ズーム位置や算出された距離情報等により撮影時の情報が算出される。これは、図4に於ける被写体距離Lc 、撮影レンズ21の焦点距離fc や撮像素子22の使用範囲yc 等である。このような情報は、撮影情報記録部29に記録される。
一方、プロジェクタ10に於いては、表示制御部42によって、上記カメラ15内の画像処理回路23の出力や、撮影情報記録部29の情報が利用されて、光源制御部43や投影画像形成部45、投影レンズ46等の、該プロジェクタ10内の各部が制御される。これによって、投影画面の上下方向の切り替えや、投影レンズ46のズーム倍率fp 、投影画像形成部45の有効部分yp 、更には投影用光源44の明るさ等が制御される。
また、このプロジェクタ10は、該プロジェクタ10から投影される壁面またはスクリーン55までの距離情報Lp が、ある距離検出部48によって検出可能となっている。従って、この情報によって表示制御部42が投影レンズ46のピントを合わせるようにしても良い。尚、傾き検出部49は、該プロジェクタの仰角を検出するためのものであり、周知の検出装置により構成されている。
また、20aは、被写体20に対応して画面18に表示される被写体像である。
次に、図5のフローチャートを参照して、上述したように構成されたカメラの撮影時の動作シーケンスを説明する。
尚、この撮影動作は、シーケンスコントローラ27の制御により行われる。
先ず、ステップS1にて、ズーム位置fc や撮影時の撮像面サイズyc が判定される。次いで、ステップS2にてピント合わせが行われる。このピント合わせが行われた結果より、距離情報Lc が検出される。
ステップS3で撮影画像処理がなされると、ステップS4にてカメラを構えた際の状態、すなわち縦構図であるか横構図であるかが判定される。続くステップS5では、上述したステップS1、S2及びステップS4で得られた結果(fc 、yc 、Lc 、及び構図)の各情報が、撮影情報記録部29に記録される。更に、ステップS6にて、これらの撮影情報に基づいた画像が記録部24に記録される。
尚、上記記録部24へ記録される画像は、撮影情報記録部29に、上述した撮影情報と同時に記録されるものであっても良い。
このように、本実施形態では、カメラ15の操作スイッチ16の操作によって、プロジェクタ10が制御されるように構成されている。しかしながら、これに限られずに、例えば、カメラ15側をコンピュータと考えて、USB(登録商標)やIEEE1394のような専用のコネクタによる通信ケーブルや、それを前提としたインターフェースによって通信を行ってもよい。或いは、ブルートゥースのような短距離無線方式によって通信を行うようにしてもよい。
ところで、本実施の形態に於けるプロジェクタの切り替えは、図2に示されるように、ユーザ2に対して、10U、10B、10L、10Rの何れの位置にプロジェクタが設置されても、正しくユーザ2から見た際に、上下方向が合った画像が見られるようにしている。すなわち、図6(a)に示されるようなカメラ15のLCD(表示部)17上の画像と、図6(b)に示されるようなプロジェクタ10の画像との上下方向が一致するようにしている。これにより、図1に示されるような状態で、ユーザ2がカメラ15の表示部17上で見た画像と、プロジェクタ10により投影された画像とが、同じように見えるようにしている。
以下、このプロジェクタの制御動作について、図8のフローチャートを参照して説明する。尚、このプロジェクタ制御動作は、表示制御部42の制御により行われる。
本ルーチンに入ると、先ず、プロジェクタ制御が天井に画像を投影する天井投影モードであるか否かが判定される。ここで、天井投影モードでない場合は後述するステップS18へ移行し、天井投影モードである場合はステップS12へ移行する。
このステップS12〜S14では、プロジェクタ10が、ユーザ2の左右、上下の何れの位置に設置されているかが判定される。そして、これらステップS12〜S14の判定結果に応じて、ステップS15、S16、S17またはステップS18に移行するようにしている。
例えば、図2に示されるように、プロジェクタ10がユーザ2の左側(プロジェクト10L)に設置されている場合には、そのまま投影表示すると、ユーザ2から見て左側が画面の上側に相当する。したがって、ステップS15に移行して、カメラ15のLCD17上と同じく、天井4にも上下の方向が正しい画像を投影すべく、画像が90°右回転されたデータが送信される。
同様に、プロジェクタ10がユーザ2の右側、または下側に設置されることが設定可能である。そのそれぞれの結果により、ステップS13、S14から、それぞれステップS16、S17に移行して、上下の方向が正しくなるような投影画像が表示できるように、プロジェクタ10に送信されるようになっている。
次に、ステップS18では、カメラ15の構図が構図判定部37により判定される。ここで、構図が縦構図である場合は、ステップS19へ移行して、当該画像が例えば右回りに90°回転される。これは、カメラ15のLCD17上では、図7(a)に示されるような表示になるのを、プロジェクタ10上では、図7(b)に示されるように、正しく表示させるためである。
このような画像データが、ステップS20にてプロジェクタ10に送信されるので、上下方向の正しい映写が可能になる。
尚、上記ステップS18にて縦構図でない、すなわち横構図である場合は、画像を回転させる必要はないので、ステップS19をスキップしてステップS20へ移行する。
次に、ステップS21に於いて、回転制御が成されるか否かが判定される。ここでは、ユーザ2のカメラ操作(操作スイッチ16)がなされたか否が判定される。その結果、回転操作が選択された場合は、ステップS22へ移行して、画像が所定角度、本実施の形態では45°ずつ、右回りに回転されるようにしている。回転が不要の場合は、上記ステップS22はスキップされる。
そして、ステップS23では、別の画像が投影可能なように、画像選択の有無が判定される。ここで、別の画像が選択される場合はステップS24へ移行して、別の画像データが選択される。その後、上記ステップS18へ移行して、上記ステップS24で改めて選択された画像データについて、ステップS18以降の加工処理が行われる。
一方、上記ステップS23にて画像選択されない場合は、ステップS25にて投影画像の準備が終了したか否かが判定される。ここで、準備が終了していない場合は上記ステップS18へ移行し、終了していれば本ルーチンが終了する。
尚、本実施の形態に於いて、プロジェクタ10の位置は、一度設置された後は変わらないものとし、縦横の構図の差異のみに対応したものとしている。
上述した実施形態によれば、図1に示されるように、ユーザ2がカメラ15の操作スイッチ16を用いてプロジェクタ10の制御を可能としたので、小型のカメラの操作部材や表示部材を見ながらプロジェクタで投影する画像の内容等をチェックし、プロジェクタによる大画面を多くの人で楽しむことができる。
加えて、プロジェクタが設置される位置によって生じる上下方向の不整合を、このようにカメラ15の設定によって切り替えることができる。また、撮影時の縦横の構図の差異を判別して自動的に正しい上下の方向の投影を可能としている。
更に、図8に示されるフローチャートに於けるステップS21及びS22の処理動作によって、微妙な角度ずれを、カメラ15側から制御できるようにしたので、プロジェクタ10が設置される位置や、ユーザ2が横になる位置にかかわらず、自然な大画面再生を可能とする。尚、上記ステップS22に於ける画像の回転角度は、45°に限られるものではなく、また回転方向も右回転に限られるものではない。
また、カメラ15の操作スイッチ16を利用したので、プロジェクタ10側のスイッチを減らすことができ、部屋のどのような位置にプロジェクタが設置されても、操作が容易になる。
次に、上述した実施形態の第1の変形例を説明する。
上述した実施形態に於いて、図9に示されるように、プロジェクタ10の下面側の一部に、赤外線等を受光するリモコンセンサ部51を設けて、リモコン操作によってプロジェクタを操作することができるようにしても良い。この場合、図10に示されるような状態で、ユーザ2がカメラ等の操作機器15aを操作すると、該操作機器15aから出力される位置信号SL 、SR 、SU 、SB の方向に合わせて、その方向に設置されているプロジェクタ10L、10R、10U、10Bが反応する。
これにより、図11に示されるフローチャートに従った制御が、プロジェクタ10の表示制御部42にて行われれば、プロジェクタ10はユーザ2から見て、何れの位置に設定するかを判定した表示制御が可能となる。
以下、このプロジェクタの画面切り替え動作について説明する。尚、この画面切り替え動作は、表示制御部42の制御により行われる。
先ず、ステップS31にて画像信号が受信される。次いで、ステップS32に於いて、上記ステップS31で受信された画像の構図が判定される。ここで、その画像が縦構図ならば、ステップS33へ移行して90°回転される。一方、横構図の場合はステップS33をスキップする。
この後、ステップS34、S35、S37、S38に於いて、受信された信号が、何れの方向の操作機器15aから送信されたものかが判定される。すなわち、操作機器15aの左側から発信されるのは位置信号SL であるので、プロジェクタ10が10Lの位置に設置されていれば、該信号SL を受信することができるが、その他の位置にある場合は受信することができない。同様に、プロジェクタ10が10Rの位置に設置されると、操作機器15aの位置信号SR しか受信することができない。
つまり、上記ステップS34にて位置信号SU が受信されるとそのままステップS41へ移行し、そうでない場合はステップS35に於いて、受信されたのが位置信号SB であるか否が判定される。このステップS35にて、信号SB が受信されると、ステップS36へ移行して投影画像の上下方向が反転される。その後、ステップS41へ移行する。
一方、上記ステップS35で位置信号SB も受信されなければ、ステップS37へ移行して信号SL が受信されたか否かが判定される。ここで、信号SL が受信されると、ステップS39へ移行して、投影画像が右回りに90°回転される。その後、ステップS41へ移行する。
更に、上記ステップS37で位置信号SL も受信されなければ、ステップS38へ移行して位置信号SR が受信されたか否かが判定される。ここで、位置信号SR が受信されると、ステップS40へ移行して、投影画像が左回りに90°回転される。その後、ステップS41へ移行する。尚、上記ステップS38にて位置信号SR が受信されなければ、そのままステップS41へ移行する。
ステップS41では、上述したステップS36、S39、S40の動作に従って、画像が投影される。そして、この後、本ルーチンが終了する。
このような第1の変形例によって、プロジェクタ自身がどの位置に設置されたを判定し、ユーザ2が画面の上下方向の自然な画像を見られるように、ステップS36、S39及びS40によって画面の回転制御を行う。
このように、第1の変形例では、ユーザ2がプロジェクタ10の位置をセットしなくとも、プロジェクタ10が自動的に画面の上下の方向を制御して表示するので、ユーザ2は、操作機器15aでどの画像を映写するかを判断し、選択するのに集中することができ、自由に寝転ぶ向きを変えることができる。これを受けて、プロジェクタ10は、その都度、画面表示を制御し直すようにしている。
また、画像通信を無線で行うと、通信装置が大がかりなものになるので、図12に示されるように、カメラ15をプロジェクタ10に有線で接続し、カメラ15のレリーズ等の制御を行うリモコン手段であるリモコン送信部16aによって、ユーザ2がプロジェクタ10による画像の照射方法を切り替えられるようにしても良い。
図13は、第2の変形例として、こうしたリモコン送信部16aを使用したリモコンモードによる撮影及び投影動作について説明するフローチャートである。
尚、このリモコン送信部16aで操作可能なリモコンのモードは、即写モードと、3秒後にレリーズが行われるモードの、2つのレリーズ方法を指定できるタイプのものであるとする。
リモコンモードに入ると、先ず、ステップS51に於いて撮影が行われるか否か、すなわち撮影モードであるか否かが判定される。ここで、撮影モードである場合はステップS52へ移行し、そうでない場合は、後述するステップS56へ移行する。
ステップS52では、撮影のモードが即写モードであるか否かが判定される。そして、即写モードである場合はステップS54へ移行し、そうでない場合はステップS53に移行する。ステップS53では、図示されないレリーズスイッチがオンされると3秒後にレリーズが開始されて撮影が行われる。その後、上記ステップS51へ移行する。
また、上記ステップS54では、レリーズが開始されるとすぐに撮影が開始される。その後、上記ステップS51へ移行する。
一方、撮影モードでない場合は、ステップS55に於いて、プロジェクタ制御モードであるか否かが判定される。プロジェクタ制御である場合はステップS56へ移行し、そうでない場合は上記ステップS51へ移行する。
ステップS56では、カメラ15で受信された信号が即写モードの信号であるか否かが判定される。ここで、即写モードの信号である場合はステップS57へ移行し、そうでない場合はステップS58へ移行する。そして、ステップS57では、次の画像を投影するべく制御が行われる。次いで、ステップS59にて画像が投影された後、上記ステップS55へ移行する。
一方、ステップS58では、カメラ15で受信された信号が即写モード以外の信号であるので、この場合は画像が90°回転され、ステップS59にて回転された画像が投影される。その後、上記ステップS55へ移行する。
このように、カメラ15の撮影モード場合は、受信した信号に応じて即写モード、それ以外のモードでの撮影を行い、プロジェクタ制御モードの場合は、受信した信号が即写モードならば次の画像を映写する制御を行い、即写モードでないならば90°回転の制御を行うようにしたので、ユーザ2は、これを見ながら、投影画像の上下方向の調整を行えば良い。
このように、画像の切り替え用の特別なスイッチや機器を用意しなくとも、例えばリモコンの他の操作信号を利用して、このような構成、制御によって、プロジェクタによる大画面の映像鑑賞を楽しむことができる。
通常プロジェクタは、入力された画像信号を投影する機能しか持っていないが、このような構成にすることにより、特別な回路を追加しなくとも、画面切り替えがリモートコントロールできるプロジェクタシステムにすることが可能である。
尚、上述した構成のプロジェクタシステムは、セッティング場所の制約も少なく、設置する場所や鑑賞場所による制約も少ないので、以下のような使用が可能である。
例えば、このプロジェクタシステムを屋外で使用する場合、図14に示されるような休憩所等の屋根の内側に投影することも可能である。或いは、図15に示されるように、キャンプ等でテントの側面部に画像を投影することも可能である。
また、このプロジェクタシステムを室内で使用する場合には、以下のような使用も可能である。
例えば、写真撮影時のカメラの床からの高さ、または被写体の身長に相当する値を入力可能にしておけば、図16に示されるように、プロジェクタ15の設置時の高さも加味して、投影画像20aを実際の被写体の身長に合わせることも可能である。
また、図17に示されるように、天井4に画像を投影するようにして、複数のユーザ2が寝転んで鑑賞することもできる。
或いは、図18に示されるように、会議等、大勢の人数で見るような場合、必ずしもスクリーン等の正面にプロジェクタを設置する必要がないので、使い勝手が良いものとなる。
以上述べた実施形態によれば、壁面のみならず天井等への投影も可能とし、プロジェクタのパーソナルユース化を進めることができる。これによって、美しい写真を、大きな画面で何処でも沢山の人と楽しめるプロジェクタシステムを提供することができる。
この発明のプロジェクタシステムの概要を説明する図である。 この発明のプロジェクタシステムのプロジェクタの設置場所と投影画像の状態の関係を示した図である。 この発明のプロジェクタシステムのプロジェクタの外観構成を示した斜視図である。 この発明の一実施形態に係るプロジェクタシステムの電気系の構成を示すブロック図である。 この発明の一実施形態に係るプロジェクタシステムに於けるカメラの撮影時の動作を説明するフローチャートである。 カメラ15の表示部17の画像とプロジェクタ10の画像との上下方向が一致した例を示すもので、(a)はカメラ15の画像の例を示した図、(b)はプロジェクタ10の画像の例を示した図である。 カメラ15の表示部17の画像とプロジェクタ10の画像との上下方向が異なる例を示すもので、(a)はカメラ15の画像の例を示した図、(b)はプロジェクタ10の画像の例を示した図である。 この発明の一実施形態に係るプロジェクタシステムに於けるプロジェクタの制御動作を説明するフローチャートである。 この発明の一実施形態の第1の変形例を示すもので、プロジェクタの外観構成を示した斜視図である。 この発明の一実施形態の第1の変形例に於けるプロジェクタシステムの操作機器とプロジェクタの設置場所の関係を示した図である。 この発明の一実施形態の第1の変形例に於けるプロジェクタシステムのプロジェクタの画面切り替え動作について説明するフローチャートである。 この発明の一実施形態の第2の変形例に於けるプロジェクタシステムの使用例を示す図である。 第2の変形例として、リモコン送信部16aを使用したリモコンモードによる撮影及び投影動作について説明するフローチャートである。 この発明のプロジェクタシステムの第1の使用例を示した図である。 この発明のプロジェクタシステムの第2の使用例を示した図である。 この発明のプロジェクタシステムの第3の使用例を示した図である。 この発明のプロジェクタシステムの第4の使用例を示した図である。 この発明のプロジェクタシステムの第5の使用例を示した図である。
符号の説明
1…部屋、2…ユーザ、4…天井、10、10B、10L、10R、10U…プロジェクタ、11…操作部材(操作スイッチ)、15…カメラ、16…操作スイッチ、17…表示部(LCD)、18…画面、20…被写体、21…撮影レンズ、22…撮像素子、23…画像処理回路、24…記録部、25…ピント制御部、27…シーケンスコントローラ、28…ピント制御部、29…撮影情報記録部、33…レンズ位置制御(LD)部、34…ズーム制御部、35…距離検出回路、37…構図判定部、38…送信部、41…受信部、42…表示制御部、43…光源制御部、44…投影用光源、45…画像形成部、46…投影レンズ、48…距離検出部、49…傾き検出部。

Claims (11)

  1. 鑑賞者と画像投影のプロジェクタの位置関係を検出する検出手段と、
    上記検出手段の検出結果に基づいて、上記プロジェクタ投影画像の上下方向を切り替える切り替え手段と、
    を具備することを特徴とするプロジェクタシステム。
  2. 上記プロジェクタに画像投影の操作を行わせる操作機器を更に具備し、
    上記鑑賞者と上記プロジェクタの位置関係は、上記鑑賞者の操作する上記操作機器からの操作結果に従って、上記検出手段によって検出されることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタシステム。
  3. 上記切り替え手段は、上記プロジェクタと上記操作機器の配置関係より、上記プロジェクタの投影画像の上下方向を切り替えることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタシステム。
  4. カメラと、
    上記カメラを離れた位置より撮影制御するリモコン手段と、
    を具備し、
    上記カメラが撮影画像をプロジェクタに投影する投影モードと撮影モードを備え、
    上記投影モード設定時には上記リモコン手段による撮影操作が上記プロジェクタの画面切り替え制御となることを特徴とするプロジェクタシステム。
  5. 画像を投影するプロジェクタと、
    鑑賞者に対する上記プロジェクタの配置関係を検出する検出手段と、
    上記検出手段の検出結果に基づいて、上記プロジェクタの投影画像の上下方向を調整する調整手段と、
    を具備することを特徴とするプロジェクタシステム。
  6. 上記プロジェクタに画像投影の操作を行わせる操作機器を更に具備し、
    上記検出手段は、上記操作機器から出力される位置信号に従って、上記操作機器と上記プロジェクタの配置関係を検出することを特徴とする請求項5に記載のプロジェクタシステム。
  7. 上記操作機器は、上記プロジェクタによって投影される画像の方向を調整するもので、上記検出手段の検出結果に従って、上記プロジェクタ投影画像の上下方向を調整することを特徴とする請求項6に記載のプロジェクタシステム。
  8. 上記操作機器から出力される位置信号は、鑑賞者の操作入力により決定されることを特徴とする請求項6に記載のプロジェクタシステム。
  9. 上記操作機器から出力される位置信号は、上記プロジェクタに対する該操作機器の位置により決定されることを特徴とする請求項6に記載のプロジェクタシステム。
  10. 被写体を撮影するカメラと、
    上記カメラの動作を離れた位置より制御するリモコン手段と、
    上記カメラにより撮影された画像を投影するプロジェクタと、
    を具備し、
    上記リモコン手段は、上記カメラにより被写体を撮影する撮影モードと、撮影画像を上記プロジェクタにより投影する投影モードとを切り替え制御することを特徴とするプロジェクタシステム。
  11. 上記リモコン手段は、上記投影モードの設定時には、上記撮影モードの設定時に出力される信号を使用して上記プロジェクタの画面を切り替え制御することを特徴とする請求項10に記載のプロジェクタシステム。
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