JP2005175689A - 通信装置、通信システムおよび通信制御プログラム - Google Patents

通信装置、通信システムおよび通信制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 第1のネットワークに接続された第2の通信装置と第2のネットワークに接続された第1の通信装置とが所定範囲内に位置する場合のみ通信を許可する。
【解決手段】 本発明の通信システムは、サブネットA4に接続された中継装置9と、サブネットA,B4,5間で情報を送受するルータ6とを備えている。中継装置9は、モバイルIPのホームエージェント機能とフィルタ機能を有する。通信先の通信装置が他のサブネットに接続されている場合には、その通信装置のケアオブアドレスを登録データテーブル22で調べるとともに、そのケアオブアドレス宛のパケット送信が許可されているか否かをフィルタテーブルで調べ、パケット送信が許可されている場合のみパケット送信を行う。このため、コンテンツの著作権保護が図れないような宛先に対して不用意にコンテンツを伝送するおそれがなくなる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、異なるネットワーク間で通信を行う通信装置、通信システムおよび通信制御プログラムに関する。
デジタル情報家電と呼ばれる商品が増えている。これらは、デジタル放送の開始などに伴い、普及が期待される商品群であり、デジタル放送対応テレビや、セットトップボックス、デジタルVTR、DVDプレーヤ、ハードディスクレコーダ等、デジタルデータやデジタルコンテンツを扱う商品が広く含まれる。
この際、考慮すべきは、著作権などのコンテンツ保護である。デジタルデータは、コピー時の品質劣化が無いなどの利点が強調される反面、不正コピーが容易であるなどの欠点も持つ。
このため、デジタルAV機器同士をつなぐデジタルネットワークであるIEEE1394には、認証・鍵交換機構や、データの暗号化の機能が兼ね備えられている。
ここで、ある送信装置から、著作権保護が必要なAVデータを、受信装置に転送する場合を考える。ここで注意すべきは、個人(あるいは、拡大解釈して家族)の楽しむ範囲内にて、AVデータのやり取りを行うのが著作権保護の前提であり、他人間でのAVデータのやりとりは(視聴料や著作権料等の支払いが伴わない限り)行われるべきでは無いという点である。
ネットワーク上で著作権保護を実現するためのメカニズムとしては、DTCPが知られている。DTCPとは、Digital Transmission Content Protectionの略で、IEEE1394やUSBなどでデファクトスタンダードとなっている著作権保護方式である。DTCPでは、著作権保護が必要なAVデータなどのコンテンツに対して送信機器と受信機器との間で認証・鍵交換を行い、AVデータを暗号化して転送する(非特許文献1参照)。DTCPを用いることにより、宅内のネットワーク(例えばIEEE1394ネットワーク)上において、著作権保護を保証した上でのAVデータの伝送が可能になる。
AVデータの伝送を実現する家庭内ネットワークとして、イーサネット(登録商標)、802.11無線LAN等の種々のネットワーク媒体を仮定できる。AVデータの転送をIP(インターネットプロトコル)上で行うようにすれば、Web等の様々なアプリケーションとの連携、Webブラウザ等の資産の活用、種々のネットワーク媒体への対応等を実現することができるため、本実施形態ではAVデータ(MPEG等のAVコンテンツデータ)はIP(IPv4、またはIPv6)上を転送されるものとする。プロトコルとしては、例えばRTP(Real Time Transport Protocol)やHTTP(Hyper Text Transport Protocol)が用いられる。
http://www.dtcp.comにて取得可能に開示されている文書
この場合、問題となるのは、IPプロトコルを使用すると、下のネットワーク媒体に関わらず、IPパケットの転送が可能という点である。即ちIPでは、VPN(仮想プライベートネットワーク)といった、遠隔のIPネットワーク同士を論理的に接続する技術がある。この技術を用いると、例えばA地区のXさん宅のホームネットワークと、(A地区とは物理的に離れた)B地区のYさん宅のホームネットワークを論理的に接続し、この上でIPパケットの転送を行うことができる。
つまり、Xさん宅のホームネットワークとYさん宅のホームネットワークとが、あたかも1つのホームネットワークであるかのような形態でのネットワークの運用が可能である。
著作権法等では、「個人の楽しむ範囲内」でのAVデータのコピー等は許容されているが、「他人同士」のコピー等は許容していない。しかし、上記のような技術(例えばVPN技術)を用いることにより、「他人同士のネットワークでも、論理的に1つのネットワークであると見せかけること(構成すること)」が可能であるため、上記法律に違反する機器を提供してしまう懸念がある。
本発明は、第1のネットワークに接続された第2の通信装置と第2のネットワークに接続された第1の通信装置とが所定範囲内に位置する場合のみ通信を許可するようにした通信装置、通信システムおよび通信制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、第1のネットワークに接続された状態の第1の通信装置のアドレス情報を登録する第1アドレス情報登録手段と、前記第1の通信装置が前記第1のネットワークから外れて第2のネットワークに接続された場合に有効な前記第1の通信装置のアドレス情報を登録する第2アドレス情報登録手段と、前記第2のネットワークに接続された状態の第1の通信装置の代わりに前記第1のネットワークに接続された第2の通信機器と通信し、前記第1、第2アドレス情報登録手段に登録されたアドレス情報に従って該第2の通信機器との通信を該第1の通信機器に中継する中継手段と、前記第2のネットワークに接続された前記第1の通信装置と前記第1のネットワークに接続された第2の通信装置との通信を許可するか否かを判定するフィルタ手段と、を備える。
また、本発明は、第1および第2のネットワークの間で情報の中継を行うルータ装置と、前記第1のネットワークに接続された状態の第1の通信装置のアドレス情報を登録する第1アドレス情報登録手段と、前記第1の通信装置が前記第1のネットワークから外れて前記第2のネットワークに接続された場合に有効な前記第1の通信装置のアドレス情報を登録する第2アドレス情報登録手段と、前記第2のネットワークに接続された状態の第1の通信装置の代わりに前記第1のネットワークに接続された第2の通信機器と通信し、前記第1、第2アドレス情報登録手段に登録されたアドレス情報に従って該第2の通信機器との通信を該第1の通信機器に中継する中継手段を有する中継装置と、前記第2のネットワークに接続された前記第1の通信装置と前記第1のネットワークに接続された第2の通信装置との通信を許可するか否かを判定するフィルタ装置と、を備える。
また、本発明は、第1のネットワークに接続された状態の第1の通信装置のアドレス情報を登録する第1アドレス情報登録手段と、前記第1の通信装置が前記第1のネットワークから外れて第2のネットワークに接続された場合に有効な前記第1の通信装置のアドレス情報を登録する第2アドレス情報登録手段と、前記第2のネットワークに接続された状態の第1の通信装置の代わりに前記第1のネットワークに接続された第2の通信機器と通信し、前記第1、第2アドレス情報登録手段に登録されたアドレス情報に従って該第2の通信機器との通信を該第1の通信機器に中継する中継手段を有する中継装置と、前記第1および第2のネットワークの間で情報の中継を行うルータ手段と、前記第2のネットワークに接続された前記第1の通信装置と前記第1のネットワークに接続された第2の通信装置との通信を許可するか否かを判定するフィルタ手段とを有するルータ装置と、を備える。
本発明によれば、第1のネットワークに接続された第2の通信装置と第2のネットワークに接続された第1の通信装置との間での通信を許可するか否かをフィルタ手段で判定するようにしたため、著作権保護を図れる範囲内であれば、異なるネットワーク間でも通信を許可でき、コンテンツの著作権保護を図りつつ、コンテンツの有効利用を図れる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明に係る通信システムの全体構成の一例を示すブロック図である。図1の通信システムは、ユーザ宅内のホームネットワーク1に接続された送信装置2と受信装置3とを備えている。ホームネットワーク1は、例えば、IEEE802.11無線LAN、イーサネットおよびIEEE1394などであるが、ネットワークの形態は特に問わない。ホームネットワーク1には、図1の送信装置2と受信装置3以外の装置が接続されていてもよいが、図1では省略している。また、送信装置2が受信機能を備えていてもよいし、受信装置3が送信機能を備えていてもよい。ホームネットワーク1上でインターネットプロトコルを使用する場合、IPv4とIPv6のいずれを用いてもよい。
送信装置2と受信装置3との間では、例えばAVデータが転送される。転送されるAVデータは、例えば著作権保護が必要なAVデータであり、適切な著作権保護が施された上で転送される。
本実施形態では、ネットワーク上の著作権保護を実現する方式としてDTCPを仮定する。ただし、本発明は、DTCP以外の著作権保護方式にも適用可能である。なお、DTCPについては、http://www.dtcp.comを参照されたい。
一般に、伝送系における著作権保護では、以下の(1)〜(4)の手順が行われる。(1)送信装置2と受信装置3間において、AVデータのやり取りを行うことを決める(例えば、AV制御コマンドで「再生(プレイ)」コマンドを送信装置2に対して発行する)。(2)送信装置2から受信装置3に対してAVデータの転送が始まる。この場合、転送されるAVデータには著作権保護のための暗号化が施されている。(3)これと前後して、送信装置2と受信装置3の間で、著作権保護のための認証・鍵交換が行われる。(4)認証・鍵交換が成功したならば、送信装置2と受信装置3間でAVデータの暗号鍵を共有(あるいは計算)でき、受信装置3は受信した暗号化AVデータの復号と再生を行うことができる。
本実施形態では、送信装置2と受信装置3間で、あらかじめ「登録」の手順を設け、お互いの装置、あるいは、片方の装置がもう片方の装置を「登録」する。そして、この「登録」が終了していない装置間では、AVデータの転送(あるいは、暗号の復号化や認証・鍵交換の完了)を許可しない、という仕組みを導入する。
具体的には、この「登録」は、「同一のIPサブネット上」でなければ成功しない」仕組みを導入することにより、前述のような複数のネットワークをまたがった運用を未然に防止する。
この登録のパケットのソースアドレスをチェックして、自分と同一のサブネット群に属していなければ、受け取り/処理を拒絶すればよい。そして、この登録が完了した場合、それ以降、登録に使用したソースアドレスと同じアドレスから転送される制御データ、鍵交換データを受信するように制御する。
図2は、ユーザ宅内の1階にサブネットA4が、2階にサブネットB5が存在するホームネットワークシステムの概略図である。サブネットA,B4,5に接続されるルータ6は、サブネットA,B4,5上の情報を中継する。
図2のサブネットA4に接続された2つの通信装置7,8同士が互いに初期登録を行い、その後、通信装置7が2階に移動して、サブネットB5に接続された場合を考える。この場合、通信装置8はサブネットA4に接続され、通信装置7はサブネットB5に接続されるため、互いに通信を行えなくなり、非常に不便である。
本実施形態は、ユーザ宅内であって、複数の通信装置が互いに異なるサブネットに接続されている場合には、互いに通信を行えるようにする。図3は本発明の第1の実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図である。図3の通信システムは、サブネットA4に接続された中継装置9と、サブネットA,B4,5間で情報を送受するルータ6とを備えている。
中継装置9は、モバイルIPのホームエージェント機能とフィルタ機能を有する。モバイルIPは、IPネットワーク上でノードが移動しても、元の場所のアドレスを使い続けることが可能なRFC3344(IPv4)およびdraft-ietf-mobileip-ipv6-23.txt(IPv6)で定められているプロトコルである。このプロトコルでは、移動するノードは、予め与えられるアドレス(ホームアドレス)を移動先でも使い続け、移動先へのパケット転送のために、現在位置を示すケアオブアドレス(Care Of Address)宛のトンネリングを使用する。
図4はモバイルIPの基本概念を説明する図である。モバイルノード11は、ホームネットワーク1に接続された状態(図4の点線a)でホームエージェント12に自己の登録処理を行う。その後、モバイルノード11が他のネットワーク(Visited Network)に接続されたときに、通信相手(CN)13がモバイルノード11のホームアドレスを指定してパケットを転送するものとする。この場合、通信相手(CN)13からのデータは、ホームネットワーク1を介してホームエージェント12に入力される。ホームエージェント12は、パケットをカプセル化したトンネルを、モバイルノード11が現在接続されているネットワーク上のフォーリンエージェント(Foreign Agent)14に送信する。このトンネルは、図4に示すように、通信相手(CN)13からのパケットに、モバイルノード11のケアオブアドレスを付加したものである。フォーリンエージェント14は、受信したトンネルを解析して、モバイルノード11の現在アドレスにパケットを送信する。モバイルノード11が通信相手(CN)13にパケットを送信する場合も、モバイルノード11は通信相手(CN)13のホームアドレスを指定してパケットを送信する。
図3において、サブネットA4を介してホームアドレスHaddrで登録処理を終えた通信装置6は、サブネットB5に移動しても、通信相手(CN)8のホームアドレスを指定して、通信相手(CN)8と通信を行う。
通信相手(CN)8も、通信装置7のホームアドレスを指定してパケットを送信する。中継装置9は、このパケットをProxy ARPなどの手法で受信してカプセル化する。カプセルの宛先は、通信装置のケアオブアドレスである。中継装置9は、通信装置のケアオブアドレスに基づいて、通信相手(CN)8からのパケット送信を許可するか否かを判定する。例えば、図3の例では、通信装置7がサブネットA4と同じ宅内のサブネットB5に接続されているため、パケット送信が許可される。もし、許可範囲外宛のパケットであれば、パケットを破棄することで通信を不許可にする。
図5は中継装置9の内部構成の一例を示すブロック図である。図5の中継装置9は、パケット処理部21と、登録データテーブル22と、パケット検査部23と、フィルタテーブル24と、ネットワークインタフェース部25とを有する。
登録データテーブル22には、各通信装置のホームアドレスと、各通信装置が現在接続されているサブネット上のケアオブアドレスと、フィルタON/OFFフィールドとが対応づけて登録されている。フィルタON/OFFフィールドは、異なる通信装置間でDTCP認証・鍵交換処理を行って、各通信装置のホームアドレスを登録データテーブル22に登録したときに、オンにセットされる。すなわち、フィルタON/OFFフィールドは、AVデータの伝送対象機器であることを示すフラグである。
フィルタテーブル24には、各通信装置のケアオブアドレスごとに、パケットの送信を許可するか否かを示す情報が登録されている。例えば、著作権保護を図る必要のあるコンテンツの場合、同一宅内であれば、仮にサブネットが異なっても、コンテンツの伝送を認めても支障がないことから、このような場合のケアオブアドレスに対しては、パケット送信を許可する旨の情報をフィルタテーブル24に予め登録しておく。逆に、宅外や第三者がアクセス可能なサブネット上のケアオブアドレスに対しては、パケット送信を許可しない旨の情報をフィルタテーブル24に予め登録しておく。
ホームアドレスHaddrに対応するケアオブアドレス宛にパケットをトンネリングする場合、対応するケアオブアドレスのパケット送信許可情報をフィルタテーブル24から検索し、パケット送信が許可されていれば、このケアオブアドレスに対してパケットを送信する。
このように、第1の実施形態では、通信先の通信装置が他のサブネットに接続されている場合には、その通信装置のケアオブアドレスを登録データテーブル22で調べるとともに、そのケアオブアドレス宛のパケット送信が許可されているか否かをフィルタテーブル24で調べ、パケット送信が許可されている場合のみパケット送信を行う。このため、コンテンツの著作権保護が図れないような宛先に対して不用意にコンテンツを伝送するおそれがなくなる。また、同一の宅内などのコンテンツの著作権保護が図れる範囲内であれば、サブネットが異なる場合でも、コンテンツの伝送を認めることができるため、ユーザの利便性が向上する。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、中継装置9とは別個に、フィルタ装置を設けるものである。
図6は本発明の第2の実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図である。図6の通信システムは、中継装置9aの他にフィルタ装置31を備えている。フィルタ装置31は、ケアオブアドレス宛のパケット送信を許可するか否かを判断するものであり、図5のフィルタテーブル24と同様のテーブルとパケット検査部23を内蔵している。
図6の中継装置9aは、フィルタ機能は持っておらず、モバイルIPのホームエージェント機能を有する。図7は中継装置9aの内部構成の一例を示すブロック図である。図7の中継装置9aは、図5の中継装置9aからフィルタテーブル24とパケット検査部23を省略した構成になっている。
例えば、通信装置7と通信相手(CN)8がサブネットA4上でDTCP認証・鍵交換を行って、互いのホームアドレスを中継装置9aに登録した後、通信装置7がサブネットB5に移動したと仮定する。この状態で、通信相手(CN)8が通信装置7のホームアドレスを指定してパケットを送信すると、中継装置9aは、登録データテーブル22を調べて通信装置7のケアオブアドレスを取得し、カプセル化したパケットをフィルタ装置31に送る。フィルタ装置31は、通信装置7のケアオブアドレスに対するパケット送信を許可するか否かをフィルタテーブル24で調べ、許可する場合のみ、パケットをルータ6を介してサブネットB5の通信装置7に送信する。
このように、第2の実施形態では、中継装置9aとは別個にフィルタ装置31を設けるため、中継装置9aの内部構成を簡略化できるとともに、フィルタ装置31を設置する場所の制限が緩和される。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、ルータ6との内部にフィルタ機能を設けたものである。
図8は本発明の第3の実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図である。図8の通信システムは、フィルタ機能を有するルータ6aと、中継装置9とを備えている。中継装置9は図7と同様の内部構成を有する。ルータ6aは、図5のフィルタテーブル24とパケット検査部23を有する。
例えば、通信装置7と通信相手(CN)8がサブネットA4上でDTCP認証・鍵交換を行って、互いのホームアドレスを中継装置9に登録した後、通信装置7がサブネットB5に移動したと仮定する。この状態で、通信相手(CN)8が通信装置7のホームアドレスを指定してパケットを送信すると、中継装置9は、登録データテーブル22を調べて通信装置7のケアオブアドレスを取得し、カプセル化したパケットをルータ6aに送る。ルータ6aは、通信装置7のケアオブアドレスに対するパケット送信を許可するか否かをフィルタテーブル24で調べ、許可する場合のみパケットをサブネットB5の通信装置7に送信する。
このように、第3の実施形態では、ルータ6aがフィルタ機能を有するため、別個にフィルタ装置31を設ける必要がなくなる。
(第4の実施形態)
上述した第1〜第3の実施形態では、宅内のサブネット間でのパケット伝送について説明したが、本発明は、携帯電話網を経由してパケット伝送を行う場合にも適用可能である。
図9は本発明の第4の実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図である。図9の通信システムは、携帯電話網32とサブネットA4との間で情報を送受するルータ6と、サブネットA4に接続された中継装置9とを備えている。
図9の中継装置9は図5と同様の構成を持つ。通信装置7と通信相手(CN)8がサブネットA4上でDTCP認証・鍵交換を行って、互いのホームアドレスを中継装置9に登録した後、通信装置7がサブネットA4を外れて携帯電話網32に接続したと仮定する。
携帯電話網32に接続された通信装置7は、現在接続している携帯電話網32のドメイン名をルータ6を介して中継装置9に登録する。中継装置9は、携帯電話網32のドメイン名に基づいて、IPアドレスを逆引きし、該当するプレフィックスに属するケアオブアドレス宛のパケット送信を許可するか否かを判定する。
中継装置9のフィルタテーブル24には、携帯電話会社から発行されているケアオブアドレスリストを予め登録しておく。
このように、第4の実施形態では、宅外の携帯電話網32などの他の管理ドメインに属するネットワーク経由で通信を行う場合でも、著作権保護が図れる範囲のみ、パケット送信を許可しておけば、適切にパケットを中継および転送することができる。
上述した実施形態で説明した通信装置および通信システムは、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、通信装置および通信システムの機能を実現するプログラムをフロッピーディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の携帯可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
また、通信装置および通信システムの機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
本発明に係る通信システムの全体構成の一例を示すブロック図。 ユーザ宅内の1階にサブネットA4が、2階にサブネットB5が存在するホームネットワークシステムの概略図。 本発明の第1の実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図。 モバイルIPの基本概念を説明する図。 中継装置9の内部構成の一例を示すブロック図。 本発明の第2の実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図。 中継装置9aの内部構成の一例を示すブロック図。 本発明の第3の実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図。 本発明の第4の実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図。
符号の説明
1 ホームネットワーク
2 送信装置
3 受信装置
4 サブネットワークA
5 サブネットワークB
6 ルータ
7,8 通信装置
9 中継装置
21 パケット処理部
22 登録データテーブル
23 パケット検査部
24 フィルタテーブル
25 ネットワークインタフェース部
31 フィルタ装置
32 携帯電話網

Claims (9)

  1. 第1のネットワークに接続された状態の第1の通信装置のアドレス情報を登録する第1アドレス情報登録手段と、
    前記第1の通信装置が前記第1のネットワークから外れて第2のネットワークに接続された場合に有効な前記第1の通信装置のアドレス情報を登録する第2アドレス情報登録手段と、
    前記第2のネットワークに接続された状態の第1の通信装置の代わりに前記第1のネットワークに接続された第2の通信装置と通信し、前記第1および第2アドレス情報登録手段に登録されたアドレス情報に従って該第2の通信装置との通信を該第1の通信装置に中継する中継手段と、
    前記第2のネットワークに接続された前記第1の通信装置と前記第1のネットワークに接続された第2の通信装置との通信を許可するか否かを判定するフィルタ手段と、を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記第1アドレス情報登録手段に登録される前記第1の通信装置のアドレス情報は、モバイルIPの規格で規定されるホームアドレスであり、
    前記第2アドレス情報登録手段に登録される前記第1の通信装置のアドレス情報は、モバイルIPの規格で規定されるケアオブアドレス(COA:Care Of Address)であることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第1のネットワークに接続された前記第1および第2の通信装置の間で著作権保護のための認証・鍵交換を行った結果を登録する認証・鍵交換情報登録手段を備え、
    前記フィルタ手段は、前記認証・鍵交換情報登録手段に登録された認証・鍵交換結果に基づいて通信許可の判定処理を行うか否かを決定することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記第1アドレス情報登録手段に登録された前記第1の通信装置のアドレス情報と、前記第2アドレス情報登録手段に登録された該第1の通信装置のアドレス情報と、前記認証・鍵交換情報登録手段の登録内容とを対応づけて記憶するデータテーブルを備えたことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記フィルタ手段は、著作権保護を図れる範囲内に位置する前記第2のネットワークに前記第1の通信装置が接続されている場合に、前記第1の通信装置との通信を許可することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の通信装置。
  6. 第1および第2のネットワークの間で情報の中継を行うルータ装置と、
    前記第1のネットワークに接続された状態の第1の通信装置のアドレス情報を登録する第1アドレス情報登録手段と、
    前記第1の通信装置が前記第1のネットワークから外れて前記第2のネットワークに接続された場合に有効な前記第1の通信装置のアドレス情報を登録する第2アドレス情報登録手段と、
    前記第2のネットワークに接続された状態の第1の通信装置の代わりに前記第1のネットワークに接続された第2の通信装置と通信し、前記第1および第2アドレス情報登録手段に登録されたアドレス情報に従って該第2の通信装置との通信を該第1の通信装置に中継する中継手段を有する中継装置と、
    前記第2のネットワークに接続された前記第1の通信装置と前記第1のネットワークに接続された第2の通信装置との通信を許可するか否かを判定するフィルタ装置と、を備えることを特徴とする通信システム。
  7. 第1のネットワークに接続された状態の第1の通信装置のアドレス情報を登録する第1アドレス情報登録手段と、前記第1の通信装置が前記第1のネットワークから外れて第2のネットワークに接続された場合に有効な前記第1の通信装置のアドレス情報を登録する第2アドレス情報登録手段と、
    前記第2のネットワークに接続された状態の第1の通信装置の代わりに前記第1のネットワークに接続された第2の通信装置と通信し、前記第1、第2アドレス情報登録手段に登録されたアドレス情報に従って該第2の通信装置との通信を該第1の通信装置に中継する中継手段を有する中継装置と、
    前記第1および第2のネットワークの間で情報の中継を行うルータ手段と、前記第2のネットワークに接続された前記第1の通信装置と前記第1のネットワークに接続された第2の通信装置との通信を許可するか否かを判定するフィルタ手段とを有するルータ装置と、を備えることを特徴とする通信システム。
  8. 前記第1の通信装置の識別情報に基づいて、前記第2のネットワークに接続された該第1の通信装置の現在アドレス情報を検出する現在アドレス検出手段を備え、
    前記フィルタ手段は、前記現在アドレス検出手段で検出された現在アドレス情報に基づいて、該第1の通信装置と前記第2の通信装置との通信を許可するか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の通信装置。
  9. 第1のネットワークに接続された状態で第1の通信装置のアドレス情報を登録するステップと、
    前記第1の通信装置が前記第1のネットワークから外れて第2のネットワークに接続された場合に有効な前記第1の通信装置のアドレス情報を登録するステップと、
    前記第2のネットワークに接続された前記第1の通信装置と前記第1のネットワークに接続された第2の通信装置との通信を許可するか否かを判定するステップと、
    許可すると判定した場合は、前記第2のネットワークに接続された状態の第1の通信装置の代わりに前記第1のネットワークに接続された第2の通信装置と通信し、登録されたアドレス情報に従って該第2の通信装置との通信を該第1の通信装置に中継するステップとを実行させるための通信制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008141717A (ja) * 2006-11-29 2008-06-19 Samsung Electronics Co Ltd コンテンツを送信するための接近制御方法および前記接近制御方法を用いるネットワークのノード

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