JP2005173432A - X線撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子カセッテ単体での動作状況や、電子カセッテを取付可能な架台の動作状況に応じて無駄な電力消費を回避し、その分バッテリー1回の充電や交換での撮影回数を増やして可搬型としての利点を向上させることができるX線撮影装置を提供すること。
【解決手段】本発明に係るX線撮影装置は、X線検出手段の動作を制御する制御手段と、X線検出手段に電力供給するバッテリーと、X線検出面を内包する筐体の一部に、筐体が触れられたことを検知する接触検知手段を有し、接触検知手段からの情報によって制御手段はバッテリーからX線検出手段への電力供給の状態を変更することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、医療診断用のX線撮影装置、特にX線の受光媒体として2次元に複数の光電変換素子が同一面上に配列されたエリアセンサを有し、且つ、可搬性を有するX線撮影装置に関するものである。
被写体に放射線を照射し、被写体を透過した放射線の強度分布を検出し、被写体の放射線画像を得る方法は、工業用の非破壊検査や医療診断の場で広く一般に利用されている。被写体の放射線画像を得るための一般的方法の具体例は、放射線で蛍光を発する所謂“蛍光板”(若しくは増感紙)と銀塩フィルムを組み合わせ、X線を被写体に照射し、透過した放射線を蛍光板で可視光に変換し、銀塩フィルム上に潜像を形成した後、この銀塩フィルムを化学処理し、可視像を得る方法である。この方法で得られた放射線画像はアナログ写真であり、診断、検査等に使用される。
一方、最近では受像手段として、微小な光電変換素子、スイッチング素子等から成る画素を格子状に配列した2次元アレーセンサを使用し、デジタル画像を取得する技術が開発されている。これらの撮影装置は、取得した画像データを即時に表示することが可能であり、直接型X線デジタル撮影装置と呼べる。X線デジタル撮影装置のアナログ写真技術に対する利点として、フィルムレス化、画像処理による取得情報の拡大、データベース化等が挙げられる。
ところで、医療静止画用のX線撮影装置は、被写体となる患者の撮影手法に応じて、据置型と可搬型に分別される。据置型の一例としては、患者を載せるテーブル下にフィルム、又は光電変換装置を内包する撮影部を設置し、患者上方よりX線を照射して患者の腹部画像等を取得する。可搬型は、カセッテと呼ばれる軽量筐体にフィルムを内包したもので、患者の体の状態が悪く、病棟のベッドから据置型のあるX線撮影室のテーブルへ移動できない場合や、撮影手法が特殊で、据置型で撮影できない場合等に使用される。
可搬型は、可搬性や操作性を考慮して、極力小型化、軽量化されたものが望ましい。しかし、X線デジタル撮影装置を可搬型(以下、電子カセッテと称す)とした場合は、構成要素が多く、患者のX線透過像をデジタル画像データとして出力するまでには、X線画像を受光する2次元アレーセンサ、X線発生装置から発信される制御信号に応じてセンサを駆動するドライブ回路、ドライブ回路によりセンサ内マトリックスを選択し、各マトリクスのデータを増幅するアンプ、アンプからの出力をデジタルに変換するAD回路、AD回路とドライブ回路で順次デジタル化された画像データをシリアライズする回路を必要とする。
又、各構成要素へ電力供給するためのバッテリーと、画像データを外部のコントローラーへ送信したり、ドライブ回路とコントローラー間の制御通信するための無線モジュールを必要とする。
図7は上述の2次元アレーセンサを使用した従来の電子カセッテの概要図である。
X線発生装置のX線管球31によって発せられたX線は、被写体Pに照射され、被写体Pを透過したX線像が被写体Pとベッド32との間に配置された電子カセッテの筐体400内の2次元アレーセンサ(図示せず)に到達する。2次元アレーセンサは、X線像を可視化する蛍光板を有し、蛍光板で可視化されたX線像は可視領域に変換効率を有する2次元に配列された光電変換素子によって電子化される。
電子化された画像情報は、上述した回路構成を経てデジタル化され、更に無線モジュール(図示せず)で無線化されてコントローラー200内の画像処理部13に送られてデジタル画像データとして形成される。形成された画像は、モニター33に表示される。デジタル化された画像データは、既存のデジタルストレージ機器34に保存可能である。筐体内の電子回路が駆動するための電力は筐体400内のバッテリー(図示せず)から供給される。
又、電子カセッテとコントローラー200間の各種信号伝達は、無線モジュールを介して行われる。このようなX線発生装置と電子カセッテの構成を表した従来技術として、例えば特許文献1に記載されたものがある。従来技術では、X線発生装置と電子カセッテが連動して、X線発生装置側の動作検知手段をトリガーとして電子カセッテを撮影の動作を変更している。
図8は図7の電子カセッテの側面断面図である。
筐体400の内部には、電子カセッテでの撮影動作を行うための各構成要素が内包されている。筐体400内には、X線を可視化する蛍光板6と、可視光を電気信号に変換する2次元に格子状に配列された光電変換素子7と、蛍光板6及び光電変換素子7をX線入射側から見て裏面より支持するガラス板8と、更にガラス板を支持する基台9と、光電変換素子7からの電気信号をフラットケーブル10を介してAD変換する電気回路基板11が構成されている。電気回路基板11上には、2次元アレーセンサの動作を制御する制御集積回路35が実装されている。
又、図示していないが、電気回路基板11上には、光電変換素子7によって電子化された画像情報をデジタル画像データとして形成して画像処理部13に送るためのA/D変換回路やシリアル回路等の回路構成が実装されている。図8のコントローラー200と電気回路基板11とは、無線モジュール14を介してアンテナ15を用いて通信が行われる。電気回路基板11への電力供給は、バッテリー16から分配部17で回路上必要な電圧値に変換されて送られる。
特開2002−235546号公報
電子カセッテ筐体内の各構成要素は、筐体内のバッテリーから電力供給されるため、バッテリー容量が不足する前にバッテリーへの充電、又は交換が必要である。充電や交換の頻度を極力少なくして、1回の充電や交換で撮影可能な回数を多くすることが操作性の点から望ましい。
しかしながら、電子カセッテでは2次元アレーセンサからの出力を増幅したり画像情報をシリアライズして無線で送信するため消費される電力が多く、バッテリーの充電や交換の回数がどうしても多くなる傾向がある。バッテリー容量を増やしたり、外部の電源から有線で電力供給すれば解決できるが、筐体の重量が増したり有線化によって可搬型としての操作性が悪化してしまう。
例えば、特許文献1では、X線発生装置の動作状況に応じて電子カセッテの電力消費を抑えるため効果的である。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、電子カセッテ単体での動作状況や、電子カセッテを取付可能な架台の動作状況に応じて無駄な電力消費を回避し、その分バッテリー1回の充電や交換での撮影回数を増やして可搬型としての利点を向上させることができるX線撮影装置を提供することにある。
上記の問題を解決するための本発明の請求項1に係るX線撮影装置は、X線検出手段の動作を制御する制御手段と、X線検出手段に電力供給するバッテリーと、X線検出面を内包する筐体の一部に、筐体が触れられたことを検知する接触検知手段を有し、接触検知手段からの情報によって制御手段はバッテリーからX線検出手段への電力供給の状態を変更することを特徴とする。
本発明の請求項2に係るX線撮影装置は、操作者が筐体を保持するための把手を筐体の一部に有し、請求項1の接触検知手段が把手に設けられていることを特徴とする。
本発明の請求項3に係るX線撮影装置は、X線検出手段の動作を制御する制御手段と、X線検出手段に電力供給するバッテリーと、検出面を内包する筐体内に、筐体が移動されたことを検知する方向検知手段を有し、方向検知手段からの情報によって制御手段はバッテリーからX線検出手段への電力供給の状態を変更することを特徴とする。
本発明の請求項4に係るX線撮影装置は、制御手段が、請求項1,2の接触検知手段からの接触信号、又は請求項3の方向検知手段からの方向変化信号を受けて、X線検出手段を撮影可能状態から撮影待機状態に変更することでバッテリーからX線検出手段への電力供給を抑制することを特徴とする。
本発明の請求項5に係るX線撮影装置は、X線検出手段の動作を制御する制御手段と、X線検出手段に電力供給するバッテリーと、X線検出手段を内包する筐体を着脱可能に保持する筐体収納部と、筐体収納部を移動する移動手段と、筐体収納部の移動を検知する移動検知手段を有し、移動検知手段からの情報によって制御手段はバッテリーからX線検出手段への電力供給の状態を変更することを特徴とする。
本発明の請求項6に係るX線撮影装置は、X線検出手段の動作を制御する制御手段と、X線検出手段に電力供給するバッテリーと、X線検出手段を内包する筐体を着脱可能に保持する筐体収納部と、筐体収納部が触れられたことを検知する接触検知手段を有し、接触検知手段からの情報によって制御手段は前記バッテリーからX線検出手段への電力供給の状態を変更することを特徴とする。
本発明の請求項7に係るX線撮影装置は、制御手段が、請求項5の移動検知手段からの移動信号、又は請求項6の接触検知手段からの接触信号を受けて、X線検出手段を撮影可能状態から撮影待機状態に変更することでバッテリーからX線検出手段への電力供給を抑制することを特徴とする。
本発明に係るX線撮影装置では、電子カセッテの筐体に接触検知スイッチや方向検知センサを設けることで電子カセッテが撮影状態か待機状態かを識別し、待機状態のときにバッテリーの消費量を抑えることで、その分バッテリー1回の充電や交換で撮影できる回数を増やし、電子カセッテとしての使用頻度を高めることができる。
又、電子カセッテを収納可能な据置型の架台に接触検知スイッチや移動検知センサを設けることでも同様の効果が得られる。
実施例では、上述の各スイッチやセンサが反応した状態のときのみ撮影待機の状態として認識したが、各スイッチやセンサが反応するのは撮影前の場合が殆どであり、そこで電子カセッテを常時待機状態に設定し、各スイッチやセンサの反応によって撮影開始を認識するトリガーとして撮影状態に移行しても良い。但し、撮影状態となってから長時間撮影が行われない場合も考えられるため、このようなときは一定時間内で撮影状態から待機状態に変更するプログラムをコントローラー側に予め設定しておけば良い。
請求項に関わる本発明を、図示の実施例に基づいて以下に説明する。
図1及び図2は本発明の請求項1〜4に係る構成を表した実施例の電子カセッテである。尚、先に説明した図と同一部分には同一符号を付している。
図1は本発明に係る電子カセッテをX線入射方向から見た正面図である。
筐体100のX線入射側正面には、筐体100内部の2次元アレーサンサの撮影可能範囲を示す枠1と、撮影可能範囲の中心を示す十字線2が設けられている。又、筐体100の側面には筐体100を持ち運んだり、撮影する形態に配置するために使用する把手3が設けられている。把手3には、把手3が操作者によって握られたことを検知する接触検知スイッチ4が取り付けられている。接触検知スイッチ4は、例えばマイクロスイッチや圧電素子を内包した圧力センサ等、ON/OFFの状態を検知する小型の検知型スイッチが使用されている。
.他にも、発行ダイオード等の発光素子とフォトダイオード等の受光素子を組み合わせた光センサや、操作者の静電容量を検知する静電センサを使用しても良い。更に、筐体100内には、筐体100が操作者によって動かされたことを検知する方向検知センサ5が内包されている。方向検知センサ5は、例えば誘電体であるボールの移動から電圧変化で検知する角度センサや、誘電体を自己振動させて振動方向を検知する振動ジャイロが使用されている。
図2は筐体100の側面断面図である。
筐体100の内部には、図9と同様に、電子カセッテでの撮影動作を行うための各構成要素が内包されている。筐体100内には、X線を可視化する蛍光板6と、可視光を電気信号に変換する2次元に格子状に配列された光電変換素子7と、蛍光板6及び光電変換素子7をX線入射側から見て裏面より支持するガラス板8と、更にガラス板8を支持する基台と、光電変換素子7からの電気信号をフラットケーブル10を介してAD変換する電気回路基板11が構成されている。電気回路基板11上には、2次元アレーセンサの動作を制御する制御集積回路12と上述の方向検知センサ5が実装されている。
又、図示していないが。電気回路基板11上には、光電変換素子7によって電子化された画像情報をデジタル画像データとして形成して画像処理部13に送るためのA/D変換回路やシリアル回路等の回路構成が実装されている。図8のコントローラー200と電気回路基板11とは、無線モジュール14を介してアンテナ15を用いて通信が行われる。電気回路基板11への電力供給は、バッテリー16から分配部17で回路上必要な電圧値に変換されて送られる。
上述の構成における作用を説明する。
操作者は、患者の撮影を行うために電子カセッテを撮影場所に持ち運んだり、撮影形態に合わせて電子カセッテの位置を調整するとき、筐体100の把手3を握って作業を行う。このとき、接触検知スイッチ4は、操作者に握られたことでONの状態となり、制御集積回路12は電気回路基板11を介して筐体100を操作者が操作中であることを認識する。すると、制御集積回路12は、分配部17へ指令を送り、2次元アレーセンサの各要素への電力供給量を制限してバッテリー16の消費量を抑制する。このとき、2次元アレーセンサでは、光電変換素子7からの出力値の増幅やシリアライズが行われず、又、画像データも形成されないため、撮影ができない待機の状態となる。
操作者が電子カセッテの位置調整を終えて把手3から手を離すと、接触検知スイッチ4はOFFの状態となり、制御集積回路12は電気回路基板11を介して筐体100が撮影状態に移行したことを認識する。すると、制御集積回路12は、分配部17へ指令を送り、2次元アレーセンサの各要素へ撮影動作が可能な電力の供給を行う。そして、2次元アレーセンサの各構成要素では、コントローラー200から撮影指令を受けた場合には、上述の一連の動作を行って最後に取得した画像データを無線モジュール14を介して画像処理部13へ送る。
又、筐体100は方向検知センサ5を内包しているため、接触検知スイッチ4の動作と同様に、撮影する状態か待機する状態かを識別することができる。つまり、筐体100のハンドリング中は方向検知センサ5が角度変化や振動を検知して、制御集積回路12は筐体10を操作者が操作中であることを認識し、角度変化や振動が無い場合は撮影状態であることを認識する。
図3は上述の動作を模式化したブロック図である。
接触検知スイッチ4又は方向検知センサ5からの状態信号を受けて、制御集積回路12は撮影状態か撮影待機状態かを識別し、それぞれの状態に応じて分配部17へ指令を送り、電力消費量の切り替えを行う。
このように、接触検知スイッチ4又は方向検知センサ5で撮影する状態か待機する状態かを識別し、待機状態のときにバッテリー16の消費量を抑えることでその分撮影回数が増え、電子カセッテとしての使用頻度を高めることができる。
図4及び図5本発明の請求項5〜7に係る構成を表した実施例の電子カセッテである。尚、先に説明した図と同一部分には同一符号を付している。
図4は本発明に係る電子カセッテを収納可能な据置型のスタンドに、電子カセッテを取り付けた場合の概要図である。
スタンド300は、据置型のスタンドで、電子カセッテの筐体100を収納可能な収納部18と、収納部18を図中矢印のように垂直方向に上下動するための支柱19を有している。筐体100は収納部18の開口部20より挿入され、挿入後は筐体100の十字線2と収納部18の十字線21の中心がX線入射方向から見て同一となり、操作者は十字線21を使用して位置の調整を行う。
又、収納部18には、収納部18の上下方向の位置調整を行うときに使用する把手22が設けられ、更に把手22には、把手22が操作者によって握られたことを検知する接触検知スイッチ23が取り付けられている。接触検知スイッチ23は、先述の接触検知スイッチ4と同様に、例えばマイクロスイッチや圧電素子を内包した圧力センサ等、ON/OFFの状態を検知する小型の検知型スイッチが使用されている。スタンド300に挿入された電子カセッテに対しては、X線発生装置のX線管球24からX線が照射される。X線管球24は、保持支柱25で天井より支持されており、保持支柱25は収納部18の上下方向の移動に応じて天井からX線管球24までの上下方向の距離を変更する。
図5は電子カセッテの筐体100を挿入した状態のスタンド300の側面図である。尚、先に説明した図と同一部分には同一符号を付している。
収納部18と支柱19はリフト部26で連結されており、リフト部26は、支柱19の摺動レール27をリフト部26の摺動軸(図示せず)が移動することによって上下方向に移動する。リフト部26の内部には、移動したことを検知する移動検知センサ28が設けられている。移動検知センサ28は、例えば摺動レール27に回転軸を接触させて移動時に回転方向の抵抗を測定する可変抵抗器や、ロータリーエンコーダが使用されている。
又、リフト部26の内部には、筐体100内の制御集積回路12と無線モジュール14を介して通信を行う無線モジュール19が設けられている。更に、収納部18の内部には、筐体10が挿入されたことを検知する検知スイッチ30が設けられており、無線モジュール29は、検知スイッチ30のON/OFFの状態に応じて通信の可否を選択する。検知スイッチ30は、先述の接触検知スイッチ23と同様に、例えばマイクロスイッチや圧電素子を内包した圧力センサ等、ON/OFFの状態を検知する小型の検知型スイッチが使用されている。
上述の構成における作用を説明する。
操作者は、患者の撮影を行うために電子カセッテの筐体100を把手3を用いてスタンド300の収納部18の開口部20に挿入する。スタンド300を使用する撮影形態としては、例えば胸部や頭部、腹部の撮影が主に行われる。筐体100が収納部18に完全に納まると、検知スイッチ30がONの状態となり、それをトリガーとして無線モジュール29が通信可能な状態となる。
次に、操作者は、撮影形態や患者の体格に合わせて、収納部18の把手22を握って上下方向の位置調整を行う。このとき、接触検知スイッチ23は、操作者に握られたことでONの状態となり、既に通信可能な無線モジュール29と筐体100内の無線モジュール14を介して制御集積回路12に伝達される。制御集積回路12は、収納部18を操作者が操作中であることを認識して分配部17へ指令を送り、2次元アレーセンサの各要素への電力供給量を制限してバッテリー16の消費量を抑制する。このとき、2次元アレーセンサでは、光電変換素子7からの出力値の増幅やシリアライズが行われず、又、画像データも形成されないため、撮影ができない待機の状態となる。
操作者が収納部18の位置調整を終えて把手22から手を離すと、接触検知スイッチ23はOFFの状態となり、制御集積回路12は、収納部18が撮影状態に移行したことを認識する。すると、制御集積回路12は、分配部17へ指令を送り、2次元アレーセンサの各要素へ撮影動作が可能な電力の供給を行う。そして、2次元アレーセンサの各構成要素では、撮影指令を受けた場合には上述の一連の動作を行って最後に画像データを無線モジュール14を介して画像処理部13へ送る。
又、リフト部16は、移動検知センサ28を内包しているため、接触検知スイッチ23の動作と同様に、撮影する状態か待機する状態かを識別することができる。つまり、収納部18のハンドリング中は移動検知センサ28が移動変化を検知して無線モジュール29、14を介して制御集積回路12へ伝達し、制御集積回路12は、収納部18を操作者が操作中であることを認識し、移動変化が無い場合は撮影状態であることを認識する。
撮影終了後は、収納部18から筐体100を取り外して電子カセッテ単体での撮影が可能である。このとき、検知スイッチ30はOFFとなり、無線モジュール29は通信しない状態となるため、接触検知スイッチ23や移動検知センサ28が動作しても電子カセッテ側には伝わらず誤動作することがない。
図6は上述の動作を模式化したブロック図である。
スタンド300側の接触検知スイッチ23、又は移動検知センサ28からの状態信号が先ず無線モジュール29に送られる。このとき、検知スイッチ30で筐体100が挿入されてONとなった場合に限って無線モジュール29から筐体100側の無線モジュール14へ状態信号が送られる。無線モジュール14からの信号を受けて制御集積回路12は撮影状態か撮影待機状態かを識別し、それぞれの状態に応じて分配部17へ指令を送り、電力消費量の切り替えを行う。
このように、スタンド300に接触検知スイッチ23、又は移動検知センサ28で撮影する状態か待機する状態かを識別し、待機状態のときにバッテリー16の消費量を抑えることでその分撮影回数が増え、据置型として電子カセッテを使用した場合においても使用頻度を高めることができる。尚、図4及び図5ではスタンドを使用しているが、据置型のテーブルに上述の機構を設けても同様の効果が得られる。
本発明は、医療診断用のX線撮影装置、特にX線の受光媒体として2次元に複数の光電変換素子が同一面上に配列されたエリアセンサを有し、且つ、可搬性を有するX線撮影装置として利用性が高い。
本発明の請求項1〜4に係る実施例1の構成を表した正面図である。 本発明の請求項1〜4に係る実施例1の構成を表した側面図である。 本発明の請求項1〜4に係る実施例2の構成を表したブロック図である。 本発明の請求項5,6に係る実施例2の構成を表した概要図である。 本発明の請求項5〜7に係る実施例2の構成を表した側面図である。 本発明の請求項5〜7に係る実施例2の構成を表したブロック図である。 従来の電子カセッテの構成を表した概要図である。 従来の電子カセッテの構成を表した断面図である。
符号の説明
3 把手
4 接触検知スイッチ
5 方向検知センサ
12 制御集積回路
14 無線モジュール
16 バッテリー
17 分配部
18 収納部
22 把手
23 接触検知スイッチ
28 移動検知センサ
29 無線モジュール
30 検知スイッチ
100 筐体
200 コントローラー
300 スタンド

Claims (7)

  1. X線発生手段により発せられたX線を被写体に照射し、該被写体を透過したX線を、2次元に複数の光電変換素子を配置された検出面を有するX線検出手段に検出し、該検出手段から出力される画像信号をデジタル画像処理する画像処理手段によりモニターに前記被写体のX線画像を得るX線撮影装置において、
    該X線撮影装置は、前記X線検出手段の動作を制御する制御手段と、前記X線検出手段に電力供給するバッテリーと、前記X線検出面を内包する筐体の一部に、該筐体が触れられたことを検知する接触検知手段を有し、該接触検知手段からの情報によって前記制御手段は前記バッテリーから前記X線検出手段への電力供給の状態を変更することを特徴とするX線撮影装置。
  2. 前記X線撮影装置は、操作者が前記筐体を保持するための把手を前記筐体の一部に有し、前記接触検知手段は前記把手に設けられていることを特徴とする請求項1記載のX線撮影装置。
  3. X線発生手段により発せられたX線を被写体に照射し、該被写体を透過したX線を、2次元に複数の光電変換素子を配置された検出面を有するX線検出手段に検出し、該検出手段から出力される画像信号をデジタル画像処理する画像処理手段によりモニターに前記被写体のX線画像を得るX線撮影装置において、
    該X線撮影装置は、前記X線検出手段の動作を制御する制御手段と、前記X線検出手段に電力供給するバッテリーと、前記X線検出面を内包する筐体内に、該筐体が移動されたことを検知する方向検知手段を有し、該方向検知手段からの情報によって前記制御手段は前記バッテリーから前記X線検出手段への電力供給の状態を変更することを特徴とするX線撮影装置。
  4. 前記制御手段は、前記接触検知手段からの接触信号又は前記方向検知手段からの方向変化信号を受けて、前記X線検出手段を撮影可能状態から撮影待機状態に変更することで前記バッテリーから前記X線検出手段への電力供給を抑制することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のX線撮影装置。
  5. X線発生手段により発せられたX線を被写体に照射し、該被写体を透過したX線を、2次元に複数の光電変換素子を配置された検出面を有するX線検出手段に検出し、該検出手段から出力される画像信号をデジタル画像処理する画像処理手段によりモニターに前記被写体のX線画像を得るX線撮影装置において、
    該X線撮影装置は、前記X線検出手段の動作を制御する制御手段と、前記X線検出手段に電力供給するバッテリーと、前記X線検出手段を内包する筐体を着脱可能に保持する筐体収納部と、該筐体収納部を移動する移動手段と、前記筐体収納部の移動を検知する移動検知手段を有し、該移動検知手段からの情報によって前記制御手段は前記バッテリーから前記X線検出手段への電力供給の状態を変更することを特徴とするX線撮影装置。
  6. X線発生手段により発せられたX線を被写体に照射し、該被写体を透過したX線を、2次元に複数の光電変換素子を配置された検出面を有するX線検出手段に検出し、該検出手段から出力される画像信号をデジタル画像処理する画像処理手段によりモニターに前記被写体のX線画像を得るX線撮影装置において、
    該X線撮影装置は、前記X線検出手段の動作を制御する制御手段と、前記X線検出手段に電力供給するバッテリーと、前記X線検出手段を内包する筐体を着脱可能に保持する筐体収納部と、該筐体収納部が触れられたことを検知する接触検知手段を有し、該接触検知手段からの情報によって前記制御手段は前記バッテリーから前記X線検出手段への電力供給の状態を変更することを特徴とするX線撮影装置。
  7. 前記制御手段は、前記移動検知手段からの移動信号又は前記接触検知手段からの接触信号を受けて、前記X線検出手段を撮影可能状態から撮影待機状態に変更することで前記バッテリーから前記X線検出手段への電力供給を抑制することを特徴とする請求項5又は6記載のX線撮影装置。
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