JP2005173112A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 液体中を移動可能な移動板を電界の作用により移動させて表示を行う表示装置において、表示のコントラストを高める。
【解決手段】 区画壁10で区分され有色液体20Wで満たされている各セル状領域15a、15b…内に各セル状領域毎に1枚ずつ配置する有色移動板30a、30b…の形状を、表示側(図中矢印C1で示す)から視認可能な各セル状領域15a、15b…の範囲と、有色移動板30a、30b…の厚さ方向が上記表示方向に一致したときに表示側から視認可能な上記有色移動板30a、30b…の範囲とが互いに一致するように定める。有色移動板30a、30b…に作用させる電界を電界形成手段41により形成し、有色移動板30a、30b…を各セル状領域内15a、15b…において上下方向に移動させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 区画壁10で区分され有色液体20Wで満たされている各セル状領域15a、15b…内に各セル状領域毎に1枚ずつ配置する有色移動板30a、30b…の形状を、表示側(図中矢印C1で示す)から視認可能な各セル状領域15a、15b…の範囲と、有色移動板30a、30b…の厚さ方向が上記表示方向に一致したときに表示側から視認可能な上記有色移動板30a、30b…の範囲とが互いに一致するように定める。有色移動板30a、30b…に作用させる電界を電界形成手段41により形成し、有色移動板30a、30b…を各セル状領域内15a、15b…において上下方向に移動させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は表示装置に関し、詳しくは、液体中を移動可能な移動体を電界の作用により移動させて形成した画像を表示する表示装置に関するものである。
従来より、液体中を移動可能な移動体を電界の作用により移動させて形成した画像を表示する表示装置が知られている。例えば、反射型の表示装置としては、多数の微粒子を含む液体を内包したマイクロカプセルを2次元状に配列して各マイクロカプセル毎に個別に電界を作用させ、白色を表示するときにはマイクロカプセル中の白色の微粒子を電界の作用により表示側に移動させ、黒色を表示するときにはマイクロカプセル中の黒色の微粒子を電界の作用により表示側に移動させて表示を行うものが知られている(特許文献1参照)。また、他の反射型の表示方式として、例えば、黒色に着色した多数の微粒子を含む白色液体を内包したマイクロカプセルを2次元状に配列して各マイクロカプセル毎に個別に電界を作用させ、黒色を表示するときにはマイクロカプセル中の微粒子を電界の作用により表示側に移動させ、白色を表示するときにはマイクロカプセル中の微粒子に電界を作用させることなくこれらの微粒子をランダムに分散させるものが考えられる。
特開2000−66247号公報
しかしながら、1画素の表示を多数の微粒子を用いて行なうと、表示のコントラストが低下することがある。すなわち、微粒子間に隙間が生じることがあり、例えば、1画素に対応する上記マイクロカプセルに入射した照明光を多数の微粒子で反射して白色を表示させるときに、微粒子間の隙間に光が吸収されて白色の輝度が低下することがある。また、例えば、上記他の反射型の表示方式のように、マイクロカプセルに入射した照明光を多数の黒色の微粒子で吸収して黒色を表示させるときに、微粒子間の隙間に上記白色の液体が入ってこの白色液体が照明光を反射して黒色がグレーに表示されることがあり、このような場合には、消光比が低下し表示のコントラストが低下してしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、表示におけるコントラストを高めることができる表示装置を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の表示装置は、表示方向と直交する面内に沿って配設された複数のセル状領域のそれぞれを取り囲む、少なくとも表示側の部分が透明な区画壁と、各セル状領域を満たす透明液体と、各セル状領域内に各セル状領域毎に1枚ずつ配置された、セル状領域内を移動可能な有色移動板と、有色移動板に作用し、該有色移動板を移動させる電界を形成する電界形成手段とを備え、有色移動板が、該有色移動板の厚さ方向が表示方向に一致している状態で表示側から見たときに、セル状領域の全域を覆う形状を有することを特徴とするものである。
なお、前記「セル状領域の全域を覆う」とは、セル状領域の全域を完全に覆う場合に限らず、表示において十分なコントラストを得ることができる程度に、セル状領域の全域を覆うようにすればよい。
本発明の第2の表示装置は、表示方向と直交する面内に沿って配設された複数のセル状領域のそれぞれを取り囲む、少なくとも表示側の部分が透明な区画壁と、各セル状領域を満たす透明液体と、各セル状領域内に各セル状領域毎に1枚ずつ配置された、セル状領域内を移動可能な、厚さ方向から見たときの形状が各セル状領域を表示方向から見たときの形状と同一である有色移動板と、有色移動板に作用し、該有色移動板を移動させる電界を形成する電界形成手段とを備えたことを特徴とするものである。
なお、前記「厚さ方向から見たときの形状が各セル状領域を表示方向から見たときの形状と同一」とは、厚さ方向から見たときの有色移動板の形状とセル状領域を表示方向から見たときの形状とが完全に一致する場合に限らず、表示において十分なコントラストを得ることができる程度に両者の形状が一致していればよい。
前記区画壁は、有色移動板をセル状領域内へ留めることができるように構成されているものであればどのようなものであってもよく、例えば、互いに隣り合うセル状領域の間に形成された区画壁は透明液体を通過させる孔を有するものであってもよい。
前記電界形成手段は、互いに異なる有色移動板に対して互いに異なる方向に向かう電界を作用させるようにしてもよい。
前記表示方向は表示装置の表示面と直交する方向である。
前記区画壁における表示側の部分とは反対側の部分を透明にしてもよい。
前記透明液体として有色液体を用い、かつ、前記電界形成手段を、表示方向に直流電界を形成するとともに、この直流電界が向かう方向を反転させて有色移動板を表示方向に移動させるものとしてもよい。
前記電界形成手段は、表示方向と斜めに交わる方向に直流電界を形成するとともに、この直流電界が向かう方向を反転させて有色移動板を移動させてこの有色移動板の傾きを変化させるものとすることができる。
前記電界形成手段は、互いに交差する2方向に向かう直流電界を形成するとともに、前記2方向に向かう各直流電界の強さの比率を変更することにより有色移動板の傾きを変化させるものとすることができる。
前記電界形成手段は、互いに交差する2方向に向かう交流電界を形成することができ、前記2方向に向かう各交流電界の強さの比率を変更することにより有色移動板の傾きを変化させるものとすることができる。
本発明の第1の表示装置によれば、各セル状領域内に各セル状領域毎に1枚ずつ配置された有色移動板を備え、有色移動板を、該有色移動板の厚さ方向が表示方向に一致している状態で表示側から見たときに、セル状領域の全域を覆う形状を有するものとしたので、セル状領域内に配置された有色移動板を表示させたり、この有色移動板でセル状領域内を通る光を遮断したりするときに生じる光漏れを抑制することができ、この有色移動板の視認性を向上させることができる。これにより、表示におけるコントラストを高めることができる。
本発明第2の表示装置によれば、各セル状領域内に各セル状領域毎に1枚ずつ配置された、セル状領域内を移動可能な、厚さ方向から見たときの形状が各セル状領域を表示方向から見たときの形状と同一である有色移動板を備えるようにしたので、セル状領域内に配置された有色移動板を表示させたり、この有色移動板でセル状領域内を通る光を遮断したりするときに生じる光漏れを抑制することができ、この有色移動板の視認性を向上させることができる。これにより、表示におけるコントラストを高めることができる。
また、区画壁の背面側の部分を透明にすれば、区画壁の背面側から表示側に照明光を透過させたり遮断したりして表示を行なう透過型の装置として使用することができる。
また、透明液体を有色液体とし、かつ、電界形成手段を、表示方向に直流電界を形成するものとして、上記直流電界が向かう方向を反転させて有色移動板を表示方向に移動させるようにすれば、セル状領域内において有色移動板を表示方向に移動させることができ、有色移動板をセル状領域内の表示側に移動させたときに上記有色移動板を表示させ、有色移動板をセル状領域内の表示側とは反対側(以後、背面側という)に移動させたときに上記有色液体を表示させることができる。
電界形成手段を、互いに交差する2方向に向かう直流電界を形成するものとし、上記2方向に向かう各直流電界の強さの比率を変更することにより有色移動板の傾きを変化させたり、あるいは、この電界形成手段を、互いに交差する2方向に向かう交流電界を形成するものとし、上記2方向に向かう各交流電界の強さの比率を変更することにより有色移動板の傾きを変化させるようにすれば、有色移動板の傾きを所望の傾きとなるようにより正確に定めることができるので、例えば、反射型の表示装置として使用する場合には、有色移動板を表示させる範囲を変更して表示の輝度を任意に変化させることができ、また、例えば、区画壁の背面側の部分を透明にして、透過型の表示装置として使用する場合には、上記セル状領域内を通る照明光の一部分を有色移動板で遮断し、上記セル状領域内を通る照明光の光量を変えて表示の輝度を任意に変化させることができる。これにより、中間階調の表示を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態による表示装置の概略構成を示す斜視図、図2は上記表示装置を上記図1中の矢印F方向から見た断面図である。
図示の第1の実施の形態による表示装置101は、表示方向(図中矢印Z方向)と直交する面に沿って配設された複数のセル状領域15a、15b、15c…(以後、複数のセル状領域15a、15b…をまとめてセル状領域15ともいう)のそれぞれを取り囲む、区画壁10と、各セル状領域15を満たす透明液体20Wと、各セル状領域15内に各セル状領域15毎に1枚ずつ配置された、各セル状領域15a、15b、15c…内を移動可能な有色移動板30a、30b、…(以後、有色移動板30a、30b、…をまとめて有色移動板30ともいう)と、有色移動板30に作用しこの有色移動板30を移動させる電界を形成する電界形成手段41とを備えている。
有色移動板30は、上記有色移動板30の厚さ方向が表示方向に一致している状態で表示側(図中矢印C1で示す)から見たときに、セル状領域15の略全域を覆う形状を有する。なお、有色移動板30は、セル状領域15の全域の90%以上を覆うものであることが望ましい。
また、有色移動板30は、この有色移動板30を厚さ方向から見たときの形状がセル状領域を表示方向から見たときの形状と略同一になるものとしてもよい。なお、有色移動板30を厚さ方向から見たときの形状に対して、セル状領域を表示方向から見たときの形状の90%以上の部分が重なるようにすることが望ましい。
各セル状領域15を満たす透明液体20Wには白色に着色された有色液体が用いられている。以後、白色に着色された透明液体を有色液体20Wという。
電界形成手段41は、有色移動板30に作用させる電界を形成するものであって、表示方向(図1中矢印Z方向)に直流電界を形成し、上記直流電界が向かう方向を反転させて有色移動板30を表示方向に、すなわち、Z方向に沿った両側に移動させる。
区画壁10は、セル状領域15の表示側(図中矢印C1で示す)に位置する無色透明な表示側区画壁11と、セル状領域15の背面側(図中矢印C2で示す)に位置する無色透明な背面側区画壁12と、セル状領域15の側面側(図中矢印C3で示す)に位置する不透明な側面側区画壁13とで構成されている。
また、電界形成手段41は、上記表示方向に直流電界を形成するための、表示側区画壁11に配置された透明な表示側電極401と背面側区画壁12に配置された透明な背面側電極402とを備えている。表示側電極401である各表示側電極401a、401b、401c…および背面側電極402である背面側電極402a、402b、402c…は、それぞれセル状領域15a、15b、15c…に対応して配置されている。
有色液体20Wは、シリコンオイル、またはシランカプリング材等の無色透明な液体を白色に着色したものが用いられる。
有色移動板30は不透明であり、この有色移動板30は、酸化珪素(SiO2)、酸化チタン(TiO2)等の誘電体、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、クロム(Cr)等の金属、あるいは炭素等で形成されたものが用いられており、これらの材料のうち透明なものは着色を施して不透明化して用いる。また、不透明なものはそのまま用いてもよいが、着色して用いるようにしてもよい。なお、ここでは、有色移動板30は黒色に着色されている。
電界形成手段41が、各有色移動板30に作用させる電界を形成すると、有色液体20W中において負に帯電している各有色移動板30はこの有色液体20W中を電気泳動する。例えば、セル状領域15a中の有色移動板30aは、負電位が付与された背面側電極402aから正電位が付与された表示側電極401aに向かって、すなわち、背面側区画壁12の側から表示側区画壁11の側に移動する。また、例えば、セル状領域15b中の有色移動板30bは、負電位が付与された表示側電極401bから正電位が付与された背面側電極402bに向かって、すなわち、表示側区画壁11の側から背面側区画壁12の側に移動する。
したがって、表示側からの白色の照明光Lw(反射照明光)による表示側からの観察によれば、セル状領域15aにおいては黒色の有色移動板30aが視認され、セル状領域15bにおいては、有色液体20Wで照明Lwが反射され有色液体20Wの白色が視認される。すなわち、セル状領域15aには黒色、セル状領域15bには白色が表示される。
さらに、電界形成手段41が、背面側電極402aに正電位、表示側電極401aに負電位を付与し、上記有色移動板30aに作用させる直流電界が向かう方向を反転させると、表示側区画壁11の側に位置していた有色移動板30aは背面側区画壁12の側に移動し、黒色が表示されていたセル状領域15aに白色が表示される。すなわち、セル状領域15a内の状態が上記セル状領域15b内と同等の状態に移行する。
上記のように、表示装置101によれば、各セル状領域15毎に白色または黒色を表示させて画像を表示させることができる。
ここで、有色液体20Wは、セル状領域15a中の有色移動板30aが表示側区画壁11の側に移動したときに、この有色移動板30aの黒色のみが視認され、有色移動板30aが背面側区画壁12の側に移動したときに有色液体20Wのみが視認されるような不透明性(透明性)を有するものであることが好ましい。
図3は本発明の第2の実施の形態による表示装置102を側方から見た断面図である。なお、上記図1中の要素と同様の要素には同じ番号を付し、それらの説明は省略する。
図3に示す本発明の第2の実施の形態による表示装置102は、有色移動板30に作用させる電界を形成する電界形成手段42を備えている。この電界形成手段42は、表示方向と斜めに交わる方向、ここでは、表示方向と45度の角度で交わる方向(図中矢印J方向)に直流電界を形成するものであって、上記直流電界が向かう方向を反転させて有色移動板30を移動させ区画壁10に接触させて有色移動板30の傾きを変化させる。
また、電界形成手段42は、上記表示方向と斜めに交わる方向に直流電界を形成するための、背面側区画壁12に配置された背面側電極402(背面側電極402a、402b、402c…)と、側面側区画壁13の一面側(図中各セル状領域の左側)に配置された左面側電極403(左面側電極403a、403b、403c…)とを備えている。なお、背面側電極402a、402b、402c…、および左面側電極403a、403b、403c…は、それぞれセル状領域15a、15b、15c…に対応して配置されている。
セル状領域15を満たす透明液体20Mは無色透明であり、シリコンオイル、またはシランカプリング材等の液体が用いられている。
電界形成手段42が、各有色移動板30に作用させる電界を形成すると、透明液体20M中において負に帯電している各有色移動板30はこの透明液体20M中を電気泳動し移動する。例えば、セル状領域15a中の有色移動板30aは、負電位が付与された背面側電極402aから正電位が付与された左面側電極403aに向かって移動し、有色移動板30aの厚さ方向が上記表示方向と直交するようにこの有色移動板30aの傾きが変わる。すなわち、有色移動板30aの板面の全体が側面側区画壁13の表面に当て付いて有色移動板30aの傾きが変わる。
また、例えば、セル状領域15b中の有色移動板30bは、負電位が付与された左面側電極403bから正電位が付与された背面側電極402bに向かって移動し、有色移動板30bの厚さ方向が上記表示方向と一致するようにこの有色移動板30bの傾きが変わる。すなわち、有色移動板30bの板面の全体が背面側区画壁12に当て付いて有色移動板30bの傾きが変わる。
したがって、表示側(図中矢印C1で示す)からの白色の照明光Lw(反射照明光)による表示側からの観察によれば、セル状領域15bにおいては黒色の有色移動板30bが観察され、セル状領域15aにおいては透明な背面側区画壁12が観察される。ここで、背面側区画壁12は透明なので、背面側区画壁12の背面側(図中矢印C2で示す)に白色板または光散乱板等の反射板51を配置することにより、セル状領域15aおよび背面側区画壁12を通った白色の照明光Lwが反射板51で反射されて白色が視認される。
また、上記反射板51を取り除いての、背面側(図中矢印C2で示す)からの白色の照明光Lv(透過照明光)による表示側からの観察によれば、セル状領域15aにおいては透明な背面側区画壁12を通して上記照明光の白色が視認され、セル状領域15bにおいては照明光が有色移動板30bで遮断されるので黒色が視認される。
すなわち、セル状領域15aには白色、セル状領域15bには黒色が表示される。
さらに、この表示装置102を半透過型の表示装置として使用する場合には、背面側区画壁12の背面側に、上記反射板51の代わりに半透明光散乱板52を配置すればよい。このようにした場合、照明光Lwの光強度が、照明光Lvの光強度より大きいときには反射型の表示装置として、照明光Lvの光強度が、照明光Lwの光強度より大きいときには透過型の表示装置として使用することができる。
また、背面側電極402aに正電位を付与し左面側電極403aに負電位を付与して上記直流電界が向かう方向を反転させると、有色移動板30aの板面の全体が背面側区画壁12に当て付いて有色移動板30aの傾きが変わり、白色が表示されていたセル状領域15aに黒色が表示される。すなわち、セル状領域15a内の状態が上記セル状領域15b内と同等の状態に移行する。
上記のように、表示装置102によれば、各セル状領域15毎に白色または黒色を表示させて画像を表示させることができる。
図4は本発明の第3の実施の形態による表示装置103を側方から見た断面図である。なお、上記図1中の要素と同様の要素には同じ番号を付し、それらの説明は省略する。
図4に示す本発明の第3の実施の形態による表示装置103は、有色移動板30に作用させる電界を形成する電界形成手段43を備えている。この電界形成手段43は、互いに交差する2方向の一例である、表示方向(図中矢印Z方向)とこの表示方向に直交する方向(図中矢印X方向、以後、表示直交方向という)に向かう直流電界を形成するものであって、上記互いに異なる2方向に向かう各直流電界の強さの比率を変更することにより有色移動板30の傾きを変化させる。
また、電界形成手段43は、上記表示方向に直流電界を形成するための、表示側区画壁11に配置された表示側電極401(表示側電極401a、401b、401c…)と背面側区画壁12に配置された背面側電極402(背面側電極402a、402b、402c…)、および、上記表示直交方向に直流電界を形成するための、セル状領域15を間に挟んで対向する側面側区画壁13にそれぞれ配置された左面側電極403(左面側電極403a、403b、403c…)と右面側電極404(右面側電極404a、404b、404c…)を備えている。なお、上記表示側電極401a、401b、401c…、背面側電極402a、402b、402c…、左面側電極403a、403b、403c…、および右面側電極404a、404b、404c…は、上述の表示装置と同様にそれぞれセル状領域15a、15b、15c…に対応して配置されている。
各セル状領域15を満たす透明液体である有色液体20Vは白色に着色されたものであり、この有色液体20Vには、シリコンオイル、またはシランカプリング材等の無色透明な液体を白色に着色したものが用いられる。
ここで、有色移動板30が誘電体(比誘電率ε1)で、有色液体20Vも誘電体(比誘電率ε2)であり、有色移動板30および有色液体20Vは、比誘電率ε1≠比誘電率ε2の条件を満たすものである。
また、有色液体20Vの比重は有色移動板30の比重よりやや大きく、有色移動板30に電界等が作用していない場合には、この有色移動板30は有色液体20V中で浮き上がる。
電界形成手段43が、各有色移動板30に作用させる直流電界を形成すると、各電極間に蓄積される静電エネルギを最小化するように各有色移動板30が各セル状領域15内を移動する。
例えば、セル状領域15cでは、背面側電極402cと表示側電極401cとの間への電位差の付与による表示方向へ向かう電界の形成により、有色移動板30cの長手方向が表示方向に一致する姿勢となる。このとき、左面側電極403cおよび右面側電極404cには電位差を付与しない。また、例えば、セル状領域15aでは、左面側電極403aと右面側電極404aとの間への電位差の付与による表示直交方向へ向かう電界の形成により、有色移動板30aの長手方向が表示直交方向に一致する姿勢となり有色移動板30aが表示側に浮き上がる。このとき、表示側電極401aと背面側電極402aとの間には電位差を付与しない。
また、例えば、セル状領域15bにおいて、背面側電極402bと表示側電極401bとの間、および左面側電極403bと右面側電極404bとの間の両方向へ同時に電位差を付与すると、表示方向に向けて形成された電界と表示直交方向に向けて形成された電界とが合成されて、表示方向あるいは表示直交方向とは異なる方向に向かう電界を形成することができる。ここで、上記合成された電界による静電エネルギを最小にする有色移動板30bの姿勢はこの合成された電界が向かう方向となるので上記両方向へ同時に付与するそれぞれの電位差の調節により有色移動板30bの姿勢を変更することができる。したがって、上記2方向への電位差の付与により有色移動板30bは表示方向に対して斜めに傾いた状態となる。
その結果、表示側からの白色の照明光Lwによる表示側からの観察によれば、セル状領域15aにおいては黒色の有色移動板30aが視認され、セル状領域15cにおいては有色液体20Vの白色が視認される。また、セル状領域15bにおいては、傾いている有色移動板30b中の、表示側区画壁11の近くに位置する部位brに入射した照明光Lwは有色移動板30bに吸収され、表示側区画壁11から離れて位置する部位beに入射した照明光Lwは有色移動板30bに入射する前に有色液体20Vで反射されるので、上記表示側からの照明光Lwによる表示側からの観察により、上記セル状領域15aにおいて視認される黒色とセル状領域15cにおいて視認される白色との間の輝度を持つグレーが視認される。
すなわち、セル状領域15aには黒色、セル状領域15cには白色、セル状領域15bにはグレーが表示される。
電界形成手段43は、各セル状領域15毎に、上記2方向に向かう各直流電界の強さの比率を変更することにより(すなわち、合成された電界が向かう方向を変更することにより)有色移動板30の傾きを変化させて、各セル状領域15毎の表示の輝度を任意に変化させることができる。このように、表示装置103によれば、各セル状領域15毎に表示の階調を変化させて画像を表示させることができる。
図5は本発明の第4の実施の形態による表示装置104を側方から見た断面図である。なお、上述した表示装置103を示す図4中の要素と同様の要素には同じ番号を付し、それらの説明は省略する。
図5に示す本発明の第4の実施の形態による表示装置104は、有色移動板30に作用させる電界を形成する電界形成手段43を備えている。この電界形成手段43は、表示方向(図中矢印Z方向)に向かう直流電界と表示直交方向(図中矢印X方向)に向かう直流電界を形成するものであって、上記互いに異なる2方向に向かう各直流電界の強さの比率を変更することにより有色移動板30の傾きを変化させる。電界形成手段44は、上記第3の実施の形態における電界形成手段43と同様の機能を有するものである。
セル状領域15を満たす透明液体20Mには、シリコンオイル、またはシランカプリング材等の無色透明な液体が用いられる。
ここで、有色移動板30が誘電体(比誘電率ε1)で、透明液体20Mも誘電体(比誘電率ε3)であり、上記有色移動板30および透明液体20Mは、比誘電率ε1≠比誘電率ε3の条件を満たすものである。
電界形成手段44が、各有色移動板30に作用させる直流電界を形成すると、各電極間に蓄積される静電エネルギを最小化するように各有色移動板30が各セル状領域15内を移動する。
例えば、セル状領域15aでは、背面側電極402aと表示側電極401aとの間への電位差の付与による表示方向へ向かう電界の形成により、有色移動板30aの長手方向が表示方向に一致する姿勢となる。このとき、左面側電極403aおよび右面側電極404aには電位差を付与しない。また、例えば、セル状領域15cでは、左面側電極403cと右面側電極404cとの間への電位差の付与による表示直交方向へ向かう電界の形成により、有色移動板30cの長手方向が表示直交方向に一致する姿勢となる。このとき、表示側電極401cと背面側電極402cとの間には電位差を付与しない。
また、例えば、セル状領域15bにおいて、背面側電極402bと表示側電極401bとの間、および左面側電極403bと右面側電極404bとの間の両方へ同時に電位差を付与すると、表示方向に向けて形成された電界と表示直交方向に向けて形成された電界とを合成した電界による静電エネルギが最小となるように、有色移動板30bの姿勢が変わる。すなわち、有色移動板30bは表示方向に対して斜めに傾いた状態となる。
したがって、表示側(図中矢印C1で示す)からの白色の照明光Lw(反射照明光)による表示側からの観察によれば、セル状領域15aにおいては透明な背面側区画壁12が観察され、セル状領域15cにおいては黒色の有色移動板30cが観察される。ここで、背面側区画壁12は透明なので、背面側区画壁12の背面側(図中矢印C2で示す)に白色板または光散乱板等の反射板51を配置することにより、照明光Lwが、セル状領域15aおよび背面側区画壁12を通って反射板51で反射され、これにより白色が視認される。
また、セル状領域15bにおいては、傾いている有色移動板30bに入射した照明光Lwは有色移動板30bに吸収され、有色移動板30bと右面側電極404bとの間の隙間に入射した照明光Lwは、セル状領域15bおよび背面側区画壁12を通って反射板51で反射され白色が視認されるので、このセル状領域15bにおいては、上記セル状領域15aにおいて視認される黒色とセル状領域15cにおいて視認される白色との間の輝度を持つグレーが視認される。
すなわち、セル状領域15aには黒色、セル状領域15cには白色、セル状領域15bにはグレーが表示される。
一方、反射板51を取り除いての、背面側(図中矢印C2で示す)からの白色の照明光Lv(透過照明光)による表示側からの観察によれば、セル状領域15aにおいては透明な背面側区画壁12を通して上記照明光の白色が視認され、セル状領域15cにおいては照明光が有色移動板30cで遮断されるので黒色が視認される。また、セル状領域15bにおいては、傾いている有色移動板30bによって、セル状領域15bに入射した照明光Lvの一部分が遮断されるので、セル状領域15aにおいて視認される白色とセル状領域15cにおいて視認される黒色との間の輝度を持つグレーが視認される。
すなわち、セル状領域15aには白色、セル状領域15bには黒色、セル状領域15cにはグレーが表示される。
さらに、この表示装置104を半透過型の表示装置として使用する場合には、上記反射板51の代わりに半透明光散乱板52を配置すればよい。このようにした場合、照明光Lwの光強度が、照明光Lvの光強度より大きいときには反射型の表示装置として、照明光Lvの光強度が、照明光Lwの光強度より大きいときには透過型の表示装置として使用することができる。
このように、電界形成手段44は、各セル状領域15毎に、上記2方向に向かう各直流電界の強さの比率を変更することにより各有色移動板30の傾きを変化させて、各セル状領域15毎の表示の輝度を任意に変化させることができる。したがって、この表示装置104によれば、各セル状領域15毎に表示の階調を変えて画像を表示させることができる。
図6は本発明の第5の実施の形態による表示装置105を側方から見た断面図である。なお、この表示装置105は、上記表示装置104における電界形成手段の機能を変更したものであり、上記表示装置104を示す図5中の要素と同様の機能を有する要素には同じ番号を付し、それらの説明は省略する。
図6に示す本発明の第5の実施の形態による表示装置105の電界形成手段45は、互いに交差する2方向の一例である、表示方向(図中矢印Z方向)に向かう交流電界と表示直交方向(図中矢印X方向)に向かう交流電界を形成するものであって、上記互いに異なる2方向に向かう各交流電界の強さの比率を変更することにより有色移動板30の傾きを変化させる。その他の構成は上記表示装置104と同様である。
電界形成手段45が交流電界を形成すると、各電極間に蓄積される静電エネルギを最小化するように各有色移動板30が各セル状領域15内の透明液体20M中を移動する。例えば、セル状領域15a中の有色移動板30aは、背面側電極402aおよび表示側電極401a間への交流電圧(100V、1KHz)の付与により長手方向が表示方向に一致する姿勢(静電エネルギを最小化する姿勢)となる。このとき、右面側電極404aおよび左面側電極403aの間には交流電圧を付与しない。また、例えば、セル状領域15c中の有色移動板30cは、右面側電極404cおよび左面側電極403c間への交流電圧(100V、1KHz)の付与により長手方向が表示直交方向に一致する姿勢(静電エネルギを最小化する姿勢)となる。このとき、背面側電極402cおよび表示側電極401cの間には交流電圧を付与しない。
また、例えば、セル状領域15b中の有色移動板30bは、背面側電極402bおよび表示側電極401b間への交流電圧(100V、1KHz)の付与と、右面側電極404bおよび左面側電極403b間への交流電圧(100V、1KHz)の付与により長手方向が表示方向に対して傾いた姿勢(静電エネルギを最小化する姿勢)となる。
したがって、2方向に向かう各交流電界の強さの比率を変更することにより各有色移動板30の傾きを変化させて、上記第4の実施の形態と同様に各セル状領域15毎の表示の階調を変えて画像を表示させることができる。さらに、上記第4の実施の形態と同様に、表示装置105を透過型の表示装置として使用したり、上記と同様の反射板51を配置して反射型の表示装置として使用したり、この反射板51の代わりに上記半透明光散乱板52を配置して半透過型の表示装置として使用することができる。
なお、上記第1および第2の実施の形態においては、有色移動板が透明液体中において負に帯電する例を示したが、有色移動板は透明液体中において正に帯電するものであってもよい。
上記第2、第4、第5の実施の形態においては、反射型あるいは半透過型の表示装置として使用する場合に、背面側区画壁の背面側に反射板あるいは半透明光散乱板を配置する例を示したが、背面側区画壁自身を反射板あるいは半透明光散乱板としてもよい。
上記第1、第3の実施の形態においては、有色移動板を黒色、透明液体を白色、表示側区画壁を無色透明、表示側区画壁を無色透明、背面側区画壁を無色透明とした例を示したが、それぞれどのような色に着色されたものであってもよく、これらの着色の組み合わせよりカラー画像の表示を行なうこともできる。
上記第2、第4、第5の実施の形態においては、有色移動板を黒色、透明液体を無色透明、表示側区画壁を無色透明、表示側区画壁を無色透明、背面側区画壁を無色透明としたが、それぞれどのような色に着色されたものであってもよく、これらの着色の組み合わせによりカラー画像の表示を行なうこともできる。
上記表示装置の主要部の製作工程について以下に説明する。
(1)表示側区画壁と背面側区画壁の作成
ガラス基板上に、スパッタリングによって、In2O3−SnO2からなる透明電極膜(以後、ITOという)を200nmの厚さに積層した。ガラス基板上に積層したITOにマトリクス駆動が可能となるようにライン状の配線のパターンニングを行い、その後、上記パターンニングされた上に絶縁層となる酸化珪素(SiO2)を100nmの厚さに積層した。さらに、上記絶縁層上の後述する区画壁の格子構造に対応する位置に、ブラックマスクとなるクロム(Cr)をリフトオフ法により積層した。このようにして作成された基板を、表示側区画壁および背面側区画壁とした。
ガラス基板上に、スパッタリングによって、In2O3−SnO2からなる透明電極膜(以後、ITOという)を200nmの厚さに積層した。ガラス基板上に積層したITOにマトリクス駆動が可能となるようにライン状の配線のパターンニングを行い、その後、上記パターンニングされた上に絶縁層となる酸化珪素(SiO2)を100nmの厚さに積層した。さらに、上記絶縁層上の後述する区画壁の格子構造に対応する位置に、ブラックマスクとなるクロム(Cr)をリフトオフ法により積層した。このようにして作成された基板を、表示側区画壁および背面側区画壁とした。
(2)側面側区画壁の作成
ガラス基板上に形成したITOのパターン上に、ドライフィルムレジストによって幅20μm、厚さ110μmの線状に延びる壁部を組み合わせてなる格子状構造体を形成し、この格子状構造体をガラス基板から外して側面側区画壁とした。
ガラス基板上に形成したITOのパターン上に、ドライフィルムレジストによって幅20μm、厚さ110μmの線状に延びる壁部を組み合わせてなる格子状構造体を形成し、この格子状構造体をガラス基板から外して側面側区画壁とした。
(3)有色移動板の作成
ガラス基板上に、純度99.99%、厚さ10μmのアルミ箔を貼り付け、フォトリソグラフィーおよびエッチングによって、上記ガラス基板上に縦200μm、横200μmのアルミ箔からなる多数の平板を形成し、その後、このガラス基板から上記平板を剥離して、これらを有色移動板とした。
ガラス基板上に、純度99.99%、厚さ10μmのアルミ箔を貼り付け、フォトリソグラフィーおよびエッチングによって、上記ガラス基板上に縦200μm、横200μmのアルミ箔からなる多数の平板を形成し、その後、このガラス基板から上記平板を剥離して、これらを有色移動板とした。
(4)組立て
背面側区画壁を、この背面側区画壁の表面に形成した上記ライン状のパターンが上を向くように配置し、この背面側区画壁に形成された上記格子状のブラックマスクが上記側面側区画壁の格子状構造に重なるようにこの側面側区画壁を背面側区画壁上に積層する。次に、側面側区画壁の上側の開口から上記格子状構造を有する側面側区画壁で囲まれたマトリクス状の各空間(セル状領域となる空間)に1つずつ有色移動板を挿入する。つづいて、表示側区画壁の上記ライン状のパターンを下方に向けて、このライン状のパターンが上記背面側区画壁のライン状のパターンに対して直交するように、上記表示側区画壁の向きを定める。その後、この表示側区画壁をこの表示側区画壁の板面が延びる方向に平行移動させ、上記表示側区画壁のブラックマスクが側面側区画壁の格子状構造に重なるように側面側区画壁上に表示側区画壁を配置し、表示側区画壁と背面側区画壁との間に側面側区画壁を挟み込む。これにより、上記マトリクス状の空間がセル状領域として他の領域と区分される。最後に、上記セル状領域にシリコンオイルを満たし封止して表示装置の主要部を製作した。
背面側区画壁を、この背面側区画壁の表面に形成した上記ライン状のパターンが上を向くように配置し、この背面側区画壁に形成された上記格子状のブラックマスクが上記側面側区画壁の格子状構造に重なるようにこの側面側区画壁を背面側区画壁上に積層する。次に、側面側区画壁の上側の開口から上記格子状構造を有する側面側区画壁で囲まれたマトリクス状の各空間(セル状領域となる空間)に1つずつ有色移動板を挿入する。つづいて、表示側区画壁の上記ライン状のパターンを下方に向けて、このライン状のパターンが上記背面側区画壁のライン状のパターンに対して直交するように、上記表示側区画壁の向きを定める。その後、この表示側区画壁をこの表示側区画壁の板面が延びる方向に平行移動させ、上記表示側区画壁のブラックマスクが側面側区画壁の格子状構造に重なるように側面側区画壁上に表示側区画壁を配置し、表示側区画壁と背面側区画壁との間に側面側区画壁を挟み込む。これにより、上記マトリクス状の空間がセル状領域として他の領域と区分される。最後に、上記セル状領域にシリコンオイルを満たし封止して表示装置の主要部を製作した。
このようにして得られた表示装置の開口率は約60%であり、光利用効率は50%であった。
なお、上記透過型の表示装置は、光を透過させたり遮断したりすることができるので、光の透過と遮断とを切り替えるシャッタとして利用することができる。
10 区画壁
15 セル状領域
30 有色移動板
41 電界形成手段
101 表示装置
15 セル状領域
30 有色移動板
41 電界形成手段
101 表示装置
Claims (7)
- 表示方向と直交する面に沿って配設された複数のセル状領域のそれぞれを取り囲む、少なくとも表示側の部分が透明な区画壁と、
前記各セル状領域を満たす透明液体と、
前記各セル状領域内に各セル状領域毎に1枚ずつ配置された、各セル状領域内を移動可能な有色移動板と、
前記有色移動板に作用し、該有色移動板を移動させる電界を形成する電界形成手段とを備え、
前記有色移動板が、該有色移動板の厚さ方向が前記表示方向に一致している状態で前記表示側から見たときに、前記セル状領域の略全域を覆う形状を有するものであることを特徴とする表示装置。 - 表示方向と直交する面に沿って配設された複数のセル状領域のそれぞれを取り囲む、少なくとも表示側の部分が透明な区画壁と、
前記各セル状領域を満たす透明液体と、
前記各セル状領域内に各セル状領域毎に1枚ずつ配置された、各セル状領域内を移動可能な、厚さ方向から見たときの形状が各セル状領域を表示方向から見たときの形状と略同一である有色移動板と、前記有色移動板に作用し、該有色移動板を移動させる電界を形成する電界形成手段とを備えたことを特徴とする表示装置。 - 前記区画壁の前記表示側の部分とは反対側の部分が透明であることを特徴とする請求項1または2記載の表示装置。
- 前記透明液体が有色液体であり、
前記電界形成手段が、前記表示方向に直流電界を形成するものであり、該直流電界が向かう方向を反転させて前記有色移動板を前記表示方向に移動させるものであることを特徴とする請求項1または2記載の表示装置。 - 前記電界形成手段が、前記表示方向と斜めに交わる方向に直流電界を形成するものであって、該直流電界が向かう方向を反転させて前記有色移動板を移動させて該有色移動板の傾きを変化させるものであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の表示装置。
- 前記電界形成手段が、互いに交差する2方向に向かう直流電界を形成するものであって、前記2方向に向かう各直流電界の強さの比率を変更することにより前記有色移動板の傾きを変化させるものであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の表示装置。
- 前記電界形成手段が、互いに交差する2方向に向かう交流電界を形成するものであって、前記2方向に向かう各交流電界の強さの比率を変更することにより前記有色移動板の傾きを変化させるものであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003411908A JP2005173112A (ja) | 2003-12-10 | 2003-12-10 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003411908A JP2005173112A (ja) | 2003-12-10 | 2003-12-10 | 表示装置 |
Publications (1)
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JP2005173112A true JP2005173112A (ja) | 2005-06-30 |
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ID=34732512
Family Applications (1)
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JP2003411908A Withdrawn JP2005173112A (ja) | 2003-12-10 | 2003-12-10 | 表示装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005173112A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013141248A1 (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-26 | シャープ株式会社 | 光変調パネルおよび光変調装置 |
-
2003
- 2003-12-10 JP JP2003411908A patent/JP2005173112A/ja not_active Withdrawn
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WO2013141248A1 (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-26 | シャープ株式会社 | 光変調パネルおよび光変調装置 |
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