JP2005172057A - 自動変速機制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 摩擦要素に加わる油圧を高精度に制御し、安価で小型の自動変速機制御装置を提供する。
【解決手段】 油温センサ50はブラケット60で自動変速機制御装置10の装置本体20の外部に固定されている。油温センサ50は、調圧弁21のドレインポートから排出され装置本体20のドレインポート28からオイルパン12に排出される作動油の流れ中に設置されるとともに、油ポンプがオイルパン12内の作動油を吸入することにより発生する作動油の流れ80中に設置されている。調圧弁21は、前進で変速段が切り換わる毎に係合および解放が切り換わるブレーキ1に加える油圧を調圧する。油温センサ50は、前進の変速段が切り換わる毎にオイルパン12内の作動油の油温、あるいはドレインポート28から排出される作動油の油温を検出する。油温センサ50が検出するこれら2種類の油温を元に摩擦要素は油圧制御される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動変速機の摩擦要素の係合および解放を制御する自動変速機制御装置に関する。
自動変速機の複数の摩擦要素に油圧を加える作動油の粘性は、油温によって変化する。作動油の粘性が変化すると、調圧弁等で摩擦要素に加わる油圧を調圧するときの油圧の応答性が変化し、高精度に変速制御を行うことが困難になる。例えば、油温が低く作動油の粘性が高いと、摩擦要素に加える油圧を調圧するときの応答性が低下し、変速ショックを生じることがある。
そこで、特許文献1および特許文献2のように、油温センサで作動油の油温を検出することにより、油温によって変化する作動油の粘性に応じて変速制御を行うことができる。
例えば、図7に示すように、油ポンプ4から供給される作動油を自動変速機制御装置の装置本体200内で元圧であるライン圧に調圧し、調圧弁21、26に供給されるライン圧の作動油の油温を油温センサ50で検出することが考えられる。図7では摩擦要素を2個だけ図示しているが、摩擦要素の数は2個に限るものではない。
装置本体200は、調圧弁21、26、電磁弁31、32、ダンパ41、42および油温センサ50等を有しており、オイルパン202内に設置されている。図7において、摩擦要素1、2は変速段に応じて係合または解放されるクラッチまたはブレーキである。摩擦要素1、2に加わる油圧は、機械式の調圧弁21、26で調圧される。調圧弁21、26は電磁弁31、32の指令圧に応じて摩擦要素1、2に加える油圧を調圧する。ダンパ41、42は電磁弁31、32から調圧弁21、26に加える指令圧の脈動を低減する。
特開2000−55174号公報 特開2002−130452号公報
しかしながら、例えば極低温でエンジンを始動した場合、自動変速機および自動変速機制御装置の各部においてエンジン始動後の温度の上昇程度が異なる。例えば、係合と解放とが頻繁に切り換わる摩擦要素と、係合状態または解放状態の一方が長く続く摩擦要素とでは、摩擦要素の温度の上昇の度合いが異なり、摩擦要素に油圧を加える作動油の油温、つまり粘性が異なる。したがって、図7のように1個の油温センサ50で1箇所の油温を検出する構成では、油温センサ50が検出する油温から摩擦要素1、2に油圧を加える作動油の油温を推定しても、誤差が大きくなり高精度に変速制御ができないという問題がある。
そこで、図8に示すように、摩擦要素1、2毎に油温センサ50を設置すれば、摩擦要素1、2に油圧を加える作動油の油温を高精度に検出できる。しかし、油温センサ50の個数が増え製造コストが上昇するとともに、自動変速機制御装置の体格が大型化するという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、摩擦要素に加わる油圧を高精度に制御し、安価で小型の自動変速機制御装置を提供することを目的とする。
請求項1から4記載の発明によると、油温センサは、摩擦要素のうち変速段に応じて係合および解放が切り換わる摩擦要素に加える油圧を調圧する調圧弁がドレインポートから排出する作動油の油温を検出可能にオイルパンの作動油中に設置されている。摩擦要素が係合されているとき、調圧弁は、入力ポートから供給された元圧の作動油をドレインポートから排出し、出力ポートから摩擦要素に加わる油圧を調圧する。したがって、摩擦要素が係合しているとき、油温センサはドレインポートから排出される作動油の油温を検出する。また、摩擦要素が解放されているときは、ドレインポートから作動油が排出されないので、油温センサはオイルパン内の作動油の油温を検出する。ここで、油温センサがドレインポートから排出される作動油の油温を検出する調圧弁は、複数の摩擦要素のうち変速段によって係合および解放が切り換わる摩擦要素に加える油圧を調圧する調圧弁であるから、油温センサは、摩擦要素の係合および解放が切り換わる毎に、元圧の作動油の油温とオイルパン内の作動油の油温とを検出できる。したがって、元圧の作動油の油温とオイルパン内の作動油の油温との2種類の油温をもとに、各摩擦要素に油圧を加える作動油の油温を高精度に推定できる。特に、極低温でエンジンを始動し摩擦要素毎に温度上昇の程度が異なる場合に、摩擦要素に油圧を加える作動油の油温を摩擦要素毎に高精度に推定できるので、変速ショックを低減できる。
また、摩擦要素に油圧を加える作動油の油温を1個の油温センサを用いて摩擦要素毎に高精度に推定できるので、装置を小型化し、製造コストを低減できる。
請求項2記載の発明によると、調圧弁が設置される摩擦要素は前進の変速段毎に係合および解放を交互に切り換えるので、元圧の作動油の油温とオイルパン内の作動油の油温とを頻繁に検出できる。したがって、各摩擦要素に油圧を加える作動油の油温を摩擦要素毎に高精度に推定できる。
油ポンプ等の油供給手段がオイルパン内の作動油を吸入し、元圧の作動油が調圧弁に供給されると、オイルパン内の作動油に流れが形成される。請求項3記載の発明によると、油温センサは、オイルパン内で停滞している作動油ではなくオイルパン内を流れている作動油の油温を検出するので、オイルパン内の作動油の油温を正確に検出できる。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
本発明の一実施形態による自動変速機制御装置を図1および図2に示す。図2は、図7および図8に示す従来例と対比するための図であり、図1は、油温センサ50の設置位置を明確に示した図である。図7および図8で説明した従来の自動変速機制御装置と実質的に同一構成部分に同一符号を付す。
図1に示すように、自動変速機制御装置10は、オイルパン12、装置本体20および油温センサ50を有している。装置本体20は、オイルパン12と自動変速機のケース14との間に設置されている。装置本体20は、調圧弁21、26、電磁弁31、32、ダンパ41、42、および油通路等をモジュール化したものである。オイルパン12とケース14とはボルト16で結合されている。
油温センサ50はブラケット60で装置本体20の外部に固定されている。油温センサ50はオイルパン12内の作動油中に設置され、調圧弁21のドレインポート22b(図3参照)から排出され装置本体20のドレインポート28からオイルパン12に排出される作動油の流れ中に設置されている。また油温センサ50は、油ポンプ4(図2参照)がオイルパン12内の作動油を吸入することにより発生する作動油の流れ80中に設置されている。図2に示す摩擦要素1は、図4に示す係合表のブレーキ1(B1)に相当し、摩擦要素2は、ブレーキ1以外のクラッチ1(C1)、クラッチ2(C2)、クラッチ3(C3)、ブレーキ2(B2)に相当する。
調圧弁21、26は同一構成である。図3に示すように、調圧弁21は、筒状のハウジング22、スプール23およびスプリング24を有している。ハウジング22には、入力ポート22a、ドレインポート22b、出力ポート22c、フィードバックポート22d、および指令ポート22eが形成されている。入力ポート22aには、油ポンプ4から供給され図示しないライン圧調圧弁により元圧であるライン圧に調圧された作動油が供給される。ドレインポート22bは、スプール23の位置に応じて入力ポート22aから供給される作動油をオイルパン12に排出する。出力ポート22cはブレーキ1に作動油を供給する。フィードバックポート22dには、出力ポート22cの油圧がフィードバックされる。指令ポート22eには、電磁弁31から指令圧が加わる。スプール23の位置は、指令ポート22eに加わる油圧からスプール23が受ける力と、フィードバックポート22dに加わる油圧からスプール23が受ける力と、スプリング24の付勢力との釣り合いにより決定される。指令圧により決定されるスプール23の位置により、入力ポート22aからドレインポート22bに排出される作動油の量が調整され、出力ポート22cからブレーキ1に加わる油圧が制御される。
制御装置であるECU70は、油温センサ50が送出する油温の検出信号に応じて電磁弁31、32に制御信号を送出し、電磁弁31、32から調圧弁21、26に加える指令圧を制御する。
ここで、油温センサ50が検出する油温と、各摩擦要素の温度、つまり各摩擦要素に油圧を加える作動油の油温(「摩擦要素に油圧を加える作動油の油温」を係合油温という)との関係について説明する。
(1)エンジン始動時においては、自動変速機および自動変速機制御装置10の各部の温度はほぼ均一であると考えられる。したがって、装置本体20の外部の温度であるオイルパン12内の作動油の油温(「オイルパン12内の作動油の油温」をオイルパン油温という)と、装置本体20の内部の温度であるドレインポート22bから排出される作動油の油温(「ドレインポート22bから排出される作動油の油温」をドレイン油温という)とは等しい。
(2)図5に示すフローチャートのステップ104、108、112、116における変速段の切換中においては、図4の係合表から分かるように、ブレーキ1の係合状態は解放から係合、あるいは係合から解放へと切り換わる。したがって、ステップ104、108、112、116における変速段の切換中に油温センサ50が検出する油温は、オイルパン油温とドレイン油温との両方である。短時間で実行される変速段の切換中に検出されるオイルパン油温とドレイン油温とを区別して摩擦要素の油圧制御の元情報とすることは困難であるから、本実施形態では、ステップ104、108、112、116における変速段の切換中に油温センサ50が検出する油温を油圧制御の元情報として採用しないこととする。
(3)エンジンを始動し変速段が変化していく過程において、図6に示すようにオイルパン油温はドレイン油温よりも高くなる傾向にある。それは、装置本体20には熱の発生源がほとんどないのに対し、オイルパン12内の作動油は、摩擦要素、トルクコンバータ等からリターンされた作動油から熱を受け取るからである。また、各摩擦要素の温度である係合油温はオイルパン油温よりも低く、ドレイン油温よりも高い。ただし、エンジン始動後の作動油が1回も供給されていない状態では、摩擦要素の温度が上昇していないと判断し、係合油温はドレイン油温にほぼ等しいと考える。
以下、油温センサ50が検出する油温に基づく自動変速機制御装置10の油圧制御について説明する。
(1)図5に示すように、エンジンを始動しシフトレバーをNレンジからDレンジに切り換えると(ステップ100)、図4に示すようにクラッチ3だけが係合し、ブレーキ1を含む他の摩擦要素は解放される。エンジンが始動してからステップ104において2速にシフトアップするまでは、ブレーキ1は解放されているので、調圧弁21のドレインポート22bから作動油は排出されない。したがって、ステップ100でクラッチ3を係合させるときに油温センサ50が検出しているのはオイルパン油温である。エンジン始動時においては、自動変速機および自動変速機制御装置10の各部の温度はほぼ均一であると考えられるので、オイルパン油温と係合油温とはほぼ等しい。したがって、クラッチ3に作動油を供給するのは1回目であるが、ECU70は、オイルパン油温に基づいてクラッチ3に加える油圧を制御し、クラッチ3を滑らかに係合させる。そして1速定常走行に移行する(ステップ102)。
(2)1速定常走行から2速にシフトアップする場合(ステップ104)、ブレーキ1およびクラッチ3がそれぞれ係合し、他の摩擦要素は解放される。エンジンが始動してから2速にシフトアップするまでは短時間であり、オイルパン油温と係合油温とはほぼ等しいと考えられる。したがって、ブレーキ1に作動油を供給するのは1回目であるが、ECU70は、油温センサ50がステップ102で検出したオイルパン油温に基づいてステップ104においてブレーキ1を油圧制御し、ブレーキ1を滑らかに係合させる。クラッチ3は1速から2速に変速段が切り換わっても係合したままである。
2速にシフトアップした後、2速定常走行に移行する(ステップ106)。このとき、電磁弁31から調圧弁21に加わる指令圧により、調圧弁21のスプール23が移動し、入力ポート22aに供給されたライン圧の作動油の一部がドレインポート22bから排出されている。したがって、2速定常走行状態であるステップ106で油温センサ50が検出するのは、ライン圧の油温、つまり装置本体20内の油温であるドレイン油温である。
(3)2速定常走行から3速にシフトアップする場合(ステップ108)、クラッチ2およびクラッチ3がそれぞれ係合し、ブレーキ1を含む他の摩擦要素は解放される。エンジンを始動してからクラッチ2に作動油が供給されるのは1回目なので、クラッチ2の温度は十分に上昇していないと推定できる。したがって、ECU70は、オイルパン油温よりも温度の低いステップ106で検出したドレイン油温に基づいて、ステップ108においてクラッチ2を油圧制御し、クラッチ2を滑らかに係合させる。クラッチ3は2速から3速に変速段が切り換わっても係合したままである。
3速の定常走行において(ステップ110)、調圧弁21のドレインポート22bから作動油は排出されないので、ステップ110において油温センサ50が検出する油温はオイルパン油温である。
(4)3速定常走行から4速にシフトアップする場合(ステップ112)、ブレーキ1およびクラッチ2がそれぞれ係合し、他の摩擦要素は解放される。エンジンを始動してからステップ112においてブレーキ1に作動油が供給されるのは2回目なので、ブレーキ1の温度はドレイン油温よりも上昇しており、ブレーキ1の係合油温はオイルパン油温とドレイン油温の間であると推定できる。したがって、ステップ106で検出したドレイン油温と、ステップ110で検出したオイルパン油温とからブレーキ1の係合油温を推定する。そして、推定した係合油温に基づいてステップ112においてブレーキ1を油圧制御し、ブレーキ1を滑らかに係合させる。クラッチ2は3速から4速に変速段が切り換わっても係合したままである。
4速の定常走行において(ステップ114)、調圧弁21のドレインポート22bから作動油が排出されているので、ステップ114において油温センサ50が検出する油温はドレイン油温である。
(5)4速定常走行から3速にシフトダウンする場合(ステップ116)、クラッチ2およびクラッチ3がそれぞれ係合し、ブレーキ1を含む他の摩擦要素は解放される。
エンジンを始動してからステップ116においてクラッチ3に作動油が供給されるのは2回目なので、ステップ110で検出したオイルパン油温と、ステップ114で検出したドレイン油温とからクラッチ3の係合油温を推定する。クラッチ3の係合油温は、オイルパン油温とドレイン油温との間であると推定できる。そして、推定した係合油温に基づいてステップ116においてクラッチ3を油圧制御し、クラッチ3を滑らかに係合させる。クラッチ2は4速から3速に変速段が切り換わっても係合したままである。
以後、エンジンが始動してから1回目に作動油が摩擦要素に供給される場合、オイルパン油温よりも油温の低いドレイン油温に係合油温が等しいと推定し摩擦要素の油圧制御を行う。エンジンが始動してから2回目以降に摩擦要素に作動油を供給する場合は、オイルパン油温とドレイン油温とのほぼ中間であると係合油温を推定し摩擦要素の油圧制御を行う。オイルパン油温とドレイン油温とを元に係合油温を推定する場合、係合する回数が多い場合は係合油温はオイルパン油温に近いと推定し、係合する回数が少ない場合は係合油温はドレイン油温に近いと推定してもよい。
以上説明した本発明の実施形態では、1個の油温センサ50をオイルパン12の作動油中に設置するとともに、ブレーキ1に加える油圧を調圧する調圧弁21のドレインポート22bから排出される作動油中に油温センサ50を設置している。ブレーキ1が係合しているとき、ドレインポート22bからはブレーキ1に加える油圧を調圧するために入力ポート22aに供給されるライン圧の作動油が排出される。したがって、ブレーキ1が係合しているとき、油温センサ50は装置本体20内の作動油の油温を検出している。一方ブレーキ1が解放されているときドレインポート22bから作動油は排出されないので、油温センサ50は、装置本体20の外部であるオイルパン12内の作動油の油温を検出している。
このように、1個の油温センサ50で2箇所の油温を検出するので、例えば極低温でエンジンを始動後に、自動変速機および自動変速機制御装置の各部で温度上昇の程度が大きく異なる場合にも、各摩擦要素に油圧を加える作動油の油温、つまり作動油の粘性を高精度に推定できる。したがって、油温センサ50が検出する油温を元に高精度に変速制御を行い変速ショックを低減することができる。また、油温検出に用いる油温センサ50が1個だけなので、装置を小型化し、製造コストを低減できる。
さらに、前進で変速段が切り換わる毎に係合および解放が切り換わるブレーキ1に加える油圧を調圧する調圧弁21のドレインポート22bから排出される作動油の油温を検出可能にオイルパン12内の作動油中に油温センサ50を設置したので、装置本体20の内部の油温と装置本体20の外部の油温とを頻繁に検出できる。したがって、各摩擦要素に油圧を加える作動油の油温を高精度に推定できる。
また、オイルパン12内の作動油の流れ80中に油温センサ50を設置するので、オイルパン12内の作動油の油温を正確に検出できる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、ブレーキ1に加える油圧を調圧する調圧弁21のドレインポート22bから排出される作動油中に油温センサ50を設置したが、係合および解放が切り換わるのであれば、他の摩擦要素に加わる油圧を調圧する調圧弁のドレインポートから排出される作動油中に油温センサ50を設置してもよい。
また上記実施形態では、ステップ104、108、112、116における変速段の切換中に油温センサ50が検出する油温を油圧制御の元情報として採用しなかったが、変速段の切換中にオイルパン油温とドレイン油温とを識別し、変速段の切換制御に間に合うのであれば、変速段の切換中に油温センサ50が検出する油温を油圧制御の元情報として採用してもよい。
本発明の一実施形態による自動変速機制御装置において、油温センサの取付位置を示す模式的説明図である。 本実施形態による自動変速機制御装置を示す模式的説明図である。 本実施形態による調圧弁を示す模式的断面図である。 本実施形態による係合表である。 本実施形態による油圧制御を示すフローチャートである。 時間経過によるオイルパン油温、係合油温、ドレイン油温の変化を示す説明図である。 従来の自動変速機制御装置を示す模式的説明図である。 従来の他の自動変速機制御装置を示す模式的説明図である。
符号の説明
1、2 摩擦要素、4 油ポンプ、10 自動変速機制御装置、12 オイルパン、20 装置本体、21、26 調圧弁、22a 入力ポート、22b ドレインポート、22c 出力ポート、31、32 電磁弁、50 油温センサ、70 ECU(制御装置)
22 調圧弁

Claims (4)

  1. 自動変速機の複数の摩擦要素に加える油圧を制御することにより前記摩擦要素の係合および解放を制御し、前記自動変速機の変速段を切り換える自動変速機制御装置であって、
    オイルパンと、
    入力ポート、出力ポートおよびドレインポートを有し、前記入力ポートに供給された元圧の作動油を前記ドレインポートから排出し前記出力ポートから前記摩擦要素に加わる油圧を調圧する調圧弁と、
    油温を検出する1個の油温センサとを備え、
    前記油温センサは、前記摩擦要素のうち変速段に応じて係合および解放が切り換わる摩擦要素に加える油圧を調圧する前記調圧弁の前記ドレインポートから前記オイルパンに排出される作動油の油温を検出可能に前記オイルパン内の作動油中に設置されていることを特徴とする自動変速機制御装置。
  2. 前記油温センサは、前進の変速段が切り換わる毎に係合および解放が切り換わる摩擦要素に加える油圧を調圧する前記調圧弁の前記ドレインポートから排出される作動油の油温を検出可能に前記オイルパン内の作動油中に設置されていることを特徴とする請求項1記載の自動変速機制御装置。
  3. 前記油温センサは、前記オイルパン内を流れる作動油の流れ中に設置されていることを特徴とする請求項1または2記載の自動変速機制御装置。
  4. 前記調圧弁に指令圧を加える電磁弁と、前記電磁弁に指令信号を送出し前記指令圧を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記油温センサの検出信号に基づいて前記指令圧を制御することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の自動変速機制御装置。
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