JP2005169482A - 圧延機用圧下装置および圧延機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 圧延機用圧下装置7Aは、圧延ロールを、位置検出しながら液圧シリンダ10により圧下するものである。液圧シリンダ10に、シリンダ本体11から圧延ロール寄りに延びた主ロッド12とともに、シリンダ本体11の端部を貫通して主ロッド12とは反対の側へ延びていて主ロッド12と一体に変位する副ロッド13を設ける。副ロッド13の位置検出をする位置検出器20を、シリンダ本体11の外の部分に配置する。
【選択図】 図1
Description
・ 液圧シリンダに、シリンダ本体から圧延ロール寄りに延びた主ロッドとともに、シリンダ本体の端部を貫通して主ロッドとは反対の側へ延びていて主ロッドと一体に変位する副ロッドを設け、
・ 副ロッドの位置検出を、シリンダ本体の外の部分においてできるよう構成した
ことを特徴とする。図1・図3等は、この請求項に記載の圧下装置を例示するものである。
・ 液圧シリンダに作動液を供給することにより、同シリンダにおける上記の主ロッドを伸長させ(つまりシリンダ本体から主ロッドを長く突出させ)、もって圧延ロールを圧下することができる。
・ 液圧シリンダにおいては主ロッドと反対の側に、シリンダ本体の端部を貫通して副ロッドが延びていて、主ロッドの伸長または縮小につれて変位する。
・ 圧下装置は、そのように変位する副ロッドの位置をシリンダ本体の外の部分において検出することができる。上記のとおり副ロッドは主ロッドとともに変位するので、こうして副ロッドの位置検出を行うことにより、主ロッドの位置、すなわち圧下量の検出を行うことが可能である。
・ 変位部分と固定部分とを含む位置検出器を、液圧シリンダの副ロッドの先端部(またはその付近)に当該変位部分を押し付けた状態で配置した
ことを特徴とする。副ロッドの先端部に対する変位部分の押し付けは、たとえば、ばね等の弾性によって行い、または変位部分に流体圧を作用させることにより行うとよい。磁石の作用(磁力による吸着力または反発力)によって副ロッドの先端部と上記変位部分とを接触させておくことも、この装置の一例として実施可能である。
また、この圧延機用圧下装置によれば、位置検出器は、副ロッドを含む液圧シリンダとは別物であって同シリンダから容易に分離され得るものとして構成される。副ロッドの先端部に対し変位部分を押し付ける状態で位置検出器を配置すれば足り、副ロッドそのものや副ロッドと一体的な部分に位置検出のための手段を設ける必要はないからである。位置検出器が液圧シリンダから容易に分離され得る以上、メンテナンス等のために同検出器を取り出したり交換したりすることは、とくに容易に行える。
・ 副ロッドの先に(つまりその延長上に)上記液圧シリンダとは別の流体圧シリンダを配置し、位置検出器の変位部分と固定部分とをその流体圧シリンダに設け、流体圧を作用させることにより変位部分を上記副ロッドの先端部(またはその付近)に押し付ける
ことを特徴とする。上にいう「別の流体圧シリンダ」としては、たとえば図1(b)に示すエアシリンダ23を使用し、例示のようにシリンダ本体24と一体に固定部分(センサー22)を設けるとともにピストンロッドを変位部分(変位ロッド21)として設けるとよい。
・ 変位部分の押し付けをばねの弾性によって行う場合には、押付力がたとえばばねの圧縮長さに応じて変化し一定ではないが、流体圧シリンダによる場合には、作用させる流体圧が一定である限りコンスタントであり、位置検出の精度が安定的に保たれる。
・ 流体圧シリンダは作動流体が漏れ出ること等がないよう密閉構造が採用されているため、粉塵等の影響によって動作の円滑性が失われたり上記の押付力が変動したりする恐れが少ない。
・ 変位部分と固定部分とを含む位置検出器を、液圧シリンダの副ロッドの先端部(またはその付近)に当該変位部分を連結した状態で配置した
ことを特徴とする。副ロッドの先端部と変位部分との上記の連結は、適切な噛み合い部材や結合ピンなどを用いて実現し、位置検出器の変位部分に上記のような押付力が作用しない場合にも、その連結による作用として、副ロッドの変位につれて当該変位部分が変位するようにする。
ただし、連結個所に隙間がある場合等には、副ロッドの動作の向きによっては、位置検出器の検出値が副ロッド(および主ロッド)の位置を高精度には示さないことがある。したがって、副ロッドと変位部分とを連結するとともに前記のように副ロッドに変位部分を押し付ける、という構成を採用するのも好ましい。
・ 液圧シリンダの副ロッドと位置検出器の変位部分との上記の連結が、両者間(つまり副ロッドと変位部分との間)に一定以上の押付力(たとえば数kgf程度以上の力)が作用するとき実現し、両者間(同上)に一定以上(少なくとも、位置検出器が変位する際の抵抗を超える大きさの力。たとえば数kgf程度以上)の引張力が作用するとき解除されるものとした
ことを特徴とする。図5・図6に示す連結手段は、上記のような連結とその解除を行うのに適したものの例示である。
・ シリンダ本体の背部(圧延ロールのある側と反対の側。図2の例では下部)において圧延機ハウジングに軸状の中空部を形成し、
・ その内部に、上記の副ロッドを挿入するとともに上記の位置検出器を配置した
ことを特徴とする。
請求項2に記載の圧延機用圧下装置では、メンテナンス等のために位置検出器を取り出したり交換したりすることがとくに容易に行える。
請求項3に記載の圧延機用圧下装置なら、位置検出の精度がとくに安定的に保たれるほか、粉塵等の影響も受けにくい。
請求項5に記載の圧延機用圧下装置では、副ロッドとの連結およびその解除を容易に行えるので、位置検出器のメンテナンスの点でも有利である。
a) 円筒形状のセンターシャフト34の内側に、やはり円筒状のセンサー32を取り付け、センサー32への信号線等をセンターシャフト34の中空部を通して引き出す。
b) センターシャフト34の外側に、直線案内部材35bを介して軸方向(上下方向)にスライド自在なように中間チューブ35を被せる。このとき、中間チューブ35の上部に支持させる変位ロッド31がセンサー32の中央孔部を通るようにするとともに、中間チューブ35とセンターシャフト34との間にコイルスプリング35aが圧縮配置されるようにする。
c) 上のようにした中間チューブ35を、中空部2aに挿入され得る外径をもつ円筒状ケーシング33の内側に挿入する。
d) 上記a)〜c)により組み立てた位置検出器30を、ハウジング2の中空部2aに下から挿入し、支持円筒2bを用いてその位置を固定する。
2 ハウジング
2a 中空部
3〜6 圧延ロール
7(7A・7B) 圧下装置
10 液圧シリンダ
11 シリンダ本体
12 主ロッド
13 副ロッド
15・16 連結具
20・30 位置検出器
21・31 変位ロッド(変位部分)
22・32 センサー(固定部分)
Claims (6)
- 圧延ロールを、位置検出しながら液圧シリンダにより圧下する圧延機用圧下装置であって、
液圧シリンダが、シリンダ本体から圧延ロール寄りに延びた主ロッドを有するほか、シリンダ本体の端部を貫通して主ロッドとは反対の側へ延びていて主ロッドと一体に変位する副ロッドを有し、副ロッドの位置検出が、シリンダ本体の外の部分においてできるよう構成されている
ことを特徴とする圧延機用圧下装置。 - 変位部分と固定部分とを含む位置検出器が、液圧シリンダの副ロッドの先端部に当該変位部分を押し付けた状態で配置されていることを特徴とする請求項1に記載の圧延機用圧下装置。
- 副ロッドの先に上記液圧シリンダとは別の流体圧シリンダが配置され、位置検出器の変位部分と固定部分とがその流体圧シリンダに設けられていて、流体圧を作用させることにより変位部分が上記副ロッドの先端部に押し付けられることを特徴とする請求項2に記載の圧延機用圧下装置。
- 変位部分と固定部分とを含む位置検出器が、液圧シリンダの副ロッドの先端部に当該変位部分を連結した状態で配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の圧延機用圧下装置。
- 液圧シリンダの副ロッドと位置検出器の変位部分との上記の連結が、両者間に一定以上の押付力が作用するとき実現し、両者間に一定以上の引張力が作用するとき解除されるものであることを特徴とする請求項4に記載の圧延機用圧下装置。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の圧延機用圧下装置を備えた圧延機であって、
シリンダ本体の背部において圧延機ハウジングに軸状の中空部が形成され、その内部に上記の副ロッドが挿入されるとともに上記の位置検出器が配置されていることを特徴とする圧延機。
Priority Applications (1)
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JP2003416413A JP2005169482A (ja) | 2003-12-15 | 2003-12-15 | 圧延機用圧下装置および圧延機 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2003
- 2003-12-15 JP JP2003416413A patent/JP2005169482A/ja active Pending
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