JP2005168708A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 大当たり遊技状態への移行に対する信頼度の予告を確実に遊技者に認識させることができるパチンコ機を提供すること。
【解決手段】 ロボット301の腕302の可動内容は、現在の大当たりカウンタの値が大当たり値である場合や、現在の大当たりカウンタの値が大当たり値でない場合であっても、リーチカウンタの値がリーチ値であるときは、ロボット301の腕302が、ホームポジション302Hから、1段のポジション302D又は、2段のポジション302C、3段のポジション302B、4段のポジション302Aのいずれか一つにまで段階的に移動・停止する。
【選択図】 図34
【解決手段】 ロボット301の腕302の可動内容は、現在の大当たりカウンタの値が大当たり値である場合や、現在の大当たりカウンタの値が大当たり値でない場合であっても、リーチカウンタの値がリーチ値であるときは、ロボット301の腕302が、ホームポジション302Hから、1段のポジション302D又は、2段のポジション302C、3段のポジション302B、4段のポジション302Aのいずれか一つにまで段階的に移動・停止する。
【選択図】 図34
Description
本発明は、可動物を有するパチンコ機に関するものである。
従来のパチンコ機では、始動口にパチンコ球が入賞したことを契機として、表示器に表示されている3つの特別図柄が変動され、その後に、順次に停止される変動表示が行われる。このとき、3つの特別図柄が所定の図柄組合せで表示された場合には、大入賞口の一連の開閉動作が行われる大当たり遊技状態に移行する。
従って、3つの特別図柄が変動を開始した場合において、その後に、2つの特別図柄の停止が確定した結果、残りの一つの特別図柄の停止の結果の如何で、所定の図柄組合せで表示されるか否かが決するときには、遊技者は、残りの一つの特別図柄の停止が確定するまでの間、大当たり遊技状態に移行するのではないかと期待感が高まることになる。
そこで、下記の特許文献1においては、この期待感をより高め、緊張感や趣向性を向上させたパチンコ機にするために、大当たり遊技状態に移行する信頼度が比較的低い1段階予告と、大当たり遊技状態に移行する信頼度が比較的高い2段階予告とを、遊技盤の左右に配設されたサイドランプの点灯態様で報知していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−231989号公報
しかしながら、遊技盤の左右に配設されたサイドランプの点灯態様で、上記1段階予告や上記2段階予告を報知すると、遊技盤に配設された装飾用のランプの点灯態様と間違えたり、その装飾用のランプの点灯態様に紛れたりして、上記1段階予告や上記2段階予告を見過ごしてしまい、それらの予告を遊技者が確認できないことがあった。
また、点灯態様の種類(上記1段階予告や上記2段階予告など)により、大当たり遊技状態に移行させる抽選の判定結果を段階的に予告報知するので、その点灯態様の種類の意味を知らない遊技者は、判定結果に対する予告の意味を理解することができず、遊技の興趣を高めるには至らなかった。
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、大当たり遊技状態への移行に対する信頼度の予告を確実に遊技者に認識させることができるパチンコ機を提供することを課題とする。
この課題を解決するために成された請求項1に係る発明は、始動口にパチンコ球が入賞したことを契機として複数の図柄を変動させた後に停止させる変動表示を行う図柄表示手段と、前記図柄表示手段にて変動表示された前記複数の図柄が所定の組合せである場合には特典として大当たり遊技状態に発展させる特典付与手段と、を有するパチンコ機において、可動物と、前記可動物を多段階で移動・停止させた後にホームポジションに戻る動作を前記複数の図柄が行う一つの変動表示の時間内で完結させる可動物駆動手段と、を備え、前記可動物の一連の動きによって、当該複数の図柄の変動表示が大当たり遊技状態にまで発展する可能性を予告すること、を特徴としている。
ここで、「ホームポジション」とは、可動物の本拠となる位置をいう。従って、「可動物の一連の動き」は、可動物のホームポジションから始まって、可動物が多段階的で移動・停止し、可動物のホームポジションに戻って終わる。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載するパチンコ機であって、前記可動物が移動・停止した位置で前記予告の信頼度を表したこと、を特徴としている。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載するパチンコ機であって、前記図柄表示手段を制御する図柄制御基板を備え、前記図柄制御基板で前記可動物駆動手段をも制御すること、を特徴としている。
すなわち、請求項1に係る発明のパチンコ機では、大当たり遊技状態にまで発展する可能性を予告することを、一つの変動表示の時間内における可動物の一連の動きによって行っているので、可動物の動作を介して、その予告を確実に遊技者に認識させることができるとともに、最後の図柄が停止表示されるまで遊技者に期待感を持たせることができる。
また、請求項2に係る発明のパチンコ機では、その予告の信頼度を可動物が最終的に移動・停止した位置で表しているので、遊技者は、可動物が移動した最初の状況を見過ごしても、可動物が最終的に停止した位置を確認すれば、その予告の信頼度を認識することができる。
また、請求項3に係る発明のパチンコ機では、図柄の変動表示と可動物の動作を図柄制御基板で制御するので、図柄の変動表示での演出と可動物での演出の間において、ノイズによる齟齬を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照にして説明する。図12は、本実施の形態のパチンコ機1の正面図である。本実施の形態のパチンコ機1は、第1種のパチンコ機であって、図12に示すように、遊技盤2の上に、表示器4を備えた図柄表示装置3や、始動口5、大入賞口6などが設けられたものである。また、本実施の形態のパチンコ機1は、スピーカ203を内蔵している。すなわち、本実施の形態のパチンコ機1では、始動口5にパチンコ球が入賞すると、図柄表示装置3の表示器4に表示される3つの図柄が変動し、その後、変動中の3つの図柄が所定の組合せで停止した場合には、所定の開放パターンで大入賞口6が作動する、「大当たり遊技状態」になるものである。
この点、図柄表示装置3の表示器4に表示される図柄について説明すると、当該図柄は、ここでは、図13に示すように、「1」,「2」,「3」,「4」,「5」,「6」,「7」,「8」,「9」,「10」,「11」,「12」の12種類が用意されている。そして、この12種類の図柄は、図14に示すように、図柄表示装置3の表示器4に設けられた左図柄表示領域7及び、中図柄表示領域8、右図柄表示領域9のそれぞれにおいて、原則、「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「7」→「8」→「9」→「10」→「11」→「12」→「1」→…の順番で変動した後、左図柄表示領域7、中図柄表示領域8、右図柄表示領域9の順番で停止する。
以下、左図柄表示領域7、中図柄表示領域8、右図柄表示領域9に停止して表示された図柄の組合せを「最終停止図柄」という。
以下、左図柄表示領域7、中図柄表示領域8、右図柄表示領域9に停止して表示された図柄の組合せを「最終停止図柄」という。
このとき、左図柄表示領域7及び、中図柄表示領域8、右図柄表示領域9に停止・表示された各図柄が、例えば、図15に示す12組の組合せのように、全て同じである場合を、ここでは、所定の組合せで停止した場合としており、所定の組合せで停止した後は、所定の開放パターンで大入賞口6が作動する、「大当たり遊技状態」になる。
以下、図15に示す12組の組合せの図柄を「大当たり図柄」という。
以下、図15に示す12組の組合せの図柄を「大当たり図柄」という。
従って、図16に示すように、左図柄表示領域7及び中図柄表示領域8が同じ図柄で停止・表示され、且つ、右図柄表示領域9に表示されている図柄が変動中は、図15に示す所定の組合せのいずれか一つで停止して「大当たり遊技状態」に移行する可能性があり、このとき、遊技者は期待感を有することになる。そこで、遊技者が期待感を有するような状態、すなわち、図16に示すように、左図柄表示領域7及び中図柄表示領域8が同じ図柄で停止・表示され、且つ、右図柄表示領域9に表示されている図柄が変動中の状態を、「リーチ状態」と呼んでいる。また、左図柄表示領域7及び中図柄表示領域8が同じ図柄で停止・表示され、且つ、右図柄表示領域9が違う図柄で停止・表示された状態の組合せの図柄を、「ハズレリーチ図柄」と呼んでいる。さらに、この「リーチ状態」では、遊技者の期待感を煽るために、図柄表示装置3の表示器4において、各種の「リーチ映像」が表示される。ここでは、「リーチ映像」は、リーチA、リーチB、リーチC、リーチD、ノーマルリーチの5種類が用意されており、それらのいずれかが表示される(図11参照)。
そして、図柄表示装置3の表示器4に表示される図柄の変動・停止の動作は、始動口5にパチンコ球が入賞した直後に取得される2つのカウンタの値等に基づいて決定される。ここでは、図柄表示装置3の表示器4に表示される3つの図柄を所定の組合せ(図15に示すもの)で停止させるか否か、すなわち、「大当たり遊技状態」にするか否かを、始動口5にパチンコ球が入賞した直後に取得される一方のカウンタの値に基づいて決定しており、さらに、図柄表示装置3の表示器4に表示される3つの各図柄について、「1」,「2」,「3」,「4」,「5」,「6」,「7」,「8」,「9」,「10」,「11」,「12」の12種類のうち、どの数字の「大当たり図柄」にするかについては、始動口5にパチンコ球が入賞した直後に取得される他方のカウンタの値に基づいて決定している。
また、図柄表示装置3の表示器4に表示される図柄の変動・停止の動作は、上述したように、始動口5にパチンコ球が入賞したことをトリガとして開始されるものであるが、図柄表示装置3の表示器4に表示される図柄が変動中に、さらに、始動口5にパチンコ球が入賞したときは、その入賞時に取得した2つのカウンタの値を記憶・保留しておき、当該変動中の図柄が停止した直後に、又は、当該変動中の図柄が所定の組合せ(図15に示すもの)で停止した場合には「大当たり遊技状態」が終了した直後に、記憶・保留していた2つのカウンタの値に基づいて、図柄表示装置3の表示器4に表示される図柄の変動・停止の動作を開始する。尚、ここでは、記憶・保留される2つのカウンタの値は、4組まで保有することが可能である。
この点を詳しく説明すると、本実施の形態のパチンコ機1では、始動口5にパチンコ球が入賞した直後に取得される2つのカウンタの値に対し、図17の(a)に示すように、5組まで記憶・保留できる5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4が確保され、それらのうち、4つの記憶領域E1,E2,E3,E4については、それぞれに対応する4個の保留ランプ61が図柄表示装置3の上部に設けられている(図14参照)。そして、始動口5にパチンコ球が入賞すると、図17の(b)に示すように、その入賞時に取得した1組のカウンタの値D0を記憶領域E0に記憶するとともに、記憶領域E0に記憶された1組のカウンタの値D0に基づいて、図柄表示装置3の表示器4に表示される図柄の変動・停止の動作を開始する。
その後、図柄表示装置3の表示器4に表示される図柄が変動中に、さらに、始動口5にパチンコ球が入賞すると、図17の(c)に示すように、その入賞時に取得した1組のカウンタの値D1を記憶領域E1に記憶・保留するとともに、記憶領域E1に対応する1個の保留ランプ61を点灯させる。尚、図17では、保留ランプ61の黒塗りは点灯を示し、白抜きは消灯を示す。また、その後、図柄表示装置3の表示器4に表示される図柄が変動中に、さらに、始動口5にパチンコ球が入賞すると、図17の(d)に示すように、その入賞時に取得した1組のカウンタの値D2を記憶領域E2に記憶・保留するとともに、記憶領域E2に対応する1個の保留ランプ61を点灯させる。
また、その後、図柄表示装置3の表示器4に表示される図柄が変動中に、さらに、始動口5にパチンコ球が入賞すると、図17の(e)に示すように、その入賞時に取得した1組のカウンタの値D3を記憶領域E3に記憶・保留するとともに、記憶領域E3に対応する1個の保留ランプ61を点灯させる。また、その後、図柄表示装置3の表示器4に表示される図柄が変動中に、さらに、始動口5にパチンコ球が入賞すると、図17の(f)に示すように、その入賞時に取得した1組のカウンタの値D4を記憶領域E4に記憶・保留するとともに、記憶領域E4に対応する1個の保留ランプ61を点灯させる。
尚、その後は、図柄表示装置3の表示器4に表示される図柄が変動中に、さらに、始動口5にパチンコ球が入賞しても、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4のそれぞれに1組のカウンタの値D0,D1,D2,D3,D4が記憶されており、その入賞時に取得されるべき1組のカウンタの値を記憶・保留する領域がないので、その入賞時に1組のカウンタの値を取得することは行わない。
一方、図17の(f)に示すように、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4のそれぞれに1組のカウンタの値D0,D1,D2,D3,D4が記憶された状態において、記憶領域E0に記憶された1組のカウンタの値D0に基づいて、図柄表示装置3の表示器4に表示される図柄の変動・停止の動作が終了したときは、図18の(a)に示すように、記憶領域E0を空にするとともに、記憶領域E1に記憶された1組のカウンタの値D1を記憶領域E0に上書きし、記憶領域E2に記憶された1組のカウンタの値D2を記憶領域E1に上書きし、記憶領域E3に記憶された1組のカウンタの値D3を記憶領域E2に上書きし、記憶領域E4に記憶された1組のカウンタの値D4を記憶領域E3に上書きし、記憶領域E4を空にし、記憶領域E4に対応する1個の保留ランプ61を消灯させる。尚、図18でも、保留ランプ61の黒塗りは点灯を示し、白抜きは消灯を示す。この結果、図18の(b)に示すようになり、記憶領域E0に記憶された1組のカウンタの値D1に基づいて、図柄表示装置3の表示器4に表示される図柄の変動・停止の動作が開始される。このとき、記憶領域E4は空であるので、始動口5にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得した1組のカウンタの値を記憶領域E4に記憶・保留することは可能である。
また、図18の(b)に示すように、4つの記憶領域E0,E1,E2,E3のそれぞれに1組のカウンタの値D1,D2,D3,D4が記憶された状態において、記憶領域E0に記憶された1組のカウンタの値D1に基づいて、図柄表示装置3の表示器4に表示される図柄の変動・停止の動作が終了したときは、記憶領域E0を空にするとともに、記憶領域E1に記憶された1組のカウンタの値D2を記憶領域E0に上書きし、記憶領域E2に記憶された1組のカウンタの値D3を記憶領域E1に上書きし、記憶領域E3に記憶された1組のカウンタの値D4を記憶領域E2に上書きし、記憶領域E3を空にし、記憶領域E3に対応する1個の保留ランプ61を消灯させる。この結果、図18の(c)に示すようになり、記憶領域E0に記憶された1組のカウンタの値D2に基づいて、図柄表示装置3の表示器4に表示される図柄の変動・停止の動作が開始される。このとき、記憶領域E3,E4は空であるので、始動口5にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得した1組のカウンタの値を記憶領域E3に記憶・保留することは可能であり、さらに、始動口5にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得した1組のカウンタの値を記憶領域E4に記憶・保留することも可能である。
また、図18の(c)に示すように、3つの記憶領域E0,E1,E2のそれぞれに1組のカウンタの値D2,D3,D4が記憶された状態において、記憶領域E0に記憶された1組のカウンタの値D2に基づいて、図柄表示装置3の表示器4に表示される図柄の変動・停止の動作が終了したときは、記憶領域E0を空にするとともに、記憶領域E1に記憶された1組のカウンタの値D3を記憶領域E0に上書きし、記憶領域E2に記憶された1組のカウンタの値D4を記憶領域E1に上書きし、記憶領域E2を空にし、記憶領域E2に対応する1個の保留ランプ61を消灯させる。この結果、図18の(d)に示すようになり、記憶領域E0に記憶された1組のカウンタの値D3に基づいて、図柄表示装置3の表示器4に表示される図柄の変動・停止の動作が開始される。このとき、記憶領域E2,E3,E4は空であるので、始動口5にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得した1組のカウンタの値を記憶領域E2に記憶・保留することは可能であり、さらに、始動口5にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得した1組のカウンタの値を記憶領域E3に記憶・保留することも可能であり、さらに、始動口5にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得した1組のカウンタの値を記憶領域E4に記憶・保留することも可能である。
また、図18の(d)に示すように、2つの記憶領域E0,E1のそれぞれに1組のカウンタの値D3,D4が記憶された状態において、記憶領域E0に記憶された1組のカウンタの値D3に基づいて、図柄表示装置3の表示器4に表示される図柄の変動・停止の動作が終了したときは、記憶領域E0を空にするとともに、記憶領域E1に記憶された1組のカウンタの値D4を記憶領域E0に上書きし、記憶領域E1を空にし、記憶領域E1に対応する1個の保留ランプ61を消灯させる。この結果、図18の(e)に示すようになり、記憶領域E0に記憶された1組のカウンタの値D4に基づいて、図柄表示装置3の表示器4に表示される図柄の変動・停止の動作が開始される。このとき、記憶領域E1,E2,E3,E4は空であるので、始動口5にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得した1組のカウンタの値を記憶領域E1に記憶・保留することは可能であり、さらに、始動口5にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得した1組のカウンタの値を記憶領域E2に記憶・保留することも可能であり、さらに、始動口5にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得した1組のカウンタの値を記憶領域E3に記憶・保留することが可能であり、さらに、始動口5にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得した1組のカウンタの値を記憶領域E4に記憶・保留することも可能である。
もっとも、図18に示す場合において、図柄表示装置3の表示器4に表示される図柄の変動・停止の動作が終了したときに、所定の組合せ(図15に示すもの)で停止した場合には、図柄表示装置3の表示器4に表示される図柄の変動・停止の動作は、図柄表示装置3の表示器4に表示される図柄の変動・停止の動作が終了したときではなく、当該所定の組合せ(図15に示すもの)に対する「大当たり遊技状態」が終了した直後に、記憶領域E0に新たに記憶された1組のカウンタの値D1,D2,D3,D4などに基づいて開始される。
次に、図27〜図34に基づいて、図柄表示装置3に付設された可動物について説明する。図27は、本発明の一実施形態によるパチンコ機の図柄表示装置3の斜視図である。図28は、本発明の一実施形態によるパチンコ機の図柄表示装置3の側面図である。図29は、本発明の一実施形態によるパチンコ機の図柄表示装置3の平面図である。図30は、本発明の一実施形態によるパチンコ機の図柄表示装置3に付設された可動物の概要を示した斜視図である。図31は、本発明の一実施形態によるパチンコ機の図柄表示装置3に付設された可動物の概要を示した正面図である。図32は、本発明の一実施形態によるパチンコ機の図柄表示装置3に付設された可動物の概要を示した側面図である。図33は、本発明の一実施形態によるパチンコ機の図柄表示装置3に付設された可動物の概要を示した平面図である。図34は、本発明の一実施形態によるパチンコ機の図柄表示装置3に付設された可動物の動作概要を示した正面図である。
図27に示すように、図柄表示装置3には、人に擬したロボット301が設けられており、そのロボット301の腕302が可動物モータ303で可動する構成になっている。この点、図30〜図33には、可動物モータ303を駆動源とした腕302の動作機構305が記載されている。すなわち、腕302は、ステッピングッモータである可動物モータ303を駆動源とし、伝達機構305を介して、回動できるようになっている。但し、腕302が停止する位置は、図34に示すように、ホームポジション302Hと、1段のポジション302D、2段のポジション302C、3段のポジション302B、4段のポジション302Aに限定されている。そして、どのポジションに腕302が停止しているかは、可動物位置センサ304により検知される。
尚、腕302は、拳銃を持っているように輪郭が形成されている。
尚、腕302は、拳銃を持っているように輪郭が形成されている。
また、図19は、本実施の形態のパチンコ機1のブロック図である。図19に示すように、本実施の形態のパチンコ機1では、メイン基板20と、表示サブ基板30、ランプ制御基板40、賞球サブ基板50などが設けられている。この点、メイン基板20には、メイン制御用CPU21や、メイン制御用ROM22、メイン制御用RAM23、入力・出力ポート24などが搭載されている。さらに、入力・出力ポート24には、始動口5(図12参照)にパチンコ球が入賞したことを検知するための始動口スイッチ63や、大入賞口6(図12参照)にパチンコ球が入賞したことを検知するための大入賞口スイッチ64、大入賞口6(図12参照)のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が入賞したことを検知するためのVゾーンセンサ65、大入賞口6(図12参照)の開閉動作を行うための大入賞口ソレノイド202などが接続されている。尚、図17及び図18に記載された5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4や、始動口5(図12参照)にパチンコ球が入賞した時にその値が取得される2つのカウンタなどは、メイン制御用RAM23に確保されている。
また、表示サブ基板30には、図柄表示制御用CPU31や、図柄表示制御用ROM32、図柄表示制御用RAM33、入力・出力ポート34、VDP35などが搭載されており、図柄表示制御用CPU31は、メイン基板20から送られてきた情報に従って、図柄表示制御用ROM32及び図柄表示制御用RAM33などに記憶された制御方法その他の技術情報に基づき、VDP35に接続された表示器5の表示内容を制御する。さらに、入力・出力ポート34には、スピーカ203、可動物モータ303、可動物位置センサ304などが接続されており、図柄表示制御用CPU31は、図柄表示制御用ROM32及び図柄表示制御用RAM33などに記憶された制御方法その他の技術情報(例えば、可動物位置センサ304の検知信号など)に基づき、スピーカ203の出力内容や可動物モータ303の動きを、表示器5の表示内容に合わせて制御する。
また、ランプ制御基板40には、ランプ制御用CPU41や、ランプ制御用ROM42、ランプ制御用RAM43、入力・出力ポート44などが搭載されている。さらに、入力・出力ポート44には、4個の保留ランプ61(図12参照)やその他のランプなどが接続されている。そして、ランプ制御用CPU41は、メイン基板20から送られてきた命令に従って、ランプ制御用ROM42及びランプ制御用RAM43などに記憶された制御方法その他の技術情報に基づき、入力・出力ポート44に接続された4個の保留ランプ61(図12参照)やその他のランプなどの点灯内容を制御する。
また、賞球サブ基板50には、賞球制御用CPU51や、賞球制御用ROM52、賞球制御用RAM53、入力・出力ポート54などが搭載されている。さらに、入力・出力ポート54には、始動口5(図12参照)や大入賞口6(図12参照)にパチンコ球が入賞した際に所定数のパチンコ球を払い出すための賞球払出装置62が接続されている。そして、賞球制御用CPU51は、メイン基板20から送られてきた命令に従って、賞球制御用ROM52及び賞球制御用RAM53などに記憶された制御方法その他の技術情報に基づき、賞球払出装置62の動作内容を制御する。
尚、上述した本実施の形態のパチンコ機1の動作内容は、メイン基板20などにおいて、後述するフローチャートが処理されることにより実行される。
次に、本実施の形態のパチンコ機1において、メイン基板20で行われるプログラムについて説明する。メイン基板20で行われるプログラムには、電源投入直後に作動するメインプログラムと、一定時間毎(例えば、4msec毎)に作動する割込プログラムがある。
図1は、メイン基板20で行われるメインプログラムのフローチャート図である。図1のメインプログラムは、電源投入直後に作動するものであり、電源が投入されると、先ず、S11において、バックアップ復帰処理があるか否かを判断する。ここで、バックアップ復帰処理があると判断する場合には(S11:Yes)、S12に進んで、バックアップのデータを復帰させる処理を行った後、S13に進む。一方、バックアップ復帰処理がないと判断する場合には(S11:No)、何もすることなく、S13に進む。そして、S13では、図柄カウンタや、変動パターンカウンタ、リーチカウンタ、左図柄カウンタ、中図柄カウンタ、右図柄カウンタなど、メイン基板20での判定で使用するカウンタのカウントアップを行う。さらに、S14において、初期値変更カウンタのカウンタアップを行った後、S13に戻り、上述したS13及びS14のカウントアップ処理を繰り返し行う。
この点、図柄カウンタや、変動パターンカウンタ、初期値変更カウンタ、リーチカウンタ、左図柄カウンタ、中図柄カウンタ、右図柄カウンタなどは、図19のメイン制御用RAM23などに確保されるものである。そして、図柄カウンタは、図20に示すように、「1」〜「12」の範囲を「1」毎にカウントアップしていく円弧カウンタであり、図柄表示装置3の表示器4に表示される「大当たり図柄」を意味するものである。また、左図柄カウンタと、中図柄カウンタ、右図柄カウンタは、図23に示すように、「1」〜「12」の範囲を「1」毎にカウントアップしていく円弧カウンタであり、それらの値の組合せは、図15に示す12組の組合せを除けば、図柄表示装置3の表示器4に表示される「大当たり図柄」以外の図柄の組合せを意味するものである。また、変動パターンカウンタは、図25に示すように、「0」〜「19」の範囲を「1」毎にカウントアップしていく円弧カウンタである。また、初期値変更カウンタは、図26に示すように、「1」〜「299」の範囲を「1」毎にカウントアップしていく円弧カウンタである。
一方、図2は、メイン基板20で行われる割込プログラムのフローチャート図である。図2の割込プログラムは、電源投入後の一定時間毎(例えば、4msec毎)に作動するものであり、スタートからリターンに至るまでの所要時間は、最大でも、一定時間(例えば、4msec)を越えることがない。図2の割込プログラムでは、先ず、S21において、大当たりカウンタのカウントアップを行う。その後は、S22の始動入賞処理と、S23の結果報知処置、S24の大当たり遊技処理、S25の大当たりカウンタの初期値変更処理、S26の賞球払出処理、S27のハズレ図柄処理を順に行う。そして、S27のハズレ図柄処理の後は、この割込プログラムが次に作動するまでの間、メイン基板20では、図1のメインプログラムのS13及びS14が繰り返し行われる。
この点、大当たりカウンタとは、図19のメイン制御用RAM23などに確保されるものである。そして、大当たりカウンタは、図26に示すように、「1」〜「299」の範囲を「1」毎にカウントアップしていく円弧カウンタであるが、上述した初期値変更カウンタとは別に確保されたものであり、さらに、その機能上、上述した初期値変更カウンタと同じ値を同時にとることがない。ここで、大当たりカウンタの値の意味について説明すると、始動口5にパチンコ球が入賞した時に「7」を取得した場合には、当該「7」の大当たりカウンタの値に対して図柄表示装置3の表示器4で変動・停止表示される3つの図柄が、図15に示す12個の所定の組合せのいずれか一つに停止して、所定の開放パターンで大入賞口6が作動する、「大当たり遊技状態」になる(以下、「大当たり」という)。また、後述する確変状態においては、始動口5にパチンコ球が入賞した時に「7」,「50」,「100」,「150」,「200」,「250」のいずれか一つを取得した場合にも、「大当たり」となる。尚、図柄表示装置3の表示器4に表示される3つの図柄が、図16に示す「リーチ状態」に移行するが、その後は、図15に示す12個の所定の組合せのいずれでもないものに停止して、「大当たり遊技状態」になることはないことを、「ハズレリーチ」という。また、図柄表示装置3の表示器4に表示される3つの図柄が、図16に示す「リーチ状態」に移行することはなく、しかも、図15に示す12個の所定の組合せのいずれでもないものに停止して、「大当たり遊技状態」になることはないことを、「完全ハズレ」という。
次に、割込プログラムの始動入賞処理(図2のS22)について、図3のフローチャート図に基づいて説明する。図3に示すように、先ず、S31において、始動口5にパチンコ球が入賞したか否かを判断する。この判断は、始動口5に設けられた始動口スイッチ63がパチンコ球を検知したか否かによって行われる。ここで、始動口5にパチンコ球が入賞していないと判断する場合(S31:No)には、図2の割込プログラムに戻るが、始動口5にパチンコ球が入賞したと判断する場合(S31:Yes)には、S32に進む。
S32では、記憶の上限か否か、すなわち、記憶領域E4(図17及び図18参照)が空であるか否かを判断している。ここで、記憶領域E4(図17及び図18参照)が空でないと判断する場合には(S32:Yes)、図2の割込プログラムに戻るが、記憶領域E4(図17及び図18参照)が空であると判断する場合には(S32:No)、S33に進む。S33では、現在の大当たりカウンタの値と現在の図柄カウンタの値を取得するとともに、図17の(a)〜(f)のいずれか一つに示すようにして、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4のいずれかに1組のカウンタの値として記憶した後、S37に進む。
S37では、記憶があるか否か、すなわち、記憶領域E0(図17及び図18参照)に1組のカウンタの値が記憶されているか否かを判断している。ここで、図17の(a)に示すように、記憶領域E0に1組のカウンタの値が記憶されていないと判断する場合には(S37:No)、図2の割込プログラムに戻るが、図17の(b)〜(e)に示すように、記憶領域E0に1組のカウンタの値が記憶されていると判断する場合には(S37:Yes)、S36に進む。
S36では、図17の(c)〜(f)に示すように、記憶領域E1に1組のカウンタの値を記憶したときは記憶領域E1に対応する1個の保留ランプ61を点灯させた後、又は、記憶領域E2に1組のカウンタの値を記憶したときは記憶領域E2に対応する1個の保留ランプ61を点灯させた後、記憶領域E3に1組のカウンタの値を記憶したときは記憶領域E3に対応する1個の保留ランプ61を点灯させた後、記憶領域E4に1組のカウンタの値を記憶したときは記憶領域E4に対応する1個の保留ランプ61を点灯させた後、図2の割込プログラムに戻る。
次に、割込プログラムの結果報知処理(図2のS23)について、図4のフローチャート図に基づいて説明する。図4に示すように、先ず、S61において、図柄表示装置3の表示器4に表示される3つの図柄が変動中であるか否かを判断している。ここで、図柄表示装置3の表示器4に表示される3つの図柄が変動中であると判断する場合には(S61:Yes)、S62に進んで、当該図柄の変動時間が終了したか否かを判断する。ここで、当該図柄の変動時間が終了しないと判断した場合には(S62:No)、何もすることなく、図2の割込プログラムに戻るが、当該図柄の変動時間が終了したと判断した場合には(S62:Yes)、S63に進んで、当該図柄の変動を停止させる命令を図19の表示サブ基板30に送信した後、図2の割込プログラムに戻る。
また、S63では、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4についての記憶の書き換えが行われる。例えば、このとき、図17の(f)に示すように、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4の各々に一組のカウンタの値が記憶されている場合には、図18の(a)を経た後に、図18の(b)に示すように、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4についての記憶の書き換えが行われる。また、このとき、図18の(b)に示すように、4つの記憶領域E0,E1,E2,E3の各々に一組のカウンタの値が記憶されている場合には、記憶領域E0を空にした後、図18の(c)に示すように、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4についての記憶の書き換えが行われる。
また、このとき、図18の(c)に示すように、3つの記憶領域E0,E1,E2の各々に一組のカウンタの値が記憶されている場合には、記憶領域E0を空にした後、図18の(d)に示すように、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4についての記憶の書き換えが行われる。また、このとき、図18の(d)に示すように、2つの記憶領域E0,E1の各々に一組のカウンタの値が記憶されている場合には、記憶領域E0を空にした後、図18の(e)に示すように、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4についての記憶の書き換えが行われる。また、このとき、図18の(e)に示すように、1つの記憶領域E0に一組のカウンタの値が記憶されている場合には、記憶領域E0を空にした後、図17の(a)に示すように、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4についての記憶の書き換えが行われる。
また、S61において、図柄表示装置3の表示器4に表示される3つの図柄が変動中でないと判断する場合には(S61:No)、S64に進んで、記憶があるか否か、すなわち、記憶領域E0(図17及び図18参照)に1組のカウンタの値が記憶されているか否かを判断している。ここで、図17の(a)に示すように、記憶領域E0に1組のカウンタの値が記憶されていないと判断する場合には(S64:No)、図2の割込プログラムに戻るが、図17の(f)や図18の(b)〜(e)に示すように、記憶領域E0に1組のカウンタの値が記憶されていると判断する場合には(S64:Yes)、S66に進む。
尚、上述したS64において、「大当たり遊技状態」の最中である場合も、図2の割込プログラムに戻る。
尚、上述したS64において、「大当たり遊技状態」の最中である場合も、図2の割込プログラムに戻る。
S66では、保留ランプ61のいずれか一つが点灯しているか否かを判断する。ここで、保留ランプ61の全てが点灯していないと判断する場合には(S66:No)、何もすることなく、S69に進むが、保留ランプ61のいずれか一つが点灯していると判断する場合には(S66:Yes)、S67に進んで、点灯している保留ランプ61のうち最も右側のものを1個消灯させる。
すなわち、このとき、図18の(a)に示すように、4個の保留ランプ61のうち全てが点灯している場合には、図18の(b)に示すように、記憶領域E4に対応する1個の保留ランプ61を消灯させる。また、このとき、図18の(b)に示すように、4個の保留ランプ61のうち3個が点灯している場合には、図18の(c)に示すように、記憶領域E3に対応する1個の保留ランプ61を消灯させる。また、このとき、図18の(c)に示すように、4個の保留ランプ61のうち2個が点灯している場合には、図18の(d)に示すように、記憶領域E2に対応する1個の保留ランプ61を消灯させる。また、このとき、図18の(d)に示すように、4個の保留ランプ61のうち1個が点灯している場合には、図18の(e)に示すように、記憶領域E1に対応する1個の保留ランプ61を消灯させる。
そして、次のS69では、現在の記憶領域E0に記憶された大当たりカウンタの値が大当たり値であるか否かであるか否かを判断する。
ここで、S69の処理を図5に基づいて説明する。先ず、S161において、現在の記憶領域E0に記憶された大当たりカウンタの値を読み込む。次に、S162において、後述する確変状態であるか否かを判断する。ここで、確変状態でないと判断する場合には(S162:No)、S163に進んで、通常時の大当たり値である「7」を読み込む。この点、通常時の大当たり値である「7」は、メイン制御用ROM22に設けられた図6に示すテーブルから読み込まれる。その後、S164において、大当たりカウンタの値から通常時の大当たり値である「7」を減算し、S165において、その減算結果が「0」であるか否かを判断する。ここで、その減算結果が「0」であると判断する場合には(S165:Yes)、図4のS70へ進むが、その減算結果が「0」でないと判断する場合には(S165:No)、図4のS73へ進む。一方、確変状態であると判断する場合には(S162:Yes)、S166に進んで、確変時の大当たり値である「7」,「50」,「100」,「150」,「200」,「250」を読み込む。この点、確変時の大当たり値である「7」,「50」,「100」,「150」,「200」,「250」は、メイン制御用ROM22に設けられた図6に示すテーブルから読み込まれる。その後、S167において、大当たりカウンタの値から、確変時の大当たり値である「7」,「50」,「100」,「150」,「200」,「250」をそれぞれ減算し、S168において、その6個の減算結果のうち「0」が一つでもあるか否かを判断する。ここで、その6個の減算結果のうち「0」が一つでもあると判断する場合には(S168:Yes)、図4のS70へ進むが、その6個の減算結果のいずれも「0」でないと判断する場合には(S168:No)、図4のS73へ進む。
図4のS70では、現在の記憶領域E0に記憶された図柄カウンタの値から、図15に示す12組の「大当たり図柄」のうちいずれか一つを「最終停止図柄」として選ぶ。具体的には、上述したように、現在の記憶領域E0に記憶された図柄カウンタの値は、図20に示すように、「1」〜「12」の範囲を「1」毎にカウントアップしていくものであることから、図柄カウンタの値に統一した「大当たり図柄」を選ぶ。例えば、現在の記憶領域E0に記憶された図柄カウンタの値が「5」に相当する場合には、「5」「5」「5」の「大当たり図柄」を選ぶ。もちろん、現在の記憶領域E0に記憶された図柄カウンタの値が「9」に相当する場合には、「9」「9」「9」の「大当たり図柄」が選ばれる。そして、S71において、現在の変動パターンカウンタ(図25参照)の値を取得した後、S72に進んで、現在の変動パターンカウンタ(図25参照)の値と、図10の変動パターン決定テーブルとから、変動パターンの番号を選択し、S80に進む。
尚、図10の変動パターン決定テーブルについては、後で詳細に説明する。
尚、図10の変動パターン決定テーブルについては、後で詳細に説明する。
一方、S73では、この時点で取得したリーチカウンタの値がリーチ値であるか否かを判断する。この点、リーチカウンタとは、図19のメイン制御用RAM23などに確保されるものであり、図21に示すように、「1」〜「100」の範囲を「1」毎にカウントアップしていく円弧カウンタである。また、リーチ値は、図19のメイン制御用RAM23などに確保されるものであり、図22に示すように、「7」や、「17」,「27」,「37」,「47」,「57」,「67」,「77」,「87」,「97」の10個が記憶されている。そして、リーチカウンタの値が10個のリーチ値のいずれかであると判断した場合には(S73:Yes)、S74に進む。
S74では、後述するハズレリーチ図柄用記憶領域に記憶された「ハズレリーチ図柄」を「最終停止図柄」とする。そして、S75において、現在の変動パターンカウンタ(図25参照)の値を取得した後、S76に進んで、現在の変動パターンカウンタ(図25参照)の値と、図10の変動パターン決定テーブルとから、変動パターンの番号を選択し、S80に進む。
また、S73において、リーチカウンタの値が10個のリーチ値のいずれでもないと判断した場合には(S73:No)、S77に進む。S77では、後述する完全ハズレ図柄用記憶領域に記憶された「完全ハズレ図柄」を「最終停止図柄」とする。この点、「完全ハズレ図柄」とは、「大当たり図柄」及び「ハズレリーチ図柄」以外のものをいう。そして、S78において、現在の変動パターンカウンタ(図25参照)の値を取得した後、S79に進んで、現在の変動パターンカウンタ(図25参照)の値と、図10の変動パターン決定テーブルとから、変動パターンの番号を選択し、S80に進む。
S80では、図19の表示サブ基板30に対して、「最終停止図柄」に関する情報や、変動パターンの番号に関する情報を送信する。
このとき、図19の表示サブ基板30では、「最終停止図柄」に関する情報や、変動パターンの番号に関する情報、図11の映像選択テーブルに基づいて、図柄表示装置3の表示器4に表示される3つの図柄の変動を開始させるとともに、図柄表示装置3の表示器4の表示内容、可動物モータ303を制御する。尚、図11の映像選択テーブルについては、後で詳細に説明する。
そして、S81において、変動時間の計数をスタートさせた後に、図2の割込プログラムに戻る。
このとき、図19の表示サブ基板30では、「最終停止図柄」に関する情報や、変動パターンの番号に関する情報、図11の映像選択テーブルに基づいて、図柄表示装置3の表示器4に表示される3つの図柄の変動を開始させるとともに、図柄表示装置3の表示器4の表示内容、可動物モータ303を制御する。尚、図11の映像選択テーブルについては、後で詳細に説明する。
そして、S81において、変動時間の計数をスタートさせた後に、図2の割込プログラムに戻る。
ここで、図10の変動パターン決定テーブルについて説明する。図10の変動パターン決定テーブルは、図19のメイン制御用ROM22に記憶されたものである。また、図10の変動パターン決定テーブルにおいては、「1」〜「11」の11個の変動パターンの番号が用意されており、さらに、各変動パターンの番号には、図柄表示装置3の表示器4に表示される3つの図柄を変動・停止させるための演出時間が定められている。また、「当」と、「ハリ」、「完ハ」に区分けられている。
尚、図柄表示装置3の表示器4に表示される3つの図柄を変動・停止させるための演出時間は、図柄表示装置3の腕302の移動・停止させるための演出時間でもある。
尚、図柄表示装置3の表示器4に表示される3つの図柄を変動・停止させるための演出時間は、図柄表示装置3の腕302の移動・停止させるための演出時間でもある。
この点、「当」とは、現在の記憶領域E0に記憶された大当たりカウンタの値が「大当たり遊技状態」に移行するものであること、すなわち、大当たりカウンタの値が大当たり値(通常時は「7」、確変時は「7」,「50」,「100」,「150」,「200」,「250」のいずれか)であることを意味する。従って、図4のS72では、大当たりカウンタの値が大当たり値(通常時は「7」、確変時は「7」,「50」,「100」,「150」,「200」,「250」のいずれか)であることから(S69:Yes)、「7」〜「11」のいずれかの変動パターンの番号が選択される。
さらに、このとき、変動パターンカウンタの値が「0」〜「7」である場合は「7」の変動パターンの番号が選択され、変動パターンカウンタの値が「8」〜「13」のいずれかである場合は「8」の変動パターンの番号が選択され、変動パターンカウンタの値が「14」〜「17」のいずれかである場合は「9」の変動パターンの番号が選択され、変動パターンカウンタの値が「18」である場合は「10」の変動パターンの番号が選択され、変動パターンカウンタの値が「19」である場合は「11」の変動パターンの番号が選択される。尚、テーブルに記載された分数は、このときの確率を意味する。
また、「ハリ」とは、大当たりカウンタの値が大当たり値(通常時は「7」、確変時は「7」,「50」,「100」,「150」,「200」,「250」のいずれか)でなく、かつ、リーチカウンタの値が「7」,「17」,「27」,「37」,「47」,「57」,「67」,「77」,「87」,「97」のいずれかであること、すなわち、「リーチ状態」に移行することを意味する。従って、図4のS76では、大当たりカウンタの値が大当たり値(通常時は「7」、確変時は「7」,「50」,「100」,「150」,「200」,「250」のいずれか)でなく、かつ、リーチカウンタの値が「7」,「17」,「27」,「37」,「47」,「57」,「67」,「77」,「87」,「97」のいずれかであることから(S73:Yes)、「2」〜「6」のいずれかの変動パターンの番号が選択される。
さらに、このとき、変動パターンカウンタの値が「0」である場合は「2」の変動パターンの番号が選択され、変動パターンカウンタの値が「1」〜「3」のいずれかである場合は「3」の変動パターンの番号が選択され、変動パターンカウンタの値が「4」〜「8」のいずれかである場合は「4」の変動パターンの番号が選択され、変動パターンカウンタの値が「9」〜「13」のいずれかである場合は「5」の変動パターンの番号が選択され、変動パターンカウンタの値が「14」〜「19」のいずれかである場合は「6」の変動パターンの番号が選択される。尚、テーブルに記載された分数は、このときの確率を意味する。
また、「完ハ」とは、大当たりカウンタの値が大当たり値(通常時は「7」、確変時は「7」,「50」,「100」,「150」,「200」,「250」のいずれか)でなく、かつ、リーチカウンタの値が「7」,「17」,「27」,「37」,「47」,「57」,「67」,「77」,「87」,「97」のいずれでもないこと、すなわち、「完全ハズレ」に移行することを意味する。従って、図4のS79では、大当たりカウンタの値が大当たり値(通常時は「7」、確変時は「7」,「50」,「100」,「150」,「200」,「250」のいずれか)でなく、かつ、リーチカウンタの値が「7」,「17」,「27」,「37」,「47」,「57」,「67」,「77」,「87」,「97」のいずれでもないことから(S73:No)、「1」の変動パターンの番号が選択される。
もっとも、このときは、変動パターンカウンタの値が「0」〜「19」のいずれであっても、「1」の変動パターンの番号が選択される。尚、テーブルに記載された分数は、このときの確率を意味する。
次に、図11の映像選択テーブルについて説明する。図11の映像選択テーブルは、図19の図柄表示制御用ROM32に記憶されたものである。図11の映像選択テーブルにおいては、「1」〜「11」の11個の変動パターンの番号が用意されており、さらに、各変動パターンの番号には、映像内容が定められている。この点、変動パターンの番号は、図10の変動パターン決定テーブルのものと対応するものである。
また、映像内容とは、図柄表示装置3の表示器4に表示される3つの図柄が変動・停止する際の、図柄表示装置3の表示器4に表示される映像内容をいう。
また、「完全ハズレ」とは、「完全ハズレ」のときに図柄表示装置3の表示器4に表示する映像を意味する。また、「リーチA」とは、「リーチ状態」のときに、図柄表示装置3の表示器4に表示する「リーチ映像」の種類であるリーチAを意味する。また、「リーチB」とは、「リーチ状態」のときに、図柄表示装置3の表示器4に表示する「リーチ映像」の種類であるリーチBを意味する。また、「リーチC」とは、「リーチ状態」のときに、図柄表示装置3の表示器4に表示する「リーチ映像」の種類であるリーチCを意味する。また、「リーチD」とは、「リーチ状態」のときに、図柄表示装置3の表示器4に表示する「リーチ映像」の種類であるリーチDを意味する。また、「ノーマルリーチ」とは、「リーチ状態」のときに、図柄表示装置3の表示器4に表示する「リーチ映像」の種類であるノーマルリーチを意味する。また、「「大当たり」表示」」とは、図柄表示装置3の表示器4で変動する3つの図柄が「大当たり図柄」をもって停止した際に図柄表示装置3の表示器4に表示する「大当たり」の文字を意味する。
そして、映像内容は、「完全ハズレ」、「リーチA」、「リーチB」、「リーチC」、「リーチD」、「ノーマルリーチ」、「「大当たり」表示」の組合せで構成されている。
また、ここでは、「リーチA」、「リーチB」、「リーチC」、「リーチD」に対し、図35に示すように、図柄表示装置3の表示器4に表示する映像内容に合わせて、図柄表示装置3に付設されたロボット301の腕302の可動内容やスピーカ203の出力内容も定義されている。そこで、図35に基づいて、当該映像内容と当該可動内容について説明する。
すなわち、「リーチA」においては、表示器4では、敵キャラクタとロボット301に同様の味方キャラクタとの銃撃戦の映像が表示される。その一方で、ロボット301の腕302が、ホームポジション302Hから、1段のポジション302D、2段のポジション302C、3段のポジション302B、4段のポジション302Aにまで段階的に移動・停止される。すなわち、ロボット301の腕302は、ホームポジション302Hから1段のポジション302Dにまで移動停止し、さらに、1段のポジション302から2段のポジション302Cに移動停止し、さらに、2段のポジション302Cから3段のポジション302Bに移動停止し、さらに、3段のポジション302Bから4段のポジション302Aに移動・停止する。そして、ロボット301の腕302が4段のポジション302Aで停止したら、スピーカ203で「バキューン」という銃声を響かせる。尚、このとき、図柄表示装置3の表示器4の右図柄表示領域9に表示される図柄が停止されると、その直後に、ロボット301の腕302は、4段のポジション302Aからホームポジション302に戻される。
また、「リーチB」においては、表示器4では、敵キャラクタとロボット301に同様の味方キャラクタとの格闘の映像が表示される。その一方で、ロボット301の腕302が、ホームポジション302Hから、1段のポジション302D、2段のポジション302C、3段のポジション302Bにまで段階的に移動・停止される。すなわち、ロボット301の腕302は、ホームポジション302Hから1段のポジション302Dにまで移動停止し、さらに、1段のポジション302から2段のポジション302Cに移動停止し、さらに、2段のポジション302Cから3段のポジション302Bに移動・停止する。そして、ロボット301の腕302が3段のポジション302Bで停止したら、スピーカ203で「バキューン」という銃声を響かせる。尚、このとき、図柄表示装置3の表示器4の右図柄表示領域9に表示される図柄が停止されると、その直後に、ロボット301の腕302は、3段のポジション302Bからホームポジション302に戻される。
また、「リーチC」においては、表示器4では、敵キャラクタとロボット301に同様の味方キャラクタとの銃撃戦の映像が表示される。その一方で、ロボット301の腕302が、ホームポジション302Hから、1段のポジション302D、2段のポジション302Cにまで段階的に移動・停止される。すなわち、ロボット301の腕302は、ホームポジション302Hから1段のポジション302Dにまで移動停止し、さらに、1段のポジション302から2段のポジション302Cに移動・停止する。そして、ロボット301の腕302が2段のポジション302Cで停止したら、スピーカ203で「バキューン」という銃声を響かせる。尚、このとき、図柄表示装置3の表示器4の右図柄表示領域9に表示される図柄が停止されると、その直後に、ロボット301の腕302は、2段のポジション302Cからホームポジション302に戻される。
また、「リーチD」においては、表示器4では、敵キャラクタとロボット301に同様の味方キャラクタとの格闘の映像が表示される。その一方で、ロボット301の腕302が、ホームポジション302Hから1段のポジション302Dにまで移動・停止される。そして、ロボット301の腕302が1段のポジション302Dで停止したら、スピーカ203で「バキューン」という銃声を響かせる。尚、このとき、図柄表示装置3の表示器4の右図柄表示領域9に表示される図柄が停止されると、その直後に、ロボット301の腕302は、1段のポジション302Dからホームポジション302に戻される。
次に、図2のS24の大当たり遊技処理について、図7のフローチャートに基づいて説明する。図7に示すように、図2のS24の大当たり遊技処理では、S131において、「大当たり遊技状態」の最中であるか否かを判断する。ここで、「大当たり遊技状態」の最中であると判断する場合には(S131:Yes)、S132に進んで、「大当たり遊技状態」の終了条件が成立するか否かを判断する。
ここで、「大当たり遊技状態」の終了条件について説明する。本実施の形態のパチンコ機1は、第1種のパチンコ機であり、「大当たり遊技状態」とは、例えば、大入賞口6に10個のパチンコ球が入賞するか、あるいは、所定時間が経過するまで、大入賞口6を開放させ、このとき、Vゾーン(図示しない)にパチンコ球が入賞すると次のラウンドに進み、最高で15ラウンドまで継続して進むことである。従って、「大当たり遊技状態」の終了条件とは、大入賞口6が開放中にVゾーン(図示しない)にパチンコ球が入賞しなかったこと、あるいは、15ラウンドまで消化したことである。
そして、「大当たり遊技状態」の終了条件が成立しないと判断する場合には(S132:No)、図2の割込プログラムに戻るが、「大当たり遊技状態」の終了条件が成立すると判断する場合には(S132:Yes)、S133に進んで、表示サブ基板30に終了画面表示命令を送信し、S134において、「大当たり遊技状態」を終了させた後に、S137に進む。このとき、表示サブ基板30は、終了画面表示命令を受信すると、「大当たり遊技状態」の最中に図柄表示装置3の表示器4に表示する表示内容を終了させる。そして、S137において、「大当たり図柄」が奇数であるか否かを判断する。具体的に言えば、現在の記憶領域E0に記憶された図柄カウンタの値が「1」や、「3」,「5」,「7」,「9」,「11」のいずれかであるか否かを判断する。ここで、現在の記憶領域E0に記憶された図柄カウンタの値が「1」や、「3」,「5」,「7」,「9」,「11」のいずれかであると判断する場合には(S137:Yes)、S138に進んで、図19のメイン制御用RAM23などに確保されたフラグに、確変状態を意味する「1」を代入した後、図2の割込プログラムに戻る。一方、現在の記憶領域E0に記憶された図柄カウンタの値が「1」や、「3」,「5」,「7」,「9」,「11」のいずれでもないと判断する場合には(S137:No)、S139に進んで、図19のメイン制御用RAM23などに確保されたフラグに、通常状態を意味する「0」を代入した後、図2の割込プログラムに戻る。
すなわち、ここで、確変状態とは、大当たりカウンタの値に対する大当たり値が、「7」,「50」,「100」,「150」,「200」,「250」の6個ある状態をいい(図5のS166)、遊技者側から見れば、「大当たり図柄」が、「1」「1」「1」,「3」「3」「3」,「5」「5」「5」,「7」「7」「7」,「9」「9」「9」,「11」「11」「11」のいずれかであるときに発生する。また、通常状態とは、大当たりカウンタの値に対する大当たり値が、「7」の1個のみの状態をいい(図5のS163)、遊技者側から見れば、「大当たり図柄」が、「2」「2」「2」,「4」「4」「4」,「6」「6」「6」,「8」「8」「8」,「10」「10」「10」,「12」「12」「12」のいずれかであるときに発生する。
尚、初期状態では、図19のメイン制御用RAM23などに確保されたフラグには、通常状態を意味する「0」が代入されている。
尚、初期状態では、図19のメイン制御用RAM23などに確保されたフラグには、通常状態を意味する「0」が代入されている。
一方、「大当たり遊技状態」の最中でないと判断する場合には(S131:No)、S135に進んで、「大当たり図柄」が図柄表示装置3の表示器4に表示されることにより大当たりを報知したか否か、すなわち、図柄の変動を停止させる命令を図19の表示サブ基板30に送信した直後か否かを判断している。ここで、図柄の変動を停止させる命令を図19の表示サブ基板30に送信した直後でないと判断する場合には(S135:No)、図2の割込プログラムに戻るが、図柄の変動を停止させる命令を図19の表示サブ基板30に送信した直後であると判断する場合には(S135:Yes)、S136に進んで、「大当たり遊技状態」を開始させた後に、図2の割込プログラムに戻る。
次に、図2のS25の大当たりカウンタの初期値変更処理について、図8のフローチャートに基づいて説明する。図8に示すように、図2のS25の大当たりカウンタの初期値変更処理では、S141において、大当たりカウンタが1周したか否かを判断している。ここで、大当たりカウンタが1周していないと判断する場合は(S141:No)、図2の割込プログラムに戻るが、大当たりカウンタが1周したと判断する場合は(S141:Yes)、S142に進んで、現在の初期値変更カウンタの値X1を取得する。そして、S143において、大当たりカウンタを値X1に設定し、S144に進んで、大当たりカウンタが値X1を初期値としてカウントアップできるようにした後に、図2の割込プログラムに戻る。
この点、大当たりカウンタは、図26に示すように、「1」〜「299」の範囲を「1」毎にカウントアップしていく円弧カウンタであることから、大当たりカウンタが1周したか否か(S141)は、大当たりカウンタの値が、初期値X1から「1」を引いた値であるか否かで判断される。
次に、図2のS26の賞球払出処理について、図9のフローチャートに基づいて説明する。図9に示すように、S151において、始動口5にパチンコ球が入賞したか否かを判断している。ここで、始動口5にパチンコ球が入賞したと判断する場合には(S151:Yes)、S152に進んで、賞球サブ基板50に、始動口5への入賞に対する賞品球数を払い出させる命令を出した後、図2の割込プログラムに戻る。このとき、賞球サブ基板50は、賞球払出装置62を介して、所定個数のパチンコ球を払い出す。一方、始動口5にパチンコ球が入賞していないと判断する場合には(S151:No)、S153に進んで、大入賞口6にパチンコ球が入賞したか否かを判断している。ここで、大入賞口6にパチンコ球が入賞していないと判断する場合は(S153:No)、図2の割込プログラムに戻るが、大入賞口6にパチンコ球が入賞したと判断する場合は(S153:Yes)、S154に進んで、賞球サブ基板50に、大入賞口6への入賞に対する賞品球数を払い出させる命令を出した後、図2の割込プログラムに戻る。このとき、賞球サブ基板50は、賞球払出装置62を介して、所定個数のパチンコ球を払い出す。
次に、図2のS27のハズレ図柄処理について、図24のフローチャートに基づいて説明する。図24に示すように、S171において、左図柄カウンタの値と中図柄カウンタの値が同じであるか否かを判断する。ここで、左図柄カウンタの値と中図柄カウンタの値が同じであると判断した場合には(S171:Yes)、S172に進んで、中図柄カウンタの値と右図柄カウンタの値が同じであるか否かを判断する。この点、左図柄カウンタと、中図柄カウンタ、右図柄カウンタは、図20に示すように、「1」〜「12」の範囲を「1」毎にカウントアップしていく円弧カウンタである。
そして、中図柄カウンタの値と右図柄カウンタの値が同じであると判断する場合には(S172:Yes)、図2の割込プログラムに戻るが、中図柄カウンタの値と右図柄カウンタの値が同じでないと判断する場合には(S172:No)、S173に進んで、左図柄カウンタの値と中図柄カウンタの値と右図柄カウンタの値の組合せを、「ハズレリーチ図柄」として、ハズレリーチ図柄用記憶領域に上書きした後、図2の割込プログラムに戻る。具体的に言えば、例えば、左図柄カウンタの値が「1」、中図柄カウンタの値が「1」、右図柄カウンタの値が「2」の場合は(S171:Yes,S172:No)、「1」「1」「2」を、「ハズレリーチ図柄」として、ハズレリーチ図柄用記憶領域に上書きするが(S173)、左図柄カウンタの値が「1」、中図柄カウンタの値が「1」、右図柄カウンタの値が「1」の場合は(S171:Yes,S172:Yes)、ハズレリーチ図柄用記憶領域に対して何もすることなく、図2の割込プログラムに戻る。
一方、左図柄カウンタの値と中図柄カウンタの値が同じでないと判断した場合には(S171:No)、S174に進んで、左図柄カウンタの値と中図柄カウンタの値と右図柄カウンタの値の組合せを、「完全ハズレ図柄」として、完全ハズレ図柄用記憶領域に上書きした後、図2の割込プログラムに戻る。具体的に言えば、例えば、左図柄カウンタの値が「0」、中図柄カウンタの値が「1」、右図柄カウンタの値が「2」の場合は(S171:No)、「0」「1」「2」を、「完全ハズレ図柄」として、完全ハズレ図柄用記憶領域に上書きする(S174)。
尚、ハズレリーチ図柄用記憶領域や完全ハズレ図柄用記憶領域は、図19のメイン制御用RAM23などに確保される。
尚、ハズレリーチ図柄用記憶領域や完全ハズレ図柄用記憶領域は、図19のメイン制御用RAM23などに確保される。
以上詳細に説明したように、本実施の形態のパチンコ機1では、図柄表示装置3の表示器4に表示する映像内容や、図柄表示装置3に付設されたロボット301の腕302の可動内容は、現在の記憶領域E0に記憶された大当たりカウンタの値が大当たり値である場合には(S69:Yes)、「8/20」の確率をもって(図10参照)、「リーチA」に定義されたものとなる。一方、現在の記憶領域E0に記憶された大当たりカウンタの値が大当たり値でない場合に(S69:No)、リーチカウンタの値がリーチ値であるときは(S73:Yes)、「1/20」の確率をもって(図10参照)、「リーチA」に定義されたものとなる。この点、「リーチA」とは、「リーチ状態」のときに表示器4に表示される映像内容の一つをいうのであり、さらに、「リーチ状態」のときにロボット301の腕302が、ホームポジション302Hから、1段のポジション302D、2段のポジション302C、3段のポジション302B、4段のポジション302Aにまで段階的に移動・停止し、図柄表示装置3の表示器4の右図柄表示領域9で変動表示中の図柄が停止した際にホームポジション302Hに戻る可動内容をいう。従って、遊技者側から見れば、ロボット301の腕302が、ホームポジション302Hから、1段のポジション302D、2段のポジション302C、3段のポジション302B、4段のポジション302Aにまで段階的に移動・停止されると、図柄表示装置3の表示器4の右図柄表示領域9に変動表示中の図柄が停止した際に、「8/(1+8)=8/9」の期待値をもって、「大当たり遊技状態」が開始されるとの期待を抱くことになる。
また、本実施の形態のパチンコ機1では、図柄表示装置3の表示器4に表示する映像内容や、図柄表示装置3に付設されたロボット301の腕302の可動内容は、現在の記憶領域E0に記憶された大当たりカウンタの値が大当たり値である場合には(S69:Yes)、「6/20」の確率をもって(図10参照)、「リーチB」に定義されたものとなる。一方、現在の記憶領域E0に記憶された大当たりカウンタの値が大当たり値でない場合に(S69:No)、リーチカウンタの値がリーチ値であるときは(S73:Yes)、「3/20」の確率をもって(図10参照)、「リーチB」に定義されたものとなる。この点、「リーチB」とは、「リーチ状態」のときに表示器4に表示される映像内容の一つをいうのであり、さらに、「リーチ状態」のときにロボット301の腕302が、ホームポジション302Hから、1段のポジション302D、2段のポジション302C、3段のポジション302Bにまで段階的に移動・停止し、図柄表示装置3の表示器4の右図柄表示領域9で変動表示中の図柄が停止した際にホームポジション302Hに戻る可動内容をいう。従って、遊技者側から見れば、ロボット301の腕302が、ホームポジション302Hから、1段のポジション302D、2段のポジション302C、3段のポジション302Bにまで段階的に移動・停止されると、図柄表示装置3の表示器4の右図柄表示領域9に変動表示中の図柄が停止した際に、「6/(3+6)=6/9」の期待値をもって、「大当たり遊技状態」が開始されるとの期待を抱くことになる。
また、本実施の形態のパチンコ機1では、図柄表示装置3の表示器4に表示する映像内容や、図柄表示装置3に付設されたロボット301の腕302の可動内容は、現在の記憶領域E0に記憶された大当たりカウンタの値が大当たり値である場合には(S69:Yes)、「4/20」の確率をもって(図10参照)、「リーチC」に定義されたものとなる。一方、現在の記憶領域E0に記憶された大当たりカウンタの値が大当たり値でない場合に(S69:No)、リーチカウンタの値がリーチ値であるときは(S73:Yes)、「5/20」の確率をもって(図10参照)、「リーチC」に定義されたものとなる。この点、「リーチC」とは、「リーチ状態」のときに表示器4に表示される映像内容の一つをいうのであり、さらに、「リーチ状態」のときにロボット301の腕302が、ホームポジション302Hから、1段のポジション302D、2段のポジション302Cにまで段階的に移動・停止し、図柄表示装置3の表示器4の右図柄表示領域9で変動表示中の図柄が停止した際にホームポジション302Hに戻る可動内容をいう。従って、遊技者側から見れば、ロボット301の腕302が、ホームポジション302Hから、1段のポジション302D、2段のポジション302Cにまで段階的に移動・停止されると、図柄表示装置3の表示器4の右図柄表示領域9に変動表示中の図柄が停止した際に、「4/(5+4)=4/9」の期待値をもって、「大当たり遊技状態」が開始されるとの期待を抱くことになる。
また、本実施の形態のパチンコ機1では、図柄表示装置3の表示器4に表示する映像内容や、図柄表示装置3に付設されたロボット301の腕302の可動内容は、現在の記憶領域E0に記憶された大当たりカウンタの値が大当たり値である場合には(S69:Yes)、「1/20」の確率をもって(図10参照)、「リーチD」に定義されたものとなる。一方、現在の記憶領域E0に記憶された大当たりカウンタの値が大当たり値でない場合に(S69:No)、リーチカウンタの値がリーチ値であるときは(S73:Yes)、「5/20」の確率をもって(図10参照)、「リーチD」に定義されたものとなる。この点、「リーチD」とは、「リーチ状態」のときに表示器4に表示される映像内容の一つをいうのであり、さらに、「リーチ状態」のときにロボット301の腕302が、ホームポジション302Hから1段のポジション302Dにまで移動・停止し、図柄表示装置3の表示器4の右図柄表示領域9で変動表示中の図柄が停止した際にホームポジション302Hに戻る可動内容をいう。従って、遊技者側から見れば、ロボット301の腕302が、ホームポジション302Hから、1段のポジション302Dにまで移動・停止されると、図柄表示装置3の表示器4の右図柄表示領域9に変動表示中の図柄が停止した際に、「1/(5+1)=1/6」の期待値をもって、「大当たり遊技状態」が開始されるとの期待を抱くことになる。
よって、遊技者側から見れば、図柄表示装置3の表示器4の左図柄表示領域7及び、中図柄表示領域8、右図柄表示領域9のそれぞれの図柄が変動して停止するまでの間において、ロボット301の腕302が動くことは、当該各図柄が変動・停止する一回の変動表示の時間内において「大当たり遊技状態」に移行するか否かの予告であると位置づけることができ、この点、ロボット301の腕302が、ホームポジション302Hから、1段のポジション302D、2段のポジション302C、3段のポジション302B、4段のポジション302Aのいずれにまで移動・停止するかは、当該予告の信頼度を表していると言える。よって、遊技者は、ロボット301の腕302が動いた最初の状況を見過ごしても、最終的に、ロボット301の腕302が到達したポジションさえ確認すれば、その予告の信頼度を認識することができる。
すなわち、本実施の形態のパチンコ機1では、「大当たり遊技状態」にまで発展する可能性を予告することを、図柄表示装置3の表示器4の左図柄表示領域7及び、中図柄表示領域8、右図柄表示領域9での各図柄が変動・停止する一回の変動表示の時間内におけるロボット301の腕302の一連の動きによって行っているので、ロボット301の腕302の動作を介して、その予告を確実に遊技者に認識させることができる。このとき、ロボット301の腕302は、図柄表示装置3の表示器4の右図柄表示領域9に表示される図柄が停止された直後に、ホームポジション302に戻されるので、図柄表示装置3の表示器4の右図柄表示領域9の図柄が停止表示されるまで遊技者に期待感を持たせることができる。
また、本実施の形態のパチンコ機1では、サブ制御基板30をもって、図柄表示装置3の表示器4の左図柄表示領域7及び、中図柄表示領域8、右図柄表示領域9での各図柄の変動表示と、ロボット301の腕302の可動内容を制御するので、図柄表示装置3の表示器4の左図柄表示領域7及び、中図柄表示領域8、右図柄表示領域9での各図柄の変動表示と、ロボット301の腕302の可動内容の間において、ノイズによる齟齬を防止することができる。この点は、スピーカ203の出力内容についても、同様である。従って、メイン基板20に負担をかけることなく、ロボット301の腕302を動作させたり、スピーカ203を出力させたりすることができる。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、本実施の形態のパチンコ機1では、「リーチA」においては、ロボット301の腕302が、ホームポジション302Hから、1段のポジション302D、2段のポジション302C、3段のポジション302B、4段のポジション302Aにまで段階的に移動・停止されていたが、ロボット301の腕302を、ホームポジション302Hから4段のポジション302Aにまで連続的に移動・停止させてもよい。この点は、「リーチB」や、「リーチC」、「リーチD」においても同様である。
例えば、本実施の形態のパチンコ機1では、「リーチA」においては、ロボット301の腕302が、ホームポジション302Hから、1段のポジション302D、2段のポジション302C、3段のポジション302B、4段のポジション302Aにまで段階的に移動・停止されていたが、ロボット301の腕302を、ホームポジション302Hから4段のポジション302Aにまで連続的に移動・停止させてもよい。この点は、「リーチB」や、「リーチC」、「リーチD」においても同様である。
本発明は、所定条件を満たした際に特典が付与される遊技機に適用し得る。
1 パチンコ機
4 表示器
5 始動口
6 大入賞口
7 左図柄表示領域
8 中図柄表示領域
9 右図柄表示領域
20 メイン制御基板
30 サブ制御基板
301 ロボット
302 ロボットの腕
302A 1段のポジション
302B 2段のポジション
302C 3段のポジション
302D 4段のポジション
302E ホームポジション
303 可動物モータ
304 可動物位置センサ
D1〜D4 1組のカウンタの値
E0〜E4 記憶領域
4 表示器
5 始動口
6 大入賞口
7 左図柄表示領域
8 中図柄表示領域
9 右図柄表示領域
20 メイン制御基板
30 サブ制御基板
301 ロボット
302 ロボットの腕
302A 1段のポジション
302B 2段のポジション
302C 3段のポジション
302D 4段のポジション
302E ホームポジション
303 可動物モータ
304 可動物位置センサ
D1〜D4 1組のカウンタの値
E0〜E4 記憶領域
Claims (3)
- 始動口にパチンコ球が入賞したことを契機として複数の図柄を変動させた後に停止させる変動表示を行う図柄表示手段と、前記図柄表示手段にて変動表示された前記複数の図柄が所定の組合せである場合には特典として大当たり遊技状態に発展させる特典付与手段と、を有するパチンコ機において、
可動物と、
前記可動物を多段階で移動・停止させた後にホームポジションに戻る動作を前記複数の図柄が行う一つの変動表示の時間内で完結させる可動物駆動手段と、を備え、
前記可動物の一連の動きによって、当該複数の図柄の変動表示が大当たり遊技状態にまで発展する可能性を予告すること、を特徴とするパチンコ機。 - 請求項1に記載するパチンコ機であって、
前記可動物が最終的に移動・停止した位置で前記予告の信頼度を表したこと、を特徴とするパチンコ機。 - 請求項1又は請求項2に記載するパチンコ機であって、
前記図柄表示手段を制御する図柄制御基板を備え、
前記図柄制御基板で前記可動物駆動手段をも制御すること、を特徴とするパチンコ機。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2003-12-10 JP JP2003411515A patent/JP2005168708A/ja active Pending
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