JP2005168533A - 浄化方法および浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 通風回路中にストリーマ放電が発生している放電領域8を形成し、この放電領域において酸化力の高いラジカルやイオンを形成し、前記通風回路の下手側に放出する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、浄化しようとする空気が流れている場合にも高い浄化効果を期待でき、部屋の窓に施されたカーテンなどに付いた雑菌の殺菌や脱臭などの効果を期待できる浄化方法と浄化装置を提供することを目的とする。
(実施の形態1)
図1は本発明の(実施の形態1)の浄化装置をセパレート型空気調和機に適用した場合を示している。
浄化ユニット1は、タンク5に溜められた水9に基端部が浸された放電電極2と、針状の放電電極2の先端とは空隙を隔てて対向した平板状の対向電極3と、対向電極3と放電電極2の間に高電圧を印加する高電圧印加装置4とで構成されている。
高電圧印加装置4としては、例えば倍電圧回路にIGBT(Inslated Gate Bipolar Transistor)などのスイッチング手段によって高周波数の電圧で、かつ所望のパルス波形を生成し、これを高圧トランスで昇圧するように構成されている。さらに詳しくは、前記複数組の各放電電極2に接続されたプラス電極41と対向電極3に接続されたマイナス電極42との間に、パルス波形の歪んだ高電圧を印加して前記放電電極2と対向電極3との間にストリーマ放電の放電領域8を発生させ得るように構成されている。
放電電極2と対向電極3との間に形成されたストリーマ放電の発生機構は、放電電極2から放出される電子の前方で中性分子の電離が起こって電子がなだれのように放出され、これが次の新しい電子なだれを起こすというように、電子なだれが次々と起こって合体していくことにより高速に進行するものであり、放電電流の大部分は電子によるものである。
(Oラジカルやイオン)+H2O → 2(OHラジカルやイオン)
(Oラジカルやイオン)+H2O → H2O2ラジカルやイオン
の反応がおこり、放電領域8の下流に、OHラジカルやイオン、H2O2ラジカルやイオン等、酸化力の高いラジカルやイオン11を豊富に生成することができる。この生成されたOHラジカルやイオン11は、酸化力が高く、微生物の外壁やタンパク質が破壊することができ、放電領域8における微生物の殺滅,不活化が促進されるとともに、処理済み空気流6Aに伴われて浄化ユニット1から放出され、室内側熱交換器Eを通過して室内7に放出されるので、この放出された室内7を殺菌、脱臭、有害物質除去することができ、浄化できる。すなわち、室内の壁面やカーテン等の付着した臭気、ウイルス、かびなどの、脱臭や除菌をも行うことができる。
効率よく前記ストリーマ放電を発生させるためには、放電電極2と対向電極3との間隙の大きさによっても異なるが、この間隙が約10mmである時には約7kV以上、間隙が約8mmである時には約6kV以上、間隙が約5mmである時には約4kV以上のパルス波形の歪んだ高電圧が必要である。
パルス幅については、放電領域8でより多量の電子を高速飛散させること、また電圧印加時間を短縮して人体に有害なオゾンの発生を低減すること、また火花放電を抑制するなどの観点から、できるだけ小さいパルス幅が望ましいが、約5μsec以下の数マイクロ秒以下のパルス幅の高電圧とすることで、好ましい浄化効果が得られる。
(第1例)
図5は高電圧印加装置4から発生する正弦波や振動波形であるパルス波形の(第1例)を示している。
(第2例)
図6は高電圧印加装置4から発生するパルス波形の(第2例)を示している。
(第3例)
図7は高電圧印加装置4から発生するパルス波形の(第3例)を示している。
(第4例)
図8は高電圧印加装置4から発生するパルス波形の(第4例)を示している。
図9は高電圧印加装置4から発生するパルス波形の(第5例)を示している。
図8に示した(第4例)のパルス波形では、正のパルス波形であったが、この(第5例)では負のパルス波形である点だけが異なっている。
B 室外機
D1,D2 冷媒配管
E 室内側熱交換器
F 送風ファン
J 空気流の流れ方向
1 浄化ユニット
2 放電電極
3 対向電極
4 高電圧印加装置
5 タンク
6 空気流
7 室内(浄化対象の空間)
8 放電領域
9 水
Claims (2)
- 浄化対象の空間の空気が流れる通風回路中にストリーマ放電が発生している放電領域を形成し、
OH基を含む液体に前記放電領域においてストリーマ放電を作用させてラジカルやイオン等を含んだ粒子を生成し、
この放電領域に浄化対象を通過させて浄化するとともに、ラジカルやイオン等を含んだ前記粒子を前記通風回路の下手側に放出して前記浄化対象の空間を浄化する
浄化方法。 - 通風回路中にストリーマ放電が発生している放電領域を形成する浄化ユニットを有し、この放電領域に浄化対象を通過させて浄化する浄化装置であって、
前記浄化ユニットは、高電圧が印加されてストリーマ放電が発生している電極間の少なくとも一方の電極に、OH基を含む液体を供給する液体供給手段を有し、
OH基を含む液体が前記ストリーマ放電に遭遇して発生したラジカルやイオンを含んだ粒子を前記通風回路の下手側に放出するように構成した
浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003408361A JP2005168533A (ja) | 2003-12-08 | 2003-12-08 | 浄化方法および浄化装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003408361A JP2005168533A (ja) | 2003-12-08 | 2003-12-08 | 浄化方法および浄化装置 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009109204A Division JP2009216379A (ja) | 2009-04-28 | 2009-04-28 | セパレート型空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005168533A true JP2005168533A (ja) | 2005-06-30 |
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ID=34730076
Family Applications (1)
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JP2003408361A Pending JP2005168533A (ja) | 2003-12-08 | 2003-12-08 | 浄化方法および浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009045341A (ja) * | 2007-08-22 | 2009-03-05 | Daikin Ind Ltd | ストリーマ放電装置及び空気処理装置 |
JP2009285529A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Clean Technology Co Ltd | プラズマ処理装置 |
JP2011018624A (ja) * | 2009-07-10 | 2011-01-27 | Nippon Ceramic Co Ltd | イオン発生装置 |
JP2012021763A (ja) * | 2011-08-22 | 2012-02-02 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機 |
CN107101316A (zh) * | 2017-05-12 | 2017-08-29 | 成都市容德建筑劳务有限公司 | 一种自动净化空气的建筑通风系统 |
-
2003
- 2003-12-08 JP JP2003408361A patent/JP2005168533A/ja active Pending
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