JP2005167158A - 太陽電池セルおよび太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池セルおよび太陽電池モジュール Download PDF

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【課題】モジュール化された際の直列抵抗が低減される太陽電池セルを提供すること。
【解決手段】太陽電池セルは、光電変換層と、光電変換層の表面に形成された受光面電極と、光電変換層の裏面に形成された裏面電極と、裏面電極に接合されたインターコネクタと、裏面電極をインターコネクタの上から覆う導電性シートとを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、太陽電池セルおよび太陽電池モジュールに関し、詳しくは、モジュール化された際に直列抵抗の低減に寄与する太陽電池セルの構造に関する。
この発明に関連する従来技術としては、複数の太陽電池セルを直列、並列あるいは直並列に接続した太陽電池マトリックスを透明樹脂またはシートに封じてなる太陽電池モジュールにおいて、前記太陽電池セルにアクリル樹脂板のような保護板を貼り付け、太陽電池モジュール組立工程中に生ずる各セルの割れを防止したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭61−108178号公報
一般に太陽電池モジュールの分野では、各太陽電池セルの受光面電極および裏面電極や、隣接する太陽電池セルを接続するインターコネクタに低抵抗材料を用いることにより、直列抵抗を低く抑える試みがなされている。
最も単純な方法としては、インターコネクタの断面積を大きくすることにより、直列抵抗の低減を図る方法が挙げられる。
しかしながら、インターコネクタの断面積を大きくした場合、シャドーロスが大きくなり太陽電池セルの光電変換特性に悪影響を及ぼしかねない。
また、太陽電池セルに接続したときの応力が大きくなりセルの反りや割れにも繋がりかねない。
さらには、インターコネクタを受光面電極や裏面電極に接続する際の作業性も悪化しかねない。
インターコネクタの幅や厚みは、これらの様々な要素の兼ね合いにより決定されるため、現実的には、単にインターコネクタの断面積を大きくすることにより直列抵抗の低減を図ることは難しい状況にある。
また、近年の太陽電池セルは生産効率などの観点から、大面積化がすすみ、それに伴って太陽電池セルおよび太陽電池モジュールから発生する電流値も増大している。
このため、モジュール化された際の直列抵抗による電力損失は相対的に大きくなっている状況にある。
この発明は以上のような事情を考慮してなされたものであり、モジュール化された際の直列抵抗が低減される太陽電池セルを提供するものである。
この発明は、光電変換層と、光電変換層の表面に形成された受光面電極と、光電変換層の裏面に形成された裏面電極と、裏面電極に接合されたインターコネクタと、裏面電極をインターコネクタの上から覆う導電性シートとを備える太陽電池セルを提供するものである。
この発明によれば、裏面電極がインターコネクタの上から導電性シートにより覆われるので、裏面電極とインターコネクタの厚さを増大させたのと同様の効果が得られ、モジュール化された際の直列抵抗が低減される。
また、導電性シートは、柔軟で屈曲性に富むため作業性が良く、さらには、太陽電池セルに与える応力も最小限で済み、太陽電池セルの反りや割れに繋がることもない。
この発明による太陽電池セルは、光電変換層と、光電変換層の表面に形成された受光面電極と、光電変換層の裏面に形成された裏面電極と、裏面電極に接合されたインターコネクタと、裏面電極をインターコネクタの上から覆う導電性シートとを備えることを特徴とする。
この発明による太陽電池セルにおいて、光電変換層としては、例えば、厚さが200〜400μm程度のp型またはn型シリコン基板に、n型またはp型の不純物が拡散されてpn接合層が形成されたものを用いることができる。
また、受光面電極としては、例えば、光電変換層の表面に銀粉末やアルミニウム粉末などの金属粉末を含む金属ペーストをスクリーン印刷法などの方法により櫛型に印刷し、焼成して形成されたものを用いることができる。
また、裏面電極としては、例えば、光電変換層の裏面のほぼ全面に銀粉末やアルミニウム粉末などの金属粉末を含む金属ペーストをスクリーン印刷法などの方法により印刷し、焼成して形成されたものを用いることができる。
また、インターコネクタとしては、例えば、銅やアルミニウムなどの導電性金属からなる細長い薄板状のものを用いることができる。
また、この発明による太陽電池セルにおいて、導電性シートは、金属箔からなっていてもよい。
この場合、金属箔は銅箔、銀箔およびアルミニウム箔のいずれか1つからなっていてもよい。また、その厚さは10〜50μmであってもよい。
また、この発明による太陽電池セルにおいて、導電性シートは、はんだ、導電性ペーストおよび粘着テープのいずれか1つによりインターコネクタに部分的に固定されてもよい。
また、この発明による太陽電池セルにおいて、導電性シートは、はんだ、導電性ペーストおよび粘着テープのいずれか1つにより裏面電極に部分的に固定されてもよい。
また、この発明による太陽電池セルにおいて、光電変換層の裏面はその外縁と裏面電極の外縁との間に区画された露出部を有し、導電性シートは粘着テープによって前記露出部に部分的に固定されてもよい。
これらの構成によれば、導電性シートによって裏面電極を覆う際に、導電性シートをインターコネクタ、裏面電極または光電変換層の裏面の露出部に部分的に固定するのみで済むため、導電性シートの全面を太陽電池セルに対して固定する場合と比較して作業性が非常に良好なものとなる。なお固定箇所は少なくとも1箇所あればよく、望ましくは2箇所以上である。
なお、部分的に固定された状態は、いわば仮止めされた状態であり、仮にこのままの状態で使用されれば、導電性シートのうち太陽電池セルに対して固定されていない部分がめくれ上がる恐れもある。
しかし、太陽電池セルは、実際には単体で使用されることは稀で、太陽電池セルの完成後、モジュール化工程に移され、透光性の封入部材に封入されるのが一般的である。
部分的に固定された状態であっても、一旦、封入部材に封入されてしまえば、導電性シートが裏面電極からめくれ上がる恐れは皆無である。
別の見方をすれば、導電性シートの全面を太陽電池セルの裏面に固定(接合)することは、後でモジュール化される場合には非常に無駄な作業であるとも言える。
上記構成は、導電性シートが後のモジュール化工程までに太陽電池セルの裏面から外れなければそれで十分であるという発想の転換の下になされたもので、太陽電池セルに対する導電性シートの固定箇所を必要最小限に留めることにより、非常に簡便で良好な作業性を達成しつつ、モジュール化された際の直列抵抗の低減を図るものである。
また、この発明による太陽電池セルにおいて、導電性シートは光電変換層の裏面とほぼ同一の寸法を有していてもよい。
導電性シートの寸法は、直列抵抗を下げるという観点から、なるべく大きい方がよいが、太陽電池セルの寸法よりも大きくなると、太陽電池セルからはみ出した部分が受光面側と接触してリークが起きたり、意匠上もよくないので太陽電池セルと同形状、同面積以上とはしない。
また、この発明による太陽電池セルにおいて、導電性シートは切り込み部および開口部のいずれか1つを有していてもよい。
このような構成によれば、後のモジュール化工程において、導電性シートに形成された切り込み部または開口部が空気抜きの役割を果すようになる。
このため、裏面電極およびインターコネクタと導電性シートとの間に気泡が入ったまま封入部材に封入されることが防止され、裏面電極およびインターコネクタと導電性シートとの密着性が向上する。
また、この発明は別の観点からみると、平面状に並べられ互いに電気的に接続された複数の太陽電池セルと、これらの太陽電池セルを封入する透光性の封入部材とを備え、各太陽電池セルは上述のこの発明による太陽電池セルである太陽電池モジュールを提供するものでもある。
以下にこの発明の実施例について図面に基づいて詳細に説明する。
太陽電池セル
この発明の実施例1による太陽電池セルについて図1および図2に基づいて説明する。図1は実施例1による太陽電池セルの側面図、図2は図1に示される太陽電池セルの底面図である。
図1および図2に示されるように、実施例1による太陽電池セル10は、光電変換層11と、光電変換層11の表面に形成された受光面電極12と、光電変換層12の裏面に形成された裏面電極13と、裏面電極13に接合されたインターコネクタ14と、裏面電極13をインターコネクタ14の上から覆う銅箔(導電性シート)15とを備えている。
なお、裏面電極13は、光電変換層11の裏面側のほぼ全面に形成された裏面アルミ電極13aと、裏面アルミ電極13aの開口部に形成された裏面銀電極13bとから構成され、インターコネクタ14は裏面銀電極13bに接続されている。また、光電変換層11の表面には反射防止膜18が形成されている。
銅箔15は厚さが17μmで、はんだ16によりインターコネクタ14に部分的に固定される。また、銅箔15は、後のモジュール化工程で裏面アルミ電極13aおよびインターコネクタ14に対する密着性を高めるための十字状の切り込み部17を有している。
なお、図示しないが、はんだの代わりに導電性ペーストや両面テープが用いられてもよい。また、切り込み部の代わりに開口部が形成されてもよい。
太陽電池セルの製造
上述の実施例1による太陽電池セルの製造方法について図3に基づいて説明する。
まず、図3(a)に示されるように、厚さ200〜400μm程度のp型の半導体基板にn型の不純物を拡散させて光電変換層11を形成する。
次に、図3(b)に示されるように、SiNxやSiOxなどからなる反射防止膜18を形成する。
次に、図3(c)に示されるように、光電変換層11の裏面側のほぼ全面にアルミニウム粉末を含む金属ペーストをスクリーン印刷法で印刷し、焼成して裏面アルミ電極13aを形成する。さらに、銀粉末を含む金属ペーストをスクリーン印刷法で印刷し、光電変換層11の裏面側にインターコネクタ14接続用の裏面銀電極13bを、受光面側に櫛型電極12を焼成して形成する。
次に、図3(d)に示されるように、裏面銀電極13bにインターコネクタ14をはんだ付けする。
次に、図3(e)に示されるように、裏面アルミ電極13aおよびインターコネクタ14上に銅箔15を重ね、重ねられた銅箔15をインターコネクタ14に部分的に固定し、図1および図2に示される太陽電池セル10を完成させる。
なお、図2に示されるように、インターコネクタ14に対する銅箔15の固定は、インターコネクタ14と接する2箇所に予めはんだを付着させておいた銅箔15を、裏面アルミ電極13aおよびインターコネクタ14上に重ね、前記はんだ付着箇所を加熱してインターコネクタ14に部分的にはんだ付けすることにより行われる。はんだ付けを行う箇所は、図2に示されるようにインターコネクタ14の一部で十分である。
太陽電池モジュールの製造
実施例1による太陽電池セルを用いる太陽電池モジュールの製造方法について図4に基づいて説明する。
まず、図4(a)に示されるように、上述の太陽電池セル作製工程を経て作製された太陽電池セル10を互いに隣接するように並べ、隣接する太陽電池セル10のうち一方のインターコネクタ14を他方の受光面電極12にはんだ付けして直列接続し、太陽電池ストリング26を作製する。
なお、上記工程ではインターコネクタ14が接続された太陽電池セル10以外に、インターコネクタ14の代わりに電力取り出し用の外部端子21が接続された太陽電池セル10aも併せて用いる。
外部端子21が接続された太陽電池セル10aは、太陽電池ストリング26の一端に配置される。
太陽電池ストリング26の一端に配置された太陽電池セル10aは、他の太陽電池セル10と同様に銅箔15を備え、この銅箔15は裏面アルミ電極13aを外部端子21の上から覆っている。
次に、図4(b)に示されるように、太陽電池ストリング26の他端に位置する太陽電池セル10の受光面電極12に外部端子21をはんだ付けする。
次に、図4(c)に示されるように、太陽電池ストリング26をEVAからなる透光性の封入部材22により封入する。このとき受光面側にガラス板23を、裏面側に耐候性裏面フィルム24を同時に取り付ける。
EVAにより封入する際、銅箔15に形成されていた切り込み部17(図2参照)が気泡抜きの役割を果すため、銅箔15と裏面アルミ電極13aおよびインターコネクタ14との間に気泡が残ることはなく、銅箔15は裏面アルミ電極13aおよびインターコネクタ14に密着した状態で封入部材22により封入される。
その後、図4(d)に示されるように、周囲にアルミニウムからなる枠材25を取り付けて太陽電池モジュール20を完成させる。
比較例
実施例1に対する比較例としての太陽電池セルについて図10および図11に基づいて説明する。
図10および図11に示されるように、比較例による太陽電池セル50は、裏面アルミ電極53aを覆う銅箔を備えない点のみが実施例1と異なり、その他の構成は実施例1による太陽電池セル10(図1および図2参照)と同じである。
実施例1と比較例の比較
実施例1による太陽電池セル10(図1および図2参照)と比較例による太陽電池セル50(図10および図11参照)とを比較するために、実施例1と比較例の太陽電池セル10,50から1セルモジュール(図示せず)をそれぞれ作製し、セル状態からモジュール状態への特性変化を比較する。
なお、1セルモジュールとは、1枚の太陽電池セルから構成されるモジュールのことで、太陽電池セルが1枚である点を除いて図4(d)に示される太陽電池モジュール20と同様の構成を有している。
まず、実施例1と比較例による太陽電池セル10,50の諸特性をそれぞれ測定するが、モジュール状態とされた際の銅箔15の効果を明らかにするために、実施例1の太陽電池セル10については、銅箔15を取り付ける前に諸特性を測定する。なお、測定は実施例1および比較例ともに9枚の太陽電池セル10,50に対して行い、測定した各項目について平均値を算出する。
セル状態の諸特性を測定した後、実施例1の太陽電池セル10には裏面電極13を覆う銅箔15が取り付けられ、9台の1セルモジュールとされる。一方、比較例の太陽電池セル50は諸特性を測定した後、そのまま9台の1セルモジュールとされる。
実施例1および比較例ともに、1セルモジュールとされた後、セル状態で測定したのと同様の項目についてそれぞれ測定し、測定した各項目について9台の平均値を算出する。その後、各測定項目ついてセル状態での測定値に対する変化率(モジュール状態/セル状態)を算出する。結果を以下の表1に示す。
Figure 2005167158
なお、表1において、Iscは短絡電流、Vocは開放電圧、F.Fは曲線因子、Pmは最大電力である。
表1に示されるように、モジュール状態のIscについては、実施例1および比較例ともにセル状態に対して1割り近く増大している。これは、モジュールの裏面フィルムに高反射の白色バックフィルムを使用したことと、1セルモジュールとしたことから、白色バックフィルムの露出面積がセル面積に対して大きくなったことにより見かけ上の照度が高い状態になったためである。
また、F.Fはモジュール状態とすることにより大きく低下しているが、これは外部端子が接続されたことによる直列抵抗増化等の影響である。
次に、比較例による1セルモジュール変化率に対する実施例1による1セルモジュール変化率の各測定項目の変化率(実施例1モジュール変化率/比較例モジュール変化率)を以下の表2に示す。なお、変化率は、比較例による1セルモジュールの各項目の測定値を1として算出している。
Figure 2005167158
表2に示されるように、IscおよびVocについては、実施例1、比較例ともにセル状態からモジュール状態への特性変化率に違いは見られない。
しかしながら、実施例1のように裏面電極を銅箔で覆うことにより、モジュール状態での直列抵抗が低減され、銅箔を使用していない比較例に対してF.FとPmがそれぞれ1.2%向上している。
この発明の実施例2による太陽電池セルについて図5および図6に基づいて説明する。図5は実施例2による太陽電池セルの側面図、図6は図5に示される太陽電池セルの底面図である。
図5および図6に示されるように、実施例2による太陽電池セル30は、実施例1による太陽電池セル10(図1および図2参照)のように、銅箔15をインターコネクタ14に部分的にはんだ付けするのではなく、銅箔35を裏面アルミ電極33aの外縁と光電変換層31の裏面の露出部31aに粘着テープ36で部分的に固定している点が実施例1と異なっている。その他の構成は実施例1による太陽電池セル10と同じである。
実施例1と実施例2の比較
実施例1による太陽電池セル10を用いて作製された1セルモジュール(図示せず)に対する比較のために、実施例2による太陽電池セル30についても、銅箔35を取り付ける前に、Isc、Voc、F.FおよびPmの各特性について測定する。
その後、銅箔35を取り付けて1セルモジュール(図示せず)を作製し、セル状態で測定したのと同様の項目について測定し、セル状態に対する変化率を算出する。
図7は、実施例2による1セルモジュールの変化率を、実施例1による上述の9台の1セルモジュールの変化率範囲と比較したグラフ図である。
図7に示されるように、実施例2による1セルモジュールのIsc変化率(A1)、Voc変化率(A2)、F.F変化率(A3)およびPm変化率(A4)は、実施例1による9台の1セルモジュールのIsc変化率範囲(B1)、Voc変化率範囲(B2)、F.F変化率範囲(B3)およびPm変化率範囲(B4)にそれぞれ収まっている。このことから、銅箔15,35の固定手段や固定位置がセル状態からモジュール状態への変化率に影響を及ぼさないことが分かる。
換言すれば、実施例2のように、銅箔35を粘着テープ36で光電変換層31の裏面の一部に簡便に固定しておくだけでも、実施例1と同様に直列抵抗を低減する効果が得られる。
この発明の実施例3による太陽電池セルについて図8および図9に基づいて説明する。図8は実施例3による太陽電池セルの側面図、図9は図8に示される太陽電池セルの底面図である。
図8および図9に示されるように、実施例3による太陽電池セル40は、実施例1による太陽電池セル10(図1および図2参照)のように、銅箔15をインターコネクタ14に部分的にはんだ付けするのではなく、銅箔45を裏面アルミ電極43aに部分的に導電性ペースト46で固定している点が実施例1と異なっている。その他の構成は実施例1による太陽電池セルと同じである。
なお、図示しないが、導電性ペースト46の代わりに両面テープが用いられてもよい。
この発明の実施例1による太陽電池セルの側面図である。 図1に示される太陽電池セルの底面図である。 実施例1による太陽電池セルの製造工程を示す工程図である。 実施例1による太陽電池モジュールの製造工程を示す工程図である。 この発明の実施例2による太陽電池セルの側面図である。 図5に示される太陽電池セルの底面図である。 実施例1による太陽電池セルと実施例2による太陽電池セルのセル状態からモジュール状態への特性変化率を比較するグラフ図である。 この発明の実施例3による太陽電池セルの側面図である。 図8に示される太陽電池セルの底面図である。 比較例による太陽電池セルの側面図である。 図10に示される太陽電池セルの底面図である。
符号の説明
10,10a,30,40,50・・・太陽電池セル
11,31・・・光電変換層
12・・・受光面電極
13・・・裏面電極
13a,33a,43a,53a・・・裏面アルミ電極
13b・・・裏面銀電極
14・・・インターコネクタ
15,35,45・・・銅箔
16・・・はんだ
17・・・切り込み部
18・・・反射防止膜
20・・・太陽電池モジュール
22・・・封入部材
23・・・ガラス板
24・・・裏面フィルム
25・・・枠材
26・・・太陽電池ストリング
31a・・・露出部
36・・・粘着テープ
46・・・導電性ペースト

Claims (8)

  1. 光電変換層と、光電変換層の表面に形成された受光面電極と、光電変換層の裏面に形成された裏面電極と、裏面電極に接合されたインターコネクタと、裏面電極をインターコネクタの上から覆う導電性シートとを備える太陽電池セル。
  2. 導電性シートは、はんだ、導電性ペーストおよび粘着テープのいずれか1つによりインターコネクタに部分的に固定される請求項1に記載の太陽電池セル。
  3. 導電性シートは、はんだ、導電性ペーストおよび粘着テープのいずれか1つにより裏面電極に部分的に固定される請求項1に記載の太陽電池セル。
  4. 光電変換層の裏面はその外縁と裏面電極の外縁との間に区画された露出部を有し、導電性シートは粘着テープによって前記露出部に部分的に固定される請求項1に記載の太陽電池セル。
  5. 導電性シートは切り込み部および開口部のいずれか1つを有する請求項1〜4のいずれか1つに記載の太陽電池セル。
  6. 導電性シートは金属箔からなる請求項1〜5のいずれか1つに記載の太陽電池セル。
  7. 金属箔は銅箔、銀箔およびアルミニウム箔のいずれか1つからなる請求項6に記載の太陽電池セル。
  8. 平面状に並べられ互いに電気的に接続された複数の太陽電池セルと、これらの太陽電池セルを封入する透光性の封入部材とを備え、各太陽電池セルは請求項1〜7のいずれか1つに記載の太陽電池セルである太陽電池モジュール。
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