JP2005165122A - 障害物検知装置を備えたプロジェクタと障害物検知方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】障害物がスクリーンとプロジェクタの間のどの位置にあっても確実に障害物の存在を検出できる障害物検知装置を備えたプロジェクタを提供する。
【解決手段】投影装置20からスクリーン70に投影されるテストパターンの映像の縦方向の長さを複数の同じ長さとなるように、素因数に分解したとき互いの素因数が一致しない分割数で分割する、複数の水平線が設けられている第1のテストパターンと第2のテストパターンの両方を用いてテストパターンをスクリーン70に投射し、プロジェクタ10の筐体前面の投射レンズ21の垂直上方に設けられた受光レンズ31を経由して固体撮像素子32で受光した2種類のテストパターンの撮像画像を撮像画像解析部33で解析して障害物の有無を検知する。
【選択図】図1

Description

本発明はプロジェクタに関し、特に障害物検知装置を備えたプロジェクタと障害物検知方法に関する。
液晶技術やDLP(登録商標)(デジタルライトプロセッシング)技術の急速な進展に伴うプロジェクタの小型化・高性能化により、映像投射を目的とするプロジェクタの用途も拡大し、家庭内でのディスプレイ型テレビに代わる大型の表示装置としても注目され、また投射画面の大型化も進んでいる。
投射距離が伸び投射画面が大きくなるとプロジェクタとスクリーンとの間の投射範囲に人間などの障害物が入り込むことが生ずる。投射中に障害物が入った場合は画面に障害物の影が生ずるので除くことが容易であるが、投射前に障害物が存在する場合は気がつかずに投射を行ってしまうことが生ずる。この場合に障害物が人間で顔がプロジェクタ側を向いていた場合にプロジェクタからの投射光が直接目に入るおそれがあり、最近のプロジェクタの高輝度化に伴ってその場合に目に障害を与えるといった問題が大きくなっている。
投射範囲内の障害物を避けて投射するプロジェクタとしては、例えばレンズ覗き見防止用などとして投射レンズの近傍に超音波センサなどに代表される障害物検出器を設けることが一般的であった(特許文献1参照)。しかし、人がスクリーンの近くに立つなどプロジェクタから離れている場合には、比較的検出距離の短い障害物検知器の検出範囲外に出てしまって検出ができなくなり、人間に向けて投射してしまうことが生ずる。
実開平3−94888号公報
人がスクリーンの近くに立つなどプロジェクタから離れている場合にも、障害物として検知できる方法として、プロジェクタの投射レンズからスクリーンに対し複数の水平線をテストパターンとして投射し、プロジェクタの筐体面に投射レンズから垂直方向に離れて設けられた受光部を経由してスクリーンのテストパターンの映像を固体撮像素子で撮像し、撮像した画像を処理してテストパターンの変化により障害物を検知する方法が開発されている。
図6は、従来例における、プロジェクタとスクリーンの関係と、テストパターンの撮像画像の模式図であり、(a)はプロジェクタとスクリーンの関係を示す模式図、(b)は障害物のない状態、(c)は障害物がスクリーン近くにある場合、(d)は障害物が特定の位置にある場合である。
障害物のない場合は図6(b)のように、テストパターン61の複数の水平線62はすべて連続した直線として撮像されている。障害物80cが図6(a)にしめされるような位置にあり、かつ受光面が光を反射する平面である場合は、固体撮像素子32の受光レンズ31が投射レンズ21から垂直方向に離れて設けられているので、固体撮像素子32の撮像画面では、障害物80c上のテストパターン61の水平線64の位置は同じテストパターン61のスクリーン70上の水平線62の位置よりも下側に表示される。従って固体撮像素子32の撮像画面を解析してテストパターン61の水平線62の連続性を検証すれば障害物80の有無が判別できる。障害物80の受光面が光を吸収する面であったり平面でかったりする場合には障害物上のテストパターンは直線ではなく輝度も変化するが、スクリーン70上のテストパターン61の水平線62の連続性は失われるので障害物80の存在が判別できる。
しかし、障害物80が図6(a)に示される障害物80dのような特定の位置にあり、かつ受光面が光を反射する平面である場合は、固体撮像素子32の受光レンズ31が投射レンズ21から垂直方向に離れて設けられているので、固体撮像素子32の撮像画面では、障害物80d上のテストパターン63の水平線64の位置は同じ水平線64のスクリーン70上の水平線62の位置よりも下側に表示されるが、この特定の障害物の位置ではテストパターン61の下側の水平線62のスクリーン70上の位置と一致する。従って固体撮像素子32の撮像画面を解析してテストパターン61の水平線62の連続性を確認しても、図6(d)に示すように水平線62の連続性が多くの部分で維持されており障害物が判別されない場合がある。
本発明の目的は、障害物がスクリーンとプロジェクタの間のどの位置にあっても確実に障害物の存在を検出できる障害物検知装置を備えたプロジェクタと障害物検知方法を提供することにある。
本発明の障害物検知装置を備えたプロジェクタは、
投射レンズを介してスクリーンに映像を投射する投影装置と、投射レンズとスクリーンとの間に存在する障害物を検知する障害物検知装置とを備えたプロジェクタである。投影装置は、映像の縦方向の長さを複数の同じ長さとなるように分割する複数の水平線が設けられている2種類のテストパターンであって、それぞれの分割数は素因数に分解したとき互いの素因数が一致しない2種類のテストパターンを形成して順にスクリーン上に投射するテストパターン形成投射手段を有し、障害物検知装置は、プロジェクタの筐体前面の投射レンズの垂直上方に設けられた受光レンズと、スクリーン上に投射されたテストパターンの映像を受光レンズを経由して受光する固体撮像素子と、その固体撮像素子のテストパターンの撮像画像から障害物の有無を検知する撮像画像解析部と、を備えることを特徴とする。
撮像画像解析部は、固体撮像素子のテストパターンの撮像画像の2種類のテストパターンの水平線を解析し、いずれにも中断した水平線がない場合に障害物がないと判定する撮像画像解析部であってもよい。
2種類のテストパターンは、第1のテストパターンが映像の縦方向の長さを5本の水平線で6個の同じ長さに分割され、第2のテストパターンが映像の縦方向の長さを6本の水平線で7個の同じ長さに分割されていてもよく、撮像画像解析部は、障害物があると判定された時には障害物情報を出力する障害物情報出力手段を有してもよく、テストパターン形成投射手段は、テストパターンを不可視光で出射可能なテストパターン形成投射手段であり、障害物検知装置は不可視光を検知できる障害物検知装置であってもよい。
本発明の障害物検知方法は、
投射レンズを介してスクリーンに映像を投射する投影装置と、投射レンズとスクリーンとの間に存在する障害物を検知する障害物検知装置とを備え、その障害物検知装置は、プロジェクタの筐体前面の投射レンズの垂直上方に設けられた受光レンズと、スクリーン上のテストパターンの映像を受光レンズを経由して受光する固体撮像素子と、その固体撮像素子のテストパターンの撮像画像から障害物の有無を検知する撮像画像解析部とを備えたプロジェクタにおける障害物検知方法である。投影装置は、映像の縦方向の長さを複数の同じ長さとなるように分割する水平線が複数設けられている2種類のテストパターンであって、それぞれの分割数は素因数に分解したとき互いの素因数が一致しない2種類のテストパターンを順にスクリーンに投射し、テストパターンの映像を固体撮像素子で受光し、撮像画像解析部で固体撮像素子で撮影した撮像画像の2種類のテストパターンの水平線を解析し、いずれにも中断した水平線がない場合に障害物がないと判定することを特徴とする。
本発明の障害物検知装置を備えたプロジェクタは、障害物がスクリーンとプロジェクタの間のどの位置にあっても確実に障害物の存在を検出できるという効果がある。
これは、投影される映像の縦方向の長さを複数の同じ長さとなるように、素因数に分解したとき互いの素因数が一致しない分割数で分割する、複数の水平線が設けられている第1のテストパターンと第2のテストパターンの両方を用いてテストパターンをスクリーンに投射し、プロジェクタの筐体前面の投射レンズの垂直上方に設けられた受光レンズを経由して固体撮像素子で受光した2種類のテストパターンの撮像画像を撮像画像解析部で解析して障害物の有無を検知するからである。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の障害物検知装置を備えたプロジェクタの模式的ブロック構成図である。
図1に示されるように、プロジェクタ10は、投射レンズ21と表示部22とを有し複数の水平線からなるテストパターンが投射可能な投影装置20と、表示部22の映像を制御する画像制御部23と、テストパターン形成投射部24と、障害物検知装置30と、全体の動作を制御する中央処理装置60とを備え、障害物検知装置30は、プロジェクタ10の筐体前面の投射レンズ21の垂直上方に設けられた受光レンズ31と、スクリーン70上のテストパターンの映像を受光レンズ31を経由して受光する固体撮像素子32と、固体撮像素子32のテストパターンの撮像画像から障害物の有無を検知する撮像画像解析部33とを備える。
障害物の検知は、画像制御部23の制御により表示部22よりテストパターン形成投射部24で形成された複数の水平直線よりなる2種類のテストパターンを投射レンズ21を経由してスクリーン70に順に投射し、スクリーン70のテストパターンの映像を受光レンズ31を経由して固体撮像素子32で撮影し、撮像画像を撮像画像解析部33で解析することによって行われ、撮像画像解析部33では撮像画像からテストパターンの水平線の連続性を検証し、水平線が連続していない場合は障害物がプロジェクタ10とスクリーン70の間にあるものとして必要な情報を出力する。
テストパターンには第1のテストパターンと第2のテストパターンとが設けられており、いずれも投影される映像の縦方向の長さを複数の同じ長さとなるように分割する水平線が複数設けられていて、第1のテストパターンと第2のテストパターンの分割数は異なっており、それぞれの分割数は素因数に分解したとき互いの素因数が一致しないように選択されている。
この実施の形態では、第1のテストパターンは5本の水平線で6分割され、第2のテストパターンは6本の水平線で7分割されている。6の素因数は2と3であり、7の素因数は7であり、互いに異なっている。これによってスクリーン70とプロジェクタ10との間にある障害物の位置がどこであってもスクリーン70の水平線と障害物の水平線とが両方のテストパターンで共に撮像画像上で一致することが避けられ、障害物が必ず検知される。素因数に分解したとき互いの素因数が一致しない分割数であれば本実施の形態の分割数に限定されない。
図2は、障害物がない場合のプロジェクタとスクリーンの関係と、テストパターンの撮像画像の模式図であり、(a)はプロジェクタとスクリーンの関係を示す模式図、(b)は第1のテストパターンの撮像画像、(c)は第2のテストパターンの撮像画像である。
図2ではプロジェクタとスクリーンとの間に障害物がないので、図2(b)、図2(c)に示すように第1のテストパターン51a、第2のテストパターン51bの撮像画像のどちらでも水平線52a、52bは連続しており、障害物がないことを示している。
図3は、障害物が第1の特定位置にある場合のプロジェクタとスクリーンの関係と、テストパターンの撮像画像の模式図であり、(a)はプロジェクタとスクリーンの関係を示す模式図、(b)は第1のテストパターンの撮像画像、(c)は第2のテストパターンの撮像画像である。
図3ではプロジェクタ10とスクリーン70との間の第1の特定位置に障害物80があるので、図3(b)に示すように、第1のテストパターン51aの撮像画像では障害物80上の水平線54aはスクリーン70上の一つ下の水平線52aと一致しており、撮像画像の分析から障害物80の存在を認識することは難しい。しかし次の第2のテストパターン51bの撮像画像では、図3(c)に示すように障害物80上の水平線54bはスクリーン70上の一つ下の水平線52bとは一致しておらず、水平線52bは中断しており撮像画像の分析から障害物80の存在を認識することができる。
図4は、障害物が第2の特定位置にある場合のプロジェクタとスクリーンの関係と、テストパターンの撮像画像の模式図であり、(a)はプロジェクタとスクリーンの関係を示す模式図、(b)は第1のテストパターンの撮像画像、(c)は第2のテストパターンの撮像画像である。
図4ではプロジェクタ10とスクリーン70との間の第2の特定位置に障害物80があるので、図4(b)に示すように、障害物80上の水平線54aはスクリーン70上の一つ下の水平線52aとは一致しておらず、水平線52aは中断しており撮像画像の分析から障害物80の存在を認識することができる。第2のテストパターン51bの撮像画像では図4(c)に示すように障害物80上の水平線54bはスクリーン70上の一つ下の水平線52bと一致しており、撮像画像の分析から障害物80の存在を認識することは難しい。しかし既に第1のテストパターン51aで障害物80の存在が認識されているので問題はない。
ここで、テストパターンを投射する投射光は遠赤外線などの不可視光であってもよく、この場合はスクリーンにテストパターンが表示されることなく障害物の検知ができ、映像の投射中でも映像に関係なく障害物の検知ができる。
次に、本発明の実施の形態の障害物検知装置を備えたプロジェクタの障害物検知方法について説明する。図5は本発明の実施の形態の障害物検知装置を備えたプロジェクタの障害物検知方法のフローチャートである。
テストパターン形成投射部24では映像の縦方向の長さを複数の同じ長さとなるように分割する水平線が複数設けられている2種類のテストパターンであって、それぞれの分割数は素因数に分解したとき互いの素因数が一致しない2種類のテストパターンの形成が可能であり、処理を開始すると、障害物検知を行わないのであればステップS8に進み(S1N)、障害物検知を行うのであれば(S1Y)、テストパターン形成投射部24で第1のテストパターンを形成し、スクリーン70に投射する(S2)。スクリーン70のテストパターンの映像を固体撮像素子32で撮像し撮像画像を撮像画像解析部33解析し(S3)、水平線の連続性が維持されているかを確認し(S4)、維持されていない場合はステップS9に進み(S4N)、維持されている場合は(S4Y)、テストパターン形成投射部24で第2のテストパターンを形成し、スクリーン70に投射する(S5)。スクリーン70のテストパターンの映像を固体撮像素子32で撮像し撮像画像を撮像画像解析部33で解析し(S6)、水平線の連続性が維持されているかを確認し(S7)、維持されていない場合はステップS9に進み(S7N)、維持されている場合は(S7Y)、映像を投影するのであれば(S8Y)、映像を投影し(S10)、映像を投影しないのであれば(S8N)、処理を終了する。ステップS9では障害物情報を出力して、処理を終了する。
このように、投影される映像の縦方向の長さを複数の同じ長さとなるように、素因数に分解したとき互いの素因数が一致しない分割数で分割する、複数の水平線が設けられている第1のテストパターンと第2のテストパターンの両方を用いて撮像画像の分析を行うので、本発明の障害物検知装置を備えたプロジェクタは障害物がスクリーンとプロジェクタの間のどの位置にあっても確実に障害物の存在を検出できる。
本発明の実施の形態の障害物検知装置を備えたプロジェクタの模式的ブロック構成図である。 障害物がない場合のプロジェクタとスクリーンの関係と、テストパターンの撮像画像の模式図である。(a)はプロジェクタとスクリーンの関係を示す模式図である。(b)は第1のテストパターンの撮像画像である。(c)は第2のテストパターンの撮像画像である。 障害物が第1の特定位置にある場合のプロジェクタとスクリーンの関係と、テストパターンの撮像画像の模式図である。(a)はプロジェクタとスクリーンの関係を示す模式図である。(b)は第1のテストパターンの撮像画像である。(c)は第2のテストパターンの撮像画像である。 障害物が第2の特定位置にある場合のプロジェクタとスクリーンの関係と、テストパターンの撮像画像の模式図である。(a)はプロジェクタとスクリーンの関係を示す模式図である。(b)は第1のテストパターンの撮像画像である。(c)は第2のテストパターンの撮像画像である。 本発明の実施の形態の障害物検知装置を備えたプロジェクタの障害物検知方法のフローチャートである。 従来例における、プロジェクタとスクリーンの関係と、テストパターンの撮像画像の模式図である。(a)はプロジェクタとスクリーンの関係を示す模式図である。(b)は障害物のない状態である。(c)は障害物がスクリーン近くにある場合である。(d)は障害物が特定の位置にある場合である。
符号の説明
10 プロジェクタ
20 投影装置
21 投射レンズ
22 表示部
23 画像制御部
24 テストパターン形成投射部
27 投射光軸
30 障害物検知装置
31 受光レンズ
32 固体撮像素子
33 撮像画像解析部
51a 第1のテストパターン
51b 第2のテストパターン
52a、52b、62 水平線
53a、53b、63 障害物のテストパターン
54a、54b、64 障害物の水平線
60 中央処理装置
61 テストパターン
70 スクリーン
80、80c、80d 障害物
S1〜S10 ステップ




Claims (6)

  1. 投射レンズを介してスクリーンに映像を投射する投影装置と、前記投射レンズと前記スクリーンとの間に存在する障害物を検知する障害物検知装置とを備えたプロジェクタにおいて、
    前記投影装置は、映像の縦方向の長さを複数の同じ長さとなるように分割する複数の水平線が設けられている2種類のテストパターンであって、それぞれの分割数は素因数に分解したとき互いの素因数が一致しない2種類のテストパターンを形成して順に前記スクリーン上に投射するテストパターン形成投射手段を有し、
    前記障害物検知装置は、
    プロジェクタの筐体前面の前記投射レンズの垂直上方に設けられた受光レンズと、
    前記スクリーン上に投射された前記テストパターンの映像を前記受光レンズを経由して受光する固体撮像素子と、
    該固体撮像素子の前記テストパターンの撮像画像から前記障害物の有無を検知する撮像画像解析部と、を備えることを特徴とする障害物検知装置を備えたプロジェクタ。
  2. 前記撮像画像解析部は、前記固体撮像素子の前記テストパターンの撮像画像の前記2種類のテストパターンの前記水平線を解析し、いずれにも中断した水平線がない場合に前記障害物がないと判定する撮像画像解析部である、請求項1に記載の障害物検知装置を備えたプロジェクタ。
  3. 前記2種類のテストパターンは、第1のテストパターンは映像の縦方向の長さが5本の水平線で6個の同じ長さに分割され、第2のテストパターンは映像の縦方向の長さが6本の水平線で7個の同じ長さに分割されている、請求項1または請求項2に記載の障害物検知装置を備えたプロジェクタ。
  4. 前記撮像画像解析部は、前記障害物があると判定された時には障害物情報を出力する障害物情報出力手段を有する、請求項1からは請求項3のいずれか1項に記載の障害物検知装置を備えたプロジェクタ。
  5. 前記テストパターン形成投射手段は、テストパターンを不可視光で出射可能なテストパターン形成投射手段であり、前記障害物検知装置は不可視光を検知できる障害物検知装置である、請求項1からは請求項4のいずれか1項に記載の障害物検知装置を備えたプロジェクタ。
  6. 投射レンズを介してスクリーンに映像を投射する投影装置と、前記投射レンズと前記スクリーンとの間に存在する障害物を検知する障害物検知装置とを備え、該障害物検知装置は、プロジェクタの筐体前面の前記投射レンズの垂直上方に設けられた受光レンズと、前記スクリーン上の前記テストパターンの映像を前記受光レンズを経由して受光する固体撮像素子と、該固体撮像素子の前記テストパターンの撮像画像から前記障害物の有無を検知する撮像画像解析部とを備えたプロジェクタにおける障害物検知方法であって、
    前記投影装置は、映像の縦方向の長さを複数の同じ長さとなるように分割する水平線が複数設けられている2種類のテストパターンであって、それぞれの分割数は素因数に分解したとき互いの素因数が一致しない2種類のテストパターンを順にスクリーンに投射し、
    前記テストパターンの映像を前記固体撮像素子で受光し、
    前記撮像画像解析部で前記固体撮像素子で撮影した撮像画像の前記2種類のテストパターンの前記水平線を解析し、いずれにも中断した水平線がない場合に前記障害物がないと判定することを特徴とする障害物検知方法。
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