JP2005164724A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】JAM処理や画像形成部の交換といったユーザ操作性を改善し、特に、色ずれや画像濃度などを検知、補正するための光学検知手段等の転写体作用手段を備え、それを破損せずに、容易にプロセスカートリッジや転写体の着脱ができ、メンテナンスの操作性を向上させた画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置を開口することで画像形成装置内部を露出する開閉部材61を有し、開閉部材61を開くことで転写体31と画像形成部2が離間して、複数の画像形成部2が外部に露出する画像形成装置において、転写体ユニット3は開閉部材61に装着され、複数の画像形成部2を一体化して保持する画像形成部保持部材200が、開閉部材61の開閉動作と連動して移動し、転写体3に作用する転写体作用手段4は、揺動可能に保持され、開閉部材61の開閉動作と連動して揺動する。
【選択図】図1
【解決手段】画像形成装置を開口することで画像形成装置内部を露出する開閉部材61を有し、開閉部材61を開くことで転写体31と画像形成部2が離間して、複数の画像形成部2が外部に露出する画像形成装置において、転写体ユニット3は開閉部材61に装着され、複数の画像形成部2を一体化して保持する画像形成部保持部材200が、開閉部材61の開閉動作と連動して移動し、転写体3に作用する転写体作用手段4は、揺動可能に保持され、開閉部材61の開閉動作と連動して揺動する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子写真方式又は静電記録方式を用いる画像形成装置に関し、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関するものである。
図7に、電子写真プロセスを利用した従来のカラー画像形成装置の一例、本例ではカラーレーザプリンタを概略的に示す(例えば、特許文献1参照)。
このカラーレーザプリンタは、イエロー2Y、マゼンタ2M、シアン2C、及びブラック2Bkの4つの画像形成部となるプロセスカートリッジ2を備えており、この各プロセスカートリッジ2内の像担持体であるドラム状の電子写真感光体(感光ドラム)21上に形成された現像剤像(トナー像)を、一旦第2の像担持体である中間転写体31に連続的に多重転写し、フルカラープリント画像を得る4連ドラム方式(インライン)プリンタである。
このとき、プロセスカートリッジ2を鉛直方向に積み上げる構成に配置すると、設置面積を少なくすることができ、オフィスの省スペース化のメリットが大きく、カラーレーザプリンタのパーソナル化を計る上でも有効な手段である。
又、中間転写体31は無端ベルト状であり、それを支持して回転させる複数の支持ローラ32、33、34と、それらに作用する部材と共に、転写ユニット3として一体化しており、プリンタの開閉部材(開閉カバー)61側に取り付けられている。よって、開閉部材である開閉カバー61を開け、更に転写ユニット3を開放することで、プロセスカートリッジ2にアクセス可能となり、プロセスカートリッジ2の着脱、装着が行えるようになっている。
一方、カラー画像形成装置において、画質の観点より、中間転写体31に位置決めされた、中間転写体31に作用する転写体作用手段としての不図示の色ずれ検知手段、画像濃度検知手段により中間転写体31上の像の色ずれ、画像濃度を検知、補正する機構も発明されている。
しかしながら、このようにプロセスカートリッジ2が鉛直方向に複数個に積み重なっていると、操作上プロセスカートリッジ2の着脱、装着操作が行いにくいといった問題があった。
特に、図8(a)、(b)に示すような、開閉カバー61の下方に回動中心であるヒンジ61a等を用いた、下開き構成になっている装置において、下方側のプロセスカートリッジ2の脱着、特に下方に備えられたカートリッジ2Yの脱着、装着操作は、手前側に転写ユニット3が存在するため困難であった。
図8(a)、(b)に示す画像形成装置では、開閉カバー61と中間転写体31がそれぞれに装置本体から分離するための回動中心61a、31aを有しており、まず、図8(a)に示すようにカバー61だけ、下部の回動中心61aより90°回動して開き、その後に図8(b)に示すように、転写ユニット3を下部31aを回動中心として、同様に90°回動してカバー61の上に重ねる。このような構成では、開閉カバー61を開いた後、更に転写ユニット3を開放してはじめてJAM処理やプロセスカートリッジの交換が可能となる。
又、更に、転写体作用手段として、中間転写体31に位置決めされている、色ずれ検知手段や画像濃度検知手段のような精密さが要求される手段が備えられている場合は、転写ユニット3の回動動作や着脱の際に、それらを破損させる虞があり、プロセスカートリッジ2を着脱するための困難が大きくなった。
特開平8‐160839号公報
本発明の目的は、画像形成装置本体の取り付け位置から脱着可能な転写体や複数の画像形成部(プロセスカートリッジ)を有し、JAM処理やプロセスカートリッジの交換といったユーザ操作性を改善するための構成を有し、特に、例えば転写体上に形成した現像剤像の色ずれや画像濃度などを検知、補正するための光学検知手段のような、転写体に作用する転写体作用手段を備え、転写体作用手段を破損せずに、容易にプロセスカートリッジや転写体の着脱ができ、メンテナンスの操作性を向上させた画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、像担持体及び該像担持体表面に現像剤像を形成する画像形成手段を含み、一方向に並べて配置された複数の画像形成部と、第1の体勢にて該複数の画像形成部に表面が対向して移動する転写体を含む転写体ユニットと、を有し、前記複数の画像形成部から、前記現像剤像を、前記転写体か又は該転写体上に担持された転写材に、重ねて転写する画像形成装置であって、
更に、画像形成装置を開口することで画像形成装置内部を露出する開閉部材を有し、該開閉部材を開くことで前記第1の体勢において対向していた前記転写体と前記画像形成部が離間して第2の体勢へと変化し、前記複数の画像形成部が外部に露出する画像形成装置において、
前記転写体ユニットは、前記開閉部材に装着され、
更に、前記複数の画像形成部を前記第1の体勢における配列状態で一体化して保持する画像形成部保持部材を有し、該画像形成部保持部材が、前記開閉部材の開閉動作と連動して移動し、
更に、前記転写体に作用する転写体作用手段を有し、該転写体作用手段は、揺動可能に保持され、前記開閉部材の開閉動作と連動して揺動することを特徴とする画像形成装置を提供する。
更に、画像形成装置を開口することで画像形成装置内部を露出する開閉部材を有し、該開閉部材を開くことで前記第1の体勢において対向していた前記転写体と前記画像形成部が離間して第2の体勢へと変化し、前記複数の画像形成部が外部に露出する画像形成装置において、
前記転写体ユニットは、前記開閉部材に装着され、
更に、前記複数の画像形成部を前記第1の体勢における配列状態で一体化して保持する画像形成部保持部材を有し、該画像形成部保持部材が、前記開閉部材の開閉動作と連動して移動し、
更に、前記転写体に作用する転写体作用手段を有し、該転写体作用手段は、揺動可能に保持され、前記開閉部材の開閉動作と連動して揺動することを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明の一実施態様によると、前記複数の画像形成部は前記第1の体勢において鉛直方向に配列され、
前記開閉部材は下端に回動中心を有し回動することによって開閉動作がなされて画像形成装置側面を開口し、
前記第2の体勢にて、前記画像形成部保持部材は、前記画像形成部露出部を斜め上方に向けるように保持し、前記転写体ユニットは、前記画像形成部に重ならないように引き出された状態であり、
前記転写体作用手段は、前記第1の体勢にて前記転写体に対向し、前記第2の体勢にて前記転写体ユニット又は前記画像形成部保持部材の移動軌跡から退避する。
前記開閉部材は下端に回動中心を有し回動することによって開閉動作がなされて画像形成装置側面を開口し、
前記第2の体勢にて、前記画像形成部保持部材は、前記画像形成部露出部を斜め上方に向けるように保持し、前記転写体ユニットは、前記画像形成部に重ならないように引き出された状態であり、
前記転写体作用手段は、前記第1の体勢にて前記転写体に対向し、前記第2の体勢にて前記転写体ユニット又は前記画像形成部保持部材の移動軌跡から退避する。
本発明の他の実施態様によると、前記転写体作用手段は、前記転写体表面に形成された現像剤像の色ずれを検知する色ずれ検知手段か、又は、前記転写体表面に形成された現像剤像の現像剤量を検知する画像濃度検知手段か、又は、前記転写体表面に光を照射して、該光の反射光量を検知する光学検知手段である。
本発明の画像形成装置は、像担持体及び像担持体表面に現像剤像を形成する画像形成手段を含み、一方向に並べて配置された複数の画像形成部と、第1の体勢にて複数の画像形成部に表面が対向して移動する転写体を含む転写体ユニットと、を有し、複数の画像形成部から、現像剤像を、転写体か又は該転写体上に担持された転写材に、重ねて転写する画像形成装置であって、更に、画像形成装置を開口することで画像形成装置内部を露出する開閉部材を有し、開閉部材を開くことで第1の体勢において対向していた転写体と画像形成部が離間して第2の体勢へと変化し、複数の画像形成部が外部に露出する画像形成装置において、(A)転写体ユニットは、開閉部材に装着され、(B)更に、複数の画像形成部を前記第1の体勢における配列状態で一体化して保持する画像形成部保持部材を有し、画像形成部保持部材が、開閉部材の開閉動作と連動して移動し、(C)更に、転写体に作用する転写体作用手段を有し、転写体作用手段は、揺動可能に保持され、開閉部材の開閉動作と連動して揺動するので、色ずれや画像濃度を検知し補正する光学検知手段等の、転写体に作用する転写体作用手段等を破損することなく、プロセスカートリッジや転写体である中間転写体等の着脱が容易になり、JAM処理やプロセスカートリッジの交換といったユーザ操作性を改善することが可能となる。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
図6は、本発明に係る画像形成装置の一形態である本実施例のレーザプリンタの全体構成説明図であり、装置の動作時の様子を表す図である。この画像形成装置も、従来例である図7、図8を用いて説明したものと同様に、複数の画像形成部(プロセスステーション)を構成するプロセスカートリッジ2(2Y、2M、2C、2Bk)が鉛直方向上下に配置され、且つ、転写体として中間転写体31を備えた転写体ユニット3が側面に設けられた開閉部材(開閉カバー)61と一体化しており、開閉カバー61を開くと転写ユニット3も移動可能となり、プロセスカートリッジ2が露出する構成をとる。
図6は、本発明に係る画像形成装置の一形態である本実施例のレーザプリンタの全体構成説明図であり、装置の動作時の様子を表す図である。この画像形成装置も、従来例である図7、図8を用いて説明したものと同様に、複数の画像形成部(プロセスステーション)を構成するプロセスカートリッジ2(2Y、2M、2C、2Bk)が鉛直方向上下に配置され、且つ、転写体として中間転写体31を備えた転写体ユニット3が側面に設けられた開閉部材(開閉カバー)61と一体化しており、開閉カバー61を開くと転写ユニット3も移動可能となり、プロセスカートリッジ2が露出する構成をとる。
まず、カラーレーザプリンタの全体構成について、図6を参照して概略説明する。
カラーレーザプリンタは図6に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)各色毎に、一定速度で回転するドラム状の電子写真感光体である感光ドラム21(21Y、21M、21C、21Bk)を有し、その感光ドラム21表面にそれぞれの色の現像剤にて現像剤像(トナー像)を形成する画像得形成部(プロセスステーション)をそれぞれ構成している。そして、各プロセスステーションは、それぞれ色毎にプロセスカートリッジ2(2Y、2M、2C、2Bk)として、感光ドラム21とそれに作用する画像形成手段が一体化されている。このプロセスカートリッジ2はプリンタ本体に対して着脱自在に支持され、感光ドラム21の寿命に合わせて容易にユニット交換可能であるよう構成されている。
そして各プロセスカートリッジ2にて感光ドラム21表面に形成されたトナー像は、中間転写体31に重ねて転写され、ここで4色が重なったカラー画像となる。多重転写されたカラー画像(トナー像)を保持し給送部から給送された転写材Pに更に転写する中間転写体31は、それを巻架するローラ32、33、34と、これらを支持する不図示の部材等と、にて転写ユニット3を構成する。
カラー画像を転写された転写材Pは、定着手段50へ搬送され、カラー画像を転写材Pに定着し、排出ローラ群53、54、55によって装置上面の排出トレイ56上へ排出される。
上記画像形成装置の各部の構成について順次詳細に説明する。尚、以下に説明する画像形成装置の構成部品の寸法、材質、形状、及びその相対位置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
像担持体:本実施例に係わる感光ドラム21(21Y、21M、21C、21Bk)は、アルミシリンダの外側に有機光導電体層を塗布して構成され、プロセスカートリッジ2の枠体に回転自在に支持された、ドラム状の電子写真感光体即ち感光ドラムである。そして、図示後方の一方端に備えられた不図示の駆動モータの駆動力が伝達されることにより、表面が、画像形成工程に従ってそれぞれの画像形成動作がなされる画像形成手段を通過するように、図示反時計回りに回転する。プロセスカートリッジ2において、感光ドラム21は、現像容器としてのプロセスカートリッジ2枠体と一体的に構成されている。
帯電手段:帯電手段23(23Y、23M、23C、23Bk)は、ローラ帯電方法を採用した帯電ローラである。感光ドラム2の周面に設けられ、画像形成工程のうち、帯電ローラにより印加電圧を感光ドラム21の表面に一様に帯電させる帯電工程を実施するものである。
潜像形成手段(露光手段):本実施例は電子写真方式を採用した構成であり、潜像形成は、帯電工程にて一様帯電された感光ドラム21表面を露光することによってなされる。感光ドラム21への露光は、露光手段であるスキャナ部1(1Y、1M、1C、1Bk)によって行われる。スキャナ部1の画像信号が不図示のレーザダイオードに与えられると、このレーザダイオードは画像信号に対応する画像光12(12Y、12M、12C、12Bk)をポリゴンミラー13(13Y、13M、13C、13Bk)へ照射する。このポリゴンミラー13はスキャナモータ14(14Y、14M、14C、14Bk)によって高速回転し、ポリゴンミラー13で反射した画像光12が、一定速度で回転する感光ドラム21の表面を各色の画像信号に基づいて選択的に露光し、その結果、感光ドラム21表面に静電潜像を形成する。
現像手段:本実施例が各プロセスカートリッジ2の枠体が、現像手段を構成する現像剤を収容する現像容器を兼ねている。現像手段は、上記静電潜像を可視像化するための、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの現像剤(トナー)をそれぞれ収容する、各色現像を可能とする4個のプロセスカートリッジ2として構成される。4色の各プロセスカートリッジ2は、感光ドラム21に対向する現像剤担持体としての現像スリ−ブ22(22Y、22M、22C、22Bk)を有し、スリーブ22は、プロセスカートリッジ2内のトナーを汲み上げ、その周面にトナーを担持し回転しながら、トナー担持面の一部を感光ドラム21に対向し接触する位置に配置され、感光ドラム21表面に形成された静電潜像に各色のトナーを搬送し、各色トナーによる可視像(トナー像)を形成する。
転写ユニット3:第一の像担持体としての感光ドラム21からトナー像が転写される第二の像担持地としての中間転写体31は、本実施例では、周長約620mmのシームレス樹脂ベルトで形成された無端のベルト状部材である中間転写ベルト31であり、駆動ローラ32、二次転写対向ローラを兼ねた従動ローラ33、テンションローラ34、の3軸で張架され、ベルト31とその張架ローラ32、33、34とが一体化されて、転写ユニット3を構成している。転写ユニット3は、テンションローラ34の両端がばね(不図示)で荷重されて、中間転写ベルト31の周長が本体内の温湿度や経時変化により変化しても、変化量を吸収できる構成になっている。転写ユニット3において、中間転写体31の内側で、プロセスカートリッジ2の対向位置に一次転写手段である一次転写ローラ35(35Y、35M、35C、35Bk)が各色のプロセスカートリッジ2毎に配置されている。
中間転写体31は、カラー画像形成動作時には各プロセスカートリッジ2にて可視化された感光ドラム21上のトナー像を多重転写するため、感光ドラム21の外周速度と同期して図示時計回りに回転する。感光ドラム21表面のトナー像が担持された部分は、中間転写体31を挟んで一次転写ローラ35の対向位置に移動し、電圧を印加された一次転写ローラ35との接点である一次転写部T(TY、TM、TC、TBk)で中間転写体31上に多重転写(一次転写)される。
ここで、鉛直方向に並べて配置されたプロセスカートリッジ2の共通の対向面となる、各一次転写部Tが配置された中間転写ベルト31の、駆動ローラ32と従動ローラ33との間に張架された部分に形成される面をベルト対向面Xとする。
多重転写を受けた中間転写体31表面は、二次転写部T2において、電圧を印加された二次転写手段である二次転写ローラ71によって転写材Pを挟持搬送することにより、転写材Pに中間転写体31上の一次転写によって形成された各色トナー像(カラー画像)を一括転写(二次転写)する。
本実施例では、中間転写体31の内側の片側縁部全周には、ゴムで形成されたガイドリブ(不図示)が接着剤により貼り付けられている。そして、従動ローラ33の片側端部には勾配を持ち、樹脂で形成したフランジ(不図示)が配置されていて、ガイドリブ(不図示)とフランジ(不図示)で中間転写体31の走行方向と直行する方向の動き(以下「寄り」という。)を規制している。
転写ユニット3において、中間転写体31は画像形成装置本体に対して、駆動ローラ32を支点とし支持され、駆動ローラ32の図示後方の一方端に図示しない駆動モータの駆動力を伝達することにより、中間転写体31を画像形成動作に応じて図示時計回りに回転させるようにしている。
給紙部:給紙部は画像形成部へ転写材Pを給送するものであり、複数枚の転写材Pを収納したカセット7と給紙ローラ72、分離パッド73、給紙ガイド(ガイド板)74、レジストローラ対75から主に構成される。画像形成時には給紙ローラ72が画像形成動作に応じて駆動回転し、カセット7内の転写材Pを一枚ずつ分離給送すると共に、ガイド板74によってガイドしてレジストローラ75に至る。画像形成動作中にレジストローラ75は、転写材Pを静止待機させる非回転の動作と転写材Pを中間転写体31と二次転写ローラ71との対向部である二次転写部T2に向けて搬送する回転の動作とを所定のシーケンスで行い、次工程である転写工程時の画像と転写材Pとの位置合わせを行う。
二次転写部:中間転写体31から転写材Pへの転写が行われる二次転写部T2は、二次転写時工程に中間転写体31と対向し、それ以外は中間転写体31との対向部から離間可能な、移動可能な転写ローラ71にて構成される。転写ローラ71は、金属軸を中抵抗発泡弾性体で巻いて構成されており、図示略上下方向に移動可能で且つ駆動を有す。転写材Pに二次転写工程にてカラー像を転写するタイミングに合わせて、転写ローラ71は図示しないカム部材により上方の位置、即ち転写材Pを介して転写ユニット3に所定の圧で押しつけられる。この時、同時に転写ローラ71にはバイアスが印加され、中間転写体31上のトナー像は転写材Pに転写される。ここで、中間転写体31と転写ローラ71とは夫々駆動されているため、両者に挟まれた状態の転写材Pは転写工程が行われると同時に、図示左方向に所定の速度で搬送され、搬送ベルト76により次工程である定着手段50にむけて搬送される。
定着手段:定着手段50は、上記現像手段により形成されたトナー像を中間転写体31を介して転写材P上に形成したトナー像を定着させる定着工程がなされる部分であり、転写材Pに熱を加えるためのセラミックヒータ51aを内蔵しているフィルムガイドユニット51と転写材Pをフィルムガイドユニット51に圧接させるための加圧ローラ52とから構成される。即ちトナー像を保持した転写材Pは、フィルムガイドユニット51と加圧ローラ52とにより搬送されると共に熱及び圧力を加えられることによりトナー像が転写材Pに定着される。
画像形成動作:上記に説明した画像形成手段から、構成された装置によって所望の通常画像を形成する場合の通常画像形成工程における画像形成動作について説明する。帯電工程から一次転写工程までは、各プロセスカートリッジ2においてそれぞれの色毎に別々に行われる。
帯電工程、潜像形成工程:先ず図1に示す給紙ローラ72を回転して給紙カセット7内の転写材Pを一枚分離し、レジストローラ75へと搬送する。一方、各プロセスカートリッジ2における感光ドラム21と中間転写体31とが、各々所定の外周速度V(以下「プロセス速度」と称す。)で図示矢印方向へ回転する。感光ドラム21の帯電手段23を通過した表面部分が、帯電手段23によって表面を均一に帯電され(帯電工程)、露光位置を通過する時に、レーザ露光12を受け所望画像における画像信号に基づいて潜像形成が行われる(潜像形成工程)。
現像工程、一次転写工程:現像工程にて、各色のトナー像がそれぞれのプロセスカートリッジ2に備えられた感光ドラム21上に形成され、一次転写工程にて、それぞれの一次転写部Tにて中間転写体31に一次転写される。以下に各色毎の現像工程及び一次転写工程について説明する。
(1)イエロー画像形成:スキャナ部1Yによりイエロー画像のレーザ12Y照射を行い、感光ドラム21Y上にイエロー潜像を形成する。この潜像形成と同時にイエロー現像器22Yを駆動し感光ドラム21Y上の潜像にイエロートナーが付着するように感光ドラム21Yの帯電極性と同極性で略同電位の電圧を印加してイエロー現像を行う。同時に現像部の下流の第一転写位置TYで感光ドラム21上のイエロートナー像を中間転写体31の外周に一次転写する。この時中間転写体31には上記イエロートナーと逆特性の電圧を印加して一次転写を行う。
(2)マゼンタ画像形成:次いで中間転写体31の外周のイエロー画像の先端が一致するように、スキャナ部1Mによりマゼンタ画像のレーザ12M照射がスタートされイエローと同様にして感光ドラム21M上の潜像にマゼンタトナー像が現像され、感光ドラム21M上のマゼンタトナー像を第一転写位置TMで中間転写体31上に転写する。
(3)シアン画像形成:次いで中間転写体31の外周のイエロー及びマゼンタ画像の先端が一致するように、スキャナ部1Cによりシアン画像のレーザ12C照射がスタートされ、マゼンタ同様にして感光ドラム21C上の潜像にシアントナー像が現像され、感光ドラム21C上のシアントナー像を第一転写位置TCで中間転写体31上にイエロー、マゼンタの各トナー像に重ねて転写する。
(4)ブラック画像形成:次いで中間転写体31の外周のイエロー、マゼンタ、シアン画像の先端が一致するように、スキャナ部1Bkによりブラック画像のレーザ12Bk照射がスタートされ、シアン同様にして感光ドラム21Bk上の潜像にブラックトナー像が現像され、感光ドラム21Bk上のブラックトナー像を、第一転写位置TBkで中間転写体31上に更に重ねて転写する。
以上イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で潜像形成及び現像及び中間転写体31へのトナー転写をそれぞれの一次転写部TY、TM、TC、TBkで行い、中間転写体31の表面にイエロー、マゼンター、シアン、ブラックの4種のトナーが重畳されたフルカラー画像のトナー像を形成することになる。
二次転写工程、定着工程:ブラックトナーの中間転写体31への一次転写が終了する前に、即ち4色目のブラックトナーの一次転写を終えて、フルカラートナー像が形成された中間転写体31の画像先端が第二転写部T2へ到達する前に、先述のレジストローラ75で待機させておいた転写材Pをタイミングを合わせて搬送スタートさせる。上記4色の中間転写体31上への各色の画像形成時には下方に待機し、中間転写体31とは非接触状態であった二次転写ローラ71を同時に上方へカム(図示せず)で移動させ転写材Pを中間転写体31の二次転写部T2で圧接すると同時に二次転写ローラ71にトナーと逆特性のバイアスを印加することで、中間転写体31上のフルカラー画像を転写材Pに一括して4色同時に転写する。第二転写部T2を経た転写材Pは中間転写体31から剥離され、定着手段5へ搬送されトナー定着を行った後に排出ローラ対53、54、55を介して本体上部の排出トレイ56上へ画像面を下向きにして排出され、画像形成動作を終了する。
そして、上記に説明した本実施例の画像形成装置は、メンテナンスのために開閉カバー61が側面に設けられ、転写ユニット3は開閉部材である開閉カバー61に保持可能であり、開閉カバー61の開閉に従って下部を回転軸として回動可能であり、開閉カバー61を開けた時は、それに転写ユニット3を保持させることによってプロセスカートリッジ2からから離間することによって、プロセスカートリッジ2が外部に露出するように構成されている。
従来例では、開閉カバー61と中間転写体31がそれぞれに装置本体から分離するための回動中心を有しており、開閉カバー61を開いた後、更に転写ユニット3を開放してはじめてJAM処理やプロセスカートリッジの交換が可能となる。このような画像形成装置では、従来例にて説明したように、プロセスカートリッジ2が鉛直方向に複数個に積み重なっているため、操作上プロセスカートリッジ2の着脱、装着操作が行いにくく、特に、開閉カバー61の下方に回動中心がある下開き構成になっている装置において、下方側のプロセスカートリッジ2の脱着、装着操作は手前側に、中間転写ユニット3が存在するため困難であった。更に、中間転写体31に位置決めされている色ずれ検知手段や画像濃度検知手段等の転写体に作用する転写体作用手段が備えられている場合は、プロセスカートリッジ2を着脱するための困難が大きくなった。
そこで、本発明では、プロセスカートリッジ2の体勢も、開閉カバー61及び転写ユニット3の回動と連動して変化するような構成とした。図5を参照して、本実施例の開閉カバー61、プロセスカートリッジ2の開閉動作について詳しく説明する。
図5は本発明における、開閉カバー61、プロセスカートリッジ2の開閉動作に関して最もよくあらわす画像形成装置本体の概略断面図である。図5(a)は、第1の体勢としての開閉カバー61を閉じた状態であり、中間転写体31とプロセスカートリッジ2が対向した状態を示す。又、図5(b)は、第2の体勢としての、開閉カバー61を全開して、中間転写体31をプロセスカートリッジ2から離間した状態を示す。図5に示すように、本体の開閉カバー61はカラー画像形成装置の正面下方側にヒンジ軸である回転中心61aを有している。
転写ユニット3は、プリンタの開閉カバー61側に取り付けられており、開閉カバー61と一体化して、その開閉に伴ってプロセスカートリッジ2と分離する。
そして、プロセスカートリッジ2Y、2M、2C、2Bkは、画像形成部保持部材(カートリッジ保持部材)200に、直線配列のまま一体で保持される。このカートリッジ保持部材200のカートリッジ2を保持する部分より上部に設けられたピボット点200aは、上部の回動中心となり、カートリッジ保持部材200は、カートリッジ保持部材連結ロッド201、開閉カバー連結ロッド62によってリンク機構を形成し、開閉カバー61に連動して、回動するような構成をとる。
即ち第一に、「閉」動作を行い、開閉カバー61を回動中心61aとして回動させて閉じたとき、開閉カバー61と連結した開閉カバー連結ロッド61、カートリッジ保持部材連結ロッド201により、カートリッジ保持部材200は、開閉カバー61側から図5(a)に示す第1の体勢としての通常位置つまり画像形成動作可能な定位置に押し込まれ、装着保持部材202、保持バネ203により保持された状態となっている。そのときそれぞれのプロセスカートリッジ2は、画像形成装置本体に設けられた不図示の位置決め穴にプロセスカートリッジ2の軸受を押し当てて位置決めしている。このように、プロセスカートリッジ2の位置決めはカートリッジ保持部材200とは別に画像形成装置本体側で行うようにする。よって、カートリッジ保持部材200は、プロセスカートリッジ2に対してはあくまでもラフガイドとしての機能を有すればよいので、プロセスカートリッジ2の装着においても操作者はラフな動作で構わない。
第二に、「開」動作を行い、開閉カバー61を回動中心61aとして回動させて開くとき、開閉カバー連結ロッド62は開閉カバー61との連結点61bを中心に図5反時計回り回転し、それに伴いカートリッジ保持部材連結ロッド201もカートリッジ保持部材200との連結点200bを中心に反時計回りに回転する。更に、開閉カバー61を開いていくと、開閉カバー連結ロッド62とカートリッジ保持部材連結ロッド201が直線となり、カートリッジ保持部材200はピボット点200aを中心に回転しはじめ、第2の体勢として全開位置まで開く。全開位置にて、各プロセスカートリッジ2は、鉛直方向に配列されていた状態からプロセスカートリッジ2露出部分を上に向けて傾いて配列された状態となる。プロセスカートリッジ2保持部材は、プロセスカートリッジ2保持部よりも上方に回動中心2aを有するので、下端がその回動によって開閉カバー61が閉じた状態よりも上方に移動することとなる。それによって、プロセスカートリッジ2配列部分の最下部が、90°以上開いた開閉カバー61及び転写ユニット3の上方に位置するように、カートリッジ保持部材連結ロッド201、開閉カバー連結ロッド62の取付方法を調整する。又、カートリッジ保持部材連結ロッド201、開閉カバー連結ロッド62によって、開閉カバー61の下端(第1の体勢における下端)にプロセスカートリッジ保持部材200の下端が引き出されるように移動するので、プロセスカートリッジ2配列部分が転写ユニット3に重なることはない。
又、「開」動作を行うときは、開閉カバー61の動きとは別に連動した不図示のプロセスカートリッジ2の駆動解除機構によりプロセスカートリッジ2の駆動が解除されるので、開閉カバー61の動きに連動したプロセスカートリッジ2の移動も可能となる。
図5(b)を参照すれば明らかなように、開閉カバー61の開く動作に連動して、中間転写体31をプロセスカートリッジ2から分離し、プロセスカートリッジ2を移動させた時、プロセスカートリッジ2露出部分は斜め上方を向き、どのプロセスカートリッジ2露出部分にも遮る障害物がないので、作業性が向上し、すべてのプロセスカートリッジ2の着脱、装着が容易に行えるようになっている。
尚、開閉カバー61を開いた第2の体勢において、図3(b)のようにプロセスカートリッジ2露出部分を遮るものがない状態になるならば、開閉カバー61とプロセスカートリッジ保持部材200との連動機構は、連結ロッド201、62を用いる以外の他の機構でもよい。
本発明では、上記に説明した、開閉カバーとプロセスカートリッジ保持部材の連動機構を有してプロセスカートリッジの着脱を容易にした上に、更に、色ずれ検知手段、画像濃度検知手段等の転写体に作用する転写体作用手段を中間転写体に対向して有する構成の画像形成装置に対して、その開閉機構を適用するものである。
本実施例の画像形成装置における、こうした本発明の構成を最もよく表す、開閉カバー61を閉じた状態における色ずれ検知手段、画像濃度検知手段、プロセスカートリッジ、中間転写体、色ずれ検知手段、画像濃度検知手段の構成部分を図1に示す。又、図2〜図4に、図1に示す開閉カバー61が閉じた第1の体勢から、開閉カバー61を開いて、カートリッジ保持部材200が移動して第2の体勢へと切り替わる過程を示す。
図1に示す第1の体勢において、転写ユニット3は、カートリッジ保持部材200に保持されたプロセスカートリッジ2Y、2M、2C、2Bkの感光ドラム21部分と近接対向する位置に位置決めされている。
この第1の体勢で転写ユニット3において下部の従動ローラ32とテンションローラ33とで張架されている中間転写体31表面に対向させて、転写体作用手段として、光学検知手段4が備えられる。この光学検知手段4は、色ずれ検知手段として、中間転写体31上に現像されたトナー像を光学的に読み取り、つまり、光を表面に向けて発光してその反射光量を読み取ることで、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラック各色の色ずれを検知、補正を行う。ここでは、光学検知手段4は、画像濃度検知手段としての機能も兼ねており、色ずれ検知と同様に、中間転写体31上の画像濃度を表面からの反射光量にて読み取り、その結果により画像形成動作に対して制御手段が画像形成条件の補正を行う。尚、色ずれ検知手段と、画像濃度検知手段は兼ねても別体でも構わない。又、どちらかひとつの機能を有するものでも、他の機能を有する手段でもかまわない。つまり、光学検知手段4以外に中間転写体31表面に対向する必要性のある機能を有する手段であれば、他の機能を有する手段でも良い。
色ずれ光学検知手段4は、図1に示すように、中間転写体31側に付勢された検知手段保持部材としての保持部材4aに保持され、保持部材4aと一体的に形成されるボス4bを、中間転写ユニット3を保持するフレーム部材300の面300aに突き当てて位置決めされている。中間転写体ユニット3に光学検知手段4を当接、位置決めすることにより、中間転写体31表面と光学検知手段4との距離を安定的に保持し、検出精度を高めている。
そして、カートリッジ保持部材200は開閉カバー61とリンク機構により機構的に連結され、開閉カバー61の開閉動作に連動して、上部のピボット点200aを中心に回転し、プロセスカートリッジ保持部材200を持ち上げる構成となっており、リンク機構は図5と同様の構成となっている。
ここで、開閉カバー61を図5に示すように、開閉させたときの、第1の体勢から第2の体勢へ変わる時の光学検知手段4体勢変化について、図2〜図4を用いて詳しく説明する。
保持部材4aは、画像形成装置本体に、開閉カバー61側の端部4cを中心に遥動可能に固定され、図2に示すように、転写ユニット3がプロセスカートリッジ2から分離すると、転写ユニット3が引き離された状態となり、図示せぬ付勢手段によって鉛直上方向4eに付勢され、端部4cを中心に遥動する。
更に開閉カバー61を開いていくと、図5にも示すようにカートリッジ保持部材200の下端が露出側上方に引き出されていくので、図3に示すように、水平方向には移動せずに上方に移動した保持部材4aに、カートリッジ保持部材200下部が接触し、カートリッジ保持部材200の下に一体的に形成されるリブ面200bを、保持部材4aの上部且つ水平方向中央部に一体に形成される突起4dを押し当てることで保持部材4aをカートリッジ保持部材200の移動から退避させ、図4のように、プロセスカートリッジ2(2Y、2M、2C、2Bk)及びカートリッジ保持部材200は所定の軌跡で全開位置まで移動可能となる。
従って、本実施例の画像形成装置では、画像形成装置本体に着脱自在に装着される電子写真感光体を含むプロセスカートリッジを少なくとも複数個並べて配置し、且つ、プロセスカートリッジに対向する転写ユニットを着脱自在に配置させ、開閉カバーを開くことで転写ユニットがプロセスカートリッジの対向位置から移動し、プロセスカートリッジが露出して着脱可能となる画像形成装置において、(A)中間転写体を画像形成装置本体の開閉カバーに装着し、(B)プロセスカートリッジ複数配列させたままカートリッジ保持部材に一体に保持させ、カートリッジ保持部材をリンク機構により機構的に開閉カバーと連結し、開閉カバーの開閉動作と連動して、転写ユニット部分に重ならないように、保持部材を斜めに、プロセスカートリッジ露出部が斜め上方を向くように引き出し、(C)画像形成装置動作時に、例えば光学検知手段である中間転写体に対向し作用する色ずれ検知手段や画像濃度検知手段等の転写体作用手段を遥動可能に保持し、開閉カバーを開いたとき、この手段を開閉カバーの開閉動作に連動させて転写ユニット、プロセスカートリッジ保持部材の移動軌跡から退避させる、という(A)、(B)、(C)の構成を有する。
このことにより、開閉カバー及び転写ユニットの回動中心を下方に配置しても、開閉カバーを開けると同時にプロセスカートリッジ露出部分が、転写ユニット等に遮られることなく開放され、又、光学検知手段等の転写ユニットに対向して設けられている手段も転写ユニットやプロセスカートリッジの移動軌跡から退避されるので、それらを開閉動作や転写ユニット着脱の際に破損することなく、JAM処理やプロセスカートリッジの交換といったユーザ操作性を改善し、移動可能な中間転写体やプロセスカートリッジの動きを妨げずに色ずれや画像濃度を検知、補正することが可能となる。
尚、ここでは、転写ユニットに含まれているプロセスカートリッジと対向して移動するベルト部材である転写体を中間転写体としたが、転写材担持体である場合も本発明は適用できる。
2 プロセスカートリッジ(画像形成部)
3 転写ユニット
4 光学検知手段(転写体作用手段)
21 感光ドラム(像担持体)
31 中間転写体(転写体)
32 駆動ローラ
33 従動ローラ
61 開閉カバー(開閉部材)
200 カートリッジ保持部材(画像形成部保持部材)
3 転写ユニット
4 光学検知手段(転写体作用手段)
21 感光ドラム(像担持体)
31 中間転写体(転写体)
32 駆動ローラ
33 従動ローラ
61 開閉カバー(開閉部材)
200 カートリッジ保持部材(画像形成部保持部材)
Claims (5)
- 像担持体及び該像担持体表面に現像剤像を形成する画像形成手段を含み、一方向に並べて配置された複数の画像形成部と、第1の体勢にて該複数の画像形成部に表面が対向して移動する転写体を含む転写体ユニットと、を有し、前記複数の画像形成部から、前記現像剤像を、前記転写体か又は該転写体上に担持された転写材に、重ねて転写する画像形成装置であって、
更に、画像形成装置を開口することで画像形成装置内部を露出する開閉部材を有し、該開閉部材を開くことで前記第1の体勢において対向していた前記転写体と前記画像形成部が離間して第2の体勢へと変化し、前記複数の画像形成部が外部に露出する画像形成装置において、
前記転写体ユニットは、前記開閉部材に装着され、
更に、前記複数の画像形成部を前記第1の体勢における配列状態で一体化して保持する画像形成部保持部材を有し、該画像形成部保持部材が、前記開閉部材の開閉動作と連動して移動し、
更に、前記転写体に作用する転写体作用手段を有し、該転写体作用手段は、揺動可能に保持され、前記開閉部材の開閉動作と連動して揺動することを特徴とする画像形成装置。 - 前記複数の画像形成部は前記第1の体勢において鉛直方向に配列され、
前記開閉部材は下端に回動中心を有し回動することによって開閉動作がなされて画像形成装置側面を開口し、
前記第2の体勢にて、前記画像形成部保持部材は、前記画像形成部露出部を斜め上方に向けるように保持し、前記転写体ユニットは、前記画像形成部に重ならないように引き出された状態であり、
前記転写体作用手段は、前記第1の体勢にて前記転写体に対向し、前記第2の体勢にて前記転写体ユニット又は前記画像形成部保持部材の移動軌跡から退避することを特徴とする請求項1の画像形成装置。 - 前記転写体作用手段は、前記転写体表面に形成された現像剤像の色ずれを検知する色ずれ検知手段か、又は、前記転写体表面に形成された現像剤像の現像剤量を検知する画像濃度検知手段であることを特徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
- 前記転写体作用手段は、前記転写体表面に光を照射して、該光の反射光量を検知する光学検知手段であることを特徴とする請求項1、2又は3の画像形成装置。
- 前記転写体は無端のベルト状部材であり、前記転写体ユニットは、前記転写体と、それを巻架するローラ部材と、を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2003400522A JP2005164724A (ja) | 2003-11-28 | 2003-11-28 | 画像形成装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102629085A (zh) * | 2011-02-01 | 2012-08-08 | 株式会社理光 | 图像形成装置 |
-
2003
- 2003-11-28 JP JP2003400522A patent/JP2005164724A/ja active Pending
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