JP2005164337A - タイヤ状態推定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 車両に関する状態量を精度良く推定する技術を提供する。
【解決手段】 車両1のタイヤ状態推定装置10は、タイヤ20に設けられ、タイヤ20の径方向の加速度を検知する加速度センサ32と、検知された加速度を車体12側に送信するトランスポンダ34と、車体12に設けられ、トランスポンダ34から加速度を取得する質問機40と、タイヤ20の回転速度を検知する車輪速センサ50と、タイヤ20の加速度及び回転速度を取得してタイヤ20の動荷重半径を推定するECU80とを備える。ECU80は、タイヤ20の動荷重半径に基づいて、タイヤ20の接地状態、接地長、撓み量、空気圧、接地荷重などを推定する。
【選択図】 図1
【解決手段】 車両1のタイヤ状態推定装置10は、タイヤ20に設けられ、タイヤ20の径方向の加速度を検知する加速度センサ32と、検知された加速度を車体12側に送信するトランスポンダ34と、車体12に設けられ、トランスポンダ34から加速度を取得する質問機40と、タイヤ20の回転速度を検知する車輪速センサ50と、タイヤ20の加速度及び回転速度を取得してタイヤ20の動荷重半径を推定するECU80とを備える。ECU80は、タイヤ20の動荷重半径に基づいて、タイヤ20の接地状態、接地長、撓み量、空気圧、接地荷重などを推定する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、タイヤの状態を推定する技術に関し、特に、タイヤに設けられた加速度センサにより検知された加速度に基づいて、タイヤの状態を推定するタイヤ状態推定装置に関する。
車両を安全に走行させるために、車両に各種センサを設け、センサによる検知結果に基づいて、車両の状態や路面の状態などを推定する技術が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された路面判定装置は、タイヤ内部に加速度センサ及び音圧センサを設け、センサにより検知された加速度及び音圧の情報に基づいて、路面状態を判定する。
特開2002−340863号公報
特許文献1に記載された路面判定装置は、加速度及び音圧の変化を監視して、路面の状態を推定するのみであるが、搭載したセンサの情報を最大限有効に活用して、さらに精度良く、各種の状態量を推定する技術が求められる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両に関する状態量を精度良く推定する技術を提供することにある。
本発明のある態様は、タイヤ状態推定装置に関する。このタイヤ状態推定装置は、タイヤに設けられ、径方向の加速度を検知する加速度センサと、前記加速度センサの出力及び前記タイヤの回転速度に基づいて、前記タイヤの動荷重半径を推定する推定手段と、を備えることを特徴とする。
加速度センサは、タイヤのトレッドゴム内に設けられてもよい。加速度センサの出力は、タイヤに設けられた送信機により送信され、車体側に設けられた受信機により受信されて、推定手段に伝送されてもよい。送信機は、所定のタイミングでセンサの出力を送信してもよいし、車体側の質問機からの質問信号に応答してセンサの出力を送信してもよい。タイヤの回転速度は、車輪速センサにより検知されてもよい。タイヤの径方向の遠心加速度Gとタイヤの回転速度ωが分かれば、その時点におけるタイヤの動荷重半径rは、r=G/ω2で算出することができる。動荷重半径rを用いて、後述するように、路面の状態や、タイヤの空気圧の状態などを精度良く推定することができる。
前記推定手段は、前記動荷重半径に基づいて、前記タイヤの接地状態を推定してもよい。前記推定手段は、前記動荷重半径に基づいて、前記タイヤの接地長や撓み量などを推定してもよい。タイヤの撓み量rfは、タイヤの接地時の動荷重半径をr1とし、タイヤの非接地時の動荷重半径をr2とすると、rf=r2−r1で与えられる。推定手段は、動荷重半径rの変化を解析し、例えば、動荷重半径rの最大値と最小値との差をたわみ量rfとしてもよい。また、推定手段は、動荷重半径rが接地時の値r1から減少し始める時点から、再び接地時の値r1に戻る時点までに移動した距離を、タイヤの接地長としてもよい。
前記推定手段は、前記動荷重半径に基づいて、前記タイヤの空気圧を推定してもよい。タイヤの撓み量rfは、タイヤの空気圧にも依存し、空気圧が低くなるほど撓み量rfが大きくなるので、推定手段は、例えば、タイヤの撓み量rfが所定のしきい値を上回ったときに、タイヤの空気圧が異常に低下したと判定してもよい。
タイヤ状態推定装置は、前記タイヤに設けられ、前記タイヤの空気圧を検知する空気圧センサを更に備えてもよく、前記推定手段は、前記空気圧センサの出力及び前記動荷重半径から前記タイヤの接地荷重を推定してもよい。タイヤの空気圧が既知であれば、タイヤの空気圧により定まるタイヤのたてばね定数kを用いて、接地荷重Wは、W=k×(r2−r1)で算出することができる。これにより、接地荷重Wを精度良く推定し、ブレーキシステムやサスペンションの制御などに利用することができる。
本発明によれば、車両に関する状態量を精度良く推定することができる。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係るタイヤ状態推定装置10を備えた車両1の全体構成を示す。車両1は、車体12と、右前輪であるタイヤ20a、左前輪であるタイヤ20b、右後輪であるタイヤ20c及び左後輪であるタイヤ20dの4輪のタイヤ(以下、これらを総称するときには「タイヤ20」という)と、タイヤ20の状態を推定するタイヤ状態推定装置10とを備える。タイヤ状態推定装置10は、タイヤ20に設けられ、タイヤ20の径方向の加速度Gを検出する加速度センサと、タイヤ20の回転速度を検出する車輪速センサと、加速度センサから出力されるタイヤ20の加速度と車輪速センサから出力されるタイヤ20の回転速度に基づいて、タイヤ20の動荷重半径rを推定する推定手段の一例である電子制御装置(以下、「ECU」と表記する)80とを備える。
図1は、第1の実施の形態に係るタイヤ状態推定装置10を備えた車両1の全体構成を示す。車両1は、車体12と、右前輪であるタイヤ20a、左前輪であるタイヤ20b、右後輪であるタイヤ20c及び左後輪であるタイヤ20dの4輪のタイヤ(以下、これらを総称するときには「タイヤ20」という)と、タイヤ20の状態を推定するタイヤ状態推定装置10とを備える。タイヤ状態推定装置10は、タイヤ20に設けられ、タイヤ20の径方向の加速度Gを検出する加速度センサと、タイヤ20の回転速度を検出する車輪速センサと、加速度センサから出力されるタイヤ20の加速度と車輪速センサから出力されるタイヤ20の回転速度に基づいて、タイヤ20の動荷重半径rを推定する推定手段の一例である電子制御装置(以下、「ECU」と表記する)80とを備える。
タイヤ20a、20b、20c及び20dのそれぞれには、加速度センサ32a、32b、32c及び32d(以下、これらを総称するときには「加速度センサ32」という)と、車体12側に設けられた質問機からの質問信号に応答して、加速度センサ32により検出されたタイヤ20の径方向の加速度Gに関する情報を車体12側に送信するトランスポンダ34a、34b、34c及び34d(以下、これらを総称するときには「トランスポンダ34」という)と、送受信用のアンテナ36a、36b、36c及び36d(以下、これらを総称するときには「アンテナ36」という)とをそれぞれ含む加速度センサユニット30a、30b、30c及び30d(以下、これらを総称するときには「加速度センサユニット30」という)が設けられる。
車体12には、それぞれのタイヤ20a、20b、20c及び20dに設けられたトランスポンダ34に質問信号を送信して加速度に関する情報を受け取る質問機40a、40b、40c及び40d(以下、これらを総称するときには「質問機40」という)と、送受信用のアンテナ42a、42b、42c及び42d(以下、これらを総称するときには「アンテナ42」という)と、タイヤ20a、20b、20c及び20dの回転速度を検出する車輪速センサ50a、50b、50c及び50d(以下、これらを総称するときには「車輪速センサ50」という)と、ECU80が設けられる。アンテナ42により受信されたタイヤ20の加速度Gと、車輪速センサ50により検出されたタイヤ20の回転速度は、ECU80に伝達される。質問機40は、車輪速センサ50のパルスに合わせて質問信号を送信してもよいし、所定のサンプリングレートで質問信号を送信してもよく、ECU80が各種状態量を推定するのに十分なサンプリングレートにてセンサ値を取得できればよい。図1に示した例では、質問機40をタイヤ20ごとに4つ設けているが、質問機40は、1つであってもよいし、複数設けられてもよい。図1に示した例では、双方向通信により加速度を取得する例を示しているが、トランスポンダ34に代えて送信機を、質問機40に代えて受信機を設け、一方向の通信により加速度を取得してもよい。
ECU80は、タイヤ20の径方向の加速度Gと回転速度ωを取得し、タイヤ20の動荷重半径rを推定する。動荷重半径rは、次式により算出される。
r = G/ω2
また、ECU80は、タイヤ20の動荷重半径rに基づいて、タイヤ20の接地長、撓み量、空気圧、接地荷重などを推定する。具体的な推定方法については後述する。ECU80は、ハードウェア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウェア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現される。後述するECU80の機能が、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
また、ECU80は、タイヤ20の動荷重半径rに基づいて、タイヤ20の接地長、撓み量、空気圧、接地荷重などを推定する。具体的な推定方法については後述する。ECU80は、ハードウェア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウェア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現される。後述するECU80の機能が、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図2は、本実施の形態に係るタイヤ20の断面を概略的に示す。タイヤ20のトレッドゴム22内には、加速度センサユニット30が埋め込まれている。タイヤ20の接地している部分は、タイヤ20にかかる荷重により撓むため、接地時の動荷重半径r1は、非接地時の動荷重半径r2よりも短い。
図3は、タイヤ20の動荷重半径rの時間変化の例を示す。ECU80は、タイヤ20が回転しているときに、所定のサンプリング周波数で取得される加速度及び回転速度に基づいて動荷重半径rを算出してメモリなどに格納し、動荷重半径rの変化を解析する。加速度センサ32が搭載された部分が接地していないときは、動荷重半径rは非接地時の動荷重半径r1を示す。加速度センサ32が搭載された部分が接地しているときは、動荷重半径rはr1よりも小さい値を示す。ECU80は、動荷重半径rの最大値rmaxを非接地時の動荷重半径r2とみなし、動荷重半径の最小値rminを接地時の動荷重半径r1とみなして、撓み量rf=r2−r1を算出してもよい。
タイヤ20が、例えば路面上のキャッツアイなどの上を通過したときや、縁石に乗り上げたときなどに、rが急激に変化して、瞬間的に異常値を示す場合がある。このとき、ECU80は、このようなrの異常値を解析の対象外としてもよい。
ECU80は、動荷重半径rに基づいて、接地長を推定してもよい。ECU80は、動荷重半径rが接地時の値r1から減少し始める時点t1から、再び接地時の値r1に戻る時点t2までに移動した距離lを、タイヤの接地長としてもよい。
ECU80は、動荷重半径rに基づいて、タイヤ20の空気圧を推定してもよい。タイヤ20の撓み量rfは、タイヤ20の空気圧にも依存し、空気圧が低くなるほど、撓み量rfが大きくなる。したがって、ECU80は、例えば、タイヤ20の撓み量rfが所定のしきい値を上回ったときに、タイヤ20の空気圧が異常に低下したと判定してもよい。従来の間接式タイヤ空気圧警報システム(TPMS)では、左右又は対角輪の車輪速の相対差から動荷重半径rの変動を推定し、空気圧を推定していたため、例えば左右の両輪の空気圧がともに低下している場合などに、空気圧の低下を適切に検知できない場合があったが、本実施の形態の技術によれば、タイヤ20ごとに動荷重半径rを推定することができるので、タイヤ20ごとに精度良く空気圧を推定することが可能となる。
ECU80は、動荷重半径rに基づいて、路面状態を推定してもよい。悪路走行中は、路面からの入力により、タイヤ20の動荷重半径rが変動する。したがって、ECU80は、タイヤ20の動荷重半径rの時間変化を解析することにより、路面の状態を推定することができる。
ECU80は、動荷重半径rに基づいて、タイヤ20の均一性(ユニフォミティ)を推定してもよい。良路走行中であっても、タイヤ20の形状が真円から外れ、不均一である場合は、動荷重半径rに変動が認められる。したがって、ECU80は、タイヤ20の動荷重半径rの時間変化を解析することにより、タイヤ20の均一性をタイヤ20ごとに推定することができる。
図4は、本実施の形態に係るタイヤ状態の推定方法の手順を示すフローチャートである。まず、ECU80は、車輪速センサ50が車輪速パルスを検出したか否かを判断し(S10)、タイヤ20が回転していなければ(S10のN)、タイヤ20が回転するまで待機する。これにより、処理負荷や消費電力を低減することができる。タイヤ20が回転すると(S10のY)、ECU80は、車輪速センサ50から車輪速パルスを取得して、タイヤ20の回転速度ωを算出する(S12)。ECU80は、所定のサンプリングレートで質問機40に質問信号を送出させ、加速度センサ32から遠心加速度Gを取得する(S14)。ECU80は、タイヤ20の遠心加速度Gと回転速度ωから、動荷重半径rを算出する(S16)。つづいて、ECU80は、タイヤ20が1回転する間に検出される車輪速パルス数内における動荷重半径rの最大値と最小値を検出し(S18)、それらの差をとって撓み量rfを算出する(S20)。さらに、ECU80は、撓み量rfに基づいて、タイヤ20の空気圧を推定し(S22)、必要であれば表示器やブザーなどにより警報を発する。ECU80は、その他、タイヤ20の接地状態、接地長、均一性や、路面の状態などを推定してもよい。
以上の構成及び動作により、加速度センサ32及び車輪速センサ50により検知されたセンサ値を有効に活用して、車両1や路面などの状態を高い精度で推定することができる。
(第2の実施の形態)
図5は、第2の実施の形態に係るタイヤ状態推定装置10を備える車両1の全体構成を示す。本実施の形態のタイヤ状態推定装置10は、図1に示した第1の実施の形態のタイヤ状態推定装置10の構成に加えて、それぞれのタイヤ20に設けられた空気圧センサと、空気圧センサが検知したタイヤ20の空気圧をECU80に伝達するための構成を更に備える。その他の構成及び動作は、第1の実施の形態と同様であり、同様の構成には同じ符号を付している。
(第2の実施の形態)
図5は、第2の実施の形態に係るタイヤ状態推定装置10を備える車両1の全体構成を示す。本実施の形態のタイヤ状態推定装置10は、図1に示した第1の実施の形態のタイヤ状態推定装置10の構成に加えて、それぞれのタイヤ20に設けられた空気圧センサと、空気圧センサが検知したタイヤ20の空気圧をECU80に伝達するための構成を更に備える。その他の構成及び動作は、第1の実施の形態と同様であり、同様の構成には同じ符号を付している。
タイヤ20a、20b、20c及び20dのそれぞれには、空気圧センサ62a、62b、62c及び62d(以下、これらを総称するときには「空気圧センサ62」という)と、空気圧センサ62により検出されたタイヤ20の空気圧に関する情報を車体12側に送信する送信機64a、64b、64c及び64d(以下、これらを総称するときには「送信機64」という)と、送信用のアンテナ66a、66b、66c及び66d(以下、これらを総称するときには「アンテナ66」という)とをそれぞれ含む空気圧センサユニット60a、60b、60c及び60d(以下、これらを総称するときには「空気圧センサユニット60」という)が設けられる。
車体12には、それぞれのタイヤ20a、20b、20c及び20dに設けられた送信機64からタイヤ20の空気圧に関する情報を受信する受信機70と、受信用のアンテナ72が設けられる。受信機70が受信したタイヤ20の空気圧に関する情報は、ECU80に伝達される。図5では、1つの受信機70で4輪のタイヤ20に設けられた送信機64から信号を受信する例が示されているが、受信機70は複数設けられてもよく、それぞれのタイヤ20の近傍に4つ設けられてもよい。また、図5では、送信機64から受信機70へ一方向の通信が行われる例が示されているが、送信機64に代えてトランスポンダを、受信機70に代えて質問機を設け、双方向通信によりタイヤ20の空気圧に関する情報を伝送してもよい。
図6は、本実施の形態に係るタイヤ20の断面を概略的に示す。タイヤ20のトレッドゴム22の内部には加速度センサユニット30が、タイヤ20のタイヤバルブ24の内部には空気圧センサユニット60が、それぞれ設けられる。タイヤ20には、これらの構成に電力を供給するための電源、例えば電池が設けられてもよい。空気圧センサユニット60は、直接式TPMSのために設けられたものを利用してもよい。
ECU80は、空気圧センサ62の出力と、第1の実施の形態で説明した方法により推定された動荷重半径rから、タイヤ20の接地荷重を推定する。タイヤ20の空気圧が既知であるから、タイヤ20の空気圧により定まるタイヤ20のたてばね定数kを用いて、接地荷重Wは、W=k×(r2−r1)で算出することができる。これにより、接地荷重Wを精度良く推定し、ブレーキシステムやサスペンションの制御などに利用することができる。
図7は、本実施の形態に係るタイヤ状態の推定方法の手順を示すフローチャートである。まず、ECU80は、車輪速センサ50が車輪速パルスを検出したか否かを判断し(S30)、タイヤ20が回転していなければ(S30のN)、タイヤ20が回転するまで待機する。これにより、処理負荷や消費電力を低減することができる。タイヤ20が回転すると(S30のY)、ECU80は、車輪速センサ50から車輪速パルスを取得して、タイヤ20の回転速度ωを算出する(S32)。ECU80は、所定のサンプリングレートで質問機40に質問信号を送出させ、加速度センサ32から遠心加速度Gを取得する(S34)。ECU80は、タイヤ20の遠心加速度Gと回転速度ωから、動荷重半径rを算出する(S36)。つづいて、ECU80は、タイヤ20が1回転する間に検出される車輪速パルス数内における動荷重半径rの最大値と最小値を検出し(S38)、それらの差をとって撓み量rfを算出する(S40)。さらに、ECU80は、タイヤ20の空気圧及び撓み量rfに基づいて、タイヤ20の接地荷重Wを推定し(S42)、ブレーキシステムやサスペンション制御などを実現する構成に伝達する。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
1 車両、10 タイヤ状態推定装置、12 車体、20 タイヤ、22 トレッドゴム、24 タイヤバルブ、30 加速度センサユニット、32 加速度センサ、34 トランスポンダ、40 質問機、50 車輪速センサ、60 空気圧センサユニット、62 空気圧センサ、64 送信機、70 受信機。
Claims (6)
- タイヤに設けられ、径方向の加速度を検知する加速度センサと、
前記加速度センサの出力及び前記タイヤの回転速度に基づいて、前記タイヤの動荷重半径を推定する推定手段と、
を備えることを特徴とするタイヤ状態推定装置。 - 前記推定手段は、前記動荷重半径に基づいて、前記タイヤの接地状態を推定することを特徴とする請求項1に記載のタイヤ状態推定装置。
- 前記推定手段は、前記動荷重半径に基づいて、前記タイヤの接地長を推定することを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ状態推定装置。
- 前記推定手段は、前記動荷重半径に基づいて、前記タイヤの撓み量を推定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のタイヤ状態推定装置。
- 前記推定手段は、前記動荷重半径に基づいて、前記タイヤの空気圧を推定することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のタイヤ状態推定装置。
- 前記タイヤに設けられ、前記タイヤの空気圧を検知する空気圧センサを更に備え、
前記推定手段は、前記空気圧センサの出力及び前記動荷重半径から前記タイヤの接地荷重を推定することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のタイヤ状態推定装置。
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