JP2005163542A - 排水トラップ配管 - Google Patents
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Abstract
【課題】キャップ部材周囲と排水器の間に汚物が入り込んだり、嵌合部分に噛み込んだりしてキャップ部材を外せなくならない排水トラップ配管を提供する。
【解決手段】排水器1と、流出口3の下流側に設けられたトラップ部4と、排水口2とトラップ部4を連通するトラップ上流管部5と、トラップ部4と床下配管を連通するトラップ下流管部と、排水器1に設けた排水口2からトラップ下流管部に連通し、トラップ部4を通過しないバイパス管路6と、該バイパス管路6を水密的に閉塞する、バイパス管路6に着脱自在で排水口2から取り出せるキャップ部材7とを備えた、バイパス管路6の排水口2側端部周縁を段押し部分16とし、キャップ部材7の周縁に段押し部分16とキャップ部材7の間を閉塞する環状パッキン7aを配置した排水トラップ配管を採用する。
【選択図】図1
【解決手段】排水器1と、流出口3の下流側に設けられたトラップ部4と、排水口2とトラップ部4を連通するトラップ上流管部5と、トラップ部4と床下配管を連通するトラップ下流管部と、排水器1に設けた排水口2からトラップ下流管部に連通し、トラップ部4を通過しないバイパス管路6と、該バイパス管路6を水密的に閉塞する、バイパス管路6に着脱自在で排水口2から取り出せるキャップ部材7とを備えた、バイパス管路6の排水口2側端部周縁を段押し部分16とし、キャップ部材7の周縁に段押し部分16とキャップ部材7の間を閉塞する環状パッキン7aを配置した排水トラップ配管を採用する。
【選択図】図1
Description
本発明は、浴槽、流し台、洗面台、トイレ傍の手洗い器等を使用した際に生じる排水を床下配管等下水側に排出する排水配管において、特に下水側からの臭気や害虫類が屋内側に侵入することを防止する、排水トラップ配管に関するものである。
従来より、浴槽、流し台、洗面台、トイレ傍の手洗い器等の排水を処理する排水配管において、その流路の途中に、下水側からの臭気や害虫類が屋内側に侵入することを防止するため、封水部を形成したトラップ部を配管中に配置する方法が知られている。
これら従来良く知られている排水トラップ配管のうち、図5に示した排水トラップ配管(特許文献1)や、図6に示した排水トラップ配管(特許文献2)は、一般に管トラップと呼ばれるトラップ部を有した排水トラップ配管であって、管体をU字状またはS字状に屈曲させ、この屈曲部分に排水を溜めて封水とし、該封水によって下水側からの臭気や害虫類が屋内側に侵入することを防止している。
ところで、上記のような排水トラップ配管を通過する排水は、排水機器の使用者が使用した後の水であるため、毛髪・水垢・厨芥・残飯・ゴミ・泥・洗剤カスその他の汚物が混入している場合が多く、排水機器を長期間使用している間に、これらの物質が管内壁に付着するなどして蓄積し、排水トラップ配管を閉塞してしまうことがあり、この閉塞を解消することが排水トラップ配管に関して解決すべき課題の一つとなっていた。
上記課題の解決方法として、排水口からコイル状に巻いた金属線を挿通し、閉塞箇所の管詰まり物質に突き当ててこれを崩し、閉塞を解消するカンツール法や、同じく排水口から耐圧性を有したホース管を挿通し、閉塞箇所の管詰まり物質にホース管から高圧の吐水を吐出してこれを崩し、閉塞を解消する高圧洗浄法などがよく知られている。
しかし、特に管の閉塞に対して備えのない排水トラップ配管において、排水口からの操作でカンツール法や高圧洗浄法を行う場合、排水口からトラップ上流管部までは、カンツール法の金属線や高圧洗浄法のホース管を挿通することができるが、屈曲や封水部形成用の部材の配置などによって生じる、複雑に入り組んだトラップ部内を、金属線やホース管が曲がりきれず、金属線やホース管が通過することができないため、トラップ下流管部よりも下流に関しては、カンツール法や高圧洗浄法を行うことができない。このため、トラップ上流管部より下流側、特にトラップ下流管部に管詰まり物質が堆積しての管の閉塞に対しては、排水トラップ配管を分解清掃しない限り、閉塞を解決できなかった。
しかし、特に管の閉塞に対して備えのない排水トラップ配管において、排水口からの操作でカンツール法や高圧洗浄法を行う場合、排水口からトラップ上流管部までは、カンツール法の金属線や高圧洗浄法のホース管を挿通することができるが、屈曲や封水部形成用の部材の配置などによって生じる、複雑に入り組んだトラップ部内を、金属線やホース管が曲がりきれず、金属線やホース管が通過することができないため、トラップ下流管部よりも下流に関しては、カンツール法や高圧洗浄法を行うことができない。このため、トラップ上流管部より下流側、特にトラップ下流管部に管詰まり物質が堆積しての管の閉塞に対しては、排水トラップ配管を分解清掃しない限り、閉塞を解決できなかった。
これに対して、図5に示した従来例の場合、排水トラップ配管の外側にある把手に操作を加ることで手動弁を開閉し、排水口からトラップ下流管部よりも下流側にカンツール法や高圧洗浄法を行うことができる。また図6に示した従来例の場合、螺子を排水トラップ配管から外すことで、排水口からトラップ下流管部よりも下流側にカンツール法や高圧洗浄法を行うことができる。
しかしながら、上記図5の従来例または図6の従来例のいずれにおいても、本発明の出願人らは、平成15年3月7日に行った特許出願(特願2003−62540号)において、図5、図6の発明の欠点を改良した発明を提案している。これは、図5、図6の発明においては、バイパス管路を閉塞するにあたり、バイパス管路の一端を、パッキンを有したキャップ部材で閉塞する方法を提案している。このようにすることで、バイパス管路を閉塞するために、排水トラップ配管の外部に漏水が生じることを防止している。しかしながら、この方法によれば、排水トラップ配管において、キャップ部材の周囲と排水器の間に隙間が生じ、その隙間に排水中の汚物(厨芥、汚泥等)が入り込み、嵌合部分に噛み込んでキャップ部材を外すことが出来なくなる、といった問題を有していた。
本発明は上記問題点に鑑み考案されたものであって、上記問題点の解決した排水トラップ配管を提供するものである。
本発明は上記問題点に鑑み考案されたものであって、上記問題点の解決した排水トラップ配管を提供するものである。
請求項1に記載の本発明は、排水口(2)及び流出口(3)を有する排水器(1)と、流出口(3)の下流側に設けられた、管体を屈曲させ封水部としたトラップ部(4)と、排水口(2)とトラップ部(4)を連通するトラップ上流管部(5)と、トラップ部(4)と床下配管を連通するトラップ下流管部と、排水器(1)に設けた、排水口(2)からトラップ下流管部に連通し、トラップ部(4)を通過しないバイパス管路(6)と、更に該バイパス管路(6)を水密的に閉塞する、バイパス管路(6)に着脱自在で排水口(2)から取り出すことが可能なキャップ部材(7)とを備えた、槽体の排水を排出する排水トラップ配管において、バイパス管路(6)の排水口(2)側端部の周縁を段押し形状に形成して段押し部分(16)とし、更にキャップ部材(7)の周縁に、段押し部分(16)とキャップ部材(7)の間を閉塞する環状パッキン(7a)を配置したことを特徴とする排水トラップ配管である。
本願発明の排水トラップ配管は、上記のように構成したため、バイパス管路の排水口側端部の周縁を段押し部分とし、且つバイパス管路の閉塞を行うキャップ部材に、段押し部分とキャップ部材の間を閉塞する環状パッキンを配置したことによって、キャップ部材の周囲が平坦化して凹凸が生じることが無くなる。このため、キャップ部材の周囲に排水中の汚物(厨芥、汚泥等)が堆積してしまう、といった問題が生じることがない。
以下に本発明の実施例を、図面を参照しつつ説明する。
図1に示した、本発明の実施例は、以下に記載した排水器と、トラップ上流管部(5)、トラップ部(4)、及びバイパス管路(6)を形成する、一体の部材として構成されたトラップ配管部材(15)、及びトラップ下流管(14)からなる。
排水器(1)は、後述する流しシンク(S)の底面に取り付けられる、上方が開口して排水口(2)を形成する有底筒状の部材であって、排水口(2)の周縁に、外方向に突出したフランジ部(9)を形成し、該フランジ部(9)の下方側面に取付部(10)を設けると共に、排水器(1)の側面下端に、バイパス管路(6)との接続部(13)と兼用した流出口(3)を設けてなる。
また、上記排水器(1)は、内面に排水器(1)の取付部(10)と係合して排水器(1)を流しシンク(S)の底面に取り付ける被取付部(12)を有する環状部材(11)を備えてなる。
トラップ配管部材(15)はS字状に屈曲させた管体を横転させた形状部分を有する部材であって、この屈曲部分を封水部とし、該封水部に排水を溜めて封水とし、該封水によって下水側からの臭気や害虫類が屋内側に侵入することを防止しているトラップ部(4)と、排水器(1)の流出口(3)とトラップ部(4)の上流側端部を、外部に排水が漏水しないよう水密的に連通するトラップ上流管部(5)と、からなり、更に、トラップ部(4)の壁面上であって、施工完了時においてトラップ下流管(14)の中心軸のほぼ延長線上部となる側面にバイパス管路(6)を一体に設けてなる。このバイパス管路(6)は、排水器(1)の流出口(3)と、トラップ部(4)内とを、外部に排水が漏水しないよう水密的に連通する管体である。
また、バイパス管路(6)の排水口(2)側端部の周縁には段押し部分(16)を形成すると共に、該段押し部分(16)の内側面及び下端面に当接した状態にて嵌合し、水密・気密的にバイパス管路(6)を閉塞する、環状に形成された環状パッキン(7a)を備えたキャップ部材(7)を配置してなる。
トラップ下流管(14)は、トラップ部(4)の下流側端部と後述する床下配管を、外部に排水が漏水しないよう水密的に連通する管体である。
更に、上記トラップ配管部材(15)は、バイパス管路(6)の端部を軸方向視上向き半円弧状に、またトラップ上流管部(5)の端部をバイパス管路(6)の中心軸と同軸で、軸方向視下向き半円弧状に、即ち図3のように両者を合わせて軸方向視正円となるように成形してなると共に、図4に示したように、トラップ部(4)を形成する配管の管体を、軸方向視トラップ上流管部(5)乃至トラップ下流管(14)に向かう方向が幅狭とした扁平形状に形成してなる。
また、この排水トラップ配管では、トラップ上流管部(5)及びバイパス管路(6)によって形成される管の端部と排水口(2)との接続を行う、螺子を有するナット部材、及び断面三角形状の環状部材である三角パッキンを備えてなる。
図1に示した、本発明の実施例は、以下に記載した排水器と、トラップ上流管部(5)、トラップ部(4)、及びバイパス管路(6)を形成する、一体の部材として構成されたトラップ配管部材(15)、及びトラップ下流管(14)からなる。
排水器(1)は、後述する流しシンク(S)の底面に取り付けられる、上方が開口して排水口(2)を形成する有底筒状の部材であって、排水口(2)の周縁に、外方向に突出したフランジ部(9)を形成し、該フランジ部(9)の下方側面に取付部(10)を設けると共に、排水器(1)の側面下端に、バイパス管路(6)との接続部(13)と兼用した流出口(3)を設けてなる。
また、上記排水器(1)は、内面に排水器(1)の取付部(10)と係合して排水器(1)を流しシンク(S)の底面に取り付ける被取付部(12)を有する環状部材(11)を備えてなる。
トラップ配管部材(15)はS字状に屈曲させた管体を横転させた形状部分を有する部材であって、この屈曲部分を封水部とし、該封水部に排水を溜めて封水とし、該封水によって下水側からの臭気や害虫類が屋内側に侵入することを防止しているトラップ部(4)と、排水器(1)の流出口(3)とトラップ部(4)の上流側端部を、外部に排水が漏水しないよう水密的に連通するトラップ上流管部(5)と、からなり、更に、トラップ部(4)の壁面上であって、施工完了時においてトラップ下流管(14)の中心軸のほぼ延長線上部となる側面にバイパス管路(6)を一体に設けてなる。このバイパス管路(6)は、排水器(1)の流出口(3)と、トラップ部(4)内とを、外部に排水が漏水しないよう水密的に連通する管体である。
また、バイパス管路(6)の排水口(2)側端部の周縁には段押し部分(16)を形成すると共に、該段押し部分(16)の内側面及び下端面に当接した状態にて嵌合し、水密・気密的にバイパス管路(6)を閉塞する、環状に形成された環状パッキン(7a)を備えたキャップ部材(7)を配置してなる。
トラップ下流管(14)は、トラップ部(4)の下流側端部と後述する床下配管を、外部に排水が漏水しないよう水密的に連通する管体である。
更に、上記トラップ配管部材(15)は、バイパス管路(6)の端部を軸方向視上向き半円弧状に、またトラップ上流管部(5)の端部をバイパス管路(6)の中心軸と同軸で、軸方向視下向き半円弧状に、即ち図3のように両者を合わせて軸方向視正円となるように成形してなると共に、図4に示したように、トラップ部(4)を形成する配管の管体を、軸方向視トラップ上流管部(5)乃至トラップ下流管(14)に向かう方向が幅狭とした扁平形状に形成してなる。
また、この排水トラップ配管では、トラップ上流管部(5)及びバイパス管路(6)によって形成される管の端部と排水口(2)との接続を行う、螺子を有するナット部材、及び断面三角形状の環状部材である三角パッキンを備えてなる。
上記のように構成された各部材は、図7に示したような、上流側を以下のように構成された排水機器である流し台の流しシンク(S)に接続され、また下流側を同じく以下のように構成された床下配管に接続されてなる。
流し台は、吐水を溜めることができる槽体である流しシンク(S)と、流しシンク(S)下方に設けられた、排水トラップ配管等を内部に収納するキャビネット、及び該流しシンク(S)の底面に設けられた取付孔、からなる。
床下配管は、生活空間の床面から、コンクリート等の養生面のような配管用の床面との間の床下空間に配管されるものであって、水平面に対し1度乃至2度程度の若干の勾配を有するものの、ほぼ水平方向に沿って配管された排水主管(P1)と、該排水主管(P1)と排水トラップの下流側端部とを接続する枝管部(P2)とからなり、更にその下流側は縦管等によって下水道等に連通されている。
流し台は、吐水を溜めることができる槽体である流しシンク(S)と、流しシンク(S)下方に設けられた、排水トラップ配管等を内部に収納するキャビネット、及び該流しシンク(S)の底面に設けられた取付孔、からなる。
床下配管は、生活空間の床面から、コンクリート等の養生面のような配管用の床面との間の床下空間に配管されるものであって、水平面に対し1度乃至2度程度の若干の勾配を有するものの、ほぼ水平方向に沿って配管された排水主管(P1)と、該排水主管(P1)と排水トラップの下流側端部とを接続する枝管部(P2)とからなり、更にその下流側は縦管等によって下水道等に連通されている。
上記段落0011のように構成された各部材は、以下のようにして、上記段落0012に記載した流し台に施工される。
まず、排水器(1)を、屋内の所定の位置に配置された流し台の流しシンク(S)底面に設けられた取付孔に、フランジ部(9)が取付孔周縁に載架された状態となるよう配置する。この状態より、排水器(1)の下方から環状部材(11)を挿通させ、環状部材(11)の被取付部(12)と排水器(1)の取付部(10)を係合させて、フランジ部(9)と環状部材(11)とで取付孔の周縁を挟持させることで、排水器(1)の流しシンク(S)への取付が完了する。
次に、排水器(1)の流出口(3)に、バイパス管路(6)と一体に形成されたトラップ上流管部(5)を接続し、更にトラップ部(4)とトラップ下流管(14)、枝管部(P2)をそれぞれ水密的に接続固定する。
更に段押し部分(16)にキャップ部材(7)を嵌合させて閉塞し、排水トラップ配管の、流し台への施工が完了する。
まず、排水器(1)を、屋内の所定の位置に配置された流し台の流しシンク(S)底面に設けられた取付孔に、フランジ部(9)が取付孔周縁に載架された状態となるよう配置する。この状態より、排水器(1)の下方から環状部材(11)を挿通させ、環状部材(11)の被取付部(12)と排水器(1)の取付部(10)を係合させて、フランジ部(9)と環状部材(11)とで取付孔の周縁を挟持させることで、排水器(1)の流しシンク(S)への取付が完了する。
次に、排水器(1)の流出口(3)に、バイパス管路(6)と一体に形成されたトラップ上流管部(5)を接続し、更にトラップ部(4)とトラップ下流管(14)、枝管部(P2)をそれぞれ水密的に接続固定する。
更に段押し部分(16)にキャップ部材(7)を嵌合させて閉塞し、排水トラップ配管の、流し台への施工が完了する。
上記のように施工された本発明の実施例の排水トラップ配管を備えた流し台を使用すると、流しシンク(S)内に生じた排水は、排水器(1)から、流出口(3)、トラップ上流管部(5)、トラップ部(4)、トラップ下流管(14)、枝管部(P2)を介して、最終的に排水主管(P1)から下水側に排出される。
このとき、バイパス管路(6)はキャップ部材(7)によって水密的に閉塞されているため、下水側から臭気また害虫類が屋内側に侵入してくることはない。
このとき、バイパス管路(6)はキャップ部材(7)によって水密的に閉塞されているため、下水側から臭気また害虫類が屋内側に侵入してくることはない。
また、上記のように構成した排水トラップ配管において管詰まりが発生した場合に、
1.トラップ上流管部(5)またはトラップ部(4)において管詰まり物質が付着している場合、流出口(3)からカンツール法の金属線や、高圧洗浄法のホース管を挿通して、カンツール法や高圧洗浄法を行うことにより、管詰まり物質を崩し、閉塞を解消することができる。
2.トラップ下流管(14)において管詰まり物質が付着している場合、排水器(1)のキャップ部材(7)を取り外し、排水口(2)から取り出し、バイパス管路(6)からカンツール法の金属線や高圧洗浄法のホース管を挿通して、カンツール法や高圧洗浄法を行うことにより、管詰まり物質を崩し、閉塞を解消することができる。
このとき、トラップ部(4)の管体を、トラップ上流管部(5)乃至トラップ下流管(14)に向かう方向が幅狭となる扁平とした分、トラップ上流管部(5)乃至トラップ下流管(14)が幅狭となっており、その分だけバイパス管路(6)を短くできるため、カンツール法や高圧洗浄法を従来のバイパス管路を用いた方法よりも容易に行うことができる。
1.トラップ上流管部(5)またはトラップ部(4)において管詰まり物質が付着している場合、流出口(3)からカンツール法の金属線や、高圧洗浄法のホース管を挿通して、カンツール法や高圧洗浄法を行うことにより、管詰まり物質を崩し、閉塞を解消することができる。
2.トラップ下流管(14)において管詰まり物質が付着している場合、排水器(1)のキャップ部材(7)を取り外し、排水口(2)から取り出し、バイパス管路(6)からカンツール法の金属線や高圧洗浄法のホース管を挿通して、カンツール法や高圧洗浄法を行うことにより、管詰まり物質を崩し、閉塞を解消することができる。
このとき、トラップ部(4)の管体を、トラップ上流管部(5)乃至トラップ下流管(14)に向かう方向が幅狭となる扁平とした分、トラップ上流管部(5)乃至トラップ下流管(14)が幅狭となっており、その分だけバイパス管路(6)を短くできるため、カンツール法や高圧洗浄法を従来のバイパス管路を用いた方法よりも容易に行うことができる。
本発明の実施例は上記のようであるが、本発明は上記実施例に限定されることなく、必要に応じて要旨を変更しない範囲で自在に変更することができる。
例えば上記各実施例においては、槽体をキャビネットを設けた流し台としているが、本発明は上記実施例に限定されることなく、浴槽、洗面台、トイレ傍の手洗い器各種の槽体に使用することができる。
例えば上記各実施例においては、槽体をキャビネットを設けた流し台としているが、本発明は上記実施例に限定されることなく、浴槽、洗面台、トイレ傍の手洗い器各種の槽体に使用することができる。
また、上記実施例においては、トラップ上流管部(5)及びバイパス管路(6)をそれぞれ軸方向視半円弧としているが、特にこの半円弧形状に限定される物ではなく、例えば接着によって排水器(1)とトラップ上流管部(5)とを接続するのであれば、軸方向視長方形など任意の形状に成型しても構わない。また螺子によって排水器(1)とトラップ上流管部(5)とを接続する場合であっても、両者を合して軸方向視正円とすることができるのであれば、実施例のようにトラップ上流管部(5)及びバイパス管路(6)をそれぞれ軸方向視半円弧形状とするのではなく、軸方向視がどのような形状であっても構わない。
また、上記各実施例において、排水器(1)、トラップ部(4)、トラップ下流管(14)、をそれぞれ別部材とし、トラップ部(4)にバイパス管路(6)とトラップ上流管部(5)を一体的に付設してトラップ配管部材(15)とした構成としているが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、必要に応じて、排水器(1)、トラップ上流管部(5)、トラップ部(4)、トラップ下流管(14)、バイパス管路(6)をそれぞれ別部材としたり、一体の部材として構成しても構わない。
1 排水器 2 排水口
3 流出口 4 トラップ部
5 トラップ上流管部 6 バイパス管路
7 キャップ部材 7a 環状パッキン
9 フランジ部 10 取付部
11 環状部材 12 被取付部
13 接続部 14 トラップ下流管
15 トラップ配管部材 16 段押し部分
P1 排水主管 P2 枝管部
S 流しシンク
3 流出口 4 トラップ部
5 トラップ上流管部 6 バイパス管路
7 キャップ部材 7a 環状パッキン
9 フランジ部 10 取付部
11 環状部材 12 被取付部
13 接続部 14 トラップ下流管
15 トラップ配管部材 16 段押し部分
P1 排水主管 P2 枝管部
S 流しシンク
Claims (1)
- 排水口(2)及び流出口(3)を有する排水器(1)と、
流出口(3)の下流側に設けられた、管体を屈曲させ封水部としたトラップ部(4)と、
排水口(2)とトラップ部(4)を連通するトラップ上流管部(5)と、
トラップ部(4)と床下配管を連通するトラップ下流管部と、
排水器(1)に設けた、排水口(2)からトラップ下流管部に連通し、トラップ部(4)を通過しないバイパス管路(6)と、
更に該バイパス管路(6)を水密的に閉塞する、バイパス管路(6)に着脱自在で排水口(2)から取り出すことが可能なキャップ部材(7)とを備えた、
槽体の排水を排出する排水トラップ配管において、
バイパス管路(6)の排水口(2)側端部の周縁を段押し形状に形成して段押し部分(16)とし、
更にキャップ部材(7)の周縁に、段押し部分(16)とキャップ部材(7)の間を閉塞する環状パッキン(7a)を配置したことを特徴とする排水トラップ配管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004381877A JP2005163542A (ja) | 2004-12-28 | 2004-12-28 | 排水トラップ配管 |
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Publication Number | Publication Date |
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