JP2005163207A - 衣料用防臭剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高い防臭効果を効率的に発揮することができる衣料用防臭剤組成物を提供すること。
【解決手段】 (A)少なくとも1種の植物抽出物、及び
(B)95:5〜5:95の質量比で以下の(Ba)及び(Bb)を含む、衣料用防臭剤組成物:
(Ba)総炭素数C14〜C25の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐炭化水素基を2又は3個有し、該炭化水素基の少なくとも1つがエステル基又は逆エステル基を有する3級アミン化合物、その中和物、その4級化物又はそれらの混合物;
(Bb)総炭素数C14〜C25の飽和又は不飽和直鎖又は分岐炭化水素基を1個有する3級アミン化合物、その中和物、その4級化物又はそれらの混合物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、衣類等の繊維製品に用いられる衣料用防臭剤組成物に関する。本発明は、特に家庭用洗濯機を用いて簡便に衣類に対して高い防臭性を付与できる衣料用防臭剤組成物に関する。
清潔志向の高まりから、最近の生活者は自分自身の体臭を感じること、また他人に嗅がせてしまうことを著しく嫌う傾向がある。この様な背景から、衣類に対して防臭などの効果を付与できる衣料用仕上剤への要望が高まっているが、中でも最近の自然志向を背景として植物由来の有効成分による消臭基剤に対するニーズが高い。
このような消臭基剤を含む技術としては、特許文献1には植物抽出基材とノニオン界面活性剤及び/又はシリコーンと水溶性溶剤を含む繊維製品用水性消臭剤の例が、特許文献2には植物抽出基材と香料と酸化防止剤とシリコーンを含む繊維用消臭シワ除去剤の例が、特許文献3には植物抽出基材と4級アンモニウム型抗菌剤とシリコーンを含む繊維製品用消臭抗菌シワ除去剤組成物の例が、特許文献4には有機酸、植物抽出分等、抗菌剤および蛍光染料を含む洗濯用濯ぎ助剤の例が、特許文献5にはポリリジン及びグレープ種子抽出物を含む洗濯用抗菌仕上剤の例が、特許文献6には特定植物群の抽出液を含む洗濯用消臭抗菌仕上剤の例が開示されている。しかしながらこれらの技術においては、洗濯機の洗浴の中で植物抽出物を使用しても、植物抽出物の有効成分が衣類に吸着・付着せず排水中に流れてしまう比率が高く、消臭性を発現させる場合には多量の抽出物を使用する必要があった。しかも防臭性を付与させたい場合は、更に多量の抽出物を使用する必要があるなど、経済的に効率が悪かった。
一般にこのような植物抽出物は汎用の化学品と比較して高価であり、洗濯機中で衣類に吸着せずに洗濯機からの排水中に排出されてしまうことは非効率である。
特開2000−110068号公報 国際公開第01/031114号パンフレット 特開2003−96667号公報 特開平08−41780号公報 特開平11−61639号公報 特開2002−212877号公報
従って、本発明は、簡便に高い防臭効果を効率的に発揮することができる衣料用防臭剤組成物を提供することを目的とする。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、少なくとも1種の植物抽出物と特定のアミン化合物誘導体とを併用することにより、衣類に簡便に防臭効果を付与できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、(A)少なくとも1種の植物抽出物、及び
(B)95:5〜5:95の質量比で以下の(Ba)及び(Bb)を含む、衣料用防臭剤組成物:
(Ba)総炭素数C14〜C25の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐炭化水素基を2又は3個有し、該炭化水素基の少なくとも1つがエステル基又は逆エステル基を有する3級アミン化合物、その中和物、その4級化物又はそれらの混合物;
(Bb)総炭素数C14〜C25の飽和又は不飽和直鎖又は分岐炭化水素基を1個有する3級アミン化合物、その中和物、その4級化物又はそれらの混合物を提供する。
本発明によれば、高い防臭効果を併有する衣料用防臭剤組成物が得られる。本発明によればまた、優れた柔軟効果及び抗菌効果も得られる。
本発明で用いられる(A)成分は、植物を水で抽出することによって得ることができる。前記植物の種類は特に制限されるものではないが、具体的な好ましい例としては、マルバ等のアオイ科植物、アセンヤク、クチナシ等のアカネ科植物、アケビ等のアケビ科植物、タイセイ等のアブラナ科植物、イチョウ等のイチョウ科植物、アリストロキア、ウスバサイシン、ウマノスズクサ等のウマノスズクサ科植物、カシューなどのウルシ科植物、ヘラオオバコ等のオオバコ科植物、カキなどのカキノキ科植物、シラカバ等のカバノキ科植物、ハマスゲ等のカヤツリグサ科植物、ミルラ等のカンラン科植物、キキョウ、ツリガネニンジン等のキキョウ科植物、キク、カモミール、西洋ノコギリソウ、アルニカ、タラゴン、オケラ、ゴショイチゴ、フジバカマ等のキク科植物、ショウマ、サラシナショウマ、オウレン、ボタン、シャクヤク等のキンポウゲ科植物、サッサフラス、ゲッケイジュ、クスノキ、タイワンクロモジ等のクスノキ科植物、クルミ等のクルミ科植物、クワ、ホップ等のクワ科植物、クベバ、コショウ、ヒハツ等のコショウ科植物、コオウレン、アカヤジオウ等のゴマノハグサ科植物、ショウブ、セキショウ、カラスビシャク等のサトイモ科植物、ザクロ等のザクロ科植物、カシ、テルミナリア等のシクンシ科植物、スターアニス等のシキミ科植物、シソ、ローズマリー、セージ、バジル、オウゴン、オレガノ、マジョラム、ブラックミント、メボウキ、タチジャコウ、タイム、メリッサ、ナギナタコウジュ、セボリー、サルビア、ハッカ、西洋ハッカ、オランダハッカ、ラベンダー、コガネバナ等のシソ科植物、リンデン等のシナノキ科植物、ガジュツ、サンナ、ウコン、カルダモン、リョウキョウ、ヤクチ、ソウズク、ソウカ等のショウガ科、スイカズラ等のスイカズラ科植物、メタセコイア等のスギ科植物、シシウド、セロリ、ディル、アンミ、アニス、クミン、カサモチ、ヨロイグサ、ミシマサイコ、キャラウェイ等のセリ科植物、センダン、ニーム等のセンダン科植物、ダイオウ、ヤナギタデ等のタデ科植物、アセビ等のツツジ科植物、茶、ツバキ、サザンカ等のツバキ科植物、ツルムラサキ等のツルムラサキ科植物、クコ、パプリカ等のナス科植物、キササゲ等のノウセンカズラ科植物、ヤマザクラ、オヘビイチゴ、ウメ、サンザシ、アーモンド等のバラ科植物、ヒノキ等のヒノキ科植物、セネガ等のヒメハギ科植物、ビャクブ等のビャクブ科植物、グローブ、ユーカリ、オールスパイス等のフツモモ(フトモモ)科植物、ケルクス等のブナ科植物、ヒマラヤスギ等のマツ科植物、スオウ、ラタニア、カンゾウ、オウギ、センナ、エビスグサ等のマメ科植物、ハマメリス等のマンサク科植物、サンショウ、キハダ、ミカン、ゴシュユ等のミカン科植物、サンシュユ等のミズキ科植物、ムラサキ、シコンなどのムラサキ科植物、マツブサ等のマツブサ科植物、ナンテン、イカリソウ等のメギ科植物、モウセンゴケ等のモウセンゴケ科植物、レンギョウ等のモクセイ科植物、コウボク、コブシ、ホオノキ、ゴミシ等のモクレン科植物、セイヨウヤドリギ等のヤドリギ科植物、ヤマモモ等のヤマモモ科植物、アマチャなどのユキノシタ科植物、アロエ等のユリ科植物、シランなどのラン科植物、等から選ばれる植物の抽出物があげられる。中でもシソ科植物、タデ科植物、バラ科植物、ヒノキ科植物、フツモモ(フトモモ)科植物、マメ科植物、モウセンゴケ科植物、モクセイ科植物、モクレン科植物が好ましく、シソ科植物が更に好ましく、ローズマリー、セージからの抽出物が最も好ましい。上記植物抽出物は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
本発明の植物抽出物は、公知の方法により抽出することもできるし、商業的に入手できるものを使用するもこともできる。
本発明におけるこれらの植物からの好ましい抽出方法としては、以下の方法が例示できる。即ち、原料となる植物の全部又は根部、根皮部、茎部、樹皮部、葉部、種子部、花部、花蕾部、果実部、果皮部などをそのまま、あるいは粉状にして水に浸漬し、室温から溶媒還流温度までの温度で0.5〜24時間、好ましくは1〜10時間浸漬する。必要に応じて加熱後、すぐに又は数日間室温でさらに浸漬した後、濾過、遠心分離などの方法で抽出液を残査から分離する。得られた抽出液をそのまま用いてもよいが、好ましくは蒸留等で溶媒を除去する方法である。
市販品としては、例えば、ハーマー・アンド・ライマー社製、クレモーゲン・ローズマリーエキス及びクレモーゲン・セージを使用することができる。
本発明の組成における(A)成分の配合量は、好ましくは0.001〜3質量%、より好ましくは0.05〜2質量%、更に好ましくは0.01〜1質量%である。(A)成分の配合量がこの範囲内にあると、経済的かつ効果的に防臭効果を発揮することができるので好ましい。
本発明で用いられる(B)成分は、(Ba)と(Bb)との混合物である。
(Ba)は、総炭素数C14〜C25、好ましくはC16〜C21の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐炭化水素基を2又は3個有し、該炭化水素基の少なくとも1つがエステル基又は逆エステル基を有する3級アミン化合物、その中和物、その4級化物又はそれらの混合物である。(Ba)に含まれる総炭素数C14〜C25の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐炭化水素基の少なくとも1つがエステル基又は逆エステル基を有すればよく、残りの1又は2つの総炭素数C14〜C25の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐炭化水素基は、エステル基又は逆エステル基の代わりにアミド基、逆アミド基、エーテル基等を有していてもよい。(Ba)は、総炭素数C14〜C25の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐炭化水素基を2個又は3個有する3級アミン化合物とその4級化物との混合物であるのが好ましい。3級アミン化合物と4級化物とは、質量比にして、好ましくは5:95〜50:50、より好ましくは5:95〜30:70の範囲で含まれるのが好ましい。このような範囲内にあると、衣類の柔軟性が良好であるので好ましい。該炭化水素基を3個有する3級アミン化合物及びその4級化物がある場合、該炭化水素基を2個有する3級アミン化合物及びそれらの4級化物と、該炭化水素基を3個有する3級アミン化合物及びそれらの4級化物とは、質量比にして、好ましくは50:50〜95:5、より好ましくは60:40〜90:10の範囲で含まれるのが好ましい。製造性が良好であり、分散安定性が良好であるので好ましい。
(Bb)は、総炭素数C14〜C25、好ましくはC16〜C21の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐炭化水素基を1個有する3級アミン化合物、その中和物、その4級化物又はそれらの混合物である。(Bb)に含まれる総炭素数C14〜C25の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐炭化水素基は、エステル基、逆エステル基、アミド基、逆アミド基、エーテル基等を有していてもよい。
繊維製品への(A)成分の吸着性を高め、かつ防臭性・抗菌性を発揮するには、質量比で(Ba):(Bb)=50:50〜95:5が好ましく、(Ba):(Bb)=60:40〜90:10が特に好ましい。(Ba)と(Bb)との比がこの範囲内にあると、衣類等の繊維製品への(A)成分の吸着性、衣類に対する防臭性・抗菌性が高くなるので好ましい。一般的には(Ba)成分と(Bb)成分の比は、原料脂肪酸または脂肪酸メチルエステルと、アルカノールアミンからエステルアミンを合成する際の仕込みモル比によって調節することができるが、(Ba)成分と(Bb)成分を別々に合成し、所定量併用しても構わない。
本発明で用いられる(Ba)成分の好ましい具体例としては、次の一般式(I)で表される3級アミン化合物、その中和物、4級化物を挙げることができる。(Bb)成分の好ましい具体例としては、次の一般式(II)で表される3級アミン化合物、その中和物、4級化物を挙げることができる。
Figure 2005163207
式(I)において、R1は、エステル基で分断された、飽和又は不飽和の直鎖又は分岐C14〜C25の炭化水素基を示す。R1の例としては、C14〜C22、好ましくはC16〜C18の飽和又は不飽和の脂肪酸由来のアシル基に、オキシ基が連結し、さらにC1〜C4、好ましくはC2〜C3の直鎖炭化水素基が連結している基があげられる。
2は、R1、R7またはR8である。
(ここで、R1は上に定義したとおりである。
7は、アミド基またはエーテル基で分断された直鎖又は分岐C14〜C25の炭化水素基を示す。R7の例としては、C14〜C22、好ましくはC16〜C18の飽和又は不飽和の脂肪酸由来のアシル基に、アミノ基またはエーテル基が連結し、さらにC1〜C4、好ましくはC2〜C3の直鎖炭化水素基が連結している基があげられる。
8はC14〜C22、好ましくはC16〜C18の飽和又は不飽和の炭化水素基である。)
2は、R1又はR7であるのが好ましい。R2がR1を表すとき、R2とR1とは同じでも異なっていてもよいが、同じであるのが好ましい。
3は、R1、R7、R8またはR9である。
(ここで、R1、R7、R8は上に定義したとおりである。
9は、炭素数1〜3のアルキル基または炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基あるいは−(CH2−CH(Y)−O)n−H(式中、Yは水素又はCH3であり、nは2〜10である)で表される基である。)である。メチル基又は−C24OH基であるのが好ましい。)
3は、R1又はR9であるのが好ましい。R3がR1を表すとき、R3とR1とは同じでも異なっていてもよいが、同じであるのが好ましい。R2及びR3がR1を表すとき、R1、R2及びR3は互いに同じでも異なっていてもよいが、同じであるのが好ましい。
式(II)において、R4はR1、R7またはR8である。
(ここで、R1、R7、R8は上に定義したとおりである。)R4はR1又はR7であるのが好ましい。特に、C16〜C18の飽和又は不飽和の直鎖脂肪酸由来のアシル基に、オキシ基が連結し、さらにエチレン基が連結している基が好ましい。C16〜C18の飽和又は不飽和の直鎖脂肪酸由来のアシル基に、アミノ基が連結し、さらにトリメチレン基が連結している基もまた好ましい。
5及びR6は、互いに独立にR9である。
(ここで、R9は上に定義したとおりである。メチル基又は−C24OH基であるのが好ましい。)
1〜R9が不飽和基を示す場合は、二重結合の位置はいずれの箇所にあっても構わないが、直鎖不飽和基で二重結合が1個の場合には、その二重結合の位置は原料脂肪酸の中央部であるか、もしくは中央部を中心に分布していることが望ましい。cis体及びtrans体が存在する場合、これらの比は、好ましくは40:60〜80:20の範囲である。
式(I)で表される化合物の好ましい例としては、以下の化合物があげられる。
Figure 2005163207












Figure 2005163207
式(II)で表される化合物の好ましい例としては、以下の化合物があげられる。












Figure 2005163207
ここで、RICO-は、炭素数16〜18の飽和又は不飽和脂肪酸、好ましくはヘキサデカン酸、オクタデカン酸、cis-オクタデカ-9-エン酸、trans-オクタデカ-9-エン酸又はこれらの混合物から誘導されるアシル基を示し、RIICO-は、炭素数16〜18の飽和脂肪酸、好ましくはヘキサデカン酸、オクタデカン酸又はこれらの混合物から誘導されるアシル基を示し、RIIICO-は、部分硬化したパーム脂肪酸から誘導されるアシル基を示す。
本発明で用いる(B)成分は、商業的に入手できるものを使用することもできるし、公知の方法により合成することもできる。例えば、通常工業的に使用される牛脂、豚脂、パーム油、米糠油、大豆油等の由来の、好ましくはパーム油、牛脂の由来の未水添脂肪酸又は脂肪酸エステル、又は不飽和部を水添或いは部分水添して得られる脂肪酸又は脂肪酸エステル等とアルカノールアミンとの縮合反応により、3級エステルアミンを合成することができる。更に中和剤や4級化剤との反応により、中和物あるいは4級化物を製造することができる。
上記アルカノールアミンとしては、トリエタノールアミン、トリプロパノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−メチルジイソプロパノールアミン、N−メチル−N−(2−メチル−2−ヒドロキシエチル)エタノールアミン、N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロパンジアミン、N,N,−ジメチル、2,3−ジヒドロキシプロピルアミン等を使用することができる。また、上記アミンにエチレンオキサイド、又は/及びプロピレンオキサイド、又は/及びブチレンオキサイドなどアルキレンオキサイドを付加したアルカノールアミンを用いることもできる。上記アルカノールアミンは、単独でも混合物でも用いることができる。特に好ましいアルカノールアミンは、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロパンジアミンである。
上記中和剤としては任意の無機または有機の酸を使用することができ、具体的には塩酸、硫酸、リン酸、ジアルキル硫酸、アルキル硫酸、ジアルキル炭酸、安息香酸、パラトルエンスルホン酸、酢酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、グリコール酸などのカルボン酸、アクリル酸系オリゴマーやポリマー、ヒドロキシエタンジホスフォン酸、トリポリリン酸、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等を用いることができ、塩酸、硫酸、メチル硫酸が特に好ましい。
上記4級化剤としては、具体的にはジメチル硫酸、ジエチル硫酸、ジメチル炭酸、塩化ベンジル、沃化メチル、塩化メチル、塩化エチル、臭化ブチル、エピクロロヒドリンなどを用いることができ、中でもジメチル硫酸、塩化メチルが好ましい。
本発明の防臭剤組成物における上記(B)成分の配合量は、衣類に対して防臭性を付与すると同時に良好な風合いを与える点から、本発明の防臭剤組成物中に好ましくは3〜50質量%、更に好ましくは5〜30質量%配合される。また衣類に対する防臭性を付与する点からは、本発明における(A)成分と(B)成分の配合量の比は、(B)成分に対して、(A)成分が0.01〜20%であることが好ましく、0.05〜5%であることが更に好ましい。
更に本発明においては、(C)成分として植物精油を含む香料を含むことが望ましい。本発明において(C)成分は、防臭性をより高める効果を有する。本発明において(C)成分の植物精油として用いられる具体的な好ましい例としては、アビエス油、アンブレットシード油、アンジェリカ油、アニス油、コパイババルサム、ペルーバルサム、トルーバルサム、バジル油、ベイ油、ベンゾインレジノイド、ベルガモット油、バーチ油、ボアドローズ油、カラムス油、カンファー油、カナンガ油、キャラウェイ油、カルダモン油、カシア油、カッシー油、シダーウッド油、セロリシード油、カモミル油、シナモン油、シトロネラ油、クローブ油、コリアンダー油、クミン油、ディル油、エレミ油、エレミアブソリュート、エストラゴン油、ユーカリ油、フェンネル油、ガルバナム油、ガルバナムレジノイド、ガーリック油、ジュネアブソリュート、ゼラニウム油、ジンジャー油、グレープフルーツ油、グアイアック油、ヒノキ油、ジャスミンアブソリュート、ジョンキルアブソリュート、ジュニパーベリー油、ラブダナム油、ラブダナムアブソリュート、ローレルリーフ油、ラバンジン油、ラベンダー油、レモン油、レモングラス油、ライム油、リセアキュベバ油、ロベージ油、マンダリン油、タンジェリン油、マジョラム油、メリッサ油、ミモザアブソリュート、ナルシスアブソリュート、ネロリ油、ナツメグ油、オークモスアブソリュート、オリバナムレジノイド、オポポナックス油、オポポナックスアブソリュート、オレンジフラワーアブソリュート、オリスコンクリート、パセリ油、パチュリ油、パルマローザ油、ペニーロイヤル油、ペパーミント油、ペッパー油、ペリラ油、ペチグレン油、ピメント油、パイン油、ローズ油、ローズアブソリュート、ローズマリー油、クラリーセージ油、セージ油、サンダル油、スペアミント油、スパイクラベンダー油、スターアニス油、スチラックス油、スチラックスレジノイド、タジェット油、タイム油、トンカ豆、チュベローズアブソリュート、バニラ豆、ベチバー油、バイオレットアブソリュート、ウインターグリーン油、ワームウッド油、イランイラン油、ユズ油などから選ばれる1種又は2種以上含む香料であり、好ましくは、アニス油、バジル油、セロリシード油、シナモン油、ユーカリ油、ゼラニウム油、ジンジャー油、ローレル油、ラバンジン油、レモン油、レモングラス油、リセアキュベバ油、ライム油、マンダリン油、オレンジ油、ピメント油、ローズマリー油、サンダル油、ユズ油であり、さらに好ましくは、ユーカリ油、オレンジ油、ローズマリー油である。
本発明で(C)成分に用いられる植物精油は、一般に水より軽く、テルペン化合物を主成分とした有香成分を含む揮発性の油であり、植物の枝葉、根茎、木皮、樹幹、果実、花、蕾、樹脂などから得られる。植物精油の採取方法には、主に圧搾法、水蒸気蒸留法、および溶剤抽出法が用いられる。
圧搾法は、オレンジ、レモン、ベルガモット等柑橘類などの果皮にある油房に含まれる精油を圧搾するか、傷を付けることによって油を得るものであり、あるいは果実をそのまま圧搾して果汁と油を分離しても得られる。
水蒸気蒸留法は、水蒸気の熱によって香気成分が変化しないものに適した方法で、簡便なために広く用いられている。採油しようとする植物、例えば、ローズマリーやユーカリの各部分をそのまま、あるいは乾燥、粉砕し、釜に詰め、水蒸気を吹き込み蒸留して、凝縮水より分離する方法である。精油成分の沸点は150〜300℃付近のものが多いが、水蒸気に伴われる時は、水蒸気の温度で容易に留出するため、分解や変質を防ぐことができる。
抽出法は香気成分が熱により変質する恐れがあるものや、成分の一部が水に溶けるものに対して適当ではない。このため、花などは水蒸気蒸留より低い温度で、また水を用いないで香気成分を取り出すである。抽出法には、一般的には溶剤抽出法が用いられる。この方法は、原料となる植物と石油エーテル、ヘキサン、ベンゼンなどの有機溶剤を抽出釜に仕込み、室温で攪拌してのち、廃花を取り除き、低温で溶剤を留去することにより蝋状のコンクリートを得る。このコンクリートをアルコールで抽出、低温にて留去することによりアブソリュートと呼ばれる花精油を得ることができる。また、樹皮から浸出する樹脂を溶剤抽出することによりレジノイドと呼ばれる香気成分の濃縮物を得ることもできる。この他、牛脂や豚脂、オリーブ油などの油脂に吸着させ、その油脂をアルコールで抽出、留去することにより香気成分が得られる油脂吸着法や、炭酸ガスや低級炭化水素を用いる液化ガス抽出法などが挙げられる。
本発明の防臭剤組成物が上記(C)成分を含有する場合、防臭性をより高める点、及び衣類への着香が適度である点から、本発明の防臭剤組成物中に好ましくは0.001〜5質量%、好ましくは0.01〜3質量%、更に好ましくは0.1〜2質量%配合するのが好ましい。
本発明には、植物精油以外にも他の香料成分を添加することができる。具体例としては、「Perfume and Flavor Chemicals」,Vol.I and II,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994)および「合成香料 化学と商品知識」、印藤元一著、化学工業日報社(1996)および「Perfumery Material Performance V.3.3」,Boelens Aroma Chemical Information Service(1996)等に記載の香料である。
更に本発明においては、(D)成分として水不溶性のシリコーンを含むことができる。本発明において(D)成分は、特に(A)成分と(C)成分の衣類への吸着性をさらに増大する効果を有する。
本発明において水不溶性シリコーンとは、25℃において、水1Lに対して10g以下の溶解度を持つシリコーンを指す。水不溶性であれば、変性、未変性いずれのシリコーンも用いることができるが、未変性ジメチルシリコーン、アミノ変性シリコーン、アミノ・ポリエーテル変性シリコーン、アミド変性シリコーン、アミド・ポリエーテル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルキル・ポリエーテル変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーンから選ばれるシリコーンが好ましく、ポリエーテル変性シリコーンがより好ましい。
変性シリコーンの場合、シロキサン骨格に対する各種変性基の変性部位は、側鎖の部分でも、主鎖を部分的に分断しているものなどいずれでも良いが、側鎖に変性基を有するものがより好ましい。また、いずれの場合も主鎖の最末端はメチル基、ヒドロキシル基、水素原子であることが好ましい。
本発明で用いる水不溶性シリコーンは、商業的に入手できるものを使用することができ、例えば、東レ・ダウ・コーニング・シリコーン株式会社から、商品名SH3775、SH3775HV、SF8417、BY16−837、BY16―878、SH200C−1000csで販売されているものを用いることができる。
本発明の防臭剤組成物が上記(D)成分を含有する場合、経済的に、(A)成分と必要により含まれる(C)成分の衣類への吸着性をさらに増大させる点から、本発明の防臭剤組成物中に好ましくは0.1〜10質量%、より好ましくは0.3〜7質量%、更に好ましくは1〜5質量%配合するのが好ましい。
更に本発明の防臭剤組成物には、衣類の抗菌性を高める、悪臭を物理的に吸着させる、などにより防臭性を向上させる目的で、(Ea)〜(Ed)から選ばれる化合物を1種又は2種以上使用することができる。
(Ea)分子内に、塩素原子を2〜3個,ヒドロキシル基を1個有するフェニルエーテル化合物。具体的に好ましい例としては、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロオキシジフェニルエーテル、4,4’−ジクロロ−2−ヒドロオキシジフェニルエーテルである。2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロオキシジフェニルエーテルとしては、チバスペシャルティ・ケミカルズ社製のイルガサンDP−300、4,4’−ジクロロ−2−ヒドロオキシジフェニルエーテルとしては、チバスペシャルティ・ケミカルズ社製のチノサンHP−100(有効分25質量%)などの市販品を用いることができる。
(Eb)分子内に、炭素数6〜14の飽和あるいは不飽和の炭化水素基を2個有するアミン化合物またはその中和物または4級物あるいはこれらの混合物。具体的に好ましい例としては、ジデシルジメチルアンモニウムクロライドである。ジデシルジメチルアンモニウムクロライドとしては、ライオンアクゾ社製アーカード210−50(有効分50質量%)、三洋化成社製カチオンDDC−50などの市販を用いることができる。
(Ec)分子内に、炭素数6〜16の飽和あるいは不飽和の炭化水素基を1個有し、更にベンゼン環を1個有するアミン化合物またはその中和物または4級物あるいはこれらの混合物の中から選ばれる1種以上、好ましくは2種以上。具体的に好ましい例としては、アルキルジメチルベンジルクロライド、アルキルピリジニウムクロライドであり、特に好ましい例としてはアルキルジメチルベンジルクロライドである。アルキルジメチルベンジルクロライドとしては、ライオンアクゾ社製アーカードCB−50(有効分50質量%)、三洋化成社製カチオンG−40、同G−50、同M、同M−50などの市販品を用いることができる。
(Ed)リシノール酸の無機塩。具体的に好ましい例としては、リシノール酸亜鉛、リシノール酸マグネシウム、リシノール酸カルシウムであり、特に好ましい例としてはリシノール酸亜鉛である。リシノール酸亜鉛としては、シムライズ社製グリロシンシリーズ、などの市販品を用いることができる。
本発明の防臭剤組成物が上記(E)成分を含有する場合、経済的にかつ効率的に防臭効果を高める点から、本発明の防臭剤組成物中に好ましくは0.01〜5質量%、好ましくは0.1〜2質量%配合するのが好ましい。
更に本発明の防臭剤組成物には、機能付与、製造性向上、保存安定性向上などの目的で、必要に応じて繊維用防臭剤組成物に配合される公知の成分を本発明の効果を妨げない範囲で配合することができる。これらの成分としては、例えば非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性活性剤、無機又は有機の塩類、酸化防止剤、キレート剤、紫外線吸収剤、溶剤、抗菌剤、pH調整剤、色素等が挙げられる。
非イオン界面活性剤は、主に分散性、粘度安定性を向上する目的で使用し、具体的にはアルコール又はアミン又は脂肪酸のアルキレンオキシド付加物を用いることができる。炭素鎖部分は、分岐していても直鎖でもよく、不飽和があってもよい。また、炭素鎖に分布があってもよい。炭素鎖は短鎖でも長鎖でも構わないが、好ましくは炭素数6〜20、より好ましくは8〜18である。炭素鎖が直鎖である場合には炭素数6〜14のものが好ましく,より好ましくは8〜12、最も好ましくは8〜10である。炭素鎖が分岐鎖である場合には、炭素数6〜18のものが好ましく、より好ましくは9〜18、最も好ましくは13である。原料としては、エクソン化学製エクサール、BASF社製LUTENSOLシリーズ、協和発酵工業製オキソコール、HoechstAG社製GENAPOLシリーズ、Shell社製DOBANOLシリーズなどを使用することができる。また、特にアルコールのアルキレンオキシド付加物の場合には1級アルコールでも2級アルコールでも使用できるが1級アルコールを用いたほうが仕上げ剤組成物の分散性が良好である。炭素数が13のアルコールは、例えばドデセンを原料に製造されるが、その出発原料としてはブチレンでもプロピレンでもよい。一方、炭素鎖が不飽和基を含む場合には、炭素数は18であるものが特に好ましく、不飽和基の立体異性体構造は、シス体又はトランス体であっても、両者の混合物であってもよいが、特にシス体/トランス体の比率が25/75〜100/0(質量比)であることが好ましい。アルキレンオキサイドとしては、エチレンオキサイド(EO)が好ましいが、エチレンオキサイドとともにプロピレンオキサイド(PO)またはブチレンオキサイド(BO)を付加したものであってもよい。EOの平均付加モル数としては10〜100モルが好適であり、より好ましくは20〜80モル、特に好ましくは30〜60モルである。また、EOとともに付加するPO又はBOの平均付加モル数としては1〜5が好適であり、より好ましくは1〜3モルである。この際、EOを付加した後、PO又はBOを付加しても、あるいはPO又はBOを付加した後、EOを付加してもよい。
より具体的には、例えばノニルアルコールの平均EO9PO1付加物、一級イソノニルアルコールの平均EO40モル付加物、一級イソデシルアルコールの平均EO20モル付加物、ラウリルアルコールの平均EO20モル付加物、一級イソへキサデシルアルコールの平均EO60モル付加物、一級イソトリデシルアルコールの平均EO40モル付加物、牛脂アルキルアミンの平均EO60付加物、牛脂アルキルアミンの平均EO60付加物、オレイルアミンの平均EO50付加物、ラウリン酸の平均EO20モル付加物などが挙げられる。日本エマルジョン製エマレックスシリーズ、三洋化成製エマルミンシリーズ、ライオン化学製TDAシリーズ、エソミンシリーズ、日本触媒製ソフタノールシリーズ、BASF社製LUTESOLシリーズなどを使用することができる。非イオン界面活性剤の配合量は、組成物全体に対して0〜10質量%、好ましくは0.1〜5質量%である。
本発明の防臭剤組成物が上記界面活性剤を含有する場合、組成物の分散安定性を良好にする点から、本発明の防臭剤組成物中に好ましくは0.1〜10質量%、好ましくは0.1〜5質量%配合するのが好ましい。
無機又は有機の塩類は、主に組成物の粘度を下げる目的で使用し、具体的には、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化アルミニウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸マグネシウム、p−トルエンスルホン酸ナトリウム、グリコール酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、グリコール酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、グリコール酸カリウム、乳酸ナトリウムなどが挙げられ、好ましくは、塩化カルシウム、塩化マグネシウムである。塩類の配合量は、組成物全体に対して、好ましくは0〜3質量%、より好ましくは0〜2質量%、更に好ましくは0〜1質量%である。
酸化防止剤は、主に長期保存条件下での安定性を良好な状態に保つために使用し、具体的には、亜硫酸ナトリウム、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、三級ブチルヒドロキノン、没食子酸エステル、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、クエン酸イソプロピル、アスコルビン酸、アスコルビン酸パルミテート、4,5−ジヒドロキシ−m−ベンゼンスルホン酸塩、天然トコフェロールやこれらの混合物などが挙げられ、酸化防止剤の配合量は、組成物全体に対して、好ましくは0〜1質量%である。
キレート剤は、具体的には、クエン酸、エチレンジアミン四酢酸などが挙げられ、キレート剤の配合量は、組成物全体に対して、好ましくは0〜3質量%である。
紫外線吸収剤、具体的には、ベンゾフェノン誘導体、ベンゾトリアゾール誘導体などが挙げられ、紫外線吸収剤の配合量は、組成物全体に対して、0〜1質量%である。
溶剤は、具体的には、未変性エチルアルコール、変性エチルアルコール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、イソプロピレングリコール、ヘキシレングリコールなどが挙げられ、溶剤の配合量は、組成物全体に対して、好ましくは0〜30質量%である。
防腐剤は、主に長期保存中の防腐性を保つために使用し、具体的には、イソチアゾロン系の有機硫黄化合物、ベンズイソチアゾロン系の有機硫黄化合物、安息香酸類、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオールなどが挙げられる。イソチアゾロン系の有機硫黄化合物の例としては、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−n−ブチル−3−イソチアゾロン、2−ベンジル−3−イソチアゾロン、2−フェニル−3−イソチアゾロン、2−メチル−4,5−ジクロロイソチアゾロン、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、およびそれらの混合物があげられる。より好ましい防腐・殺菌剤は、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンと2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンとの水溶性混合物であり、さらに好ましくは約77%の5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンと約23%の2−メチル-4−イソチアゾリン−3−オンとの水溶性混合物である。また、ベンズイソチアゾリン系の有機硫黄化合物の例としては、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4,5−トリメチレン−4−イソチアゾリン−3−オンなどがあげられ、類縁化合物としてジチオ−2,2−ビス(ベンズメチルアミド)なども使用できそれらを任意の混合比で使用することができる。このうち1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンが特に好ましい。安息香酸類の例としては、安息香酸又はその塩、パラヒドロキシ安息香酸又はその塩、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸ベンジル等を挙げることができ、防腐剤の配合量は、組成物全体に対して、好ましくは0〜1質量%である。
pH調整剤は、任意の無機または有機の酸およびアルカリを使用することができ、具体的には、例えば塩酸、硫酸、リン酸、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸、メチル硫酸、エチル硫酸、安息香酸、パラトルエンスルホン酸、酢酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、グリコール酸などのカルボン酸、アクリル酸などの高分子アクリル酸、ヒドロキシエタンジホスホン酸、トリポリリン酸、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、ジメチルアミン、N−メチルエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(2−シアノエチル)アミン、N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロパンジアミン、2,3−ジヒドロキシ−N,N−ジメチルプロピルアミン、N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)プロパンジアミン等の短鎖アミン化合物または、それらのアルキレンオキシド付加物、窒素に連結する炭素数が8〜36の長鎖アミン化合物またはそれらのアルキレンオキシド付加物など、及び上記記載の塩を用いることができる。また、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属珪酸塩なども使用することができる。これらの中でも、塩酸、硫酸、ジメチル硫酸、メチル硫酸、水酸化ナトリウム、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンがより好ましい。本発明の防臭剤組成物のpHは好ましくは1.5〜5.5である。pHがこのような範囲内にあると、衣料用防臭剤組成物に通常配合される香料の変質が生ずることなく、防腐力も保持できるので好ましい。なお、好ましくはpH2〜4である。
色素は、主に防臭剤組成物の外観を向上する目的で使用し、具体的には、酸性染料、直接染料、塩基性染料、反応性染料及び媒染・酸性媒染染料から選ばれる水溶性染料の1種または2種以上を添加することができる。添加できる染料の具体例は、染料便覧(有機合成化学協会編,昭和45年7月20日発行,丸善株式会社)等に記載されている。本発明の防臭剤組成物の色素の配合量は、組成物全体に対して、好ましくは0〜100ppmである。
好ましい本発明の防臭剤組成物としては、以下を含有するものがあげられる:
(A)成分として、ローズマリーエキス及びセージエキスを含有するもの、及び
(B)成分として、既述の式(I−1)〜(I−10)及び(II−1)〜(II−4)で表されるもの、特に式(I−1)、(I−2)、(I−6)及び(I−7)と(II−2)との組合せ、式(I−3)及び(I−10)と(II−1)及び(II−4)との組合せ、(I−4)、(I−5)、(I−8)及び(I−9)と(II−3)との組み合わせを含有するものが好ましい。
より好ましい本発明の防臭剤組成物としては、上述の(A)及び(B)成分に、更に、
(C)成分として、オレンジ油、スイートオレンジ油、ローズマリー油、ユーカリ油を含有するもの;及び
(D)成分として、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、アミノポリエーテル変性シリコーン、アミド変性シリコーン又は未変性ジメチルシリコーン、
を含有するものがあげられる。
本発明の組成物の調整方法については特に制限がなく、種々の方法を用いることができるが、特に特開平2−68137号、特開平10−237762号公報、特開平5−310660号公報、特開平5−310661号公報、特開平5−310662号公報に記載されている方法が好ましい。具体的には、1)本発明の(B)成分から、必要により(C)成分、(D)成分、その他の油溶性成分をプレミックスしてから油相を作成し、この油相に水相の一部を添加するか、あるいは水相の一部に該油相を添加して、カチオン界面活性剤の液晶相を形成させ、次いで該液晶相と残りの水相とを混合して液晶相を転相させる方法、2)上記油相と水相とを一括で混合し、乳化、分散する方法などにより調製することができる。いずれの場合も、(B)成分、必要により(C)成分及び(D)成分を含む油相混合物の粒径が、好ましくは0.01μm〜10μm、より好ましくは0.05〜5μm、更に好ましくは0.1〜1μmとなるように、混合装置の攪拌力、剪断力を加えることが好ましい。このような範囲にあると、分散安定性の面等が良好であるので好ましい。(A)成分は、いずれの場合も水相中に予め混合しておくか、もしくは1)2)の攪拌後に後添加して再攪拌することが好ましい。その他の任意成分は、水溶性の高いものは水相、水溶性の低いものは油相に入れることが好ましい。粘度コントロール剤である塩類は、製造時のどの段階に何回に分けて入れても構わない。
本発明の組成物は、衣料製品を洗濯する際、例えば洗濯機、好ましくは家庭用洗濯機を使用する場合、すすぎ後に添加することにより簡便な防臭仕上げ剤として使用することができる。
本発明の仕上げ剤組成物を封入するための容器としてはいかなるものも使用できるが、特に特開2002−327375号公報に示されている本体容器、詰替え容器が特に好ましい。
以上、本発明の組成物に含まれる任意成分の説明に関して列挙した書籍、文献の全ては引用により、本明細書の開示の一部とみなされるものとする。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
[実施例1〜13及び比較例1〜3]
下記A成分〜D成分を表1に示す種類・量の組合せで用い、更に下記共通成分を加え防臭剤組成物を製造した。なお、残部は水である。この後、下記方法で試布を調整し、防臭性を評価した。結果は表1に併記する。














































Figure 2005163207
<A成分>
A−1:クレモーゲン・ローズマリーエキス(ハーマー・アンド・ライマー社)
A−2:クレモーゲン・セージ(ハーマー・アンド・ライマー社)
<B成分>
B−1としては、下記B−1−1〜B−1−5をB−1−1:B−1−2:B−1−3:B−1−4:B−1−5=45:19:21:2:13の質量比で含む混合物を使用した。
B−1−1:上記一般式(I)で表されるアミン化合物をジメチル硫酸で4級化したもの(ただし、R1およびR2は後述するアシルオキシエチル基であり、R3はC2H4OH基である)
B−1−2:上記一般式(II)で表されるアミン化合物をジメチル硫酸で4級化したもの(ただし、R4は後述するアシルオキシエチル基であり、R5およびR6はC2H4OH基である)
B−1−3:上記一般式(I)で表されるアミン化合物をジメチル硫酸で4級化したもの(ただし、R1、R2およびR3は後述するアシルオキシエチル基である)
B−1−4:上記一般式(I)で表されるアミン化合物のメチル硫酸塩(ただし、R1およびR2は後述するアシルオキシエチル基であり、R3はC2H4OH基である)
B−1−5:上記一般式(I)で表されるアミン化合物のメチル硫酸塩(ただし、R1、R2およびR3は後述するアシルオキシエチル基である。)
B−1−1〜B−1−5に含まれるアシルオキシエチル基に使用されるアシル基は、オクタデカン酸/ヘキサデカン酸/cis−オクタデカ−9−エン酸/trans−オクタデカ−9−エン酸を40/20/18/22で混合したものを原料として得られたものである。
B−2としては、下記B−2−1〜B−2−2をB−2−1:B−2−2=80:20の質量比で含む混合物を使用した。
B−2−1:上記一般式(I)で表されるアミン化合物の塩酸塩(ただし、R1は後述するアシルオキシエチル基であり、R2は後述するアシルアミノプロピル基であり、R3はメチル基である)
B−2−2:上記一般式(II)で表されるアミン化合物の塩酸塩(ただし、R1は後述するアシルアミノプロピル基であり、R2はC2H4OH基であり、R3はメチル基である)
B−2−1,B−2−2に含まれるアシルオキシエチル基、およびアシルアミノプロピル基に使用されるアシル基は、オクタデカン酸/ヘキサデカン酸を70/30で混合したものを原料として得られたものである。
なお、B−1,B−2のアミン化合物またはその中和物または4級化物は、トリエタノールアミンなどのアミン類、脂肪酸、脂肪酸メチルエステルなどの出発原料を、不純物として0〜3質量%の範囲で含んでいた。
B−3としては、トリエタノールアミンと部分硬化パーム脂肪酸メチルエステル(ヨウ素価:40、シス体比率45%)とを、1:1.7のモル比で、190℃において6時間反応させ、得られた生成物に、0.98倍モルのジメチル硫酸で、90℃で1時間、4級化することにより目的化合物を得た。モノ-、ジ-及びトリ-アシル体の比率は、HPLCによる面積比で25:55:20であり、未反応エステル化アミンの重量比率は9:1であった。なお、B−3の合成は、特開2003−105671号に記載の方法に準じて行った。
B−4(比較品)としては、上記一般式(II)で表されるアミン化合物をジメチル硫酸で4級化したもの(ただし、R4はアシルオキシエチル基であり、R5およびR6はC2H4OH基である。このアシルオキシエチル基に使用されるアシル基は、オクタデカン酸/ヘキサデカン酸/cis−オクタデカ−9−エン酸/trans−オクタデカ−9−エン酸を40/20/18/22で混合したものを原料として得られたものである。)を使用した。
B−5(比較品)としては、上記一般式(I)で表されるアミン化合物の塩酸塩(ただし、R1はアシルオキシエチル基であり、R2はアシルアミノプロピル基であり、R3はメチル基である。このアシルオキシエチル基、およびアシルアミノプロピル基に使用されるアシル基は、オクタデカン酸/ヘキサデカン酸を70/30で混合したものを原料とした。)を使用した。
<C成分>香料
Figure 2005163207
<D成分>シリコーン
D−1 ポリエーテル変性シリコーン(商品名:東レ・ダウ・コーニング・シリコーン(株)製 SH3775)
D−2 ポリエーテル変性シリコーン(商品名:東レ・ダウ・コーニング・シリコーン(株)製 SH3775HV)
D−3 アミノ変性シリコーン(商品名:東レ・ダウ・コーニング・シリコーン(株)製 SF8417)
D−4 アミノ・ポリエーテル変性シリコーン(商品名:東レ・ダウ・コーニング・シリコーン(株)製 BY16−837)
D−5 アミド変性シリコーン(商品名:東レ・ダウ・コーニング・シリコーン(株)製 BY16−878)
D−6 未変性ジメチルシリコーン(商品名:東レ・ダウ・コーニング・シリコーン(株)製 SH200C−10000cs)
<共通成分>
ラウリルアルコールの平均EO20モル付加物:1質量%
トリデシルアルコールの平均EO50モル付加物:1質量%
塩化カルシウム((株)トクヤマ製):0.3質量%
エチレングリコール(三菱化学製):3質量%
色素(C.I.Acid Blue 112(日本化薬(株)製 カヤノールミーリングウルトラスカイSE)):0.0005質量%
<臭気評価>
二槽式洗濯機CW−C30A1(三菱電機製)を用いて、市販綿Tシャツ18枚(計約1.5Kg)の布類を処理した。洗濯仕上工程は、洗浄10分、脱水1分、ためすすぎ3分、脱水1分、ためすすぎ3分、脱水1分、仕上処理3分、脱水1分であり、洗浄、すすぎ、仕上処理の際はいずれも30L、25℃の水を用いた。洗浄時には、市販洗剤「トップ」(ライオン製)を15g/30Lの濃度で使用した。仕上処理時には、水量30リットルに対して、実施例、比較例の防臭剤組成物を10グラムの濃度になるように加えた。この後、25℃、45%RHの雰囲気下で24hrつり干し乾燥した。
この様にして得られたTシャツをすべて左右に半裁し、仕上剤を非使用とした以外は上記と同様に仕上たシャツの左半身部分(対照)と、実施例1の組成物を加えて仕上たシャツの右半身部分とを組み合わせて再び元のシャツ形状となるように縫合したものを2組、左右が逆のものを2組用意した。成人男子(28〜38才)計4名を被験者とし、上半身にこれらのTシャツのみ、下半身には下着と短パンのみを着用させ、25℃、45%RHの雰囲気下でエアロバイクで100Wの運動を20分行なってもらった。運動終了後、衣料を回収し、1時間〜1時間半後に臭気強度を判定した。汗臭評価は表3の基準に従い5名の評価者が各々のシャツの臭気を評価した。更に翌日には同一の被験者4名が、それぞれ前日と左右が逆になっているシャツを着用し、同様の運動、判定を実施した。着用者延べ8名×評価者5名、計40件の評点を平均し、0.5未満を×、0.5以上1.0未満を△、1以上1.5未満を○、1.5以上2.0未満を◎、2.0以上を●として、○以上を合格とした。同様の試験を対照を固定して、実施例2〜13、比較例1〜3についても実施した。
表3
(評点)
+3:対照の方が非常に臭い
+2: 〃 かなり臭い
+1: 〃 やや臭い
0:対照と同等程度である
−1:対照よりやや臭い
−2: 〃 かなり臭い
−3: 〃 非常に臭い

Claims (4)

  1. (A)少なくとも1種の植物抽出物、及び
    (B)95:5〜5:95の質量比で以下の(Ba)及び(Bb)を含む、衣料用防臭剤組成物:
    (Ba)総炭素数C14〜C25の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐炭化水素基を2又は3個有し、該炭化水素基の少なくとも1つがエステル基又は逆エステル基を有する3級アミン化合物、その中和物、その4級化物又はそれらの混合物;
    (Bb)総炭素数C14〜C25の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐炭化水素基を1個有する3級アミン化合物、その中和物、その4級化物又はそれらの混合物。
  2. 更に(C)植物精油を含む請求項1に記載の衣料用防臭剤組成物。
  3. (C)植物精油が、オレンジ油、ローズマリー油及びユーカリ油からなる群から選ばれる1種又は2種以上である請求項2記載の衣料用防臭剤組成物。
  4. 更に(D)水不溶性シリコーンを含む請求項1〜3のいずれか1項記載の衣料用防臭剤組成物。
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