JP2005163183A - 基板処理装置のクリーニング方法 - Google Patents

基板処理装置のクリーニング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 Fラジカルを用いたクリーニングにおいてFラジカルが再結合してF2を形成する条件を用いることにより、Fラジカルによる基板処理容器内の部材のダメージを低減したクリーニングを行う。
【解決手段】 被処理基板を処理する基板処理装置の処理容器をクリーニングするクリーニング方法において、前記基板処理装置に設置されたリモートプラズマ発生部に、第1の流量でクリーニングガスを導入しつつ前記処理容器内の圧力を第1の圧力に維持しプラズマを励起する工程と、前記リモートプラズマ発生部に、前記第1の流量より多い第2の流量でクリーニングガスを導入しつつ前記処理容器内の圧力を前記第1の圧力より高い第2の圧力に維持し、処理容器内の堆積物を除去するクリーンニング工程と、を有することを特徴とする基板処理装置のクリーニング方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は基板処理装置のクリーニング方法に関し、更にはリモートプラズマによる成膜装置のクリーニング方法に関する。
被処理基板に成膜を行う基板処理装置、例えばCVD(化学気相堆積)装置などにおいては基板処理容器内に被処理基板を載置して所定の成膜を行う。被処理基板上に形成される薄膜の例は多数あるが、前記基板処理容器内においてはその内壁や、もしくは基板保持台など当該基板処理容器内の部材にも成膜処理による薄膜が付着して堆積物となる。このようにして付着した前記堆積物は、前記基板処理装置による成膜が繰り返されると膜厚が増大し、やがては剥離してしまう。剥離した当該堆積物は前記基板処理容器内を浮遊し、前記したような成膜の工程中に被処理基板に形成される薄膜中に取り込まれ、当該薄膜の膜質を劣化させる問題が生じる。
そのため、前記したような堆積物を基板処理容器から除去する方法に関してクリーニング方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。それによると、クリーニングのために基板処理容器の外にフッ素ラジカルを生成するためのリモートプラズマ発生部を設け、2.45GHzのマイクロ波によってNF3を励起してフッ素ラジカルを生成し、当該フッ素ラジカルを基板処理容器に導入することによって前記したような堆積物を気化させ、当該基板処理容器の外へと排出する方法が開示されている。
特開平10−149989号公報 特開2000−353683号公報
しかし、前記特許文献1によるクリーニング方法では、クリーニングのための反応種におもにフッ素ラジカル(F)を用いているため、例えば基板処理容器内部に石英部材などがあった場合は当該フッ素ラジカルで当該石英部材がエッチングされてしまうという問題があった。さらに、当該基板処理容器内部にAlN,Al23などのセラミック部材を用いた場合、前記した石英部材の場合に比べてエッチング量は少ないものの、当該フッ素ラジカルが大量に当該基板処理容器内に導入されるため、当該セラミック部材が当該フッ素ラジカルによりエッチングされて、例えばアルミの化合物などが形成され、当該基板処理容器内に残留して、それが成膜工程において形成される薄膜中にとりこまれ、膜中汚染として当該薄膜の膜質を低下させてしまう可能性が懸念された。
そこで、本発明においては上記の問題を解決した、新規で有用な基板処理装置のクリーニング方法を提供することを統括的目的とする。
本発明の具体的な課題は、Fラジカルを再結合させたF2をおもなクリーニングの反応種に用いることで、従来のFラジカルをおもに用いたクリーニング方法にみられたFラジカルによる基板処理容器内の部材のダメージを低減したクリーニング方法を提供することである。
本発明は、上記の課題を解決するために、
請求項1に記載したように、
被処理基板を処理する基板処理装置の処理容器をクリーニングするクリーニング方法において、
前記基板処理装置に設置されたリモートプラズマ発生部に、第1の流量でクリーニングガスを導入しつつ前記処理容器内の圧力を第1の圧力に維持しプラズマを励起する工程と、
前記リモートプラズマ発生部に、前記第1の流量より多い第2の流量でクリーニングガスを導入しつつ前記処理容器内の圧力を前記第1の圧力より高い第2の圧力に維持し、前記処理容器内の堆積物を除去するクリーンニング工程と、を有することを特徴とする基板処理装置のクリーニング方法により、また、
請求項2に記載したように、
前記リモートプラズマ発生部は前記クリーニングガスを高周波で励起することを特徴とする請求項1記載の基板処理装置のクリーニング方法により、また、
請求項3に記載したように、
前記高周波の周波数は400kHz〜3GHzであることを特徴とする請求項2記載の基板処理装置のクリーニング方法により、また、
請求項4に記載したように、
前記クリーニングガスはフッ素化合物を含むガスであることを特徴とする請求項1乃至3のうち、いずれか一項記載の基板処理装置のクリーニング方法により、また、
請求項5に記載したように、
前記クリーニングガスはCF4,C26,C38,SF6,NF3からなる群より選ばれることを特徴とする請求項4記載の基板処理装置のクリーニング方法により、また、
請求項6に記載したように、
前記堆積物の除去に寄与する反応種は、Fラジカルが再結合したF2を含むことを特徴とする請求項4または5記載の基板処理装置のクリーニング方法により、また、
請求項7に記載したように、
前記反応種によって前記処理容器内部の露出部分に堆積した前記堆積物を除去することを特徴とする請求項6記載の基板処理装置のクリーニング方法により、また、
請求項8に記載したように、
前記堆積物は金属、金属窒化物、金属酸化物、珪素および珪素化合物のいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至7のうち、いずれか1項記載の基板処理装置のクリーニング方法により、また、
請求項9に記載したように、
前記堆積物はW,WN,Ta,TaN,Ta25,Re,Rh,Ir,Ir23,Si,SiO2,SiN,Ti,TiN,Ru,RuO2からなる群より選ばれることを特徴とする請求項8記載の基板処理装置のクリーニング方法により、また、
請求項10に記載したように、
前記露出部分は石英からなる部材を含むことを特徴とする請求項7乃至9のうち、いずれか1項記載の基板処理装置のクリーニング方法により、また、
請求項11に記載したように、
前記露出部分はAl23の焼結材料からなる部材を含むことを特徴とする請求項7乃至10のうち、いずれか1項記載の基板処理装置のクリーニング方法により、また、
請求項12に記載したように、
前記露出部分はAlNの焼結材料からなる部材を含むことを特徴とする請求項7乃至11のうち、いずれか一項記載の基板処理装置のクリーニング方法により、解決する。
[作用]
本発明によれば、基板処理装置のクリーニングにおいて、従来用いられていたフッ素ラジカル(F*)をおもな反応種としたクリーニングに変わって、当該フッ素ラジカルを再結合させたフッ素分子(F2)をおもな反応種としてクリーニングを行うため、Fラジカルによる基板処理容器内の部材、例えば石英のダメージを低減して、従来は基板処理容器内の部材としては用いることができなかった石英部材を使用することが可能になる。更にAlN,Al23などがFラジカルによってエッチングされることが原因で発生する、薄膜への汚染を低減することが可能となり、高品質な薄膜形成が可能となる。
本発明によれば、基板処理装置のクリーニングにおいて、従来用いられていたフッ素ラジカル(F*)によるクリーニングに変わって、当該フッ素ラジカルが再結合したフッ素分子(F2)によるクリーニングを行うため、Fラジカルによる基板処理容器内の部材、例えば石英のダメージを低減して、従来のFラジカルによるクリーニングでは用いることができなかった石英部材を使用することが可能になる。更にAlN,Al23などがFラジカルによってエッチングされることが原因で発生する、薄膜への汚染を低減することが可能となる。
以下に本発明の実施例に関して図面に基づき、説明する。
図1は、本発明によるクリーニングを実施可能な基板処理装置600の構成を示す図である。
図1を参照するに、前記基板処理装置600は、例えばアルミニウムなどからなる処理容器501を有している。前記処理容器501の側壁には半導体基板101を搬出入する際に開閉されるゲートバルブ527が設けられる。
前記半導体基板101は、前記処理容器501内に設置される載置台603に載置される。前記載置台603は、例えば窒化アルミニウムなどのアルミニウム化合物などからなり、前記処理容器501の底部から立ち上がる円筒形状の例えばアルミニウム製の区画壁513の上部内壁から延びる3本(本図中では2本のみ示す)の支持アーム604により、支持されている。
また、前記処理容器501底部の前記載置台603の直下には、加熱手段である複数個の加熱ランプ608が、反射鏡も兼ねる回転台609に取り付けられている。前記回転台609は回転軸を介してモータ610により回転される。
また、前記加熱ランプ608を囲むように形成された加熱室607の上部には、例えば石英などの熱線透過材料よりなる透過窓606が設けられ、前記加熱室607と前記処理容器501を隔絶している。前記加熱ランプ608から放射される熱線は、前記透過窓606を透過して前記載置台603の下面を照射してこれを加熱する。
前記載置台603の下方には、複数本、例えば3本のL字状のリフタピン505(本図中では2本のみ示す)がリング状の支持部材506に対して上方へ起立させて設けられている。前記支持部材506は、前記処理容器501底部に貫通して設けられた押し上げ棒507により上下動し、前記リフタピン505を前記載置台603に貫通させて設けたリフタピン穴508に挿通させて前記半導体基板101を持ち上げる。
前記押し上げ棒507の下端は、前記処理容器501内の気密を確保するために伸縮可能なベローズ509を介して図示しないアクチュエータに接続されている。
また、前記載置台603の周縁部には、例えば円盤状の前記半導体基板101の輪郭形状に沿った略リング状の例えば窒化アルミニウムなどのセラミック製のクランプリング部材511が設けられている。前記クランプリング部材511は、前記半導体基板101の周縁部を保持してこれを前記載置台603側へ固定する。
前記クランプリング部材511は、連結棒512を介して前記支持部材506に連結されており、前記リフタピン505と一体的に昇降する構造となっている。なお、前記リフタピン505と前記連結棒512はセラミック部材であるAl23などにより形成されている。
前記載置台603の外周側の前記区画壁513は、前記区画壁513の内側に、図示しない不活性ガス供給手段が接続されたガスノズル520から供給される不活性ガスによりパージされる不活性ガスパージ室515を画成する。これにより、処理対象の基板の側面や裏面、前記載置台603裏面、もしくは前記透過窓606などに不要な膜が付着することを防止している。
前記区画壁513上端は例えばL字状に水平方向へ屈曲させて屈曲部514を形成している。前記屈曲部514の上面は、前記載置台603の上面と実質的に同一の平面状にあり、前記載置台603の外周よりも僅かな距離だけ離間された隙間に前記連結棒512が挿通されている。
また、前記クランプリング部材511の内週側の下面には、周方向にそって、略等間隔で配置された複数の接触突起516が形成されており、前記半導体基板101をクランプする際には、前記接触突起516の下端面が前記半導体基板101の周縁部の上面と当接してこれを押下する構造となっている。
また、前記不活性ガスパージ室515内の不活性ガスは、複数の前記接触突起516の間に形成される第1ガスパージ用間隙517と、前記クランプリング部材511と前記屈曲部514の間に形成される第2ガスパージ用間隙518から前記処理容器501内部に流出する。
さらに、前記処理容器501底部の周縁部には排気通路526に連通した複数の排気口525が設けられ、前記排気通路526は、コンダクタンスが可変であるバルブAPC560を介して図示しない真空ポンプに接続される。前記処理容器501は、前記排気通路526を介して排気されるが、その際に前記APC560のコンダクタンスを変化させることで、前記処理容器501内を所望の圧力に調整することができる。
一方、前記載置台603と対向する前記処理容器501の天井部には成膜の原料ガスやクリーニングガスなどを前記処理容器501内へ導入するための供給手段としてシャワーヘッド部528が設けられている。前記シャワーヘッド部528は、例えばアルミニウムなどにより円形箱状に成形されたヘッド本体529を有し、前記ヘッド本体529の上部にはガス導入口530が設けられている。前記ガス導入口530には、成膜ガス通路551を介して、例えばW膜の成膜処理に必要なWF6,SiH4,H2などのガス源が、流量制御可能に接続されている。
前記ヘッド本体529の下部には、前記ヘッド本体529内へ供給されたガスを前記処理容器501内の処理空間へ放出するための多数のガス噴射孔531が前記ヘッド本体の下側面内の略全体に配置されており、前記半導体基板101表面全体にガスを放出する構造となっている。また、必要に応じ、前記ヘッド本体529内には、多数のガス分散孔532を有する拡散板533が配設されており、前記半導体基板101上により均一にガスを供給できるようになっている。また、前記処理容器501の側壁内および前記シャワーヘッド部528の側壁内には各々温度調整手段としてカートリッジヒータ534、535が設けられており、成膜原料ガスと接触する部分を所定の温度に保持できる構造となっている。
前記基板処理装置600を用いて、例えばW膜を前記半導体基板101上に成膜する成膜処理は以下の要領で行う。
まず、前記ゲートバルブ527を開いて図示しない搬送アームにより前記処理容器501内に前記半導体基板101を搬入し、前期リフタピン505を押し上げることにより前記半導体基板101を前記リフタピン505側に受け渡す。
次に前記リフタピン505を、前記押し上げ棒507を下げることによって降下させ、前記半導体基板101を前記載置台603上に載置すると共に、さらに前記押し上げ棒507を下げることによって前記半導体基板101の周縁部を前記クランプリング部材511の自重でこれを押圧して固定する。なお、前記載置台603は、前記加熱ランプ608により予め所定の温度に加熱しておき、前記半導体基板101を速やかに所定のプロセス温度に昇温・維持する。
次に、前記シャワーヘッド部から成膜に必要な原料ガスである、WF6,SiH4,H2を導入して、前記載置台603上に載置された前記半導体基板101上にW膜を形成する。
前記基板処理容器600において前記半導体基板101にW膜が形成される際に、前記半導体基板101以外の部分にもW膜が堆積する。例えば、前記クランプリング部材511には、前記半導体基板101と略同一の厚さのW膜が成膜される。そこで、例えば前記クランプ部材511など前記処理容器501内に堆積したW膜を除去するために、本発明によるクリーニングを行う。
本発明によるクリーニングは、クリーニングガス通路550が接続されて前記シャワーヘッド部528の上に載置されたリモートプラズマ発生部100を用いて行う。
ここで前記リモートプラズマ発生部100の構造を以下図2に示す。
図2は、図1の基板処理装置600において使用されるリモートプラズマ発生部100の構成を示す。
図2を参照するに、リモートプラズマ発生部100は、内部にガス循環通路100aとこれに連通したガス入り口100bおよびガス出口100cを形成された、典型的にはアルミニウムよりなるブロック100Aを含み、前記ブロック100Aの一部にはフェライトコア100Bが形成されている。
前記ガス循環通路100aおよびガス入り口100b、ガス出口100cの内面にはフッ素樹脂コーティング100dが施され、前記フェライトコア100Bに巻回されたコイルに周波数が例えば400kHzの高周波電力を供給することにより、前記ガス循環通路100a内にプラズマ100Cが形成される。
本発明によるプラズマ発生方法は、上記の周波数の高周波電力に限定されるものではなく、400kHz〜3GHzの高周波〜マイクロ波の領域においてプラズマ励起を行うリモートプラズマ発生源を用いることが可能である。
クリーニングガス、例えばNF3が前記100bから導入され、プラズマ100Cが励起されるに伴って、前記ガス循環通路100a中にはおもにクリーニングに寄与する可能性がある反応種として、フッ素ラジカルとフッ素イオンが形成される。
前記フッ素イオンは前記循環通路100aを循環する際に消滅し、前記ガス出口100cからはおもにフッ素ラジカルF*が放出される。さらに図2の構成では前記ガス出口100cに接地されたイオンフィルタ100eを設けることにより、フッ素イオンをはじめとする荷電粒子が除去され、前記処理容器501には前記フッ素ラジカルのみが供給される。また、前記イオンフィルタ100eを接地させない場合においても、前記イオンフィルタ100eの構造は拡散板として作用するため、十分にフッ素イオンをはじめとする荷電粒子を除去することができる。
このようにして、前記リモートプラズマ発生部100からはフッ素ラジカルを主とするクリーニングに寄与する反応種が、前記シャワーヘッド部528を介して前記基板処理容器501に供給される。
次に、前記基板処理装置600において、前記基板処理容器501内に堆積した堆積物をクリーニングするクリーニング方法について説明する。
前記基板処理容器600による前記半導体基板101上へのW膜の形成の場合、例えば1枚の半導体基板に、およそ100nmのW膜が形成される場合、例えば25枚の半導体基板に対して前記W膜の形成を繰り返すと、前記クランプリング511にはおよそ2.5umのW膜が堆積する。そこで、本実施例では以下に示すクリーニングを行って、基板処理容器中に堆積したW膜の除去を行う。
まず、前記リモートプラズマ発生部100に、前記クリーニングガス導入部550より、Ar1000sccmおよびNF310sccmを導入する。当該ArおよびNF3は、前記リモートプラズマ発生部から前記シャワーヘッド部528を介して前記処理容器501に供給される。供給された前記ArおよびNF3は、前記排気口525から前記排気通路526を介して排気されるが、その際にAPC560によって前記処理容器501内の圧力は600Pa(4.5Torr)に調整され、前記リモートプラズマ発生部においてプラズマが励起される。
次にガスの流量が、例えばArガス3000sccm、NF3ガス210sccmに増加され、前記処理容器501内の圧力も前記APC560によって5.33kPa(40Torr)に調整され、前記処理容器501内部に堆積したW膜のエッチングを開始してクリーニング工程がスタートする。
本実施例の場合、前記したように、例えば前記処理容器501内の前記クランプリング部材511に堆積したおよそ2.5umのW膜を、5分間の当該クリーニング工程を行うことで完全に除去することができた。
また、クリーニングに寄与する当該反応種としては、本発明の場合、おもにF2である。これは、前記APCによって前記処理容器501内の圧力が5.33kPa(40Torr)と従来の方法にくらべて高く、前記リモートプラズマ発生部100にて生成されるFラジカル同士の衝突頻度が高くなり、Fラジカルは衝突を繰り返してそのほとんどがF2に再結合してしまうためである。
その結果、クリーニングの反応種としてはFラジカルが再結合したF2が支配的となり、おもに前記W膜のエッチングに寄与することになる。
従来の、たとえばFラジカルを多用するクリーニングでは処理容器内の部材に、例えば石英を使うことは、Fラジカルによるエッチングレートが非常に高いために困難であった。しかし、本実施例ではクリーニングの反応種にF2を用いてクリーニング対象物であるW膜をエッチングすることで、クリーニングの対象物であるW膜に対する当該石英のエッチングレートを低く抑えることが可能となった。
例えば、前記透過窓606の周囲は、前記したように、前記ガスノズル520より供給される不活性ガスによってパージが行われているが、Fラジカルを用いた従来のクリーニング方法では、完全にFラジカルを前記透過窓606の周囲より排出するのは困難であり、そのため、石英からなる前記透過窓606がエッチングされてダメージを受けることは避けられなかった。
本実施例では、前記したようにクリーニングの反応種におもにF2を用いたために石英部材に対するダメージを低減し、石英部材からなる前記透過窓606を前記処理容器501内部に設置することが可能となった。
また、例えば前記基板処理容器501を観察する窓を、前記基板処理容器に設ける際に、石英からなる部材を用いることが可能になる。これは、従来のクリーニング方法では石英部材を用いることが困難であるため、たとえばサファイアなどの高価な部材を使用しなければならない場合と比べて、コストダウン効果がある。
さらに、例えば従来のクリーニング法では、常圧で焼結されたセラミック部材の類、本実施例の場合、焼結AlNからなる前記載置台603、前記クランプリング部材511、また焼結Al23からなる前記リフタピン505および前記連結棒512に関しては、前記したような石英に比較してFラジカルによるエッチングされる量は少ないものの、Fラジカルによってエッチングされて、Alの化合物が前記処理容器501内部にとどまって、パーティクルとなったり、また汚染物質となって前記処理容器501内で形成される薄膜の膜質を低下させる懸念があった。
しかしおもにF2を用いた本実施例のクリーニングでは前記したような焼結AlNおよびAl23がほとんどエッチングされることが無く、クリーニングを行った後も前記基板処理容器501内に金属汚染物質が発生することが無い。またセラミック部材はAlNおよびAl23に限定されず、他のセラミック材料に関しても同様の効果がある。
また、基板処理装置において成膜される膜、すなわち本発明によるクリーニングの対象となる膜はW膜に限らず、例えば、WN,Ta,TaN,Ta25,Re,Rh,Ir,Ir23,Si,SiO2,SiN,Ti,TiN,Ru,RuO2などの膜でも本実施例と同様の効果が得られる。
また、前記基板処理装置600は、以下図3に示す基板処理装置600Aのように変更することも可能である。
図3は、図1で示した前記基板処理装置600の変更例である基板処理装置600Aである。ただし図中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図3を参照するに、基板処理装置600Aでは、前記処理容器501側部に、前記処理容器501に連通するクリーニングガス導入路552が設けられ、前記クリーニングガス導入路552には前記リモートプラズマ発生部100が設置されている。
本実施例の場合も、前記実施例1の場合と同様に、前記シャワーヘッド部528に接続した、図示しない成膜ガス供給源から供給される、WF6,H2,SiH4によって、前記半導体基板101上にW膜の成膜を行うことが可能である。
また、前記クリーニングガス導入路552に接続した図示しないガス供給源から供給される、NF3およびArによって、実施例1の場合と同じ方法でクリーニングを行うことが可能である。
本実施例の場合も、前記実施例1の場合と同様に、石英からなる前記透過窓606のダメージを低減することができる。
また、AlNからなる前記クランプリング部材511および載置台603や、Al23からなる前記リフタピン505および前記連結棒512のエッチングによるダメージを低減して、前記処理容器501内のAl化合物汚染量を低減することが可能である。
次に、実施例3として、前記の基板処理装置600によるクリーニングの速度の測定結果を以下の図4および図5に基づき、説明する。
図4および図5は、前記基板処理装置600の前記載置台603に、薄膜が形成されたウェハを載置して、前記したクリーニング工程により、当該薄膜がエッチングされた厚さを測定してクリーニングによって当該薄膜がエッチングされる速度を測定した結果である。
図4はウェハ上に形成されたW膜が、図5はウェハ上に形成された熱酸化膜(SiO2)がエッチングされるエッチングレートを示した図であり、横軸に圧力をとり、前記基板処理容器501内の圧力を変化させた場合のエッチングレートの変化を示している。なお、この場合のNF3流量は230sccm、Ar流量は3000sccmである。
実施例1の説明にて前記したように、前記リモートプラズマ発生部100より供給されるクリーニングに寄与する反応種であるFラジカルは、圧力の増加と共に存在率が減少し、およそ1333Pa(10Torr)以上の圧力領域では、おもにF2が多く存在するようになる。
図4を参照するに、W膜のエッチングレートは、圧力が上昇してもほとんど変化しない。これは圧力が上昇してクリーニングに寄与する反応種がFラジカルからF2に変化してもW膜がF2によってもFラジカルの場合と同様にエッチングされ、クリーニングの速度が圧力によらず維持されることを示している。
また、図5の熱酸化膜のエッチングレートの場合の圧力に対するエッチングレートをみると、圧力が1333Pa(10Torr)以上の領域で急激にエッチングレートが下降している。これは前記したように圧力の上昇に伴い、Fラジカルの再結合が進んでF2となり、F2の熱酸化膜に対するエッチングレートが低いために生じている現象である。
図6は、図4〜5の結果を、W膜のエッチングレートに対する熱酸化膜のエッチングレートの比で表したものである。
図6を参照するに、前記基板処理容器501の圧力が上昇するに従い、W膜のエッチングレートに対する熱酸化膜のエッチングレートの比が減少していることがわかる。
本実施例のクリーニング工程においては、前記基板処理容器内の圧力をおよそ1333Pa(10Torr)以上とすることで、SiO2のエッチングレートを低下させて、SiO2で形成された石英の部材を前記基板処理容器501内部に設置して使用することが可能となる。
次に、実施例4として、前記実施例1のクリーニング工程実施後の前記基板処理容器内のAl残留物を調査した結果を表1に示す。
Figure 2005163183
表1は、実施例1におけるクリーニング工程(5分間)を20回実施後に、前記基板処理容器501の前記載置台603にSiウェハを搬送して、搬送された前記ウェハの表面および裏面に付着したAlによる汚染状況を、ICP質量分析方法にて調査した結果を示す。この場合の単位はatoms/cm2である。
また、比較のため、クリーニング実施前の調査結果および従来例である前記処理容器501の圧力が低い、667Pa(5Torr)でのクリーニング実施後の結果も併せて示す。
表1を参照するに、クリーニング前のウェハ表面のAlは1.1×1011であり、ウェハ裏面は1.5×1011であるが、従来法(667Pa、5Torr)によるクリーニング後はウェハ表面が2.0×1013、ウェハ裏面が7.0×1013と非常にAlの量が増加している。これは、前記載置台603または前記クランプリング部材511のAlNが、クリーニング時にフッ素ラジカルによってエッチングされ、アルミの化合物が前記処理容器501内に残留するためと考えられる。
一方、本発明のクリーニング方法(5.33kPa、40Torr)の場合は、ウェハ表面が1.1×1011、ウェハ裏面が1.6×1011と、前記したクリーニング前の場合の値とほとんど変わらない値を示している。
これは、前記したように、おもにF2を用いた本実施例のクリーニングでは、例えば焼結AlNからなる前記載置台603や前記クランプリング材料511および焼結Al23からなる前記リフタピン505および前記連結棒512がほとんどエッチングされることが無く、クリーニングを行った後も前記基板処理容器501内に金属汚染物質が発生することが無いためである。
次に、以下図7〜10において、本発明の別の実施例を示す。
次に、以下図7〜10において、本発明の別の実施例を示す。
図7には、本発明のクリーニングが適用可能な基板処理装置500の構成を示す。ただし図中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図7を参照するに、前記処理容器501内底部には、支柱502により支持され、内部に加熱手段として例えば抵抗ヒータ504が埋設されている載置台503が設置されている。前記載置台503は、例えば窒化アルミニウムなどのアルミニウム化合物よりなり、前記載置台503上には、前記半導体ウェハ101が載置される。
前記基板処理装置500においては、前記基板処理装置600の場合と異なり、前記透過窓606のような石英部品は使用されていない。しかし、例えば前記基板処理容器501を観察する窓を、前記基板処理容器に設ける際に、石英からなる部材を用いることが可能になる。これは、従来のクリーニング方法では石英部材を用いることが困難であるため、たとえばサファイアなどの高価な部材を使用しなければならない場合と比べて、コストダウン効果がある。
さらに、例えば焼結AlNからなる前記載置台503、前記クランプリング部材511、また焼結Al23からなる前記リフタピン505および前記連結棒512がエッチングされることが無く、クリーニングを行った後も前記基板処理容器501内に金属汚染物質が発生を抑える効果がある。またセラミック部材はAlNおよびAl23に限定されず、他のセラミック材料に関しても同様の効果がある
また、前記基板処理装置500は、以下図8に示す基板処理装置500Aのように変更することも可能である。
図8は、図7で示した前記基板処理装置500の変更例である基板処理装置500Aである。ただし図中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図8を参照するに、基板処理装置500Aでは、前記処理容器501側部に、前記処理容器501に連通するクリーニングガス導入路552が設けられ、前記クリーニングガス導入路552には前記リモートプラズマ発生部100が設置されている。
本実施例の場合も、前記実施例1の場合と同様に、前記シャワーヘッド部528に接続した、図示しない成膜ガス供給源から供給される、WF6,H2,SiH4によって、前記半導体基板101上にW膜の成膜を行うことが可能である。
また、前記クリーニングガス導入路552に接続した図示しないガス供給源から供給される、NF3およびArによって、実施例1の場合と同じ方法でクリーニングを行うことが可能である。
また本実施例の場合も、AlNからなる前記クランプリング部材511および載置台503や、Al23からなる前記リフタピン505および前記連結棒512のエッチングによるダメージを低減して、前記処理容器501内のAl化合物汚染量を低減することが可能である。
次に、実施例7として、基板処理装置300の構成を図9に示す。
図9を参照するに、前記基板処理装置300は処理容器301を有し、前記処理容器301の底部には、半導体基板101を保持するAlNからなる載置台311が設置されており、前記載置台311は、略円筒状であって前記載置311の中心から等配に配置された複数の載置台支持314によって支持され、前記載置台311の内部には電源315に接続されたヒータ312が設置されている。
また、前記載置台311上には、前記半導体基板101を前記載置台311の中心に保持するための焼結AlNからなるガイドリング313が載置される。
また、前記処理容器301の上部にはガス導入部303が接続されたシャワーヘッド部302が設置されている。前記ガス導入部303の上部にはクリーニングガス導入路307を介してクリーニングガス供給源308が接続された前記リモートプラズマ発生部100が設置されており、さらに前記ガス導入部303には成膜ガス導入路306が接続されている。
前記成膜ガス導入路306には、それぞれ原料A供給源309および原料B供給源310が接続された原料Aガス導入路304および原料Bガス導入路305が接続されている。
前記半導体基板101に成膜を行う際は、前記原料A供給源309および前記原料B供給源310より前記シャワーヘッド部302に供給された原料Aガスおよび原料Bガスが、前記シャワーヘッドの内部空間302aにおいて十分拡散、混合された後、ガス供給穴302bより前記処理容器301内に形成される処理空間301aへと供給され、前記半導体基板101上に所望の薄膜が形成される。
また、クリーニングを行う際は、前記クリーニングガス供給源308から前記リモートプラズマ発生源100に供給される、例えばNF3またはNF3およびArなどのキャリアガスが、前記リモートプラズマ発生部100にてプラズマ励起によってクリーニングに必要な反応種が生成されて、前記シャワーヘッド部302の前記ガス供給穴302bから前記処理空間301aに供給される。
前記処理空間301aは、前記処理容器301底部に設置された排気口323より排気通路316を介して図示しない真空ポンプにより排気される。その際、前記排気通路316に設けられたAPC317によって、前記処理空間301aを所望の圧力に調整することができる。
本実施例においても、例えばNF3およびArを用いて、前記した実施例1の場合と同じ方法で、本発明による1333Pa(10Torr)以上の圧力領域、例えば53.3kPa(40Torr)において、前記処理容器301内のクリーニングを行うことができる。
また、本実施例の場合においては、前記処理容器301の排気口323が前記処理容器301の中心にあるので、前記処理空間301aに導入されたガスが前記載置台311を中心に均等に排気されるため、クリーニングを行う際も特定の箇所に残留物が残ることなく、前記処理容器301内において均一なクリーニングを行うことができる。
この場合も、本発明のクリーニング方法によって基板処理装置の処理容器内の例えば石英、AlN,Al23などの部材のダメージを低減することが可能である。
次に、実施例8として、基板処理装置300Aの構成を図10に示す。ただし図中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図10を参照するに、前記処理容器301上部にはガス導入部A319およびガス導入部B320を有するシャワーヘッド部318が設置されている。前記ガス導入部A319上には、前記クリーニングガス供給源308が接続する前記リモートプラズマ発生源100が設置されている。
前記ガス導入部A319は、原料Aガス供給路321を介して原料A供給源309と接続し、前記ガス導入部B320は、原料Bガス供給路322を介して原料B供給源310と接続されている。
前記原料A供給源から供給される原料Aガスは、前記シャワーヘッド部318部の内部に形成される原料Aガス拡散室318eにおいて十分拡散した後、原料Aガス輸送路318fを介して前記原料A拡散室318eから前記処理空間301aに連通する複数のガス供給孔318gより、略均一に前記処理空間301aに供給される。
前記原料B供給源310から供給される原料Bガスは、前記シャワーヘッド部318部の内部に形成される原料Bガス導入路318aから原料Bガス輸送路318bを介して原料ガスB拡散室318cにおいて十分拡散した後、原料Bガス拡散室318cから前記処理空間301aに連通する複数のガス供給孔318dを介して前記処理空間301aに供給される。
前記したように、本実施例の基板処理装置300Aでは、成膜に用いる原料Aと原料Bが前記シャワーヘッド部318内部では混合せず、前記処理空間301aにて混合する、いわゆるポスト・ミックス方式のガス導入が可能となっており、前記原料Aガスと前記原料Bガスを用いたポスト・ミックス方式のガス混合を行うことで、所望の成膜処理を行うことができる。
本実施例においても、例えばNF3およびArを用いて、前記した実施例1の場合と同じ方法で、本発明による1333Pa(10Torr)以上の圧力領域、例えば53.3kPa(40Torr)において、前記処理容器301内のクリーニングを行うことができる。
この場合も、本発明のクリーニング方法によって基板処理装置の処理容器内の例えば石英、AlN,Al23などの部材のダメージを低減することが可能である。
ところで、上述した前記基板処理装置600,600A,500,500A,300および300Aを、図11に示すように連続処理が可能なクラスターツール装置700に適用しても良い。
図11に示すクラスターツール装置700は、例えばアルミニウムなどにより8角形の容器状になされた、例えば半導体基板101などを搬送する共通搬送室701をその中心に有しており、その周辺に第1および第2カセット室702、703、水分除去処理室704、第1〜4の基板処理室705〜708および冷却処理室709が、それぞれ開閉可能になされたゲートバルブG1〜G8を介して連結されている。
前記水分除去室704は、必要が有れば、半導体基板を加熱してこの表面に付着している水分などを除去する処理室である。前記冷却処理室は、必要が有れば、前記半導体基板を冷却してハンドリングが可能な温度まで冷却する処理室である。
前記第1および第2カセット室702、703には、例えば25枚の基板を収容し得るカセット711を収納可能である。前記カセット室702,703には、搬入・搬出するゲートドアGD1、GD2がそれぞれ開閉可能に設けられており、図示しないカセット台が昇降可能に設けられている。さらに前記カセット室702、703は、不活性ガス、例えばN2ガスの供給と、真空引きが可能になされている。
前記共通搬送室701内には、内部に取り込んだ基板の位置決めを行う回転位置決め機構721と、当該基板を保持した状態で屈伸および回転可能になされた多関節アーム機構よりなる搬送アーム722が配置されて、これを屈伸、回転させることによって各処理室間にわたって当該基板を搬入、搬出する構造となっている。また前記共通搬送室701も、不活性ガス、例えばN2ガスの供給と、真空引きが可能になされている。
また、各処理室の周囲には、個々の処理室を囲むように気密ボックス730が設けられており、処理ガスが周囲に漏れないようにされており、当該気密ボックス730には排気ダクト(図示せず)が設けられて当該気密ボックス730内を排気している。
前記第1〜第4の処理室のうち、例えば、第3の処理室707に、前記基板処理装置600,600A,500,500A,300および300Aのいずれかを適用することが可能である。その場合、必要に応じて、前記第1の処理室705、第2の処理室706および第4の処理室708において、前記第3の処理室において行われる成膜処理の前処理または後処理を行う。なお、処理の工程は前記した内容に限定されるものではなく、必要に応じて前記基板処理装置600,600A,500,500A,300および300Aの適用を前記第1〜4の基板処理室いずれかに必要に応じて変更することが可能であり、また前処理、後処理を行う組み合わせも任意に変更することができる。
次に、前記クラスターツール装置700による処理の流れの例を以下に説明する。
まず、外部より未処理の半導体基板101を前記カセット711に収容した状態で前記ゲートドアGD1を介して例えば前記第1カセット室702内へ搬入すると、前記第1カセット室702を密閉して真空引きする。その後、前記ゲートバルブG1を開放状態にして、予め真空引きされている前記共通搬送室701内の前記搬送アーム722を伸ばして未処理の前記半導体基板101を1枚取り出し、これを前記回転位置決め機構721により、前記半導体基板101の位置決めを行う。前記位置決め後の前記半導体基板101は、再度前記搬送アーム722を用いて開放状態となっている前記ゲートバルブG3を介して前記水分除去室704へ搬入され、ここで前記半導体基板101を加熱することにより、前記半導体基板101表面に付着している水分などを気化させて除去する。なお、この水分除去処理は必要に応じて行い、不要な場合は本工程を行わずに次の工程に移行しても良い。
次に、前記半導体基板101は、前記ゲートバルブG6を介して前記第3の基板処理室707に搬送され、前記第3の基板処理室707において所望の成膜処理を行う。前記したように、前記第3の処理室707に、前記基板処理装置600,600A,500,500A,300および300Aのいずれかを適用することが可能であり、前記第3の処理室において、所望の成膜処理が行われる。
次に、前記ゲートバルブG6を開放状態とし、前記搬送アーム722を用いて前記半導体基板101を取り出し、開放状態になされたゲートバルブG8を介して前記冷却処理室709内に導入され、ここで所定のハンドリング温度まで冷却され、冷却した処理済の前記半導体基板101は、前記ゲートバルブG2を介して前記第2カセット室703内の前記カセット711に収容する。
また、前記したように、必要に応じて前記第3の処理室707での前記成膜処理の前処理を前記第1の処理室705、第2の処理室706および第4の処理室708のいずれかで行うことが可能である。同様に、必要に応じて前記第3の処理室707での前記成膜処理の後処理を前記第1の処理室705、第2の処理室706および第4の処理室708のいずれかで行うことが可能である
このようにして、本クラスターツール装置700によって、未処理の半導体基板を順次連続して処理することが可能である。
また、前記第3の処理室707において、本発明によるクリーニングを行う方法については、例えば前記第3の処理室707の成膜処理が25回終了後、すなわち半導体基板を25枚処理終了後に、本発明によるクリーニングを実行する方法がある。
また、例えば前記第3の処理室707の成膜が1回すなわち半導体基板を1枚処理するごとに本発明によるクリーニングを行うことも可能であり、さらに、例えば前記第3の処理室707における成膜処理での成膜する厚さ、条件などに応じてクリーニングを行うまでの成膜処理の枚数は、自由に変更が可能である。
また、いずれの場合も前記したように、本発明のクリーニング方法によって基板処理装置の処理容器内の例えば石英、AlN,Al23などの部材のダメージを低減することが可能である。
以上、本発明を好ましい実施例について説明したが、本発明は上記の特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した要旨内において様々な変形・変更が可能である。
例えば、本発明によるクリーニングの対象膜は、前記したようにW膜のみならず、他の金属、金属窒化物、金属酸化物、珪素および珪素化合物に対しても本実施例に記述した場合と同様の効果があり、具体的には、WN,Ta,TaN,Ta25,Re,Rh,Ir,Ir23,Si,SiO2,SiN,Ti,TiN,Ru,RuO2などのクリーニングに対して適用することが可能であり、前記した実施例中に示した場合と同様の効果を得ることができる。
また、クリーニングに寄与するラジカルを発生せせるためのプラズマ励起方法は本実施例中に記述した方法に限定されるものではなく、高周波電力の周波数は400kHz〜3GHzにおいて用いた場合に、本実施例中に記述した場合と同様の効果を得ることが可能である。
本発明によれば、基板処理装置のクリーニングにおいて、従来用いられていたフッ素ラジカル(F*)によるクリーニングに変わって、当該フッ素ラジカルが再結合したフッ素分子(F2)によるクリーニングを行うため、Fラジカルによる基板処理容器内の部材、例えば石英のダメージを低減して、従来のFラジカルによるクリーニングでは用いることができなかった石英部材を使用することが可能になる。更にAlN,Al23などがFラジカルによってエッチングされることが原因で発生する、薄膜への汚染を低減することが可能となる。
本発明によるクリーニングを実施可能な基板処理装置の構成図(その1)である。 リモートプラズマ発生源の概略を示す図である。 本発明によるクリーニングを実施可能な基板処理装置の構成図(その2)である。 本発明によるクリーニング速度を示す図(その1)である。 本発明によるクリーニング速度を示す図(その2)である。 本発明によるクリーニング速度の比を示す図である。 本発明によるクリーニングを実施可能な基板処理装置の構成図(その3)である。 本発明によるクリーニングを実施可能な基板処理装置の構成図(その4)である。 本発明によるクリーニングを実施可能な基板処理装置の構成図(その5)である。 本発明によるクリーニングを実施可能な基板処理装置の構成図(その6)である。 本発明によるクリーニングを実施可能なクラスタツール装置の構成図である。
符号の説明
100 リモートプラズマ発生部
100A ブロック
100B フェライトコア
100C プラズマ
100a ガス循環通路
100b ガス入り口
100c ガス出口
100d コーティング
100e イオンフィルタ
101 半導体基板
300,300A,500,500A,600,600A 基板処理装置
301,501 処理容器
301a 処理空間
302a 内部空間
302b ガス供給穴
302,318 528 シャワーヘッド部
303 ガス導入部
304 原料Aガス導入路
305 原料Bガス導入路
306 成膜ガス導入路
307,552 クリーニングガス導入路
308 クリーニングガス供給源
309 原料A供給源
310 原料B供給源
311,503,603 載置台
312,504,534,535 ヒータ
313 ガイドリング
314 載置台支持
315 電源
316,526 排気通路
317,560 APC
318a 原料Bガス導入路
318b 原料Bガス輸送路
318c 原料Bガス拡散室
318e 原料Aガス拡散室
318f 原料Aガス輸送路
318d,318g ガス供給孔
319 ガス導入部A
320 ガス導入部B
321 原料Aガス供給路
322 原料Bガス供給路
323,525 排気口
502 支柱
505 リフタピン
506 支持部材
507 押し上げ棒
508 リフタピン穴
509 ベローズ
511 クランプリング部材
512 連結棒
513 区画壁
514 屈曲部
515 不活性ガスパージ室
516 接触突起
517 第1ガスパージ用間隙
518 第2ガスパージ用間隙
520 ガスノズル
527 ゲートバルブ
529 ヘッド本体
530 ガス導入口
531 ガス噴射孔
532 ガス分散孔
533 拡散板
550 クリーニングガス導入部
551 成膜ガス通路
604 支持アーム
606 透過窓
607 加熱室
608 加熱ランプ
609 回転台
610 モータ
700 クラスターツール装置
701 共通搬送室
702 第1カセット室
703 第2カセット室
704 水分除去室
705 第1の基板処理室
706 第2の基板処理室
707 第3の基板処理室
708 第4の基板処理室
709 冷却処理室
G1〜G8 ゲートバルブ
GD1,GD2 ゲートドア
711 カセット
721 回転位置決め機構
722 搬送アーム
730 気密ボックス

Claims (12)

  1. 被処理基板を処理する基板処理装置の処理容器をクリーニングするクリーニング方法において、
    前記基板処理装置に設置されたリモートプラズマ発生部に、第1の流量でクリーニングガスを導入しつつ前記処理容器内の圧力を第1の圧力に維持しプラズマを励起する工程と、
    前記リモートプラズマ発生部に、前記第1の流量より多い第2の流量でクリーニングガスを導入しつつ前記処理容器内の圧力を前記第1の圧力より高い第2の圧力に維持し、前記処理容器内の堆積物を除去するクリーンニング工程と、を有することを特徴とする基板処理装置のクリーニング方法。
  2. 前記リモートプラズマ発生部は前記クリーニングガスを高周波で励起することを特徴とする請求項1記載の基板処理装置のクリーニング方法。
  3. 前記高周波の周波数は400kHz〜3GHzであることを特徴とする請求項2記載の基板処理装置のクリーニング方法。
  4. 前記クリーニングガスはフッ素化合物を含むガスであることを特徴とする請求項1乃至3のうち、いずれか一項記載の基板処理装置のクリーニング方法。
  5. 前記クリーニングガスはCF4,C26,C38,SF6,NF3からなる群より選ばれることを特徴とする請求項4記載の基板処理装置のクリーニング方法。
  6. 前記堆積物の除去に寄与する反応種は、Fラジカルが再結合したF2を含むことを特徴とする請求項4または5記載の基板処理装置のクリーニング方法。
  7. 前記反応種によって前記処理容器内部の露出部分に堆積した前記堆積物を除去することを特徴とする請求項6記載の基板処理装置のクリーニング方法。
  8. 前記堆積物は金属、金属窒化物、金属酸化物、珪素および珪素化合物のいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至7のうち、いずれか1項記載の基板処理装置のクリーニング方法。
  9. 前記堆積物はW,WN,Ta,TaN,Ta25,Re,Rh,Ir,Ir23,Si,SiO2,SiN,Ti,TiN,Ru,RuO2からなる群より選ばれることを特徴とする請求項8記載の基板処理装置のクリーニング方法。
  10. 前記露出部分は石英からなる部材を含むことを特徴とする請求項7乃至9のうち、いずれか1項記載の基板処理装置のクリーニング方法。
  11. 前記露出部分はAl23の焼結材料からなる部材を含むことを特徴とする請求項7乃至10のうち、いずれか1項記載の基板処理装置のクリーニング方法。
  12. 前記露出部分はAlNの焼結材料からなる部材を含むことを特徴とする請求項7乃至11のうち、いずれか一項記載の基板処理装置のクリーニング方法。
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