JP2005161896A - 車両用スタビライザ - Google Patents

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Yoshimitsu Suzuki
良光 鈴木
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悟 豊田
Tatsugo Takagi
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Abstract

【課題】スタビライザの初期応答性をよくする。
【解決手段】スタビライザ1は、アーム部3,4を連結する内装トーションバー5と、内装トーションバー5と同軸とされ、かつ内装トーションバー5を内装可能に筒状に形成され、一端が内装トーションバー5の一端部に連結され、他端に第1の噛み合い部11を設けた第1の外装トーションバー6と、内装トーションバー5と同軸とされ、かつ内装トーションバー5を内装可能に筒状に形成され、一端が内装トーションバー5の他端部に連結され、他端に第2の噛み合い部12を設けた第2の外装トーションバー7とを備える。第1の噛み合い部11と第2の噛み合い部12との間に第1の外装トーションバー6と第2の外装トーションバー7との相対回転を許容する隙間を設け、第1の外装トーションバー6と第2の外装トーションバー7とが所定量、相対回転した場合に第1の噛み合い部11と第2の噛み合い部12とが噛み合う。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用スタビライザに関する。
車両用スタビライザとして、例えば特許文献1に記載されているものがある。図15は、その特許文献1に記載されているスタビライザ100の構成を示す。101,102は、左右のアーム部であり、左右の車輪をそれぞれ支持する左右一対のロアアームに固定されている。103は、バー部であり、両側が支持部材111,112で車体に支持されている。
片側の車輪より伝わる微振動を遮断、吸収するために、バー部103は、中間位置で分割されている。図16は、バー部103のその分割部位の詳細を示す。また、図17は、一方のバー部103aの端面形状を示す。図17中(A)は正面図であり、図17中(B)は側面図である。また、図18は他方のバー部103bの端面形状を示す。図18中(A)は側面図であり、図18中(B)は正面図である。
図16及び図17に示すように、一方のバー部103aの端面には凹部105が形成されており、また、図16及び図18に示すように、他方のバー部103bの端面には凸部106が形成されている。そして、空隙部107,108を形成するように、凹部105内に凸部106を配置している。ここで、凹部105は、周方向の長さがl1、軸方向の長さがt1である。また、凸部106は、その周方向の長さがl2、軸方向の長さがt2である。
このように形成された、凸部106と凹部105の周方向の空隙部108、及び、軸方向の空隙部107により、片側の車輪より伝わった微振動が遮断、吸収されるので、反対側のアーム部、バー部に伝わりにくくなり、快適な乗り心地が得られるというものである。
なお、このような空隙部107,108に防振ゴム等を介在させた構造も提案されている。
実開平6−3705号公報
このような構成のスタビライザを備えた車両がロールし始めると、バー部103aとバー部103bは相対回転を始め、ある程度回転したところで、前記凹部105と凸部106とが噛み合うようになる。すなわち、車両がロールしても、凹部105と凸部106とが噛み合うまで時間がかかり、スタビライザ100の捩り剛性は直ぐには作用しない。よって、車両のロール時の挙動を考えると、所定のロール角になるまで、スタビライザ100の捩り剛性の立ち上がりに遅れが発生し、その遅れ分、車両にロール剛性が不足した状態が生じるので、操縦性の観点から好ましくない。
ところで、スタビライザの初期応答性を向上させるために、スタビコンロッドにピロボールを使用したり、クランプ用ブッシュの剛性等の改善がなされている。このようなことから、前述したようなスタビライザの初期応答性を損なうスタビライザ100は、実用的であるとも言えない。
そこで、本発明は、前述の問題に鑑みてなされたものであり、車両のロール剛性への初期応答性を向上することができる車両用スタビライザの提供を目的とする。
請求項1記載の発明に係る車両用スタビライザは、左右車輪を連結する第1のトーションバーと、前記第1のトーションバーと同軸とされ、かつ前記第1のトーションバーを内装可能に筒状に形成され、一端が前記左右車輪のうちの一方に連結され、他端に第1の噛み合い部を設けた第2のトーションバーと、前記第1のトーションバーと同軸とされ、かつ前記第1のトーションバーを内装可能に筒状に形成され、一端が前記左右車輪のうちの他方に連結され、前記第2のトーションバーの他端と対向する他端に第2の噛み合い部を設けた第3のトーションバーと、を備える。
また、請求項2記載の発明に係る車両用スタビライザは、左車輪を支持する左アーム部材と、右車輪を支持する右アーム部材と、前記左右アーム部材を連結する第1のトーションバーと、前記第1のトーションバーと同軸とされ、かつ前記第1のトーションバーを内装可能に筒状に形成され、一端が前記左右アーム部材のうちの一方に連結され、他端に第1の噛み合い部を設けた第2のトーションバーと、前記第1のトーションバーと同軸とされ、かつ前記第1のトーションバーを内装可能に筒状に形成され、一端が前記左右アーム部材のうちの他方に連結され、前記第2のトーションバーの他端と対向する他端に第2の噛み合い部を設けた第3のトーションバーと、を備える。
また、請求項3記載の発明に係る車両用スタビライザは、左右車輪を連結する第1のトーションバーと、前記第1のトーションバーと同軸とされ、かつ前記第1のトーションバーを内装可能に筒状に形成され、一端が第1のトーションバーの一端部に連結され、他端に第1の噛み合い部を設けた第2のトーションバーと、前記第1のトーションバーと同軸とされ、かつ前記第1のトーションバーを内装可能に筒状に形成され、一端が前記第1のトーションバーの他端部に連結され、前記第2のトーションバーの他端と対向する他端に第2の噛み合い部を設けた第3のトーションバーと、を備える。
そして、請求項1乃至3に記載の発明に係る車両用スタビライザは、同軸上に対向配置された前記第1の噛み合い部と前記第2の噛み合い部との間には、前記第2のトーションバーと前記第3のトーションバーとの相対回転を許容する隙間が設けられ、前記第2のトーションバーと前記第3のトーションバーとが所定量、相対回転した場合に、前記第1の噛み合い部と前記第2の噛み合い部とが噛み合う。
これにより、第1のトーションバーの捩り剛性が常に作用し、さらに、前記第2のトーションバーと第3のトーションバーとが相対回転して、第1の噛み合い部と第2の噛み合い部とが噛み合えば、当該第2のトーションバーと第3のトーションバーとの捩り剛性が作用するようになる。
本発明によれば、片側の車輪よりアーム部材へと伝わり、高剛性部材である第2又は第3のトーションバーを介して伝わる振動は、第1と第2の噛み合い部の間に設けられた隙間で、遮断、吸収される。また、左右の車輪を連結している第1のトーションバーは、第2及び第3のトーションバーより、低剛性の部材で形成されているため、片側の車輪より、アーム部材へと伝わった微振動を吸収することができ、反対側のアーム部へ微振動が伝わるのを低減して、快適な乗り心地を得ることができる。更に、第1のトーションバーの捩り剛性が常に作用するので、初期応答性が向上する。
本発明を実施するための最良の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
第1の実施の形態は、本発明を適用したスタビライザである。図1は、第1の実施の形態のスタビライザ1の構成を示す。
スタビライザ1は、バー部2と、左右アーム部材である左右のアーム部3,4とから構成されている。バー部2の両端が、支持部材(車体側支持部材)21,22で車体に支持されている。実施の形態では、バー部2と各アーム部3,4との接合部分が、支持部材21,22で支持されている。ここで、各アーム部3,4は図示しない左右車輪それぞれに連結されている。
バー部2は、1本のトーションバー(以下、内装トーションバーという。)5の外周を、筒状のトーションバー(以下、第1及び第2の外装トーションバーという。)6,7で覆って構成されている。そして、第1及び第2の外装トーションバー6,7は、バー部2の中間部分でその端部6a,7bが離間するように配置されている。言い換えれば、バー部2は、左右車輪を連結する内装トーションバー5と、この内装トーションバー5と同軸とされ、かつ当該内装トーションバー5を内装可能に筒状に形成され、かつ互いに端部6a,7bが対向する第1及び第2の外装トーションバー6,7とで構成されている。
内装トーションバー5の両端は、図2に示すように、左右のアーム部3,4にそれぞれ固定されている。また、この内装トーションバー5は、組み立て時に、その一端5aを、アーム部4の端部4aに装着できるようになっている。そして、ピン固定、溶接又はセレーション結合により、内装トーションバー5の一端5aとアーム部4の端部4aとが結合されている。
ここで、内装トーションバー5の剛性は第1及び第2の外装トーションバー6,7の剛性よりも小さくしている。すなわち、相対的に、内装トーションバー5の剛性は低剛性であり、第1及び第2の外装トーションバー6,7の剛性は高剛性である。
第1及び第2の外装トーションバー6,7は、アーム部3,4側の端部が内装トーションバー5の端部5aと固定されている。例えば、図3は、一方のアーム部3と内装トーションバー5との固定部分を示す。この図3に示すように、第1の外装トーションバー6の端部6bと内装トーションバー5の端部5aとをピン31を貫通させることで、第1の外装トーションバー6の端部6bと内装トーションバー5の端部5aとをピン固定している。
一方、バー部2の中間部分で外装トーションバー6,7の端部6a,7aが離間しているが、その端部6a,7aに、図4に示すような、互いに凹凸形状をなす第1及び第2の噛み合い部11,12を設けている。この第1及び第2の噛み合い部11,12には、内装トーションバー5を挿通するための挿通孔が形成されている。例えば、第1及び第2の噛み合い部11,12はそれぞれ、第1及び第2の外装トーションバー6,7の端部6a,7aに一体として形成されている。
この第1及び第2の噛み合い部11,12は、図1に示すように、周方向及び軸方向の空隙部13,14を有して第1及び第2の外装トーションバー6,7に取り付けられている。つまり、図4に示すように、第1の噛み合い部11の凹部に、第2の噛み合い部12の凸部を挿入しても、周方向の空隙部13が形成されるように、第1の噛み合い部11の凹部の周方向の長さl3と、第2の噛み合い部12の凸部の周方向の長さl4の関係は、l3>l4となっている。
なお、前記図4に示した第1の噛み合い部11と第2の噛み合い部12との位置関係は、説明のために、第1の噛み合い部11と第2の噛み合い部12とを離間させたときのものである。
次に第1の実施の形態のスタビライザ1の作用及び効果を説明する。
車両が水平状態の時に、スタビライザ1の第1及び第2の噛み合い部11,12の周方向には空隙部13が形成されている。このため、低剛性部材である内装トーションバー5のみが、左右の車輪を連結することとなり、片側の車輪より、アーム部へと伝わった微振動を内装トーションバー5が吸収して、反対側のアーム部へ伝わる微振動を低減することができ、快適な乗り心地を得ることができる。
そして、車両のロールの発生初期では、その空隙部13が形成されている間(隙間がある間)、内装トーションバー5だけが捩られる。これにより、スタビライザ1の捩り剛性が内装トーションバー5による捩り剛性となり、この捩り剛性が車両のロール剛性に作用する。
さらに、車両がロールすると、前記空隙部13がなくなり(隙間がなくなり)、第1の噛み合い部11と第2の噛み合い部12とが噛み合い、これにより、第1及び第2の外装トーションバー6,7も捩られるようになる。これにより、スタビライザ1の捩り剛性は、内装トーションバー5の捩り剛性に第1及び第2の外装トーションバー6,7の捩り剛性を加えたものになる。よって、スタビライザ1は、車両のロールの発生初期では、低捩り剛性のスタビライザとして機能し、車両が所定以上ロールした場合には、高捩り剛性のスタビライザとして機能するようになる。
これにより、車両にロールが発生していない状態、または、ロールの発生初期の段階では、高剛性部材である外装トーションバー6,7の噛み合い部11,12に空隙部13が形成されているため、低剛性部材である内装トーションバー5のみで左右の車輪を連結することとなり、片側の車輪からアーム部へと伝わった微振動が内装トーションバー5で吸収され、反対側の車輪に伝わりにくくなり、快適な乗り心地を得ることができる。
また、スタビライザ1は、車両のロールの発生初期に低捩り剛性のスタビライザとして機能するので、初期応答性がよくなる。よって、車両のロールの発生初期においても車両のロール剛性が不足する状態を回避することもできる。更に、スタビライザ1は、車両が所定以上ロールした場合に、高捩り剛性のスタビライザとして機能するので、低剛性部材である内装トーションバー5のみで左右の車輪を連結する場合に比べ、車両のロールを抑制することができる。
図5は、第1の実施の形態のスタビライザ1の捩り剛性と車体ロール角との関係を示す。
この図5に示すように、車体ロール角が小さい場合には、第1の噛み合い部11と第2の噛み合い部12とが噛み合わないので、スタビライザ1の捩り剛性は、内装スタビライザ5による剛性、すなわち低捩り剛性になる。そして、第1の外装トーションバー6と第2の外装トーションバー7とが所定量、相対回転した場合、つまり、車体ロール角が所定の角度になると、第1の噛み合い部11と第2の噛み合い部12とが噛合い(図5中のA点で噛合い)、それ以降の車体ロール角で、スタビライザ1の捩り剛性は、内装スタビライザ5による捩り剛性と第1及び第2の外装スタビライザ6,7の捩り剛性とをあわせたもの、すなわち高捩り剛性になる。
なお、図5には、従来のスタビライザの特性も示す。車両にロールが発生すると、スタビライザの捩り剛性が車両のロール剛性に常に作用する。また、前記特許文献1のようなスタビライザであれば、車体ロール角が所定の角度になるまでスタビライザの捩り剛性は車両のロール剛性に作用しない。
次に第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態は、本発明を適用したスタビライザである。この第2の実施の形態のスタビライザは、第1及び第2の噛み合い部に特徴がある。図6は、第2の実施の形態のスタビライザ1の第1及び第2の噛み合い部41,51の構成を示す。この第2の実施の形態のスタビライザ1は、第2の噛み合い部51を、第1の噛み合い部41に対して軸方向に進退させることで、当該第1の噛み合い部41と第2の噛み合い部51との間に形成される周方向の空隙部71の大きさ(隙間)を変化させることができるようになっている。第1及び第2の噛み合い部41,51は、具体的には次のように構成されている。
図7は、第1及び第2の噛み合い部41,51の形状を示す斜視図である。また、図8は、第2の噛み合い部51の形状を示す。図8中(A)は側面図であり、図8中(B)は正面図である。
第1の噛み合い部41と第2の噛み合い部51とには、筒状或いは円環上の本体部41a,51aの互いに向き合う端面に、軸方向に伸びて歯41b,51bがそれぞれ形成されている。本実施の形態では、歯41b,51bをそれぞれ2枚形成している。
この歯41b,51bは、互いに噛み合うような形状をしており、具体的には、その先端に行くほど幅が狭くなる、いわゆる先細形状になっている。歯41b,51bをこのような形状にすることで、第1の噛み合い部41と第2の噛合部51とを軸方向で距離を離すと、当該歯41b,51bの間に空隙部71が形成される(図6中(A)参照)。そして、第1の噛み合い部41と第2の噛合部51とを軸方向で距離を近づけると、その空隙部71が小さくなる(隙間が狭くなり)、最終的には空隙部71がなくなる(隙間がなくなる)(図6中(B)参照)。
また、第1の噛み合い部41は、本体部41aが第1の外装トーションバー6に固定されている。例えば、第1の噛み合い部41は、第1の外装トーションバー6の一端6aに一体とされて形成されている。一方、第2の噛み合い部51は、第2の外装トーションバー7の一端7aで軸方向で移動自在になるように取り付けられている。この取り付け構造は次のようになる。
第2の噛み合い部51の本体部51aの内周面には、図7及び図8に示すように、スプライン溝51cが形成されている。これに対応して、第2の外装トーションバー7の一端部7aの外周面に、図6に示すように、スプライン7bが形成されている。さらに、このスプライン7bが形成される端部7aの基端側に隣接してネジ溝7cが形成されている。なお、後述の位置決め調整ねじ52及びロックナット53の取り付けを考慮すれば、第2の外装トーションバー7の端部7aにおいて、スプライン7b部分の直径を、ネジ溝7c部分の直径よりも小さくすることが好ましい。
第2の噛み合い部51は、第2の外装トーションバー7の端部7aに形成されたスプライン7bの部分に装着されている。これにより、第2の噛み合い部51は、第2の外装トーションバー7の端部7aで、第1の噛み合い部41に対して進退自在に支持される。また、スプライン構造で支持されることで、第2の噛み合い部51は、第2の外装トーションバー7に対して回転することが防止される。
このように支持されている第2の噛み合い部51に並んで位置決め調整ねじ52及びロックナット53が取り付けられている。この位置決め調整ねじ52及びロックナット53は、第2の外装トーションバー7に形成されているネジ溝7c部分にそれぞれ噛合して取り付けられることで、いわゆるダブルナットを構成している。これにより、位置決め調整ねじ52及びロックナット53は、第2の外装トーションバー7の端部7aの基端側への第2の噛み合い部51の移動を規制する。
また、第1の噛み合い部41の本体部41aと、第2の噛み合い部51の本体部51aとの間には弾性体61が取り付けられている。これにより、第2の噛み合い部51は、第1の噛み合い部41から離間する方向に付勢される。よって、第2の噛み合い部51は、この弾性体61と前記位置決め調整ねじ52及びロックナット53とにより、第1の噛み合い部52に対して位置決めされる。
例えば、位置決め調整ねじ52及びロックナット53を調整することで、図6中(A)に示すような位置関係としたり、図6中(B)に示すような位置関係にすることができる。このように位置関係を調整することで、第1の噛み合い部41の歯41bと第2の噛合部51の歯51bとの間の空隙部71の大きさ(隙間の幅)を調整することができる。すなわち、図6中(A)に示すような位置関係にすれば、空隙部71は大きくなり(隙間は広くなり)、図6中(B)に示すような位置関係にすれば、空隙部71は小さくなる(隙間は狭くなる)、又は空隙部71がなくなる(隙間がなくなる)。
次に第2の実施の形態のスタビライザ1の作用及び効果を説明する。
先ず、第1の実施の形態のスタビライザ1の作用及び効果と同じになる。
すなわち、車両が水平状態の時には、空隙部71が形成されている。そして、車両のロールの発生初期では、空隙部71が形成されている間(隙間がある間)、内装トーションバー5だけが捩られる。これにより、スタビライザ1の捩り剛性は内装トーションバー5による捩り剛性となり、この捩り剛性が車両のロール剛性に作用する。
さらに車両がロールすると、空隙部71がなくなり(隙間がなくなり)、第1の噛み合い部41と第2の噛み合い部51とが噛合い、これにより、第1及び第2の外装トーションバー6,7も捩られるようになる。これにより、スタビライザ1の捩り剛性は、内装トーションバー5の捩り剛性に第1及び第2の外装トーションバー6,7の捩り剛性を加えたものになる。よって、スタビライザ1は、車両のロールの発生初期では、低捩り剛性のスタビライザとして機能し、車両が所定以上ロールした場合には、高捩り剛性のスタビライザとして機能する。
これにより、スタビライザ1は、車両にロールが発生していない状態、または、ロールの発生初期の段階では、高剛性部材である外装トーションバー6,7の噛み合い部41,51に空隙部71が形成されているため、低剛性部材である内装トーションバー5のみで左右の車輪を連結することとなり、片側の車輪からアーム部へと伝わった微振動が内装トーションバー5で吸収され、反対側の車輪に伝わりにくくなり、快適な乗り心地を得ることができる。
また、車両のロールの発生初期に低捩り剛性のスタビライザとして機能するので、初期応答性がよくなる。よって、車両のロールの発生初期にロール剛性が不足する状態を回避することができる。そして、スタビライザ1は、車両が所定以上ロールした場合に、高捩り剛性のスタビライザとして機能する。
一方、特に第2の実施の形態のスタビライザ1は、空隙部71の大きさを調整することができるようになっている。これにより、図6中(A)に示すように空隙部71を大きくすれば(隙間を広くすれば)、ある程度ロール角が大きくならない限り、スタビライザ1の捩り剛性が、内装トーションバー5の捩り剛性に第1及び第2の外装トーションバー6,7の捩り剛性を加えたものにならない。その一方で、図6中(B)に示すように空隙部71を小さくすれば(隙間を狭くすれば)、ロール発生の初期で、スタビライザ1の捩り剛性が、内装トーションバー5の捩り剛性に第1及び第2の外装トーションバー6,7の捩り剛性を加えたものになる。
これにより、任意のロール角、或いはスタビライザ1の任意の捩れ角で、低捩り剛性のスタビライザとして機能することと、高捩り剛性のスタビライザとして機能することとを切り替えることができる。
図9は、第2の実施の形態のスタビライザ1の捩り剛性と車体ロール角との関係を示す。
この図9に示すように、空隙部71を小さくすれば(隙間を狭くすれば)、又は空隙部71を形成しないようにすれば、ロール発生の初期で、スタビライザ1の捩り剛性が、内装トーションバー5の捩り剛性に第1及び第2の外装トーションバー6,7の捩り剛性を加えたものになる。一方、空隙部71を大きくすると(隙間を広くすると)、車体ロール角が所定の角度になると、第1の噛み合い部41と第2の噛み合い部51とが噛合うようになり(図5中のA点で噛合うようになり)、それ以降の車体ロール角で、スタビライザ1の捩り剛性が、内装トーションバー5の捩り剛性に第1及び第2の外装トーションバー6,7の捩り剛性を加えたものになる。
次に第3の実施の形態を説明する。第3の実施の形態は、本発明を適用したスタビライザである。
前述の第2の実施の形態では、第2の噛み合い部51の位置決めを、位置決め調整ねじ52及びロックナット53と弾性体61とで行っているが、第3の実施の形態では、このような構成とは異なる構成で第2の噛み合い部51の位置決めを行っている。
図10乃至図12は、第3の実施の形態のスタビライザ1の第1及び第2の噛み合い部41,51の構成を示す。この第3の実施の形態のスタビライザ1では、モータ81で位置調整部90を操作して、第2の噛み合い部51を第1の噛み合い部41に対して進退させている。なお、第2の噛み合い部51は、前述の第2の実施の形態と同様に、スプライン構造により第2の外装トーションバー7の一端部7aに取り付けられている。
図13は、調整部90の構成を示す。この図13に示すように、棒状の2本のアーム91,92で、板状の軸取り付け部93の両側及び断面四角形の棒状のモータ軸取り付け部94の両端を挟み込んでいる。このアーム91には、図10に示すように、第2の噛み合い部51の本体部51aに当接する突起部91aが形成されている。また、図示しないが、アーム92にも、第2の噛み合い部51の本体部51aに当接する突起部が形成されている。
軸取り付け部93には、図13に示すように、中央に円形の開口部93aが形成されており、その開口部93a内にドライブッシュ95が取り付けられている。この軸取り付け部93の一端部がピン96によりアーム91,92の一端部と連結されている。これにより、軸取り付け部93は、ピン96を中心として、アーム91,92に対して回転する。
モータ軸取り付け部94には、中間部位にネジ孔94aが形成されている。このモータ軸取り付け部94は、ピン97,97によりアーム91,92の他端部と連結されている。これにより、モータ軸取り付け部94は、ピン97,97を中心に回転するようになる。
このような調整部90は、図11及び図12に示すように、軸取り付け部93がドライブッシュ95を介して第2の外装トーションバー7に固定されている。第2の外装トーションバー7の所定位置に軸取り付け部93が固定されている。また、図11及び図12に示すように、第2の外装トーションバー7の外周面には、軸取り付け部93を係止するストッパ7d,7dが形成されている。
調整部90は、このように第2の外装トーションバー7に取り付けられることで、アーム91,92がピン97,97を中心に揺動するようになる。この調整部90のアーム91,92がモータ81により操作される。
モータ81の出力は、減速部81aで減速されて、回転軸82の回転力に変換される。このモータ81は直流モータである。そして、モータ81は、制御部85によりその駆動が制御されている。例えば、車両のロール剛性を目標値として制御されている。
回転軸82の端部には、ネジ溝82aが形成されており、このネジ溝82aが調整部90のモータ軸取り付け部94のネジ孔94aと螺合している。
ここで、モータ81は、第1の外装トーションバー6の外周面に設けた支持部6cにピン83で連結されている。また、前述の第2の実施の形態とは異なる形態として、図10に示すように、リターンスプリング62により、第2の噛み合い部51を第1の噛み合い部41から離間する方向に付勢してもよい。
次に第3の実施の形態のスタビライザ1の作用及び効果を説明する。
制御部85によりモータ81が駆動されると、回転軸82が回転する。これにより、アーム91,92がピン96を中心に第2の噛み合い部51側へ回動する。これにより、アーム91,92に設けた突起91aにより第2の噛み合い部51を押して、当該第2の噛み合い部51を軸方向の第1の噛み合い部41側に移動させることができる。これにより、アーム91,92の操作量を調整することで、第1の噛み合い部41と第2の噛み合い部51との間の距離を調整することができ、これにより、前述の第2の実施の形態と同様に、空隙部71の大きさを調整することができる。
よって、前述の第2の実施の形態と同様に、車両の任意のロール角、或いはスタビライザ1の任意の捩れ角で、低捩り剛性のスタビライザとして機能することと、高捩り剛性のスタビライザとして機能することとを切り替えることができる。
また、制御部85によりモータ81を制御することで、空隙部71の大きさを調整することができるので、そのような切り替えを車両のロール剛性を目標値として行うことができる。これにより、例えば、高いロール剛性が必要な場面や乗り心地を重視した場面等に応じて、スタビライザ1の捩り剛性を適宜切り替えることができる。また、モータ81でスタビライザ1の捩り剛性を制御する構成になっているので、そのような制御系を、小型化、軽量、かつ廉価な構成として実現できる。
また、システム欠陥が発生し、モータ81を駆動することができなくなることも考えられる。スタビライザ1は、このような場合でも、システム欠陥時に操作されていた位置に第2の噛み合い部51を維持することができる。
ここで、例えば油圧でスタビライザの捩り剛性を制御するシステム、例えば油圧ARS(Active Roll Control)がある。このようなシステムの場合には、システム欠陥が生じると、油圧制御が不可能になり、その結果、スタビライザの機能も失ってしまうことになる。
これに対して、モータ81により第2の噛み合い部51の位置を調整しているので、システム欠陥が発生しても、その時に操作されていた位置に第2の噛み合い部51を維持できる。この場合、システム欠陥により車両の任意のロール角、或いは、スタビライザ1の任意の捩れ角で低捩り剛性のスタビライザとしての機能と高捩り剛性のスタビライザの機能とを切り替えることはできなくなるが、少なくとも一方の捩り剛性をもったスタビライザとして機能させることはできるようになる。
また、モータ81が第1の外装トーションバー6側に取り付けられており、調整部90が第2の外装トーションバー7側に取り付けられている。ここで、調整部90をドライブッシュ95を介して第2の外装トーションバー7に取り付けているので、調整部90は当該第2の外装トーションバー7の軸回りに多少の回転が許容されるようになり、第1の外装トーションバー6と第2の外装トーションバー7との間に捩れ角が生じても、その捩れを吸収でき、これにより、モータ81により調整部90を正常に操作することができる。
また、アーム91,92により第2の噛み合い部51を押すとき、その作用により、調整部90の軸取り付け部93には、その押す方向と反対方向に移動する力が働く。しかし、外装トーションバー7の外周面に設けたストッパ7d,7dでその移動を防止することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、前述の実施の形態として実現されることに限定されるものではない。
すなわち、前述の実施の形態では、第1の外装トーションバー6の端部6bと内装トーションバー5の端部5aとをピン固定している場合を説明した。しかし、これに限定されないことはいうまでもない。例えば、図14中(A)のB部として示すように、第1の外装トーションバー6の端部6bと内装トーションバー5の端部5aとを溶接により固定してもよい。または、図14中(B)のC部として示すように、第1の外装トーションバー6の端部6bと内装トーションバー5の端部5aとをセレーションにより固定してもよい。
また、前述の実施の形態では、第1の噛み合い部11,41及び第2の噛み合い部12,51をそれぞれ2枚の歯で構成する場合を説明した。しかし、これに限定されないことはいうまでもない。例えば、1枚の歯、或いは3枚以上の歯で構成してもよい。
また、前述の実施の形態では、第1及び第2の外装トーションバー6,7のアーム部3,4側の端部を内装トーションバー5の端部5aに固定した場合を説明した。しかし、これに限定されないことはいうまでもない。すなわち例えば、第1及び第2の外装トーションバー6,7のアーム部3,4側の端部を車輪側支持部材であるアーム部3,4等に固定してもよい。すなわち、第1及び第2の外装トーションバー6,7のアーム部3,4側の端部を左右車輪側の部材に固定してもよい。言い換えれば、前述したような作用及び効果を得ることができる限り、第1及び第2の外装トーションバー6,7のアーム部3,4側の端部を左右車輪に対して固定してもよい。
本発明の第1の実施の形態のスタビライザの構成を示す断面図である。 図1のスタビライザにおいて、左右のアーム部と内装トーションバーとの構成を示す図である。 図1のスタビライザにおいて、第1の外装トーションバーの端部と内装トーションバーの端部とをピン固定している部分を示す図である。 図1のスタビライザの第1及び第2の噛み合い部の形状を示す斜視図である。 第1の実施の形態のスタビライザの効果の説明に使用した、車体ロール角とスタビライザの捩り剛性との関係を示す図である。 本発明の第2の実施の形態のスタビライザの第1の噛み合い部、第2の噛み合い部、及びその周囲の構成を示す図である。 第2の実施の形態のスタビライザの第1及び第2の噛み合い部の形状を示す斜視図である。 第2の実施の形態のスタビライザの第2の噛み合い部の形状を示す図である。 第2の実施の形態のスタビライザの効果の説明に使用した、車体ロール角とスタビライザの捩り剛性との関係を示す図である。 本発明の第3の実施の形態のスタビライザの第1の噛み合い部、第2の噛み合い部、及び調整部等の構成を示す正面図である。 第3の実施の形態のスタビライザの調整部等の構成を示す断面図である。 第3の実施の形態のスタビライザの第1の噛み合い部、第2の噛み合い部、及び調整部等の構成を示す断面図である。 第3の実施の形態の調整部の構成を示す側面図である。 本発明にかかるスタビライザにおける、第1の外装トーションバーの端部と内装トーションバーの端部との他の固定方法を示す図である。 従来のスタビライザの構成を示す図である。 従来のスタビライザのバー部の分割部位の詳細を示す図である。 図16の分割部位である一方のバー部の端面形状を示す図である。 図16の分割部位である他方のバー部の端面形状を示す図である。
符号の説明
1 スタビライザ
2 バー部
3,4 アーム部
5 内装トーションバー
6,7 外装トーションバー
11,41 第1の噛み合い部
12,51 第2の噛み合い部
81 モータ
85 制御部
90 調整部

Claims (8)

  1. 左右車輪を連結する第1のトーションバーと、
    前記第1のトーションバーと同軸とされ、かつ前記第1のトーションバーを内装可能に筒状に形成され、一端が前記左右車輪のうちの一方に連結され、他端に第1の噛み合い部を設けた第2のトーションバーと、
    前記第1のトーションバーと同軸とされ、かつ前記第1のトーションバーを内装可能に筒状に形成され、一端が前記左右車輪のうちの他方に連結され、前記第2のトーションバーの他端と対向する他端に第2の噛み合い部を設けた第3のトーションバーと、を備え、
    同軸上に対向配置された前記第1の噛み合い部と前記第2の噛み合い部との間には、前記第2のトーションバーと前記第3のトーションバーとの相対回転を許容する隙間が設けられ、前記第2のトーションバーと前記第3のトーションバーとが所定量、相対回転した場合に、前記第1の噛み合い部と前記第2の噛み合い部とが噛み合うことを特徴とする車両用スタビライザ。
  2. 左車輪を支持する左アーム部材と、
    右車輪を支持する右アーム部材と、
    前記左右アーム部材を連結する第1のトーションバーと、
    前記第1のトーションバーと同軸とされ、かつ前記第1のトーションバーを内装可能に筒状に形成され、一端が前記左右アーム部材のうちの一方に連結され、他端に第1の噛み合い部を設けた第2のトーションバーと、
    前記第1のトーションバーと同軸とされ、かつ前記第1のトーションバーを内装可能に筒状に形成され、一端が前記左右アーム部材のうちの他方に連結され、前記第2のトーションバーの他端と対向する他端に第2の噛み合い部を設けた第3のトーションバーと、を備え、
    同軸上に対向配置された前記第1の噛み合い部と前記第2の噛み合い部との間には、前記第2のトーションバーと前記第3のトーションバーとの相対回転を許容する隙間が設けられ、前記第2のトーションバーと前記第3のトーションバーとが所定量、相対回転した場合に、前記第1の噛み合い部と前記第2の噛み合い部とが噛み合うことを特徴とする車両用スタビライザ。
  3. 左右車輪を連結する第1のトーションバーと、
    前記第1のトーションバーと同軸とされ、かつ前記第1のトーションバーを内装可能に筒状に形成され、一端が第1のトーションバーの一端部に連結され、他端に第1の噛み合い部を設けた第2のトーションバーと、
    前記第1のトーションバーと同軸とされ、かつ前記第1のトーションバーを内装可能に筒状に形成され、一端が前記第1のトーションバーの他端部に連結され、前記第2のトーションバーの他端と対向する他端に第2の噛み合い部を設けた第3のトーションバーと、を備え、
    同軸上に対向配置された前記第1の噛み合い部と前記第2の噛み合い部との間には、前記第2のトーションバーと前記第3のトーションバーとの相対回転を許容する隙間が設けられ、前記第2のトーションバーと前記第3のトーションバーとが所定量、相対回転した場合に、前記第1の噛み合い部と前記第2の噛み合い部とが噛み合うことを特徴とする車両用スタビライザ。
  4. 前記第2のトーションバーと第3のトーションバーとが相対回転をしない場合、前記第1の噛み合い部と第2の噛み合い部との間には周方向に隙間があり、前記第2のトーションバーと第3のトーションバーとが相対回転した場合、前記隙間がなくなることで前記第1の噛み合い部と第2の噛み合い部とが噛み合うようになっており、
    前記隙間の大きさを調整する隙間調整手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車両用スタビライザ。
  5. 前記隙間の大きさは、前記第1の噛み合い部と第2の噛み合い部との間の軸方向の距離に応じて変化するものであり、
    前記隙間調整手段は、前記距離を調整することを特徴とする請求項4記載の車両用スタビライザ。
  6. 前記第1の噛み合い部と第2の噛み合い部とは、前記第2のトーションバーと第3のトーションバーとが相対回転した場合、それぞれから軸方向に突設した歯を噛み合わせるものであって、前記歯の形状が先細形状とされていることを特徴とする請求項5記載の車両用スタビライザ。
  7. 前記隙間調整手段は、目標のロール剛性に応じて前記隙間の大きさを設定することを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の車両用スタビライザ。
  8. 前記隙間調整手段は、モータで前記第1の噛み合い部又は第2の噛み合い部のうちの少なくとも一方を軸方向に移動させて、当該第1の噛み合い部と第2の噛み合い部との間の軸方向の距離を調整することを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の車両用スタビライザ。
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