JP2005161248A - カーテン塗覆方法及びカーテン塗覆装置 - Google Patents

カーテン塗覆方法及びカーテン塗覆装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数層の液膜からなるカーテン10を落下させ、走行する板11の表面に複数層の膜を塗覆するカーテン塗覆方法およびカーテン塗覆装置において、板の幅両端外側から落下するカーテン部分を最大限再利用しつつ、同時に板のトリムによる切り捨て量を最小とする。
【解決手段】 落下するカーテン10を構成する液膜の少なくとも1層の幅はカーテン全幅よりも狭い幅であり、塗覆部位におけるカーテン全幅32は走行する板の幅34よりも広い幅であり、板の幅両端の外側で流下するカーテンを、カーテンの幅端部側と板の端部側とで別々に回収することを特徴とするカーテン塗覆方法およびカーテン塗覆装置。カーテン全幅よりも狭い幅を有する層(幅狭層)の幅33は、板の幅34よりも広い幅であり、カーテン10の幅端部側と板の端部側とで別々に回収する区切り位置12は、幅狭層の幅端部24近傍とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数層の液膜からなるカーテンを落下させ、走行する板の表面に複数層の膜を塗覆するカーテン塗覆方法及びカーテン塗覆装置に関するものである。
カーテン塗覆方法においては、カーテン吐出装置によって液膜を形成し、液膜をカーテンとして自由落下させ、走行する板上にカーテンを衝突させ、板の表面に膜をコーティングすることができる。自由落下するカーテンの幅方向端部は案内装置によって規制され、自由落下中におけるカーテンの幅が所定の幅に保持される。案内装置を用いずに、カーテンの幅両端を自由端とすることもできる。特許文献1には、カーテンを複数層の液膜として形成し、走行する板の表面に複数層の膜を塗覆するカーテン塗覆方法が記載されており、特に多層写真材料の製造を取り扱っている。
板への塗覆位置において、カーテンの幅が板の幅と同等あるいは板の幅よりも狭い場合、板の表面に塗覆された膜の厚さが幅方向端部において厚くなる傾向があり、膜厚の均一性が保たれない場合がある。それに対し、板への塗覆部位においてカーテンの幅を板の幅よりも広くすると、板に塗覆される膜の厚さは幅方向で均一にすることができる。
カーテンの幅を板の幅よりも広くする場合、板の幅両端の外側に位置するカーテン部分は板の下方に落下することとなる。この落下するカーテン部分については、カーテンが単一層の液膜であれば、回収してカーテン液膜原料として再使用することができる。ところが、特許文献1に記載のように複数層の液膜を塗覆する場合、板の幅両端の外側に落下するカーテン部分においてもカーテンが複数層の液膜であるため、これを回収しても2種以上の異なる組成物の混合物となり、カーテン液膜原料として再使用することができない。
特許文献2に記載の発明においては、カーテンを構成する複数層の液膜のうち、1つの層がウエブ(板)の幅よりも大であり、他の層はウエブを溢れ出ない幅を有する。これにより、ウエブの縁から溢れ出る液膜は単一層であるため、この溢れ出る組成物を収集し、同一組成の層の液供給原料中に再循環させることができるとしている。ここでは、ウエブの幅よりも大であってカーテン幅と同等の幅を有する層を幅広層、ウエブを溢れ出ない幅を有する層を幅狭層と呼ぶこととする。
特公昭49−24133号公報 特公昭62−47075号公報
例えば、帯鋼のような鋼板に多層の塗装皮膜をカーテン塗装する方法においては、鋼板を走行させ、走行する鋼板表面にカーテンを落下させてカーテン塗装を行う。走行する鋼板は幅方向に蛇行することがある。また、カーテン吐出装置から所定の幅で吐出したカーテンの幅は落下する過程で変動し、板に塗布する塗覆部位におけるカーテン幅が変動することがある。
特許文献2に記載の方法を適用するに際し、板の幅両端外側から落下するカーテン部分を常に単一の層とするためには、幅狭層の端部が板の両端から外側にはみ出さないように塗装を行う必要がある。一方で、上記のように走行する板が幅方向に蛇行し、また塗覆部位における幅狭層の幅も変動することがある。従って、幅狭層の端部が板の両端から外にはみ出さないようにするためには、板の蛇行の程度や幅狭層の幅変動を想定し、幅狭層の幅を板の幅よりも狭い幅に設定することが必要となる。その結果として、板の両端には幅狭層によって形成されるべき層が塗布されない領域が存在することとなる。幅狭層が塗布されていない板の両端部分については良品とすることができないので、塗装終了後においてこの部分をトリムして切り捨てる必要がある。切り捨て部分については、板そのものおよび板の上に塗布した塗膜が無駄に捨てられることとなる。
本発明は、複数層の液膜からなるカーテンを落下させ、走行する板の表面に複数層の膜を塗覆するカーテン塗覆方法において、板の幅両端外側から落下するカーテン部分を最大限再利用しつつ、同時に板のトリムによる切り捨て量を最小とすることのできるカーテン塗覆方法およびカーテン塗覆装置を提供することを目的とする。
即ち、本発明の要旨とするところは以下の通りである。
(1)複数層の液膜からなるカーテン10を落下させ、走行する板11の表面に複数層の膜を塗覆するカーテン塗覆方法において、落下するカーテン10を構成する液膜の少なくとも1層の幅はカーテン全幅よりも狭い幅であり、塗覆部位におけるカーテン全幅32は走行する板の幅34よりも広い幅であり、板の幅両端の外側で流下するカーテンを、カーテンの幅端部側と板の端部側とで別々に回収することを特徴とするカーテン塗覆方法。
(2)カーテン全幅よりも狭い幅を有する層(以下「幅狭層」という。)の幅33は、板の幅34よりも広い幅であり、カーテン10の幅端部側と板の端部側とで別々に回収する区切り位置12は、幅狭層の幅端部24近傍であることを特徴とする上記(1)に記載のカーテン塗覆方法。
(3)走行する板11の幅方向偏移位置に応じて、カーテンを吐出するカーテン吐出装置1の幅方向位置及び区切り位置12を調整することを特徴とする上記(2)に記載のカーテン塗覆方法。
(4)複数の液膜を吐出し、該吐出した複数層の液膜からなるカーテン10を落下させるカーテン吐出装置1を有し、走行する板11の表面に複数層の膜を塗覆するカーテン塗覆装置において、落下するカーテン10を構成する液膜の少なくとも1層の幅はカーテン全幅よりも狭い幅(以下「幅狭層」という。)とすることができ、塗覆部位におけるカーテン全幅32は走行する板の幅34よりも広い幅とすることができ、板の幅両端の外側で流下するカーテンを、カーテンの幅端部側と板の端部側とで別々に回収する回収装置14を有することを特徴とするカーテン塗覆装置。
(5)回収装置14は、カーテンの幅端部側と板の端部側とで別々に回収する区切り位置12をカーテン幅方向に移動するための移動装置18を有することを特徴とする上記(4)に記載のカーテン塗覆装置。
(6)幅狭層の幅端部24位置及び鋼板11の端部位置を検出する幅検出装置を有することを特徴とする上記(4)又は(5)に記載のカーテン塗覆装置。
(7)カーテン吐出装置1と回収装置14とは、走行する板11の幅方向に移動可能であることを特徴とする上記(4)乃至(6)のいずれかに記載のカーテン塗覆装置。
(8)幅狭層の吐出部位における幅31を調整することにより、幅狭層の塗覆部位における幅33を調整することを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のカーテン塗覆方法。
(9)カーテン吐出装置1は、幅狭層の吐出部位における幅31を調整するエッジガイド6aを有することを特徴とする上記(4)乃至(7)のいずれかに記載のカーテン塗覆装置。
本発明は、複数層の液膜からなるカーテン10を落下させ、走行する板11の表面に複数層の膜を塗覆するカーテン塗覆方法及びカーテン塗覆装置に関する。カーテン塗覆に際し、塗覆部位におけるカーテン全幅32は走行する板の幅34よりも広い幅とする。カーテン10の幅両端が板の幅両端よりも外側に位置するので、板11に塗覆される膜の厚さを幅方向で均一にすることができる。
また、落下するカーテン10を構成する液膜の少なくとも1層の幅はカーテン全幅よりも狭い幅とする。この狭い幅の層を幅狭層と呼ぶ。また、カーテン全幅と等しい幅を有する層を幅広層と呼ぶ。これにより、カーテン全幅のうち、幅両端の部分について単層膜とすることができる。
本発明はさらに、板の幅両端の外側で流下するカーテンを、カーテンの幅端部側と板の端部側とで別々に回収することを特徴とする。板の幅両端の外側で流下するカーテンのうち、カーテン幅両端部分の単層膜の部分をそれよりも内側の部分と別々に回収することができるので、独立して回収した単層膜部分について、同一組成の層の液供給原料として再使用することが可能になる。その結果、カーテンのうち幅狭膜を含む多層膜部分が板の幅両端よりも外側に位置することとなったとしても、板の幅両端の外側で流下する多層膜部分について、カーテン幅両端の単層膜部分とは別々に回収することとなるので、単層膜部分の回収再使用に支障をきたすことがなくなる。
本発明は、複数層の液膜からなるカーテンを落下させ、走行する板の表面に複数層の膜を塗覆するカーテン塗覆方法及びカーテン塗覆装置において、板の幅両端の外側で流下するカーテンを、カーテンの幅端部側と板の端部側とで別々に回収する。このため、カーテンのうち多層膜部分が板の幅両端よりも外側に位置することとなったとしても、カーテン幅両端の単層膜部分を独立して回収することができ、単層膜部分の回収再使用に支障をきたすことがなくなる。これにより、カーテンのうち多層膜部分の幅を板の幅よりも広くすることが可能になり、板のトリムによる切り捨て量を最小とすることが可能になる。
本発明において、液膜を形成するカーテン吐出装置1としては、例えば図1に示す装置を用いることができる。カーテン吐出装置1は2以上の吐出スリット2を有し、各吐出スリット2から液体を吐出させると、吐出した液体は液膜となり、カーテン吐出装置1の傾斜面に沿って流下する。図1に示すカーテン吐出装置1は第1層から第3層までの3つの吐出スリット(2a〜2c)を有している。第3層吐出スリット2cから吐出した液膜は、第2層吐出スリット2bの位置まで流下して第2層吐出スリット2bから吐出した液膜に接して2層の液膜を形成し、さらにその2層の液膜は第1層吐出スリット2aまで流下して第1層吐出スリット2aから吐出した液膜に接して3層の液膜を形成する。3層の液膜は傾斜面に沿って流下し、傾斜端において傾斜面から離れ、3層のカーテン10として自由落下する。
カーテン吐出装置1の下方には、カーテン塗覆を行う対象物としての板11が走行している。板の表面に落下した多層のカーテン10は、多層の状態を保持したまま板の表面に付着し、板の表面に複数層の膜が塗覆される。
本発明においては、落下するカーテン10を構成する液膜の少なくとも1層の幅はカーテン全幅よりも狭い幅であり、塗覆部位におけるカーテン全幅32は走行する板の幅34よりも広い幅である。カーテン全幅よりも狭い幅の層を幅狭層と呼び、カーテン全幅と同じ幅を有する層を幅広層と呼ぶ。図1に示すカーテン吐出装置1の例では、第1層がカーテン全幅と同じ幅を有する幅広層を構成し、第2層と第3層が幅狭層を構成する。カーテン全幅のうち、幅方向外側部分は第1層のみの単層のカーテンを形成する。この部分を「外側単層部分36」と呼ぶ。幅方向中心部分は第1層から第3層までの3層のカーテンを形成する。この部分を「内側多層部分35」と呼ぶ。塗覆部位におけるカーテン全幅32(幅広層の幅)は走行する板の幅34よりも広い幅であり、結果として板の幅両端の外側部分に位置するカーテンは、板表面に塗覆されずに下方に流下することとなる。
本発明は、板の幅両端の外側で流下するカーテンを、カーテンの幅端部側と板の端部側とで別々に回収することを特徴とする。カーテンの幅端部側で回収した部分を「外側回収部41」と呼ぶ。板の端部側で回収した部分を「内側回収部40」と呼ぶ。
まず第1に、好ましい実施の形態として、幅狭層の幅33が板の幅34よりも広い幅である場合について説明する。この場合、内側多層部分35の幅が板の幅34よりも広い幅となるため、内側多層部分35の両側は板の幅両端の外側から流下することとなる。外側単層部分36はそのすべてが板の幅両端の外側から流下する。
板の幅両端の外側で流下するカーテンを、カーテンの幅端部側と板の端部側とで別々に回収するに当たり、別々に回収する区切り位置12は、幅狭層の幅端部24近傍、即ち内側多層部分35と外側単層部分36との境界近傍とする。その結果、カーテンの幅端部側の外側回収部41では外側単層部分36の液のみが回収され、内側多層部分35の液はすべて板の端部側の内側回収部40で回収される。外側回収部41で回収された外側単層部分36は、図1の例においては第1層を構成する液のみが分離して回収されるので、再度第1層の原材料として再使用することが可能である。区切り位置12は、塗布位置における狭幅層の幅31の変動量を加味して、内側多層部分35と外側単層部分36との境界近傍であって、やや外側単層部分側とすると好ましい。これにより、外側回収部41に内側多層部分35が混入する事態を回避することができる。
内側回収部40では内側多層部分35の液が回収され、この部分は第1層から第3層までの液が混合して回収されるので、原料液として再使用することが困難である。従って、幅狭層の幅決定に際しては、幅狭層の幅を板の幅に極力近い幅とし、内側回収部40で回収される内側多層部分35の量を極力低減することが好ましい。
本発明においては、塗覆部位における幅狭層の幅33と板の幅34との差を、板の蛇行量想定量と幅狭層の幅変動想定量との和に等しい値程度とすると良い。これにより、たとえ板の蛇行が発生しあるいは幅狭層の幅が変動したとしても、板の表面に塗覆される層は幅方向いずれの部分においても多層膜とすることができ、同時に幅狭層の幅を板の幅に極力近い幅とすることができる。
幅狭層の幅を板の幅よりも広い幅とする本発明において、幅狭層即ち内側多層部分35の外側にさらに外側単層部分36を設けることの意味合いについて説明する。
板の表面に塗布する層の厚みを板幅方向で均一にするためには、塗覆部位におけるカーテンの全幅32を板の幅34よりも十分に広い幅とすることが必要である。両エッジ100mm以上広い幅とすると好ましい。従って、カーテンが外側単層部分36を持たず、カーテンの全幅を多層膜とする場合、板の幅両端の外側で流下する多層膜部分であって再使用不可能な液の量が大きな量となる。それに対し、本発明はカーテン10が外側単層部分36を有しており、カーテンの全幅としては板の幅よりも十分に広い幅を確保して塗布膜の均一性を確保しつつ、幅狭層の幅33と板の幅34との差を十分に小さくし、板の幅両端の外側で流下する多層膜部分であって再使用不可能な液の量を最小限とすることが可能になるのである。もちろん、外側単層部分36は単独で回収して再使用される。
塗覆部位における幅狭層の幅33と板の幅34との差を、板の蛇行量想定量と幅狭層の幅変動想定量との和よりも小さい値としても良い。この場合には、板の蛇行が発生しあるいは幅狭層の幅が変動したときに、内側多層部分と外側単層部分との境界(幅狭層端部24)が板の幅範囲内に入る可能性があるので、僅かではあるが板の端部をトリム除去する必要が生じることとなるが、内側回収部40で回収される内側多層部分35の量をより一層低減することができる。
本発明においては、幅狭層の幅33を板の幅34と同等の幅とし、あるいは幅狭層の幅33を板の幅34よりもわずかに狭い幅としても良い。板端部のトリム除去量はやや増大するものの、内側回収部40で回収される内側多層部分35の量はさらに低減することができる。従来の、内側多層部分35の端部が板の両端から外にはみ出さないように塗覆を行う場合には、幅狭層の幅33を板の幅34よりも狭い幅とし、板の幅34と幅狭層の幅33との差を板の蛇行量想定量と幅狭層の幅変動想定量との和に等しい値程度よりも大きくする必要があった。そのため、板のトリム所要量も、片側当たり板の蛇行量想定量と幅狭層の幅変動想定量との和に等しい値程度とすることが必要であったが、本発明によれば、トリム量を従来の値よりも小さくすることができる。
カーテンの幅端部側の外側回収部41と板の端部側の内側回収部40とで別々に回収する回収装置14としては、図1に示すように、回収ポット15によって外側回収部41を回収し、内側回収部40を回収パン16によって回収することができる。あるいは、図2に示すように、仕切り板17を設け、仕切り板17よりも外側部分で外側回収部41を回収し、仕切り板17の内側部分に位置する内側回収部40を回収パン16によって回収することができる。
カーテン塗覆において通常は、自由落下中のカーテンの端部は案内装置5によって規制される。案内装置5の空間における位置を固定しても良いが、安定した良好な自由落下カーテンを形成するため、図1に示すような下端部フリーの案内装置5が用いられることがある。このような案内装置は、ガイドチェーン5aとその先端に付けた重り5bとで構成され、重り5bの重量によって鉛直下方に向こうとする力が働く一方、自由落下中のカーテン10が幅方向に収縮しようとする力が働き、両者の力が釣り合う位置で案内装置の位置が定まる。その結果、カーテン10の幅は自由落下中に下方に行くほど幅が狭まる形状となる。液膜の幅が250mm程度において、吐出スリット部における液膜の幅(カーテン全幅30)に対し、塗覆位置におけるカーテン全幅32が20mm程度小さくなる場合もある。また、吐出装置の吐出スリット2における液膜の幅を一定に保持した場合、塗覆位置におけるカーテンの幅は、カーテンを構成する液の種類や物性、流量によって変化する。これでは、塗覆位置における幅狭層の幅が変動することとなり、再使用することのできない内側回収部40の回収量が増大することとなったり、あるいは板のトリム量を増大することが必要となる。
本発明においては、吐出部位における幅狭層の幅31を調整することにより、塗覆部位における幅狭層の幅33を調整することとすると好ましい。これにより、塗覆部位における幅狭層の幅33を常に一定に保持することが可能になる。カーテン吐出装置1は、図3に示すように、吐出部位における幅狭層の幅31を調整するエッジガイド6aを有することとすれば、エッジガイド6aの位置を調整することによって吐出部位における幅狭層の幅31を調整することが可能となり、塗覆部位における幅狭層の幅33を一定に調整することができる。幅狭層の幅の調整は、板へのカーテン塗覆開始前に行うとともに、板の走行時に実施すると、さらに幅を精密に調整できる。図3(a)は吐出位置における幅狭層の幅31を広く設定し、図3(b)は吐出位置における幅狭層の幅31を狭く設定している。
エッジガイド6aによる幅狭層の幅調整に際しては、図4に示すように、幅狭層の幅端部位置及び鋼板の端部位置を検出する幅検出装置を用いることとすると好ましい。幅検出装置は、例えばCCDカメラ21等の撮像装置によって自由落下カーテン10と走行する板11とを同時に撮像する装置を用いることができる。カーテン10を挟んで撮像装置の反対側に照明装置20を配置し、カーテンの後方から光を照射すると、幅狭膜、即ち内側多層部分35は膜厚が厚く、外側単層部分36は膜厚が薄いため、内側多層部分35と外側単層部分36とでカーテン10の明るさが相違し、幅狭層の端部24を両者の境界として識別することが可能になる。撮像装置で撮像した画像を画像処理装置22において画像処理すれば、幅狭層の端部24位置を認識することができる。また、板11の端部についても画像処理によって認識することができる。このようにして幅検出装置によって検出した幅狭層の幅端部位置及び鋼板の端部位置の検出結果に基づき、幅狭層の幅が狭すぎるときはエッジガイド6aの位置を拡げ、幅狭層の幅が広すぎるときはエッジガイド6aの位置を狭め、幅狭層の幅を最適な幅に調整することができる。
幅検出装置の検出手段としては、CCDカメラ21を用いる上記方法以外にも、レーザー距離計を用いて相対位置を測定する方法、赤外線を検知して位置を検出する方法などを採用しても良い。また、幅検出装置の撮像装置を用いて、カーテンの幅端部側と板の端部側とで別々に回収する区切り位置を検出することも可能である。
板の幅方向蛇行に応じて自由落下カーテンの位置を変動させ、自由落下カーテンを常に板の直上方に位置させることとすれば、板の幅と幅狭膜の幅との差をより一層小さくすることができる。このとき、自由落下カーテンの位置調整と同時に、回収装置の区切り位置も調整することが必要である。本発明の好ましい実施の形態においては、図5に示すように、走行する板の幅方向偏移位置に応じて、カーテンを吐出するカーテン吐出装置1の幅方向位置及び区切り位置12を調整する。カーテン吐出装置1と回収装置14とは、走行する板の幅方向に移動可能であることとし、板の幅方向変異状況を計測し、計測結果に応じてカーテン吐出装置と回収装置とを幅方向に移動する。移動手段としては、ステッピングシリンダー等の応答速度が速くかつ移動量を正確に制御できるアクチュエータを用いて制御することとすると好ましい。ステッピングシリンダー(23a、23b)をカーテン吐出装置1と回収装置14とに接続し、両者の移動を制御する。
カーテン吐出装置1と回収装置14との移動に関しては、オペレータがテレビカメラで板11の幅方向位置を観察しながら、カーテン吐出装置1と回収装置14の位置を横方向に移動させても良い。もしくは、板11の幅方向位置をフォトセンサーなどを用いて検知し、その移動量にあわせてカーテン吐出装置1と回収装置14の位置を移動させても良い。あるいは、前記幅検出装置による検出結果に基づき、板の幅端部の位置と幅狭膜端部の位置との関係が常に一定になるようにカーテン吐出装置1と回収装置14の位置を移動させることとしても良い。
連続帯鋼の表面に高分子系塗料を多層コーティングするに際して本発明のカーテン塗覆方法を適用する場合の好適条件について説明する。
カーテン塗覆位置における鋼板の蛇行量は、蛇行量を少なくする工夫を行った結果として1mm以内に抑えることができる。また、鋼板上に幅広膜と幅狭膜とを構成した膜を塗布して、幅狭膜端部のぶれの程度を実測したところ、幅狭膜端部のぶれは1mm以内であることがわかった。このとき、鋼板表面には幅方向全幅について多層膜を塗覆し、結果として鋼板のトリム所要量をゼロとし、併せて内側回収部で回収する内側多層部分を最小限とするため、幅狭層の端部位置を鋼板の端部位置から2mm以上離れた位置でできるだけ鋼板の端部位置に近づけた位置に設定すると良い。また、回収装置の区切り位置については、幅狭層と幅広層の境界から幅広層側に1mm以上離れた位置でできるだけ境界に近づけた位置に設置すれば、外側回収部で回収する液には内側多層部分の液が混入せず、かつ外側回収部で回収する外側単層部分の回収量を最大とすることができる。
幅が1000mmの連続帯鋼の表面に高分子系塗料を多層コーティングするに際して、本発明のカーテン塗覆方法を適用した。本発明のカーテン塗覆方法で同時に塗装する膜は最大3層の多層膜であり、塗装した製品の塗膜厚みは、同時塗装膜以外の膜も含み10〜60μmである。
図6に示すカーテン塗覆装置を用いてカーテン塗覆を行った。カーテンの全幅、即ち幅広膜の幅は1200mmとし、カーテン塗覆を行う際の鋼板の走行速度は50〜70m/minとし、カーテン塗覆する各膜の流量は10〜70ml/m/sとした。鋼板の幅方向蛇行量を実測したところ1mmであった。また、幅狭膜端部の変動量を実測したところ1mmであった。そこで、塗覆位置における幅狭膜の幅33を鋼板幅(1000mm)+3mmに調整した。
回収装置14としては、図6(b)に示すように、外側回収部を回収する回収ポット15と、内側回収部を回収する回収パン16を供えている。回収ポット15の位置をステッピングシリンダー19によって調整することにより、外側回収部と内側回収部の区切り位置12を、塗覆位置における幅狭層の端部24から外側に3mmの位置に設定した。
塗装開始前には、図6(a)に示すように、カーテン吐出装置1と鋼板11との間にシャッター28と中間パン27を配置し、カーテンのすべてを中間パン27によって回収廃棄する。連続帯鋼の塗装に際しては、コイルの途中で塗装仕様が変わることがある。中間パン27の下にシャッター28を設けることで、隣の別仕様の帯鋼に塗料が飛散するのを防止し、併せてスレッチングコイルへの塗料飛散を防止することができる。帯鋼の溶接点が過ぎた後、中間パン27とシャッター28を移動し、鋼板(板11)への塗装を開始する。
塗装開始時は、幅狭層の端部位置も幅広層の端部位置も安定しないので、回収ポット15は配置せずに流下するカーテンの全量を回収パン16に回収し、廃棄する。膜が安定して塗装を開始したら、ステッピングシリンダー19の動作によって回収ポットを左右から所定の位置に移動し、外側単層部分を回収ポット15で回収する。回収ポットの移動位置については、テレビカメラでとらえてオペレータが位置調整を行った。これによりカーテン安定後、外側単層部分のほとんどを幅狭層の混液なく回収することができた。
実施例1において、回収ポット15のかわりに図2に示すような仕切り板17を用いた。実施例1の回収ポット15使用時と同等に外側単層部分のほとんどを回収することができた。また仕切り板17の位置はビデオカメラでとらえてオペレータがステッピングシリンダー23cを用いて左右から移動させて位置調整を行った。
実施例1のカーテン塗覆において、塗装開始時の鋼板の蛇行量を測定したところ、蛇行量が3mm程度であった。そこで、塗装開始時には、塗覆位置における幅狭膜の幅を鋼板幅(1000mm)+6mmに設定した。鋼板の端部位置と、幅狭膜と幅広膜の境界位置(幅狭層端部24)は図4に示すようなCCDカメラ21と画像処理装置22を用いて測定した。実施例1では塗装開始時の外側単層部分を廃棄していたのに対し、実施例3では塗装開始時から外側単層部分の回収を行うことができた。
その後、鋼板の蛇行量が1mmに安定化したので、カーテン吐出装置1のエッジガイド6aの位置を調整し、幅狭膜の幅33を鋼板幅(1000mm)+3mmに調整し直した。これにより、内側回収部で回収して廃棄する混合塗料の回収量は、塗装開始時に比べて安定時には半減することになった。
実施例3に記載のとおり、塗装開始時の鋼板の蛇行量を測定したところ、蛇行量が3mm程度であった。そこで、塗装開始時には、図4に示すCCDカメラ21を用いて、鋼板の端部位置、幅狭膜の端部位置、回収装置の区切り位置を画像処理で認識し、鋼板の端部位置と幅狭膜の端部位置との間隔が一定になるようにカーテン吐出装置1の位置を調整した。位置の調整には図5に示すステッピングシリンダー23aを用いた。併せて、回収ポット15の位置を図6に示すステッピングシリンダー19を用いて移動し、外側回収部と内側回収部との区切り位置12を横方向に移動した。
これにより、塗装開始当初から、幅狭膜の幅を鋼板幅(1000mm)+3mmとすることが可能となり、内側回収部で回収して廃棄する混合塗料の回収量は、実施例3と比較してさらに減少することとなった。
本発明のカーテン塗覆方法を示す図である。 本発明のカーテン塗覆方法を示す図である。 エッジガイドの動作によって幅狭層の幅を調整する様子を示す図である。 幅検出装置による検査状況を示す斜視図である。 カーテン吐出装置と回収装置とを幅方向に移動する状況を示す図である。 本発明のカーテン塗覆方法の実施形態を示す図である。
符号の説明
1 カーテン吐出装置
2 吐出スリット
3 傾斜面
4 傾斜端
5 案内装置
5a ガイドチェーン
5b 重り
6 エッジガイド
10 カーテン
11 板
12 区切り位置
14 回収装置
15 回収ポット
16 回収パン
17 仕切り板
18 移動装置
19 ステッピングシリンダー
20 照明装置
21 CCDカメラ
22 画像処理装置
23 ステッピングシリンダー
24 幅狭層端部
25 カーテン端部
26 板走行方向
27 中間パン
28 シャッター
30 カーテン全幅(吐出位置)
31 幅狭層の幅(吐出位置)
32 カーテン全幅(塗覆位置)
33 幅狭層の幅(塗覆位置)
34 板の幅
35 内側多層部分
36 外側単層部分
40 内側回収部
41 外側回収部

Claims (7)

  1. 複数層の液膜からなるカーテンを落下させ、走行する板の表面に複数層の膜を塗覆するカーテン塗覆方法において、落下するカーテンを構成する液膜の少なくとも1層の幅はカーテン全幅よりも狭い幅であり、塗覆部位におけるカーテン全幅は走行する板の幅よりも広い幅であり、板の幅両端の外側で流下するカーテンを、カーテンの幅端部側と板の端部側とで別々に回収することを特徴とするカーテン塗覆方法。
  2. 前記カーテン全幅よりも狭い幅を有する層(以下「幅狭層」という。)の幅は、前記板の幅よりも広い幅であり、前記カーテンの幅端部側と板の端部側とで別々に回収する区切り位置は、前記幅狭層の幅端部近傍であることを特徴とする請求項1に記載のカーテン塗覆方法。
  3. 走行する板の幅方向偏移位置に応じて、カーテンを吐出するカーテン吐出装置の幅方向位置及び前記区切り位置を調整することを特徴とする請求項2に記載のカーテン塗覆方法。
  4. 複数の液膜を吐出し、該吐出した複数層の液膜からなるカーテンを落下させるカーテン吐出装置を有し、走行する板の表面に複数層の膜を塗覆するカーテン塗覆装置において、落下するカーテンを構成する液膜の少なくとも1層の幅はカーテン全幅よりも狭い幅(以下「幅狭層」という。)とすることができ、塗覆部位におけるカーテン全幅は走行する板の幅よりも広い幅とすることができ、板の幅両端の外側で流下するカーテンを、カーテンの幅端部側と板の端部側とで別々に回収する回収装置を有することを特徴とするカーテン塗覆装置。
  5. 前記回収装置は、カーテンの幅端部側と板の端部側とで別々に回収する区切り位置をカーテン幅方向に移動するための移動装置を有することを特徴とする請求項4に記載のカーテン塗覆装置。
  6. 幅狭層の幅端部位置及び鋼板の端部位置を検出する幅検出装置を有することを特徴とする請求項4又は5に記載のカーテン塗覆装置。
  7. 前記カーテン吐出装置と回収装置とは、走行する板の幅方向に移動可能であることを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載のカーテン塗覆装置。
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