JP2005160933A - 医療用ステープラ - Google Patents

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直人 望月
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    • A61B17/072Surgical staplers, e.g. containing multiple staples or clamps for applying a row of staples in a single action, e.g. the staples being applied simultaneously
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Abstract

【課題】 それ自体を体内から抜去することなくステープルのカートリッジを迅速に交換することができる経済的な医療用ステープラの提供を目的としている。
【解決手段】 本発明のステープラ1は、ステープル12が収納されたカートリッジ25を複数保持する保持部10と、保持部10に保持された複数のカートリッジ25のうちの1つを選択的にステープル打ち出し位置へと移動させる移動手段15、41と、ステープル打ち出し位置に位置するカートリッジ25からステープル12を打ち出すためのステープル打ち出し手段40、69と、ステープル打ち出し手段40、69によって打ち出されるステープル12を折り曲げる折り曲げ手段8とを備えている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、ステープルを用いて体組織を縫合するための医療用ステープラに関する。
従来から、ステープルを用いて体組織の縫合を行なうステープラと称される医療用処置具が知られている。このステープラは、例えば内視鏡手術等において多用され、一般に、体内に導入される挿入部と操作部とから成る。また、前記挿入部の先端側には、縫合すべき体組織を把持するための一対のジョーが開閉可能に設けられている。そして、前記一対のジョーのうちの一方には、ステープルが収容されたカートリッジがセットされ、他方のジョーは、前記カートリッジから打ち出されるステープルを折り曲げるためのアンビルとして形成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−51273号公報
ところで、このような従来のステープラにおいては、一般に、1つのカートリッジが一方のジョーにセットされている。したがって、ステープルをカートリッジから打ち出した後、次の縫合作業を行なう場合には、ジョーから使用済みのカートリッジを取り外して別の未使用のカートリッジと交換するか、あるいは、そのステープラ自体を廃棄して、未使用のカートリッジがセットされた新たなステープラを使用する必要がある。
しかしながら、使用済みのカートリッジを取り外して別の未使用のカートリッジに交換する場合には、体内からステープラの挿入部を一旦抜去した後、カートリッジを交換し、その後再度、ステープラの挿入部を体内に挿入し直す必要があり、その作業は非常に煩雑なものとなる。迅速さが要求される外科手術において、このような煩雑な作業を強いることは、いたずらに手術時間を延ばし、処置効率の低下を招く。
一方、ステープラ自体を廃棄して、未使用のカートリッジがセットされた新たなステープラを使用する場合には、ステープルカートリッジ以外の部分が未だ使用可能であるにもかかわらず、ステープラ全体を取り替えるため、非常に不経済となる。
本発明は前記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、それ自体を体内から抜去することなくステープルのカートリッジを迅速に交換することができる経済的な医療用ステープラを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明においては、その第1の態様として、ステープルが収納されたカートリッジを複数保持する保持部と、前記保持部に保持された前記複数のカートリッジのうちの1つを選択的にステープル打ち出し位置へと移動させる移動手段と、前記ステープル打ち出し位置に位置するカートリッジからステープルを打ち出すためのステープル打ち出し手段と、前記ステープル打ち出し手段によって打ち出されるステープルを折り曲げる折り曲げ手段とを備えている医療用ステープラが提供される。
また、本発明においては、その第2の態様として、ステープルが収納された複数のステープル収納部を有するカートリッジと、前記カートリッジを保持する保持部と、前記保持部に保持された前記カートリッジの任意の1つの前記ステープル収納部を選択的にステープル打ち出し位置へと移動させる移動手段と、前記ステープル打ち出し位置に位置する前記ステープル収納部からステープルを打ち出すためのステープル打ち出し手段と、前記ステープル打ち出し手段によって打ち出されるステープルを折り曲げる折り曲げ手段とを備えている医療用ステープラが提供される。
このように、本発明においては、前記保持部に複数のカートリッジが保持され、これら複数のカートリッジのうちの1つが選択的にステープル打ち出し位置へと移動されるため、ステープラ自体を体内から抜去することなくステープルのカートリッジを迅速に交換することができる。すなわち、体内からステープラを抜去してカートリッジを交換するという煩雑な作業を行なわなくて済む。したがって、迅速な縫合作業を行なうことができ、処置効率も向上する。また、カートリッジを1つ使用する毎にステープラ全体を取り替える必要もないため、非常に経済的である。
また、上記構成において、前記移動手段は、前記保持部を移動させることにより、任意の1つのカートリッジまたはステープル収納部を前記ステープル打ち出し位置に位置決め保持することが好ましい。特に、前記移動手段は、前記保持部を軸支してこれを回転させるための回転軸と、この回転軸を回転操作するための回転操作手段とを備えていることが更に好ましい。このような構成によれば、遠隔的な操作により、使用済みのカードリッジまたはステープル収納部を、未使用のカードリッジまたはステープル収納部と交換することができるようになる。
また、上記構成においては、ステープルが既に打ち出された使用済みのカートリッジまたはステープル収納部が前記ステープル打ち出し位置へと再度移動されることを防止する再使用防止手段を設けることが望ましい。このような再使用防止手段によれば、使用済みのカードリッジまたはステープル収納部を誤って再度使用してしまうことを防止できる。
また、上記構成においては、ステープルが既に打ち出された使用済みのカートリッジまたはステープル収納部が前記ステープル打ち出し位置から移動されない限り、前記ステープル打ち出し手段の作動を規制する打ち出し規制手段を設けることが好ましい。このような打ち出し規制手段によれば、空のカードリッジまたはステープル収納部に対して再度ステープル打ち出し手段を作用させてしまいステープルによる縫合作業が成されなくなるといった事態を回避できる。
また、上記構成においては、前記カートリッジまたはステープル収納部の移動を規制する状態と、前記カードリッジまたはステープル収納部の移動を許容する状態とに切換える切換え手段を設けることが望ましい。このような切換え手段によれば、縫合処置中にカートリッジまたはステープル収納部が移動して適正な縫合作業が行なえなくなったり、カートリッジやステープル打ち出し手段を損傷させてしまうといった事態を回避することができる。
また、上記構成においては、前記カートリッジまたはステープル収納部の使用状態を確認できるインジケータを設けることが望ましい。このようなインジケータによれば、現在のカートリッジまたはステープル収納部が何度目の補充分かを容易に知ることができる。すなわち、今までに何回ステープル処理を行なったか、あるいは、これから何回ステープル処理を行なえるかについての情報が簡単に得られるため、ステープル処理を確実且つ効率的に行なうことができる。
本発明によれば、それ自体を体内から抜去することなくステープルのカートリッジを迅速に交換することができる経済的な医療用ステープラを提供できる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
図1および図2には、本発明の一実施形態に係る医療用ステープラ1が示されている。図示のように、ステープラ1は、その少なくとも一部が体内に挿入される先端側の挿入部2と、基端側の操作部4とから成る。
挿入部2は、操作部4から延びる長尺な円筒状のケースロッド3を有している。ケースロッド3の内側には、操作部4から延びる内側筒体7がケースロッド3と同心的に配置されている。また、ケースロッド3と内側筒体7との間の環状空間には、円筒状のスライドガイド5が摺動可能に嵌挿されている。
また、挿入部2は、ステープルによる縫合処置を行なうための開閉可能な処置部9を先端側に有している。この処置部9は、互いに対向して生体組織を把持する第1の把持部6および第2の把持部8から成る。
第1の把持部6は、内側筒体7からこれと一体を成して延びる断面が円弧状の部分によって形成されており、後述するようにカートリッジの形態でステープルを保持することができる。なお、前記ステープルは、後述するステープル打ち出し機構により、第2の把持部8に向けて打ち出されるようになっている。
一方、第2の把持部8は、第1の把持部6から打ち出されたステープルの脚部を折り曲げるためのアンビル(折り曲げ手段)として形成されており、内側筒体7に対して回動可能に枢着されている。この場合、第2の把持部8は、例えばバネにより第1の把持部6から離間する方向(処置部9が開く方方向)に常時付勢されている。また、第2の把持部8は、第1の把持部6と対向する面が、生体組織を把持するための略平坦な把持面13として形成されている。
図1に示されるように、処置部9を開閉させる(第2の把持部8を回動させる)開閉機構は、操作部4の操作部本体4Aに固定して設けられた支軸43と、この支軸43に回動可能に取り付けられた第1のグリップ48と、支軸43に回動可能に装着され且つ第1のグリップ48の回動に連動して回転する第1のピニオンギア45と、第1のピニオンギア45と噛み合い且つスライドガイド5に連結された状態で操作部本体4A内に進退可能に設置された第1のラック部材46とから成る。
したがって、このような構成の開閉機構によれば、操作部4を握る手の指で第1のグリップ48を手元側(図1に矢印で示されるR方向)に回動操作すると、第1のピニオンギア45が図1の方向から見て反時計周りに回動し、第1のラック部材46が処置部9に向けて前進する。そのため、スライドガイド5は、前進して、第2の把持部8の外周面に被嵌し、バネの付勢力に抗して第2の把持部8を第1の把持部6と接近する方向に回動させる(処置部9を閉じる)。これに対し、第1のグリップ48を前方側(図1に矢印で示されるF方向)に回動操作すると、第1のピニオンギア45が図1の方向から見て時計周りに回動し、第1のラック部材46が操作部4に向けて後退する。そのため、スライドガイド5が後退して第2の把持部8の外周面から離脱し、第2の把持部8がバネの付勢力によりを第1の把持部6から離間する方向に回動する(処置部9が開く)。
図2に示されるように、第1の把持部6には、カートリッジホルダ(保持部)10を回転可能に取り付けることができるようになっている。具体的には、カートリッジホルダ10は、図3に詳しく示されるように、内側筒体7の中心を貫通して延びる回転軸41に着脱自在に取り付けられる。また、回転軸41は、操作部4に回転可能に設けられたステープル補充用ダイヤル(回転操作手段)15に接続されており、ダイヤル15を回転操作することにより、回転軸41を介して、カートリッジホルダ10を回転させることができるようになっている。すなわち、回転軸41およびダイヤル15は、カートリッジホルダ10を移動(回転)させるための移動手段を構成している。
また、図3に示されるように、カートリッジホルダ10には、複数のステープルが所定の配列で収容保持された少なくとも1つのステープルカートリッジ25を着脱自在に装填できるようになっている。このようなステープルカートリッジ25の装填は、図3に示されるように、回転軸41に予め装着されたカートリッジホルダ10に対してステープルカートリッジ25を装填することにより成されても良く、あるいは、図4に示されるように、予めステープルカートリッジ25が装填されたカートリッジホルダ10を回転軸41に装着することにより成されても良い。なお、図4に明確に示されるように、カートリッジホルダ10には、回転軸41が挿通する挿通孔10aが形成されている。また、図示しないが、処置部9または内側筒体7には、第1の把持部6にカートリッジホルダ10およびステープルカートリッジ25が装填されているか否かを検知するためのセンサが設けられている。
図5〜図10には、カートリッジホルダ10に対するステープルカートリッジ25の様々な装填形態が示されている。
図5に示される装填形態では、カートリッジホルダ10に対して2つのステープルカートリッジ25を装填できるようになっている。具体的には、カートリッジホルダ10は、H型の断面形状を成しており、ステープルカートリッジ25を保持するための凹陥状の装填部10a、10bを両側にそれぞれ有している。各装填部10a、10bは、ステープルカートリッジ25を両側から例えば弾性的に挟持するための爪19を有している。一方、各装填部10a、10bに装填される各ステープルカートリッジ25は、複数のステープル12を直線状に一列に配列して成るステープル列を複数収容しており、具体的には、ステープルカートリッジ25の長手方向に沿って延びる長溝17の両側にそれぞれ3つのステープル列が配されている。なお、ステープルカートリッジ25には、各ステープル12に個別に対応して、ステープル12を打ち出すためのドライバ27が設けられている。なお、これについての詳細は後述する。
したがって、このような構成では、ステープル補充用ダイヤル15を回転操作して、回転軸41を介してカートリッジホルダ10を回転させると、カートリッジホルダ10に装填されたステープルカートリッジ25を、アンビルとしての第2の把持部8と対向するステープル打出し位置と、第2の把持部8と対向しない待機位置との間で移動させることができる。特に、本構成では、ダイヤル15を180°回転させることにより、いずれか一方のステープルカートリッジ25をステープル打出し位置に選択的に位置決めすることができる。
図6に示される装填形態では、カートリッジホルダ10に対して3つのステープルカートリッジ25を装填できるようになっている。具体的には、カートリッジホルダ10は、断面形状が略三角形を成しており、三角形の各辺に対応する位置にそれぞれ、ステープルカートリッジ25を例えば弾性的に保持するための凹陥部21aを有する装填部21A、21B、21Cを備えている。一方、各装填部21A、21B、21Cに装填される各ステープルカートリッジ25は、複数のステープル12を直線状に一列に配列して成るステープル列を3つ収容して成る。
したがって、このような構成においても、ステープル補充用ダイヤル15を回転操作して、回転軸41を介してカートリッジホルダ10を回転させると、カートリッジホルダ10に装填されたステープルカートリッジ25を、アンビルとしての第2の把持部8と対向するステープル打出し位置と、第2の把持部8と対向しない待機位置との間で移動させることができる。特に、本構成では、ダイヤル15を120°回転させることにより、いずれか1つのステープルカートリッジ25をステープル打出し位置に選択的に位置決めすることができる。
図7に示される装填形態では、カートリッジホルダ10に対して3つのステープルカートリッジ25を装填できるようになっている。具体的には、カートリッジホルダ10は、断面形状が略三角形を成しており、三角形の各辺に対応する位置にそれぞれ、ステープルカートリッジ25を配置できるようになっている。この場合、前記三角形の各辺に対してステープルカートリッジ25を保持させるため、各ステープルカートリッジ25には、隣り合うステープルカートリッジ25の凸部23および凹部24と嵌合する位置に、対応する凹部24および凸部23が設けられている。すなわち、互いに隣り合うステープルカートリッジ25の凸部23と凹部24とを係合させることにより、3つのステープルカートリッジ25は、略三角柱状の一体型カートリッジを形成し、協働してカートリッジホルダ10を取り囲むことで、カートリッジホルダ10に対して装填されて保持されるようになっている。一方、カートリッジホルダ10に装填される各ステープルカートリッジ25は、複数のステープル12を直線状に一列に配列して成るステープル列を複数収容しており、具体的には、ステープルカートリッジ25の長手方向に沿って延びる長溝17の両側にそれぞれ3つのステープル列が配されている。
したがって、このような構成においても、図6と同様、ダイヤル15を120°回転させることにより、いずれか1つのステープルカートリッジ25をステープル打出し位置に選択的に位置決めすることができる。
図8に示される装填形態では、カートリッジホルダ10に対して4つのステープルカートリッジ25を装填できるようになっている。具体的には、カートリッジホルダ10は、断面形状が略正方形を成しており、正方形の各辺に対応する位置にそれぞれ、ステープルカートリッジ25を例えば弾性的に保持するための凹陥部21aを有する装填部21A、21B、21C、21Dを備えている。一方、各装填部21A、21B、21C、21Dに装填される各ステープルカートリッジ25は、複数のステープル12を直線状に一列に配列して成るステープル列を3つ収容して成る。
したがって、このような構成においても、ステープル補充用ダイヤル15を回転操作して、回転軸41を介してカートリッジホルダ10を回転させると、カートリッジホルダ10に装填されたステープルカートリッジ25を、アンビルとしての第2の把持部8と対向するステープル打出し位置と、第2の把持部8と対向しない待機位置との間で移動させることができる。特に、本構成では、ダイヤル15を90°回転させることにより、いずれか1つのステープルカートリッジ25をステープル打出し位置に選択的に位置決めすることができる。
図9に示される装填形態では、カートリッジホルダ10に対して4つのステープルカートリッジ25を装填できるようになっている。具体的には、カートリッジホルダ10は、断面形状が略正方形を成しており、正方形の各辺に対応する位置にそれぞれ、ステープルカートリッジ25を配置できるようになっている。この場合、前記正方形の各辺に対してステープルカートリッジ25を保持させるため、各ステープルカートリッジ25には、隣り合うステープルカートリッジ25の凸部23および凹部24と嵌合する位置に、対応する凹部24および凸部23が設けられている。すなわち、互いに隣り合うステープルカートリッジ25の凸部23と凹部24とを係合させることにより、4つのステープルカートリッジ25は、略直方体状の一体型カートリッジを形成し、協働してカートリッジホルダ10を取り囲むことで、カートリッジホルダ10に対して装填されて保持されるようになっている。一方、カートリッジホルダ10に装填される各ステープルカートリッジ25は、複数のステープル12を直線状に一列に配列して成るステープル列を複数収容しており、具体的には、ステープルカートリッジ25の長手方向に沿って延びる長溝17の一方側に4つのステープル列が配され、他方側に2つのステープル列が配されている。
したがって、このような構成においても、図8と同様、ダイヤル15を90°回転させることにより、いずれか1つのステープルカートリッジ25をステープル打出し位置に選択的に位置決めすることができる。
図10に示される装填形態では、カートリッジホルダ10に対して1つのステープルカートリッジ25を装填できるようになっている。この場合、カートリッジホルダ10は、断面が長方形状を成している。また、カートリッジホルダ10に装填されるステープルカートリッジ25は、カートリッジホルダ10を挿通するための貫通孔29が中心部に形成されており、この貫通孔29の両側にそれぞれステープル収納部25A、25Bを有している。また、各ステープル収納部25A、25Bは、複数のステープル12を直線状に一列に配列して成るステープル列を複数収容しており、具体的には、ステープルカートリッジ25の長手方向に沿って延びる長溝17の両側にそれぞれ3つのステープル列が配されている。なお、貫通孔29の内面には、カートリッジホルダ10を両側から挟持するための一対の凸部28a、28bが設けられている。
したがって、このような構成では、ダイヤル15を180°回転させることにより、いずれか一方のステープル収納部25A(25B)をステープル打出し位置に選択的に位置決めすることができる。
なお、本実施形態では、カートリッジホルダ10が回転することによりステープルカートリッジ25またはステープル収納部25A、25Bがステープル打ち出し位置へと移動されるが、カートリッジホルダ10は、回転以外の動作によって、ステープルカートリッジ25またはステープル収納部25A、25Bをステープル打ち出し位置へと移動させても良い。
次に、ステープルカートリッジ25に収容保持されるステープル12の詳細、および、前記ステープル打出し位置に位置決めされたステープルカートリッジ25のステープル12をアンビルとしての第2の把持部8に対して打ち出すためのステープル打ち出し機構について説明する。
図11には、カートリッジホルダ10(図11には示されていない)に対して装填され且つ第2の把持部8と対向する前記ステープル打出し位置に位置決めされたステープルカートリッジ25の一形態例が示されている。この図から分かるように、ステープルカートリッジ25は、第2の把持部8と対向される面が、生体組織を把持するための略平坦な把持面11として形成されている。また、ステープルカートリッジ25に収容されるステープル12は、先端が鋭利な2つの脚部12aと、これらの脚部12aの一端部同士を繋ぐクラウン部12bとから成るコの字型の針として形成されている。そして、このようなステープル12は、所定の配列を成して、ステープルカートリッジ25内に収容されている。すなわち、ステープル12は、脚部12aの先端を把持面11に向けた状態で、クラウン部12bの延在方向に沿って所定の間隔Hで離間して並ぶステープル列Lをカートリッジ25内に複数形成している。
具体的には、カートリッジ25は、図13の(a)に示されるように、2つのステープル列L1、L2から成るステープル群Gを2つ有している。この場合、2つのステープル群Gは、各ステープル列L1、L2の延在方向をカートリッジ25の長手方向に沿わせた状態で、互いにカートリッジ25の幅方向(ステープル列L1、L2の延在方向(カートリッジ25の長手方向)に対して垂直な方向)に並んで設けられている。また、各ステープル群Gを構成する第1のステープル列L1と第2のステープル列L2は、側方から見て一方のステープル列L1(L2)のクラウン部12bが他方のステープル列L2(L1)のクラン部12b、12b同士の隙間Cとオーバーラップするように(各ステープル列L1、L2の隙間C、C同士が長手方向で互いにズレるように)、互いにその延在方向にズレて配置されている。すなわち、ステープル群Gを形成する各ステープル12は、互い違い(ほぼ千鳥状)に配置されている。
また、カートリッジ25内には、各ステープル12に個別に対応してドライバ27が設けられている。このドライバ27は、例えばプラスチック材料によって形成されるとともに、各ステープル12のクラウン部12bに常時当接しており、後述するステープル打ち出し機構の打出部材40によって把持面11と垂直な方向に移動されることにより、対応するステープル12を押し出して把持面11から第2の把持部8aへと突出させるようになっている。なお、ドライバ27には、打出部材40と当接する上端部位に傾斜面27aが形成されている。
また、ステープル12の脚部12aを折り曲げるアンビルとしての第2の把持部8は、第1の把持部6に収容保持されたステープル12の各脚部12aに対して個別に対応する折り曲げ溝を有している。具体的には、図14の(a)に示されるように、第2の把持部8の把持面13には、第1の把持部6に収容保持された各ステープル12毎に、ステープル12の2つの脚部12aに対応して、一対の第1および第2の折り曲げ溝30A、30Bが設けられている。これらの折り曲げ溝30A、30Bは、処置部9がほぼ閉じられて第1の把持部6の把持面11と第2の把持部8の把持面13とが対向した状態(図14(a)の状態)で、対応するステープル12の各脚部12aと個別に対向するようになっている。すなわち、折り曲げ溝30A、30Bは、図12に明確に示されるように、第2の把持部8の把持面13において、その長手方向および幅方向に沿って所定の間隔で離間して並んでおり、ステープル群Gの各ステープル列L1、L2に対応する溝群G’および溝列R1、R2を形成している。この場合、2つの溝群G’、G’は、第2の把持部8の長手方向に沿って形成された長溝62を挟んで、第2の把持部8の幅方向(溝列R1、R2の延在方向(第2の把持部8の長手方向)に対して垂直な方向)に並んで設けられている。
また、各折り曲げ溝30A、30Bは、互いに合流する2つの第1および第2の傾斜面32、34を有する凹陥状の溝として形成されている。この場合、特にステープル12毎に対を成して設けられる折り曲げ溝30A、30B同士は、ステープル12と対向した状態で、その対向するステープル12の内側にほぼ収まって並ぶように配置されている。すなわち、図14の(a)に示されるようにステープル12とそれに対応する一対の折り曲げ溝30A、30Bとが対向した状態で、第1の傾斜面32は、ステープル12の脚部12aと対向する部位からステープル12の内側に向かって斜め下方に傾斜して延び、一方、第2の傾斜面34は、第1の傾斜面32の下端と滑らかに(例えば円弧状に)繋がるとともに、ステープル12の更に内側に向かって斜め上方に傾斜して延びるような位置関係をステープル12に対してとる。
なお、第1の折り曲げ溝30Aおよび第2の折り曲げ溝30Bは、前述したように互いに所定距離だけ離間されているが、図14の(a)に示されるようにその第2の傾斜面34同士の上端が一致して一体となって連続する波状の溝を形成するようになっていても良い。
したがって、このような構成では、図14の(a)に示されるようにステープル12とそれに対応する一対の折り曲げ溝30A、30Bとが対向された状態で、後述するステープル打ち出し機構によるドライバ27の押出しに伴ってステープル12が第1の把持部6の把持面11から第2の把持部8に向けて突出されると、突出されたステープル12の各脚部12a、12aは、対応する折り曲げ溝30A、30B内に入り込み、その折り曲げ溝30A、30Bの第1の傾斜面32に沿って内側下方に折り曲げられるとともに、更に第2の傾斜面34に沿って内側上方に折り曲げられて図14の(b)に示されるような状態になる。なお、このようにして完全に折り曲げられたステープル12の列が図13の(b)に示されている。
一方、ステープル打出し位置に位置決めされたステープルカートリッジ25のステープル12を第2の把持部8に対して打ち出すためのステープル打ち出し機構(ステープル打ち出し手段)は、内側筒体7内でその長手方向に沿ってスライドする長尺な打出部材40を有している。この打出部材40は、図2および図11に示されるように、ステープル12を打ち出すべくドライバ27と当接してドライバ27を把持面11と垂直な方向に移動させる打出作用部52を先端(処置部9側)に有している。この場合、打出作用部52は、ドライバ27の上端に形成された傾斜面27aと当接する傾斜面52aを有しており、この傾斜面52aにより、把持面11と垂直な方向に向かう分力を軸方向移動だけでドライバ27に作用させることができる。
また、前記ステープル打ち出し機構は、打出部材40を軸方向にスライドさせるスライド機構を有している。このスライド機構は、図2に示されるように、支軸43に回動可能に取り付けられた第2のグリップ69と、支軸43に回動可能に装着され且つ第2のグリップ69の回動に連動して回転する第2のピニオンギア42と、第2のピニオンギア42と噛み合い且つ打出部材40に連結された状態で操作部本体4A内に進退可能に設置された第2のラック部材44とから成る。
したがって、このような構成のスライド機構によれば、操作部4を握る手の指で第2のグリップ69を手元側(図1に矢印で示されるR方向)に回動操作すると、第2のピニオンギア42が図2の方向から見て反時計周りに回動し、第2のラック部材44が処置部9に向けて前進する。そのため、打出部材40は、前進して、その打出作用部52の傾斜面52aがステープルカートリッジ25内に配列された各ドライバ27の傾斜面27aと順次に当接し、これにより、各ドライバ27が把持面11と垂直な方向に移動されるとともに、各ドライバ27に個別に対応して設けられたステープル12が第1の把持部6の把持面11から第2の把持部8の把持面13に向けて押し出される。この時、第1の把持部6と第2の把持部8との間で処置対象組織が挟持されている場合には、各ステープル12の脚部12aは、この処置対象組織を貫通して第2の把持部8の把持面13の折り曲げ溝30A、30B内に入り込み、前述したように傾斜面32、34に沿って折り曲げられる。したがって、ステープル12によって処置対象組織を縫合することができる。一方、第2のグリップ69を前方側(図1に矢印で示されるF方向)に回動操作すると、第2のピニオンギア42が図1の方向から見て時計周りに回動し、第2のラック部材44が操作部4に向けて後退する。そのため、打出部材40は、後退して、処置部9から退避することができる。
ところで、本実施形態のステープラ1は、前述したように、ステープル補充用ダイヤル15を回転操作することにより、カートリッジホルダ10に装填されたステープルカートリッジ25(あるいは、ステープル収納部25A、25B)を、第2の把持部8と対向するステープル打出し位置と、第2の把持部8と対向しない待機位置との間で移動させることができるが、縫合処置中にステープルカートリッジ25(あるいは、ステープル収納部25A、25B)が移動してしまうと、適正な縫合作業を行なうことができず、最悪の場合、ステープルカートリッジ25やステープル打ち出し機構を損傷させてしまう虞がある。そのため、本実施形態のステープラ1は、任意の1つのステープルカードリッジ25を前記ステープル打出し位置に固定的に保持する状態すなわちステープルカートリッジ25の移動を規制する状態と、ステープルカードリッジ25の移動を許容する状態とに切換える切換え機構(切換え手段)を備えている。
具体的には、前記切換え機構は、図15〜図17に示されるように、第2のピニオンギア42と噛み合い且つ操作部本体4A内に進退可能に設置された第3のラック部材54と、回転軸41に固設され且つステープル補充用ダイヤル15と一体で回転できる回転カム58と、回転カム58と係脱可能に係合し且つ第3のラック部材54によって回転カム58との係合状態が解除されるロック部材57とを有している。
図17に明確に示されるように、ロック部材57は、操作部本体4Aに固定された支軸56に取り付けられており、回転軸41と垂直な面内で支軸56を中心に回動することができる。この場合、ロック部材57は、回転カム58と係合する係合爪57aを先端に有するとともに、操作部本体4Aとの間に介挿されたバネ64により回転カム58と係合する方向へ常時付勢されている。
また、回転軸41と一体で回転する回転カム58の外周面には、ロック部材57の係合爪57aが係合する複数のロック溝58aと、ロック溝58a同士の間に設けられた逆転防止突起58bとが形成されている。この場合、逆転防止突起58bは、回転カム58が図17の方向から見て時計周りに回転(逆回転)することを防止するものであり、回転カム58が時計周りに回転しようとする際にロック部材57の係合爪57aに係止してその回転を阻止する。なお、ロック溝58aの数は、カートリッジホルダ10に装填されたステープルカートリッジ25の数に対応している。便宜上、以下では、カートリッジホルダ10に4つのステープルカートリッジ25が装填された場合(例えば、図8または図9に示される装填形態)を例にとって説明する。したがって、回転カム58の外周面には、回転カム58の周方向に沿って略90°の角度間隔で4つのロック溝58aが設けられることになる。
また、第3のラック部材54は、第2のピニオンギア42に対して第2のラック部材44と反対側に配置されており、第3のラック部材54の進退方向に対して直交する方向に突出する押圧部54aを基端に有している。この押圧部54aは、第3のラック部材54がロック部材57に向かって移動された際に、ロック部材57に形成されたテーパ状のガイド面57bに沿って案内されつつこれを押圧し、ロック部材57をバネ64の付勢力に抗して回転カム58から離間させる方向に回動させる。なお、ガイド面57bおよび押圧部54aの具体的な形状の一例が図18に詳しく示されている。
したがって、以上のような構成の切換え機構によれば、以下のような作用を奏する。
すなわち、第2のグリップ69が手元側(R方向)に回動されていない非作動状態(ステープル12を打ち出す前の状態)においては、図17に示されるように、第3のラック部材54が図15および図16に示される待機位置に位置されており、第3のラック部材54の押圧部54aとロック部材57のガイド面57bとが係合していないため、押圧部54aによってロック部材57が押圧されず、したがって、ロック部材57の係合爪57aは、バネ64の付勢力により回転カム58のロック溝58aと係合した状態に保持される。そのため、回転カム58、したがって、ダイヤル15、回転軸41、カートリッジホルダ10は回転できず、その結果、カートリッジホルダ10に装填された任意の1つのステープルカードリッジ25が前記ステープル打出し位置に固定的に保持される。
また、この状態から、前記ステープル打出し位置に保持されたステープルカードリッジ25内のステープル12を打ち出すべく、第2のグリップ69を手元側(R方向)に回動操作すると(図19の状態)、第2のピニオンギア42が図16の方向から見て反時計周りに回転するため、一方では、前述したように、第2のピニオンギア42と噛み合う第2のラック部材44が前進して打出部材40が処置部9側に移動されることにより、ステープル打出し位置にあるステープルカートリッジ25内のステープル12が第1の把持部6の把持面11から第2の把持部8の把持面13に向けて押し出され、ステープル12による縫合作業が成されるとともに、他方では、第2のピニオンギア42と噛み合う第3のラック部材54が手元側に後退して、第3のラック部材54の押圧部54aによってロック部材57がバネ64の付勢力に抗して回転カム58から離間される方向に回動され、ロック部材57の係合爪57aが回転カム58のロック溝58aから外れる。したがって、この状態で、回転カム58(実際には、ダイヤル15)を回転させれば、前記操作によってステープル12が打出された使用済みのステープルカードリッジ25をステープル打出し位置から外して、ステープル12が装填された別の未使用のステープルカードリッジ25を新たにステープル打出し位置へと移動させることができる。この場合、回転カム58を90°回転させれば、先に係合爪57aに係合していたロック溝58aと隣り合うロック溝58aを、係合爪57aに対して新たに対向させることができるため、その状態で、第2のグリップ69を前方側(F方向)に移動させて第3のラック部材54を図16に示す待機位置に戻せば、新たに対向した前記ロック溝58aに対して係合爪57aをバネ64の付勢力により再び係合させることができ、前記未使用のステープルカードリッジ25を前記ステープル打出し位置に固定的に保持することができる。
このように、本実施形態のステープラ1は、第2のグリップ69を手元側(R方向)に回動操作して第3のラック部材54によって回転カム58とロック部材57との係合を解除することにより、ダイヤル15の回転を許容し、操作部4からの遠隔的な操作により第1の把持部6内で使用済みのステープルカードリッジ25を未使用のステープルカードリッジ25に交換する(使用済みのステープルカードリッジ25をステープル打出し位置から退避させて、未使用のステープルカードリッジ25を新たにステープル打出し位置に位置決めする)ことができるが、更に、回転カム58とロック部材57との係合を解除した後、第2のグリップ69を手前側(F方向)に戻した状態においても、新たに対向するロック溝58aと係合爪57aとが再び係合するまで、回転カム58とロック部材57との係合解除状態を保持して、回転カム58(ダイヤル15)の回転を行なえるようにする係合解除状態保持機構を備えている。
具体的に、前記係合解除状態保持機構は、図20および図21に明確に示されるように、各ロック溝58aに対応して設けられた弾性変形可能な保持ガイド66を有している。この保持ガイド66は、回転カム58の背面に片持ち支持されており、その先端が回転カム58の径方向外側に突出するとともに、その突出した先端に、ロック溝58aと対向するように回転カム58の周側面に沿って折れ曲がる屈曲爪72を有している。この屈曲爪72は、係合爪57aの先端に形成された膨出部70と作用し合うことにより、ロック溝58aに対する係合爪57aの係脱に伴い、ロック溝58aと対向する対向位置(図20の(b)または(c)に示される位置)と、膨出部70に当て付いて弾性的に変形しつつ係合爪57aの側方に退避する退避位置(図20の(a)に示される位置)とをとることができる。なお、屈曲爪72には、ロック溝58aと対向する側にテーパ面72aが形成されており、一方、膨出部70にも、ロック溝58aと対向する側と反対側に、テーパ面72aと略同じ傾斜角度を成すテーパ面70aが形成されている。
したがって、以上のような構成の係合解除状態保持機構によれば、以下のような作用を奏する。すなわち、まず、ロック部材57の係合爪57aと回転カム58のロック溝58aとが完全に係合している状態では、図20の(b)に示されるように、係合爪57aの膨出部70がロック溝58a内に完全に入り込んでおり、したがって、保持ガイド66の屈曲爪72は、ロック溝58aと対向する対向位置に配置される。
そして、この状態から、前述したように第2のグリップ69を手元側(R方向)に回動操作して、第3のラック部材54によりロック部材57をバネ64の付勢力に抗して回転カム58から離間させていくと、係合爪57aは、その膨出部70のテーパ面70aが保持ガイド66の屈曲爪72のテーパ面72aと当接することにより、屈曲爪72をテーパ面70aに沿って案内しながら保持ガイド66を弾性変形させて、屈曲爪72を膨出部70の側方に退避させる。その状態が図20の(a)に示されている。
そして、この状態から更に第2のグリップ69を手元側に引き込んで係合爪57aをロック溝58aから完全に離脱させると、図20の(c)に示されるように、保持ガイド66の屈曲爪72は、膨出部70からの押圧力が解除されるため、それ自身の弾性復元力によりロック溝58aと対向する対向位置へと戻り、結果的に、回転カム58と係合爪57aとの間に入り込む。したがって、この状態では、第2のグリップ69を手前側(F方向)に戻して第3のラック部材54の押圧部54aによるロック部材57への押圧力を解除しても、回転カム58と係合爪57aとの間に入り込んだ屈曲爪72により、係合爪57aがロック溝58aに係合することが阻止される。
また、この状態で、回転カム58を回転させると、回転カム58と係合爪57aとの間に入り込んだ屈曲爪72も周方向に移動して係合爪57aから離れるため、係合爪57aは、逆転防止突起58bに当て付きながら回転カム58と摺接し、新たな別のロック溝58aと対向するようになる。そして、係合爪57aは、この新たなロック溝58aと対向する際に、当該ロック溝58aに対応して設けられた別の保持ガイド66の屈曲爪72をその膨出部70によって側方に押し出しながら(図20の(a)の状態)、当該ロック溝58aと再び係合する(図20の(b)の状態)。
このように、保持ガイド66は、回転カム58とロック部材57との係合が解除された後、第2のグリップ69を手前側に戻した状態においても、新たに対向するロック溝58aと係合爪57aとが再び係合するまで、回転カム58とロック部材57との係合解除状態を保持し、回転カム58(ダイヤル15)の回転を行なえるようにする。
以上のように、本実施形態のステープラ1は、第2のグリップ69を手前側に戻した状態(すなわち、ステープル打出し位置に位置しているステープルカードリッジ25からステープル12を打ち出した後の状態)においても、回転カム58とロック部材57との係合解除状態を保持して、回転カム58(ダイヤル15)の回転を行なえるようになっているが、この回転カム58の回転によって使用済みのステープルカードリッジ25を未使用のステープルカードリッジ25に交換することなく、引き続いて第2のグリップ69を手元側に引き込んでしまうと、空のステープルカードリッジ25に対して再度ステープル打ち出し機構を作用させることになり、ステープル12による縫合作業を行なうことができない。そのため、本実施形態のステープラ1は、回転カム58とロック部材57との係合解除状態が保持された状態では、回転カム58を回転させて使用済みのステープルカードリッジ25を未使用のステープルカードリッジ25と交換しない限り、第2のグリップ69を手前側に戻した状態から再度手元側に引き込むことができないようにする引き込み防止機構(打ち出し規制手段)を備えている。
具体的には、前記引き込み防止機構は、図17および図22に明確に示されるように、第2のグリップ69の手元側に貫通して形成された係止孔53と、ロック部材57を支持する支軸56に対して回動可能に支持された引き込み防止部材55とから成る。引き込み防止部材55は、支軸56に対してロック部材57と反対側に位置し且つロック部材57とは独立して回動することができるとともに、係止孔53と係合可能な係合突起55aを有している。係合突起55aは、第2のグリップ69が手元側(R方向)に回動されていない非作動状態(図15および図16の状態)においてのみ係止孔53と係合し得る位置に設けられている。また、ロック部材57と引き込み防止部材55との間にはバネ63が介挿されている(図17参照)。このバネ63は、支軸56に巻回されており、ロック部材57と引き込み防止部材55とをこれらが直線状態に保持されるように付勢している。
したがって、以上のような構成の引き込み防止機構によれば、以下のような作用を奏する。すなわち、まず、前述したように第2のグリップ69を手元側に引き込んで係合爪57aをロック溝58aから完全に離脱させた状態(図22の(a)の状態)では、第2のグリップ69の係止孔53は、引き込み防止部材55の係合突起55aよりも手元側に位置するため、係合突起55aと係合することができない。一方、引き込み防止部材55は、前述したようにロック部材57が保持ガイド66の屈曲爪72によってロック溝58aから離脱した状態に保持されているため、その係合突起55aが手元側に引き込まれる第2のグリップ69に対して押し付けられる。そして、この反力は、引き込み防止部材55をバネ63の付勢力に抗して回動させ、引き込み防止部材55とロック部材57との直線状態を一時的に崩す。また、この状態から第2のグリップ69を手前側(F方向)に戻すと、第2のグリップ69の係止孔53が係合突起55aと対向するため、第2のグリップ69に対して押し付けられている係合突起55aがバネ63の付勢力により係止孔53に係止する。その状態が図22の(b)に示されている。無論、この状態では、第2のグリップ69を再度手元側に引き込むことができないが、この状態から回転カム58を回転させてロック部材57の係合爪57aを新たなロック溝58aに係合させる(使用済みのステープルカードリッジ25を未使用のステープルカードリッジ25と交換する)と、引き込み防止部材55がバネ63の作用によりロック部材57の回動に伴って第2のグリップ69から離間する方向に回動するため、係合突起55aと係止孔53との係止状態が解除され、第2のグリップ69を再び手元側に引き込むことができる。
また、本実施形態のステープラ1は、カートリッジホルダ10に装填された全てのカートリッジホルダ25を使い切った時点で回転カム58(ダイヤル15)の回転を阻止する(使用済みのステープルカートリッジ25が再びステープル打ち出し位置に位置されることを阻止する)ことができる打ち止め機構(再使用防止手段)を備えている。具体的に、本実施形態において、この打ち止め機構は、回転カム58に形成されたいずれか1つのロック溝58aに隣接して設けられた回転防止爪58cから成る。この回転防止爪58cは、前記1つのロック溝58aに隣接する逆転防止突起58bの高さを他の逆転防止突起58bの高さよりも高く設定することにより形成されており、係合爪57aとロック溝58aとの係合状態が解除された図22の状態であっても係合爪57aと当接する高さに設定されている。
このような構成では、カートリッジホルダ10にカートリッジホルダ25を装填する際、回転防止爪58cと隣接するロック溝58aが最後にロック部材57の係合爪57aと係合するように予め設定しておけば、4つ目のカートリッジホルダ25が使用された時点で、ロック溝58aとの係合状態が解除された係合爪57aに回転防止爪58cが当て付くため、それ以上回転カム58を回転させることができなくなる。したがって、使用済みのステープルカートリッジ25が再びステープル打ち出し位置に位置されることが阻止される。
また、本実施形態のステープラ1は、ステープルカートリッジ25の使用状態を確認できるステープルインジケータ95を有している。図15、16、19、23にそれぞれ示されるように、このステープルインジケータ95は、操作部本体4A内に設けられ且つ回転可能な回転軸76に固定的に支持されたインジケータホルダ80と、インジケータホルダ80に進退可能に配置された複数のインジケータブロック81と、これらのインジケータブロック81をインジケータホルダ80に対して個別に進退させるプッシャ77と、操作部本体4Aに形成され且つ操作部本体4A内の少なくとも1つのインジケータブロック81を外部から観察できる透明な観察窓90とを有している。なお、インジケータブロック81の数は、カートリッジホルダ10に装填可能なステープルカートリッジ25の数に対応している。したがって、ここでは、4つのインジケータブロック81がインジケータホルダ80に支持されていることになる。
インジケータホルダ80は、各インジケータブロック81を個別に収容するための収容部80aを有している。具体的には、インジケータホルダ80は、円柱体をその周方向に4等分に切り欠くことにより形成された断面が略十字型の部材であり、周方向に略90°の角度間隔をもって区画形成された長手方向に延びる4つの切り欠き溝を収容部80aとして有している。
また、各収容部80aには、その長手方向に沿って延びるガイド溝84が形成されており、このガイド溝84には、収容部80aに収容されたインジケータブロック81の突起85がスライド可能に係合している。なお、インジケータホルダ80がどのような回転位置にあっても収容部80aからインジケータブロック81が抜け落ちないように、ガイド溝84および突起85は共に略楔形状を成している。
また、プッシャ77は、第2のラック部材44に固定して取り付けられており、第2のラック部材44と一体で進退する。また、プッシャ77は、インジケータホルダ80の回転に伴って観察窓90に対面して位置する収容部80aと軸方向(プッシャ77の進退方向)で対向するブロック押出部77aを有している(図23参照)。この押出部77aは、第2のラック部材44の前方(処置部9側)への移動に伴ってプッシャ77が前方に移動すると、観察窓90に対面して位置する収容部80a内のインジケータブロック81の背面を前方に押し出すようになっている。
なお、図24に示されるように、押出部77aによって押出されたインジケータブロック81は、操作部本体4A内に設けられたインジケータブロック排出部78へと案内され、この排出部78に設けられた弾性支持板87上に導かれる(図24の(a)参照)。そして、インジケータブロック81は、その重さで弾性支持板87が垂れ下がるように変形した際に、インジケータブロック排出部78の底部へと落下する(図24の(b)参照)。これにより、インジケータホルダ80の収容部80aからインジケータブロック81が無くなる(排出される)。
また、インジケータホルダ80は、回転カム58の回転に連動して回転するようになっている。具体的に、本実施形態においては、回転軸41に固定して取り付けられ且つ回転軸41と一体で回転する第1のギア74と、回転軸76に固定して取り付けられ且つ回転軸76と一体で回転する第2のギア75とが噛み合っている。
このようなステープルインジケータ95によれば、第2のグリップ69が手元側に回動されてステープル打出し位置に位置するステープルカードリッジ25からステープル12が打ち出される毎に、観察窓90と対面して位置されるインジケータブロック81がプッシャ77のブロック押出部77aにより収容部80aからインジケータブロック排出部78へと排出されるとともに、回転カム58(ダイヤル15)が90°回動される(使用済みのステープルカードリッジ25がステープル打出し位置から退避されて、未使用のステープルカードリッジ25が新たにステープル打出し位置に位置決めされる)毎に、インジケータホルダ80が90°回動され、新たな任意の1つのインジケータブロック81が観察窓90と対面して位置される(ブロック押出部77aと軸方向で対向される)。したがって、各インジケータブロック81に対して、それを識別するための表示、すなわち、それが何個目のステープルカートリッジ25に対応しているかを示す(現在のステープルカートリッジ25が何度目の補充分かを示す)色や数字等の表示を付しておけば、未使用のステープルカートリッジ25の残量を表示窓90を通じて認識することができる。
以上説明したように、本実施形態のステープラ1においては、保持部としてのカートリッジホルダ10に複数のステープルカートリッジ25が保持され、これら複数のステープルカートリッジ25のうちの1つが選択的にステープル打ち出し位置へと移動されるため、ステープラ1自体を体内から抜去することなくステープルカートリッジ25を迅速に交換することができる。すなわち、体内からステープラを抜去してカートリッジを交換するという煩雑な作業を行なわなくて済む。したがって、迅速な縫合作業を行なうことができ、処置効率も向上する。また、カートリッジを1つ使用する毎にステープラ全体を取り替える必要もないため、非常に経済的である。
また、本実施形態のステープラ1は、ステープル12が既に打ち出された使用済みのカートリッジ25またはステープル収納部25A、25Bがステープル打ち出し位置へと再度移動されることを防止する打ち止め機構(再使用防止手段)を備えている。そのため、使用済みのカードリッジ25またはステープル収納部25A、25Bを誤って再度使用してしまうことを防止できる。
また、本実施形態のステープラ1は、ステープル12が既に打ち出された使用済みのカートリッジ25またはステープル収納部25A、25Bがステープル打ち出し位置から移動されない限り、ステープル打ち出し機構の作動を規制する引き込み防止機構(打ち出し規制手段)を備えている。そのため、空のカードリッジ25またはステープル収納部25A、25Bに対して再度ステープル打ち出し機構を作用させてしまいステープル12による縫合作業が成されなくなるといった事態を回避できる。
また、本実施形態のステープラ1は、カートリッジ25またはステープル収納部25A、25Bの移動を規制する状態と、カードリッジ25またはステープル収納部25A、25Bの移動を許容する状態とに切換える切換え機構を備えている。そのため、縫合処置中にカートリッジ25またはステープル収納部25A、25Bが移動して適正な縫合作業が行なえなくなったり、カートリッジ25やステープル打ち出し機構を損傷させてしまうといった事態を回避することができる。
また、本実施形態のステープラ1は、カートリッジ25またはステープル収納部25A、25Bの使用状態を確認できるインジケータ95を備えている。このようなインジケータ95によれば、現在のカートリッジ25またはステープル収納部25A、25Bが何度目の補充分かを容易に知ることができる。すなわち、今までに何回ステープル処理を行なったか、あるいは、これから何回ステープル処理を行なえるかについての情報が簡単に得られるため、ステープル処理を確実且つ効率的に行なうことができる。
本発明は、ステープルによって体組織を縫合できる全てのステープラに適用することができる。
本発明の一実施形態に係るステープラの概略側面図である。 本発明の一実施形態に係るステープラの概略側面図である。 本発明の一実施形態に係るステープラの処置部の要部の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係るステープラの処置部の要部の概略構成図である。 カートリッジホルダに対するステープルカートリッジの第1の装填形態を示す正面図であり、(a)はカートリッジホルダからステープルカートリッジを取り外した状態、(b)はカートリッジホルダにステープルカートリッジを装着した状態をそれぞれ示している。 カートリッジホルダに対するステープルカートリッジの第2の装填形態を示す正面図である。 カートリッジホルダに対するステープルカートリッジの第3の装填形態を示す正面図である。 カートリッジホルダに対するステープルカートリッジの第4の装填形態を示す正面図である。 カートリッジホルダに対するステープルカートリッジの第5の装填形態を示す正面図である。 カートリッジホルダに対するステープルカートリッジの第6の装填形態を示す正面図である。 カートリッジホルダの概略構成図である。 アンビルとしての第2の把持部の斜視図である。 (a)はステープルカートリッジに収容されるステープルの折り曲げ前の配列形態、(b)はステープルの折り曲げ後の配列形態をそれぞれ示している。 (a)はステープルとそれに対応する折り曲げ溝とを対向させた状態を示す断面図、(b)はステープルを折り曲げ溝によって折り曲げた状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るステープラの概略側面図である。 本発明の一実施形態に係るステープラの操作部の要部拡大図である。 図16のA方向矢視図である。 (a)は図16のB方向矢視図、(b)は(a)のX−X線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態に係るステープラの操作部の要部拡大図である。 図17のC方向矢視図である。 回転カムとロック部材との係合形態を模式的に示す図である。 第2のグリップの係止孔と引き込み防止部材の係合突起との係合形態を示す概略図である。 イジケータブロックをプッシャの押出部によって押し出す状態を軸方向から見た概略図である。 イジケータブロックをプッシャの押出部によって押し出して排出部に排出する様子を側方から見た概略図である。
符号の説明
1 ステープラ
8 第2の把持部(アンビル;折り曲げ手段)
10 カートリッジホルダ(保持部)
12 ステープル
15 ダイヤル(移動手段)
25 ステープルカートリッジ
25A、25B ステープル収納部
40 打出部材(打ち出し手段)
41 回転軸(移動手段)
69 第2のグリップ(打ち出し手段)

Claims (14)

  1. ステープルが収納されたカートリッジを複数保持する保持部と、
    前記保持部に保持された前記複数のカートリッジのうちの1つを選択的にステープル打ち出し位置へと移動させる移動手段と、
    前記ステープル打ち出し位置に位置するカートリッジからステープルを打ち出すためのステープル打ち出し手段と、
    前記ステープル打ち出し手段によって打ち出されるステープルを折り曲げる折り曲げ手段と、
    を備えていることを特徴とする医療用ステープラ。
  2. 前記移動手段は、前記保持部を移動させることにより、任意の1つのカートリッジを前記ステープル打ち出し位置に位置決め保持することを特徴とする請求項1に記載の医療用ステープラ。
  3. 前記移動手段は、前記保持部を軸支してこれを回転させるための回転軸と、この回転軸を回転操作するための回転操作手段とを備えていることを特徴とする請求項2に記載の医療用ステープラ。
  4. ステープルが既に打ち出された使用済みのカートリッジが前記ステープル打ち出し位置へと再度移動されることを防止する再使用防止手段を更に備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の医療用ステープラ。
  5. ステープルが既に打ち出された使用済みのカートリッジが前記ステープル打ち出し位置から移動されない限り、前記ステープル打ち出し手段の作動を規制する打ち出し規制手段を更に備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の医療用ステープラ。
  6. 前記カートリッジの移動を規制する状態と、前記カードリッジの移動を許容する状態とに切換える切換え手段を更に備えていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の医療用ステープラ。
  7. 前記カートリッジの使用状態を確認できるインジケータを有していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の医療用ステープラ。
  8. ステープルが収納された複数のステープル収納部を有するカートリッジと、
    前記カートリッジを保持する保持部と、
    前記保持部に保持された前記カートリッジの任意の1つの前記ステープル収納部を選択的にステープル打ち出し位置へと移動させる移動手段と、
    前記ステープル打ち出し位置に位置する前記ステープル収納部からステープルを打ち出すためのステープル打ち出し手段と、
    前記ステープル打ち出し手段によって打ち出されるステープルを折り曲げる折り曲げ手段と、
    を備えていることを特徴とする医療用ステープラ。
  9. 前記移動手段は、前記保持部を移動させることにより、任意の1つのステープル収納部を前記ステープル打ち出し位置に位置決め保持することを特徴とする請求項8に記載の医療用ステープラ。
  10. 前記移動手段は、前記保持部を軸支してこれを回転させるための回転軸と、この回転軸を回転操作するための回転操作手段とを備えていることを特徴とする請求項9に記載の医療用ステープラ。
  11. ステープルが既に打ち出された使用済みのステープル収納部が前記ステープル打ち出し位置へと再度移動されることを防止する再使用防止手段を更に備えていることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項に記載の医療用ステープラ。
  12. ステープルが既に打ち出された使用済みのステープル収納部が前記ステープル打ち出し位置から移動されない限り、前記ステープル打ち出し手段の作動を規制する打ち出し規制手段を更に備えていることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一項に記載の医療用ステープラ。
  13. 前記ステープル収納部の移動を規制する状態と、前記ステープル収納部の移動を許容する状態とに切換える切換え手段を更に備えていることを特徴とする請求項8乃至12のいずれか一項に記載の医療用ステープラ。
  14. 前記ステープル収納部の使用状態を確認できるインジケータを有していることを特徴とする請求項8乃至13のいずれか一項に記載の医療用ステープラ。
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