JP2005159899A - 圧電発振器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 トランジスタをカスコード接続することにより、ミラー効果を抑圧して発振の安定性を高める圧電発振器を提供する。
【解決手段】 圧電発振回路は、トランジスタTR1をトランジスタTR2とカスコードに接続し、トランジスタTR1のコレクタと電源Vcc間にインダクタL1とコンデンサC1、C2の直列回路による並列同調回路を挿入接続し、さらにトランジスタTR1のコレクタとトランジスタTR2のエミッタ間をコンデンサC3により接続する。また、トランジスタTR2のエミッタに抵抗R4とコンデンサC4を並列接続して接地し、更にトランジスタTR2のベース・接地間に圧電振動子XtalとコンデンサC5との直列回路を挿入接続し、トランジスタTR1とトランジスタTR2のベースに抵抗R1、抵抗R2及び抵抗R3から成るベースバイアス回路を接続する。そして、トランジスタTR1のベースをコンデンサC6により接地する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧電発振器に関し、特に発振を安定化する方法に関するものである。
近年、移動体通信機器や伝送通信機器に対する小型化、高性能化の要請に伴い、これらの機器において周波数制御デバイスとして使用される水晶発振器等の圧電発振器に対しても、小型化、安定化が強く求められている。圧電発振器は、水晶振動子等の圧電振動子に対して、周波数調整回路、周波数温度補償回路等を含む発振回路を組み合わせた構成を備えている。
図2は、従来のシリコントランジスタによるコルピッツ発振回路の一例である。圧電発振回路は、発振用トランジスタTR11のエミッタに抵抗R11とコンデンサC14を並列接続して接地すると共に、コレクタとエミッタ間をコンデンサC13により接続する。更に、発振用トランジスタTR11のベースに抵抗R12及び抵抗R13とから成るベースバイアス回路を接続すると共に、発振用トランジスタTR11のベース・接地間に圧電振動子XtalとコンデンサC15の直列回路を挿入接続し、更に、発振用トランジスタTR11のコレクタと電源電圧Vcc間にインダクタL11とコンデンサC11、C12の直列回路からなる並列同調回路を接続したものである。そして出力を並列同調回路のコンデンサC11、C12の接続点から取り出すようにしている。
図2の従来のコルピッツ発振回路では、ミラー効果により発振用トランジスタTR11のベース・エミッタ間に大きな容量(Ccb:ミラー容量)が発生し、利得を低下させると共に、コレクタ側の並列同調回路が誘導性領域で、ベースに接続した圧電振動子Xtalのインダクタと別の発振条件を満足することになり、その結果、発振の安定性が低下してしまうといった問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑み、トランジスタをカスコード接続することにより、ミラー効果を抑圧して発振の安定性を高める圧電発振器を提供することを目的とする。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、所定の周波数で励振される圧電素子を備えた圧電振動子と、該圧電素子に電流を流して前記圧電素子を励振させる発振用増幅トランジスタと、該発振用増幅トランジスタのエミッタと接地間に挿入された抵抗とコンデンサの並列回路と、を備えた圧電発振器であって、前記発振用増幅トランジスタのコレクタ側に第2のトランジスタをカスコード接続し、該カスコード接続された第2のトランジスタのコレクタにインダクタとコンデンサによる並列同調回路を接続すると共に、該第2のトランジスタのコレクタと前記発振用増幅トランジスタのエミッタ間に容量を挿入したことを特徴とする。
カスコード接続の場合、1段目(本発明では第2のトランジスタ)はエミッタ接地回路、2段目(本発明では発振用増幅トランジスタ)はベース接地回路である。エミッタ接地回路はコレクタ・ベース間容量の帰還で高周波特性が劣化するので、カスコード接続することにより、エミッタ接地回路の負荷はベース接地回路の入力抵抗なので低負荷となり、コレクタ・ベース間の容量を減少させる効果が得られ、ミラー効果により発生したミラー容量を低下することができる。
かかる発明によれば、カスコード接続をするので、総合利得はエミッタ接地と同等で、帯域幅はベース接地の遮断周波数まで確保でき、高周波特性が優れた発振器を構成できると共に、ミラー効果により発生したミラー容量を低下することにより発振の安定性を高めることができる。
請求項2は、前記第2のトランジスタは、ベース側が容量を介して接地されていることを特徴とする。
第2のトランジスタはエミッタ接地回路にするために、そのコレクタに並列同調回路を接続し、ベースは容量を介して接地する。これによりエミッタ接地回路とベース接地回路を直列に接続してカスコード接続を完成することができる。
かかる発明によれば、第2のトランジスタのベースを容量を介して接地することにより、このトランジスタをエッミタ接地回路とすることができ、発振用トランジスタと共に、カスコード回路を構成することができる。
請求項3は、前記発振用増幅トランジスタ及び第2のトランジスタのベースは夫々所定の電位でバイアスされていることを特徴とする。
本発明の発振回路は基本的にはコルピッツ発振器であり、その構成の基本である発振用増幅トランジスタのエミッタと接地間に接続された容量と、更に発振用増幅トランジスタのコレクタにエミッタ接地回路を接続し、夫々のベースを所定の電位でバイアスし、発振用増幅トランジスタのベース接地間に圧電振動素子と周波数調整用のコンデンサが直列に接地されている。
かかる発明によれば、発振用増幅トランジスタ及び第2のトランジスタのベースは夫々所定の電位でバイアスされているので、波形歪みの少ない発振器を構成することができる。
請求項4は、前記第2のトランジスタのコレクタと前記発振用増幅トランジスタのエミッタ間に挿入する容量の値は、前記発振用増幅トランジスタのエミッタと接地間に挿入される容量の値以上であることを特徴とする。
容量とインピーダンスの関係は、所定の周波数において容量が増えればインピーダンスは減少し、容量が減ればインピーダンスは増加する。従って、コレクタとエミッタ間に挿入する容量は、エミッタと接地間に挿入される容量の値と同等若しくはそれ以上にすることにより、インピーダンスを揃えながら、且つ位相が反転している出力により信号を抑圧することができる。
かかる発明によれば、前記コレクタとエミッタ間に挿入する容量の値は、前記発振用増幅トランジスタのエミッタと接地間に挿入される容量の値と略同等若しくはそれ以上にすることにより、インピーダンスがほぼ等しい信号同士により抑圧するので、波形歪みの少ない発振波形を出力することができる。
請求項5は、前記コレクタとエミッタ間に挿入する容量を所定の値にすることにより、前記発振用増幅トランジスタのコレクタ出力電圧及びエミッタ出力電圧を抑圧し、その結果前記圧電素子の電流を併せて抑圧することを特徴とする。
発振用トランジスタのエミッタ出力とコレクタ出力の位相は180°ずれている。そして、コレクタとエミッタをコンデンサにより接続することによりコレクタ出力電圧及びエミッタ出力電圧は互いに打ち消しあって抑圧される。この結果として、ベースに流れる電流も抑圧され、ベースと接地間に接続された圧電素子に流れる電流も必然的に抑圧される。
かかる発明によれば、コレクタとエミッタ間に挿入する容量を所定の値にすることにより、発振動作を確実に行いながら、併せて振動子電流を減少することができる。
請求項6は、前記発振用増幅トランジスタのコレクタ側に第2のトランジスタをカスコード接続することにより、ミラー効果を抑圧して発振を安定化することを特徴とする。
コルピッツ発振回路では、ミラー効果により発振用増幅トランジスタのベース・エミッタ間に大きな容量(Ccb:ミラー容量)が発生する。そこで本発明では、カスコード接続することにより、ミラー効果により発生したミラー容量を低下することにより発振の安定性を高めることができる。
かかる発明によれば、発振用増幅トランジスタのコレクタ側に第2のトランジスタをカスコード接続するので、ミラー効果により発生したミラー容量を低下して発振の安定性を高めることができる。
請求項1の発明によれば、カスコード接続をするので、総合利得はエミッタ接地と同等で、帯域幅はベース接地の遮断周波数まで確保でき、高周波特性が優れた発振器を構成できると共に、ミラー効果により発生したミラー容量を低下することにより発振の安定性を高めることができる。
また請求項2では、第2のトランジスタのベースを容量を介して接地することにより、このトランジスタをエッミタ接地回路とすることができ、発振用トランジスタと共に、カスコード回路を構成することができる。
また請求項3では、発振用増幅トランジスタ及び第2のトランジスタのベースは夫々所定の電位でバイアスされているので、波形歪みの少ない発振器を構成することができる。
また請求項4では、前記コレクタとエミッタ間に挿入する容量の値は、前記発振用増幅トランジスタのエミッタと接地間に挿入される容量の値と略同等若しくはそれ以上にすることにより、インピーダンスがほぼ等しい信号同士により抑圧するので、波形歪みの少ない発振波形を出力することができる。
また請求項5では、コレクタとエミッタ間に挿入する容量を所定の値にすることにより、発振動作を確実に行いながら、併せて振動子電流を減少することができる。
また請求項6では、発振用増幅トランジスタのコレクタ側に第2のトランジスタをカスコード接続するので、ミラー効果により発生したミラー容量を低下して発振の安定性を高めることができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るコルピッツ発振回路の一例である。圧電発振回路は、トランジスタTR1をトランジスタTR2とカスコードに接続し、トランジスタTR1のコレクタと電源Vcc間にインダクタL1とコンデンサC1、C2の直列回路による並列同調回路を挿入接続し、さらにトランジスタTR1のコレクタとトランジスタTR2のエミッタ間をコンデンサC3により接続する。また、トランジスタTR2のエミッタに抵抗R4とコンデンサC4を並列接続して接地し、更にトランジスタTR2のベース・接地間に圧電振動子XtalとコンデンサC5との直列回路を挿入接続し、トランジスタTR1とトランジスタTR2のベースに抵抗R1、抵抗R2及び抵抗R3から成るベースバイアス回路を接続する。そして、トランジスタTR1のベースをコンデンサC6を介して接地する。
カスコード接続の場合、トランジスタTR2はエミッタ接地回路、トランジスタTR1はベース接地回路である。エミッタ接地回路はコレクタ・ベース間容量の帰還で高周波特性が劣化するので、ベース接地回路をカスコード接続することにより、エミッタ接地回路の負荷はベース接地回路の入力抵抗なので低負荷となり、コレクタ・ベース間の容量を減少させる効果が得られる。これにより、総合利得はエミッタ接地と同等で、帯域幅はベース接地の遮断周波数まで確保できるので、高周波特性が優れた発振器を構成できると共に、ミラー効果により発生したミラー容量を低下することができる。
ここで、本発明の他の特徴は、トランジスタTR1のコレクタとトランジスタTR2のエミッタ間にコンデンサC3を挿入接続することにより、基本的に発振用トランジスタTR2のエミッタ出力とコレクタ出力の位相が180°ずれているため、この両出力端をコンデンサC3にて接続することにより負帰還回路が構成され、出力が抑圧される結果、急激に振動子電流を低下させることである。但し、コンデンサC3の値はコンデンサC4の容量以上(C3≧C4)の値において効果が顕著に表れる。また、この抑圧現象はトランジスタのコレクタ電流、或いはベース電流の抑圧による利得低下に起因しないため負性抵抗はむしろ増加する傾向を示す。
また本発明の発振回路は基本的にはコルピッツ発振器であり、その構成の基本である発振用増幅トランジスタTR2のエミッタと接地間に接続されたコンデンサC4と、更に発振用増幅トランジスタTR2のコレクタにエミッタ接地回路を接続し、夫々のベースを所定の電位でバイアスし、発振用増幅トランジスタTR2のベース接地間に圧電振動素子Xtalと周波数調整用のコンデンサC5が直列に接地されている。これにより、発振用増幅トランジスタTR2及びトランジスタTR1のベースは夫々所定の電位でバイアスされているので、波形歪みの少ない発振器を構成することができる。
また、インダクタL1とコンデンサC1、C2の直列回路による並列同調回路の同調周波数を発振器の周波数と合わせることにより、発振レベルを大きくしてOUT端子から取り出すことができる。
本発明の実施形態に係るカスコード接続されたコルピッツ発振回路の一例を示す図である。 従来のコルピッツ発振回路を表す図である。
符号の説明
TR2 発振用トランジスタ、C5〜8 コンデンサ、R1、R2、R3 バイアス抵抗、R4 エミッタ抵抗、L1 インダクタ、Xtal 圧電振動子

Claims (6)

  1. 所定の周波数で励振される圧電素子を備えた圧電振動子と、該圧電素子に電流を流して前記圧電素子を励振させる発振用増幅トランジスタと、該発振用増幅トランジスタのエミッタと接地間に挿入された抵抗とコンデンサの並列回路と、を備えた圧電発振器であって、
    前記発振用増幅トランジスタのコレクタ側に第2のトランジスタをカスコード接続し、該カスコード接続された第2のトランジスタのコレクタにインダクタとコンデンサによる並列同調回路を接続すると共に、該第2のトランジスタのコレクタと前記発振用増幅トランジスタのエミッタ間に容量を挿入したことを特徴とする圧電発振器。
  2. 前記第2のトランジスタは、ベース側が容量を介して接地されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電発振器。
  3. 前記発振用増幅トランジスタ及び第2のトランジスタのベースは夫々所定の電位でバイアスされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の圧電発振器。
  4. 前記第2のトランジスタのコレクタと前記発振用増幅トランジスタのエミッタ間に挿入する容量の値は、前記発振用増幅トランジスタのエミッタと接地間に挿入される容量の値以上であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の圧電発振器。
  5. 前記コレクタとエミッタ間に挿入する容量を所定の値にすることにより、前記発振用増幅トランジスタのコレクタ出力電圧及びエミッタ出力電圧を抑圧し、その結果前記圧電素子の電流を併せて抑圧することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の圧電発振器。
  6. 前記発振用増幅トランジスタのコレクタ側に第2のトランジスタをカスコード接続することにより、ミラー効果を抑圧して発振を安定化することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の圧電発振器。
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