JP2005159872A - 映像受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】映像受信装置のユーザがオンタイマー動作するよう設定したことを忘れて受信開始の時間として設定した時間の前に電源オンした場合でも、視聴を希望するテレビ放送を見逃さないようにすることである。
【解決手段】映像受信装置20にオンタイマー設定手段と警告手段とを設ける。
映像受信装置をオンタイマー動作モードで動作させるための条件は、オンタイマー設定手段によって設定される。警告手段は、前記オンタイマー設定手段によりオンタイマー動作させる時間として設定された受信開始時間の前にユーザの操作によって電源オンされると、ユーザに対して警告を発する。
【選択図】図1
【解決手段】映像受信装置20にオンタイマー設定手段と警告手段とを設ける。
映像受信装置をオンタイマー動作モードで動作させるための条件は、オンタイマー設定手段によって設定される。警告手段は、前記オンタイマー設定手段によりオンタイマー動作させる時間として設定された受信開始時間の前にユーザの操作によって電源オンされると、ユーザに対して警告を発する。
【選択図】図1
Description
本発明は、設定された時間が到来すると自動的に電源オンし、設定された特定のチャンネルのテレビ放送をテレビモニタによって視聴できるオンタイマー機能を備える映像受信装置に関する。
映像受信装置は、テレビ放送の放送局より送信された放送波を受信し、この放送波に含まれる映像信号や音声信号に基づく映像や音声をテレビモニタに出力する。これにより、映像受信装置を使用するユーザが放送局より放送された放送番組を視聴することができる。
そして、映像受信装置には、いわゆるオンタイマー機能を備えるものがある(例えば、特許文献1、2参照)。このオンタイマー機能を備える映像受信装置は、自動的に電源オンする時間、及びこの時間より受信を開始するチャンネルをユーザの操作により予め設定して予約しておくことによりオンタイマー動作モードで動作させることができる。
そして、映像受信装置がオンタイマー動作モードで動作すると、予約された時間が到来すると、電源オフされた状態から自動的に電源オンし、予約された特定のチャンネルのテレビ放送の受信を開始し該テレビ放送をテレビモニタに出力する。
特開平10−322618号公報
特開2003−109364号公報
ところで、従来のオンタイマー機能を備える映像受信装置にあっては、ユーザが前記オンタイマー動作モードに設定したことを忘れ、予約された時間が到来する前にユーザの操作によって電源オンすると、以下の問題を生じた。
即ち、電源オンする時間として予約した時間が到来する以前より電源オンし予約されたチャンネル以外のチャンネルのテレビ放送を視聴している最中に予約した時間が到来すると、予約したチャンネルのテレビ放送に突然切り替えられるということが生じた。これにより、ユーザが既に受信していたテレビ放送を続けて視聴したかったにもかかわらず、興味のあるシーンを見逃してしまうという問題を生じた。
一方、映像受信装置の中には、前記予約された時間が到来した際に既に特定のチャンネルのテレビ放送を受信している場合には、オンタイマー機能に基づく予約の設定を自動的にキャンセルし、既に受信しているテレビ放送を継続して受信するようにされるものもある。
この場合には、ユーザは視聴することを希望して特定のテレビ放送を予約したことを思い出せず、視聴する予定であったテレビ放送を視聴できないという問題を生じた。
また、ユーザがオンタイマー機能に基づく特定のテレビ放送の予約を行ったことを忘れて電源オンした場合に備え、テレビモニタのテレビ画面中に小画面を表示し、メイン画面と小画面とで異なるテレビ放送を出力するようにした映像受信装置もある。
そして、この映像受信装置にあっては、予約された時間が到来すると、その時間以前から既に受信しているテレビ放送をメイン画面に出力し、予約されたテレビ放送を小画面に出力する。そして、予約されたテレビ放送を視聴したい場合には、その小画面の表示からメイン画面への表示に切り替える操作を行うことにより、予約されたテレビ放送をメイン画面に出力して視聴することができる。
しかし、このようにメイン画面と小画面とが表示される映像受信装置では、テレビ画面にメイン画面と小画面とを表示するための回路が複雑であり、またその制御も複雑となる。
そこで、本発明は、オンタイマー機能を備える映像受信装置であって、オンタイマー機能に基づき受信することを予約したことを忘れてユーザが電源をオンした場合であっても、ユーザが視聴を希望するテレビ放送を見逃すことのない映像受信装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、設定された時間に自動的に電源オンするとともに、設定された特定のチャンネルのテレビ放送の受信を開始して前記テレビ放送をテレビモニタに出力するように動作するオンタイマー動作モードを備える映像受信装置であって、
自動的に電源オンして特定のチャンネルのテレビ放送の受信を開始する受信開始時間を含む、前記オンタイマー動作モードで動作させる条件を設定するためのオンタイマー設定手段と、
前記オンタイマー設定手段により前記オンタイマー動作モードで動作するよう設定されている場合に、前記受信開始時間が到来する前にユーザの操作によって電源オンされると、前記オンタイマー動作モードに設定されていることを前記テレビモニタに出力して警告を発する警告手段と、を備える映像受信装置である(請求項1)。
自動的に電源オンして特定のチャンネルのテレビ放送の受信を開始する受信開始時間を含む、前記オンタイマー動作モードで動作させる条件を設定するためのオンタイマー設定手段と、
前記オンタイマー設定手段により前記オンタイマー動作モードで動作するよう設定されている場合に、前記受信開始時間が到来する前にユーザの操作によって電源オンされると、前記オンタイマー動作モードに設定されていることを前記テレビモニタに出力して警告を発する警告手段と、を備える映像受信装置である(請求項1)。
本発明の映像受信装置によると、この映像受信装置を使用するユーザが前記オンタイマー動作モードで動作するように設定したことを忘れて、前記受信開始時間前に電源オンすると、前記警告手段によって警告が発せられる。
これにより、前記オンタイマー動作モードの設定を行ったことをユーザに思い出させることができる。これにより、ユーザは、オンタイマー設定手段により設定した条件に基づくテレビ放送の視聴を行うか、自らの電源オンする操作に基づき受信しているテレビ放送の視聴を続けるかを選択することができる。
これにより、ユーザの希望に応じて視聴したいテレビ放送を選択して視聴することができ、ユーザの不注意により視聴したかったテレビ放送を見逃すということを防ぐことができる。
また、前記映像受信装置を、前記受信開始時間以前の時間の範囲において、前記警告手段が前記警告を発する時間を設定できるようにすることもできる(請求項2)。これにより、ユーザの選択により、前記警告を発する時間を任意に設定することができる。
また、前記映像受信装置について、前記受信開始時間以前の時間の範囲において、前記警告手段が前記警告を発する時間帯及び、該時間帯において警告を発する複数の回数を設定できるようにすることもできる(請求項3)。
この発明によると、ユーザの選択により前記警告を複数回発するように設定することができる。そして、警告を複数回発するよう設定された場合、複数回の警告によりユーザに再三の注意を促すことができる。
そして、前記複数の警告を発するように設定し得る映像受信装置について(請求項3)、各警告間の時間間隔を設定できるようにすることができる(請求項4)。この映像受信装置によると、各警告間の時間間隔をユーザの選択により任意に設定することができる。
また、前記複数の警告を発するように設定し得る映像受信装置について(請求項3)、前記受信開始時間以前の時間の範囲において前記警告手段が前記警告を発する時間帯を設定できるようにし、前記警告手段が前記警告を発する時間帯として設定された時間帯に受信しているテレビ放送のコマーシャルが放送される時間内に前記警告を発するようにすることができる(請求項5)。
この映像受信装置によると、テレビ放送のコマーシャルの時間を利用して前記警告を発することができる。これにより、ユーザによる本来のテレビ番組の視聴を妨げることを防ぎつつ、ユーザに対して前記警告を発することができる。
そして、前記テレビ放送のコマーシャルが放送される時間に前記警告を発する映像受信装置において(請求項5)、受信しているテレビ放送の音声信号に基づきコマーシャルの放送中であることを検出して前記警告を発することもできる(請求項6)。
そして、以上の映像受信装置について、前記警告手段を、前記テレビモニタのテレビ画面に警告表示を表示して前記警告を発するようにすることができる(請求項7)。
この発明の映像受信装置によると、前記テレビ画面に警告表示を表示することによって前記警告を発する。これにより、ユーザはテレビ画面に出力された警告表示を視覚によって把握できる。
また、前記テレビ画面に警告表示を表示するようにした映像受信装置について(請求項7)、前記警告手段により前記テレビ画面に警告表示が表示されると、前記オンタイマー設定手段によるオンタイマー動作モードの解除をテレビ画面上で選択できるようにすることもできる(請求項8)。
この発明の映像受信装置によると、警告表示が出力されたことをテレビ画面上で確認するとともに、前記オンタイマー動作モードの設定をテレビ画面上の操作により解除することができる。
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。本発明の映像受信装置によると、この映像受信装置を使用するユーザがオンタイマー動作モードに設定したことを忘れて、自らの操作により電源オンしてテレビ放送を視聴していると、警告手段により警告が発せられる。
これにより、ユーザにオンタイマー動作モードの設定を行ったことを思い出させることができる。これにより、ユーザは、自らの電源オンする操作により受信しているテレビ放送を続けて視聴するか、オンタイマー動作モードの設定により受信することを予約したテレビ放送を視聴するかを選択することができる。
これにより、ユーザの希望に応じて視聴したいテレビ放送を選択して視聴することができ、ユーザの不注意により視聴したかったテレビ放送を見逃してしまうことを防ぐことができる。
以下、図1乃至図7に基づき、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態である映像受信装置20のブロック図である。図1は、映像受信装置20の制御に関するブロックを示している。
映像受信装置20は、電源回路7と制御用マイクロコンピュータ(以下、「制御用マイコン」又は「マイコン」と略す)2と映像信号処理回路(クロマ回路)3と音声処理回路5とフライバックトランス(FBT)8とテレビモニタ6を備えている。
電源回路7は、映像受信装置20に該映像受信装置20を動作させる電力を供給する電源である。電源回路7は、商用の交流電源に接続されると、該交流電源より所定の電力を供給される。
電源回路7は、制御用マイコン2、映像信号処理回路3、音声処理回路5、及びフライバックトランス8の各々に、これらの各部材を動作させるための電力を供給する。これら各部材と電源回路7との間には、電力を供給するための図示されない電力供給ラインが設けられている。
そして、映像受信装置20が電源オンされると、電源回路7より映像受信装置20の上記各部材に所定の動作電力が給電される。なお、制御用マイコン2は、電源回路7が商用の交流電源に接続されており、電源オフされた状態においても一定の電力を供給されて動作を行っている。電源回路7が交流電源に接続されているが電源オフされた状態では、マイコン2は待機状態の動作を行っている。
また、電源オフされている状態では、マイコン2は、映像受信装置20が後に説明するオンタイマー動作モードで動作するよう設定されていれば、オンタイマー動作モードの動作を行う。
また、映像受信装置20が電源オンされると、マイコン2が動作状態の動作を開始するとともに映像信号処理回路3へ映像信号処理回路3を動作させる動作制御信号を出力する。また、映像信号処理回路3よりフライバックトランス8及び音声処理回路5の各々に動作制御信号が出力される。
これにより、映像受信装置20が電源オンされると、マイコン2が動作状態の動作を開始し、映像信号処理回路3、フライバックトランス8、音声処理回路5及びテレビモニタ6の各々が動作を開始する。
マイコン2は、映像受信装置20の動作を制御する。マイコン2は、図示しないCPU(中央演算処理装置)とROM(読み出し専用メモリ)とRAM(読み書き可能メモリ)を備えている。
マイコン2のROMには、映像受信装置20の動作を制御するための制御プログラムが格納されている。また、マイコン2のROMには、テレビモニタ6のテレビ画面に動作メニューを表示するとともに、表示した動作メニューに基づきユーザによって入力された条件を読み込むための入力操作制御用のプログラムが格納されている。
また、マイコン2は、図示しないタイマーを内蔵し時間の管理を行っている。そして、マイコン2は、映像受信装置20をオンタイマー機能を実行するように制御する。即ち、マイコン2は、後に説明するオンタイマー設定メニューにより設定された電源オンする時間や受信チャンネル等の条件に基づきオンタイマー動作するように映像受信装置20を制御する。
そして、後に説明するオンタイマー設定メニューによりオンタイマー動作するよう設定することにより、映像受信装置20をオンタイマー動作モードで動作させることができる。
映像信号処理回路3は、入力された映像信号を色信号(R、G、B)に変換する処理を行う。映像信号処理回路3には、図示されないチューナによって受信されたチャンネルのテレビ放送の映像信号が入力される。映像信号処理回路3で形成された色信号は、図示されない信号伝送経路をとおって後に説明するテレビモニタ6の陰極線管6aへ出力される。
音声処理回路5は、入力された音声信号を処理する。音声処理回路5には、図示されないチューナによって受信されたチャンネルのテレビ放送の音声信号が入力される。そして、音声処理回路5は、処理した音声信号をテレビモニタ6のスピーカ6bに出力する。
テレビモニタ6は、映像受信装置20が受信したチャンネルのテレビ放送の内容を出力する。テレビモニタ6は、陰極線管6aとスピーカ6bを備えている。テレビモニタ6は、そのテレビ画面により映像受信装置20が受信したテレビ放送の内容に含まれる映像や文字を出力する。このテレビ画面は陰極線管6aによって構成される。
映像受信装置20は、図1に図示されないチューナを備えている。チューナは、アンテナと接続されており、テレビ放送の各チャンネルを受信することができる。そして、チューナは、受信するべきチャンネルとして設定されたチャンネルのテレビ放送波を選択して受信する。チューナにより選択して受信するチャンネルは、マイコン2によりチューナに設定される。
この映像受信装置20を使用するユーザ(視聴者)が後に説明する操作用リモコンを操作して受信するべきチャンネルを選択すると、選択されたチャンネルがチューナに設定される。
また、映像受信装置20は、図示されない操作用リモコンを備えている。操作用リモコンは、映像受信装置20を使用するユーザが映像受信装置20を操作するために用いられる。
操作用リモコンは、電源キー、動作メニュー表示キー、チャンネル選択キー、記録再生キー及び停止キーの他、映像受信装置20の操作に必要な各種の操作キーを備えている。電源キーは、ユーザの操作によって映像受信装置20を電源オン又は電源オフするための操作キーである。
動作メニュー表示キーは、テレビモニタ6のテレビ画面6aに動作メニューを表示させるための操作キーである。そして、動作メニュー表示キーを操作してテレビモニタに動作メニューを表示すると、操作用リモコンの各種のキーを操作して動作メニューに対する入力を行うことができる。
この動作メニューにより、映像受信装置20を動作させる条件を入力し設定することができる。後に説明するオンタイマー設定メニューは、この動作メニューの一部に含まれている。
チャンネル選択キーは、映像受信装置20により受信する放送チャンネルを選択するための操作キーである。チャンネル選択キーを操作して特定のチャンネルを選択すると、選択された特定のチャンネルがチューナに設定され、このチャンネルのテレビ放送が受信される。
次に、この映像受信装置20をオンタイマー動作モードで動作させる条件を設定するためのオンタイマー設定メニューについて、図2乃至図4に基づいて説明する。図2は、テレビモニタ6のテレビ画面6aに表示されたオンタイマー設定メニューの例を示す図である。
図2(a)は、オンタイマー設定メニューのメインメニューの一例を示す図である。図2(a)に示される例では、メインメニューの項目として、「1.オン時間設定」、「2.オフ時間設定」、「3.チャンネル」、「4.音量」、「5.警告表示」が表示されている。
「1.オン時間設定」は、映像受信装置20をオンタイマー機能に基づいて自動的に電源オンさせテレビモニタ6によるテレビ放送の出力を開始する時間を設定するための入力項目である。
この例では、自動的に電源オンするオン時間としてPM(午後)9:00が設定されている。このオン時間として設定された時間は、後に説明する「3.チャンネル」の項目により設定されるチャンネルのテレビ放送の受信を開始する受信開始時間にあたる。
「2.オフ時間設定」は、映像受信装置20を自動的に電源オフさせテレビモニタ6によるテレビ放送の出力を停止する時間を設定するための入力項目である。この例では、電源オフするオフ時間としてPM(午後)9:55が設定されている。
「3.チャンネル」は、前記「1.オン時間設定」の項目により設定されたオン時間にテレビ放送の受信を開始するチャンネルを設定するための入力項目である。この例では、オン時間に受信するチャンネルは11チャンネルに設定されている。
「4.音量」は、このメニューにより設定されたテレビ放送を受信する場合のテレビモニタ6のスピーカ6bが出力する音量レベルを設定するための項目である。この音量レベルは例えば0レベルから60レベルの範囲で設定することができるが、この例では25レベルに設定されている。
「5.警告表示」は、このメニューによりオンタイマー動作モードで動作するよう設定されている場合で、「1.オン時間設定」の項目により設定されたオン時間より前にユーザの操作によって電源オンされた場合に、テレビ画面6aに警告表示を表示する設定を行うための項目である。
この警告表示は、オンタイマー動作モードで動作中であることをユーザに警告するための表示である。この例では、警告表示を行うようON(オン)に設定されている。
前記「1.オン時間設定」、「2.オフ時間設定」及び「3.チャンネル」の項目によって受信するチャンネル及び受信する時間を設定することにより、前記特定の時間における特定のチャンネルの受信を予約することができる。
図2(b)は、前記警告表示を行う条件を設定するためのテレビ画面6aに表示されるサブメニューの一例を示している。図2(b)に示されるサブメニューをテレビ画面6aに表示するにあたり、図2(a)に示されるメインメニューにおいて「5.警告表示」がONに設定されると、その後に自動的に表示するようにできる。
図2(b)には、警告表示を行う条件を設定するための項目として、「1.表示時刻」が表示されている。この「1.表示時刻」は、前記オン時間のどのくらい前の時点でテレビモニタ2に警告表示を表示するか設定するための項目である。
この例では、オン時間の2時間前に警告表示を行うように設定されている。これにより、図2(a)に示されるようにオン時間が午後9時に設定されている場合、例えばユーザが午後7時以前より電源オンして特定のチャンネルのテレビ放送を視聴していると、午後7時になるとテレビモニタ2に警告表示が表示される。
なお、警告表示を行う時間として設定された時間とオン時間として設定された時間との中間においてユーザが電源オンした場合には、ユーザにより電源オンされると直ちに警告表示が表示される。
また、以上の図2により示されるオンタイマー設定メニューにおいて、警告表示をテレビ画面6aに表示する時間の幅、即ち警告表示をどの位の長さの時間にわたって表示するかを設定する項目を設けることもできる。
次に、前記警告表示を行う条件を設定するためのサブメニューの他の例について、図3及び図4に基づき説明する。図3及び図4により説明するサブメニューによると、警告表示を複数回表示するように設定できる。
図3は、テレビ画面6aに表示したサブメニューの一例を示す図である。図3には、警告表示を行う条件を設定するための項目として、「1.表示時刻」、「2.表示間隔」、「3.表示時間幅」が表示されている。
「1.表示時刻」は、前記オン時間の以前からオン時間までにわたってテレビ画面6aに警告表示を表示する時間帯を設定するための項目である。この例では、オン時間の1時間前からオン時間までの時間帯に警告表示を行うように設定されている。
「2.表示間隔」は、警告表示を複数回テレビ画面6aに表示するにあたり、各警告表示間の時間間隔を設定するための項目である。この例では、15分間隔で警告表示を表示するように設定されている。
「3.表示時間幅」は、一つの警告表示をテレビモニタ6aに表示する時間の幅を設定するための項目である。この例では、1回の警告表示を5秒間行うように設定されている。
この図3のサブメニューに示されるように警告表示を行う条件を設定すると、例えばオン時間が午後9時に設定されている場合、ユーザが午後8時以前より電源オンしてテレビ放送を視聴していると、午後8時より15分毎にテレビ画面6aに警告表示が表示される。
なお、警告表示を行う時間として設定された時間帯の開始の時間とオン時間との中間においてユーザが電源オンした場合には、この電源オンされた後より警告表示を行うべき時間ごとに警告表示が表示される。
以上の図3により説明したサブメニューをテレビ画面6aに表示するにあたり、図2(a)に示されるメインメニューにより「5.警告表示」がONに設定さると、その後に自動的にテレビ画面6aに表示するようにすることができる。
次に、前記警告表示を複数回表示するように設定できるサブメニューのさらに異なる例について、図4により説明する。図4は、テレビ画面6aに表示したサブメニューの一例を示している。
図4には、警告表示を行う条件を設定するための項目として「1.表示時刻」、「2.CM期間表示」、「3.表示時間幅」が表示されている。「1.表示時刻」は、前記オン時間の以前からオン時間までにわたってテレビ画面6aに警告表示を表示する時間帯を設定するための項目である。この例では、オン時間の1時間前からオン時間までの時間帯に警告表示を行うように設定されている。
「2.CM期間表示」は、CM(コマーシャル)が放映される時間を利用して警告表示を行うか否かを設定するための項目である。この例では、「CM期間表示」はオンに設定されており、CMの時間を利用して警告表示を行うように設定されている。
「3.表示時間幅」は、一つの警告表示をテレビ画面6aに表示する時間の幅を設定するための項目である。この例では、1回の警告表示を5秒間行うように設定されている。
この図4のサブメニューの例に示されるように警告表示を行う条件を設定すると、例えばオン時間が午後9時に設定されている場合、ユーザが午後8時以前より電源オンしてテレビ放送を視聴していると、午後8時よりCMが放映されるごとにテレビ画面6aに警告表示が表示される。
なお、警告表示を行う時間として設定された時間帯の開始の時間とオン時間との中間においてユーザが電源オンした場合には、ユーザにより電源オンされた後よりCMが放映されるごとに警告表示が表示される。
以上に説明したCMが放映される時間に警告表示を表示する場合に、映像受信装置20を以下のように動作させることができる。前記オン時間の前から受信して視聴しているテレビ放送の音声信号をモニターし、ステレオ放送の受信を検出することでCM中であることを検出し、これによりテレビ画面6aに警告表示を表示することもできる。
以上の図4により説明したサブメニューをテレビ画面6aに表示するにあたり、図2(a)に示されるメインメニューにより「5.警告表示」がONに設定されると、その後に自動的にテレビ画面6aに表示するようにすることができる。
また、警告表示を複数回表示するように設定するにあたり、その設定を行うためのサブメニューにおいて以上に説明した条件以外の条件を採用することもできる。例えば、警告表示を行う条件を設定するサブメニューにおいて、オン時間前において警告表示の表示を行う時間帯と、その時間帯において警告表示を表示する回数とを設定するようにすることもできる。
次に、以上に説明した警告表示をテレビ画面6aに表示する例について、図5により説明する。図5は、テレビ画面6aに表示した警告表示の一例を示す。図5に示される例では、「オンタイマー設定がされております。」という文字による警告表示がテレビ画面6aに表示されている。
また、図5に示されるテレビ画面6aでは、警告表示とともに、オンタイマー動作モードの設定を解除する選択を入力できるようにもされている。即ち、図5に示されるように、「オンタイマーを実行するかどうか選択願います。」というユーザに対する選択の入力を促すメッセージがテレビ画面6aに表示されている。
そして、さらに映像受信装置20をそのままオンタイマー動作モードで動作させる選択を行うための入力項目である「実行」と、オンタイマー動作モードの設定を解除する選択を行うための入力項目である「解除」が表示されている。
また、図5に示される例では、既に設定されているオンタイマー動作モードでテレビ放送を受信する条件が表示されている(「PM9:00〜PM10:00 11CH」)。これにより、オンタイマー動作モードを選択するか解除するか判断するにあたり、既に設定されている条件を再度確認することができ便利である。
この図5に示される例では、「実行」の項目が選択されており、映像受信装置20をそのままオンタイマー動作モードで動作させることが選択されている。
なお、警告表示を複数回表示するように設定されている場合、図5に示される例においてオンタイマー動作モードの設定の「解除」又は「実行」を選択すると、この操作が行われた後には警告表示は行わない。
なお、以上に説明した警告表示を複数回表示させるように設定され、これに基づき警告表示を複数回表示させる場合、警告表示の最後の1回をオン時間の1分前より一定時間表示させることができる。また、警告表示を複数回表示させる場合に、最後の警告表示をオン時間の1分前よりオン時間に到達するまで表示させることもできる。
また、以上の警告表示をテレビ画面6aに表示するにあたり、テレビ画面6aにメイン画面と子画面を表示し、テレビ放送の内容をメイン画面に出力し、警告表示を子画面に出力するようにすることもできる。
次に、映像受信装置20を動作させる例について、図6に基づいて説明する。図6は映像受信装置20の動作の手順を示すフローチャートの一例である。この図6に示されるフローチャートによると、以下に説明するように、警告表示を行う場合には警告表示が1回表示される。
映像受信装置20を動作させ、図6に図示されない手順に基づき前記オンタイマー設定メニューによる入力によって、映像受信装置20をオンタイマー動作モードで動作させるオンタイマー機能の設定が行われる(S1)。その後、図示されない手順により、映像受信装置20を商用電源に接続した状態で、ユーザの操作により電源オフされる。
次に、マイコン2は現在時刻のデータを取り込む処理を行い現在時刻を判断する(S2)。次に、オンタイマー動作させる時刻として設定されたオンタイマー設定時刻(オン時間)が到来したか否か判断する(S3)。オンタイマー設定時刻が到来すると(S3、YES)、オンタイマー設定メニューによりオンタイマー設定された内容を実行する(S4)。
オンタイマー設定時刻が到来していない場合(S3、NO)、映像受信装置20がユーザにより電源オンされたか否か判断する(S5)。映像受信装置20がユーザにより電源オンされていない場合(S5、NO)、S3の手順を実行する。
映像受信装置20がユーザにより電源オンされている場合(S5、YES)、警告表示の設定がオンに設定されているか否か判断する(S6)。警告表示の設定がオンに設定されている場合(S6、YES)、オンタイマーの解除即ちオンタイマー動作させる設定を解除する入力が行われたか否か判断する(S7)。
オンタイマーを解除する入力があった場合には(S7、YES)、オンタイマー動作させる設定を解除し、ユーザが電源オンして視聴していたテレビ放送を継続して視聴できるように、このテレビ放送の受信を継続する(S10)。
オンタイマーを解除する入力がない場合には(S7、NO)、ユーザが電源オンして視聴していたテレビ放送を継続して受信し、ユーザはこれを継続して視聴する(S8)。そして、S3の手順を実行する。
以上のS6において警告表示の設定がオンに設定されていないと判断すると(S6、NO)、オンタイマー設定の処理についての映像受信装置20が採用する他の仕様がオンタイマー動作を強制的に実行する仕様か否か判断する(S9)。
オンタイマー設定されているにもかかわらずユーザが電源オンした場合の処理の他の仕様が強制的にオンタイマー動作を実行する仕様である場合(S9、YES)、S3を実行する。
一方、オンタイマー設定されているにもかかわらずユーザが電源オンした場合の処理の他の仕様が強制的にオンタイマー動作を実行する仕様でない場合(S9、NO)、オンタイマー動作させる設定を解除し、ユーザが電源オンして視聴していたテレビ放送を継続して視聴できるように、このテレビ放送の受信を継続する(S10)。
次に、映像受信装置20を動作させる他の例について、図7に基づいて説明する。図7は映像受信装置20の動作の手順を示すフローチャートの一例である。この図7に示されるフローチャートによると、以下に説明するように、警告表示を行う場合には警告表示が複数回表示される。
映像受信装置20を動作させ、図示されない手順に基づき前記オンタイマー設定メニューによる入力によって、映像受信装置20をオンタイマー動作モードで動作させるオンタイマー機能の設定が行われる(S11)。その後、図示されない手順により、映像受信装置20を商用電源に接続した状態で、ユーザの操作により電源オフされる。
次に、マイコン2は現在時刻のデータを取り込む処理を行い現在時刻を判断する(S12)。次に、オンタイマー動作させる時刻として設定されたオンタイマー設定時刻(オン時間)が到来したか否か判断する(S13)。オンタイマー設定時刻が到来すると(S13、YES)、オンタイマー設定メニューによりオンタイマー設定された内容を実行する(S14)。
オンタイマー設定時刻が到来していない場合(S13、NO)、映像受信装置20がユーザにより電源オンされたか否か判断する(S15)。映像受信装置20がユーザにより電源オンされていない場合(S15、NO)、S13の手順を実行する。
映像受信装置20がユーザにより電源オンされている場合(S15、YES)、警告表示の設定がオンに設定されているか否か判断する(S16)。警告表示の設定がオンに設定されている場合(S16、YES)、オンタイマー設定メニューにより設定された条件に基づき、設定された時間帯において設定された複数の回数の警告表示を行う(S17)。
次に、オンタイマーの解除即ちオンタイマー動作させる設定を解除する入力が行われたか否か判断する(S18)。オンタイマーを解除する入力があった場合には(S18、YES)、オンタイマー動作させる設定を解除し、ユーザが電源オンして視聴していたテレビ放送を継続して視聴できるように、このテレビ放送の受信を継続する(S21)。
オンタイマーを解除する入力がない場合には(S18、NO)、ユーザが電源オンして視聴していたテレビ放送を継続して受信し、ユーザはこれを継続して視聴する(S19)。そして、S3の手順を実行する。
以上のS16において警告表示の設定がオンに設定されていないと判断すると(S16、NO)、オンタイマー設定の処理についての映像受信装置20が採用する他の仕様がオンタイマー動作を強制的に実行する仕様か否か判断する(S20)。
オンタイマー設定されているにもかかわらずユーザが電源オンした場合の処理の他の仕様が強制的にオンタイマー動作を実行する仕様である場合(S20、YES)、S3を実行する。
一方、オンタイマー設定されているにもかかわらずユーザが電源オンした場合の処理の他の仕様が強制的にオンタイマー動作を実行する仕様でない場合(S20、NO)、オンタイマー動作させる設定を解除し、ユーザが電源オンして視聴していたテレビ放送を継続して視聴できるように、このテレビ放送の受信を継続する(S21)。
なお、以上の説明では、テレビモニタ6のテレビ画面6aに警告表示を表示してユーザに警告を発する例を挙げた。ユーザに警告を発するにあたり、テレビ画面6aに表示する以外に、テレビモニタ6のスピーカ6bに警告音を発することもできる。
2 制御用マイコン
3 映像信号処理回路
5 音声処理回路
6 テレビモニタ
6a テレビ画面(陰極線管)
6b スピーカ
7 電源回路
20 映像受信装置
3 映像信号処理回路
5 音声処理回路
6 テレビモニタ
6a テレビ画面(陰極線管)
6b スピーカ
7 電源回路
20 映像受信装置
Claims (8)
- 設定された時間に自動的に電源オンするとともに、設定された特定のチャンネルのテレビ放送の受信を開始して前記テレビ放送をテレビモニタに出力するように動作するオンタイマー動作モードを備える映像受信装置であって、
自動的に電源オンして特定のチャンネルのテレビ放送の受信を開始する受信開始時間を含む、前記オンタイマー動作モードで動作させる条件を設定するためのオンタイマー設定手段と、
前記オンタイマー設定手段により前記オンタイマー動作モードで動作するよう設定されている場合に、前記受信開始時間が到来する前にユーザの操作によって電源オンされると、前記オンタイマー動作モードに設定されていることを前記テレビモニタに出力して警告を発する警告手段と、を備える映像受信装置。 - 前記受信開始時間以前の時間の範囲において、前記警告手段が前記警告を発する時間を設定できるようにされた、請求項1に記載の映像受信装置。
- 前記受信開始時間以前の時間の範囲において、前記警告手段が前記警告を発する時間帯及び、該時間帯において警告を発する複数の回数を設定できるようにされた、請求項1に記載の映像受信装置。
- 前記複数の警告を発することを設定する場合における各警告間の時間間隔を設定できるようにされた請求項3に記載の映像受信装置。
- 前記受信開始時間以前の時間の範囲において、前記警告手段が前記警告を発する時間帯を設定できるようにされており、
前記警告手段が、前記警告を発する時間帯として設定された時間帯に受信しているテレビ放送におけるコマーシャルが放送される時間内に前記警告を発するようにされている請求項3に記載の映像受信装置。 - 前記テレビ放送のコマーシャルが放送される時間に前記警告を発するにあたり、受信しているテレビ放送の音声信号に基づきコマーシャルの放送中であることを検出して行うようにされている請求項5に記載の映像受信装置。
- 前記警告手段は、前記テレビモニタのテレビ画面に警告表示を表示して前記警告を発する請求項1乃至6のいずれかに記載の映像受信装置。
- 前記警告手段により前記テレビ画面に警告表示が表示されると、前記オンタイマー設定手段によるオンタイマー動作モードの解除をテレビ画面上で選択できるようにされた請求項7に記載の映像受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003397707A JP2005159872A (ja) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | 映像受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003397707A JP2005159872A (ja) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | 映像受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005159872A true JP2005159872A (ja) | 2005-06-16 |
Family
ID=34722788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003397707A Withdrawn JP2005159872A (ja) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | 映像受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005159872A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007329826A (ja) * | 2006-06-09 | 2007-12-20 | Sharp Corp | 放送受信装置及びプログラム |
US8860772B2 (en) | 2011-01-31 | 2014-10-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Digital broadcast receiver |
-
2003
- 2003-11-27 JP JP2003397707A patent/JP2005159872A/ja not_active Withdrawn
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JP2007329826A (ja) * | 2006-06-09 | 2007-12-20 | Sharp Corp | 放送受信装置及びプログラム |
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