JP2005159403A - 情報機器または端末機器とその制御方法およびプログラム - Google Patents

情報機器または端末機器とその制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】緊急通報に適した半二重音声通話の自動切換方式を実現した情報機器または端末機器を提供することを目的とする。
【解決手段】外部電話と通話の可能なスピーカ12およびマイク11と、前記マイク11からの送話信号と前記スピーカ12への受話信号のいずれか一方を有効にし他方を無効にする音声切替制御手段10とを備え、前記音声切替制御手段10は、前記受話信号を有効にした所定時間後に前記送話信号を有効にする切替えを行うようにしたものである。これにより、セキュリティ用途に適した半二重音声通話の自動切替方式が提供でき、より安心感の高いセキュリティシステムの構築が可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、家電機器や防犯機器などの端末機器またはこれを制御してセキュリティシステムを構築する情報機器または端末機器において、緊急時の外線電話への通報時における通話においてセキュリティ用途を考慮した半二重通話の自動的切替方式を実現し、よりユーザの安心感を向上しうる情報機器または端末機器とその制御方法およびプログラムに関するものである。
近年における、通信ネットワークのインフラ整備の進展はめざましく、窓やドアに取り付けた開閉センサや人感センサのほか、家人に急変があった際の緊急リモコンなどの防犯機器に代表される端末機器を、宅内の中央制御装置となる情報機器で遠隔制御し、各防犯機器の検知情報を、情報機器を介して就寝中や外出中の家人に警報音の吹鳴や携帯電話への発呼、メール送信などの方法で通報するセキュリティシステムが普及してきている。更に、端末機器として、こうした防犯機器に加え、洗濯機やエアコン、冷蔵庫、給湯機などの家電機器を、情報機器で遠隔操作したり、宅外から携帯電話を使って動作の入切や状態確認をしたりできる機能も兼ね備えたシステムも実用化され始めている。
これらの情報機器は、通信回線を利用してセンターサーバに宅内の家電機器の情報をアップロードしたり、防犯機器からの侵入者の検知情報をアップロードして電子メールや電話による通報を行ったり、検知情報自体をログ証跡として残したりしている。また、逆にセンターサーバからは地域や家電機器の最新情報データをダウンロードして情報機器で簡単に閲覧できる様にしたり、家電機器の調理レシピや防犯機器の新しい制御方法に関する最新プログラムなどを、情報機器を介して家電機器や防犯機器にダウンロードしたりして、より効果的に家電機器や防犯機器を利用できるようになっている。
これらのシステムでも、端末機器とこれを制御する情報機器との間、更に通報先の外部電話や携帯電話と端末機器や情報機器との間で、相互に音声通話が可能なものも提案されている。この音声通話の機能により、防犯機器が侵入者を検知した際に情報機器のマイクや携帯電話からの声を、防犯機器に転送して拡声することで侵入者を声で威嚇できる機能や、家人が急変した際に緊急リモコンのボタンを押すことで、外出中の家人の携帯電話に発呼し、緊急リモコンや情報機器のマイクと発呼先の携帯電話の間で安否の会話ができる機能などが提供されている。
ところが、情報機器や端末機器のような比較的小型の機器においては、筐体の大きさの制限からマイクとスピーカの距離を十分離せられないなどの理由から、ハンズフリー電話やコードレス電話などと同様に音声の回り込みによるハウリングなどを防止する必要がある。このため、これらの機器では送話と受話を時系列的に切替えて通話する、いわゆる半二重通話の構成を採るのが一般的となっている。
この半二重通話の構成の際に、送話と受話の切替えにおいて通話になるべく不自然を起こさないように自動的に切替える方法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
これは、送話の信号パワーと受話の信号パワーのレベルを計測する計測手段と、両信号パワーをそれぞれ所定の閾値と比較する比較手段と、閾値を越えている側の信号を有効とする切替手段を備えると共に、この切替手段は、現在どちらの信号が有効かの状況や両信号パワーの前回の計測値を記憶して閾値を調整したりする方法を加味して判断することにより、送話または受話が不自然に途切れたり接続されたりすることがないようにしている。
特開2001−309020号公報
しかしながら、前記従来の構成において、緊急リモコンのような防犯機器(端末機器)が使用されるような状況では、通話元の家人に体調に急変が起こったような場合が想定されるため、このような場合、緊急リモコンや情報機器のマイクの部分まで近づいたり顔を近づけて送話したり、大きな声を出したり、切替スイッチを操作したりといった動作がとれない、という状況も起こり得る。また、通報を受けた側も、心配のあまり、つい一方的に安否を尋ねる問いかけばかりしていると、通話の方向が宅外から宅内へと固定されてしまい、通話元の家人からの声が届かないままになるといったケースも考えられる。このように、こうした見守りや防犯などのセキュリティ用途の場合には、一方の通話者である通話元の家人が弱者であることを考慮した半二重通話の自動切替えアルゴリズムが必要である。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、家人の体調急変などの場合に情報機器や端末機器のマイクに近づけないケースや大きな声が出せないケースで十分な大きなレベルの送話信号を発せられない場合でも、受話信号のみが常時有効となる状況を防止できるなど、セキュリティ用途に配慮した情報機器または端末機器とその制御方法およびプログラムを提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の情報機器または端末機器とその制御方法およびプログラムは、外部電話と通話の可能なスピーカおよびマイクと、前記マイクからの送話信号と前記スピーカへの受話信号のいずれか一方を有効にし他方を無効にする音声切替制御手段とを備え、前記音声切替制御手段は、前記受話信号を有効にした所定時間後に前記送話信号を有効にする切替えを行うものである。
これにより、家人の体調急変などの場合に情報機器や端末機器のマイクに近づけないケースや大きな声が出せないケースで十分な大きなレベルの送話信号を発せられない場合でも、受話信号のみが常時有効となる状況を防止できるなど、セキュリティ用途に配慮した切替えが行えるものである。
本発明の情報機器または端末機器とその制御方法およびプログラムは、通話において一般用途での半二重通話の自動切換方式と異なる、セキュリティ用途を考慮した自動切替方式を実現しているため、より安全性の高いセキュリティシステムを構築できるものである。
第1の発明は、外部電話と通話の可能なスピーカおよびマイクと、前記マイクからの送話信号と前記スピーカへの受話信号のいずれか一方を有効にし他方を無効にする音声切替制御手段とを備え、前記音声切替制御手段は、前記受話信号を有効にした所定時間後に前記送話信号を有効にする切替えを行う情報機器または端末機器としたことにより、家人の体調急変などの場合に情報機器や端末機器のマイクに近づけないケースや大きな声が出せないケースで十分な大きなレベルの送話信号を発せられない場合でも、受話信号のみが常時有効となる状況を防止できるなど、セキュリティ用途に配慮した切替えが行える。このため、受話側で一方的に話し続けたような場合でも定期的に送話側に切り替わり通話元の送話がモニタでき、より安全性の高いセキュリティシステムが構築できる。
第2の発明は、外部電話と通話の可能なスピーカおよびマイクと、前記マイクからの送話信号の強度レベルを測定する送話信号測定手段と、前記スピーカへの受話信号の強度レベルを測定する受話信号測定手段と、前記送話信号と前記受話信号のいずれか一方を有効にし他方を無効にする音声切替制御手段とを備え、前記音声切替制御手段は、前記受話信号測定手段の測定値が予め設定した閾値を越える場合のみ前記送話信号を無効にし前記受話信号を有効にする切替えを行う情報機器または端末機器としたことにより、受話信号が所定レベル以上の場合のみ受話側に切り替わることとなり、双方無言の場合や、受話側の切れ目などにも送話信号が有効にでき、より安全性の高いセキュリティシステムが構築できる。
第3の発明は、外部電話と通話の可能なスピーカおよびマイクと、前記マイクからの送話信号の強度レベルを測定する送話信号測定手段と、前記スピーカへの受話信号の強度レベルを測定する受話信号測定手段と、前記送話信号と前記受話信号のいずれか一方を有効にし他方を無効にする音声切替制御手段とを備え、前記音声切替制御手段は、前記送話信号測定手段の測定値が予め設定した閾値を上回る場合には前記受話信号を無効にし前記送話信号を有効にする切替えを行う情報機器または端末機器としたことにより、送話側が所定以上の発声をすれば、受話側がどんなに大きなレベルでしゃべっていても関係なく送話側が有効となり、より安全性の高いセキュリティシステムが構築できる。
第4の発明は、外部電話と通話の可能なスピーカおよびマイクと、前記マイクからの送話信号と前記スピーカへの受話信号のいずれか一方を有効にし他方を無効にする音声切替制御手段とを備え、前記音声切替制御手段は、予め設定したタイムシーケンスに従って前記受話信号を有効化および無効化の切替えを行う情報機器または端末機器としたことにより、通報があった場合の標準的なタイムシーケンスで自動的に送話側と受話側が切り替わり、一方的な会話方向のみ有効となったままになることがないようにし、より安全性の高いセキュリティシステムが構築できる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明において、音声切替制御手段は、外部電話からの所定の信号を受けた際には送話信号の無効化から有効化または有効化から無効化の少なくとも一方の切替えを行うようにしたことにより、外線電話から#や*などのボタンを押下して会話方向を手動で切替えることも合わせ持つようにして融通が利くようになっており、より安全性の高いセキュリティシステムが構築できる。
第6の発明は、特に、第4または第5の発明において、タイムシーケンスは、所定のタイムシーケンスを記憶すると共に、前記所定のタイムシーケンスは外部電話からの所定の信号を受けた際の切替えを反映して修正するようにしたことにより、ユーザの使用実態を学習してタイムシーケンスを更新でき、よりユーザに合った自動切換えが可能になり、より安全性の高いセキュリティシステムが構築できる。
第7の発明は、外部電話と通話の可能なスピーカおよびマイクとを備えた情報機器または端末機器において、前記マイクからの送話信号と前記スピーカへの受話信号のいずれか一方を有効にし他方を無効にする音声切替制御ステップを備え、前記音声切替制御ステップは、前記受話信号を有効にした所定時間後に前記送話信号を有効にする切替えを行う情報機器または端末機器の制御方法としたことにより、受話側で一方的に話し続けたような場合でも定期的に送話側に切り替わり通話元の送話がモニタできる制御方法になっており、より安全性の高いセキュリティシステムが構築できる。
第8の発明は、外部電話と通話の可能なスピーカおよびマイクと、前記マイクからの送話信号の強度レベルを測定する送話信号測定手段と、前記スピーカへの受話信号の強度レベルを測定する受話信号測定手段とを備えた情報機器または端末機器において、前記送話信号と前記受話信号のいずれか一方を有効にし他方を無効にする音声切替制御ステップとを備え、前記音声切替制御ステップは、前記受話信号測定手段の測定値が予め設定した閾値を越える場合のみ前記送話信号を無効にし前記受話信号を有効にする情報機器または端末機器の制御方法としたことにより、受話信号が所定レベル以上の場合のみ受話側に切り替わることとなり、双方無言の場合や、受話側の切れ目などにも送話信号が有効にできる制御方法になっており、より安全性の高いセキュリティシステムが構築できる。
第9の発明は、外部電話と通話の可能なスピーカおよびマイクと、前記マイクからの送話信号の強度レベルを測定する送話信号測定手段と、前記スピーカへの受話信号の強度レベルを測定する受話信号測定手段とを備えた情報機器または端末機器において、前記送話信号と前記受話信号のいずれか一方を有効にし他方を無効にする音声切替制御ステップとを備え、前記音声切替制御ステップは、前記送話信号測定手段の測定値が予め設定した閾値を越える場合には前記受話信号を無効にし前記送話信号を有効にする情報機器または端末機器の制御方法としたことにより、送話側が所定以上の発声をすれば、受話側がどんなに大きなレベルでしゃべっていても関係なく送話側が有効となるような制御方法となっており、より安全性の高いセキュリティシステムが構築できる。
第10の発明は、第1〜第6のいずれか1つの発明における情報機器または端末機器の機能の少なくとも一部をコンピユータに実行させるためのプログラムとしたことにより、CPU(マイコン)、RAM、ROM、記憶装置、I/Oなどを備えた電気情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させて情報機器または端末機器の一部あるいは全てを容易に実現することができる。また、記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラム配布やインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態におけるセキュリティシステムの構成を示している。
図は、各家庭において情報機器1に、端末機器としての防犯機器群を接続して構成したものである。情報機器1は宅内の中央処理装置として、宅内の各防犯機器と通信して制御するもので、センターサーバ9や携帯電話4などの宅外の通信機器との相互の通信により情報の授受を行い、ユーザが各種設定の入力を行う操作部や、液晶などの表示部を備えたパソコンやハンディターミナルにプログラムを搭載することで構成する。
宅外回線網2は、インターネット網などの情報通信網や携帯電話網や一般加入電話網などに代表される公衆回線網である。回線接続手段3は、宅外回線網2と情報機器1を接続するもので、モデムやルータ、スプリッタなどの回線接続機器で構成する。外部電話の代表例として携帯電話4は、宅外および宅内から宅外回線網2を介してセンターサーバ9や情報機器1と通信を行う。外部電話は、一般加入者電話でも構わない。
また情報機器1と、有線(図示せず)や無線により接続する端末機器としての家電機器や防犯機器群の代表例として、本実施の形態では、人の接近や動きを感知する人感センサ6および7、ドアや窓サッシの開閉により侵入者を検知する開閉センサ8、外出中の家族や別室に離れている家族に体調の急変などを通報する緊急リモコン6などを図示している。
情報機器1は、図2に示す各手段により構成されている。外線通話手段17は、図1の回線接続手段3を経由して携帯電話4や宅外の一般電話と通話を行うための回路であり、モデムICやLANのICなどで構成する。送話信号測定手段13は、マイク11からの送話信号の大きさを計測して音声切替制御手段10に入力する。また、受話信号測定手段15は、携帯電話4や外部電話から外線通話手段17を通じて受け取った受話信号の大きさを計測して音声切替制御手段10に入力する。スイッチ14は、音声切替制御手段10からの制御信号によりマイク11からの送話信号を外線通話手段17に接続して有効にしたり切り離して無効にしたりするスイッチである。同様に、スイッチ16は、外線通話手段17からの受話信号をスピーカ12に接続して有効にしたり切り離して無効にしたりするスイッチである。なお、スイッチ14、16への制御信号は、図2では2本の制御信号を図示しているが、1本の制御信号で、一方が有効になれば他方が無効になるように構成しても構わない。
また、図3は、緊急リモコン6などの端末機器側にも音声通話を行うマイク22とスピーカ23を備えた構成を示している。図3の破線24で囲んだブロックが情報機器24を示し、破線25で囲んだブロックが緊急リモコン6である端末機器25を示している。すなわち、情報機器24は、図2で示した情報機器1の構成に加えて、音声信号を無線で緊急リモコン6である端末機器25に送受信する内線通話手段20を備え、端末機器25も内線通話手段21を備えている。これにより、スイッチ18およびスイッチ19で情報機器24のマイク11、スピーカ12で会話するか、端末機器25のマイク22、スピーカ23で会話するかを選択するようにしている。また、マイク11、マイク22とスピーカ12、スピーカ23で同時に話せるようにしてももちろん構わない。
次に、送話信号測定手段13および受話信号測定手段15により計測した信号レベルに基づいて、音声切替制御手段10が送話と受話を切替える判定方法について、セキュリティに適したと考えられる判定方法の例を説明する。
まずは第一の判定方法として、音声が受話に切り替わって所定時間継続した場合には定期的に送話側に強制的に切替える方法である。通常の会話に用いられるコードレス電話などの電話機においては、図の送話信号測定手段13および受話信号測定手段15に相当する測定手段により、通話元の話し声である送話信号の大きさと、外線先から受けた受話信号の大きさを比較し、信号の大きい方を有効とし他方を無効とするアルゴリズムが一般的である。電話機を使った通常の会話では、双方の会話者が電話口におり、片方ずつが順番に会話を行い、同時に発話することは殆どないため、信号の大きい方を有効にするアルゴリズムで十分であると考えられる。しかし、緊急リモコン6からの通報のような緊急の状況下では、電話を受けた家人も動転して宅内からの送話より大きい声で話し続けてしまい、送話が有効な状態に切り替わるタイミングが発生しないケースや、送話者が話せないのか会話方向が切り替わってない状況なのか、現在どちらが有効な設定になっているか状況なのかなどを混乱するケースが発生することも考え得る。そこで音声が受話に切り替わって所定時間継続した場合には定期的に送話側に強制的に切替える。所定時間で切り替わると共に、望むらくは、LEDのインジケータで示したり、必要に応じて「モニタに切替えます」などのメッセージを再生して聞かせたりする方法を兼ね備えていれば、通話者も冷静になり、どちらが有効かを知るトリガともなりうると考えられる。
また、別の判定方法としては、受話信号のレベルが閾値以下なら全て送話を有効とし受話を無効とする方法である。この結果、例えば、双方無音の場合などのように両計測結果が同じ程度の場合も送話が有効となり、デフォルトの状態では緊急リモコン6や情報機器1からの送話を優先とするができ、外線電話からの会話が一瞬途切れた間に送話側に切り替わり、微かな声でも送話側の呼びかけを拾って送信できる可能性が高くなるものである。
また、更に別の判定方法としては、送話側の信号レベルの判定閾値を受話側の閾値よりも低目に設定しておき、送話の信号レベルが閾値を越え次第、受話側の信号レベルに関係なく送話を有効にして受話側を無効する方法である。この様に受話側のレベルに関係なく、ある信号レベルの話し掛けをマイク11に対して行えばよいため、急変の時に情報機器1に近づけなかったり、緊急リモコン6を手元から離してまった際でも無闇に大声を出したりする必要なく送話側を有効にする事ができうるものである。
なお、以上に説明した判定方法を個々に用いても良いが、これらを適宜組み合わせても効果の大きいものである。
次に、受話信号のレベルが閾値以下なら全て送話を有効とし受話を無効とする方法と所定時間おきに切替える方法を組み合わせた場合のフローを図4に基づき説明する。また送話側の閾値を受話側の閾値よりも低目に設定しておき、送話レベルが閾値を越え次第、受話側のレベルに関係なく送話を有効にして受話側を無効する方法と所定時間間隔で切替える方法を組み合わせた場合のフローを図5に基づき説明する。
まず、図4で音声通話処理が開始されると、受話レベルが計測され(ステップS11)、この受話レベルが受話閾値以上かどうか比較判断される(ステップS12)。ステップS12で受話レベルが受話閾値よりも小さければ(NOの場合)、送話を有効にし受話を無効にして(ステップS15)、音声通話処理が継続するなら再びステップS11に戻る。また、ステップS12で受話レベルが受話閾値より大きければ(YESの場合)、送話を無効にして受話を有効にし(ステップS13)、受話を有効にしてからの所定時間Tを計測する。
ステップ14で時間が所定時間Tを越えていれば(YESの場合)、ステップS15に進む。ステップS14で所定時間Tを超えていなければ(NOの場合)、ステップS11に戻る。この場合、ステップS14のYESの条件で送話が有効になった場合は、その後のある一定時間の間は再び切り替わって送話が無効にならないようにするのが望ましいが、受話レベル計測の間隔が数秒間隔以上といったように十分長い場合はステップS11に戻って処理を継続しても構わない。
次に、図5では、受話レベルが閾値を越えてない場合は、全て送話有効であり、受話有効となっていたとしても所定時間Tでは定期的に一旦は送話側になる構成の場合である。音声通話処理が開始されると、送話レベルが計測され(ステップS1)、この送話レベルが送話閾値以上かどうか比較判断される(ステップS2)。ステップS2で送話レベルが送話閾値よりも大きければ(YESの場合)、受話レベルに関係なく送話を有効にし受話を無効にして(ステップS7)、音声通話処理が継続するなら再びステップS1に戻る。ステップS2で送話レベルが送話閾値よりも小さければ(NOの場合)、受話レベルを計測し(ステップS3)、受話レベルが受話閾値より大きいかどうか判定する(ステップS4)。
ステップS4で受話閾値より大きければ(YESの場合)、送話を無効にし受話を有効にして(ステップS5)、受話を有効にしてからの時間を計測する。ステップS6で時間が所定時間Tを越えていれば(YESの場合)、ステップS7に進む。ステップS6で所定時間Tを超えていなければ(NOの場合)、ステップS1に戻る。ステップS2で送話レベルが送話閾値よりも大きければ(YESの場合)ステップS7に進む。
この場合も図4と同様にS6のYESの条件で送話が有効になった場合は、その後ある一定時間は再び切り替わって送話が無効にならないようするのが望ましいが、受話レベル計測の間隔が数秒間隔以上といったように十分長い場合はステップS1に戻って処理を継続しても構わない。
なお、本実施の形態は端末機器として、防犯機器のみを制御する構成を示しているが、冷蔵庫や、電子レンジなどの家電機器を端末機器として制御できうるものでも、もちろん構わないし、家電機器は照明機器、給湯器、温水利用システム、ガスメータ、水道メータ、電力メータを含むものであってもよい。
また、システムの構成範囲は、実施の形態のようにセンターサーバなどの宅外回線網2を含む範囲を意味するものに限らず、センターサーバ9に接続しない宅内の情報機器1と端末機器4〜8のみで構成される範囲のシステム構成であってももちろん構わないものである。
この他、本実施の形態では、送話や受話レベル、タイマにより自動的に切り替わる方法を中心に説明してきたが、電話でDTMF信号と呼ばれる0〜9、#、*などのボタンをを外部電話から押下すれば、通話の方向が切り替わる手動切替の機能も合わせ持っていれば、もちろん有効なものである。
更に、送話と受話の切替えは、予め音声切替制御手段10などに所定のタイムシーケンスを記憶させ、このタイムシーケンスに従って通話方向が切り替わる方式も可能なものである。一例としては、まず緊急リモコン6による通報が行われると、まず、最初の5秒間は「緊急リモコンが押されました」などのシステムメッセージを流すために送話側を有効にし、次の3秒間は通報先からの「どうしたの?」といった問いかけのために受話側を有効にし、続いて10秒間は通報者が状況を連絡するために送話側を有効にする、といった具合である。
これらの方法は、切替えの際にはブザー音を吹鳴したり、現在どちらの会話が有効なのかがわかるLEDなどのインジケータで示したりすれば更に有効なものである。また、タイムシーケンスに準じて会話が進められない場合には、”#”や”*”などの所定のボタンを押して手動でも会話方向を切替えられるようにしておく方法も有効であり、もし手動での切替えが発生した場合には、これをタイムシーケンスに反映させて記憶しておけば次回からのタイムシーケンスによる切替えが更にスムーズに可能となることが考えられる。
また、緊急リモコン6や他の人感センサ5、7など、発呼してきた端末機器の種別に応じて図4、図5で説明した所定時間Tの長さなどの自動切換方法を最適化して変更することも可能である。例えば、緊急リモコン6は自動的に切り替わるが、人感センサ5、7はユーザが侵入者の報知を受けた事を悟られぬように設置場所の周囲音のモニタができるよう、手動でのみ切り替わるといった構成も有効なものである。
また、上記した本実施の形態においては、情報機器または端末機器として説明したが、各構成部の制御機能などを順次ステップとして行わせる情報機器または端末機器の制御方法とすることもできるものであり、この制御方法により、より安全性の高いセキュリティシステムを構築できるものである。
さらに、本実施の形態における情報機器または端末機器の機能の少なくとも一部をコンピユータに実行させるためのプログラムとしたことにより、CPU(マイコン)、RAM、ROM、記憶装置、I/Oなどを備えた電気情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させて情報機器または端末機器の一部あるいは全てを容易に実現することができる。また、記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラム配布やインストール作業が簡単にできるものである。
以上のように、本発明にかかる情報機器または端末機器とその制御方法およびプログラムは、セキュリティ用途であることを鑑みた自動切換方式を備えた半二重の音声通話機能を実現でき、より安心感の強いセキュリティシステムを構築できるので、ガスメータ、電力メータ、水道メータなどに適用するのみならず、ネット家電、ホームセキュリティ機器などと接続し連動させることで、より多機能なホームセキュリティシステムの構築や、マンション・地域単位でのエネルギー管理などさまざまな用途に適用することができる。
本発明の実施の形態における情報機器および端末機器を用いたシステムの構成図 同情報機器の構成を示すブロック図 同情報機器および端末機器の構成を示すブロック図 同情報機器または端末機器における音声切替制御ステップの動作シーケンスの一例を説明するフローチャート 同情報機器または端末機器における音声切替制御ステップの別の動作シーケンスを説明するフローチャート
符号の説明
1、24 情報機器
2 宅外回線網
3 回線接続手段
4 携帯電話(外部電話)
5、7 人感センサ(端末機器)
6 緊急リモコン(端末機器)
8 開閉センサ(端末機器)
10 音声切替制御手段
11、22 マイク
12、23 スピーカ
13 送話信号測定手段
14、16 スイッチ
15 受話信号測定手段
25 端末機器

Claims (10)

  1. 外部電話と通話の可能なスピーカおよびマイクと、前記マイクからの送話信号と前記スピーカへの受話信号のいずれか一方を有効にし他方を無効にする音声切替制御手段とを備え、前記音声切替制御手段は、前記受話信号を有効にした所定時間後に前記送話信号を有効にする切替えを行う情報機器または端末機器。
  2. 外部電話と通話の可能なスピーカおよびマイクと、前記マイクからの送話信号の強度レベルを測定する送話信号測定手段と、前記スピーカへの受話信号の強度レベルを測定する受話信号測定手段と、前記送話信号と前記受話信号のいずれか一方を有効にし他方を無効にする音声切替制御手段とを備え、前記音声切替制御手段は、前記受話信号測定手段の測定値が予め設定した閾値を越える場合のみ前記送話信号を無効にし前記受話信号を有効にする切替えを行う情報機器または端末機器。
  3. 外部電話と通話の可能なスピーカおよびマイクと、前記マイクからの送話信号の強度レベルを測定する送話信号測定手段と、前記スピーカへの受話信号の強度レベルを測定する受話信号測定手段と、前記送話信号と前記受話信号のいずれか一方を有効にし他方を無効にする音声切替制御手段とを備え、前記音声切替制御手段は、前記送話信号測定手段の測定値が予め設定した閾値を上回る場合には前記受話信号を無効にし前記送話信号を有効にする切替えを行う情報機器または端末機器。
  4. 外部電話と通話の可能なスピーカおよびマイクと、前記マイクからの送話信号と前記スピーカへの受話信号のいずれか一方を有効にし他方を無効にする音声切替制御手段とを備え、前記音声切替制御手段は、予め設定したタイムシーケンスに従って前記受話信号を有効化および無効化の切替えを行う情報機器または端末機器。
  5. 音声切替制御手段は、外部電話からの所定の信号を受けた際には送話信号の無効化から有効化または有効化から無効化の少なくとも一方の切替えを行う請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報機器または端末機器。
  6. タイムシーケンスは、所定のタイムシーケンスを記憶すると共に、前記所定のタイムシーケンスは外部電話からの所定の信号を受けた際の切替えを反映して修正する請求項4または5に記載の情報機器または端末機器。
  7. 外部電話と通話の可能なスピーカおよびマイクとを備えた情報機器または端末機器において、前記マイクからの送話信号と前記スピーカへの受話信号のいずれか一方を有効にし他方を無効にする音声切替制御ステップを備え、前記音声切替制御ステップは、前記受話信号を有効にした所定時間後に前記送話信号を有効にする切替えを行う情報機器または端末機器の制御方法。
  8. 外部電話と通話の可能なスピーカおよびマイクと、前記マイクからの送話信号の強度レベルを測定する送話信号測定手段と、前記スピーカへの受話信号の強度レベルを測定する受話信号測定手段とを備えた情報機器または端末機器において、前記送話信号と前記受話信号のいずれか一方を有効にし他方を無効にする音声切替制御ステップとを備え、前記音声切替制御ステップは、前記受話信号測定手段の測定値が予め設定した閾値を越える場合のみ前記送話信号を無効にし前記受話信号を有効にする情報機器または端末機器の制御方法。
  9. 外部電話と通話の可能なスピーカおよびマイクと、前記マイクからの送話信号の強度レベルを測定する送話信号測定手段と、前記スピーカへの受話信号の強度レベルを測定する受話信号測定手段とを備えた情報機器または端末機器において、前記送話信号と前記受話信号のいずれか一方を有効にし他方を無効にする音声切替制御ステップとを備え、前記音声切替制御ステップは、前記送話信号測定手段の測定値が予め設定した閾値を越える場合には前記受話信号を無効にし前記送話信号を有効にする情報機器または端末機器の制御方法。
  10. 請求項1〜6のいずれかに記載の情報機器または端末機器の機能の少なくとも一部をコンピユータに実行させるためのプログラム。
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JP2009239708A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Aiphone Co Ltd ハンズフリーインターホン装置

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