JP2005158594A - 燃料電池の燃焼装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 燃焼部で生じた凝縮水等の液水を効率的に排出することができる燃料電池の燃焼装置を提供する。
【解決手段】 カソードオフガス29及びアノードオフガス35を混合して燃焼させる燃焼器51と、該燃焼器51内で生ずる液水Wを排出するドレイン配管41とを備え、前記燃焼器51は、カソードオフガス29及びアノードオフガス35を導く導入部55と、該導入部55からのカソードオフガス29及びアノードオフガス35を混合して燃焼用混合ガス57にするミキサー部59と、この燃焼用混合ガス57を燃焼させる燃焼部61とからなる燃料電池の燃焼装置であって、前記導入部55、ミキサー部59及び燃焼部61を、前記ガスの流れ方向に沿ってこれらの順に従って配置する一方、前記ドレイン配管41を、ミキサー部59と燃焼部61との間、及び、前記燃焼部61の下流側に設けている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、燃料電池の燃焼装置に関する。
一般に、燃料電池では、アノードに燃料ガスである水素ガスを供給し、カソードに酸化ガスである空気を供給し、これらの水素ガス及び空気で酸化還元反応を起こし、得られた化学エネルギーを直接電気エネルギーとして抽出する。
例えば、固体高分子型燃料電池においては、アノード側で水素ガスがイオン化して固体高分子電解質中を移動し、カソード側では電子と空気中の酸素が反応して水を生成する電気化学反応によって電気エネルギーを取り出すことができる。
また、アノード側から排出されるアノードオフガス中には水素が含有されており、アノードオフガスをそのまま外気に排出すると環境に悪影響を及ぼすおそれがある。このため、アノードオフガスを燃焼させてから外気に排出するべく、燃焼装置が配設されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2001−229952公報 特開1993−44912公報
しかしながら、前記従来の燃焼装置においては、凝縮水等の液水が滞留することによって触媒活性が低下するおそれがあり、これを防止する手段として、前記液水を燃焼装置とは別体の汽水分離器で取り除く方法が採用されている。しかし、この方法では、燃焼装置とは別体の汽水分離器を必要とするため、燃料電池システムの構造が複雑になるという問題があった。
また、燃焼装置における燃焼部の下流側に、温度検出手段を設ける技術が採用されているが、加湿されたガスが凝縮した場合や、燃焼部の触媒層に水分が吸着した場合には、燃焼装置内の温度を正確に測定することが困難となる問題があった。
そこで、本発明は、燃焼装置内部で生じた凝縮水等の液水を効率的に排出することができる燃料電池の燃焼装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係る燃料電池の燃焼装置は、燃料電池から排出されるカソードオフガス及びアノードオフガスを混合して燃焼させる燃焼器と、該燃焼器内で生ずる液水を排出するドレイン配管とを備え、前記燃焼器は、カソードオフガス及びアノードオフガスを導く導入部と、該導入部からのカソードオフガス及びアノードオフガスを混合して燃焼用混合ガスにするミキサー部と、この燃焼用混合ガスを燃焼させる燃焼部とからなる燃料電池の燃焼装置であって、前記導入部、ミキサー部及び燃焼部を、前記ガスの流れ方向に沿ってこれらの順に従って配置する一方、前記ドレイン配管を、ミキサー部と燃焼部との間、及び、前記燃焼部の下流側に設けている。
本発明に係る燃料電池の燃焼装置によれば、カソードオフガスを酸化ガスとする燃焼装置では、燃焼部内に凝縮水等からなる液水が滞留すると燃焼部の触媒活性を低下させるおそれがある。しかし、本発明のようにドレイン配管を設けることによって、汽水分離器など、燃焼装置とは別体の特別な装置を用いることなく液水の滞留を防止することができ、燃焼部の活性低下を防ぐことができる。
また、前記ドレイン配管を、ミキサー部と燃焼部との間、及び、前記燃焼部の下流側に設けているため、燃焼装置を搭載した車両が坂道等を走行して、車両が左右どちらに傾いた場合でも、ドレイン配管から液水が効率的に排出される。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
[第1の実施形態]
図1は、燃料電池自動車に搭載された本実施形態による燃料電池システムを上方から見た平面図である。なお、移動体としては、この燃料電池自動車に限定されず、燃料電池システムを搭載した車両に広く適用することができる。
図1の矢印に示すように、この燃料電池自動車においては、車両前後方向が主移動方向となっており、特に車両前方が最も主となる移動方向に設定されている。
燃料電池システム1は、複数の支持材からなるフレーム3に搭載されており、燃料電池システム1における後部側に配置した燃料電池5と、該燃料電池5の前側で且つ車両の左側に配置した水タンク7と、燃料電池システム1の前端で且つ車両の右側に配置したカソード側加湿器9と、前記水タンク7の前側で且つカソード側加湿器9の車両左側に配置した燃焼装置11とを備えており、前記カソード側加湿器9と燃焼装置11とは、車両の左右方向(車幅方向)に沿って、燃料電池システム1の左右両側に配置されている。
また、燃料電池5にはアノード供給ガス用配管13とアノードオフガス用配管15とが接続されており、アノード供給ガス用配管13の途中部には、水タンク7に接続されたアノード側加湿器17が配設されている。
さらに、燃料電池5には、カソード供給ガス用配管19とカソードオフガス用配管21とが接続されており、これらのカソード供給ガス用配管19及びカソードオフガス用配管21はカソード側加湿器9へ連結している。
燃料電池5は、燃料であるアノードと、酸化剤極であるカソードとを電極と、前記2つの電極間に設けられた電解質とからなる燃料電池セルが積層されており、該電解質に供給された水素Hと空気Aの酸素とを用いて発電するように構成されている。前記アノードにおいては、供給された水素Hがイオン化され、電解質を介して反対極のカソードに移動する。また、カソードにおいては、供給された空気A中の酸素が、アノードから移動してきた水素イオン及び電子と反応して水となって生成されると共に、この電気化学反応によって電気エネルギーが発生する。
また、水タンク7にはアノード側加湿器17が接続され、該アノード側加湿器17は前記水タンク7に貯蔵される水を利用してアノード供給ガス用配管13を流れる水素Hを加湿する。
カソード側加湿器9は、内部に中空糸膜の集合体を備え、この中空糸膜内にカソードオフガス29を流通させるとともに中空糸膜外にカソード供給ガス31を流通させて、このカソードオフガス29中の水分でカソード供給ガス31を加湿する。カソードオフガス29側を主体として考えると、カソードオフガス29はカソード供給ガス31に水分を吸い取られて除湿される。
燃焼装置11には、アノードオフガス用配管15とカソード側加湿器9からの連結管33が接続されており、前記アノードオフガス用配管15を介して燃料電池5のアノードからアノードオフガス35が送給され、連結管33を介してカソードオフガス29が送給される。このアノードオフガス35中には、発電によって消費しきれずに残った水素Hが含まれており、この水素Hを燃焼させる排水素処理装置として燃焼装置11を機能させている。そして、燃焼装置11の左側には、燃焼した排気ガスを排出する排気管39を設けている。
また、図2は、本実施形態による燃焼装置11を拡大して示す概略図である。
この図2に示すように、燃焼装置11は、燃焼器51及びドレイン配管41を備えており、燃焼器51の周囲はハウジング53によって覆われている。そして、燃焼器51は、ガス流れの上流側から下流側に向けて、連結管33及びアノードオフガス用配管15からなる導入部55と、カソードオフガス29及びアノードオフガス35を混合して燃焼用混合ガス57にするミキサー部(混合気形成部)59と、この燃焼用混合ガス57を燃焼させる燃焼部61とが配設されており、ミキサー部59と燃焼部61との間、及び、燃焼部61の下流側は、第1の空間部63及び第2の空間部65が形成されている。
前記アノードオフガス用配管15は、燃焼装置11に、水素を含むアノードオフガス35を供給する水素供給部として機能し、フローバルブなどの制御装置を適宜設けることができ、また、ミキサー部59よりも上流側に配置されている。
そして、連結管33は、燃焼装置11に、酸素を含むカソードオフガス29を供給する酸化ガス供給部として機能し、フローバルブなどの制御装置を適宜設けることができ、また、ミキサー部59よりも上流側に配置されている。
また、ミキサー部59には、複数枚の多孔板やスワラー等の公知のガス混合技術を用いることができ、第1の空間部63及び第2の空間部65の大きさ等は特に限定されない。
そして、前記燃焼部61は、メタルハニカムやセラミックハニカム等の担体に、白金などの貴金属を担持した公知の触媒技術を適用して形成している。
さらに、燃焼器51の車両後方側で且つ燃焼装置11の搭載状態における下部側から、ドレイン配管41が延設されている。即ち、第1の空間部63の車両後方側で且つ下部側には、ドレイン配管41aの接続部が設けられ、該接続部からドレイン配管41aの本体部が車幅方向左側(車両の左方向)に沿って延びている。また、第2の空間部65の車両後方側で且つ下部側には、ドレイン配管41bの接続部が設けられ、ドレイン配管41bはドレイン配管41aに合流して、そのまま車両の左方向に延び、その端部41cに設けられた連結部が排気管39に連結されている。
ここで、燃焼装置11が例えば触媒燃焼器の場合には特に、液水Wが触媒の表面を覆うと触媒活性が著しく低下するため、燃焼装置11内に滞留する液水Wは排出する必要がある。よって、ドレイン配管41によって、効率的に液水Wを排気管39に排出している。なお、図1のカソード側加湿器9に代えて気水分離器に代表される一般的な除湿器を設け、該除湿器を介して燃焼装置11にカソードオフガス29を供給した場合でも、カソードオフガス29を十分に除湿しきれないまま燃焼装置11に導入されるため、燃焼装置11内に液水Wが滞留するおそれがある。また、第1の空間部63側のドレイン配管41aは、ガス流の影響を受けにくくするため、燃焼部61に極力近接させて配置することが望ましい。
次いで、前記構成を有する燃料電池システム1内における燃料ガスである空気A(カソード供給ガス31)、及び酸化ガスである水素H(アノード供給ガス43)の流れを簡単に説明する。
まず、図1に示すように、アノード供給ガス43である水素Hが、図外の水素供給部からアノード供給ガス用配管13内を流れてアノード側加湿器17で加湿され、燃料電池5のアノードに供給される。
一方、カソード供給ガス31である空気Aがカソード側加湿器9で加湿され、カソード供給ガス用配管19を介して燃料電池5のカソードに供給されると、これら水素H及び空気Aが燃料電池5内で反応して発電される。
その際、アノードからは、この発電で消費されずに残ったアノードオフガス35がアノードオフガス用配管15を介して燃焼装置11に送られる。また、カソードからは、発電により生成した水分を含み且つ発電によって消費されずに残った酸素を含むカソードオフガス29が、カソードオフガス用配管21を介してカソード側加湿器9内に送られ、連結管33を介して燃焼装置11に送給される。
図2に示すように、燃焼装置11では、導入部55である連結管33及びアノードオフガス用配管15を介して、カソードオフガス29とアノードオフガス35とがミキサー部59に導入される。このミキサー部59において、カソードオフガス29とアノードオフガス35とが混合されて燃焼用混合ガス57となり、第1の空間部63を介して燃焼部61に送られる。該燃焼部61においては、燃焼用混合ガス57を燃焼させ、この燃焼した排気ガスを第2の空間部65を介して排気管39に送給したのち、外気に放出される。
ここで、前記第1の空間部63においては、滞留した凝縮水等の液水Wがドレイン配管41aを介して車幅方向左側に流れると共に、第2の空間部65に滞留した液水Wと合流してドレイン配管41内を車両左方向に流れる。また、ドレイン配管41の端部41cが排気管39に接続されているため、これらの液水Wは排気管39に流れこむ。
本実施形態による燃料電池の燃焼装置11によれば、以下の作用効果を得ることができる。
カソードオフガスを酸化ガスとする燃焼装置11では、燃焼部61内に凝縮水等からなる液水Wが滞留すると燃焼部61の触媒活性を低下させるおそれがある。しかし、本実施形態のように燃焼装置11にドレイン配管41を設けることによって、汽水分離器など、燃焼装置11とは別体の特別な装置を用いることなく液水Wの滞留を防止することができる。よって、液水Wの触媒への付着を低減させると共に、触媒活性の低下を防ぐことができる。
また、図2に示すように、ドレイン配管41の接続部を第1の空間部63及び第2の空間部65に設け、これらの第1の空間部63及び第2の空間部65を車幅方向に沿った状態で車両に燃焼装置11を搭載しているため、車両が坂道等を走行して、車両が左右どちらに傾いた場合でも、ドレイン配管41から液水Wが効率的に排出される。
そして、前記排気管39に前記ドレイン配管41の端部41cを連結しているため、ドレイン配管41内の液水Wは排気管39の熱によって確実に蒸発し、外部に排出されることがない。このため、ドレイン配管41からの被毒物質の逆流や冷間時の氷結によるドレイン配管41の閉塞を防止することができる。
前記ドレイン配管41の燃焼器51側への接続部、ドレイン配管41の排気管39との連結部となる端部41c、及びこれらの接続部と連結部との間のドレイン配管本体部を、車両の左右方向に沿って配置しているため、車両の加速時及び減速時等の加速度の影響を受けにくく、ドレイン配管41内の液水Wの逆流を防止することができる。
さらに、前記ドレイン配管41の燃焼器51側への接続部を、燃焼器51における車両後方側に配置しているため、車両が前方移動する加速時に効率的な排水ができる。即ち、車両が発進する際には加速度が発生し、燃焼装置内の液水Wもこの加速度によって進行方向の反対方向に移動するため、車両後方側にドレイン配管41の接続部を配置することによって、ドレイン配管41に液水Wが入りやすくなる。なお、車両の加速時には、空気(水蒸気)の流量が増加するため、凝縮水等の液水Wの発生量が増加し、減速時はアイドリング状態になるため、空気流量は加速時よりも少なくなる。
[第2の実施形態]
次いで、第2の実施形態について説明するが、前記第1の実施形態と同一構造の部位については、同一符号を付してその説明を省略する。この第2の実施形態においては、温度検出手段である温度計73を第2の空間部65に配設している。
図3は本実施形態による燃焼装置71の断面を示す概略図であり、図4は図3における空間部65の拡大図である。
本実施形態による温度計73は、サーミスタや熱電対などを好適に用いることができ、燃焼装置11の内部において異常燃焼等が発生した際の異常検知手段として活用するため、極力、正確な温度を測定する必要がある。
図3に示すように、燃焼部61近傍におけるガス流れの下流側に配置された第2の空間部65内で、且つ第2の空間部65における車両の進行方向前側である車両前方側に配設されている。また、図4の矢印に示すように、第2の空間部65においては、上下の中央部近傍が最もガス流速Sが速くなっており、この中央部から上下に離れるに従って徐々にガス流速Sが遅く、上端及び下端においては、最もガス流速Sが遅くなっている。そして、前記温度計73は、第2の空間部65におけるこのガス流速Sが遅い上部に配置されている。以上をまとめると、温度計73は、車両の左右方向では燃焼装置71のガス流れの下流側である第2の空間部65内で、車両前後方向では第2の空間部65内の車両前方側で、車両上下方向では第2の空間部65内の上部に配置されている。
また、図5は図4のP1〜P3の部位において測定した温度の時間による変化を示すグラフである。この図5において、最も上側に太い実線で示されたグラフは図4のP1近傍における温度変化、中央側に細い一点鎖線で示されたグラフはP2近傍における温度変化、及び最も下側に細い実線で示されたグラフはP3近傍における温度変化を示している。
この図5から明らかなように、燃焼器51の上部側に温度計73を配置すると、燃焼した排気ガスEの吸着による影響や液水Wの影響を温度計73が受けにくいため、最も正確な温度を測定することができる。また、P2近傍に温度計73を配置した場合は、排気ガスEの吸着による影響を受け、P3近傍では液水Wの影響を受けやすいために、正確な測定値を得ることが困難であることが判明した。
本実施形態による燃料電池の燃焼装置71によれば、以下の作用効果を得ることができる。
前記燃焼器51におけるガス流速Sが遅い部位に温度計73を配設しているため、燃焼した排気ガスEの吸着を受けにくく、燃焼装置71内の温度を正確に測定することができる。
また、温度計73を、前記燃焼部61近傍におけるガス流れの下流側で、かつ、燃焼装置71の搭載状態における上部側に配置しているため、燃焼した排気ガスEの吸着、及び滞留した液水Wの影響を受けることがなく、燃焼装置71内の温度を正確に測定することができる。
さらに、車両の進行方向前側である車両前方側に温度計73を配置しているため、特に車両の加速時に液水Wの影響を受けにくく、燃焼装置71内の温度を正確に測定することができる。即ち、車両の減速時よりも加速時の方が、空気供給量が増えて凝縮水がより多く発生しやすいが、車両が加速すると、この加速度によって前記凝縮水が車両後方に移動する。しかし、本実施形態による温度計73は、車両前方側に配置されているため、この凝縮水等の液水Wの影響を受けにくく、車両の加速時においても的確な温度を測定することができる。
[第3の実施形態]
次いで、第3の実施形態について説明するが、前記第1,2の実施形態と同一構造の部位については、同一符号を付してその説明を省略する。この第3の実施形態においては、燃焼器51に熱交換器83を設けている。
図6は本実施形態による燃焼装置81の断面を示す概略図である。
第2空間部の車両左側には、熱交換器83が配設されている。この熱交換器83は、図示しない冷媒用配管によって燃料電池5(図1参照)に連通しており、この冷媒用配管内を冷媒が流通している。
本実施形態による燃料電池の燃焼装置によれば、以下の作用効果を得ることができる。
燃料電池5の低温起動時には、燃料電池5を適正な運転温度に上昇させる必要がある。そのため、熱交換器83と燃料電池5と冷媒用配管を介して連通することで、熱交換器83で暖めたのち、該熱交換器83から配管を介して燃料電池5に送給するようになっている。これにより、通常運転時に冷媒として用いる媒体を温媒として用いることができ、温媒温度を熱交換器83で上昇させて、燃料電池5の温度を運転開始に適切な温度まで上昇させることができる。
本発明の第1の実施形態による燃料電池システムの概略を示す平面図である。 図1の燃焼装置を拡大して示す概略図である。 本発明の第2の実施形態による燃焼装置の断面を示す概略図である。 図3における空間部65の拡大図である。 図4のP1〜P3の部位において測定した温度の時間による変化を示すグラフである。 本発明の第3の実施形態による燃焼装置を拡大して示す概略図である。
符号の説明
W…液水
5…燃料電池
11,71,81…燃焼装置
29…カソードオフガス
35…アノードオフガス
39…排気管
41…ドレイン配管
41c…端部
51…燃焼器
55…導入部
57…燃焼用混合ガス
59…ミキサー部
61…燃焼部
73…温度計(温度検出手段)
83…熱交換器

Claims (8)

  1. 燃料電池から排出されるカソードオフガス及びアノードオフガスを混合して燃焼させる燃焼器と、該燃焼器内で生ずる液水を排出するドレイン配管とを備え、前記燃焼器は、カソードオフガス及びアノードオフガスを導く導入部と、該導入部からのカソードオフガス及びアノードオフガスを混合して燃焼用混合ガスにするミキサー部と、この燃焼用混合ガスを燃焼させる燃焼部とからなる燃料電池の燃焼装置であって、
    前記導入部、ミキサー部及び燃焼部を、前記ガスの流れ方向に沿ってこれらの順に従って配置する一方、
    前記ドレイン配管を、ミキサー部と燃焼部との間、及び、前記燃焼部の下流側に設けたことを特徴とする燃料電池の燃焼装置。
  2. 前記燃焼器におけるガス流速が遅い部位に、温度検出手段を配設したことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池の燃焼装置。
  3. 前記温度検出手段を、前記燃焼部近傍におけるガス流れの下流側で、かつ、燃焼装置の搭載状態における上部側に配置したことを特徴とする請求項2に記載の燃料電池の燃焼装置。
  4. 前記燃焼部に、燃焼した排気ガスを排出する排気管を接続し、この排気管に前記ドレイン配管の端部を連結したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池の燃焼装置。
  5. 前記燃焼器を、前後方向が主移動方向である移動体に搭載すると共に、この搭載状態において、前記ドレイン配管の燃焼器側への接続部、ドレイン配管の排気管との連結部、及びこれらの接続部と連結部との間のドレイン配管本体部を、前記移動体の左右方向に沿って配置したことを特徴とする請求項4に記載の燃料電池の燃焼装置。
  6. 前記ドレイン配管の燃焼器側への接続部を、燃焼器における前記移動体の進行方向後側に配置したことを特徴とする請求項5に記載の燃料電池の燃焼装置。
  7. 前記燃焼器を移動体に搭載し、前記温度検出手段を、前記移動体の進行方向前側に配置したことを特徴とする請求項2又は3に記載の燃料電池の燃焼装置。
  8. 前記燃焼部と排気管との間に熱交換器を設け、該熱交換器よりもガス流れの下流側に位置する部位の排気管に、前記ドレイン配管の端部を連結させたことを特徴とする請求項4又は5に記載の燃料電池の燃焼装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007055820A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Fuji Electric Holdings Co Ltd 炭化水素改質装置

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