JP2005157002A - 現像装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ハイブリッド現像方式における回収ロールを使用した構成で、濃度むらやゴーストのない現像特性の安定した現像装置及びこれを用いた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 静電潜像を担持する像担持体1に対向し表面にトナーを担持するトナー担持体2と、トナー担持体2へトナーを供給する供給用現像剤担持体3と、トナー担持体2からトナーを回収する回収用現像剤担持体4と、二つの現像剤担持体3,4との間で二成分現像剤を受け渡す搬送部材5とを備え、回収用現像剤担持体4から搬送部材5を介して供給用現像剤担持体3へと現像剤を流すようにした現像装置であって、搬送部材5と対向する位置には、この搬送部材5の外周上の現像剤層厚が規制せしめられる規制部材6を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置で用いられる現像装置に係り、特に、トナーと磁性キャリアとを具備した二成分現像剤を用い、像担持体上の静電潜像をトナー現像するように構成した現像装置及びこれを用いた画像形成装置の改良に関する。
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置で使用される現像装置としては、所謂ハイブリッド現像方式を採用したものが知られている。
これは、感光体等の像担持体に対向し且つトナーを担持するドナーロールと、このドナーロールに対向し且つトナーと磁性キャリアとが含まれる二成分現像剤を担持するトナー搬送ロールとを備え、磁気ブラシによりトナー搬送ロールから大量の現像剤を供給し、ドナーロール上にトナー層を形成するようにしたものである(例えば特許文献1参照)。
このハイブリッド現像方式では、通常、二成分現像剤の撹拌によってトナーの帯電が行われるため十分な帯電量を確保しやすく、また、トナー搬送ロールからドナーロールへのトナーの供給が静電気力によって行われるため、ドナーロールに逆極性に帯電したトナーが供給されることもない。したがって、像担持体の非画像領域へのトナー付着がなく、かぶりの発生が防止される。更に、ドナーロールにはトナーのみしか供給されないため、磁性キャリアの像担持体への付着も防止される等の利点がある。
特開平9−211970号公報(発明の実施の形態の欄、図1) 特開平9−251237号公報(発明の実施の形態の欄、図1) 特開平10−319708号公報(発明の実施の形態の欄、図1) 特開平10−340003号公報(発明の実施の形態の欄、図1)
しかしながら、この種のハイブリッド現像方式では、ドナーロール上でトナーが消費された部分に対してトナー供給領域でトナーを補充する方式が採られているが、トナーが消費された部分だけでなく、トナーが残存する非消費部分にもトナーが供給され、そのため前回のトナー消費パターンが現像された画像上に現れるという現像履歴の問題がある。
また、ドナーロール上にてトナーの供給、掻き取りを繰り返すと、大きい粒径のトナーと小さい粒径のトナーとの物理的付着力の差(大きい粒径のトナーはドナーロールへの物理的付着力が小さいため、ニップ領域で受ける掻き取り力に対し容易に掻き取られるが、小さい粒径のトナーは逆に掻き取られにくい)により、ドナーロール上のトナーの粒径が徐々に小粒径化してくる。このドナーロール上での粒径の変化は、現像特性や転写特性に変化をもたらし、現像されないでドナーロール上にトナーが残ったままの状態に新しいトナーが供給された領域と、現像されてトナーが消費された状態に新しいトナーが供給された領域との間で、トナーの濃度差が生じ、これが画像欠陥(現像履歴)をもたらす可能性がある。
そのため、現像領域を通過したドナーロールから一旦全てのトナーを除去し、その後ドナーロールとトナー供給用ロールとの対向部(トナー供給領域)でドナーロールにトナーを再び担持させる方式が知られている。例えば、トナー除去手段としてスクレーパを使用する方式があるが、この場合、スクレーパとドナーロールとの接触部でトナーが互いに融着するという問題がある。
そこで、トナー供給用ロールとは別に、新たにトナー回収用ロールを加え、ドナーロール上のトナーをトナー回収用ロールで掻き取る方式も開示されている(例えば特許文献2参照)。
しかし、この新たにトナー回収用ロールを追加する方式にあっては、トナー供給用ロールとトナー回収用ロールへの現像剤供給量が不安定であると、ドナーロール上のトナー量が不安定となり、画像への濃度むらが発生する。
特に、トナー供給用ロールとトナー回収用ロールとの間で、現像剤がストレスを受け易く、現像剤の流動性が低下してくると、一層顕著となる。
そのため、トナー供給用ロールとトナー回収用ロールを同一方向に回転させ、更に、互いに近接配置させることで、現像剤搬送量を安定させる方式の提案がなされている(例えば特許文献3,4参照)。
しかしながら、この場合、二本のロール間のバイアスリークの問題が発生しやすく、特にトナー濃度が低下し且つ動作環境が高湿状況にあるときに顕著となる。更に、二本のロール間に入り込んだ現像剤がストレスを受け、現像剤の劣化が生じ易く、かぶりが発生する問題もあり、長期に亘って安定した現像特性が得られない課題がある。
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、現像剤の供給量が安定し、濃度むらを長期に亘って抑止できると共に、長期に亘って現像特性の安定した現像装置及びこれを用いた画像形成装置を提供するものである。
すなわち、本発明の基本的構成は、図1に示すように、静電潜像を担持する像担持体1に対向し表面にトナーを担持するトナー担持体2と、このトナー担持体2に対向する位置に配設されトナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤を担持搬送し且つトナー担持体2へトナーを供給する供給用現像剤担持体3と、トナー担持体2に対向する位置に配設され二成分現像剤を担持搬送し且つトナー担持体2からトナーを回収する回収用現像剤担持体4と、この二つの現像剤担持体3,4とトナー担持体2とに対向して配設され二つの現像剤担持体3,4との間で二成分現像剤を受け渡す搬送部材5とを備えたものである。
特に、本発明は、回収用現像剤担持体4から搬送部材5を介して供給用現像剤担持体3へと現像剤を流すようにした現像装置を適用対象とし、搬送部材5と対向する位置には、この搬送部材5の外周上の現像剤層厚が規制せしめられる規制部材6を設けたことに特徴点を有する。
このような技術的手段において、本願に係る現像装置は、二成分現像剤を用いるタイプのものであるため、トナーとしては種々の色成分を有するものが使用可能であり、単色の現像装置を備えた画像形成装置に適用可能であることは勿論のこと、複数の現像装置を備えた例えばフルカラーの画像形成装置に対しても適用可能である。
また、トナー担持体2は、少なくとも表面が弾性部材であることが好ましいが、金属であっても差し支えなく、弾性部材の場合、像担持体1とは接触しても差し支えない。
そして、二つの現像剤担持体3,4は、内部に磁界発生手段を具備し、二成分現像剤を担持搬送するものであれば適宜選定して差し支えなく、例えば、回転可能な非磁性スリーブと、この非磁性スリーブ内に固定的に配設され且つ磁界発生手段が設けられた磁石部材とを具備した態様がある。
更に、磁界発生手段は、複数の磁極を有しているものであればよく、例えば、磁極の構成例としては、現像に寄与するための現像磁極や、現像剤を捕獲できる機能を備えたピックアップ磁極や、現像剤を搬送する搬送磁極等を備えたものが挙げられるが、これに限られるものではなく、適宜選定してよい。
更にまた、二つの現像剤担持体3,4とトナー担持体2との間でトナーを有効に受け渡す観点からは、供給用現像剤担持体3とトナー担持体2との間、及び、回収用現像剤担持体4とトナー担持体2との間には、トナー担持体2に対しトナーを供給若しくは回収するための所定の電界が形成されていることが好ましく、このとき、現像剤担持体3,4へ印加するバイアスは、直流電圧でもよいし、交流重畳直流電圧であっても差し支えない。
一方、搬送部材5は、二つの現像剤担持体3,4と同様、内部に磁界発生手段を具備していることが、二成分現像剤を有効に搬送する観点から好ましい。
ここで、「二つの現像剤担持体3,4との間で二成分現像剤を受け渡す」とは、現像剤を二つの現像剤担持体3,4間で上流側の現像剤担持体から下流側の現像剤担持体へ直接渡す態様ではなく、搬送部材5を介して渡す態様を示すものである。
また、搬送部材5は、二つの現像剤担持体3,4との対向部位において、同一方向に回転することが好ましく、このことにより、搬送部材5と二つの現像剤担持体3,4との対向部位において、搬送される現像剤のストレスが軽減されることとなる。
本発明で使用されるトナーは、磁性キャリアに付着するものであれば、磁性でも非磁性でもよい。
このような態様において、図2(a)のような画像出力、すなわち、画像の半分がべた黒(X領域)で、残りの半分が白(Y領域)の画像と、全面が一様なハーフトーンの画像とを交互に連続的に出力するテストを行ったところ、出力を繰り返して行くと、全面が一様なハーフトーンの画像に図2(b)に示すようなゴースト現象が次第に見られるようになる。このゴーストは、全面が一様なハーフトーンにも拘わらず、図2(b)のようにZ領域とW領域とで画像濃度が異なって出力されるもので、しかも、特に、現像剤のトナー濃度が低下してくると顕著に見られる。
そこで、このゴースト現象の要因について検討したところ、回収用現像剤担持体4で回収された現像剤のトナー濃度の軸方向の変化がそのままトナー供給側の供給用現像剤担持体3に反映されるものと考えられる。
現像剤のトナー濃度の径方向の変化については、現像剤が回収用現像剤担持体4から供給用現像剤担持体3に達するまでに平均化されるが、軸方向については、現像剤が回収用現像剤担持体4から供給用現像剤担持体3に達するまでに軸方向相互間での移動が少ないため平均化されず、その結果、出力画像で濃度差が現れるようになる。
そこで、本発明者らは、トナー回収された現像剤中のトナー濃度の軸方向変化を低減する二つの案を考えた。
第一の案は、回収用の現像剤量を増加させてトナー担持体2の残留トナーを回収し、トナー濃度の変化を小さくするものであり、第二の案は、トナー担持体2上の残留トナーを回収した後に、フレッシュな現像剤を加え、トナー濃度の変化を小さくするものである。但し、この場合、回収用の現像剤量若しくは回収後の追加現像剤量が増加すると、これに伴って、トナー供給時の現像剤量が増加することになるため、トナー供給領域であるトナー担持体2と供給用現像剤担持体3とのギャップDを広く採ることが必要となる。しかしながら、このトナー供給領域のギャップDを広くすると、トナー供給時の現像剤への供給バイアスが有効に作用しない等により、トナー供給性能が不十分となる。そのため、トナー供給時の現像剤量を増加させることは好ましくない。
そのため、特に、本発明においては、図1に示すように、搬送部材5と対向する位置に規制部材6を設けることで、この規制部材6の下流側の現像剤量(トナー供給時の現像剤量に相当する)より上流側の現像剤量を多くすることが可能になり、トナー担持体2上の残留トナーを回収した後の現像剤中のトナー濃度の変化を小さくすることができる。尚、規制部材6の数量は1個に限らず、複数個備えていてもよい。
更に、回収用現像剤担持体4上の現像剤量を、この回収用現像剤担持体4と対向する位置に設けた補助規制部材7で規制することが好ましく、このことによりトナー回収時の現像剤量を一定にし、トナー濃度の変化を常に安定に保つことが可能になる。
また、本発明においては、回収用現像剤担持体4の下方には、少なくとも回収用現像剤担持体4とトナー担持体2との対向部位の現像剤流れ方向上流側に現像剤の流入経路が形成される現像剤流入手段8を設けることが好ましい。更に、この現像剤流入手段8は、回収用現像剤担持体4とトナー担持体2との対向部位の現像剤流れ方向下流側且つ搬送部材5と規制部材6との対向部位の現像剤流れ方向上流側にも現像剤の流入経路を具備することが好ましい。
更にまた、この現像剤流入手段8が現像剤を撹拌する撹拌部材を兼用することが好ましく、現像装置の小型化、簡素化が可能となる。このとき、撹拌部材の代表的態様としては、オーガが挙げられる。尚、その数量は1個であっても複数個あっても差し支えない。
また、このとき、現像剤流入手段8からの現像剤流入量を制御するには、例えば撹拌部材の羽根の構造で行う方式や、撹拌部材の周囲に現像剤の流れを導く補助ガイド部材等を設ける方式等があるが、特にその方式を限定するものではなく、上述の現像剤流入を行うように構成されていればよい。
また、本発明において、回収用現像剤担持体4の外周上を流れる単位時間当たりの現像剤量Pを、搬送部材5と対向する位置に設けられた規制部材6より現像剤搬送方向下流側で且つ搬送部材5の外周上を流れる単位時間当たりの現像剤量Pより多くすることで、回収用現像剤担持体4上でのトナー回収を効果的に行うと共に、トナー回収時の現像剤でのトナー濃度の変化が小さくなり、このトナー濃度の変化が小さくなった現像剤が搬送部材5を経由して供給用現像剤担持体3側に流れるようになる。
更に、回収用現像剤担持体4上の現像剤量を供給用現像剤担持体3上の現像剤量より多くするため、トナー担持体2と回収用現像剤担持体4とのギャップCを、トナー担持体2と供給用現像剤担持体3とのギャップDより広くすることが好ましく、このことにより、ギャップの広い回収用現像剤担持体4上での現像剤量が多くなり、トナー回収時の現像剤でのトナー濃度の変化を小さくできる。そして、このトナー濃度の変化が小さくなった現像剤が供給用現像剤担持体3側に流れるようになる。
更にまた、回収用現像剤担持体4と対向する位置に補助規制部材7を備えた態様にあっては、回収用現像剤担持体4と補助規制部材7とのギャップAを搬送部材5と規制部材6とのギャップBより広くすることで、回収用現像剤担持体4上の現像剤量を規制部材6より下流側の搬送部材5上の現像剤量より多くすることが効果的に行え、回収用現像剤担持体4でのトナー回収を効果的に行うと共に、トナー回収時の現像剤でのトナー濃度の変化を小さくできる。そして、このトナー濃度の変化が小さくなった現像剤を供給用現像剤担持体3側へ流すことが可能となる。
一方、現像剤流入手段8が、回収用現像剤担持体4とトナー担持体2との対向部位の現像剤流れ方向上流側と、回収用現像剤担持体4とトナー担持体2との対向部位の現像剤流れ方向下流側且つ搬送部材5と規制部材6との対向部位の現像剤流れ方向上流側にも現像剤の流入経路を具備した態様においては、回収用現像剤担持体4とトナー担持体2との対向部位の現像剤流れ方向上流側に流入される現像剤量Pを、回収用現像剤担持体4とトナー担持体2との対向部位の現像剤流れ方向下流側且つ搬送部材5と規制部材6との対向部位の現像剤流れ方向上流側に流入される現像剤量Pより多くすることで、回収用現像剤担持体4上でのトナー回収を効果的に行うと共に、搬送部材5を経由して供給用現像剤担持体3に流れる現像剤でのトナー濃度の変化を小さくする観点から一層好ましいが、特にこれに限定されず、回収用現像剤担持体4上でのトナー回収が効果的に行われる現像剤量を維持できればよい。
更に、本発明は、上述された現像装置を用いた画像形成装置をも対象とするものである。
本発明によれば、トナー担持体と、このトナー担持体にトナーを供給及び回収する二つの現像剤担持体とを備え、更に、これらと対向する位置に二つの現像剤担持体との間で現像剤を受け渡す搬送部材を配設したので、現像剤の流れが円滑になり、また、現像剤の受けるストレスも低減するため、現像履歴、濃度むらやかぶりのない現像装置を提供できる。
そして、特に、搬送部材に規制部材を設けることで、トナー回収側での現像剤量を増加させたり、トナー回収後の現像剤に新たな現像剤を追加させることができ、更に、トナー供給側での現像剤量を適正量に設定することができる。そのため、トナー回収時の現像剤でのトナー濃度の変化が小さくなり、このトナー濃度の変化が小さくなった現像剤によりトナー供給を行うことができ、ゴーストのない画像が可能になる。
また、この現像装置を使用することで、長期に亘って現像特性が安定した画像形成装置が提供できる。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
◎実施の形態1
図3は、本発明が適用された画像形成装置の実施の形態1を示す。
同図において、符号21は、矢印方向に回転する有機感光体からなる静電潜像を担持する感光体であり、この感光体21はスコロトロン等の帯電装置22によって帯電され、レーザ書き込み装置やLEDアレイを有する露光装置23によって静電潜像が書き込まれる。
この静電潜像は、光の当たった部分の感光体21表面電位が低下し、光の当たっていない高電位部分とのコントラストによる電位画像として形成される。
また、現像装置30は、現像ハウジング31内にトナー及び磁性キャリアからなる二成分現像剤(現像剤)を収容し、トナーを担持するドナーロール32と、トナー供給用のトナー供給ロール33と、トナー回収用のトナー回収ロール34と、現像剤を搬送する搬送ロール35とを備えている。
本実施の形態では、感光体21上のトナー画像は、現像装置30によって可視像化された後、転写ロール26によって、記録材28上に転写され、この転写された記録材28は、定着装置50に搬送され、この定着装置50により記録材28上のトナー画像が定着されるように構成されている。尚、定着装置50は、例えばヒートロール方式で、加熱ロール51と加圧ロール52とを有し、この加熱ロール51と加圧ロール52との間に記録材28を通過させることで、トナー画像を記録材28に定着するように構成されている。
また、感光体21上に残留したトナーは、例えばドクターブレード式のクリーニング装置29によって除去される。
ここで、本件発明の特徴点である現像装置30について、図4に基づいて詳細に説明する。
同図において、現像装置30は、感光体21に向かって開口する現像ハウジング31(図3参照)を有し、この現像ハウジング31の開口に面し且つ感光体21と対向して接触する位置に、ドナーロール32を回動自在に収容している。このドナーロール32にはバイアス電源37が接続され、所定の現像バイアスVBが印加されるようになっている。
本実施の形態では、このドナーロール32の外周部は弾性部材で被覆した構成を採っているが、例えば、アルミニウムやステンレス等からなる金属ロールであっても差し支えない。また、ドナーロール32と感光体21とは接触した構成を採っているが、非接触であっても差し支えない。
そして、ドナーロール32の後部(感光体21と反対側)には、トナー供給ロール33とトナー回収ロール34とがドナーロール32と夫々所定のギャップを置いて配設され、このギャップは、トナー回収ロール34とドナーロール32とのギャップCがトナー供給ロール33とドナーロール32とのギャップDより広くなっている。
また、これらのトナー供給ロール33及びトナー回収ロール34には、夫々バイアス電源38,39が接続され、トナー供給ロール33からドナーロール32へトナーを供給するための供給バイアスVS、ドナーロール32からトナー回収ロール34へトナーを回収するための回収バイアスVRが印加されるようになっている。
更に、これらトナー供給ロール33及びトナー回収ロール34の後部には、トナー供給ロール33の外周部の二成分現像剤(現像剤)Gをトナー回収ロール34へ受け渡すように現像剤Gを担持搬送する搬送ロール35が配設されている。
本実施の形態において、トナー供給ロール33、トナー回収ロール34、搬送ロール35は、回転可能な回転スリーブ33a〜35aと、この回転スリーブ33a〜35aの内部に固定的に配設され、複数の磁極を有する磁石体33b〜35bとを備えている。
トナー供給ロール33の磁石体33bは、その外周部に磁極(N2,S1,N1,S2,S3)を備えており、ドナーロール32と対向する位置に磁極S1を設け、磁極N2の近傍で搬送ロール35と対向するように配置されている。
また、トナー回収ロール34の磁石体34bは、その外周部に複数の磁極(S5,N3,S4,N4,N5)を備えており、ドナーロール32と対向する位置に磁極S4を設け、磁極N4と磁極N5のほぼ中間が搬送ロール35と対向する位置になるように配置されている。
更に、搬送ロール35の磁石体35bは、複数の磁極(S7,N6,S6)の内、磁極S7がトナー回収ロール34と対向する位置になるように配置されている。
また、搬送ロール35の後部には、搬送ロール35と略同心円状の半円形状で、現像剤搬送のガイドを行う第一のガイド片43を設け、現像剤Gが搬送ロール35の外周上を効率よく搬送されるようにしている。そして、トナー供給ロール33と対向する位置には、現像剤Gの流れを抑止するための第二のガイド片44が設けられている。
そして、特に、本実施の形態においては、搬送ロール35に対向する位置に、所定のギャップBをおいて、搬送ロール35上の現像剤Gの層厚を規制する規制部材45が設けられている。また、この規制部材45は、オーガからなる撹拌部材41から撹拌搬送された現像剤Gがトナー回収ロール34から搬送ロール35に搬送された後、この規制部材45によって一部は撹拌部材41へ戻るように、現像剤Gのガイドとしても兼用されている。
更に、トナー回収ロール34と所定のギャップAをもって対向する位置には、トナー回収ロール34上の現像剤Gの層厚を規制するための補助規制部材としてのトリマ42が設けられている。このとき、トナー回収ロール34とトリマ42とのギャップAは、前述の搬送ロール35と規制部材45とのギャップBより広くなっている。
尚、本実施の形態において、撹拌部材41は1個を備える態様としているが、複数個あっても差し支えない。
次に、本実施の形態に係る現像装置の作動について説明する。
図4において、現像剤Gは、撹拌部材41により撹拌されて、トナーがマイナス極性に、磁性キャリアがプラス極性に帯電された後、トナー回収ロール34の磁石体34bにある磁極S5の上流側の現像剤流入領域で、トナー回収ロール34に供給される。そして、現像剤Gは、トリマ42の近傍に達すると、磁極N3により穂立ちを形成する。更に、この現像剤Gの穂立ちはトリマ42で制御されることにより、現像剤層としてトナー回収ロール34の外周上に保持され、回転スリーブ34aの回転と共に下流側へ搬送される。このとき、現像剤Gは磁石体34bにより形成されている磁力線に沿って磁気ブラシを構成している。
次に、現像剤Gは、トナー回収ロール34とドナーロール32とが対向する領域のトナー回収領域に進入すると、磁極S4の磁気吸引力により磁気ブラシを形成し、ドナーロール32上のトナーを掻き取る。またこのとき、ドナーロール32とトナー回収ロール34間の電界によってドナーロール32からトナー回収ロール34へトナーを吸引する静電気力が働き、ドナーロール32からトナー回収ロール34上の現像剤Gへトナーが回収される。
トナーを回収した現像剤Gは、トナー回収ロール34の磁石体34bと搬送ロール35の磁石体35bとの吸引磁界によって、トナー回収ロール34と搬送ロール35とが対向する領域近傍で搬送ロール35に受け渡される。
搬送ロール35に受け渡された現像剤Gは、磁石体35bの吸引磁界により搬送ロール35に保持されてその外周上を搬送され、規制部材45に達する。この規制部材45によって、一部の現像剤Gがそのまま搬送ロール35上を搬送されるが、残りの現像剤Gは撹拌部材41の方へ戻される。
ここで、この搬送ロール35までの現像剤Gの流れを、図5を用いて詳細に説明する。
同図において、撹拌部材41から矢印E方向に供給された現像剤Gは、トナー回収ロール34と対向するトリマ42によってその層厚を規制され、ドナーロール32とトナー回収ロール34との対向部位のトナー回収領域であるα領域でトナー回収を行った後、搬送ロール35に搬送される。
このとき、トリマ42とトナー回収ロール34とのギャップAは規制部材45と搬送ロール35とのギャップBより大きくなっており、更に、α領域のギャップCもトナー供給ロール33とドナーロール32とのギャップDより広くなっているため、α領域への現像剤量を多くすることが可能になる。そのため、α領域でのドナーロール32からのトナー回収が効果的に行われると共に、ドナーロール32から回収されるトナーの濃度の変化がα領域で薄められ、α領域より下流側の現像剤Gではトナーの濃度の変化が小さくなる。
そして、規制部材45によって現像剤Gの層厚が規制されるため、α領域での現像剤量Pより規制部材45以降のβ領域での現像剤量Pが少なくなり、α領域でトナー濃度の変化が小さくなった現像剤Gの一部がβ領域に達することとなり、一方、残りの現像剤Gは規制部材45に沿って撹拌部材41に戻される(矢印H方向)。
このように、使用される現像剤Gのトナー濃度が低下しても、トナー回収領域(α領域)での現像剤Gによるトナー回収は有効に行うことができると共に、このトナー回収を終えた現像剤Gのトナー濃度の変化が小さくなる。
その後、図4に示すように、搬送ロール35の磁石体35bとトナー供給ロール33の磁石体33bとの吸引磁界によって、搬送ロール35とトナー供給ロール33とが対向する領域で、搬送ロール35からトナー供給ロール33に現像剤Gが受け渡される。
トナー供給ロール33の外周上を搬送された現像剤Gは、磁極S1近傍のトナー供給領域で磁極S1の磁気吸引力により磁気ブラシを形成し、この磁気ブラシを形成した現像剤Gにおけるトナーのみが、トナー供給ロール33とドナーロール32の間に形成された電界の影響で、トナー供給ロール33側からドナーロール32側に静電吸引され、ドナーロール32に付着する。
このとき、ドナーロール32へ供給されるトナーは、現像剤G中のトナー濃度の変化が小さくなっているため、ほぼ均一なトナー量が供給され、その後の画像でのゴーストの発生が抑制される。
そして、トナー供給を終えた現像剤Gは、磁極S2と磁極S3との反発磁界により、トナー供給ロール33から離れ、第二のガイド片44に沿って、撹拌部材41に供給される。
したがって、仮に現像剤Gのトナー濃度が低下したとき、トナー回収領域でトナー回収された現像剤Gに現像履歴が残っていても、トナー供給ロール33から供給される現像剤Gには、現像履歴が軽減されるため、出力画像へのゴーストを抑制できる。
また、トナー回収領域でのトナー回収性能や現像剤流入量が安定し、更に、現像剤Gのストレスがなく、また、バイアスリークもなくなるため、ゴースト、濃度むらやかぶりのない現像装置30が可能となる。
尚、本実施の形態では、トナー回収時の現像剤量を安定化させるためにトリマ42を備えた態様としたが、トリマ42を使用しない態様であっても、トナー回収領域への現像剤量を適切に維持することで、同様の効果が可能である。
◎実施の形態2
図6は、本発明が適用された画像形成装置に使用される現像装置の実施の形態2を示す。
同図において、本実施の形態は実施の形態1における現像装置30と略同様に構成されるが、撹拌部材41から流入される現像剤Gが、トナー回収ロール34方向に流入されると共に搬送ロール35方向にも直接流入されるように構成されている点が実施の形態1と異なる。また、このとき、トナー回収ロール34側へ流入される現像剤量は、搬送ロール35側へ流入される現像剤量よりも多くなっている。尚、実施の形態1と同様な構成要素には同様の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施の形態においては、オーガからなる撹拌部材41からトナー回収ロール34並びに搬送ロール35の二方向に現像剤Gを供給するため、オーガが実施の形態1とは異なる形状をしている。
本実施の形態におけるオーガ(撹拌部材41)は、図7に示すように、オーガの軸61とオーガの羽根62とで構成されているが、通常のオーガ(実施の形態1で使用されるオーガ)と異なり、羽根62の最外周部にパドル状部材62a,62bを備えている。また、図7の矢印J方向から見たときのオーガの軸61とオーガの羽根62は、図8(a)に示すような形状になっている。尚、図8(b)はパドル状部材62a,62bを持たない通常の形状を示している。
そのため、オーガの羽根62の回転に合わせて、パドル状部材62a,62bが現像剤G中に潜ったり現像剤Gから上に出たりを繰り返すことになる。このパドル状部材62a,62bの回転と、羽根62による現像剤Gの一方向への搬送力とによって、現像剤Gが上方へ跳ね上げられるようになり、二方向への現像剤流入を可能にしている。
また、本実施の形態においては、図9に示すように、トリマ42の上流側に流入される現像剤量Pが、規制部材45の上流側で搬送ロール35に向かって流入される現像剤量Pより多くなるようにしている。そのため、ドナーロール32からのトナー回収が一層効果的になる。
本実施の形態における現像装置30の作動について、図6及び図9を基に説明する。
撹拌部材41で撹拌搬送された現像剤Gは、オーガの羽根62(図7参照)の作用により、矢印E方向と矢印F方向の二経路に現像剤Gを供給する。
E方向に供給された現像剤Gは、トナー回収ロール34とトリマ42とのギャップAにより層厚規制され、トナー回収領域(α領域)に達する。このα領域でトナー回収を終えた現像剤Gは、搬送ロール35へ搬送される。
一方、F方向に供給された現像剤Gは、そのまま搬送ロール35側に供給され、γ領域でトナー回収を終えた現像剤G(α領域からの現像剤)と合流する。
この合流した現像剤Gは、規制部材45によって、一部は搬送ロール35上をβ領域に向かい、残りは矢印H方向に向かい撹拌部材41へ戻される。そして、戻された現像剤Gは、撹拌部材41で再び撹拌された後、再度、現像剤流入に供される。また、撹拌部材41からの現像剤流入量は、トリマ42側への現像剤量Pを搬送ロール35側の現像剤量Pより多くなるようにしている。
そして、本実施の形態においても実施の形態1と同様に、トナー回収ロール34とトリマ42とのギャップAは、搬送ロール35と規制部材45とのギャップBより広くなっており、また、ドナーロール32とトナー回収ロール34とのギャップCはドナーロール32とトナー供給ロール33とのギャップDより広くなっている。更に、撹拌部材41からの現像剤Gは、トナー回収ロール34側へ多く流入される。したがって、α領域でのトナー回収に供される現像剤量が十分確保できる。そのため、α領域でトナー回収を終えた現像剤Gのトナー濃度の変化を小さくできる。
更に、このトナー回収を終えた現像剤Gは、搬送ロール35上のγ領域でF方向からのフレッシュな(現像履歴のない)現像剤Gと合流した後、規制部材45の下流側(β領域)に搬送される。そのため、γ領域で現像剤Gのトナー濃度の変化は更に薄められ、β領域での現像剤Gでのトナー濃度の変化が一層小さくなる。尚、γ領域から規制部材45によって規制された現像剤Gは、矢印H方向に戻され撹拌部材41に至ることになる。
したがって、仮に現像剤Gのトナー濃度が低下したとき、トナー回収領域(α領域)でトナー回収された現像剤Gに現像履歴が残っていても、トナー供給ロール33から供給される現像剤Gには、現像履歴が軽減されるため、出力画像へのゴーストを抑制できる。
また、本実施の形態においても、実施の形態1同様、トナー回収領域でのトナー回収性能や現像剤流入量が安定し、更に、現像剤Gのストレスがなく、また、バイアスリークのない現像装置が可能となる。したがって、本実施の形態においても、現像履歴、濃度むらやかぶりのない現像装置が可能となる。
尚、本実施の形態では、ドナーロール32とトナー回収ロール34とのギャップCをドナーロール32とトナー供給ロール33とのギャップDより広くし、また、トナー回収ロール34とトリマ42とのギャップAを搬送ロール35と規制部材45とのギャップBより広くしたが、特にこのギャップ条件に限定されない。例えば、ドナーロール32とトナー回収ロール34とのギャップCやトナー回収ロール34とトリマ42とのギャップAが、トナー回収を効果的に行える現像剤量を確保できるように設定されていればよい。
更に、本実施の形態では、撹拌部材41からの現像剤流入量をトリマ42側に多くなるようにしたが(具体的にはP>P)、特にこれに限定されず、トリマ42側へ流入させる現像剤量は、トナー回収領域(α領域)でトナー回収を効果的に行える現像剤量を確保できる量であれば差し支えない。
◎実施例1
本実施例は、実施の形態1と同様の現像剤流入方式(一経路)によって実験を行い、現像履歴(ゴースト)の状況を確認したものである。
本実施例での実験条件は、次のようにした。
現像剤トナー濃度:5%(通常のトナー濃度:8%)
感光体周速:220mm/s
ドナーロール周速:280mm/s
トナー供給ロール、搬送ロール、トナー回収ロール周速:450mm/s
トナー回収ロールとトリマとのギャップ:1.0mm
搬送ロールと規制部材とのギャップ:0.7mm
ドナーロールとトナー回収ロールとのギャップ:0.7mm
ドナーロールとトナー供給ロールとのギャップ:0.5mm
このとき、トナー回収ロール上の現像剤量は65mg/cmであり、トナー供給ロール上の現像剤量は35mg/cmとなった。
評価は、図2(a)に示すようなAチャート(画像の左右に画像密度100%/0%があるチャート)を連続10枚出力した後、Bチャート(全面が画像密度30%のチャート)を出力し、このBチャートの左右の色差を色差計で測定して行った。
結果は、本実施例では、色差1.5が得られ、目視では通常殆ど感知されず、ゴーストと認識されない状態となった。
一方、比較例として、規制部材がなく、トナー回収ロール上の現像剤が全量搬送ロールを介してトナー供給ロールへ搬送される方式では、色差は4.0であった。
尚、色差は、通常2.0以下であれば、感知されずにゴーストと認識されない。
したがって、本実施例では使用される現像剤のトナー濃度が低下してもゴーストが発生しないことが確認された。
◎実施例2
本実施例は、実施の形態2と同様の現像剤流入方式(二経路)によって実験を行い、実施例1と略同様にして現像履歴(ゴースト)の状況を確認したものである。
本実施例での実験条件は、次のようにした。
現像剤トナー濃度:5%(通常のトナー濃度:8%)
感光体周速:220mm/s
ドナーロール周速:280mm/s
トナー供給ロール、搬送ロール、トナー回収ロール周速:450mm/s
トナー回収ロールとトリマとのギャップ:1.0mm
搬送ロールと規制部材とのギャップ:0.7mm
ドナーロールとトナー回収ロールとのギャップ:0.7mm
ドナーロールとトナー供給ロールとのギャップ:0.5mm
このとき、トナー回収ロール上の現像剤量は65mg/cmであり、トナー供給ロール上の現像剤量は35mg/cmとなった。
また、撹拌部材よりトナー回収ロールに供給される現像剤量は4.0g/s・cm(1cm幅当たりの1秒間での流量)であり、撹拌部材より搬送ロールに供給される現像剤量は1.6g/s・cm(1cm幅当たりの1秒間での流量)であった。
評価は、実施例1同様、Aチャート(画像の左右に画像密度100%/0%があるチャート)を連続10枚出力した後、Bチャート(全面が画像密度30%のチャート)を出力し、このBチャートの左右の色差を色差計で測定して行った。
結果は、本実施例では色差1.4が得られ、実施例1同様、目視では通常殆ど感知されず、ゴーストと認識されない状態となった(比較例は実施例1のように色差4.0)。
したがって、本実施例においても、現像剤のトナー濃度が低下してもゴーストが発生しないことが確認された。
◎実施例3
本実施例は、実施例2と略同様にして現像履歴(ゴースト)の状況を確認したものである。また、このとき、各種ギャップ条件を実施例1と異なる条件に設定した。
本実施例での実験条件は、次のようにした。
現像剤トナー濃度:5%(通常のトナー濃度:8%)
感光体周速:220mm/s
ドナーロール周速:280mm/s
トナー供給ロール、搬送ロール、トナー回収ロール周速:450mm/s
トナー回収ロールとトリマとのギャップ:0.7mm
搬送ロールと規制部材とのギャップ:0.7mm
ドナーロールとトナー回収ロールとのギャップ:0.5mm
ドナーロールとトナー供給ロールとのギャップ:0.5mm
このとき、トナー回収ロール上の現像剤量は35mg/cmであり、トナー供給ロール上の現像剤量は35mg/cmとなった。
評価は、実施例1同様、Aチャート(画像の左右に画像密度100%/0%があるチャート)を連続10枚出力した後、Bチャート(全面が画像密度30%のチャート)を出力し、このBチャートの左右の色差を色差計で測定して行った。
結果は、本実施例では色差1.6が得られ、実施例1及び実施例2同様、目視では通常殆ど感知されず、ゴーストと認識されない状態となった。
したがって、本実施例のように、トナー回収ロールとトリマのギャップを搬送ロールと規制部材とのギャップに等しくし、更に、ドナーロールとトナー回収ロールとのギャップをドナーロールとトナー供給ロールとのギャップに等しくしても、使用される現像剤のトナー濃度が低下したときのトナー回収は効果的に行われると共に、ゴーストも発生しないことが確認された。
本発明に係る現像装置の概要を示す説明図である。 (a)(b)は履歴現象(ゴースト)を示す説明図である。 実施の形態1に係る画像形成装置を示す説明図である。 実施の形態1の現像装置を示す説明図である。 実施の形態1での現像剤の流れを示す説明図である。 実施の形態2に係る現像装置を示す説明図である。 実施の形態2で用いられる撹拌部材としてのオーガの形状を示す説明図である。 (a)(b)はオーガの羽根形状を側方から示す説明図である。 実施の形態2での現像剤の流れを示す説明図である。
符号の説明
1…像担持体,2…トナー担持体,3…供給用現像剤担持体,4…回収用現像剤担持体,5…搬送部材,6…規制部材,7…補助規制部材,8…現像剤流入手段

Claims (10)

  1. 静電潜像を担持する像担持体に対向し表面にトナーを担持するトナー担持体と、
    このトナー担持体に対向する位置に配設されトナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤を担持搬送し且つトナー担持体へトナーを供給する供給用現像剤担持体と、
    トナー担持体に対向する位置に配設され二成分現像剤を担持搬送し且つトナー担持体からトナーを回収する回収用現像剤担持体と、
    この二つの現像剤担持体とトナー担持体とに対向して配設され二つの現像剤担持体との間で二成分現像剤を受け渡す搬送部材とを備え、
    回収用現像剤担持体から搬送部材を介して供給用現像剤担持体へと現像剤を流すようにした現像装置であって、
    搬送部材と対向する位置には、この搬送部材の外周上の現像剤層厚が規制せしめられる規制部材を設けたことを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1記載の現像装置において、
    回収用現像剤担持体と対向する位置にも、この回収用現像剤担持体の外周上の現像剤層厚を規制する補助規制部材を設けたことを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1又は2記載の現像装置において、
    回収用現像剤担持体とトナー担持体との対向部位の現像剤流れ方向上流側に少なくとも現像剤の流入経路が形成される現像剤流入手段を設けたことを特徴とする現像装置。
  4. 請求項3記載の現像装置において、
    現像剤流入手段は、回収用現像剤担持体とトナー担持体との対向部位の現像剤流れ方向下流側で且つ搬送部材と規制部材との対向部位の現像剤流れ方向上流側にも現像剤の流入経路を具備することを特徴とする現像装置。
  5. 請求項3記載の現像装置において、
    現像剤流入手段は、現像剤を撹拌する撹拌部材を兼用することを特徴とする現像装置。
  6. 請求項3記載の現像装置において、
    回収用現像剤担持体の外周上を流れる単位時間当たりの現像剤量をPとし、搬送部材と対向する位置に設けられた規制部材より現像剤搬送方向下流側且つ搬送部材の外周上を流れる単位時間当たりの現像剤量をPとしたときに、P>Pを満たすようにしたことを特徴とする現像装置。
  7. 請求項2記載の現像装置において、
    回収用現像剤担持体とこの回収用現像剤担持体に対向する位置に設けられて回収用現像剤担持体上の現像剤層厚を規制する補助規制部材とのギャップをAとし、搬送部材とこの搬送部材に対向する位置に設けられた規制部材とのギャップをBとしたときに、A>Bを満たすように補助規制部材及び規制部材とが配設されていることを特徴とする現像装置。
  8. 請求項3記載の現像装置において、
    トナー担持体と回収用現像剤担持体とのギャップをCとし、トナー担持体と供給用現像剤担持体とのギャップをDとしたときに、C>Dを満たすようにトナー担持体及び二つの現像剤担持体が配設されていることを特徴とする現像装置。
  9. 請求項4記載の現像装置において、
    回収用現像剤担持体とトナー担持体との対向部位の現像剤流れ方向上流側に流入される単位時間当たりの現像剤量をPとし、回収用現像剤担持体とトナー担持体との対向部位の現像剤流れ方向下流側且つ搬送部材と規制部材との対向部位の現像剤流れ方向上流側に流入される単位時間当たりの現像剤量をPとしたときに、P>Pを満たすように現像剤流入手段が構成されていることを特徴とする現像装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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