JP2005156604A - 誘導加熱定着装置 - Google Patents

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豊田  美帆
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Abstract

【課題】 無端ベルトの寄りを改善し、さらに部品点数を削減すようにする誘導加熱定着装置を提供すること。
【解決手段】 摺動部材の形状は、太鼓形状であることを特徴とする誘導加熱定着装置。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複写機、プリンタ、FAX等の画像形成装置に用いられる誘導加熱定着装置に関し、特に太鼓形状の摺動部材、或いは発熱幅の異なる発熱領域を有する複数の摺動面を有する摺動部材を備える誘導加熱定着装置に関する。
従来、複写機、プリンタ、FAX等の画像形成装置に用いられる定着装置として、技術的な完成度が高く安定したものとして芯金上にゴム層を有したソフト熱ローラ定着方式が、低速機から高速機までのフルカラー機に幅広く採用されている。
しかしながら、従来のソフト熱ローラ定着方式の定着装置では、転写材やトナーを加熱する際に、熱伝導率が悪く、且つ熱容量の大きな定着ローラ(加熱部材)を加熱する必要があるためエネルギー効果が悪く、省エネ面で不利であり、また、プリント時に定着装置を暖めるのに時間がかかりウォーミングアップ時間(WUT)が長くなってしまうという問題がある。
これを解決するための定着装置として、加熱部材として励磁コイルを有するローラ状の電磁誘導定着用回転部材(定着ローラ)を用い、瞬時加熱が可能なクイックスタート定着用の誘導加熱定着装置が知られている(特許文献1参照。)。
一方、従来よりベルト定着装置では定着ベルト(無端ベルト)が片側に寄る問題があった。定着ベルトが片寄ると定着しわが発生するという問題があった。このために、対向ローラを有する薄肉の定着ローラにおいて、定着ベルトの寄りの行らない搬送性と定着性を確保できるローラ肉厚と鼓量の関係を与えるものが知られている(特許文献2参照。)。
特開2002−49260号公報 特開平9−244448号公報
しかしながら、上記の如き誘導加熱定着方式を用いるベルト定着装置において、ベルトの寄りを防止するため、対向ローラの他により規制部材をとりつけたり、部品が増え、コスト高・組立工数の増加が問題となっていた。さらに、別部品を加えることで、せっかく無端ベルトに与えた熱が奪われることになり、省エネルギー化に反する。
本発明は上記の不具合を解消し、無端ベルトの寄りを改善し、さらに部品点数を削減すようにする誘導加熱定着装置を提供することを目的とする。
上記本発明の目的は下記の構成により達成される。
(1)無端ベルトと、当該無端ベルトの内面に設けられる摺動部材と、前記無端ベルトの内面を支持するローラ部材と、前記無端ベルトの外周面に圧接してニップを形成する加圧部材と、前記無端ベルトを介して摺動部材に対向する励磁コイルとを有し、当該励磁コイルに交流電流を流すことで摺動部材を発熱させて前記無端ベルトを加熱し、前記無端ベルトと前記加圧部材とで転写材を挟持搬送してトナー像を定着する誘導加熱定着装置において、前記摺動部材の形状は、太鼓形状であることを特徴とする誘導加熱定着装置(第1の発明)。
(2)無端ベルトと、当該無端ベルトの内面に設けられる摺動部材と、前記無端ベルトの内面を支持するローラ部材と、前記無端ベルトの外周面に圧接してニップを形成する加圧部材と、前記無端ベルトを介して摺動部材に対向する励磁コイルとを有し、当該励磁コイルに交流電流を流すことで摺動部材を発熱させて前記無端ベルトを加熱し、前記無端ベルトと前記加圧部材とで転写材を挟持搬送してトナー像を定着する誘導加熱定着装置において、前記摺動部材は、前記無端ベルトの回転軸方向に発熱幅の異なる複数の発熱領域を有し、前記複数の発熱領域を切替えて励磁コイルに対向可能とし、前記摺動部材の発熱領域は前記無端ベルトの回転軸方向に対して、中央部が凸形状であることを特徴とする誘導加熱定着装置(第2の発明)。
本発明は上記の如き構成をとることにより、無端ベルトの寄りを改善し、さらに部品点数を削減すようにする誘導加熱定着装置の提供を図るものである。
請求項1によれば、励磁コイルによって発熱する摺動部材の形状を太鼓形状とすることにより、無端ベルトの寄りを改善し、さらに部品点数を削減すようにする誘導加熱定着装置の提供が可能となる。
請求項2によれば、励磁コイルによって発熱する摺動部材の発熱領域を無端ベルトの回転軸方向に対して、中央部を凸形状とすることにより、無端ベルトの寄りを改善し、さらに部品点数を削減すようにする誘導加熱定着装置の提供が可能となる。
請求項3によれば、さらに、摺動部材の断面を円形状とし、且つ円形状を周方向に2つ以上の円弧部に分割することにより、より無端ベルトの寄りを改善し、省エネルギー化が図られる誘導加熱定着装置の提供が可能となる。
以下、本願発明の実施の形態を説明する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
(1)本発明にかかわる誘導加熱定着装置が用いられる画像形成装置について、図1にて以下に述べる。
本発明の画像形成装置は、画像処理後のデータに従って像担持体としての感光体ドラム10上に像露光を行う像露光手段としての露光装置12、感光体ドラム10及びその周囲に、帯電手段としての帯電極11、現像剤担持体を有する磁気ブラシ型現像装置からなる現像手段としての現像器13、転写分離手段としての転写分離極14、クリーニング手段としてのクリーニング装置19等の画像形成手段と、転写材上のトナー像を溶融定着する誘導加熱定着装置17とを有している。
不図示の画像読取装置により読み取られ、メモリに格納されている画像データが画像形成に応じて呼び出され、当該画像データに従って、例えばレーザ光学系を用いる露光装置12により感光体ドラム10上に像露光が行われる。
当該像露光に先立ち、矢印で示す時計方向に回転される感光体ドラム10は、帯電極11のコロナ放電作用により所定の表面電位を付与されているが、像露光による潜像部位の電位が露光量に応じて減じ、結果として、画像データに応じた静電潜像が感光体ドラム10上に形成される。
静電潜像は、現像器13に設けられる現像剤担持体としての現像ローラ(符号なし)により、帯電極性と同極性(本実施形態においては現像に使用されるトナー極性をマイナス極性とし、帯電極性をマイナス極性とする)のトナー(トナー粉末)を用いて反転現像され、可視化されたトナー像とされる。また図に示すように、現像器13には、現像位置に対して感光体ドラム10の回転方向上流側に、現像ウレタンシート13bが設けられる。
一方、感光体ドラム10上のトナー像の先端部が転写分離極14の転写領域に到達する前に、給紙トレイ(不図示)内の転写材としての記録紙Pが、送り出しローラ(不図示)により給送されてレジストローラ16に到達し、先端規制される。
記録紙Pは、トナー像、即ち感光体ドラム10上の画像領域と重畳するように、同期を取って回転を開始するレジストローラ16により、帯電手段および転写手段である転写分離極14の転写領域に向けて搬送される。
転写領域において、感光体ドラム10上のトナー像は転写分離極14の転写コロナ放電により記録紙P上への転写が行われ、該記録紙Pは転写分離極14の分離コロナ放電による除電により感光体ドラム10から分離される。
トナー像が転写された記録紙Pは、誘導加熱定着装置17の加熱部材としての励磁コイルLCLaにより加熱される被加熱部材としての摺動部材SHBaにより加熱される定着ベルト27を挟んで設けられるローラ部材としての張架ローラ17cと、加圧部材としての加圧ローラ47aとの間で形成されるニップ部Nで加圧と加熱とにより、トナー像を形成するトナー粉末(トナー)が記録紙P上に溶融定着され、当該記録紙Pは、装置外部に排紙される。なお、摺動部材SHBaの外側には、誘導電流によって摺動部材SHBaを加熱する加熱部材としての励磁コイルLCLaが配設される。また、励磁コイルLCLaの外側には、コイル支持部材としてのコイルボビンCLBが設けられる。励磁コイルLCLaはコイルボビンCLBに取り付けられて設けられる。
転写後の感光体ドラム10の周面上に残った転写残トナーは、例えば導電性ブラシを用いるクリーニングローラ191cと、クリーニング部材としてのクリーニングブレード191aを備えるブレードユニット190とからなるクリーニング装置19によりクリーニングされ、該クリーニング装置19内に回収され、搬送スクリュー191hにより不図示のトナー回収容器に回収される。また、ブレードユニット190には交換用のクリーニング部材としてのクリーニングブレード191bが設けられる。
感光体ドラム10上の転写残トナーがクリーニング装置19により回収された後、画像形成装置は次の画像形成サイクルに入る。
なお、上記画像形成装置の説明においては、モノクロ画像形成にて説明したが、カラー画像を形成する場合も本発明に含まれるものである。
(2)本発明にかかわる摺動部材を有する誘導加熱定着装置について、図2ないし図4を用いて以下に説明する。図2は、本発明にかかわる摺動部材を有する誘導加熱定着装置の概要断面図であり、図3は、摺動部材の第1の例を示す斜視図であり、図4は、摺動部材の第2の例と摺動部材に設けられる複数の摺動面の発熱領域の発熱分布とを示す図である。なお、摺動部材の各例において機能、構造を同じくする部材には同一の記号を付した。
誘導加熱定着装置17は、図2または図3に示すように、摺動部材SHBa(或いは摺動部材SHBb)の外側に設けられ、誘導電流によって摺動部材SHBa(或いは摺動部材SHBb)を加熱する加熱部材としての励磁コイルLCLaと、当該励磁コイルLCLaによって加熱される被加熱部材としての摺動部材SHBa(或いは摺動部材SHBb)と、一方の端部(励磁コイルLCLa側)において摺動部材SHBa(或いは摺動部材SHBb)を張架し、他方の端部においてローラ部材としての張架ローラ17cを張架する定着ベルト27と、当該定着ベルト27を挟んで設けられる加圧部材としての加圧ローラ47aと、励磁コイルLCLaの外側で、励磁コイルLCLaを取り付け、支持するコイル支持部材としてのコイルボビンCLBとにより構成される。励磁コイルLCLaは、表層のチューブCBaを被せたリッツ線LPtからなるコイル線材CLaにより構成される。
加熱部材としての励磁コイルLCLaにより加熱される被加熱部材としての摺動部材SHBa(或いは摺動部材SHBb)により加熱される定着ベルト27を挟んで設けられる張架ローラ17cと、加圧部材としての加圧ローラ47aとの間で形成されるニップ部Nで加圧と加熱とにより、トナー像を形成するトナー粉末(トナー)が記録紙P上に溶融定着される。
本発明にかかわる摺動部材SHBaは、励磁コイルに交流電流を流すことで誘導発熱する発熱領域Hを有し、励磁コイルに対向可能とするものである。
摺動部材SHBaは、例えばニッケル、鉄、アルミニウム等の板材を使用し、全体を発熱領域Hとする。
ローラ部材としての張架ローラ17cとしては、例えばゴム硬度が10Hs〜40Hs(JIS、Aゴム硬度)程度のシリコンゴムの発泡体からなるソフトローラとして構成される。
無端ベルト(無端状のベルト部材)である定着ベルト27としては、基体として内径70〜120mm程度で厚さ20〜80μm程度の、例えばニッケル電鋳ベルトを用いた金属ベルトや、厚さ40〜150μm程度のポリイミドやポリアミド等を用いた耐熱性の樹脂ベルトの外側(外周面)に、厚さ100〜300μm程度の耐熱性のシリコンゴムを被覆したものに、離型層として表面に厚さ30〜50μm程度のPFA(パーフルオロアルコキシ)コーティング加工やチューブを施したものが用いられる。
また、定着ベルト27を挟んで張架ローラ17cと対向して設けられる加圧部材としての加圧ローラ47aは、例えばステンレス材を用いた中実の丸棒からなる芯金471aと、該芯金471aの外周に形成され、例えばゴム硬度が10Hs〜40Hs(JIS、Aゴム硬度)程度のシリコンゴムの発泡体からなるゴムローラ層472bと、該ゴムローラ層472bの表面に設けられるPFA(パーフルオロアルコキシ)チューブを被覆した離型層472cとからなるソフトローラとして形成される。加圧ローラ47aの芯金471aとしては、例えばステンレスのパイプ材を用いた中空(パイプ状)の丸棒を用いてもよい。またゴムローラ層472bとしてはゴム硬度が40Hs〜80Hs(JIS、Aゴム硬度)程度とし、加圧ローラ47aをハードローラとしてもよい。
励磁コイルLCLaとしては、例えばフェライトコアやパーマロイ等の積層鋼板が用いられ、コイル支持部材としての放熱フィンHFNを有するコイルボビンCLBに取り付けられる。
励磁コイルLCLaのコイル線材CLaの誘導電流により発せられる磁力線(磁束)により摺動部材SHBaの発熱領域Hに交流磁界が形成され、摺動部材SHBaが加熱される。リッツ線LPtからなる励磁コイルLCLaのコイル線材CLaから発せられる磁力線(磁束)により内部に形成される交流磁界により摺動部材SHBaが加熱され急速加熱が可能なロール状の被加熱部材が形成される。即ち本発明の誘導加熱定着装置17に用いられる被加熱部材は、加熱部材としての励磁コイルLCLaに電流を流して、磁力線(磁束)により摺動部材SHBaの発熱領域Hに0.5〜50kHz程度の交流磁界を形成し、この交流磁界により生じる摺動部材SHBaの発熱領域Hの内部の渦電流(誘導電流)により摺動部材SHBaが加熱されるものである。
また、不図示の駆動モータの回転により、定着ベルト27が回転され、定着ベルト27により加圧ローラ47aが従動回転される。定着ベルト27は、摺動部材SHBaを摺動しながら回転される。
定着ベルト27を挟んで、上側のハードローラとして構成される張架ローラ17cと、同じくソフトローラとして構成される加圧ローラ47aとの間で形成される、幅5〜25mm程度の幅広のニップ部Nで記録紙Pを挟持し、熱と圧力とを加えることにより、ニップ部Nで記録紙P上のトナー像(或いはカラートナー像)の良好な定着が行われる。
TS1は定着ベルト27を挟んで摺動部材SHBaに取付けられた温度制御を行うための例えば接触タイプのサーミスタを用いた温度検知手段である温度検知素子であり、TS2は加圧ローラ47aに取付けられた温度制御を行うための例えば接触タイプのサーミスタを用いた温度検知素子である。温度検知素子TS1、TS2としては接触タイプの他に、非接触タイプのものを用いることも可能である。
上記誘導加熱定着装置17の摺動部材SHBaにおいて、図3に示すように、摺動部材SHBaの形状を、太鼓状の形状(太鼓形状:摺動部材SHBaの軸方向中央部に従って太くなる形状)とする。太鼓形状の円弧量(テーパ量)は、例えば摺動部材SHBaの通紙領域(L)のA−4サイズ横送り幅(297mm)に対して、100μm程度とすることが好ましく、これにより、定着ベルト27が摺動部材SHBaの中央部へ寄せられるような力が働かせられる。
上記の如く、本発明の如き構成をとることにより、無端ベルトの寄りを改善し、さらに部品点数を削減すようにする誘導加熱定着装置の提供が可能となる。
さらに、図4に示すような摺動部材SHBbを用いることも可能であり、図4(A)に示す摺動部材SHBbは、例えばニッケル、鉄、アルミニウム等の板材を使用し、例えば円周方向に3つの円弧部からなる摺動面A、B、Cに分割され、軸方向には3つの摺動面A、B、Cの異なった発熱領域a、b、cがある。摺動面Aは例えばA−4横送りサイズに対応した発熱領域aを有し、摺動面Bは例えばB−5縦送りサイズに対応した発熱領域bを有し、摺動面Cは例えば葉書サイズに対応した発熱領域cを有するものである。摺動面A、B、Cは、それぞれの転写材のサイズに応じて回転され、摺動面を切替えて励磁コイルLCLaに対向される。また、摺動部材SHBbの断面(ローラ部材の回転軸方向に垂直な面)は略円形状とし、且つその略円形状は、上述したように、周方向に2つ以上の円弧部からなる摺動面に分割されている。また、上記円形状の摺動面A、B、Cの異なった発熱領域a、b、cは、例えばポリイミドやポリアミド等の樹脂部材からなる絶縁部材によって仕切られており、一体的に形成されている。
励磁コイルLCLaのコイル線材CLaの誘導電流により発せられる磁力線(磁束)により摺動部材SHBbの発熱領域a、b、cの何れか1つに交流磁界が形成され、摺動部材SHBbが加熱される。リッツ線LPtからなる励磁コイルLCLaのコイル線材CLaから発せられる磁力線(磁束)により内部に形成される交流磁界により摺動部材SHBbが加熱され急速加熱が可能なロール状の被加熱部材が形成される。即ち本発明の誘導加熱定着装置17に用いられる被加熱部材は、加熱部材としての励磁コイルLCLaに電流を流して、磁力線(磁束)により摺動部材SHBbの発熱領域a、b、cの何れか1つに0.5〜50kHz程度の交流磁界を形成し、この交流磁界により生じる摺動部材SHBbの発熱領域a、b、cの何れか1つの内部の渦電流(誘導電流)により摺動部材SHBbが加熱されるものである。例えば、摺動部材SHBbの発熱領域aにより、図4(B)に示す曲線(a)の発熱幅の摺動部材SHBbの摺動面Aでの加熱が行われる(前述した転写材A−4横送りサイズ幅対応)。また例えば、摺動部材SHBbの発熱領域bにより、図4(B)に示す曲線(b)の発熱幅の摺動部材SHBbの摺動面Bでの加熱が行われる(前述した転写材B−5縦送りサイズ幅対応)。また例えば、摺動部材SHBbの発熱領域cにより、図4(B)に示す曲線(c)の発熱幅の摺動部材SHBbの摺動面Cでの加熱が行われる(前述した葉書サイズ幅対応)。
上記において、励磁コイルLCLaによって発熱する摺動部材SHBbの発熱領域a、b、cを定着ベルト27の回転軸方向に対して、中央部を凸形状と設定する。これにより、定着ベルト27が摺動部材SHBbの中央部へ寄せられるような力が働かせられる。
上記の如く、本発明の如き構成をとることにより、無端ベルトの寄りを改善し、さらに部品点数を削減すようにする誘導加熱定着装置の提供が可能となる。さらに、摺動部材の断面を円形状とし、且つ円形状を周方向に2つ以上の円弧部に分割することにより、より無端ベルトの寄りを改善し、省エネルギー化が図られる誘導加熱定着装置の提供が可能となる。
また、上記誘導加熱定着装置における摺動部材は、必ずしも円筒形でなくてもよく、三角形状やロータリ形状のものでもよい。
本発明にかかわる誘導加熱定着装置が用いられる画像形成装置の概要断面構成図である。 本発明にかかわる摺動部材を有する誘導加熱定着装置の概要断面図である。 摺動部材の第1の例を示す斜視図である。 摺動部材の第2の例と摺動部材に設けられる複数の摺動面の発熱領域の発熱分布とを示す図である。
符号の説明
10 感光体ドラム
11 帯電極
12 露光装置
13 現像器
14 転写分離極
17 誘導加熱定着装置
17a 加熱ローラ
17c 張架ローラ
27 定着ベルト
47a 加圧ローラ
A,B,C 摺動面
a,b,c,H 発熱領域
CLB コイルボビン
LCLa 励磁コイル
N ニップ部
SHBa,SHBb 摺動部材
P 記録紙

Claims (3)

  1. 無端ベルトと、当該無端ベルトの内面に設けられる摺動部材と、前記無端ベルトの内面を支持するローラ部材と、前記無端ベルトの外周面に圧接してニップを形成する加圧部材と、前記無端ベルトを介して摺動部材に対向する励磁コイルとを有し、当該励磁コイルに交流電流を流すことで摺動部材を発熱させて前記無端ベルトを加熱し、前記無端ベルトと前記加圧部材とで転写材を挟持搬送してトナー像を定着する誘導加熱定着装置において、
    前記摺動部材の形状は、太鼓形状であることを特徴とする誘導加熱定着装置。
  2. 無端ベルトと、当該無端ベルトの内面に設けられる摺動部材と、前記無端ベルトの内面を支持するローラ部材と、前記無端ベルトの外周面に圧接してニップを形成する加圧部材と、前記無端ベルトを介して摺動部材に対向する励磁コイルとを有し、当該励磁コイルに交流電流を流すことで摺動部材を発熱させて前記無端ベルトを加熱し、前記無端ベルトと前記加圧部材とで転写材を挟持搬送してトナー像を定着する誘導加熱定着装置において、
    前記摺動部材は、前記無端ベルトの回転軸方向に発熱幅の異なる複数の発熱領域を有し、前記複数の発熱領域を切替えて励磁コイルに対向可能とし、
    前記摺動部材の発熱領域は前記無端ベルトの回転軸方向に対して、中央部が凸形状であることを特徴とする誘導加熱定着装置。
  3. 前記摺動部材の断面を円形状とし、且つ前記円形状は周方向に2つ以上の円弧部に分割されていることを特徴とする請求項2に記載の誘導加熱定着装置。
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