JP2005156565A - 磁界内で渦電流トランスデューサを使用する方法及び装置 - Google Patents

磁界内で渦電流トランスデューサを使用する方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、一般に、デジタルインピーダンス測定システムに関し、より具体的には、ターゲット上の磁界に対する渦電流トランスデューサの感度の低減を容易にするために使用されるデジタル渦電流システムに関する。
【解決手段】 渦電流トランスデューサとターゲットとを隔てるギャップの距離を測定するための方法(400)が提供される。この方法は、トランスデューサの正規化インピーダンス曲線を求める段階(402)と、一定ギャップの線に沿ったトランスデューサの正規化インピーダンスの時間変化率を求める段階(404)と、求められた時間変化率を用いて見かけ上のギャップの大きさを補正する段階(406)とを含む。
【選択図】 図4

Description

本発明は、一般に、デジタルインピーダンス測定システムに関し、より具体的には、ターゲット上の磁界に対する渦電流トランスデューサの感度の低減を容易にするために使用されるデジタル渦電流システムに関する。
回転及び往復運動する機械を分析及び監視する少なくとも幾つかの公知の渦電流近接システムは、信号調整回路と、限定ではないが機械の回転シャフト又は転がり要素軸受のアウタレースを含むことができるターゲット対象物に近接して置かれる近接又は渦電流トランスデューサとを含む。近接トランスデューサは、観測される導電性ターゲット材料のトランスデューサに対する変位運動及び位置を測定する非接触形装置とすることができる。ターゲット、近接トランスデューサ、及び調整回路構成要素は、この回路からの電圧出力がトランスデューサとターゲットとの間の距離すなわち「ギャップ」に正比例するように相互作用することができる。
調整回路は、ターゲット、一体型の感知コイル及びケーブルを含むトランスデューサ、並びに調整回路の電気的組合せの電気的インピーダンス(Zp)を測定する。インピーダンスは、線形化されて、ギャップに正比例する電圧に変換される。インピーダンスは、調整回路の関数である特定の周波数にて測定される。残留磁気によるか、或いは誘導磁気によって磁化されたターゲットは、測定されるインピーダンスを不正確で予測不能なものとする可能性がある。例えば、磁界は、正常作動中に回転電気機械のシャフトに誘導することができる。しかしながらシャフトが回転すると、近接トランスデューサが監視している区域内にあるシャフトの周縁部近傍で磁界が不均一に誘導される可能性があることから、この磁界の不均一性はインピーダンス値に悪影響を及ぼし、これが出力ギャップ値に影響を及ぼす可能性がある。
その結果、少なくとも幾つかの公知の近接トランスデューサは、均一磁界の効果を補償するための較正処理を含むことができる。しかしながら、ターゲットに影響を及ぼす磁界は不均一である場合が多く、磁界の較正を実行不可能にする。
米国特許第5,854,553号公報
1つの態様においては、渦電流トランスデューサとターゲットとを隔てるギャップの距離を測定するための方法が提供される。この方法は、トランスデューサの正規化インピーダンス曲線を求める段階と、一定ギャップの線に沿ったトランスデューサの正規化インピーダンスの時間変化率を求める段階と、求められた時間変化率を用いて見かけ上のギャップの大きさを補正する段階とを含む。
別の態様においては、近接トランスデューサと導電性ターゲット材質との間のギャップの距離を求めるための装置が提供される。この装置は、近接トランスデューサと、トランスデューサに作動的に結合されたプロセッサとを含み、このプロセッサは、トランスデューサ及びターゲットに対する正規化インピーダンス曲線を発生し、一定ギャップの線に沿ったトランスデューサ正規化インピーダンスの時間変化率を求め、求められた時間変化率を用いて見かけ上のギャップの大きさを補正するように構成される。
更に別の態様においては、近接トランスデューサとターゲットとを隔てるギャップの距離を求めるためのコンピュータ読取り可能媒体上に具現化されるコンピュータプログラムが提供される。このプログラムは、複素インピーダンス情報を受け取って、トランスデューサの正規化インピーダンス曲線を求め、一定ギャップの線に沿ったトランスデューサの正規化インピーダンスの時間変化率を求め、求められた時間変化率を用いて見かけ上のギャップの大きさを補正するコードセグメントを含む。
図1は、例示的なデジタル渦電流システム10の概略ブロック図であり、該システム10は、作動的に結合されたトランスデューサ12を含む。システム10は、トランスデューサ12の未知の電気インピーダンスをデジタル的に測定するのに使用される電圧比法(VR法)を含む。トランスデューサ12は、一体型感知素子、すなわちコイル14と多芯トランスデューサケーブル15とを含む。感知素子14は、第1の導線16と第2の導線18とを含む。トランスデューサケーブル15は、第1の導体22と、トランスデューサケーブル15の第1の端部26から第2の端部28まで延びる第2の導体24とを含む。
ケーブルの第1の端部26において、第1の導体22と第2の導体24とは、それぞれ感知素子14の第1の導線16と第2の導線18とに作動的に結合される。ケーブルの第2の端部28において、第1の導体22はノード46で抵抗器40の第2の端子42に結合され、第2の導体24は接地ノード48に結合され、これによって未知の動的トランスデューサインピーダンスZunknownの1つの導線を接地する。
例示的な実施形態においては、トランスデューサ12は、限定ではないが、監視される機械の回転シャフト又は転がり要素軸受のアウタレースなどの導電性又は金属製のターゲット30とトランスデューサ12との間に形成されたギャップ距離29に相関付けることができる生の動的データを感知する機械に結合される。
デジタル渦電流システム10は、抵抗値Rの抵抗器40と、第1のノード44と第2のノード46との間にそれぞれ結合された第1の端子41と第2の端子42とを含む。
トランスデューサ12は、値Zunknownの未知の動的トランスデューサインピーダンスを有し、ノード46において抵抗器40の第2の端子42と接地ノード48との間に結合される。従って、抵抗器40とトランスデューサ12とは直列電気接続を形成する。
デジタル渦電流システム10はまた、フィルタ50、信号発生器70、タイミング制御回路80、サンプリング回路90、畳み込み回路100、及びデジタル信号プロセッサ(DSP)110を含む。信号発生器70は、フィルタ50を介してノード44で抵抗器の第1の端子41に作動的に結合されて、抵抗器40を通る信号を駆動し、これによりトランスデューサ12は直列に接続された抵抗器40及びトランスデューサ12の両端に第1の電圧Vを印加して、第2の電圧Vをトランスデューサ12の両端にだけ印加する。また、本明細書で使用する用語「プロセッサ」は、マイクロプロセッサ、中央演算処理ユニット(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、論理回路、及び本明細書で説明するような検査システムを実行することができる他の何らかの回路又はプロセッサを意味する。
例示的な実施形態においては、信号発生器70は、フィルタ50を介してノード44で抵抗器40に作動的に結合されると共に、デジタル信号プロセッサ(DSP)110に作動的に結合されて、フィルタ50及び直列接続の抵抗器40/トランスデューサ12結合体を通る1つ又はそれ以上の周波数のプログラム可能動的信号を駆動する。具体的には、信号発生器70は、直接デジタル合成(DDS)装置72を含み、このDDS装置は、フィルタ50とバッファ、ゲイン及びオフセット回路60とを介して抵抗器の第1の端子41に作動的に結合されて、抵抗器40とトランスデューサ12とを通る動的信号又は波形を駆動する。
この動的信号は、第1の電圧Vを直列接続の抵抗器40及びトランスデューサ12の両端に印加して、第2の電圧Vをトランスデューサ12の両端にのみ印加する。例示的な実施形態においては、トランスデューサ感知素子14は近接ターゲット30に結合されて、この動的信号により金属ターゲット30内に渦電流を誘導する交番磁界を感知素子14が発生するようにする。次いで、ターゲット30内の渦電流が感知素子14内に電圧を誘導し、従って、例えばトランスデューサ12とターゲット30との間のギャップ距離29の変化の関数として変化するトランスデューサ12のインピーダンス変化を生じさせる。
例示的な実施形態において、信号発生器70は、フィルタ50とバッファ、ゲイン及びオフセット回路60とを介して抵抗器の第1の端子41に結合された複数のDDS装置72を含み、抵抗器40及びトランスデューサ12を通る異なる周波数の複数の動的信号を駆動し、次いで、畳み込みを含む処理を行って、トランスデューサ12とターゲット30との間のギャップ距離29に相関付けることができる異なる周波数におけるトランスデューサ12のインピーダンス測定値が同時に得られる。
各DDS装置72は、インターフェース114を介してDSP110に結合され、正弦波のような純粋な周波数/位相プログラム可能動的信号を発生することができる。DSP110は、出力信号の周波数と位相の両方をプログラムするアルゴリズムを含むことができ、該出力信号を用いて、次に、全デジタル制御下で正確に処理可能な出力周波数/位相を有する周波数/位相プログラム可能動的アナログ信号によりトランスデューサ12を駆動することができる。従って、各DDS装置72は、駆動信号又は基準信号として使用するために、複数の周波数/位相の正弦波を正確に出力するようにデジタル的にプログラム可能である。1つの実施形態においては、DDS装置72は、AnalogDevices(マサチュセッツ州ノーウッド)から商業的に入手可能な製品番号AD9850のような装置である。
フィルタ50は、DDS装置72と抵抗器40との間に電気的に結合されて、DDS装置72からのアナログ動的信号出力を濾波する。例示的な実施形態においては、フィルタ50は、各DDS装置72と抵抗器40の第1の端子41との間に電気的に結合された少なくとも1つの低域フィルタ52を含み、例えばDDS装置72内で生じる高調波を取り除くように各DDS装置72の出力動的信号又は波形を純化する。例えば、10ビット+デジタル/アナログコンバータであるDDS装置72の出力の結果として、量子化ノイズは低域フィルタを用いてフィルタ除去される。従って、フィルタ52は、階段状部分を除去して、DDS装置72からのアナログ動的信号出力の平滑化を促進する。更にフィルタ52は、システム10のノイズ帯域幅を減少させて信号/ノイズ比の改善を促進する。1つの実施形態においては、低域フィルタ52は5極楕円フィルタ装置である。
例示的な実施形態において、バッファ、ゲイン及びオフセット回路60は、フィルタ50と抵抗器40との間に電気的に結合され、アナログ動的信号をバッファ及び増幅してアナログ動的信号の任意の所望のオフセットを提供する。サンプリング回路90は第1のノード44に結合され、直列接続された抵抗器40/トランスデューサ12結合体の両端に印加された電圧Vをサンプリングしてデジタル化する。更に、サンプリング回路90は第2のノード46に結合され、トランスデューサ12の両端にのみ印加される電圧Vをサンプリングしてデジタル化する。例示的な実施形態においては、サンプリング回路90は、第1の動的電圧Vと第2の動的電圧Vをサンプリングしてデジタル化するために、それぞれ第1のノード44と第2のノード46に結合された1対のアナログ/デジタルコンバータ(ADC)92及び94を含む。1つの実施形態においては、ADC92及び94は、AnalogDevice(マサチュセッツ州ノーウッド)から商業的に入手可能な製品番号AD6644のような14ビット広帯域コンバータである。
タイミング制御回路80は、信号発生器70の出力信号とサンプリング回路90のサンプリングレートとを同期させて、該出力信号とサンプルとの間の位相関係が維持されるようにする。タイミング制御回路80は、ADC92及び94の各DDS装置72とDSP110とに作動的に結合される。従って、DDS装置72は、この出力の周波数が正確に設定されるように、タイミング制御回路80によってクロック制御される。更に、タイミング制御回路80は、動的駆動信号とサンプリングされた信号との間の位相関係が維持されるようにDDS装置72の出力とADC92及び94のサンプリングレートとを同期させる。従って、動的駆動信号と同期させてサンプリングを実行することができる。
タイミング制御回路は、各DDS装置72に作動的に結合されて該装置72にクロック信号を供給する水晶発振器84を含む。
DDS装置72とADC92及び94もまた、信号発生器70とサンプリング回路90との間に一定の位相を確保するように発振器84によってクロック制御される。
畳み込み回路100は、例えばデジタルダウンカウンタ(DDC)の形態の独立形装置とすることができる。例示的な実施形態においては、畳み込み回路100はサンプリング回路90とDSP110との間に結合されて畳み込み演算を行う。アナログデジタル変換電圧V1D及びV2Dは、畳み込み回路100によって受信されて畳み込みされ、次いで、複素電圧数V1C及びV2CとしてDSP110へ伝送される。畳み込み回路100は、所定の周波数を処理するようにプログラムすることができる。1つの実施形態においては、畳み込み回路100は、Intersil Corporation(カルフォルニア州ミルピタス)から商業的に入手可能な製品番号HSP50216のようなデジタルダウンカウンタ(DDC)である。
別の実施形態においては、デジタル畳み込み回路100は、デジタル信号プロセッサ110と一体的に形成され、この場合、DSP110は、ADC92及び94に作動的に結合され、ADC92及び94から第1及び第2のデジタル化電圧信号V1D及びV2Dを受け取り、一体型畳み込み回路100によりこれらのデジタル化電圧をそれぞれの複素電圧数V1C及びV2Cに畳み込む。210XXシリーズ装置などの一体型畳み込み回路100を有するDSP110は、AnalogDevice(マサチュセッツ州ノーウッド)から商業的に入手可能である。デジタル化電圧を畳み込み回路100によりそれぞれの複素電圧数V1C及びV2Cに畳み込む処理は、同相直交検波又は直交合成として定義される。プロセッサ110は、算出されたインピーダンスを、例えばプロセッサ110と結合されるメモリ120内に記憶されている方程式、アルゴリズム、数値的方法、又は参照用テーブルを使用することによって、監視されているターゲット30とトランスデューサ12との間のギャップ距離29に相関付けられる電圧又はギャップ値に変換することができる。インピーダンス又はギャップ値は、デジタル/アナログコンバータ140を介してアナログ出力装置142に出力することができる。アナログ出力装置142は、アナログ出力が所定の公称作動範囲外である時に作動するよう設定可能な、例えばアラーム、リレー、及び回路遮断器を含むことができる。
インピーダンス又はギャップ値は、通信リンク144を介してホストコンピュータ146に出力し、回転又は往復動機械の監視に使用するために更に処理することができる。限定ではないが、キーボード、ポインティングデバイス、ボイスコマンド回路、及び/又はタッチスクリーンなどの入力装置148を使用して、ディスプレイ150上で見ることのできるメニュー方式インターフェースを介してデータを入力し、或いはシステム10の設定を変えることができる。この入力データは、計算にそのまま使用することができ、或いは後の使用のためにメモリ120内に記憶することができる。ディスプレイ150は、例えば、CRT又はLCD、及び/又はハードコピー装置を含むことができる。
作動時には、トランスデューサ先端部の周りにRF磁界が生成されるように、RF信号がトランスデューサコイル14から送信される。例示的な実施形態においては、RF磁界は、約0.1インチ(100mil)より大きなギャップ距離29まで広がる。ターゲット30がRF磁界内に存在する時には、ターゲット30の表面に渦電流が流れる。渦電流の侵入深さは、ターゲット30の導電率と透磁率とによって決まる。例えば、E4140鋼の侵入深さは、約0.003インチ(3mil)である。ターゲット30内で渦電流の流れを生じさせるのに十分な程トランスデューサ12がターゲット30に近接している時には、RF信号は、トランスデューサ12とターゲット30との間のギャップ距離29が最小であり、その結果ターゲット30内を流れる渦電流が最大になる時にRF信号の振幅が最小であるように影響を受ける。同様に、トランスデューサ12とターゲット30との間のギャップ距離29が最大であり、その結果ターゲット30内を流れる渦電流が最小になる時にRF信号の振幅は最大である。更に、ターゲット30がRF磁界内でゆるやかに移動している時、RF信号の振幅はゆるやかに増減する。ターゲットがRF磁界内で急速に移動している場合には、RF信号の振幅は急速に増減する。ターゲット30がトランスデューサ12に対して振動している場合などのターゲット30の振動運動は、RF信号を変調させる。
図2は、トランスデューサ12及びターゲット30に対する正規化インピーダンスグラフ図160を示し、複数の正規化インピーダンス曲線162を含む。例示的な実施形態において、グラフ図160は、異なる励起周波数とターゲット30からの異なるギャップ距離値とにおけるトランスデューサ12のインピーダンスを測定することによって生成される。1つの実施形態において、ターゲット30はE4140鋼で作られている。図160上の0.0、1.0に位置する起点164から外向きに放射する複数の線182乃至197は、ギャップ線である。これらは、これらの線の最右端で表される近位ギャップ位置から起点164で表される遠位ギャップ位置まで変化する種々のギャップ距離値及び一定周波数におけるターゲット30による正規化インピーダンスを表している。これらの線は、周波数が増大するにつれて矢印Fに沿って時計方向に回転する。複数の弧200乃至208は、トランスデューサ12がターゲット30から一定のギャップ距離値に置かれ、且つ励起周波数が変化する場合のトランスデューサ12のインピーダンスを表している。
作動時には、グラフ図160は、次のようにして求められる。
1.トランスデューサ12の遠位ギャップインピーダンスを測定する。この場合、遠位ギャップインピーダンス=R+jωL
2.ターゲット30に近いトランスデューサ12のインピーダンスを測定する。この場合、近位ギャップインピーダンス=R+jωL
3.正規化インピーダンスを求める。この正規化インピーダンスは、次のような正規化抵抗項と正規化リアクタンス項とを含む、
正規化抵抗=(R−R)/ωL
正規化リアクタンス=ωL/ωL
4.グラフ図160上に各々の点をプロットして、同一周波数で収集された点を結ぶ。
5.同一ギャップ距離値にて収集された点を結び、図2に示すようなグラフを得る。
各ターゲット材料は、固有の特性正規化インピーダンスグラフを有する。各グラフの曲線は、ターゲットの特性の影響を受け、曲線は、ターゲットの導電率及び透磁率が増大するにつれて時計方向に回転することが観察された。同様に、ターゲットの導電率及び透磁率が増大するにつれて、ギャップ距離に応じて抵抗変化よりも大きなリアクタンス変化が存在することも観察された。
正規化インピーダンスグラフを求める上記の方法を用いて、延長ケーブルと結合した状態でトランスデューサの遠位ギャップインピーダンスと近位ギャップインピーダンスとを求めて、トランスデューサ/延長ケーブル結合体の正規化インピーダンスグラフを得ることができる。
更に、1つ又はそれ以上の正規化インピーダンス曲線は、1つのトランスデューサを選び、異なるターゲット材質に関して異なる周波数及び異なるギャップ距離値においてそのインピーダンスを測定し、この情報を、例えばメモリ120内に記憶させることにより生成することができる。
図3は、トランスデューサ12及び磁化されたターゲット30(図1に示す)に対する例示的な正規化インピーダンス曲線302のグラフ図300である。例示的な実施形態において、ターゲット30はE4140鋼で作られている。グラフ図300は、トランスデューサ12の正規化抵抗を表すx軸304を含む。y軸306は、トランスデューサ12の正規化リアクタンスを表す。グラフ図300は、全体的に正規化インピーダンス曲線302を定義し、各々が所定の周波数及びトランスデューサ12とターゲット30間の複数のギャップ距離29におけるトランスデューサ12のインピーダンスを表す複数のプロット点を含む。曲線302の近位ギャップ端部308は、ターゲット30がトランスデューサ12に近接して位置する時のトランスデューサ12のインピーダンスを表す点を含む。曲線302の遠位ギャップ端部310は、ターゲット30がトランスデューサ12から比較的遠位ギャップ距離29にある時のトランスデューサ12のインピーダンスを表す点を含む。曲線302は、トランスデューサ12とターゲット30とが外部磁界によって影響を受けていない状態での正規化インピーダンス点を表している。ターゲット30が磁化されていない場合には、ターゲット30の結晶構造の磁界はランダムに並び、正味磁界を全く発生しない。ターゲット30が外部磁界内に置かれている場合には、個々の結晶磁界は、外部磁界の磁束線と整列する。外部磁界が取り除かれると、個々の結晶の磁気モーメントが整列した状態を維持してターゲット30内に正味磁界を生じることにより、ターゲット30は磁化された状態を維持することができる。ターゲット30の磁化は、必ずしもギャップ距離29に関係せず、ギャップ距離29に加えてターゲット30の磁化の強さと向きに関係してトランスデューサ12のインピーダンスに影響を及ぼす可能性がある。このような関係は、曲線302の移動又は変位によって立証することができる。
ターゲット30の磁化は、磁化曲線すなわちBH曲線を辿る。例えば、ターゲット30が60ヘルツの交番磁界によって磁化されている時には、ターゲット30の磁化は、毎秒60回BH曲線の周りを辿ることができる。ターゲット30の透磁率は、BH曲線の正接を辿る。従って、ターゲット30がより強く磁化されるにつれて、ターゲット30の透磁率は低下する。ターゲット30の透磁率におけるこの低下は、正規化インピーダンス曲線300における移動として現れる。例えば、一定ギャップの第1の線312は、グラフ図300上に重ねることができる。トランスデューサ12がターゲット30から一定のギャップで保持され、ターゲット30の磁界が変化する時、トランスデューサ12の正規化インピーダンスは、線312に沿ったリフトオフ線314を形成する点としてプロットすることができる。更に、線312に沿った点の位置の時間変化率は、ターゲット磁界の強さ及び時間変化率と相関付けることができる。
一定ギャップの第2の線316は、トランスデューサ12がターゲット30から第2の一定ギャップにて保持され、ターゲット30の磁界が変化する時のインピーダンス値を表しており、トランスデューサ12の正規化インピーダンスは、線316に沿ったリフトオフ線318を形成する点としてプロットすることができる。ターゲット30に対するリフトオフ線314及び318は、多くの要因と関係付けることができる。トランスデューサ12のギャップ、励起周波数、及びトランスデューサ12の平均又は有効半径は、トランスデューサ12に対して制御可能な公知の要因である。トランスデューサ12と関係のない要因としては、正規化周波数に影響を及ぼすターゲットの導電率及び透磁率が含まれる。従って、トランスデューサ12の作動周波数におけるシフトが正規化インピーダンスグラフ図300に影響を及ぼすのと同様に、ターゲットの導電率及び/又は透磁率の変化は、正規化インピーダンスグラフ図300に影響を及ぼす可能性がある。ターゲット30とトランスデューサ12との間の相対的な向きも、リフトオフ線314又は318の表示に影響を及ぼす可能性がある。
図4は、渦電流トランスデューサ12とターゲット30とを隔てるギャップを測定するための例示的な方法400のフロー図である。方法400は、トランスデューサの正規化インピーダンス曲線を求める段階402を含む。例示的な実施形態においては、正規化インピーダンス曲線は、リアルタイムに求められる。本明細書で使用されるリアルタイムとは、結果に影響を与える入力が変化した後、実質的に短期間で結果が生じることを言う。この期間は、規則的に繰り返される作業の各反復の間の時間量とすることができる。このような繰り返される作業は、周期的作業と呼ばれる。この時間期間は、結果の重要度及び/又は入力の処理を実行して結果を発生するシステムの能力に基づいて選択することができ、或いはシステムを構成する構成要素に固有の遅延とすることができるリアルタイムシステムの設計パラメータである。別の実施形態においては、正規化インピーダンス曲線は、較正処理などにより予め定められ、システム10のメモリ内に記憶される。一定ギャップの線に沿ったトランスデューサ正規化インピーダンスの時間変化率は、404で求められる。
電動機又は発電機の回転するシャフトに誘導される磁界などによる外部磁界によってターゲットが影響を受ける時には、トランスデューサのインピーダンスは、磁界の強さ及び/又は磁界の時間変化率の関数として変化することができる。インピーダンスの変化は、実際にトランスデューサとターゲットとを隔てるギャップに何の変化も起こっていなくとも、このギャップにおける変化として現れることができる。作動時におけるシステム10の不正確さを低減するために、正規化インピーダンス曲線上の一定ギャップの線に沿ったトランスデューサインピーダンスの求められた時間変化率を使用して、見かけ上のギャップを補正することができる(段階406)。同様に、トランスデューサインピーダンスが、一定ギャップの線に沿って正規化インピーダンス曲線から移動する距離を用いて、見かけ上のギャップを補正することができる(段階406)。
上述の方法及び装置は、外部磁界の存在下でギャップを正確に測定するコスト効果と信頼性のある手段を提供する。より具体的には、この方法及び装置は、ターゲットが磁界によって影響を受ける際に渦電流トランスデューサを利用したトランスデューサに関するターゲットの近接度及び/又は振動の測定を容易にする。その結果、本明細書に説明した方法及び装置は、コスト効果及び信頼性のある方法で装置の監視を促進する。
渦電流トランスデューサとターゲットとの間のギャップ及び/又は振動の測定に関連して本発明を説明したが、多くの他の用途が企図される。例えば、本発明は、限定ではないが、処理システム、測定及び計測システムなどの交番磁界及び/又は静止磁界によって装置が影響を受ける可能性のある任意のシステムに適用することができる。
以上において、渦電流インピーダンス測定システムの例示的な実施形態が詳細に説明された。これらのシステムは、本明細書に説明された特定の実施形態に限定されるものではなく、各システムの構成要素は、本明細書に説明された他の構成要素とは独立して個別に利用することができる。また、各システム構成要素は、他のシステム構成要素と組み合せて使用することもできる。
様々な特定の実施形態に関して本発明を説明してきたが、本発明が添付の請求項の精神及び範囲内で変更を実施可能であることは当業者であれば理解されるであろう。なお、特許請求の範囲に記載された符号は、理解容易のためであってなんら発明の技術的範囲を実施例に限縮するものではない。
例示的なデジタル渦電流システムの概略ブロック図。 図1に示すトランスデューサ及びターゲットの正規化インピーダンスのグラフ図。 磁化されたターゲットに関する図2に示す例示的な正規化インピーダンス曲線のグラフ。 渦電流トランスデューサとターゲットとを隔てるギャップを測定するための例示的な方法のフロー図。
符号の説明
402 トランスデューサの正規化インピーダンス曲線を求める
404 一定ギャップの線に沿ったトランスデューサ正規化インピーダンスの時間変化率を求める
406 求められた時間変化率を用いて見かけ上のギャップの大きさを補正する

Claims (10)

  1. 渦電流トランスデューサとターゲットとを隔てるギャップの距離を測定するための方法(400)であって、
    トランスデューサの正規化インピーダンス曲線を求める段階(402)と、
    一定ギャップの線に沿った前記トランスデューサの正規化インピーダンスの時間変化率を求める段階(404)と、
    前記求められた時間変化率を用いて見かけ上のギャップの大きさを補正する段階(406)と、
    を含む方法(400)。
  2. 前記正規化インピーダンス曲線を求める段階が、
    複数のギャップ距離値における前記渦電流トランスデューサの複素電気インピーダンス値を計算する段階と、
    前記複素電気インピーダンス値を正規化する段階と、
    を含む請求項1に記載の方法(400)。
  3. 前記正規化インピーダンス曲線を求める段階が、前記正規化インピーダンス曲線をリアルタイムに求める段階を含む請求項1に記載の方法(400)。
  4. 前記時間変化率を求める段階が、前記ターゲットの磁界による時間変化率を求める段階を含む請求項1に記載の方法(400)。
  5. 前記見かけ上のギャップを補正する段階が、前記ターゲットの磁界による見かけ上のギャップへの寄与を低減するように前記見かけ上のギャップを補正する段階を含む請求項1に記載の方法(400)。
  6. 渦電流トランスデューサと導電性ターゲット材質(30)との間のギャップ(29)の距離を求めるための装置(10)であって、
    渦電流トランスデューサ(12)と、
    前記トランスデューサに作動的に結合されたプロセッサ(110)と、
    を備え、
    前記プロセッサが、前記トランスデューサ及び前記ターゲットに対する正規化イ
    ンピーダンス曲線を発生し、一定ギャップの線に沿ったトランスデューサ正規化
    インピーダンスの時間変化率を求め、前記求められた時間変化率を用いて見かけ上のギャップの大きさを補正するように構成されていることを特徴とする装置(10)
  7. 前記渦電流トランスデューサに作動的に結合される、前記渦電流トランスデューサに電流を流すように構成された信号発生器(70)と、
    前記渦電流トランスデューサの両端に印加されるアナログ電圧をサンプリングしてデジタル化するように構成されたサンプリング回路(90)と、
    デジタル化された電圧をデジタル波形で畳み込み、前記渦電流トランスデューサの両端に印加されたアナログ電圧と相関した複素数を形成する畳み込み回路(100)とを更に含み、
    前記プロセッサが、前記複素数を前記渦電流トランスデューサと導電性ターゲットとの間のギャップ距離に相関したギャップ距離値に処理するように構成されたことを特徴とする請求項6に記載の装置(10)。
  8. 前記プロセッサ(110)が、前記渦電流トランスデューサインピーダンスと前記渦電流トランスデューサを駆動する電流の測定周波数とを処理して正規化インピーダンス曲線を発生させるように構成されたことを特徴とする請求項7に記載の装置(10)。
  9. 前記信号発生器(70)が、前記渦電流トランスデューサを駆動する電流の周波数を調節するように構成されたことを特徴とする請求項7に記載の装置(10)。
  10. 前記渦電流トランスデューサと前記導電性ターゲット材質との間の前記ギャップ距離と相関したギャップ距離値の関数として信号を出力するように構成された出力回路を更に含むことを特徴とする請求項7に記載の装置(10)。
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