JP2005156324A - 過電流検出機能付き電流検出センサ - Google Patents

過電流検出機能付き電流検出センサ Download PDF

Info

Publication number
JP2005156324A
JP2005156324A JP2003394524A JP2003394524A JP2005156324A JP 2005156324 A JP2005156324 A JP 2005156324A JP 2003394524 A JP2003394524 A JP 2003394524A JP 2003394524 A JP2003394524 A JP 2003394524A JP 2005156324 A JP2005156324 A JP 2005156324A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
current detection
current
circuit
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003394524A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Kitamura
寿博 北村
Takeshi Tawaratsumida
健 俵積田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2003394524A priority Critical patent/JP2005156324A/ja
Publication of JP2005156324A publication Critical patent/JP2005156324A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Abstract

【課題】 本発明は、電流を検出する電流検出センサに過電流を検出する機能をさらに備えた過電流検出機能付き電流検出センサを提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明に係る過電流検出機能付き電流検出センサ1は、測定対象の電路200に流れる電流Iを検出する電流検出部10と、電流検出部10の出力が入力され入力と出力とが線形関係となるように線形増幅する線形増幅回路21と、電流検出部10の出力が入力され入力と出力とが対数関係となるように対数増幅する対数増幅回路23と、電流検出部10の出力における絶対値の閾値に対する大小に応じて、対数増幅回路21及び線形増幅回路23の出力のうちの何れか一方を電流検出結果として出力する比較回路22及びバッファ24,25で構成される制御部とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電流を検出する電流検出センサに関し、特に、過電流を検出する機能をさらに備える過電流検出機能付き電流検出センサに関する。
従来の電流検出センサとして、例えば、図5に示すホール素子を用いた電流検出センサが知られている。図5は、従来の電流検出センサの一例を示す図である。図5において、電流検出センサ101は、貫通する電路200に流れる電流によってその電流値に応じた磁束を発生するコア111と、コア111に発生した磁束に応じた電圧を発生するホール素子112と、ホール素子112の出力電圧を増幅する増幅器113とを備えて構成される。このような構成の電流検出センサ101は、電路200に被検出電流が流れると、コア111及びホール素子112によって被検出電流がその電流値に対応する電圧値の電圧に変換され、この電圧を増幅部113で増幅することによって検出結果を得るものである。
しかしながら、このような構成の電流検出センサでは、電路200に大電流が流れるとコア111に発生する磁束が飽和してしまうので、電路200に流れる電流を正確に検出することができない場合があるという問題があった。また、測定精度がホール素子112の性能に大きく依存しているため、ホール素子112の性能における製品ばらつきやホール素子112の温度特性の影響を受け得るという問題があった。そこで、このような問題点を改善した電流検出センサが、例えば、特許文献1に開示されている。
図6は、特許文献1に記載の電流検出センサを示すブロック図である。図6において、特許文献1に記載の電流検出センサ102は、電路200に直列に接続された検出抵抗器122と、所定周波数のクロック信号S1を発生する発振回路125と、発振回路125のクロック信号S1に応じてオン・オフを行うスイッチ回路123と、検出抵抗器122の両端子間にスイッチ回路123を介して一次巻線124aが接続されたトランス124と、トランス124の二次巻線124bに発生する電圧を、基準となる発振回路125のクロック信号S1により同期検波する同期検波回路126とを備えて構成される。スイッチ回路123は、例えば、発振回路125の出力がカソードに接続されると共にアノードに電源電圧Vccが印加される発光ダイオード(発光素子の一例)123aと、発光ダイオード123aと光学的に結合されると共に電気的に絶縁されたフォトトランジスタ123bとから成るフォトカプラである。
そして、電流検出センサ102の出力(同期検波回路126の出力)は、その大きさが比較的微小であるため、通常、増幅回路127によって増幅され、電流検出センサ102の使用目的に応じた様々な処理が為される。例えば、電流検出センサ102が電流計測計に用いられる場合には、計測された電流値に応じた表示が為されるように、増幅回路127の増幅出力は、処理が為される。また例えば、電流検出センサ102が漏電遮断器に用いられる場合には、増幅回路127の増幅出力が所定値を越えた場合に遮断器がオフするように、増幅回路127の増幅出力は、処理が為される。
特開2002−196020号公報
ところで、測定対象の機器又はシステムに流れる電流を計測し、さらに、これら測定対象の機器又はシステムを電源回路や負荷回路等における故障から守るために、過電流を計測しようとすると、従来の電流検出センサでは、過電流が定格入力電流の数倍以上、例えば3倍以上や4倍以上であるため、過電流を正確に測定し得ないという問題があった。例えば、定格入力電流が±100A、この場合における出力電圧±3V、電源電圧が5Vであって、増幅回路の増幅特性により入力電流が±150A以上で出力電圧が±4.5Vで飽和する電流検出センサの場合では、過電流で入力電流が±400Aであっても出力電圧が±4.5となるため、出力電圧だけを見ると、入力電流が±150Aなのか±400Aなのか判別することができない。
このため、従来では、例えば図7に示すように、従来の電流検出センサ101又は電流検出センサ102の他に、過電流を検出する過電流検出センサ103を別個に設ける必要があった。図7は、負荷回路の電流及び過電流を検出する回路例を示すブロック図であり直列に接続された電流検出センサ101(102)、過電流検出センサ103及び負荷回路104がスイッチ105を介して電源回路106に接続される。しかしながら、このような過電流検出センサを電流検出センサの他に設ける構成では、コスト高となる問題や設置スペースを確保しなければならないという問題が生じてしまう。特に、電流検出センサと過電流検出センサとでは、回路構成が共通する部分もあるという事情もある。
本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、定格入力電流の検出及び過電流の検出を1個のセンサで実施可能な過電流検出機能付き電流検出センサを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る過電流検出機能付き電流検出センサは、測定対象の電路に流れる電流を検出する電流検出部と、前記電流検出部の出力が入力され、入力と出力とが線形関係となるように線形増幅する線形増幅部と、前記電流検出部の出力が入力され、入力と出力とが対数関係となるように対数増幅する対数増幅部と、前記電流検出部の出力における絶対値の閾値に対する大小に応じて、前記対数増幅部及び前記線形増幅部の出力のうちの何れか一方を電流検出結果として出力する制御部とを備える。
そして、仕様を変更可能とする観点から、上述の過電流検出機能付き電流検出センサにおいて、前記電流検出部の出力における検出精度及び温度特性の各データを格納するデータ格納部と、前記電流検出部の出力における検出精度及び温度特性を前記データ格納部に格納された前記各データに基づいて設定する仕様設定部と、前記データ格納部に格納される前記各データを外部より変更する仕様変更部とをさらに備える。
また、測定精度の改善や低コスト化等の観点から、これら上述の過電流検出機能付き電流検出センサにおいて、前記電流検出部は、所定周波数のクロック信号を発生する発振回路と、前記発振回路のクロック信号に応じて所定周波数で点滅する発光素子と、前記発光素子に光学的に結合され発光素子が発光すると導通するスイッチ素子と、直流電流が入力される抵抗器の端子間に前記スイッチ素子を介して一次巻線が接続されたトランスと、前記トランスの二次巻線に発生する交流電圧を前記クロック信号を基準として同期検波することにより、前記直流電流に応じた直流電圧を発生する同期検波回路とを備える。
このような構成の過電流検出機能付き電流検出センサは、線形増幅部と対数増幅部とを備え、電流検出部の線形増幅部又は対数増幅部を介した出力を制御部によって選択的に出力させる。対数増幅部は、線形増幅部に較べて入力電圧の変化に対する出力電圧(入力電圧の増幅出力)の変化が小さいので、線形増幅部における入力可能な電圧の限界に対し数倍の電圧を入力することができる。このため、このような構成の過電流検出機能付き電流検出センサは、定格入力電流の範囲では線形増幅部の出力を電流検出出力とする一方、過電流の範囲では対数増幅部の出力を電流検出出力とすることによって、1個の電流検出センサで定格入力電流の範囲だけでなく過電流も正確に検出することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。まず、本実施形態の構成について説明する。
(第1の実施形態の構成)
図1は、第1の実施形態に係る過電流検出機能付き電流検出センサの構成を示すブロック図である。図2は、線形・非線形増幅部の入出力特性を示す図である。図2の横軸は入力電電圧であり、縦軸は出力電圧である。
図1において、第1の実施形態に係る過電流検出機能付き電流検出センサ1は、電路200に流れる被検出電流を検出する電流検出部10と、電流検出部10の検出出力を所定の入出力特性で増幅する線形・非線形増幅部20とを備えて構成される。
電流検出部10は、電路200に直列に接続される検出抵抗器12と、発光ダイオード13a及びフォトトランジスタ13bから成るスイッチ回路13と、一次巻線14a及び二次巻線14bから成るトランス14と、発振回路15と、同期検波回路16とを備えて構成される。これら検出抵抗器12、スイッチ回路13、トランス14、発振回路15及び同期検波回路16は、その接続状態を含めて、従来技術において図6を用いて説明した電流検出センサ102の検出抵抗器122、スイッチ回路123、トランス124、発振回路125及び同期検波回路126とそれぞれ同様であるので、その説明を省略する。
線形・非線形増幅部20は、図2に示すように、入力電圧が定格入力電流領域Xの範囲内(図中に破線で示す枠内)である場合には入力電圧と出力電圧とが線形関係になるように増幅すると共に、入力電圧が過電流領域Yの範囲内(図中に破線で示す枠外であって一点鎖線で示す枠内)である場合には入力電圧と出力電圧とが対数関係になるように増幅する。
即ち、線形・非線形増幅部20の増幅特性は、次式(1−1)式及び(1−2)式で表される。
Vout=a×Vi+b (+Va≧Vi≧−Va;a、bは定数) ・・・(1−1)
Vout=c×logVi+d (Vi≧+Va、−Va≧Vi;c、dは定数)
・・・(1−2)
ここで、Viは、入力電圧であり、Voutは、出力電圧であり、そして、±Vaは、電路200に定格電流±Aaが流れた場合に電流検出部10から出力される電圧値である。なお、図2中における±Vbは、過電流検出機能付き電流検出センサ1が正確に検出可能な限界値の過電流±Abが電路200に流れた場合に電流検出部10から出力される電圧値である。Ab>Aa、Vb>Vaである。
このような増幅特性を有する線形・非線形増幅部20は、例えば、線形増幅回路(Linear−Amp)21と、比較回路(CMP)22と、対数増幅回路(Log−Amp)23と、バッファ24、25とを備えて構成される。
線形増幅回路21は、その入力と出力とが線形関係となるように線形増幅する増幅回路であり、電流検出部10における同期検波回路16の出力が入力される。対数増幅回路23は、その入力と出力とが対数関係となるように対数増幅する増幅回路であり、電流検出部10における同期検波回路16の出力が入力される。
バッファ24、25は、その入力を保持し、比較回路22の制御に応じて保持した入力を出力する回路である。バッファ24は、線形増幅回路21の出力を保持し、バッファ25は、対数増幅回路23の出力を保持する。バッファ24の出力及びバッファ25の出力が過電流検出機能付き電流検出センサ1の出力となる。
比較回路22は、電流検出部10における同期検波回路16の出力が入力される。比較回路22は、この同期検波回路16の出力(電流検出部10の出力)と基準電圧Vとを比較して、同期検波回路16の出力における絶対値が基準電圧V以下の場合にはバッファ24に出力させ、同期検波回路16の出力における絶対値が基準電圧Vより大きい場合にはバッファ25に出力させるようにバッファ24、25を制御する回路である。即ち、電流検出部10の出力における絶対値の基準電圧Vに対する大小によって、線形増幅回路21で線形増幅された電流検出部10の出力及び対数増幅回路24で対数増幅された電流検出部10の出力のうちの何れか一方が選択的に出力される。従って、基準電圧Vは、可変増幅特性増幅部20の入力電圧が図2に示す定格入力電流領域Xであるか過電流領域Yであるかを弁別する閾値となるから、基準電圧VはVaに設定される。
ここで、比較回路22及びバッファ24、25が請求項における制御部の一例に相当し、基準電圧V(Va)が請求項の閾値に相当する。
次に、第1の実施形態の動作について説明する。
(第1の実施形態の動作)
電路200に流れる電流の測定が開始されると、発振回路15は、所定周波数のクロック信号S1を発生する。このクロック信号S1によりその所定周波数に応じた周期で断続的に電流がスイッチ回路13の発光ダイオード13aに流れ、発光ダイオード13aは、点滅する。この点滅により、スイッチ回路13のフォトトランジスタ13bは、所定周波数に応じた周期でオン・オフを繰り返す。
一方、電路200に流れる被検出電流Iによって検出抵抗器12の両端子間には、被検出電流Iの電流値に比例した電圧(端子間電圧)が発生する。フォトトランジスタ13bは、上述のようにオン・オフを繰り返しているので、この端子間電圧は、フォトトランジスタ13bでスイッチングされた状態でトランス14の一次巻線14aに印加され、これによって一次巻線14aには、交流電流が流れることになる。このため、トランス14の二次巻線14bにそのピーク値が検出抵抗器12の端子間電圧に比例した交流の電圧信号S2が発生する。
そして、同期検波回路16がこの電圧信号S2を発振回路15から供給されるクロック信号S1を基準として同期検波し、検出抵抗器12の端子間電圧に比例した直流の電圧信号S3を出力する。
このように電流検出部10では、スイッチ回路13及びトランス14を用いて、電路200側と検出回路側とを電気的に絶縁しているので、電路200側に与える影響を小さくすることができ、微小電流の検出を行う場合でも被検出電流Iを正確に検出することができる。また、検出抵抗器12に生じる端子間電圧が発振回路15及びスイッチ回路13によって交流電圧に変換され、そして、トランス14、発振回路15及び同期検波回路16によって直流の電圧信号S3に変換されることにより、被検出電流Iは、検出される。このため、従来のホール素子を用いた電流検出センサのように電流検出センサの性能がホール素子の性能に大きく依存することなく、また、ホール素子のバラツキや温度特性によって電流検出センサの性能が左右されることがない。
そして、電流検出部10からの電圧信号S3は、線形増幅回路21、比較回路22及び対数増幅回路23に入力される。線形増幅回路21は、この電圧信号S3を入出力関係が比例関係となるように増幅してバッファ24に出力(線形増幅出力)し、バッファ24は、この線形増幅出力を保持する。また、対数増幅回路23は、電圧信号S3を入出力関係が対数関係となるように増幅してバッファ25に出力(対数増幅出力)し、バッファ25は、この対数増幅出力を保持する。
また、比較回路22は、電流検出部10からの電圧信号S3を基準電圧V(=Va)と比較し、その比較の結果、電圧信号S3が−Va≦電圧信号S3≦+Vaである場合には、線形増幅出力が検出出力端子Toutから出力されるようにバッファ24を動作させる。即ち、バッファ24に保持されている線形増幅出力が検出出力端子Toutから出力されることになる。ここで、上述したように、基準電圧V(=Va)が電路200に定格電流±Aaが流れた場合に電流検出部10から出力される電圧値に設定しているので、被検出電流Iが定格入力電流の範囲内である場合、即ち、−Aa≦被検出電流I≦+Aaには、被検出電流Iの電流値に比例した電圧値が検出出力端子Toutから出力されることになる。
一方、比較回路22は、比較の結果、電圧信号S3が電圧信号S3≦−Va、+Va≦電圧信号S3である場合には、対数増幅出力が検出出力端子Toutから出力されるようにバッファ25を動作させる。即ち、バッファ25に保持されている対数増幅出力が検出出力端子Toutから出力されることになる。対数増幅は、線形増幅に較べて入力電圧の変化に対する出力電圧の変化が小さい(圧縮される)。このため、被検出電流Iが定格電流Aaに対して約3倍や4倍の過電流が電路200に流れたとしても、電圧信号S3が対数関係で増幅された結果が出力されるので、本実施形態に係る過電流検出機能付き電流検出センサ1は、過電流である被検出電流Iも正確に検出することができる。
このように本実施形態に係る過電流検出機能付き電流検出センサ1では、線形・非線形増幅部20が被検出電流Iの電流値が定格入力電流の範囲内であるか範囲外であるかによって増幅特性が変わって、例えば図2に示すように、定格入力電流の範囲内では線形増幅し、定格入力電流の範囲外では対数増幅するので、電流検出可能範囲が広く、1個の電流検出センサで定格入力電流範囲内検出及び過電流検出を正確に実行することができる。
設計の一例を挙げると、定格入力電流が±100A、この場合における出力電圧±3V、電源電圧が5Vであって、被検出電流Iが定格入力電流の範囲内である場合には(出力電圧)=0.03×(被検出電流I)となるように、被検出電流Iが定格入力電流の範囲外である場合には(出力電圧)=±0.6514×ln(Abs(被検出電流I))となるように、可変増幅特性増幅部20を設計すると、被検出電流Iの電流値が±150Aでは出力電圧±3.264Vとなり、被検出電流Iの電流値が±200Aでは出力電圧±3.451Vとなり、被検出電流Iの電流値が±300Aでは出力電圧±3.716Vとなり、そして、被検出電流Iの電流値が±400Aでは出力電圧±3.903Vとなって、定格電流の約4倍の過電流まで正確に検出することができる。なお、lnは、自然対数の演算子であり、Absは絶対値の演算子である。
次に、別の実施形態について説明する。
(第2の実施形態の構成)
第2の実施形態は、電流検出センサが設置される各設備の特性に応じた電流検出センサが必要な場合に、それら各設備の特性に応じて特性の異なる複数種類の電流検出センサを用意することなく、一種類で対応可能とする過電流検出機能付き電流検出センサの実施形態である。
図3は、第2の実施形態に係る過電流検出機能付き電流検出センサの構成を示すブロック図である。
図3において、第2の実施形態に係る過電流検出機能付き電流検出センサ2は、電路200に流れる被検出電流を検出する電流検出部30と、電流検出部30の検出出力を所定の入出力特性で増幅する線形・非線形増幅部50と、増幅器56と、過電流検出機能付き電流検出センサ2の仕様を設定する仕様設定部60とを備えて構成される。
電流検出部30は、抵抗器31と、電路200に直列に接続された検出抵抗器32と、所定周波数のクロック信号S1を発生する発振回路36と、発振回路36のクロック信号S1がベース端子に供給されてクロック信号S1に応じてオン・オフを行うトランジスタ(スイッチング素子の一例)35と、トランジスタのオン・オフに応じてオン・オフを行うスイッチ回路33と、検出抵抗器32の両端子間にスイッチ回路33を介して一次巻線34aが接続されたトランス34と、トランス34の二次巻線34bに発生する電圧を、基準となる発振回路36のクロック信号S1により同期検波する同期検波回路38と、同期検波回路38の電圧信号S3から例えば雑音等の不要な信号成分を除去するローパスフィルタ(以下、「LPF」と略記する。)41と、LPF41が出力する電圧信号S4のオフセット及びオフセット温度計数を設定するオフセット可変回路42と、発振回路36、LPF41、オフセット可変回路42及び線形・非線形増幅部50の各動作を設定するデータを格納する内部レジスタ39と、内部レジスタ39と仕様設定部60との間でデータ授受を行うためのインタフェース部40とを備えて構成される。
スイッチ回路33は、例えば、トランジスタ35のコレクタ端子がカソードに接続されると共にアノードに抵抗器31を介して電源電圧Vccが印加される発光ダイオード(発光素子の一例)33aと、発光ダイオード33aと光学的に結合されると共に電気的に絶縁されたフォトトランジスタ33bとから成るフォトカプラである。
線形・非線形増幅部50は、第1の実施形態における線形・非線形増幅部20と同様に、図2に示すように、入力電圧が定格入力電流領域Xの範囲内である場合には入力電圧と出力電圧とが線形関係になるように増幅すると共に、入力電圧が過電流領域Yの範囲内である場合には入力電圧と出力電圧とが対数関係になるように増幅するが、ゲイン及びゲイン温度係数が内部レジスタ39によって設定可能なように構成されている。
このような増幅特性を有する可変増幅特性増幅部50は、例えば、線形増幅回路(linear−Amp)51と、比較回路(CMP)52と、対数増幅回路(log−Amp)53と、バッファ54、55とを備えて構成される。
線形増幅回路51は、電流検出部30におけるオフセット可変回路42の出力が入力される。線形増幅回路51は、その入力と出力とが線形関係となるように線形増幅する増幅回路であって、オフセット可変回路42の出力のゲイン及びゲイン温度係数を設定する。対数増幅回路53は、電流検出部30におけるオフセット可変回路42の出力が入力される。対数増幅回路53は、その入力と出力とが対数関係となるように対数増幅する増幅回路であって、オフセット可変回路42の出力のゲイン及びゲイン温度係数を設定する。
バッファ54、55は、その入力を保持し、比較回路52の制御に応じて保持した入力を出力する回路である。バッファ54は、線形増幅回路51の出力を保持し、バッファ55は、対数増幅回路53の出力を保持する。バッファ54の出力及びバッファ55の出力は、増幅器56に入力され、増幅器56は、電路200に流れる電流の電流値の検出信号S5として出力端子Toutに出力する。
比較回路52は、電流検出部30におけるオフセット可変回路42の出力が入力される。比較回路22は、このオフセット可変回路42の出力(電流検出部30の出力)と内部レジスタ39から設定された基準電圧Vとを比較して、オフセット可変回路42の出力における絶対値が基準電圧V以下の場合にはバッファ54に出力させ、オフセット可変回路42の出力における絶対値が基準電圧Vより大きい場合にはバッファ55に出力させるようにバッファ54、55を制御する回路である。即ち、オフセット可変回路42の出力における絶対値の基準電圧Vに対する大小によって、線形増幅回路51で線形増幅されたオフセット可変回路42の出力及び対数増幅回路54で対数増幅されたオフセット可変回路42の出力のうちの何れか一方が選択的に出力される。従って、基準電圧Vは、可変増幅特性増幅部50の入力電圧Viが図2に示す定格入力電流領域Xであるか過電流領域Yであるかを弁別する閾値となるから、基準電圧VがVaに相当するように、オフセット可変回路42に設定されるオフセット及びオフセット温度係数を考慮した上で設定される。ここで、比較回路52及びバッファ54、55が請求項における制御部の一例に相当し、基準電圧V(Va)が請求項の閾値に相当する。
仕様設定部60は、外部機器との間でデータの授受を行うための外部インターフェース部63と、外部インターフェース部63を介して受け取った過電流検出機能付き電流検出センサ2の検出精度(ゲイン、オフセット)、温度特性(ゲイン温度係数、オフセット温度係数)及び基準電圧Vの各データを記憶する例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性のメモリ62と、メモリ62のデータの入出力を制御する仕様設定制御部61とから構成される。
次に、第2の実施形態の動作について説明する。
(第2の実施形態の動作)
電路200に被検出電流Iが流れることによって検出抵抗器32の両端子間に発生する端子間電圧が発振回路36、トランジスタ35、スイッチ回路33によって交流電圧に変換されてトランス34の一次巻線34aに印加され、トランス34の二次巻線34bから出力された交流の電圧信号S2が発振回路36及び同期検波回路38によって直流の電圧信号S3に変換されて出力されるまでの動作は、第1の実施形態と同様である。
第1の実施形態と同様に、電流検出部30では、スイッチ回路33及びトランス34を用いて、電路200側と検出回路側とを電気的に絶縁しているので、電路200側に与える影響を小さくすることができ、微小電流の検出を行う場合でも被検出電流Iを正確に検出することができる。また、検出抵抗器32に生じる端子間電圧が発振回路36、トランジスタ35及びスイッチ回路33によって交流電圧に変換され、そして、トランス34、発振回路36及び同期検波回路38によって直流の電圧信号S3に変換されることにより、被検出電流Iは、検出される。このため、従来のホール素子を用いた電流検出センサのように電流検出センサの性能がホール素子の性能に大きく依存することなく、また、ホール素子のバラツキや温度特性によって電流検出センサの性能が左右されることがない。
そして、電流検出部30からの電圧信号S3は、LPF41によって不要な信号成分が除去され、オフセット可変回路42によって内部レジスタ39に格納されているオフセット及びオフセット温度係数のデータに基づいてLPF41の出力のオフセット及びオフセット温度係数を設定し、線形増幅回路51、比較回路52及び対数増幅回路53に入力される。
線形増幅回路51は、内部レジスタ39に格納されているゲイン及びゲイン温度係数のデータに基づいて電圧信号S4のゲイン及びゲイン温度特性を設定し、このオフセット可変回路42からの電圧信号S5を入出力関係が比例関係となるように増幅してバッファ54に出力(線形増幅出力)し、バッファ54は、この線形増幅出力を保持する。また、対数増幅回路53は、内部レジスタ39に格納されているゲイン及びゲイン温度係数のデータに基づいて電圧信号S4のゲイン及びゲイン温度特性を設定し、オフセット可変回路42からの電圧信号S5を入出力関係が対数関係となるように増幅してバッファ55に出力(対数増幅出力)し、バッファ55は、この対数増幅出力を保持する。
また、比較回路52は、オフセット可変回路42からの電圧信号S5を、内部レジスタ39によって設定された基準電圧V(=Va)と比較し、その比較の結果、電圧信号S5が−Va≦電圧信号S5≦+Vaである場合には、線形増幅出力が検出出力端子Toutから出力されるようにバッファ54を動作させる。即ち、バッファ54に保持されている線形増幅出力が増幅器56を介して検出出力端子Toutから出力されることになる。ここで、上述したように、基準電圧V(=Va)が電路200に定格電流±Aaが流れた場合に電流検出部30から出力される電圧値に設定しているので、被検出電流Iが定格入力電流の範囲内である場合、即ち、−Aa≦被検出電流I≦+Aaには、被検出電流Iの電流値に比例した電圧値が検出出力端子Toutから出力されることになる。
一方、比較回路52は、比較の結果、電圧信号S5が電圧信号S5≦−Va、+Va≦電圧信号S5である場合には、対数増幅出力が検出出力端子Toutから出力されるようにバッファ55を動作させる。即ち、バッファ55に保持されている対数増幅出力が増幅器56を介して検出出力端子Toutから出力されることになる。対数増幅は、線形増幅に較べて入力電圧の変化に対する出力電圧の変化が小さい(圧縮される)。このため、被検出電流Iが定格電流Aaに対して約3倍や4倍の過電流が電路200に流れたとしても、電圧信号S5が対数関係で増幅された結果が出力されるので、本実施形態に係る過電流検出機能付き電流検出センサ2は、過電流である被検出電流Iも正確に検出することができる。
このように本実施形態に係る過電流検出機能付き電流検出センサ2では、線形・非線形増幅部50が被検出電流Iの電流値が定格入力電流の範囲内であるか範囲外であるかによって増幅特性が変わって、例えば図2に示すように、定格入力電流の範囲内では線形増幅し、定格入力電流の範囲外では対数増幅するので、電流検出可能範囲が広く、1個の電流検出センサで定格入力電流範囲内検出及び過電流検出を正確に実行することができる。
ここで、過電流検出機能付き電流検出センサ2の仕様を設計仕様に合わせるためには、まず、ユーザは、外部機器を用いて、外部機器から外部インターフェース部63、仕様設定制御部61を介して検出精度、温度特性及び基準電圧Vの各変更データを仕様設定部60のメモリ62に記憶させる。そして、次回に過電流検出機能付き電流検出センサ2の電源が投入されると、メモリ62に記憶された各変更データが仕様設定制御部61によって読み出されて、インターフェース部40を介して内部レジスタ39に転送されて格納される。以後オフセット可変回路42は、変更されたオフセット及びオフセット温度係数のデータに基づいて電圧信号S4のオフセット及びオフセット温度係数を設定し、線形増幅回路51及び対数増幅回路53は、変更されたゲイン及びゲイン温度係数のデータに基づいて電圧信号S4のゲイン及びゲイン温度係数を設定し、さらに比較回路52も変更された基準電圧Vで比較を行い、増幅器56からは変更された仕様で検出出力信号が出力される。
即ち、外部とデータの授受を行うための外部インターフェース部63と、外部から外部インターフェース部63を介して受け取った検出精度、温度特性及び基準電圧Vの各データを記憶するメモリ62と、メモリ62のデータの入出力を制御する仕様設定制御部61とを備え、仕様設定制御部61は、電源投入時、メモリ62の各データを内部レジスタ39に転送し、転送された各データに基づいて検出精度、温度特性及び基準電圧Vを設定する。
このように本実施形態の過電流検出機能付き電流検出センサ2は、仕様の異なるセンサに交換したり、メモリ62を交換することなく、任意の仕様に柔軟、簡易、且つ低コストに変更することができる。
なお、上述の第2の実施形態では、仕様設定部60は、仕様設定制御部61と、メモリ62と、外部インタフェース部63とを備えて構成したが、メモリ62及び仕様設定制御部61の代わりに、外部インターフェース部63を介して受け取った過電流検出機能付き電流検出センサ(符号を2’とする)の検出精度(ゲイン、オフセット)、温度特性(ゲイン温度係数、オフセット温度係数)及び基準電圧Vの各データ、並びに、本過電流検出機能付き電流検出センサ2’の動作を実行するためのソフトウェアを記憶する例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性のメモリ(符号を62’とする)と、メモリ62’のデータの入出力を制御すると共に過電流検出機能付き電流検出センサ2’の動作を制御する例えばマイクロプロセッサ等で構成される仕様設定制御部(符号を61’とする)とを備えて構成される。
この第2の実施形態の変形形態においては、内部レジスタ39に格納されている検出精度(ゲイン、オフセット)及び温度特性(ゲイン温度係数、オフセット温度係数)の各データを外部から変更する検出精度/温度特性書換モードと、最適な温度特性を自動的に学習してその最適な温度特性に自動的に合わせる学習機能モードとを備えており、その各動作はメモリ62’に記憶されているソフトウェアを仕様設定制御部61’で実行することで実現される。
図4は、第2の実施形態の変形形態に係る過電流検出機能付き電流検出センサにおける仕様設定の動作を示すフローチャートである。
図4において、まず過電流検出機能付き電流検出センサ2’が動作を開始すると(ステップS11)、学習機能モードか否かを判別し(ステップS12)、学習機能モードでなければ検出精度/温度特性書換モードであるか否かを判別する(ステップS21)。判別の結果、検出精度/温度特性書換モードである場合(YES)には、以下の検出精度及び温度特性の書換動作を行う(ステップS22)。
検出精度/温度特性書換モードでは、まず、外部機器から外部インターフェース部20、仕様設定制御部61’を介して検出精度及び温度特性の各変更データを不揮発性のメモリ62’に記憶させる。そして、次回の過電流検出機能付き電流検出センサ2’の電源投入時に、又は、仕様設定制御部61’が外部機器から外部インターフェース部63を介して書換え指示信号を受け取った時に、仕様設定制御部61’は、メモリ62’に記憶された各変更データをインターフェース部40を介して内部レジスタ39に転送して格納する。以後、オフセット可変回路42は、変更されたオフセット及びオフセット温度係数のデータに基づいてLPF41からの出力に対しオフセット及びオフセット温度係数を設定し、線形増幅回路51及び対数増幅回路53は、変更されたゲイン及びゲイン温度係数のデータに基づいてオフセット可変回路42からの出力に対しゲイン及びゲイン温度係数をそれぞれ設定し、さらに、比較回路52も変更された基準電圧に設定される。
一方、ステップS21の処理において検出精度/温度特性書換モードではない場合(No)にはS2に戻る。
また、ステップS12の処理において学習機能モードである場合(YES)では、仕様設定制御部61’は、過電流検出機能付き電流検出センサ2’を使用した温度範囲の中で中間温度における温度特性データの取り込みを開始する(ステップS13)。このデータの取り込みが完了すると(ステップS14)、次に、仕様設定制御部61’は、過電流検出機能付き電流検出センサ2’を使用した温度範囲の中で最低温度における温度特性データの取り込みを開始する(ステップS15)。このデータの取り込みが完了すると(ステップS16)、次に、仕様設定制御部61’は、過電流検出機能付き電流検出センサ2’を使用した温度範囲の中で最高温度における温度特性データの取り込みを開始する(ステップS17)。このデータの取り込みが完了すると(ステップS18)、仕様設定制御部61’は、取り込んだ最低温度、中間温度、最高温度における各温度特性データから現在の温度特性を学習し、その学習結果からオフセット可変回路42が設定するオフセット温度係数及びゲイン可変回路42が設定するゲイン温度係数の最適な値を計算する(ステップS19)。そして、仕様設定制御部61’は、最適な温度係数データをインターフェース部40を介して内部レジスタ39に転送して格納する(ステップS20)。
以後、オフセット可変回路42は、最適なオフセット温度係数のデータに基づいてLPF41からの出力に対しオフセット温度係数を設定し、さらに、線形増幅回路51及び対数増幅回路53は、最適なゲイン温度係数のデータに基づいてオフセット可変回路42からの出力に対しゲイン温度係数をそれぞれ設定する。
即ち、外部とデータの授受を行うための外部インターフェース部63と、外部から外部インターフェース部63を介して受け取った検出精度、温度特性及び基準電圧Vの各データを記憶するメモリ62と、本過電流検出機能付き電流検出センサの動作を制御する仕様設定制御部61’とを備え、仕様設定制御部61’は、電源投入時又は書換え指示信号を受け取った時、メモリ62の各データを内部レジスタ39に転送し、転送された各データに基づいて検出精度及び温度特性を設定する。そして、検出精度及び温度特性を設定した後、仕様設定制御部61’は、lつ以上の所定温度における電圧信号の温度特性を取り込み、取り込んだ温度特性に基づいてメモリ62に格納している温度特性のデータを最適なデータに変更する。
このように本第2の実施形態の変形形態における過電流検出機能付き電流検出センサ2’は、仕様の異なる電流検出センサに交換したり、メモリ62’を交換することなく、任意のタイミングで任意の検出精度、温度特性に柔軟、簡易、且つ、低コストに変更できると共に、検出精度/温度特性書換モードで任意の温度特性に変更した後、実際の温度特性を計測することなく、学習機能モードで最適な温度特性に補正できる。
また、上述の第2の実施形態では、仕様設定部60によってインターフェース部40を介して内部レジスタ39の内容を設定したが、インターフェース部17に接続した外部書換え機器接続用のインタフェース部を介して接続された、外部からデータを書換える外部書換え機器によって設定するように構成してもよい。
ユーザが、外部書換え機器を用いて検出精度及び温度特性の各変更データを作成し、書換えの実行を外部書換え機器に指示すると、外部書換え機器は、検出精度及び温度特性の各変更データを外部書換え機器接続用のインタフェース部及びインターフェース部40を介して内部レジスタ39に転送して格納する。以後、オフセット可変回路42は、変更されたオフセット及びオフセット温度係数のデータに基づいてLPF41からの出力に対しオフセット及びオフセット温度係数を設定し、線形増幅回路51及び対数増幅回路53は、変更されたゲイン及びゲイン温度係数のデータに基づいてオフセット可変回路42からの出力に対しゲイン及びゲイン温度係数をそれぞれ設定し、さらに、比較回路52も変更された基準電圧に設定される。
このように構成することによっても、過電流検出機能付き電流検出センサ2’は、仕様の異なるセンサに交換することなく、任意のタイミングで任意の検出精度、温度特性に柔軟、簡易、且つ低コストに変更できる。
さらに、このような外部書換え機器に上述の変形形態と同様な最適な温度特性を自動的に学習してその最適な温度特性に合わせる学習機能モードを動作させるように構成してもよい。
また、上述の第1及び第2の実施形態では、電流検出部10、30の出力を線形増幅回路21、51及び対数増幅回路23、53に入力し、線形増幅回路21、51の出力及び対数増幅回路23、53の出力を比較回路22及びバッファ24,25で選択的に出力するように構成したが、電流検出部10、30の出力をその絶対値の閾値に対する大小に応じて選択的に線形増幅回路21、51又は対数増幅回路23、53に入力するように構成してもよい。
第1の実施形態に係る過電流検出機能付き電流検出センサの構成を示すブロック図である。 可変増幅特性増幅部の入出力特性を示す図である。 第2の実施形態に係る過電流検出機能付き電流検出センサの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の変形形態に係る過電流検出機能付き電流検出センサにおける仕様設定の動作を示すフローチャートである。 従来の電流検出センサの一例を示す図である。 特許文献1に記載の電流検出センサを示すブロック図である。 負荷回路の電流及び過電流を検出する回路例を示すブロック図である。
符号の説明
1、2 過電流検出機能付き電流検出センサ
10、30 電流検出部
20、50 線形・非線形増幅部
60 仕様設定部
12、32、122 検出抵抗器
13、33、123 スイッチ回路
14、34、124 トランス
15、36、125 発振回路
16、38、126 同期検波回路
21、51 線形増幅回路
22、52 比較回路
23、53 対数増幅回路
24、25、54、55 バッファ
39 内部レジスタ
42 オフセット可変回路
61 仕様設定制御部
62 メモリ
63 外部インタフェース部

Claims (3)

  1. 測定対象の電路に流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部の出力が入力され、入力と出力とが線形関係となるように線形増幅する線形増幅部と、
    前記電流検出部の出力が入力され、入力と出力とが対数関係となるように対数増幅する対数増幅部と、
    前記電流検出部の出力における絶対値の閾値に対する大小に応じて、前記対数増幅部及び前記線形増幅部の出力のうちの何れか一方を電流検出結果として出力する制御部とを備えること
    を特徴とする過電流検出機能付き電流検出センサ。
  2. 前記電流検出部の出力における検出精度及び温度特性の各データを格納するデータ格納部と、
    前記電流検出部の出力における検出精度及び温度特性を前記データ格納部に格納された前記各データに基づいて設定する仕様設定部と、
    前記データ格納部に格納される前記各データを外部より変更する仕様変更部とをさらに備えること
    を特徴とする請求項1に記載の過電流検出機能付き電流検出センサ。
  3. 前記電流検出部は、
    所定周波数のクロック信号を発生する発振回路と、
    前記発振回路のクロック信号に応じて所定周波数で点滅する発光素子と、
    前記発光素子に光学的に結合され発光素子が発光すると導通するスイッチ素子と、
    直流電流が入力される抵抗器の端子間に前記スイッチ素子を介して一次巻線が接続されたトランスと、
    前記トランスの二次巻線に発生する交流電圧を前記クロック信号を基準として同期検波することにより、前記直流電流に応じた直流電圧を発生する同期検波回路とを備えること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の過電流検出機能付き電流検出センサ。
JP2003394524A 2003-11-25 2003-11-25 過電流検出機能付き電流検出センサ Withdrawn JP2005156324A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003394524A JP2005156324A (ja) 2003-11-25 2003-11-25 過電流検出機能付き電流検出センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003394524A JP2005156324A (ja) 2003-11-25 2003-11-25 過電流検出機能付き電流検出センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005156324A true JP2005156324A (ja) 2005-06-16

Family

ID=34720564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003394524A Withdrawn JP2005156324A (ja) 2003-11-25 2003-11-25 過電流検出機能付き電流検出センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005156324A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019049410A1 (ja) * 2017-09-06 2019-03-14 株式会社村田製作所 電流センサ及び電流センサの製造方法
CN112362954A (zh) * 2020-09-11 2021-02-12 嘉庚创新实验室 一种基于皮安级双通道放大器的微电流自动检测系统

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019049410A1 (ja) * 2017-09-06 2019-03-14 株式会社村田製作所 電流センサ及び電流センサの製造方法
US11204374B2 (en) 2017-09-06 2021-12-21 Murata Manufacturing Co., Ltd. Current sensor, and manufacturing method for current sensor
CN112362954A (zh) * 2020-09-11 2021-02-12 嘉庚创新实验室 一种基于皮安级双通道放大器的微电流自动检测系统
CN112362954B (zh) * 2020-09-11 2023-12-22 嘉庚创新实验室 一种基于皮安级双通道放大器的微电流自动检测系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090128131A1 (en) Detector
EP3066895B1 (en) Self-powered current sensing switch with digital setpoint
US10809063B2 (en) Yaw rate sensor and method for operating a yaw rate sensor
WO2003032461A1 (fr) Dispositif de protection contre le courant de surcharge
JP2005156324A (ja) 過電流検出機能付き電流検出センサ
JP3966186B2 (ja) 電気量検出センサ
JP6714860B2 (ja) 測定モジュール
KR102227589B1 (ko) 전원 전압 감시 회로, 및 그 전원 전압 감시 회로를 구비하는 전자 회로
EP3654042B1 (en) Systems and methods for dynamically switching a load of a current transformer circuit
KR100515871B1 (ko) 트라이액을 이용한 교류 전류 센서 및 교류 전류 감지 방법
JP2008129693A (ja) ドロッパ型レギュレータ
JP2009139213A (ja) 磁気センサ装置及びその制御方法
JP2009011065A (ja) 電子機器およびスイッチング電源
US6927711B2 (en) Sensor apparatus
CN107064436B (zh) 微机电系统传感器的气体检测方法、传感器及存储介质
JP2002084670A (ja) 充電電流検出装置
JP2007195351A (ja) 蓄電池装置
KR20130119101A (ko) 보이스 코일 모터 구동장치와 이를 포함하는 단말장치 및 그 오류 검출방법
JP4380906B2 (ja) 電源装置の電圧、電流設定表示装置
US11709188B2 (en) Energy monitoring device
JP5457152B2 (ja) インバータ装置
JP2005049184A (ja) 電流センサおよび過電流判定装置
JP2009109254A (ja) 電流検出回路
JP6298985B2 (ja) センサーicの活用回路
JP2004233208A (ja) 電流検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050510

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070530