JP2005155523A - 圧縮機 - Google Patents

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Takeshi Kawada
武史 川田
Makoto Iwasa
真 岩佐
Kenji Watanabe
健司 渡邊
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】安定した分離能力の向上を図るとともに圧縮機の大型化を招くことなく、圧縮機の圧力脈動の平準化を行う。
【解決手段】潤滑油の分離室底部にある排出孔を貯油室内にある油中に連通させ、また貯油室内上部に貯まったガスを再び分離室へ導く再導入孔を設け、吐出孔と導入孔との間に絞り孔を構成し、吐出孔、絞り孔、導入孔、それぞれの面積を適正化することで、圧力脈動の平準化を図る。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体の圧縮を行う圧縮機に関するもので、特に自動車用空調装置などに供される開放型(半密閉型)圧縮機に関するものである。
例えば自動車用空調装置の冷凍サイクルにおいては、圧縮機より冷媒と共に潤滑油が圧縮機外に吐出されると、その潤滑油が熱交換機内面において熱伝導率に影響を与え、冷凍サイクルの効率が低下することが知られている。このため、圧縮機構の吐出側に冷媒と潤滑油とを分離するオイルセパレータ等の分離室を設けている(例えば特許文献1参照)。
特開平11−82352号公報
ところで上記特許文献1によれば、分離室へのガス流入速度の減少を抑え、分離効率を高めるために、吐出室容積を理論吐出容積以下とすると、このことで吐出室容積が少なくなるため、吐出される流体の脈動が増加する。
本発明は上記問題点に鑑み、吐出される流体の脈動を抑え、安定した分離能力の向上を図るとともに、圧縮機の大型化を招くことなく、油分離室の各孔面積を適正化することで、油分離効率を確保し潤滑油を安定的に貯油室内に溜めることと、高速回転時のオイル潤滑を確保することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の圧縮機は、吐出口に連通し、圧縮機構から吐出される流体に含まれる潤滑油を分離する分離手段を具備した分離室と、前記圧縮機構から吐出された流体を前記分離室側に導く高圧室と、この高圧室からの流体を前記分離室内に導く導入孔と、前記圧縮機構の潤滑を行う潤滑油を貯える貯油室と、この貯油室内の潤滑油中に連通し、かつ前記分離室で分離された潤滑油を前記貯油室に導く排出孔を前記分離室下部に設けた圧縮機において、前記高圧室の一部に、前記流体の流通面積を狭小とする絞り部を設けたものである。
これにより、圧縮機構部から吐出された流体の圧力脈動を、前記絞り部により構成された第一高圧室内で吸収することができ、さらに前記絞り部と導入孔との間で構成される第二高圧室でさらに圧力脈動の平準化がはかれる。
また、本発明は、絞り部の流通面積と、吐出口の流通面積と、導入孔の流通面積の最適比を求め、圧力脈動のより平準化を図ったものである。
本発明の圧縮機は、吐出口と導入孔との間に、吐出孔の流通面積以下である絞り部を構成することで、高圧室容積の如何にかかわらず、吐出ガス流体の脈動を低減することが容易となる。あわせて、安定した潤滑油分離能力の向上を図り、圧縮機の大型化を招くことなく、油分離効率を確保し、潤滑油を安定的に貯油室内に溜めることと、高速回転時のオイル潤滑を確保できるものである。
本発明は、吸入口と、吐出口と、流体を吸入圧縮する圧縮機構を備えた圧縮機であって
、前記吐出口に連通し、前記圧縮機構から吐出される流体に含まれる潤滑油を分離する分離手段を具備した分離室と、前記圧縮機構から吐出された流体を前記分離室側に導く高圧室と、この高圧室からの流体を前記分離室内に導く導入孔と、前記圧縮機構の潤滑を行う潤滑油を貯える貯油室と、この貯油室内の潤滑油中に連通し、かつ前記分離室で分離された潤滑油を前記貯油室に導く排出孔を、前記分離室下部に設けた圧縮機において、前記高圧室の一部に、前記流体の流通面積を狭小とする絞り部を設けた圧縮機である。
かかる構成により、高圧室容積の如何にかかわらず、絞り部の上流側の高圧室にて吐出ガス流体の脈動を低減することが容易となる。
また、本発明は、絞り部の流通面積を、吐出口の流通面積より小さく設定したものである。
かかる構成により、さらに脈動の低減がはかれ、振動の少ない静寂な圧縮機が提供できるものである。
また、本発明は、導入孔の流通面積を、絞り部の流通面積より小さく設定したものである。
かかる構成により、絞り部を通過した後においても脈動の緩和がはかれ、より低振動、静寂さがはかれる。
さらに、絞り部の流通面積を、吐出口の流通面積の40%〜80%の範囲とし、導入孔の流通面積を、絞り部の流通面積の40%〜80%の範囲としたものである。
かかる構成とすることにより、潤滑油分離効率も含めた最適な低振動、静寂機能が得られる。
さらに、本発明は、絞り部を、圧縮機構を構成する側板と第一高圧室の接合部に設けたものである。
かかる構成とすることにより、絞り部の構成が簡素化でき、組立の容易化が可能となる。
また、本発明は、絞り部の流通面積を、吐出口の流通面積より小さく設定し、また第二高圧室からの流体に含まれる潤滑油を分離する分離手段に、前記第二高圧室と分離手段内部を連通する導入孔を設け、この導入孔の流通面積を、絞り部の流通面積より小さく設定したものである。
かかる構成とすることにより、絞り部を挟む前後空間で高圧流体の脈動の緩和がはかれ、より低振動、静寂さがはかれる。
以下、本発明の実施の形態1をロータリタイプの圧縮機を例に図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1および図2において、1は円筒内壁を有するシリンダ、2はその外周の一部が前記シリンダ1内壁と微少隙間を形成するようにシリンダ1内に配置されたロータ、3は前記ロータ2において接線と平行方向に設けられた複数のべ一ンスロット、4は前記ベーンスロット3内に摺動自在に挿入された複数のベーン、5は前記ロータ2と一体的に形成され
回転自在に軸支される駆動軸、6及び7はそれぞれシリンダ1の両端を閉塞して内部に作動室8を形成する前部側板及び後部側板で、前記駆動軸5を軸支している。
9は低圧側の作動室8に連通する吸入口、10は高圧側の作動室8に連通する吐出口、11は前記吐出口10に配設された吐出弁、101は絞り孔で、前記吐出口10の流通面積よりも小さい流通面積に設定され、前記後部側板7の一面(内面)に位置している。
111は高圧室カバーで、前記絞り孔101と吐出口10との空間で構成される第一高圧室102を形成している。103は前記絞り孔101と導入孔53との空間で構成される第二高圧室である。ここで、前記絞り孔101は、前記第一高圧室102の後部側板7に対向する側壁110に設けられている。
12は高圧ケースで、前記第二高圧室103およびこの第二高圧室103を経由した圧縮高圧流体中の潤滑油を分離捕捉する分離室51と、この分離室51にて分離された潤滑油を貯える貯油室52を具備し、前記貯油室52は前記第二高圧室103の下部に配設されている。16は後部側板7に配設されたベーン背圧付与装置本体で、貯油室52内に貯まった潤滑油を供給口55より吸入し、給油通路18を介してベーン背圧室17に供給している。
前記高圧室カバー111、高圧ケース12、前部側板6および後部側板7は、適宜ボルト(図示せず)にてシリンダ1に締結されている。
ここで、前記分離室51は、上部に位置する円筒状部51aと、この円筒状部51aの下部に位置する円錐筒状51bより構成されている。
そして、円錐筒状51bの先端にある排出孔54は、貯油室52内に貯留されている潤滑油内に位置する如く開口し、分離室51上部の円筒状部51aには、第二高圧室103からの流体を分離室51内へ、その円周内壁面の接線方向に導く導入孔53が形成されている。また、前記排出孔54は、貯油室52内に貯まる油中に開口しているが、ベーン背圧室17に潤滑油の供給を行うベーン背圧付与装置16のオイル供給口55より下に位置している。
また、前記分離室51の軸線Llと平行な軸線L2上で、分離室51における円筒状部51aの円周内中心部にある分離管56の下端付近には、前記貯油室52内の上部に貯まったガスを、再び分離室51に導入する再導入孔57が、前記導入孔53と同様に円周内壁面の接線方向に開口している。
上記構成において、エンジンなどの駆動源より動力伝達を受けて駆動軸5及びロータ2が、図2の矢印で示す時計方向に回転すると、これに伴い低圧流体が吸入口9より作動室8内に流入する。そして、ロータ2の回転に伴いシリンダ1の作動室8で圧縮された高圧流体は、吐出孔10より吐出弁11を押し上げて第一高圧室102に流入し、絞り孔101より第二高圧室103内に流入する。
第二高圧室103に流入した高圧流体は、分離室51の円筒状部51aに設けた導入孔53より、分離室51内に流入する。分離室51に流入した高圧流体は、導入孔53が円筒状部51aの円周内壁面の接線方向に開口し、また中央に分離管56が位置していることから分離室51円周内壁面に沿って旋回する。
この旋回により、質量が大きい潤滑油は壁面に沿い、質量が小さいガス成分(冷媒)は、中央部で旋回し、分離管56から吐出接続口58へ流出する。
一方、再導入孔57では、分離室51内壁の接線方向に開口していることから、分離室51内の旋回流によって、貯油室52内の上部に貯まったガスを再度分離室51内に激しく吸引する。これにより貯油室52内の油面の上昇が促進され、分離室51から貯油室52への潤滑油の排出効率、つまり分離能力の向上を図ることができる。
また、絞り孔101の流通面積は、吐出孔10の流通面積以下であるため、第一高圧室102から第二高圧室103へ流れる流体に、一定の抵抗を与え、その絞り孔101の絞り効果で、第一高圧室102内の圧力脈動が平準化される。また、前記導入孔53の流通面積は、絞り孔101の面積の40〜80%の断面積に設定されているため、ここでも第二高圧室103から分離室51へ流入する高圧流体に導入孔53の絞り効果が作用し、第二高圧室103内の圧力脈動がさらに平準化される。
これらの作用により、吐出室(第一高圧室)容積の如何にかかわ吐出接続口58より流出される流体の圧力脈動の平準化ができる。
ここで、前記吐出口10の流通面積に対し、絞り孔101および導入孔53の面積を小さくしすぎると吐出抵抗・圧損の増加となるため、絞り孔101の面積は、吐出口10の面積の40〜80%、および導入孔53の面積は、吐出口10の面積の40〜80%の断面積程度とするのが好ましい。
(実施の形態2)
なお、本実施の形態においては、絞り部の構成に、高圧室カバー111の一面の壁110に絞り孔101を設けた一体構造としたが、この壁110に相当する別体の絞り部材を後部側板7と高圧室カバー111で挟持する構成とすることも可能であり、また第一高圧室102の接合面を開口したまま、後部側板7に絞り部を形成することも可能である。
さらに、上述の実施の形態では、圧縮機としてスライディングベーン型ロータリ圧縮機で説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ローリングピストン型、スクロール型等その他の圧縮機であってもよい。
本発明の実施の形態1における圧縮機の横断面図 同圧縮機における図1のA−A線によるロータ部を除くシリンダ部の断面図 同圧縮機における高圧ケースを作動室側から見た図
符号の説明
1 シリンダ
2 ロ一夕
3 ベーンスロット
4 ベーン
5 駆動軸
6 前部側板
7 後部側板
8 作動室
9 吸入口
10 吐出口
11 吐出弁
12 高圧ケース
15 ベーン背圧付与装置本体
17 ベーン背圧室
18 給油通路
51 分離室
52 貯油室
53 導入孔
54 排出孔
55 供給口
56 分離管
57 再導入孔
58 吐出ロ
101 絞り孔
102 第一高圧室
103 第二高圧室

Claims (9)

  1. 吸入口と、吐出口と、流体を吸入圧縮する圧縮機構を備えた圧縮機であって、前記吐出口に連通し、前記圧縮機構から吐出される流体に含まれる潤滑油を分離する分離手段を具備した分離室と、前記圧縮機構から吐出された流体を前記分離室側に導く高圧室と、この高圧室からの流体を前記分離室内に導く導入孔と、前記圧縮機構の潤滑を行う潤滑油を貯える貯油室と、この貯油室内の潤滑油中に連通し、かつ前記分離室で分離された潤滑油を前記貯油室に導く排出孔を、前記分離室下部に設けた圧縮機において、前記高圧室の一部に、前記流体の流通面積を狭小とする絞り部を設けた圧縮機。
  2. 絞り部の流通面積を、吐出口の流通面積より小さく設定した請求項1記載の圧縮機。
  3. 導入孔の流通面積を、絞り部の流通面積より小さく設定した請求項1または2記載の圧縮機。
  4. 絞り部の流通面積を、吐出口の流通面積の40%〜80%の範囲とする請求項2または3記載の圧縮機。
  5. 導入孔の流通面積を、絞り部の流通面積の40%〜80%の範囲とする請求項2乃至4記載の圧縮機。
  6. 吸入口と、吐出口を具備し、流体を吸入圧縮する圧縮機構と、この圧縮機構から吐出された流体が通過する第一高圧室を具備した圧縮ユニットと、前記第一高圧室に連通する第二高圧室を具備した高圧ケースユニットからなる圧縮機であって、前記高圧ケースユニットに、前記第二高圧室からの流体に含まれる潤滑油を分離する分離手段と、前記分離手段により分離された潤滑油を貯える貯油室を設け、前記第一高圧室と第二高圧室の間に、前記第一高圧室流体の流通面積を狭小とする絞り部を設けた圧縮機。
  7. 絞り部を、圧縮ユニットを構成する側板と第一高圧室の接合部に設けた請求項6記載の圧縮機。
  8. 絞り部の流通面積を、吐出口の流通面積より小さく設定した請求項6または7記載の圧縮機。
  9. 第二高圧室からの流体に含まれる潤滑油を分離する分離手段に、前記第二高圧室と分離手段内部を連通する導入孔を設け、この導入孔の流通面積を、絞り部の流通面積より小さく設定した請求項6乃至8記載の圧縮機。
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