JP2005155413A - 排気ガス浄化装置 - Google Patents
排気ガス浄化装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005155413A JP2005155413A JP2003394284A JP2003394284A JP2005155413A JP 2005155413 A JP2005155413 A JP 2005155413A JP 2003394284 A JP2003394284 A JP 2003394284A JP 2003394284 A JP2003394284 A JP 2003394284A JP 2005155413 A JP2005155413 A JP 2005155413A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- catalyst carrier
- catalyst
- gas purification
- emission control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
Landscapes
- Catalysts (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
Abstract
【課題】本発明は、触媒担体の排気ガス流入口端面近傍における物質の付着・堆積を防止し、該触媒担体の目詰まり発生を抑止することのできる排気ガス浄化装置、及び走行性を維持しつつ、十分なエンジン出力を備え、排気ガス浄化機能に優れた車両を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、触媒を担持した触媒担体を備えた排気ガス浄化装置であって、前記触媒担体における排気ガス流入側から所定の距離に渡る部分を、前記触媒による触媒作用を抑制する物質で被覆したことを特徴とする排気ガス浄化装置を提供する。また、本発明は、排気ガスを排出する車両であって、前記排気ガス浄化装置を備えることを特徴とする車両を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、触媒を担持した触媒担体を備えた排気ガス浄化装置であって、前記触媒担体における排気ガス流入側から所定の距離に渡る部分を、前記触媒による触媒作用を抑制する物質で被覆したことを特徴とする排気ガス浄化装置を提供する。また、本発明は、排気ガスを排出する車両であって、前記排気ガス浄化装置を備えることを特徴とする車両を提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、触媒担体の排気ガス流入口端面近傍における物質の付着・堆積を防止し、該触媒担体の目詰まり発生を抑止することのできる排気ガス浄化装置に関する。
近年、自動車等の車両の走行性を高めるために、その燃料にはマンガン(Mn)を主成分としたオクタン価向上剤を好適に含ませる傾向にある。一方、車両においては、燃料中のオクタン価向上剤をはじめとする様々な添加剤等に由来する物質を含む排気ガスをクリーンなものにするために、貴金属等の触媒を被覆(コート)等の手段により担持した触 媒担体を用いた種々の排気ガス浄化装置が利用されている。
ところが、このような排気ガス浄化装置では、燃料中の添加剤等に由来して排気ガス中に含まれるマンガン系物質等の物質が、触媒担体の排気ガス入口端面に強固に付着して堆積が進行し、目詰まりが発生する場合があるという問題がある。これは、排気ガス中に含まれる物質が、触媒担体に担持された貴金属等の触媒表面で化学反応を起こすか、又は触媒が高温になり、該触媒担体の目詰まりが促進されるためと推察される。このため、この問題を解決するための技術が幾つか提案されている。
例えば、特開2001−332282号公報では、ハニカムを内蔵させた排気ガス浄化装置において、前記ハニカムの排気ガスの流入側より所定の距離だけ触媒を担持させないことを特徴とする排ガス浄化装置が開示されている(特許文献1)。尚、該公報には、ハニカム入口端面での化学反応を抑制する点については、記載されていない。
また、特開平5−200309号公報及び特表2002−539929号公報には、前端部から所定の長さに渡って触媒が担持されていない触媒コンバータや、触媒担体前端部に壁厚を低減した部分を設けた触媒担体が開示されている(特許文献2及び3)。
しかし、これら従来の触媒担体を備えた排気ガス浄化装置では、該触媒担体における目詰まりの発生を十分に抑えることができない。特に、このような排気ガス浄化装置を備えた車両においては、かかる触媒担体の目詰まりによる、エンジン出力不足や排気ガス浄化機能の低下といった問題がある。
特開2002−309932号公報
特開平5−200309号公報
特表2002−539929号公報
従って、本発明の目的は、触媒担体の排気ガス流入口端面近傍における物質の付着・堆積を防止し、該触媒担体の目詰まり発生を抑止することのできる排気ガス浄化装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、走行性を維持しつつ、十分なエンジン出力を備え、排気ガス浄化機能に優れた車両を提供することにある。
本発明者は、鋭意研究した結果、触媒担体における所定の部分を特定物質で被覆した排気ガス浄化装置が、前記目的を達成し得ることの知見を得た。
本発明は、前記知見に基づきなされたもので、(1)触媒を担持した触媒担体を備えた排気ガス浄化装置であって、前記触媒担体における排気ガス流入側から所定の距離に渡る部分を、前記触媒による触媒作用を抑制する物質で被覆したことを特徴とする排気ガス浄化装置を提供するものである。
かかる構成からなる本発明によれば、触媒担体の排気ガス流入口端面近傍における物質の付着・堆積を防止し、該触媒担体の目詰まり発生を抑止することができる。
また、本発明は、(2)前記所定の距離が5mm以下である1記載の排気ガス浄化装置、(3)前記触媒作用を抑制する物質がフッ素系物質及び/又はシリコン系物質である1又は2記載の排気ガス浄化装置をそれぞれ提供する。これらの発明によれば、物質の付着・堆積防止、触媒担体の目詰まり発生抑止の効果を向上できる。
また、本発明は、(4)前記触媒担体がケースの中に組込まれてなる1〜3の何れかに記載の排気ガス浄化装置、(5)前記ケースが更に通気路に接続されてなる4記載の排気ガス浄化装置をそれぞれ提供する。これらの発明によれば、物質の付着・堆積防止、触媒担体の目詰まり発生抑止を達成でき、延いては排気ガス浄化機能に優れた車両等を提供することができる。
また、本発明は、排気ガスを排出する車両であって、前記排気ガス浄化装置を備えることを特徴とする車両を提供するものである。
この発明によれば、十分な走行性及びエンジン出力を備え、排気ガス浄化機能に優れた車両を提供することができる。
この発明によれば、十分な走行性及びエンジン出力を備え、排気ガス浄化機能に優れた車両を提供することができる。
本発明によれば、触媒担体の排気ガス流入口端面近傍における物質の付着・堆積を防止し、該触媒担体の目詰まり発生を抑止することのできる排気ガス浄化装置を提供することができる。また、本発明によれば、走行性を維持しつつ、十分なエンジン出力を備え、排気ガス浄化機能に優れた車両を提供できる。
以下に、本発明の最良の実施形態としての実施例を挙げて、本発明をより具体的に説明するが、本発明は、斯かる実施例により何等制限されるものではない。
本発明の排気ガス浄化装置を示す一実形態として、図1に示す触媒担体を備えた装置を好適に挙げることができる。図1は、本発明の排気ガス浄化装置の一実施形態における触媒担体を示す概略構成図である。
本実施形態の排気ガス浄化装置は、図1に示すように、浄化対象である排気ガスを流入させるための入口である排気ガス流入口2を一端に備えた略円柱形状の触媒担体1を備えたものである。触媒担体1は、複数のセルからなるフィルター状のものであり、該触媒担体1の内部には、触媒(図示せず)が存在している。触媒としては、特に制限されず、排気ガス浄化装置の触媒担体等に用いられる一般的な触媒が用いられ、例えば、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)等の金属が挙げられる。
そして、かかる触媒担体1は、その排気ガス流入口2の端面から所定の距離aに渡る部分が、触媒作用(触媒の存在により化学反応の活性化エネルギーを高める機能)を抑制する物質3で被覆されている。
前記所定の距離aに渡る部分は、排気ガス流入口2の端面から、極わずかな部分であることが好ましく、具体的には、特に流入口2の先端温度を上げないという観点から、排気ガス流入口2の端面から5mm以下、特に3〜5mmの間であることが好適である。ここで、排気ガス流入口2の端面から5mmを超える場合、例えば、排気ガス流入口2の端面から10mmや20mmのような部分に、触媒作用を抑制する物質3を被覆するような場合には、暖機性能や排気ガス浄化性が低下するおそれがある。
また、本実施形態に用いられる触媒作用を抑制する物質3としては、所定の化学反応を促進する触媒機能を抑制し得るものである限り特に制限されるものではないが、例えば、テフロン(登録商標)等のフッ素系物質、シリコン系物質等が挙げられ、使用に際してこれらの一種又は二種以上が用いられる。
本実施形態に用いられる触媒担体1は、例えば、図2に示すように、ケース5の中にマット6を介在させて組付けた状態である組付体としてのコンバータ4等として、車両等のシステム等に使用される。さらに、このコンバータ4(コンバータ4のケース5)にフランジ、コーン等の通気路を接続させた状態である接続体としてのマニバータ(図3)等としても使用される。即ち、コンバータ4は、マニバータの構成部材として、各気筒の排気が集合する箇所の後に取り付けられる。
マニバータには二つのタイプがある。図3には、それらの形状とコンバータ4の取付け部位を示す。図3(a)に示すマニバータ7は、エキマニ一体タイプ71であり、エキマニに直接取付けられ、ガソリンエンジンに多く用いられるものである。一方、図3(b)に示すマニバータ7は、マニバータ独立タイプ72であり、エキマニの下流に取付けられ、ディーゼルエンジン(T/C後)に多く用いられる。
本発明はまた、排気ガスを排出する車両であって、前述した実施形態の排気ガス浄化装置を備える車両を好適に提供することができ、これにより、自動車等の車両における十分な走行性及びエンジン出力とともに、優れた排気ガス浄化機能を得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施例に基づいて本発明を詳述したが、本発明はかかる実施例に限られず、その他の実施例に適宜変更できることは言うまでもない。
本発明は、触媒担体の排気ガス流入口端面近傍における物質の付着・堆積を防止し、該触媒担体の目詰まり発生を抑止することのできる排気ガス浄化装置、及び、走行性を維持しつつ、十分なエンジン出力を備え、排気ガス浄化機能に優れた車両として、産業上利用することが可能である。
1…触媒担体1、2・・・排気ガス流入口、3・・・触媒作用抑制物質、4…コンバータ、5…ケース、6…マット、7…マニバータ、71…エキマニ一体タイプ、72…マニバータ独立タイプ
Claims (6)
- 触媒を担持した触媒担体を備えた排気ガス浄化装置であって、
前記触媒担体における排気ガス流入側から所定の距離に渡る部分を、前記触媒による触媒作用を抑制する物質で被覆したことを特徴とする排気ガス浄化装置。 - 前記所定の距離が、5mm以下である、請求項1記載の排気ガス浄化装置。
- 前記触媒作用を抑制する物質が、フッ素系物質及び/又はシリコン系物質である、請求項1又は2記載の排気ガス浄化装置。
- 前記触媒担体が、ケースの中に組込まれてなる、請求項1〜3の何れかに記載の排気ガス浄化装置。
- 前記ケースが、更に通気路に接続されてなる、請求項4記載の排気ガス浄化装置。
- 排気ガスを排出する車両であって、請求項1〜5の何れかに記載の排気ガス浄化装置を備えることを特徴とする車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003394284A JP2005155413A (ja) | 2003-11-25 | 2003-11-25 | 排気ガス浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003394284A JP2005155413A (ja) | 2003-11-25 | 2003-11-25 | 排気ガス浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005155413A true JP2005155413A (ja) | 2005-06-16 |
Family
ID=34720400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003394284A Pending JP2005155413A (ja) | 2003-11-25 | 2003-11-25 | 排気ガス浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005155413A (ja) |
-
2003
- 2003-11-25 JP JP2003394284A patent/JP2005155413A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7510600B2 (en) | Gas purifying apparatus | |
US20100205936A1 (en) | Exhaust gas-purifying apparatus and exhaust gas-purifying method | |
US11859526B2 (en) | Exhaust gas purification system for a gasoline engine | |
JP2011529545A (ja) | 商用車両のディーゼルエンジンのための排ガス浄化システム | |
JP2009057922A (ja) | 排ガス浄化装置 | |
JP5999193B2 (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
KR20140062899A (ko) | 차량의 배기 가스 정화장치 | |
JP2011047395A (ja) | 排気システム | |
JP4529822B2 (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
EP2918808B1 (en) | Exhaust gas purification device for diesel engine | |
US20150031529A1 (en) | Catalyst unit | |
JP2011033001A (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
US8484952B2 (en) | Device for purification of exhaust gas | |
JP2005155413A (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
KR20090090262A (ko) | 내연 기관의 배기 가스 정화 장치 | |
JP2011089503A (ja) | 排出ガス浄化構造体 | |
JP5232258B2 (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
JP2017155695A (ja) | 内燃機関の排ガス浄化装置 | |
JP2004204700A (ja) | 排気浄化装置 | |
JP2018003811A (ja) | 酸化触媒、及び、排気ガス浄化システム | |
CN108699939B (zh) | 内燃机的排气净化装置 | |
JP2007071035A (ja) | ディーゼルエンジンの排気浄化装置 | |
JP2007205308A (ja) | 排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化システム | |
JP2021126636A (ja) | 排ガス浄化触媒装置 | |
JP2006283708A (ja) | 排気ガス浄化装置 |