JP2005155378A - スロットルボデー - Google Patents
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Abstract
【課題】 一対の軸受のバルブ体側の端面に対する樹脂製のバルブ体の摩耗を回避することのできるスロットルボデーを提供する。
【解決手段】 吸気通路7が形成されたボデー本体3と、ボデー本体3に一対の軸受10,12を介して回動可能に支持されたスロットルシャフト8と、スロットルシャフト8に設けられ、その回動により吸気通路7を開閉するバルブ体14とを備える。一対の軸受10,12をそれぞれ金属製とするとともに、バルブ体14を樹脂製とする。スロットルシャフト8には、一対の軸受10,12のバルブ体側の端面10a,12aに対して摺動接触可能な金属製の摺動接触部8dを設ける。
【選択図】 図4
【解決手段】 吸気通路7が形成されたボデー本体3と、ボデー本体3に一対の軸受10,12を介して回動可能に支持されたスロットルシャフト8と、スロットルシャフト8に設けられ、その回動により吸気通路7を開閉するバルブ体14とを備える。一対の軸受10,12をそれぞれ金属製とするとともに、バルブ体14を樹脂製とする。スロットルシャフト8には、一対の軸受10,12のバルブ体側の端面10a,12aに対して摺動接触可能な金属製の摺動接触部8dを設ける。
【選択図】 図4
Description
本発明は、内燃機関(エンジン)の吸気通路の一部を形成して、吸入空気量を制御するスロットルボデーに関する。
従来、スロットルボデーは、吸気通路が形成されたボデー本体と、ボデー本体に一対の軸受を介して回動可能に支持されたスロットルシャフトと、スロットルシャフトに設けられたバルブ体とを備え、バルブ体の回動により吸気通路を開閉するように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−138860号公報
前記特許文献1においては、一対の軸受をそれぞれ金属製とするとともに、バルブ体を樹脂製としている。そして、一対の軸受のバルブ体側の端面にバルブ体が摺動接触する。
したがって、スロットルシャフトの回転にともない樹脂製のバルブ体が金属製の軸受に摺動接触することにより、バルブ体の摺動部分が早期に摩耗するという問題があった。このバルブ体の摩耗は、吸入空気の空気洩れ量の増加を招いたり、バルブ体に対して滑り性の良い材料で形成された高価な軸受が必要になる等の問題を招くことから好ましくない。
したがって、スロットルシャフトの回転にともない樹脂製のバルブ体が金属製の軸受に摺動接触することにより、バルブ体の摺動部分が早期に摩耗するという問題があった。このバルブ体の摩耗は、吸入空気の空気洩れ量の増加を招いたり、バルブ体に対して滑り性の良い材料で形成された高価な軸受が必要になる等の問題を招くことから好ましくない。
本発明が解決しようとする課題は、一対の軸受のバルブ体側の端面に対する樹脂製のバルブ体の摩耗を回避することのできるスロットルボデーを提供することにある。
前記課題は、特許請求の範囲の欄に記載された構成を要旨とするスロットルボデーにより解決することができる。
すなわち、請求項1に記載されたスロットルボデーによると、吸気通路が形成されたボデー本体と、ボデー本体に金属製の一対の軸受を介して回動可能に支持されたスロットルシャフトと、スロットルシャフトに設けられた樹脂製のバルブ体とを備え、バルブ体の回動により吸気通路を開閉する。ところで、スロットルシャフトには、一対の軸受のバルブ体側の端面に対して摺動接触可能な金属製の摺動接触部を設けている。これにより、一対の軸受のバルブ体側の端面とスロットルシャフトの摺動接触部とが金属同士の摺動接触となるので、一対の軸受のバルブ体側の端面に対する樹脂製のバルブ体の摩耗を回避することができる。
すなわち、請求項1に記載されたスロットルボデーによると、吸気通路が形成されたボデー本体と、ボデー本体に金属製の一対の軸受を介して回動可能に支持されたスロットルシャフトと、スロットルシャフトに設けられた樹脂製のバルブ体とを備え、バルブ体の回動により吸気通路を開閉する。ところで、スロットルシャフトには、一対の軸受のバルブ体側の端面に対して摺動接触可能な金属製の摺動接触部を設けている。これにより、一対の軸受のバルブ体側の端面とスロットルシャフトの摺動接触部とが金属同士の摺動接触となるので、一対の軸受のバルブ体側の端面に対する樹脂製のバルブ体の摩耗を回避することができる。
また、請求項2に記載されたスロットルボデーによると、摺動接触部がスロットルシャフトに一体形成されているので、部品点数が増加しない。
また、請求項3に記載されたスロットルボデーによると、スロットルシャフトをインサートしてバルブ体を樹脂成形してバルブサブアッセンブリを構成したことにより、バルブサブアッセンブリとしてスロットルシャフトとバルブ体とを精度良く一体化することができる。
また、請求項4に記載されたスロットルボデーによると、バルブサブアッセンブリをインサートしてボデー本体を樹脂成形したことにより、バルブサブアッセンブリとボデー本体とを精度良く一体化することができる。
また、請求項5に記載されたスロットルボデーによると、スロットルシャフトに、バルブ体が摺動接触部を有する部材とともに取付けられている。このため、バルブ体及び摺動接触部を有する部材をスロットルシャフトと別体で形成することができる。
本発明のスロットルボデーによれば、一対の軸受のバルブ体側の端面とスロットルシャフトの摺動接触部とが金属同士の摺動接触となるので、一対の軸受のバルブ体側の端面に対する樹脂製のバルブ体の摩耗を回避することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例を参照して説明する。
本発明の実施例1を図面にしたがって説明する。本実施例では、スロットル制御装置に用いられるスロットルボデーについて例示することにする。まず、スロットル制御装置の概要から述べる。図1に示すように、電子制御式のスロットル制御装置1は、その主体をなすスロットルボデー2を備えている。
スロットルボデー2は、図2に示すように、樹脂製のボデー本体3と樹脂製のバルブ体14とにより構成されている。
ボデー本体3は、ボア壁部4とモータ収容部6とを一体に有している。ボア壁部4内には、図1において紙面表裏方向に貫通するほぼ中空円筒状の吸気通路7が形成されている(図3参照)。なお、図示しないが、ボア壁部4の上流側にはエアクリーナが接続され、また、ボア壁部4の下流側にはインテークマニホルドが接続される。
スロットルボデー2は、図2に示すように、樹脂製のボデー本体3と樹脂製のバルブ体14とにより構成されている。
ボデー本体3は、ボア壁部4とモータ収容部6とを一体に有している。ボア壁部4内には、図1において紙面表裏方向に貫通するほぼ中空円筒状の吸気通路7が形成されている(図3参照)。なお、図示しないが、ボア壁部4の上流側にはエアクリーナが接続され、また、ボア壁部4の下流側にはインテークマニホルドが接続される。
図2に示すように、前記ボア壁部4には、吸気通路7を径方向に横切る金属製のスロットルシャフト8が配置されている。スロットルシャフト8の一方の端部(図2で左端部)8aは、ボア壁部4に一体形成された左側の軸受部9内に対して軸受10を介して回転可能に支持されている。また、スロットルシャフト8の他方の端部(図2で右端部)8bは、ボア壁部4に一体形成された右側の軸受部11内に対して軸受12を介して回転可能に支持されている。右側の軸受部11には、その開口端面を密封するプラグ16が装着されている。なお、左右の軸受10,12は、一対をなすもので、本実施例では金属製の円筒状ブッシュにより構成されている。
前記スロットルシャフト8には、前記吸気通路7を回動により開閉可能な樹脂製のバルブ体14が樹脂成形されている(図3参照)。バルブ体14は、モータ20(後述する)の駆動により吸気通路7を開閉することにより、その吸気通路7を流れる吸入空気量を制御する。図3の場合、バルブ体14は、左回り方向(図3中、矢印O参照)に開かれ、逆に右回り方向(図3中、矢印S参照)に閉じられるようになっている。
前記スロットルシャフト8には、前記吸気通路7を回動により開閉可能な樹脂製のバルブ体14が樹脂成形されている(図3参照)。バルブ体14は、モータ20(後述する)の駆動により吸気通路7を開閉することにより、その吸気通路7を流れる吸入空気量を制御する。図3の場合、バルブ体14は、左回り方向(図3中、矢印O参照)に開かれ、逆に右回り方向(図3中、矢印S参照)に閉じられるようになっている。
図2に示すように、前記スロットルシャフト8の左端部8aは、左側の軸受10を貫通している。そのスロットルシャフト8の端部8aには、例えば樹脂製の扇形ギヤからなるスロットルギヤ18が一体的に設けられている。
ボデー本体3とスロットルギヤ18との間には、ほぼ同一軸線上に位置するバックスプリング19が介在されている。バックスプリング19は、常にスロットルギヤ18をバルブ体14の閉じ方向へ付勢している。
ボデー本体3とスロットルギヤ18との間には、ほぼ同一軸線上に位置するバックスプリング19が介在されている。バックスプリング19は、常にスロットルギヤ18をバルブ体14の閉じ方向へ付勢している。
前記ボデー本体3のモータ収容部6は、前記スロットルシャフト8の回転軸線Lに平行しかつ図2において左方に開口するほぼ有底円筒状に形成されている。そのモータ収容部6内には、例えばDCモータ等からなるモータ20が配置されている。モータ20の外郭を形成するモータケーシング21に設けられた取付フランジ22は、ボデー本体3にスクリュ23により固定されている。
また、モータ20の出力回転軸24には、例えば樹脂製のモータピニオン26が一体的に設けられている。
また、モータ20の出力回転軸24には、例えば樹脂製のモータピニオン26が一体的に設けられている。
また、前記ボデー本体3とカバー30(後述する)との間には、スロットルシャフト8の回転軸線Lに平行するカウンタシャフト27が設けられている。カウンタシャフト27には、例えば樹脂製のカウンタギヤ28が回転可能に支持されている。カウンタギヤ28は、ギヤ径の異なる大径側のギヤ部28aと小径側のギヤ部28bとを有している。大径側のギヤ部28aが前記モータピニオン26に噛み合わされ、また小径側のギヤ部28bが前記スロットルギヤ18に噛み合わされている。
なお、スロットルギヤ18とモータピニオン26とカウンタギヤ28とにより、減速ギヤ機構29が構成されている。
なお、スロットルギヤ18とモータピニオン26とカウンタギヤ28とにより、減速ギヤ機構29が構成されている。
前記ボデー本体3の一側面(図2において左側面)には、前記減速ギヤ機構29等を覆うための、例えば樹脂製のカバー30がスナップフィット手段、クリップ手段、ねじ締結手段等の結合手段を介して結合されている。ボデー本体3とカバー30との間には、内部の気密を保持するためのOリング(オーリング)31が介在されている。
図1に示すように、カバー30にはコネクタ部33が設けられている。コネクタ部33には、図示しない外部コネクタが接続可能となっている。また、コネクタ部33内には、図示しないが、前記モータ20につながるターミナル、回転角センサ38(後述する)につながるターミナルが配置されている。
図1に示すように、カバー30にはコネクタ部33が設けられている。コネクタ部33には、図示しない外部コネクタが接続可能となっている。また、コネクタ部33内には、図示しないが、前記モータ20につながるターミナル、回転角センサ38(後述する)につながるターミナルが配置されている。
図1において、前記モータ20は、自動車のエンジンコントロールユニットいわゆるECU等の制御手段(図示省略)によって、アクセルペダルの踏み込み量に関するアクセル信号やトラクション制御信号,定速走行信号,アイドルスピードコントロール信号に応じて駆動制御される。また、モータ20の出力回転軸24の駆動力が、モータピニオン26からカウンタギヤ28、スロットルギヤ18を介してスロットルシャフト8に伝達される。これにより、バルブ体14が回動される結果、吸気通路7が開閉される。
図2に示すように、前記スロットルギヤ18には、前記スロットルシャフト8の回転軸線Lと同一軸線上に位置するリング状の磁性材料からなるヨーク35が一体的に設けられている。ヨーク35の内周面には、磁界を発生する一対の磁石36,37が一体化されている。両磁石36,37は、例えばフェライト磁石からなり、両者間に発生する磁力線すなわち磁界が平行をなすように平行着磁されており、ヨーク35内の空間にほぼ平行な磁界を発生させる。
また、前記カバー30の内側面には、磁気抵抗素子を内蔵するセンサIC39を備えた回転角センサ38が配置されている。回転角センサ38は、前記スロットルシャフト8の回転軸線L上において、前記両磁石36,37の相互間に所定の間隔を隔てた位置に配置されている。回転角センサ38のセンサIC39は、磁気抵抗素子からの出力を計算して、前記ECU等の制御手段に磁界の方向に応じた出力信号を出力することにより、磁界の強度に依存することなく、磁界の方向を検出できるように構成されている。
また、前記カバー30の内側面には、磁気抵抗素子を内蔵するセンサIC39を備えた回転角センサ38が配置されている。回転角センサ38は、前記スロットルシャフト8の回転軸線L上において、前記両磁石36,37の相互間に所定の間隔を隔てた位置に配置されている。回転角センサ38のセンサIC39は、磁気抵抗素子からの出力を計算して、前記ECU等の制御手段に磁界の方向に応じた出力信号を出力することにより、磁界の強度に依存することなく、磁界の方向を検出できるように構成されている。
上記したスロットル制御装置1(図2参照)において、エンジンが始動されると、ECU等の制御手段によってモータ20が駆動制御される。これにより、前にも述べたように、減速ギヤ機構29を介してバルブ体14が開閉される結果、ボデー本体3の吸気通路7を流れる吸入空気量が制御される。そして、スロットルシャフト8の回転にともなって、スロットルギヤ18とともにヨーク35及び両磁石36,37が回転すると、その回転角に応じて回転角センサ38のセンサIC39に交差する磁界の方向が変化する。これにより、センサIC39の出力信号が変化する。センサIC39の出力信号が出力される前記ECU等の制御手段(図示省略)では、センサIC39の出力信号に基づいて、スロットルシャフト8の回転角すなわちバルブ体14の開度が算出される。
また、ECU等の制御手段は、回転角センサ38のセンサIC39から出力されかつ一対の磁石36,37の磁気的物理量としての磁界の方向によって検出されたスロットル開度と、車速センサ(図示省略)によって検出された車速と、クランク角センサによるエンジン回転数と、アクセルペダルセンサ、O2センサ、エアフローメータ等のセンサからの検出信号等に基づいて、燃料噴射制御、バルブ体14の開度の補正制御、オートトランスミッションの変速制御等の、いわゆる制御パラメータを制御する。
また、ECU等の制御手段は、回転角センサ38のセンサIC39から出力されかつ一対の磁石36,37の磁気的物理量としての磁界の方向によって検出されたスロットル開度と、車速センサ(図示省略)によって検出された車速と、クランク角センサによるエンジン回転数と、アクセルペダルセンサ、O2センサ、エアフローメータ等のセンサからの検出信号等に基づいて、燃料噴射制御、バルブ体14の開度の補正制御、オートトランスミッションの変速制御等の、いわゆる制御パラメータを制御する。
また、図3及び図4に示すように、バルブ体14はスロットルシャフト8の周りを鋳ぐるんでいる。なお、バルブ体14により鋳ぐるまれるスロットルシャフト8の軸部は、例えば断面ほぼ小判形状の異形軸部となっている。
また、図2において、左側の軸受10は、ボデー本体3の当該軸受部9の内壁面に突出する抜止部3aにより、反バルブ側(図2において左方)への抜け止めがなされている。また、右側の軸受12は、ボデー本体3の当該軸受部11の内壁面に突出する抜止部3bにより、反バルブ側(図2において左方)への抜け止めがなされている。
また、左側の軸受部9内には、その開口側(図4において左側)から当該抜止部3aに当接するゴム性のシール材17が嵌着されている。そのシール材17の内周部は、スロットルシャフト8の外周面に形成された周方向に環状をなす環状溝8c内に摺動可能に嵌合されている。シール材17は、カバー30内から吸気通路7内への空気洩れ、及び、吸気通路7内からカバー30内へのガス洩れを防止する。
また、図2において、左側の軸受10は、ボデー本体3の当該軸受部9の内壁面に突出する抜止部3aにより、反バルブ側(図2において左方)への抜け止めがなされている。また、右側の軸受12は、ボデー本体3の当該軸受部11の内壁面に突出する抜止部3bにより、反バルブ側(図2において左方)への抜け止めがなされている。
また、左側の軸受部9内には、その開口側(図4において左側)から当該抜止部3aに当接するゴム性のシール材17が嵌着されている。そのシール材17の内周部は、スロットルシャフト8の外周面に形成された周方向に環状をなす環状溝8c内に摺動可能に嵌合されている。シール材17は、カバー30内から吸気通路7内への空気洩れ、及び、吸気通路7内からカバー30内へのガス洩れを防止する。
次に、前記スロットルボデー2の要部を説明する。
図4に示すように、前記金属製のスロットルシャフト8には、左右一対のフランジ状の摺動接触部8dが全周にわたって一体形成されている。両摺動接触部8dは、前記一対の軸受10,12のバルブ体側の端面10a,12aに対して摺動接触可能に形成されている。これにより、一対の軸受10,12のバルブ体側の端面10a,12aに対する樹脂製のバルブ体14の摺動接触が回避されている。また、スロットルシャフト8が軸方向に関して位置決めされる。
図4に示すように、前記金属製のスロットルシャフト8には、左右一対のフランジ状の摺動接触部8dが全周にわたって一体形成されている。両摺動接触部8dは、前記一対の軸受10,12のバルブ体側の端面10a,12aに対して摺動接触可能に形成されている。これにより、一対の軸受10,12のバルブ体側の端面10a,12aに対する樹脂製のバルブ体14の摺動接触が回避されている。また、スロットルシャフト8が軸方向に関して位置決めされる。
そして、前記スロットルシャフト8をインサートしてバルブ体14が樹脂成形されている。バルブ体14には、ボデー本体3のバルブシール面5(後述する)に当接する外周端14aが形成されている。このスロットルシャフト8とバルブ体14とによりバルブサブアッセンブリ40が構成されている(図4参照)。
また、前記ボデー本体3は、バルブサブアッセンブリ40及び一対の軸受10,12をインサートして樹脂成形されている。ボデー本体3のボア壁部4の内壁面には、全閉時のバルブ体14の外周端14aが当接するほぼ円筒状のバルブシール面5が形成されている(図3参照)。
なお、前記したボデー本体3及びバルブ体14に用いる樹脂材料としては、合成樹脂を母材(マトリクス)とする複合材料を用いることができる。そして、合成樹脂の母材としては、例えば、ポリエチレンテフタレート,ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリエチレン,ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリアミド6,ポリアミド66,芳香族ポリアミド等のポリアミド系樹脂、ABS、ポリカーボネート,ポリアセタール等の汎用樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリフェニレンサルファド樹脂、ポリフェニレンサルファイド,ポリエーテルサルホン,ポリエーテルエーテルケトン,ポリエーテルニトリル,ポリエーテルイミド等のスーパーエンジニアリングプラスチック、フェノール樹脂,エポキシ樹脂,不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂、シリコーン樹脂、テフロン(登録商標)樹脂等の合成樹脂等を採用することができる。
また、前記複合材料には、繊維材料や充填材料が含まれるもので、例えば、ガラス繊維,炭素繊維,セラミックス繊維,セルロース繊維,ビニロン繊維,黄銅繊維,アラミド繊維等の繊維類、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、アルミナ、シリカ、水酸化マグネシウム、タルク、珪酸カルシウム、マイカ、ガラス、炭素、黒鉛、熱硬化性樹脂粉末、カシューダスト等を採用することができる。また、場合によっては、複合材料に難燃剤、紫外線防止剤、酸化防止剤、滑剤等を配合してもよい。
また、前記複合材料には、繊維材料や充填材料が含まれるもので、例えば、ガラス繊維,炭素繊維,セラミックス繊維,セルロース繊維,ビニロン繊維,黄銅繊維,アラミド繊維等の繊維類、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、アルミナ、シリカ、水酸化マグネシウム、タルク、珪酸カルシウム、マイカ、ガラス、炭素、黒鉛、熱硬化性樹脂粉末、カシューダスト等を採用することができる。また、場合によっては、複合材料に難燃剤、紫外線防止剤、酸化防止剤、滑剤等を配合してもよい。
上記したスロットルボデー2によると、スロットルシャフト8には、一対の軸受10,12のバルブ体側の端面10a,12aに対して摺動接触可能な金属製の摺動接触部8dを設けている(図4参照)。これにより、一対の軸受10,12のバルブ体側の端面10a,12aとスロットルシャフト8の摺動接触部8dとが金属同士の摺動接触となるので、一対の軸受10,12のバルブ体側の端面10a,12aに対する樹脂製のバルブ体14の摩耗を回避することができる。したがって、バルブ体14の摩耗による吸入空気の空気洩れ量の増加を防止あるいは低減することができる。また、滑り性の良い材料で形成された高価な軸受を採用する必要がなく、安価な軸受10,12を採用することが可能になる。
また、スロットルシャフト8に摺動接触部8dが一体形成されているので、部品点数が増加しない。
また、スロットルシャフト8をインサートしてバルブ体14を樹脂成形してバルブサブアッセンブリ40を構成したことにより、バルブサブアッセンブリ40としてスロットルシャフト8とバルブ体14とを精度良く一体化することができる。
また、バルブサブアッセンブリ40をインサートしてボデー本体3を樹脂成形したことにより、バルブサブアッセンブリ40とボデー本体3とを精度良く一体化することができる。
また、スロットルシャフト8をインサートしてバルブ体14を樹脂成形してバルブサブアッセンブリ40を構成したことにより、バルブサブアッセンブリ40としてスロットルシャフト8とバルブ体14とを精度良く一体化することができる。
また、バルブサブアッセンブリ40をインサートしてボデー本体3を樹脂成形したことにより、バルブサブアッセンブリ40とボデー本体3とを精度良く一体化することができる。
なお、ボデー本体3のバルブシール面5とバルブ体14の外周端14aとの少なくとも一方にシール剤を塗布することにより、全閉時のバルブ体14の外周端14aとボデー本体3のバルブシール面5とのシール性を向上することができる。
本発明の実施例2を説明する。本実施例は、前記実施例1の変更例を説明するものであるから重複する説明は省略する。すなわち、図5に示すように、スロットルシャフト8において、両軸受10,12の間に対応する部分には、平坦面からなる取付面8eが形成されている。また、スロットルシャフト8には、取付面8eに直交する2つのめねじ孔8fが形成されている。めねじ孔8fは、スクリュ44を螺合可能に形成されている。
スロットルシャフト8には、金属製のバルブ受け42が配置されている。バルブ受け42は、スロットルシャフト8の取付面8eに対応する取付板部42aと、取付板部42aの両側からスロットルシャフト8の外周面に沿うように折り曲げられた一対の側板部42b(図6参照)と、取付板部42aの両端から直角に立ち上げられた左右一対のフランジ状の摺動接触部42c(図5参照)とを備えている。
図5に示すように、取付板部42aには、スロットルシャフト8の両めねじ孔8fに対応する両取付孔42dが形成されている。また、両摺動接触部42cは、前記一対の軸受10,12のバルブ体側の端面10a,12aに対して摺動接触可能に形成されている。
なお、バルブ受け42は、本明細書でいう「摺動接触部を有する部材」に相当する。
スロットルシャフト8には、金属製のバルブ受け42が配置されている。バルブ受け42は、スロットルシャフト8の取付面8eに対応する取付板部42aと、取付板部42aの両側からスロットルシャフト8の外周面に沿うように折り曲げられた一対の側板部42b(図6参照)と、取付板部42aの両端から直角に立ち上げられた左右一対のフランジ状の摺動接触部42c(図5参照)とを備えている。
図5に示すように、取付板部42aには、スロットルシャフト8の両めねじ孔8fに対応する両取付孔42dが形成されている。また、両摺動接触部42cは、前記一対の軸受10,12のバルブ体側の端面10a,12aに対して摺動接触可能に形成されている。
なお、バルブ受け42は、本明細書でいう「摺動接触部を有する部材」に相当する。
図5及び図6に示すように、前記バルブ体14の中央部には、前記バルブ受け42の一対の摺動接触部42cの間において取付板部42a及び両側板部42bに嵌合可能な嵌合溝14cが形成されている。そして、バルブ体14の嵌合溝14cがバルブ受け42に嵌合されている。バルブ体14には、スロットルシャフト8の両めねじ孔8f及びバルブ受け42の両取付孔42dに対応する両取付孔14bが形成されている。
バルブ体14は、スクリュ44が各取付孔14b及びバルブ受け42の取付孔42dを通してスロットルシャフト8の各めねじ孔8fにそれぞれ締着されることにより、バルブ受け42とともにスロットルシャフト8に締着されている。
バルブ体14は、スクリュ44が各取付孔14b及びバルブ受け42の取付孔42dを通してスロットルシャフト8の各めねじ孔8fにそれぞれ締着されることにより、バルブ受け42とともにスロットルシャフト8に締着されている。
本実施例によれば、スロットルシャフト8には、一対の軸受10,12のバルブ体側の端面10a,12aに対して摺動接触可能な金属製のバルブ受け42の摺動接触部42cを設けている。これにより、一対の軸受10,12のバルブ体側の端面10a,12aとバルブ受け42の摺動接触部42cとが金属同士の摺動接触となるので、一対の軸受10,12のバルブ体側の端面10a,12aに対する樹脂製のバルブ体14の摩耗を回避することができる。したがって、バルブ体14の摩耗による吸入空気の空気洩れ量の増加を防止あるいは低減することができる。また、滑り性の良い材料で形成された高価な軸受を採用する必要がなく、安価な軸受10,12を採用することが可能になる。
また、スロットルシャフト8に、バルブ体14がバルブ受け42ととともに取付けられている。このため、バルブ体14及びバルブ受け42をスロットルシャフト8と別体で形成することができる。
本発明は前記実施例1,2に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。
2 スロットルボデー
3 ボデー本体
7 吸気通路
5 バルブシール面
8 スロットルシャフト
8d 摺動接触部
10 軸受
10a バルブ体側の端面
12 軸受
12a バルブ体側の端面
14 バルブ体
40 バルブサブアッセンブリ
42 バルブ受け(摺動接触部を有する部材)
42c 摺動接触部
3 ボデー本体
7 吸気通路
5 バルブシール面
8 スロットルシャフト
8d 摺動接触部
10 軸受
10a バルブ体側の端面
12 軸受
12a バルブ体側の端面
14 バルブ体
40 バルブサブアッセンブリ
42 バルブ受け(摺動接触部を有する部材)
42c 摺動接触部
Claims (5)
- 吸気通路が形成されたボデー本体と、
前記ボデー本体に一対の軸受を介して回動可能に支持されたスロットルシャフトと、
前記スロットルシャフトに設けられ、その回動により前記吸気通路を開閉するバルブ体と
を備え、
前記一対の軸受をそれぞれ金属製とするとともに、前記バルブ体を樹脂製としたスロットルボデーであって、
前記スロットルシャフトには、前記一対の軸受のバルブ体側の端面に対して摺動接触可能な金属製の摺動接触部を設けたことを特徴とするスロットルボデー。 - 請求項1に記載のスロットルボデーであって、
前記摺動接触部が前記スロットルシャフトに一体形成されていることを特徴とするスロットルボデー。 - 請求項2に記載のスロットルボデーであって、
前記スロットルシャフトをインサートして前記バルブ体を樹脂成形してバルブサブアッセンブリを構成したことを特徴とするスロットルボデー。 - 請求項3に記載のスロットルボデーであって、
前記バルブサブアッセンブリをインサートして前記ボデー本体を樹脂成形したことを特徴とするスロットルボデー。 - 請求項1に記載のスロットルボデーであって、
前記スロットルシャフトには、前記バルブ体が前記摺動接触部を有する部材とともに取付けられていることを特徴とするスロットルボデー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003392571A JP2005155378A (ja) | 2003-11-21 | 2003-11-21 | スロットルボデー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003392571A JP2005155378A (ja) | 2003-11-21 | 2003-11-21 | スロットルボデー |
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JP2005155378A true JP2005155378A (ja) | 2005-06-16 |
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Family Applications (1)
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JP2003392571A Pending JP2005155378A (ja) | 2003-11-21 | 2003-11-21 | スロットルボデー |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005155378A (ja) |
-
2003
- 2003-11-21 JP JP2003392571A patent/JP2005155378A/ja active Pending
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