JP2005153411A - 金属線巻き樹脂複合管の製造方法。 - Google Patents

金属線巻き樹脂複合管の製造方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】 大口径の樹脂パイプに使用する場合でも、設備の大型化を招くことなく金属線を安定に巻き付け可能にする金属線巻き樹脂複合管の製造方法を提供する。
【解決手段】 回転駆動部9を有する支持装置3に樹脂パイプ1を水平に支持すると共に、該樹脂パイプ1の側部に金属線ボビン2を配置し、前記樹脂パイプ1を回転駆動し、かつ軸方向に金属線ボビン2と相対移動させながら、金属線ボビン2から金属線wを繰り出して樹脂パイプ1の外周に螺旋状に巻き付けることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は金属線巻き樹脂複合管の製造方法に関し、さらに詳しくは、大口径の樹脂パイプの場合であっても、設備の大型化を招くことなく安定な操業を可能にする金属線巻き樹脂複合管の製造方法に関する。
従来、海底・湖底・川底などの横断用として敷設される樹脂パイプには、パイプを沈下するためのウェイト用や、突起物に対する保護用などのために金属線(鉄線)が巻き付けられた金属線巻き樹脂複合管が使用されている。このように樹脂パイプの周囲に金属線を巻きつける方法としては、例えば図4に例示するような方法が用いられていた。
すなわち、従来の金属線巻付け装置は、図4のように回転駆動される回転板41を有し、その回転板41の中心に貫通穴42を設けると共に、貫通穴42の周囲に金属線ボビン43を設置している。この装置における貫通穴42に樹脂パイプPを通し、かつその樹脂パイプ表面に金属線ボビン43から引き出した金属線wを連結し、その状態で回転板41を回転させながら樹脂パイプPを連続走行させると、樹脂パイプPの周囲に金属線wが螺旋状に巻き付けられながら取り出されて、金属線巻き樹脂複合管が得られるというものである。
しかし、上記金属線巻付け方法は、口径200mm程度までの小径の連続樹脂パイプには有効であるが、深層水取水用の樹脂パイプなどのように、口径の大きなパイプに対してそのままスケールアップしても使用が困難になる。すなわち、そのままスケールアップするだけでは設備が大型化すると共に、回転板の回転による金属線の巻付け力により、樹脂パイプがつれ回りを発生し、安定な巻き付けすることができなくなる問題が発生する。
本発明の目的は、大口径の樹脂パイプに使用する場合でも、設備の大型化を招くことなく金属線を安定に巻き付け可能にする金属線巻き樹脂複合管の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成する本発明の金属線巻き樹脂複合管の製造方法は、回転駆動部を有する支持装置に樹脂パイプを水平に支持すると共に、該樹脂パイプの側部に金属線ボビンを配置し、前記樹脂パイプを回転駆動し、かつ軸方向に前記金属線ボビンと相対移動させながら、前記金属線ボビンから金属線を繰り出して前記樹脂パイプの外周に螺旋状に巻き付けることを特徴とするものである。
本発明によれば、樹脂パイプ側を回転駆動しながら、その外周に金属線ボビンから繰り出された金属線を巻き付けるようにしたので、従来方法のように樹脂パイプのつれ回りを起こすことなく安定に巻き付けをすることができる。しかも、従来の巻付機構のように樹脂パイプを取り囲む回転板を設けずに、金属線ボビンを樹脂パイプの側部に配置するように構成したので、樹脂パイプの口径がいくら大きくても、何ら設備の大型化を招くことがない。
図1及び図2は、本発明の金属線巻き樹脂複合管の製造方法を実施する装置を示すものであり、1は加工の対象である樹脂パイプ、2は樹脂パイプ1の外周に巻き付ける金属線wが巻き上げられている金属線ボビンである。
樹脂パイプ1は、両軸端のクランプ3,3を支持装置として回転可能に支持されている。支持装置のクランプ3は、回転軸4の周囲に複数本の脚5aを放射状に連結し、かつ各脚部5aの端部に回転軸4に平行な支持フレーム5を固定するように構成されている。脚5aは長さを調整可能にするように構成され、複数本の支持フレーム5を樹脂パイプ1の内面に圧接することで把持するようになっている。また、クランプ3の脚5aは、その長さを調整可能にしていることにより、種々口径の異なる樹脂パイプ1を把持することができるようになっている。
上記クランプ3,3は、それぞれ回転軸4を介して軸受6に支持され、その軸受6は台車7に搭載されている。台車7はレール8を介して樹脂パイプ1の軸方向に移動可能になっており、樹脂パイプ1の装着時に前後に移動可能になっている。両クランプ3,3のうちの一方には駆動源(モータ)9に連結され、この駆動源9により樹脂パイプ1が回転駆動されるようになっている。
クランプ3,3(支持装置)により水平に支持された樹脂パイプ1は、中間部を複数の受台10により支持され、自重による撓みが生じないようにしている。受台10は円弧状の支持面を有し、その支持面に多数のコロ11を配置し、樹脂パイプ1の外周面又はその表面に巻き付けられた金属線wの層に過大な摩擦抵抗を与えないようにしている。また、受台10の底面には支持脚12が設けられ、かつ支持脚12は油圧シリンダ等により長さが調整可能にしてあり、支持面が樹脂パイプ1の外周面を支持するときと、巻き付けられた金属線wの層を支持するときの高さ調整をするようになっている。
他方、樹脂パイプ1の側部には、複数本(図では2列5本づつ計10本)の金属線ボビン2を搭載する台車15が配置されている。搭載される金属線ボビン2は1本だけであってもよい。各金属線ボビン2はブレーキ付の繰出台16に支持され、金属線ボビン2から引き出される金属線wに一定の解舒張力を付与するようになっている。10本の金属線ボビン2から引き出された10本の金属線wは繰出口17に集束され、そこで平行に引き揃えられた状態になって樹脂パイプ1側に繰り出される。繰出口17から繰り出されるときの複数本の金属線wは、必ずしも1層である必要はなく、上下に複数本づつを並べることにより、2層の金属線wを樹脂パイプ1に同時巻き付けをするようにしてもよい。
金属線ボビン2を搭載した台車15には駆動源(モータ)18が取り付けられ、台車15はこの駆動源18によりレール19上を樹脂パイプ1の軸方向と平行に往復移動することができるようになっている。
上記巻付け装置を使用して金属線巻き樹脂複合管を製造するには、次のようにして実施される。
まず、樹脂パイプ1をクランプ3,3で支持する前に、その樹脂パイプ1の両端部には、図3に示すように、それぞれ金属帯20,20を環状に巻き付けて固定する。この金属帯20の厚さは特に限定しないが、巻き付ける金属線wの直径とほぼ同じ大きさにすることが好ましい。ついで、金属帯20がセットされた樹脂パイプ1は、その両端部を支持装置のクランプ3,3で支持し、しかる後、台車15上の金属線ボビン2から引き出した複数本の金属線wの巻始め端を、それぞれ巻始め側の金属帯20に点pで示すように溶接する(図3参照)。金属線wの巻始め端を金属帯20に溶接しておくことにより、金属線wの端部外れを防止し、以後の巻き取りを安定にする。
上記のように金属帯20に対する金属線wの巻始め端の固定が終了したら、駆動源9によりクランプ3を回転させて樹脂パイプ1を一定速度で回転駆動すると同時に、駆動源18により台車15を樹脂パイプ1の軸方向に一定速度で移動させる。樹脂パイプ1が回転すると台車15上の金属線ボビン2から金属線wが繰り出され、樹脂パイプ1の外周に螺旋状に巻き付けられていく。金属線wが樹脂パイプ1の全長に巻き付けられると、巻終り端を巻終り側に固定されている金属帯20に溶接し固定する。金属線wの巻終り端を金属帯20に溶接することにより、金属線wの端部外れ、及び巻き戻りを防止することができる。
上記のように金属線wの巻始め端及び巻終り端を溶接固定する金属帯20の厚さとしては、溶接箇所に段差を生じないように、金属線wの直径とほぼ同じ大きさにすることが好ましい。
本発明の上記巻付け操作によると、樹脂パイプ1を積極的に回転駆動して、樹脂パイプ1側の牽引力により金属線wを引き出すので、従来の巻き付け方法のように樹脂パイプ1が金属線wの巻付け張力によりつれ回りを起こすことがなくなり、安定な操業をすることができる。また、いくら口径の大きな樹脂パイプ1であっても、金属線ボビン2を搭載する台車15の大きさは変える必要がなく、搭載する金属線ボビン2の個数によって決めればよいので、設備の大型化を招くことはない。また、従来の円板構造に比べて金属線ボビン2の搭載個数を多くした装置に設計することもすることができるので、それによって操業時間を短縮することも可能になる。
樹脂パイプ1に対する金属線wの巻き付けが完了したら、その巻き付けが終了した金属線wの表面に連続溶接21を樹脂パイプ1の軸方向に沿って施すとよい(図3参照)。この連続溶接21を設けることにより、樹脂パイプ1の中間域で金属線wの巻層に弛みが発生するのを防止し、巻き付けを安定化することができる。この連続溶接21は1条(1列)だけでもよいが、好ましくは樹脂パイプ1の軸心に対して180°の対角位置に2条(2列)を施すようにすると尚よい。
本発明は、特に大口径の樹脂パイプに適用する場合に有効である。その樹脂パイプの口径としては、250〜3000mmの範囲が好ましい。また、大口径の樹脂パイプは、口径が大きすぎるため実質的にリールに巻回することはできないので、短尺のパイプとして用意される。この短尺パイプの長さとしては、10〜20m程度にすることが好ましい。また、樹脂パイプの形成樹脂としては特に限定されない。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル、ABSなどを例示することができる。これらのうちでもポリエチレンが特に好ましい。
金属線を構成する金属は、特に種類は限定されないが、好ましくは補強のためには剛性や強度の大きい鉄が好ましく、特に好ましくは鋼がよい。また、金属線の構造としては、単線であっても、或いは複数本の単線をより合わせた撚線であってもよい。また、金属線の径としては、3〜20mmの範囲が好ましい。
本発明の製造方法の実施に使用される巻付け装置の一例を示した平面図である。 図1のX−X矢視で示す断面図である。 本発明で製造された金属線巻き樹脂複合管の端部付近を示す平面図である。 従来の金属線巻き樹脂複合管の製造方法を概略的に説明する斜視図である。
符号の説明
1 樹脂パイプ
2 金属線ボビン
3 クランプ
4 回転軸
5 支持フレーム
6 軸受
7 台車
9 駆動源
10 受台
11 コロ
15 台車
16 繰出台
17 繰出部
19 レール
20 金属帯
21 連続溶接
w 金属線

Claims (5)

  1. 回転駆動部を有する支持装置に樹脂パイプを水平に支持すると共に、該樹脂パイプの側部に金属線ボビンを配置し、前記樹脂パイプを回転駆動し、かつ軸方向に前記金属線ボビンと相対移動させながら、前記金属線ボビンから金属線を繰り出して前記樹脂パイプの外周に螺旋状に巻き付ける金属線巻き樹脂複合管の製造方法。
  2. 台車に前記金属線ボビンを1本又は複数本搭載し、該台車を前記樹脂パイプの軸方向に沿って移動しながら、前記金属線ボビンから繰り出される金属線を前記樹脂パイプに巻き付ける請求項1に記載の金属線巻き樹脂複合管の製造方法。
  3. 前記樹脂パイプの両端部に金属帯をそれぞれ巻き付け固定し、該金属帯に前記金属線の巻始め端と巻終り端をそれぞれ溶接する請求項1又は2に記載の金属線巻き樹脂複合管の製造方法。
  4. 前記樹脂パイプに螺旋状に巻き付けた金属線の上に少なくとも1条の連続溶接をパイプ軸方向に沿って施す請求項1,2又は3に記載の金属線巻き樹脂複合管の製造方法。
  5. 前記樹脂パイプの中間部をコロ付きの受台で支持する請求項1〜4のいずれかに記載の金属線巻き樹脂複合管の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009137190A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Yokohama Rubber Co Ltd:The 高圧用ホースの製造装置および製造方法
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