JP2005153074A - クランクシャフト加工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 クランクピンを高精度に加工でき、かつ高い作業性を有するクランクシャフト加工装置を提供する。
【解決手段】 クランクシャフト加工装置10は、クランクシャフト20のクランクピン21を加工する加工装置であって、加工対象とする特定のクランクピン21が回転軸となるように、クランクシャフト20の両端を保持し、回転させる主軸ヘッド11、12と、主軸ヘッド11、12により回転されるクランクシャフト20が、遠心力によりたわむことを防止するガイド部材30と、回転している特定のクランクピン21の加工対象部位23に対して平行な加工作業部41を有し、該加工対象部位41に回転軸A1に対して垂直な方向から当接される切削砥石40と、を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 クランクシャフト加工装置10は、クランクシャフト20のクランクピン21を加工する加工装置であって、加工対象とする特定のクランクピン21が回転軸となるように、クランクシャフト20の両端を保持し、回転させる主軸ヘッド11、12と、主軸ヘッド11、12により回転されるクランクシャフト20が、遠心力によりたわむことを防止するガイド部材30と、回転している特定のクランクピン21の加工対象部位23に対して平行な加工作業部41を有し、該加工対象部位41に回転軸A1に対して垂直な方向から当接される切削砥石40と、を有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、クランクシャフトの加工装置に係り、特に、クランクシャフトのクランクピンの加工に適するクランクシャフト加工装置に関する。
クランクシャフトの複数のクランクピンを加工する際、特定のクランクピンが回転軸となるようにクランクシャフトを回転させる。特定のクランクピンを回転軸とするために、クランクシャフトは、偏心されて保持される。回転している特定のクランクピンの加工部位に、該加工部位と平行な切削作業面を有する切削砥石を当接することにより、該クランクピンを真円に加工できる(たとえば、特許文献1参照)。
特開平05−329756号公報(第1図)
ここで、クランクシャフトを比較的低速に回転させる場合には、クランクシャフトの両端を一体的に保持するチャックおよびクランクシャフト自体の剛性により、クランクシャフトがたわむことない。このため、加工を高精度に実現できる。しかし、クランクシャフトを低速でしか回転できないのでは、加工に時間がかかり、作業性が悪いという問題がある。
一方、クランクシャフトを比較的高速に回転させると、加工時間は短くなるものの、クランクピンに要求される高精度な真円度(円筒度)を達成できない。これは、高速にクランクシャフトを回転させると、遠心力によりクランクシャフトがたわみ、クランクピンの加工部位と、研削砥石の切削作業面との平行性が損なわれ、切削砥石によりクランクピンが偏って切削されるからである。
以上のように、従来のクランクピンの加工では、高精度な加工を達成するには、作業性を低下せざるを得ず、作業性の向上を達成するには、精度を低下せざるを得なかった。
本発明は、上記要求に応えるものであり、クランクピンを高精度に加工でき、かつ高い作業性を有するクランクシャフト加工装置を提供することを目的とする。
本発明のクランクシャフト加工装置は、クランクシャフトのクランクピンを加工する加工装置であって、加工対象とする特定のクランクピンが回転軸となるように、前記クランクシャフトの両端を保持し、回転させる回転手段と、前記回転手段により回転される前記クランクシャフトが、遠心力によりたわむことを防止するたわみ防止手段と、回転している前記特定のクランクピンの加工対象部位に対して平行な加工作業部を有し、該加工対象部位に前記回転軸に対して垂直な方向から当接される加工手段と、を有する。
本発明の他のクランクシャフト加工装置は、クランクシャフトのクランクピンを加工する加工装置であって、加工対象とする特定のクランクピンを回転軸として前記クランクシャフトが回転可能なように、該クランクシャフトの両端付近を支持する支持手段と、前記特定のクランクピンを回転軸として前記クランクシャフトが回転するように、該クランクシャフトの中央付近を保持する保持手段と、前記保持手段に回転動力を伝達して、前記クランクシャフトを前記特定のクランクピンを回転軸として回転させる回転駆動手段と、回転している前記特定のクランクピンの加工対象部位と平行な加工作業部を有し、該加工対象部位に前記回転軸に対して垂直な方向から当接される加工手段と、を有する。
本発明のクランクシャフト加工装置によれば、クランクシャフトが遠心力によりたわむことを防止するたわみ防止手段を設けているので、たわみにより加工対象である特定のクランクピンの位置がずれることを防止できる。結果として、特定のクランクピンの加工対象部位と、加工手段の加工作業部との平行性が維持され、クランクピンを高精度な真円に加工できる。また、クランクシャフトを高速回転させても、たわみ防止手段によりクランクシャフトがたわむことがない。したがって、クランクシャフトの高速回転により作業効率を向上できる。
本発明の他のクランクシャフト加工装置によれば、クランクシャフトの中央で回転駆動し、両端で支持しているので、クランクシャフトがたわむことがない。したがって、たわみにより加工対象である特定のクランクピンの位置がずれることを防止できる。結果として、特定のクランクピンの加工対象部位と、加工手段の加工作業部との平行性が維持され、クランクピンを高精度な真円に加工できる。また、クランクシャフトを高速回転させても、たわみ防止手段によりクランクシャフトがたわむことがない。したがって、クランクシャフトの高速回転により作業効率を向上できる。
以下、図面を参照して、本発明のクランクシャフト加工装置について説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明のクランクシャフト加工装置の概略構成を示す図、図2は図1の2−2線に沿う断面図である。なお、本実施形態では、4気筒内燃機関用クランクシャフトを加工する場合について説明するが、本発明はこれに限定されない。
図1は本発明のクランクシャフト加工装置の概略構成を示す図、図2は図1の2−2線に沿う断面図である。なお、本実施形態では、4気筒内燃機関用クランクシャフトを加工する場合について説明するが、本発明はこれに限定されない。
クランクシャフト加工装置10は、クランクシャフト20のクランクピンを加工する加工装置であって、加工対象とする特定のクランクピン21が回転軸A1となるように、クランクシャフト20の両端を保持し、回転させる回転手段と、前記回転手段により回転される前記クランクシャフトが、遠心力によりたわむことを防止するたわみ防止手段と、回転している前記特定のクランクピンの加工対象部位に対して平行な加工作業部を有し、該加工対象部位に前記回転軸に対して垂直な方向から当接される加工手段とを有する。
クランクシャフト20は、クランク状のシャフトであり、エンジンにおいて、ピストンの上下運動をコンロッドを介して回転運動に変えるための部品である。
クランクシャフト加工装置10は、上記回転手段として、主軸ヘッド11、12を有する。主軸ヘッド11、12は、軸受け13、14に回転自在に保持された主軸15、16を備える。該主軸15、16には、それぞれ、チャック17、18が取り付けられている。
チャック17、18は、クランクシャフト20の特定のクランクピン、たとえばクランクピン21を中心としてクランクシャフト20が回転できるように、クランクシャフト20を偏心させて保持する。すなわち、主軸15、16の回転軸A1とクランクピン21の回転軸とが一致し、回転軸A1からクランクシャフト20のジャーナル軸B1がずれるように、クランクシャフト20を保持する。
主軸15、16の少なくとも一方は、図示しないモータ等の回転動力に接続されている。たとえば、主軸15だけがモータに接続されている場合、主軸16はクランクシャフト20を介して、主軸15の回転に追動する。
また、クランクシャフト加工装置10は、上記たわみ防止手段として、クランクシャフト20の回転をガイドするガイド部材30を有する。ガイド部材30は、クランクシャフト20の長手方向に、略中央に設けられている。特に、本実施形態1では、ガイド部材30は、クランクシャフト20の回転軸であるジャーナル22の中央に配置されている。
ガイド部材30は、図2に示すように、ガイド本体31と、メタル部32とを有する。ガイド本体31およびメタル部32は、共に、後からクランクシャフト20に装着できるように、2つに分割可能に形成されている。
ガイド本体31は、内部が円形にくり抜かれており、その内周にメタル部32が設けられている。メタル部32は、内周に硬質皮膜であるDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングが施されたリング状の金属材から形成されている。メタル部32の内周は、クランクシャフト20が遠心力を受けずにたわまないで回転する際のクランクシャフト20の外周の軌道に合致する。
クランクシャフト加工装置10は、上記加工手段として、切削砥石40を有する。切削砥石40は、加工対象であるクランクピン21の表面(加工対象部位)に対して平行な加工作業部41を有する。切削砥石40は、クランクピン21の加工対象部位23に、回転軸A1に対して垂直な方向から当接され、クランクピン21を真円に加工する。
次に、クランクシャフト加工装置10の作用について説明する。図3は、クランクシャフトの姿勢を変えて主軸ヘッドに持ち替えた様子を示す図である。
最初に、クランクシャフト加工装置10の主軸ヘッド11および主軸ヘッド12に、偏心させてクランクシャフト20を固定する。図1では、クランクシャフト20の複数のクランクピンの内、特定のクランクピン21を加工する。このため、クランクピン21が主軸ヘッド11および主軸ヘッド12の回転軸A1と一致するように、クランクシャフト20を固定する。
クランクシャフト20のジャーナル22の中央に、ガイド部材30を配置する。そして、図2に示すように、メタル部32内にジャーナル22が通るように、分割されたガイド部材30を組み合わせる。
主軸ヘッド11の主軸15を回転させて、回転しているクランクピン21の表面に切削砥石40を当接する。これにより、クランクピン21の表面が真円に仕上げられる。
他のクランクピンを加工する際には、加工対象のクランクピンが主軸ヘッド11、12の回転軸A1と一致するように、クランクシャフト20の姿勢を変えて、主軸ヘッド11、12により保持する。
たとえば、クランクピン24を加工する際には、図1で示すクランクシャフト20を180度回転させた姿勢で、すなわち、図3に示すような姿勢で、クランクシャフト20を主軸ヘッド11、12により保持する。
これにより、クランクピン24が回転軸A1を中心に回転され、切削砥石40により真円に加工される。ここで、ガイド部材30によりガイドするジャーナル22の位置は、クランクシャフト20の姿勢を変えても変わらない。したがって、ガイド部材30は、図1と同じ位置に配置される。
上記第1実施形態のクランクシャフト加工装置10の構成により、以下の効果が得られる。
加工中には、クランクシャフト20が回転により遠心力を受ける。しかし、本実施形態では、ガイド部材30を設けているので、クランクシャフト20がたわもうとしても、ガイド部材30のメタル部32によりたわみが抑制される。これにより、クランクシャフトを高速回転、たとえば、300回転/分で高速回転させても、クランクシャフト20がたわむことを防止できる。したがって、たわみにより加工対象である特定のクランクピン21の位置がずれることを防止できる。結果として、特定のクランクピン21の加工対象部位23と、切削砥石40の加工作業部41との平行性が維持され、クランクピン21を高精度な真円に加工できる。
また、クランクシャフト20を高速回転させて加工できるので、作業効率を向上できる。
さらに、上記第1実施形態では、ガイド部材30がクランクシャフト20の中央付近に設けられているので、効果的にクランクシャフトのたわみを防止できる。
また、ガイド部材30内周が正常なクランクシャフト20の軌道と合致しているので、クランクシャフト20の回転時には、遠心力が与えられても、ガイド部材30内周をクランクシャフト20がすべる。結果として、クランクシャフト20はたわむことなく、正常な軌道で回転できる。加えて、ガイド部材30を設けるだけなので、クランクシャフト加工装置10の構成が単純であり、安価に製造できる。
また、ガイド部材30のメタル部32は、内周にDLCコーティングが施されている。したがって、メタル部32の内周と、クランクシャフト20の外周部との接触による摩擦抵抗を低減でき、また、摩擦による両者の磨耗を低減できる。
また、ガイド部材30のメタル部32は、ガイド本体31と別体に構成されているので、容易にメタル部32(内周面)を取り替えることができる。したがって、たとえば、メタル部32が磨耗したときや、異なる車種で太さが異なるクランクシャフト20を加工するときなどには、適宜状況にあったメタル部32に容易に交換できる。クランクシャフト加工装置10の適用の幅が広い。
なお、上記第1実施形態では、クランクシャフト20がガイド部材30内をすべる構成について説明したが、これに限定されない。転がり軸受けのように、ガイド部材30内周にボールを保持し、クランクシャフト20がガイド部材30を転がるようにして、回転させてもよい。
(第2実施形態)
第1実施形態では、クランクシャフト加工装置10は、クランクシャフト20の両端または一端に回転動力を与え、回転するクランクシャフト20の中央付近にガイド部材30を配置することにより、クランクシャフト20のたわみを防止していた。第2実施形態では、クランクシャフト20の中央付近を保持して、さらに回転動力を与えることにより、クランクシャフト20のたわみを防止するクランクシャフト加工装置50について説明する。
第1実施形態では、クランクシャフト加工装置10は、クランクシャフト20の両端または一端に回転動力を与え、回転するクランクシャフト20の中央付近にガイド部材30を配置することにより、クランクシャフト20のたわみを防止していた。第2実施形態では、クランクシャフト20の中央付近を保持して、さらに回転動力を与えることにより、クランクシャフト20のたわみを防止するクランクシャフト加工装置50について説明する。
クランクシャフト加工装置50は、クランクシャフトのクランクピンを加工する加工装置であって、加工対象とする特定のクランクピンを回転軸として前記クランクシャフトが回転可能なように、該クランクシャフトの両端付近を支持する支持手段と、前記特定のクランクピンを回転軸として前記クランクシャフトが回転するように、該クランクシャフトの中央付近を保持する保持手段と、前記保持手段に回転動力を伝達して、前記クランクシャフトを前記特定のクランクピンを回転軸として回転させる回転駆動手段と、回転している前記特定のクランクピンの加工対象部位と平行な加工作業部を有し、該加工対象部位に前記回転軸に対して垂直な方向から当接される加工手段と、を有する。
図4は第2実施形態に係るクランクシャフト加工装置の概略構成を示す図、図5は図4の5−5線に沿う断面図である。なお、クランクシャフトについては、第1実施形態と同様であるので、同様の参照番号を付して、説明を省略する。
クランクシャフト加工装置50は、上記支持手段として、クランクシャフト20の両端を回転可能に支持する主軸ヘッド51を有する。主軸ヘッド51は、軸受け52に回転自在に保持された主軸53を備える。主軸53には、チャック54が取り付けられている。
チャック54は、クランクシャフト20の特定のクランクピン、たとえば、クランクピン21を中心としてクランクシャフト20が回転できるように、クランクシャフト20を偏心させて保持する。すなわち、主軸53の回転軸A2とクランクピン21の回転軸とが一致し、回転軸A2からクランクシャフト20のジャーナル軸B2がずれるように、クランクシャフト20を保持する。
主軸53は、共にモータ等の回転動力源には接続されていない。主軸53は、後述する回転駆動手段により回転される保持手段に追従して回転する。
クランクシャフト加工装置50は、上記保持手段として、クランクシャフト20を保持する保持部材60を有する。保持部材60は、クランクシャフト20の長手方向に、略中央に設けられている。特に、本実施形態2では、保持部材60は、クランクシャフト20の回転軸であるジャーナル22の中央に配置されている。
保持部材60は、図5に示すように、保持本体61と、回転体62とを有する。保持本体61は、回転体62を回転自在に保持している。回転体62は、ジャーナル22を保持した状態で回転する。回転体62が回転すると、ジャーナル22は、加工対象であるクランクピン21を中心としてクランクシャフト20が回転したときと同一の軌跡で回転する。また、回転体62は、外周が歯車状となるように外周に複数の歯が形成されている。
保持本体61および回転体62は、共に、後からクランクシャフトを装着できるように、2つに分割可能に形成されている。
クランクシャフト加工装置50は、上記回転駆動手段として、歯車65と、モータ66とを有する。歯車65は、上記回転体62の外周とかみ合っている。また、歯車65は、モータ66に接続されており、モータ66に電流が供給されることにより回転する。モータ66の回転動力は、歯車65を介して、回転体62に伝達される。
次に、クランクシャフト加工装置50の作用について説明する。
最初に、クランクシャフト加工装置10の主軸ヘッド51に、偏心させてクランクシャフト20を固定する。図4では、クランクシャフト20の複数のクランクピンの内、特定のクランクピン21を加工する。このため、クランクピン21が主軸ヘッド51の回転軸A2と一致するように、クランクシャフト20を固定する。
クランクシャフト20のジャーナル22の中央に保持部材60を配置する。そして、図5に示すように、保持部材60の回転体62にジャーナル22が保持されるように、分割された保持本体61および回転体62を組み合わせる。
モータ66の電源をONにする。モータ66が回転駆動し、回転動力が歯車65に伝達される。歯車65が回転すると、回転体62も回転する。これにより、回転体62に保持されるジャーナル22も回転し、クランクシャフト20全体が回転される。このとき、クランクシャフト20は、クランクピン21を中心として回転される。
回転しているクランクピン21の表面に切削砥石40を当接する。これにより、クランクピン21の表面が真円に仕上げられる。
他のクランクピンを加工する際には、加工対象のクランクピンが主軸ヘッド51の回転軸A2と一致するように、クランクシャフト20の姿勢を変えて、主軸ヘッド51により保持する。クランクシャフト20の姿勢を変えて保持した後の加工は、上述と同じである。
上記第2実施形態のクランクシャフト加工装置50の構成により、以下の効果が得られる。
保持手段および回転駆動手段により、クランクシャフト20の中央を保持および回転駆動し、また、支持手段により両端を支持しているので、クランクシャフト20がたわむことがない。これにより、クランクシャフト20を高速回転、たとえば、300回転/分で高速回転させても、クランクシャフト20がたわむことを防止できる。したがって、たわみにより加工対象である特定のクランクピン21の位置がずれることを防止できる。結果として、特定のクランクピン21の加工対象部位23と、切削砥石40の加工作業部41との平行性が維持され、クランクピン21を高精度な真円に加工できる。
また、クランクシャフト20を高速回転させて加工できるので、作業効率を向上できる。
さらに、上記クランクシャフト加工装置50では、回転動力を保持手段とは別のモータ66により発生させ、歯車65により伝達している。回転手段が保持手段の外部に設けられているので、クランクシャフト加工装置50を設計しやすく、また容易に設計を変更できる。
なお、上記第2実施形態では、上記回転駆動手段として、歯車65およびモータ66の組み合わせを挙げたが、これに限定されない。たとえば、歯車65の代わりにプーリーを用いることができる。この場合、モータ66にプーリーを接続して、さらに、プーリーの外周および保持手段の回転体62の外周にベルトをかけて、モータ66の回転動力を回転体62に伝達できる。プーリーを採用する場合においても、回転駆動手段が、保持手段の外部に設けられるので、装置の設計の自由度が高い。
10、50…クランクシャフト加工装置、
11、12…主軸ヘッド、
15、16…主軸、
17、18…チャック、
20…クランクシャフト、
21、24…クランクピン、
22…ジャーナル、
23…加工対象部位、
30…ガイド部材、
31…ガイド本体、
32…メタル部、
40…切削砥石、
41…加工作業部、
51…主軸ヘッド、
52…軸受け、
53…主軸、
54…チャック、
60…保持部材、
61…保持本体、
62…回転体、
65…歯車、
66…モータ、
A1、A2…回転軸、
B1、B2…ジャーナル軸。
11、12…主軸ヘッド、
15、16…主軸、
17、18…チャック、
20…クランクシャフト、
21、24…クランクピン、
22…ジャーナル、
23…加工対象部位、
30…ガイド部材、
31…ガイド本体、
32…メタル部、
40…切削砥石、
41…加工作業部、
51…主軸ヘッド、
52…軸受け、
53…主軸、
54…チャック、
60…保持部材、
61…保持本体、
62…回転体、
65…歯車、
66…モータ、
A1、A2…回転軸、
B1、B2…ジャーナル軸。
Claims (9)
- クランクシャフトのクランクピンを加工する加工装置であって、
加工対象とする特定のクランクピンが回転軸となるように、前記クランクシャフトの両端を保持し、回転させる回転手段と、
前記回転手段により回転される前記クランクシャフトが、遠心力によりたわむことを防止するたわみ防止手段と、
回転している前記特定のクランクピンの加工対象部位に対して平行な加工作業部を有し、該加工対象部位に前記回転軸に対して垂直な方向から当接される加工手段と、
を有するクランクシャフト加工装置。 - 前記たわみ防止手段は、前記クランクシャフトの中央付近に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のクランクシャフト加工装置。
- 前記たわみ防止手段は、前記クランクシャフトがたわまず回転するときに通過する軌道に形成された内周面を有し、遠心力が働いたクランクシャフトの外周部が転がりまたはすべりながら接触することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のクランクシャフト加工装置。
- 前記たわみ防止手段は、前記内周面が取り替え可能であることを特徴とする請求項3に記載のクランクシャフト加工装置。
- 前記たわみ防止手段は、前記内周面に硬質皮膜が付着されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のクランクシャフト加工装置。
- 前記回転手段は、前記クランクピンの両端のうち少なくとも一方を回転駆動させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のクランクシャフト加工装置。
- クランクシャフトのクランクピンを加工する加工装置であって、
加工対象とする特定のクランクピンを回転軸として前記クランクシャフトが回転可能なように、該クランクシャフトの両端付近を支持する支持手段と、
前記特定のクランクピンを回転軸として前記クランクシャフトが回転するように、該クランクシャフトの中央付近を保持する保持手段と、
前記保持手段に回転動力を伝達して、前記クランクシャフトを前記特定のクランクピンを回転軸として回転させる回転駆動手段と、
回転している前記特定のクランクピンの加工対象部位と平行な加工作業部を有し、該加工対象部位に前記回転軸に対して垂直な方向から当接される加工手段と、
を有するクランクシャフト加工装置。 - 前記回転駆動手段は、
回転動力を発生するモータと、
前記モータに接続されて回転する歯車と、
を有し、
該歯車が前記保持手段の外周に設けられた歯とかみ合うことによって、前記保持手段に回転動力を伝達することを特徴とする請求項7に記載のクランクシャフト加工装置。 - 前記回転駆動手段は、
回転動力を発生するモータと、
前記モータに接続されて回転するプーリーと、
前記プーリーの外周と前記保持手段の外周とにかけられたベルトと、
を有し、
前記プーリーおよび前記ベルトを介して前記保持手段に伝達することを特徴とする請求項7に記載のクランクシャフト加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003394954A JP2005153074A (ja) | 2003-11-26 | 2003-11-26 | クランクシャフト加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003394954A JP2005153074A (ja) | 2003-11-26 | 2003-11-26 | クランクシャフト加工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005153074A true JP2005153074A (ja) | 2005-06-16 |
Family
ID=34720835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005153074A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103372811A (zh) * | 2012-04-28 | 2013-10-30 | 光洋机械工业株式会社 | 工件外周边弯曲表面磨削夹具和外周边弯曲表面磨削设备 |
-
2003
- 2003-11-26 JP JP2003394954A patent/JP2005153074A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103372811A (zh) * | 2012-04-28 | 2013-10-30 | 光洋机械工业株式会社 | 工件外周边弯曲表面磨削夹具和外周边弯曲表面磨削设备 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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