JP2005152661A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2005152661A
JP2005152661A JP2004344993A JP2004344993A JP2005152661A JP 2005152661 A JP2005152661 A JP 2005152661A JP 2004344993 A JP2004344993 A JP 2004344993A JP 2004344993 A JP2004344993 A JP 2004344993A JP 2005152661 A JP2005152661 A JP 2005152661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
light
reel
crystal panel
guide plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004344993A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005152661A5 (ja
Inventor
Tatsuhiko Tanimura
達彦 谷村
Hirobumi Sekiguchi
博文 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Universal Entertainment Corp
Original Assignee
Aruze Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aruze Corp filed Critical Aruze Corp
Priority to JP2004344993A priority Critical patent/JP2005152661A/ja
Publication of JP2005152661A publication Critical patent/JP2005152661A/ja
Publication of JP2005152661A5 publication Critical patent/JP2005152661A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】 照明手段176a、176bから出射される光が、切り抜き部40L、40C、40Rの端面に施された光散乱加工又は光散乱形状により散乱され、リール窓部の光量不足を防止すること。
【解決手段】液晶パネル173と導光板174を有する液晶表示装置27と、液晶表示装置27の背面側に配置されかつ複数の識別情報が配列されたリール3L、3C、3Rを複数個並設した変動表示装置とを備え、導光板174のリール3L、3C、3Rが対向する部位には、導光板174を貫通する切り抜き40L、40C、40Rが形成され、切り抜き40L、40C、40Rの端面には、照明手段176a、176bからのリール3L、3C、3R側へ光を出射するための光散乱加工が施されていること。
【選択図】 図4

Description

本発明は、リールを複数配列して構成した変動表示装置とは別に、液晶表示装置を備えた、パチスロ機、パチンコ機その他の遊技機に関する。
例えば、パチスロ機は、正面の表示窓内に複数の図柄を変動表示するリールを複数配列して構成した機械的変動表示装置、或いはリール上の図柄を画面に表示する電気的変動表示装置を有する。遊技者のスタート操作に応じて、制御手段が変動表示装置を駆動制御して各リールを回転させることにより、図柄を変動表示させ、一定時間後自動的に或いは遊技者の停止操作により、各リールの回転を順次停止させる。このとき、表示窓内に現れた各リールの図柄が特定の組合せ(入賞図柄)になった場合にメダル、又はコイン等の遊技媒体を払出すことで遊技者に利益を付与する。
また、現在主流の機種においては、有効化された入賞ライン(以下「有効ライン」という)に沿って所定の図柄の組合せが並び、メダル、コイン等が払出される入賞が成立するためには、内部的な抽選処理(以下「内部抽選」という)により役に当選(以下「内部当選」という)し、且つその内部当選した役(以下「内部当選役」という)の入賞成立を示す図柄組合せを有効ラインに停止できるタイミングで遊技者が停止操作を行うことが要求される。つまり、いくら内部当選したとしても、遊技者の停止操作のタイミングが悪いと内部当選役の入賞を成立させることができない。すなわち、停止操作をタイミングよく行う技術が要求される(「目押し」といわれる技術介入性の比重が高い)遊技機が現在の主流である。
また、遊技操作の技量の低い遊技者であっても興味を持って遊技を行うことができるように、遊技者の目押しに関する技量に基づいて、特定図柄の組合せを変動表示の停止時に有効ラインに沿って並ばせるために必要な図柄、あるいはメッセージを、機械的変動表示装置とは別に設けられる液晶表示装置に表示する遊技機が提供されている(特許文献1、参照)。
このような従来の遊技機には、遊技の入賞形態に応じた図柄組合せに関してリールを用いて各列に停止表示する機械的変動表示装置とは別に、ゲームの演出効果を高めるために、正面から見てリールの前面に配設され、リール表示窓の領域外から領域内に至る画像を表示し、リール図柄と重ねて表示する液晶表示装置が備わっている。
このとき用いられる液晶表示装置は、光を液晶パネルに導くために裏面に光偏向パターンが施された導光板を備えている。この導光板のリール対向部位(以下、リール窓部という)には、光が透過するようにするため光偏向パターンが施されていない。このリール窓部を介してリールの図柄を遊技者が視認する構成となっている。また導光板の上下には導光板へ光を照射するための冷陰極管が配置されている。
上記液晶表示装置の液晶パネル用のバックライトは、冷陰極管からなる発光手段と、冷陰極管からの光を液晶パネルに導くための光偏向パターンが施された導光板とにより構成されるが、この導光板のリール対向部位(以下、リール窓部という)は、遊技者側から導光板の奥に位置するリール上の図柄を明瞭に見られるように光偏向パターンを施さずに透過領域としている。このため、このリール窓部は光偏向パターンがないことからバックライトがない状態となり、液晶パネルの表示が暗くみえるという問題が起こり得るが、この対応策として、冷陰極管に代わる補助光としてリール窓部上下に蛍光管を配置している。
特開2002−143377号公報(段落0053、図4、参照)。
以上のような従来の遊技機では、液晶パネルの上下に配置しているバックライト用の冷陰極管とは別に、リール窓部を照らす蛍光管を必要とするため、装置が複雑になり、コストアップの要因ともなっていた。
そこで本発明は、リール窓部の光量不足を、単純な構造で防止する遊技機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、例えば、図3及び図4に示すように、液晶パネル173と、液晶パネル173の背面側に設けられ液晶パネル173用の照明手段176a、176bから出射される光を液晶パネル173へ導く導光板174を有する液晶表示装置27と、液晶表示装置27の背面側に配置され、複数の識別情報(例えば、図柄)が配列されたリール3L、3C、3R(例えば図1参照)を複数個並設した変動表示装置とを備え、導光板174のリール3L、3C、3Rが対向する部位には、導光板174を貫通する切り抜き(例えば、導光板174の窓部40L、40C、40R)又は前記リール3L、3C、3Rに面した側から凹部が形成され、前記切り抜き又は前記凹部の端面174a、174b、174cには、前記照明手段からの光を前記リール3L、3C、3R側へ出射するための光散乱加工(可視光線が散乱してあたかも発光することが可能な微細粗面を形成するための加工、例えば、ブラスト加工)が施されていることを要旨とする。
このように構成すると、導光板のリールが対向する部位に、導光板を貫通する切り抜き、又は前記リール側に凹部を形成し、前記切り抜き、又は前記凹部の端面に光散乱加工が施されるので、液晶パネル用の照明手段から出射される光が、切り抜き部の端面に施された光散乱加工で散乱され、リールが明るく照らされる。この結果、本発明によれば、リール窓部を照らす蛍光管などが不要となり、リール窓部の光量不足を、単純な構造で防止することが可能となる。
また上記目的を達成するために、本発明の第2の特徴は、例えば、図3及び図4に示すように、液晶パネル173と、液晶パネル173の背面側に設けられ液晶パネル173用の照明手段176a、176bから出射される光を液晶パネル173へ導く導光板174を有する液晶表示装置27と、液晶表示装置27の背面側に配置され、複数の識別情報が配列されたリール3L、3C、3R(例えば図1参照)を複数個並設した変動表示装置とを備え、導光板174のリール3L、3C、3Rが対向する部位には、導光板174を貫通する切り抜き又はリール3L、3C、3Rに面した側から凹部が形成され、前記切り抜き又は前記凹部の端面の形状は、前記照明手段からの光を前記リール3L、3C、3R側へ出射するための光散乱形状であることを要旨とする。
また、本発明の第3の特徴は、本発明の第1の特徴又は第2の特徴において、前記切り抜き又は凹部には、リール3L、3C、3Rの一部が挿入されているようにしてもよい(例えば図5参照)。
このように構成すると、切り抜き又は凹部にリールの一部を挿入するので、リールを遊技者に接近させることができる。そのため、迫力のある遊技機を提供することができる。さらにまた、遊技者が液晶表示装置を斜めから目視する場合であっても、リール上の図柄と液晶表示装置上の液晶表示との視差によるズレを少なくすることができる。
また、本発明の第4の特徴は、液晶パネルと、前記液晶パネルの背面側に設けられ前記液晶パネル用の照明手段から出射される光を前記液晶パネルへ導く光偏向パターン(例えば、光偏向パターンA)が施された導光板とを有する液晶表示装置と、前記液晶表示装置の背面側に配置され、複数の識別情報が配列されたリールを複数個並設した変動表示装置とを備え、前記導光板の前記リールが対向する部位には、前記導光板を貫通する切り抜き又は前記リールに面した側から凹部が形成され、前記切り抜き又は前記凹部には、前記光偏向パターンが施されておらず、前記切り抜き又は前記凹部の端面の形状は、前記照明手段からの前記リール3L、3C、3R側へ光を出射するための光散乱形状であって、前記切り抜き又は前記凹部の端面から前記液晶パネルへの光の出射度(例えば、単位面積当たりの液晶パネル173への光の出射量)は、前記光偏向パターンが施された領域から前記液晶パネルへの光の出射度と同程度であることを要旨とする。
本発明によれば、切り抜き(リール窓部40L、40C、40R)の端面から液晶パネルへの光の出射度は、光偏向パターンが施された領域から液晶パネルへの光の出射度と同程度であるので、リールに対応する領域における液晶表示の明るさと、それ以外の領域における液晶表示の明るさが同程度となり、液晶表示における明るさの均一化を図ることができる。
以上説明したように本発明によれば、液晶パネル用の照明手段から出射される光が、切り抜き部の端面に施された光散乱加工又は光散乱形状により散乱され、リール窓部の光量不足を防止できる遊技機を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。図1から図6は、発明を実施する形態の一例であって、図中、図と同一または類似の符号を付した部分は同一物または相当物を表わし、重複した説明は省略する。
図1は、本発明の実施の形態の遊技機1の外観を示す正面斜視図である。遊技機1は、いわゆる「パチスロ機」である。この遊技機1は、コイン、メダル、遊技球又はトークンなどの他、遊技者に付与された、もしくは付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技する遊技機であるが、以下ではメダルを用いるものとして説明する。
遊技機1の全体を形成しているキャビネット2の正面には、略垂直面としてのパネル表示部2aが形成され、その中央には縦長矩形の左リール表示窓4L、中リール表示窓4C、右リール表示窓4Rが設けられる。左リール表示窓4L、中リール表示窓4C、右リール表示窓4Rには、入賞ラインとして水平方向にトップライン8b、センターライン8c及びボトムライン8d、斜め方向にクロスダウンライン8a及びクロスアップライン8eが設けられている。これらの入賞ラインは、後述の1−BETボタン11、2−BETボタン12、最大BETボタン13を操作すること、或いはメダル投入口22にメダルを投入することにより、それぞれ1本、3本、5本が有効化される。どの入賞ラインが有効化されたかは、後で説明するBETランプ9a、9b、9cの点灯で表示される。ここで、入賞ライン8aから8eは、役の入賞の成否に関わる。
すなわち、所定の役(例えば、後述の「チェリーの小役」)に対応する一の図柄(例えば、後述の“チェリー図柄97”)がいずれかの有効化された入賞ラインに対応する所定の位置(例えば、後述のBET数が“3”であれば左リール表示窓4L内の位置)に停止表示されること、又は所定の役に対応する図柄組合せを構成する図柄がいずれかの有効化された入賞ラインに対応する所定の位置に並んで停止表示されることにより、所定の役の入賞が成立することとなる。
キャビネット2の内部には、各々の外周面に複数種類の図柄によって構成される図柄列が描かれた3個のリール3L、リール3C、リール3Rが回転自在に横一列に設けられ、変動表示手段を形成している。各リール3L、3C、3Rの図柄は左リール表示窓4L、中リール表示窓4C、右リール表示窓4Rを通して遊技者が観察できる。各リール3L、3C、3Rは、定速回転時の回転速度として例えば、毎分80回転で回転する。
左リール表示窓4L、中リール表示窓4C、右リール表示窓4Rの左側には、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、クレジット表示部19が設けられる。1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cは、一のゲームを行うために賭けられたメダルの数(以下「BET数」という)に応じて点灯する。ここで、本実施の形態では、一のゲームは、全てのリール3L、3C、3Rが停止したときに終了する。1−BETランプ9aは、BET数が“1”で1本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。2−BETランプ9bは、BET数が“2”で3本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。最大BETランプ9cは、BET数が“3”で全て(5本)の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。クレジット表示部19は、7セグメントLEDで構成し、貯留されているメダルの枚数を表示する。
左リール表示窓4L、中リール表示窓4C、右リール表示窓4Rの右側には、告知ランプ(いわゆるWIN点灯ランプ)17及び払出表示部18が設けられる。告知ランプ17は、基本的に、BB又はRBの入賞成立が実現可能となった後、BB又はRBの入賞が成立するまでの間、点灯する。ここで、BB及びRBを総称して、以下「ボーナス」という。払出表示部18は、7セグメントLEDで構成し、入賞成立時のメダルの払出枚数を表示する。
ここで、BB、RBとは以下のようなものである。現在主流の機種は、複数種類の入賞態様を有する。特に、ある役の入賞が成立したときは、1回のメダルの払出しに終わらず、所定期間、通常の状態よりも条件の良い遊技状態となる。このような役として、遊技者に相対的に大きい利益を与えるゲームを所定回数行える役と、遊技者に相対的に小さい利益を与えるゲームを所定回数行える役とがある。前者を「ビッグボーナス」と称し、以下「BB」と略記する。後者を「レギュラーボーナス」と称し、以下「RB」と略記する。
パネル表示部2aの左側上部には、ボーナス遊技情報表示部20が設けられる。ボーナス遊技情報表示部20は、7セグメントLEDで構成し、後述するBB一般遊技状態におけるゲームの回数等を表示する。左リール表示窓4L、中リール表示窓4C、右リール表示窓4Rの下方には水平面の台座部10が形成され、その台座部10と左リール表示窓4L、中リール表示窓4C、右リール表示窓4Rとの間には液晶表示装置27が設けられている。この液晶表示装置27の略全面には、遊技に関連する情報等が表示される。
液晶表示装置27の右側にはメダル投入口22が設けられ、液晶表示装置27の左側には、1−BETボタン11、2−BETボタン12、及び最大BETボタン13が設けられる。1−BETボタン11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚がゲームに賭けられ、2−BETボタン12は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの2枚がゲームに賭けられ、最大BETボタン13は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数のメダルが賭けられる。これらのBETスイッチを操作することで、前述のとおり、所定の入賞ラインが有効化される。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者がゲームで獲得したメダルのクレジット/払出しを押しボタン操作で切り換えるC/Pスイッチ14が設けられている。このC/Pスイッチ14の切り換えにより、正面下部のメダル払出口15からクレジットされていたメダルが払出され、払出されたメダルはメダル受け部16に溜められる。C/Pスイッチ14の右側には、遊技者の操作により上記リール3L、3C、3Rを回転させ、左リール表示窓4L、中リール表示窓4C、右リール表示窓4R内での図柄の変動表示を開始するためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。
キャビネット2の上方の左右には、スピーカ21L、21Rが設けられ、その2台のスピーカ21L、21Rの間には、入賞図柄の組合せ及びメダルの配当枚数等を表示する配当表パネル23が設けられている。台座部10の前面部中央で、液晶表示装置27の下方位置には、3個の左リール3L、中リール3C、右リール3Rの回転をそれぞれ停止させるための3個のリール停止ボタン(停止操作手段)7L、7C、7Rが設けられている。
なお、遊技機1は、停止ボタン7L、7C、7Rを設けない構成とすることもできる。かかる場合、遊技者によるスタートレバー6の操作に応じて変動表示を開始する各リール3L、3C、3Rは、当該変動表示の開始から所定の時間経過後、自動的に順次停止する。
また、リール停止ボタン7Rの右側には、液晶表示装置27に表示するメニュー画面の切替え手段としてのスクロールスイッチ200を設け、上スクロールスイッチ200a及び下スクロールスイッチ200bによりメニューを切替えることができる。
図2は、本実施の形態に用いる各左リール3L、中リール3C、右リール3Rに表わされた複数種類の図柄が21個配列された図柄列を示している。各図柄には“00”から“20”のコードナンバーが付され、データテーブルとして後述するROM32(図3、参照)に格納(記憶)されている。左リール3L、中リール3C、右リール3R上には、“赤7図柄91”、“青7図柄92”、“BAR図柄93”、“ベル図柄94”、“プラム図柄95”、“Replay図柄96”及び“チェリー図柄97”の図柄で構成される図柄列が表わされている。左リール3L、中リール3C、右リール3Rは、図柄列が図中左に示す下矢印方向に移動するように回転駆動される。
次に、図3は、液晶表示装置27の概略構成を示す分解斜視図である。液晶表示装置27は、前面に設けた第1層目の保護ガラス171の裏面に、第2層目の表示板172を配置し、この表示板172の裏面に第3層目の液晶パネル173を配置し、この液晶パネル173の裏面に第4層目の導光板174を配置し、この導光板174の裏面に第5層目の反射フィルム175を配置することで、5層構造のパネルで構成されている。さらに、液晶表示装置27は、液晶パネル駆動用のICを搭載したテーブルキャリアパッケージ(TCP)からなり液晶パネル173の端子部に接続したフレキシブル基板(図示せず)等を含んで構成されており、液晶表示装置27は、左リール3L、中リール3C、右リール3Rとは、別体で所定の間隔をあけて、左リール3L、中リール3C、右リール3Rの前面に配設されている。
保護ガラス171及び表示板172は、透光性部材によって構成されている。保護ガラス171は、液晶パネル173を保護すること等を目的として設けられており、表示板172は、パネル表示部39(図1参照)に対応する領域には、画像が描かれている。なお、この図では、パネル表示部2aに対応する表示板172の領域の裏側に配置される各種表示部及びメダル投入表示ランプ9aから9cを動作させる電気回路を省略して図示している。
液晶パネル173は、薄膜トランジスタ層が形成されたガラス板などの透明な基板と、これに対向する透明な基板との間隙部に液晶を封入して形成されている。この液晶パネル173の表示モードは、ノーマリーホワイトに設定されている。ノーマリーホワイトとは、液晶を駆動していない状態で白表示、すなわち、表示面側に光が透過し、透過した光が外部から視認される構成である。ノーマリーホワイトに構成された液晶パネル173を採用することにより、液晶を駆動できない事態が生じた場合であっても、左リール表示窓4L、中リール表示窓4C、右リール表示窓4Rを通して、変動表示あるいは停止表示している左リール3L、中リール3C、右リール3R上に配置された図柄を視認することができ、遊技を継続することができる。なお、液晶パネル173は、演出画像などの画像を表示するものでもある。
導光板174は、端面に配置された冷陰極管(冷陰極ランプ)176a、176bから照射される光を液晶パネル173へ導き出すことで液晶パネル173を照明すべく、液晶パネル173の裏側に配設されており、例えば2cm程度の厚さを有するアクリル系樹脂などの導光機能を有する透光性部材によって構成されている。
導光板174は、図4にその詳細な構造が示されるように、裏面に、冷陰極管176a、176bからの光を液晶パネル173に導くための光偏向パターンAが形成されており、左リール3L、中リール3C、右リール3Rに対向して位置する部位が透過領域として切り抜かれている。そして、この当該切り抜かれた部位(それぞれ、リール窓部40L、40C、40Rという)の端面には、ブラスト加工やサンドペーパによる微細粗面を形成する光散乱加工が施されており(光散乱加工面174a、174b、174c)、この光散乱加工面174a、174b、174cで可視光線が散乱してあたかも発光するかのようにしている。また、斜視図で示した光散乱加工面174a、174b、174cは、各々内側端面の2箇所(左端面と底部端面)が示されているが、実際はリール窓部40L、40C、40Rの各右端面や各頂部端面にも同様の光散乱加工面が設けられている。但し、適宜選択的に右端面、左端面、底部端面、頂部端面の中から1又は複数の端面に光散乱加工面を設けてもよいことは勿論である。
ここで、ブラスト加工とは、研磨材等の粒子を端面に高速で衝突させ、凹凸処理を行うことをいう。あるいはバリ取りを行う場合もある。なお、図4は、導光板174を遊技機1内部(左リール3L、中リール3C、右リール3R側、即ち、遊技機1の正面から見て裏面側)から見た図である。
このことにより、ブラスト加工による光散乱加工面174a、174b、174cが、金型等により光偏向パターンを形成することが難しいリール窓部40L、40C、40Rのバックライトの役割を果たす。これにより、液晶パネル173の発色が良くなり、リールバックライトのRGB−LEDの発光ムラを打ち消すことができる。更に、左リール3L、中リール3C、右リール3R自体への照明にもなり、左リール3L、中リール3C、右リール3Rの図柄が鮮やかに表現される。また、補助光を必要としないため、その分構造が単純となり、またコストを抑えることができる。さらに、補助光の駆動回路(インバータ等)によるノイズの発生が無くなる。
なお、上記した実施の形態によれば、導光板174の切り抜かれた部位の端面にプラスト加工を施し端面から発光することとしたが、導光板174を、例えば射出成型によって生産する場合は、ブラスト加工を施すことなく、光を偏向させるパターンを形成することができる。一例をあげると、金型に溝・コーンカット等の微細加工を施し、射出成型で導光板174表面に、光散乱形状としての光偏向パターンを転写することにより、光を偏向させるパターンが形成されてもよい。この成型品には、出光面側に微細V溝が転写される。
このことにより、前述のように、光を散乱させる散乱パターンが転写された端面としての光散乱加工面174a、174b、174cが、リール窓部40L、40C、40Rのバックライトの役割を果たす。
図5は、液晶パネル173、導光板174とリール3L、リール3C、リール3Rとの位置関係を説明するための断面図である。これらは、遊技者側すなわち図中左側から、液晶パネル173、導光板174、リール(リール3L、リール3C、リール3R)の順で配置されるが、リール3L、3C、3Rの液晶パネル173側の一部をリール窓部40L、40C、40Rに挿入することなく配置した場合には、液晶パネル173に対してリール3L、リール3C、リール3Rが導光板174の厚さだけ奥まっている印象を遊技者に与えてしまい、また、液晶表示装置27で、入賞ラインの表示やリール3L、3C、3R上の図柄と、液晶表示とを重ね合わせる演出表示をしたときに、遊技者が液晶表示装置27を斜めから目視したならば、リール3L、3C、3R上の図柄と液晶表示とに視差によるズレが生ずることがあった。
しかしながら、本実施の形態によれば、図5に示すとおり、リール3L、リール3C、リール3Rの液晶パネル173側の一部をリール窓部40L、40C、40Rに挿入して配置しているので、リール3L、3C、3Rが奥まった印象を払拭することができるだけでなく、遊技者が液晶表示装置27を斜めから目視する場合であっても、リール3L、3C、3R上の図柄と液晶表示との視差によるズレを少なくさせる効果を奏する。
また、液晶パネル173を大きくして、例えば15インチから20インチに画面面積を増やした場合には、単位面積当たりの光量を維持するために発光手段である冷陰極管176a、176bを奥行き方向に複数設ける(例えば1本から3本に増す)必要がある。これに伴い、増設した冷陰極管の分だけ導光板174を厚くする必要がある。この場合、リール3L、3C、3Rの液晶パネル173側の一部をリール窓部40L、40C、40Rに挿入することなく配置したならば、上述のリール3L、3C、3Rの奥まった印象やリール3L、3C、3R上の図柄と液晶表示との視差によるズレは一層大きくなるため、本実施の形態であるリール3L、3C、3Rの液晶パネル173側の一部をリール窓部40L、40C、40Rに挿入して配置することの効果は、冷陰極管176a、176bを奥行き方向に複数設ける場合、特に大きいといえる。
なお、本実施の形態では導光板174が透過領域として切り抜かれた部位を例示したが、導光板174にリール3L、リール3C、リール3R側から切削若しくは成形することにより、凹部を設けて、この凹部にリール3L、リール3C、リール3Rの一部を挿入してもよい。
説明を図3に戻す。冷陰極管176a、176b(画面容量が大きい場合は奥行き方向に複数配置される)は、全ての波長の光を人の目に特定の色彩が目立たない割合で含む白色光源として構成されており、冷陰極管176aは図中(鉛直方向に立てて配置された)導光板174の上端部に沿って、176bは図中導光板174の下端部に沿って、それぞれ配設されており、冷陰極管176a、176bの両端は不図示のランプホルダにより支持されている。この冷陰極管176a、176bは、液晶パネル173の領域のうち主として演出表示領域に対応する領域の照明手段として機能する。すなわち、冷陰極管176a、176bは、導光板174に導入する光を発生する。
反射フィルム175は、例えば白色のポリエステルフイルムやアルミ薄膜に銀蒸着膜をスパッター形成したものが用いられ、導光板174に導入された光を導光板174の正面側、すなわち、液晶パネル173の方向に向けて反射させる。この反射フィルム175には、反射領域177及び非反射領域としての左リール表示窓4L、中リール表示窓4C、右リール表示窓4Rが形成されている。
左リール表示窓4L、中リール表示窓4C、右リール表示窓4Rの各々は、左リール表示窓4Lがリール3Lに、中リール表示窓4Cがリール3Cに、右リール表示窓4Rはリール3Rに、それぞれ対応している。各表示窓は、入射した光を反射することなく透過させる光透過表示部として形成され、リール3L、リール3C、リール3Rの回転が停止した場合に表示される図柄の各々の前方に位置し、リール3L、リール3C、リール3Rとも、停止表示の際に上段、中段、下段に合わせて3種づつ図柄を表示できる大きさで設けられている。反射領域177は、入射した光を反射し、前面に配置されている液晶パネル173の領域のうち、主として演出表示領域に対応する領域の照明手段の一つとして機能する。この構成によれば、遊技者は、反射手段の光透過表示部を通してリール3L、リール3C、リール3Rの変動表示及び停止表示を視認し得るので、リール3L、リール3C、リール3R及び液晶表示装置27の表示態様により遊技を楽しむことができる。
図6は、本発明の実施の形態である遊技機1の演出態様の模式図である。各リール3L、3C、3Rの停止順序を遊技者に知らせる停止報知の表示態様を示している。遊技機1の液晶表示装置27は、前述のように前面から順番に、保護ガラス、表示板、液晶パネル、導光板および反射フィルムを配置した構造のパネルで構成することができる。
図6に示すように、液晶表示装置27の底部には図中左から順に仮想の光源43L、43C、43Rが配置されている。仮想の光源43Lからは、光透過表示部としてのサーチライト画像44が配設されており、このサーチライト画像44は、仮想の光源43Lの上方に配設されているリール3Lを照射する画像として構成されている。サーチライト画像44は、リール3Lの左リール表示窓4L、中リール表示窓4C、右リール表示窓4Rの領域外から領域内に至る画像であり、当該表示領域内の部分の表示を透過させリール図柄と、重ねて表示することで、(図6の場合)リール3Lの図柄を透過表示する。これにより、遊技者に対してリール3L、3C、3Rの停止順序を報知し、遊技者のボタン操作を促すよう構成されている。
また、図6に示す場合は、液晶表示装置27のサーチライト画像44以外の画像領域である非透過表示領域45と、リール3C及びリール3Rのリール表示窓の表示領域と、を重ね合わすことで、変動表示中のリール3C及びリール3Rを視認することができないように構成されている。
このとき、サーチライト画像44と左リール表示窓4Lが重なった部分からリール3Lを見通すことができる。
この実施の形態では、サーチライト画像44と各リール表示窓4L、4R、4Cとが重なった部分は、サーチライトに照らされたかのようにリール3L、3C、3Rを見通すことができる。このとき、液晶パネル173の上下に配置されているバックライト用の冷陰極管とは別にリール窓部を照らす蛍光管がなくても、切り抜き部の端面(例えば、リール窓部40Lの端面174a)に施された光散乱加工のため、リール3L、3C、3Rが明るく照らされる。
本実施の形態の遊技機1は、遊技の入賞形態に応じた図柄組合せに関してリール3L、3C、3Rを用いて各列に停止表示する機械的変動表示装置と、発光体からの光を液晶パネル173に導く光偏向パターンが形成された導光板174の、リール3L、3C、3Rに対向して位置する部位に切り抜き、又は、凹部が設けられ、当該切り抜き、又は、凹部の端面に光散乱加工を施して成る液晶表示装置とを備えるため、リール窓部の上下に蛍光管を設ける必要がなくなり、リール窓部からの光量不足により液晶表示およびリール3L、3C、3Rが暗くなるのを防ぐ遊技機1を提供することができる。
さらに、本実施の形態においては、導光板174のリール3L、3C、3Rが対向する部位には、導光板174を貫通する切り抜き又はリール3L、3C、3Rに面した側から凹部が形成され、切り抜き又は凹部には、光偏向パターンAが施されておらず、切り抜き又は凹部の端面には、照明手段からの光を出射するための光散乱加工が施されており、切り抜き又は凹部の端面(例えば、光散乱加工面174a)から液晶パネル173への光の出射度は、光偏向パターンAが施された領域から液晶パネル173への光の出射度と同程度であるようにすることもできる。
具体的な説明は、以下の通りである。ここでは、導光板174に、上記切り抜き(リール窓部)が形成された場合を例にして説明するが、リール3L、3C、3Rに面した側から凹部が形成された場合も、同様に適用できる。上述したように、導光板174の裏面には、光偏向パターンAが施されており、上記切り抜きの部分には、光偏向パターンAが施されていない。
なお、光散乱加工面174a、174b、174cにおいては、例えば、冷陰極管176a、176bからの光を液晶パネル173又はリール3L、3C、3Rへ出射するための複数の格子状の領域である格子領域と、各格子状領域の間の領域である間隔領域とが設けられるようにしてもよい。冷陰極管176a、176bから出射された光が、格子領域に当たると、格子領域から、光が液晶パネル173又はリール3L、3C、3Rに向けて出射されるようにしてもよい。一方、冷陰極管176a、176bから出射された光が、間隔領域に当たると、液晶パネル173又はリール3L、3C、3Rへ出射されないで、反射して導光板174の中に留まる。
冷陰極管176a、176bから出射された光は、光散乱加工面174a,174b,174cに当たると、例えば、一部の光は、リール3L、3C、3R側に出射され、一部の光は、液晶パネル173側に出射される。
ここで、光散乱加工面174a、174b、174cは、以下の条件を満たすように形成されてもよい。この条件とは、例えば、各光散乱加工面における単位面積当たりの液晶パネル173への光の出射量(出射度の一例、例えば、リール窓部40Lに対応する切り抜きの端面に形成された光散乱加工面174aから液晶パネル173への光の出射量を上記切り抜きの面積で割った値)が、光偏向パターンAにおける単位面積当たりの液晶パネル173への光の出射量(出射度の一例、例えば、光偏向パターンAから液晶パネル173への光の出射量を光偏向パターンAが施された面積で割った値)と略同じになるという条件である。
具体的には、光散乱加工面174a、174b、174cにおいて、上記単位面積当たりの間隔領域に対する格子状領域の数や大きさの割合を、上述の条件を満たす所定値となるように、光散乱加工面174a、174b、174cが形成されてもよい。
このように構成された導光板174においては、各切り抜き(リール窓部40L、40C、40R)の端面に設けられた光散乱加工面174a,174b,174cから液晶パネル173への光の出射度は、光偏向パターンAが施された領域から液晶パネル173への光の出射度と同程度となるので、リール窓部に対応する液晶表示の領域の明るさと、それ以外の液晶表示の領域の明るさが同程度となり、液晶表示における明るさの均一化を図ることができる。
また、本実施の形態の遊技機1は、遊技の入賞形態に応じた図柄組合せに関してリール3L、3C、3Rを用いて各列に停止表示する機械的変動表示装置と、発光体からの光を液晶パネル173に導く光偏向パターンが転写された導光板174の、リール3L、3C、3Rに対向して位置する部位に切り抜き、又は、凹部が設けられ、当該切り抜き、又は、凹部の端面に散乱パターンを転写して成る液晶表示装置とを備えるので、リール窓部の上下に蛍光管を設ける必要がなく、若しくは小型の蛍光管を設ければ足りる。
さらに、本実施の形態の遊技機1は、切り抜き、又は、前記凹部にリール3L、3C、3Rの液晶パネル173側の一部を挿入するので、リール3L、3C、3Rを遊技者に接近させるフロント空間を形成することができ、リール3L、3C、3Rと遊技者との距離をより接近させることができるため、迫力のある遊技機1を提供することができる。
さらにまた、遊技者が液晶表示装置27を斜めから目視する場合であっても、リール3L、3C、3R上の図柄と液晶表示装置27上の液晶表示との視差によるズレを少なくさせることができる。
なお、上述の導光板174において、光偏向パターンAを施さない部分は、上述したように、3つのリール3L、3C、3Rに対応してそれぞれ設けられる場合に限定されず、例えば、3つのリール3L、3C、3Rに対応する1つの、光偏向パターンを施さない部分が設けられてもよい。図7,図8は、本変更例の他の導光板174を示す図である。
図7に示すように、導光板174において、3つのリール3L、3C、3Rを視認可能にするための部分をくり抜き、くり抜かれた部分自体においては、光偏向パターンAが施されず、端面174aにのみ、光散乱加工が施されるようにしてもよい。
また、図8に示すように、3つのくり抜き部分40L、40R、40Cの間に設けられた部分174xに、光偏向パターンAが施されないようにしてもよい。
なお、図4,図7,図8に示す上述の実施例、変更例の導光板174において、光偏向パターンAは、導光板174の発光をより均一にするために、例えば、冷陰極管176a、176bに近い部位では、光偏向パターンAを粗く施し(後述する格子領域174jの間隔が広くなるように施し)、冷陰極管176a、176bから遠い部位(領域)、つまり、導光板174の中央付近に近づくに連れて光偏向パターンAを細かくする(例えば、後述する格子領域174jの間隔を狭くする)など、部位により光偏向パターンAの粗さを異ならせて施してもよい。
図9、図10,図11は、本変更例の導光板174の裏面の様子を示す図である。導光板174の裏面においては、導光板174の端部174fから中央近傍部174gまでの所定の領域(例えば、導光板174の裏面のうち、リール窓部の領域を除いた領域)において、上記端部174fからの距離が大きくなるに従い、光偏向パターンAにおける液晶パネル173へ光を出射する部分の割合が高くなるように、光偏向パターンAが施されている。具体的な説明は、以下の通りである。
図10は、図9における導光板174の端部174fの近傍の領域X(下側の領域X)を拡大した様子を示す図であり、図11は、図9における導光板174の中央近傍部174gの領域Yを拡大した様子を示す図である。
図9、図10に示すように、光偏向パターンAは、冷陰極管176a、176bからの光を液晶パネル173へ出射するための複数の格子状の領域(以下、格子領域174j)と、各格子領域174jの間の領域(以下、間隔領域174k)とを有する。冷陰極管176a、176bから出射された光が、格子領域174jに当たると、格子領域174jから、光が液晶パネル173に向けて出射される。一方、冷陰極管176a、176bから出射された光が、間隔領域174kに当たると、光が液晶パネル173に向けて出射されないで、第2の光偏向パターン内に留まる。
そして、導光板174の裏面に設けられた光偏向パターンAにおいて、単位面積中の間隔領域174kの大きさに対する格子領域174jの大きさの割合が全ての領域で同じである場合には、端部174fの近傍の領域にて、冷陰極管176a、176bから出射された多くの光が、格子領域174jを介して、液晶パネル173に向けて出射されてしまい、中央近傍部174gの領域にて、格子領域174jを介して、液晶パネル173に向けて出射される光が少なくなってしまう。この場合には、遊技者は、導光板174が全面的にだいたい均一に光っていると視認するものの、端部174fと、中央近傍部174gとでは、発光具合が異なると視認するようになり、液晶表示の明るさのムラがあると感じることになる。本変更例では、以下のようにして、上記不都合を解消している。
図10、図11に示すように、光偏向パターンAにおいて、端部174fの近傍の領域における単位面積中の間隔領域174kの大きさに対する格子領域174jの大きさの割合は、中央近傍部174gの近傍の領域における単位面積中の間隔領域174kの大きさに対する格子領域174jの大きさの割合より小さくなっている。言い換えると、図11では、格子領域174jの大きさが大きく、間隔領域174kの大きさや幅は小さいのに対して、図10では、格子領域174jの大きさが小さく、間隔領域174kの大きさや幅が大きくなっている。
このため、本変更例によれば、端部174fの近傍の領域にて、格子領域174jを介して、液晶パネル173に向けて出射される光の量は、抑えられ、中央近傍部174gの領域にて、格子領域174jを介して、液晶パネル173に向けて出射される光の量を多くすることができる。このように構成された光偏向パターンAを用いることにより、端部174fの近傍の領域にて、格子領域174jを介して、液晶パネル173に向けて出射される単位面積当たりの光の量と、中央近傍部174gの領域にて、格子領域174jを介して、液晶パネル173に向けて出射される単位面積当たりの光の量とを同程度にすることが可能となる。この結果、液晶表示が行われる際、リール窓部40L、40C、40Rに対応する領域以外の領域において、場所によらず、明るさが,より一層,均一な発光が行われる。
以上、本発明の実施形態の一例、その変更例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、各手段の具体的構成等は、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態やその変更例に記載された作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態やその変更例に記載されたものに限定されるものではない。
本実施の形態のスロットマシンの正面斜視図である。 リール上に配列された図柄の例を示す図である。 液晶表示装置の分解斜視図である。 導光板の詳細構造を示す図である。 導光板とリールの配置を断面形状で示した図である。 本実施の形態の演出を示す模式図である。 本変更例の導光板の裏面図である。 本変更例の他の導光板の裏面図である。 本変更例の他の導光板の裏面図である。 本変更例の他の導光板の裏面の一部を拡大した様子を示す図である。 本変更例の他の導光板の裏面の一部を拡大した様子を示す図である。
符号の説明
1・・・遊技機
3L、3C、3R…リール
4L…左リール表示窓
4C…中リール表示窓
4R…右リール表示窓
6…スタートレバー
7L、7C、7R…リール停止ボタン
17…告知ランプ
27…液晶表示装置
174…導光板
174a、b、c…光散乱加工面
174f…端部
174g…中央近傍部
174j…格子領域
174k…間隔領域。

Claims (4)

  1. 液晶パネルと、前記液晶パネルの背面側に設けられ前記液晶パネル用の照明手段から出射される光を前記液晶パネルへ導く導光板を有する液晶表示装置と、
    前記液晶表示装置の背面側に配置され、複数の識別情報が配列されたリールを複数個並設した変動表示装置とを備え、
    前記導光板の前記リールが対向する部位には、前記導光板を貫通する切り抜き又は前記リールに面した側から凹部が形成され、前記切り抜き又は前記凹部の端面には、前記照明手段からの前記リール側へ光を出射するための光散乱加工が施されていることを特徴とする遊技機。
  2. 液晶パネルと、前記液晶パネルの背面側に設けられ前記液晶パネル用の照明手段から出射される光を前記液晶パネルへ導く導光板を有する液晶表示装置と、
    前記液晶表示装置の背面側に配置され、複数の識別情報が配列されたリールを複数個並設した変動表示装置とを備え、
    前記導光板の前記リールが対向する部位には、前記導光板を貫通する切り抜き又は前記リールに面した側から凹部が形成され、前記切り抜き又は前記凹部の端面の形状は、前記照明手段からの前記リール側へ光を出射するための光散乱形状であることを特徴とする遊技機。
  3. 前記切り抜き又は凹部には、前記リールの一部が挿入されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 液晶パネルと、前記液晶パネルの背面側に設けられ前記液晶パネル用の照明手段から出射される光を前記液晶パネルへ導く光偏向パターンが施された導光板とを有する液晶表示装置と、
    前記液晶表示装置の背面側に配置され、複数の識別情報が配列されたリールを複数個並設した変動表示装置とを備え、
    前記導光板の前記リールが対向する部位には、前記導光板を貫通する切り抜き又は前記リールに面した側から凹部が形成され、前記切り抜き又は前記凹部には、前記光偏向パターンが施されておらず、前記切り抜き又は前記凹部の端面の形状は、前記照明手段からの前記リール側へ光を出射するための光散乱形状であって、前記切り抜き又は前記凹部の端面から前記液晶パネルへの光の出射度は、前記光偏向パターンが施された領域から前記液晶パネルへの光の出射度と同程度であることを特徴とする遊技機。

JP2004344993A 2003-05-14 2004-11-29 遊技機 Pending JP2005152661A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004344993A JP2005152661A (ja) 2003-05-14 2004-11-29 遊技機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003136633 2003-05-14
JP2003372780 2003-10-31
JP2004344993A JP2005152661A (ja) 2003-05-14 2004-11-29 遊技機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004063210A Division JP3710805B2 (ja) 2003-05-14 2004-03-05 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005152661A true JP2005152661A (ja) 2005-06-16
JP2005152661A5 JP2005152661A5 (ja) 2009-09-10

Family

ID=34743401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004344993A Pending JP2005152661A (ja) 2003-05-14 2004-11-29 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005152661A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1477209B1 (en) Gaming machine
US7892094B2 (en) Gaming machine with a light guiding plate subjected to a light scattering process and having a light deflection pattern
EP1477946B1 (en) Gaming machine
US8337286B2 (en) Gaming machine with image display assistance feature
JP3639298B1 (ja) 遊技機
JP4413685B2 (ja) 遊技機
JP4413756B2 (ja) 遊技機
JP3710805B2 (ja) 遊技機
US9373218B2 (en) Gaming machine
JP4413684B2 (ja) 遊技機
JP2005152661A (ja) 遊技機
US9361764B2 (en) Gaming machine and control method thereof
US9558616B2 (en) Gaming machine
JP2004358206A (ja) 遊技機
JP2004181226A (ja) 遊技機
JP2006006651A (ja) 遊技機
JP2021007716A (ja) 遊技機
JP2007117541A (ja) 遊技機
JP2005087482A (ja) 遊技機
EP1571627A1 (en) Gaming machine

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090811

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100216