JP2005152255A - 人体姿勢計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 人体の凹凸形状に影響されずに、姿勢を正確に評価できる人体姿勢計測装置を提供する。
【解決手段】 距離推定部3が、撮像装置20,21で撮像した人体Aの画像から人体Aの凹凸を求めて、撮像装置20,21が撮像した人体A上の任意の点と撮像したカメラ20nとの間の各距離を算出、推定する。そして、補正部4は、推定した距離に基づいて断面形状近似部2で生成した人体Aの楕円の断面形状データに倍率歪みの補正を施し、投影部5は補正した画像データを平面上に投影して人体画像を生成し、表示部8で人体画像を表示する。マーク位置認識部9は、表示された補正済の画像から人体Aに取り付けた球型のマークの位置を計測し、評価部10は補正した全身画像に基づく認識結果より人体の姿勢を評価する。
【選択図】図1

Description

本発明は、人体姿勢計測装置に関するものである。
従来、小型化された人体姿勢計測装置では、体全体を撮像する手段として、斜め上方から全身が撮像できる位置に1台のカメラを設置したものがある。(例えば、特許文献1参照)。しかし、正面方向からの撮影ではないため全身の寸法を正確に計測できず、人体の姿勢を正確に評価するような用途には使用できなかった。また、1台のカメラで撮影するため、1画素当たりの分解能が粗くなり、画像処理を用いて所定の精度で姿勢の歪みを計測する用途には使用できなかった。
そこで、2台のカメラを用いて正面方向及び側面方向から人体を撮像して人体の楕円状の断面像を得ることで、人体の3次元形状のデータを作成して全身の寸法を評価する装置が提供された。(例えば、特許文献2参照)
特開2000−92480号公報(段落番号[0016]〜[0018]、図1、図2) 特開2001−117963号公報(段落番号[0020]〜[0037]、図1、図3)
しかし上記従来の装置では、人体には凹凸形状があるために、人体部位によってカメラ間距離が相違しており、そのために画像には倍率歪みが発生していた。そして、この画像の歪みによって全身の寸法や姿勢を正確に評価できないという問題があった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、人体の凹凸形状に影響されずに、姿勢を正確に評価できる人体姿勢計測装置を提供することにある。
請求項1の発明は、第1の方向から人体を撮像する第1の撮像装置、及び第1の方向に略垂直な第2の方向から人体を撮像する第2の撮像装置を少なくとも具備する撮像手段と、第1の撮像装置が第1の方向から撮像した人体上の任意の点と第1の撮像装置との間の距離を第2の撮像装置が第2の方向から撮像した画像データより推定する距離推定手段と、該推定した距離に基づいて第1の撮像装置が撮像した人体上の任意の点の画像に倍率歪みの補正を施す補正手段と、該補正した画像データを平面上に投影して人体画像を生成する投影手段と、人体画像を表示する表示手段と、人体画像に基づいて人体の姿勢を評価する評価手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、人体に近接して撮像したときに、人体の凹凸形状による倍率歪みを補正した画像表示に基づいて姿勢を正確に評価でき、評価の高精度を確保することができる。また、実際の人体のイメージに近い良質の表示を行なうことができる。
請求項2の発明は、第1の方向から人体を撮像する第1の撮像装置、及び第1の方向に略垂直な第2の方向から人体を撮像する第2の撮像装置を少なくとも具備する撮像手段と、第1の撮像装置が第1の方向から撮像した人体上の任意の点と第1の撮像装置との間の距離を第2の撮像装置が第2の方向から撮像した画像データより推定する距離推定手段と、該推定した距離に基づいて第1の撮像装置が撮像した人体上の任意の点の画像に倍率歪みの補正を施す補正手段と、該補正した画像データを平面上に投影して人体画像を生成する投影手段と、人体画像を表示する表示手段と、人体画像に基づいて人体の姿勢を評価する評価手段とを備え、第1の撮像装置と第2の撮像装置とのうち少なくともいずれか一方は人体を複数領域に分割して各領域毎に各々撮像する複数のカメラで構成され、複数のカメラは、互いに隣接する領域を撮像する2台のカメラの各撮像領域の一部が重複するように配置され、前記2台のカメラのうち撮像領域の重複部分の視野角が小さいカメラの画像データの重み付けを該重複部分においては重くする境界処理手段を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、人体に近接して撮像したときに、人体の凹凸形状による倍率歪みを補正し、且つ各カメラの境界部分の視野角の違いによる見え方の差を解消して合成した人体画像を生成できるため、その画像表示に基づいて姿勢を正確に評価でき、評価の高精度を確保するとともに、小型化が可能となる。また、実際の人体のイメージに近い良質の表示を行なうことができる。、
請求項3の発明は、請求項1または2において、第1の撮像装置は人体の正面を撮像し、第2の撮像装置は人体の側面方向を撮像するもので、第1の撮像装置が撮像した人体の幅を長径とし、第2の撮像装置が撮像した人体の幅を短径とする楕円に身長方向の所定の範囲毎に人体の断面形状を近似させる断面形状近似手段を備えて、評価手段は予め登録された姿勢モデルに基づいて人体の姿勢を評価することを特徴とする。
この発明によれば、体の凹凸、衣服、髪型等の影響を受けずに姿勢を評価できるとともに、評価手段の精度を向上させることができる。
請求項4の発明は、請求項1または2において、第1の撮像装置は人体の正面を撮像し、第2の撮像装置は人体の側面方向を撮像するもので、第1の撮像装置が撮像した人体の幅を長径とし、第2の撮像装置が撮像した人体の幅を短径とする楕円に身長方向の所定の範囲毎に人体の断面形状を近似させる断面形状近似手段を備えて、補正手段は距離推定手段が推定した距離に基づいて該楕円の断面形状データ毎に倍率歪みの補正を施すことを特徴とする。
この発明によれば、体の凹凸、衣服、髪型等の影響を受けずに姿勢を評価できるとともに、楕円の断面形状データの精度を向上させることができる。
請求項5の発明は、請求項2において、境界処理手段は、隣り合う領域を撮像する2台のカメラの各撮像領域の重複部分内の各画像データを、重複部分内の所定範囲毎に、前記2台のカメラのうち視野角が小さいカメラの画像の濃淡データの重み付けを重くして、画像のぼかし処理を行うことを特徴とする。
この発明によれば、各カメラの境界部分では、隣接するカメラから見た視野角が異なるために反射光量が異なるとともに、特に人の場合は人体の凹凸形状による影の見え方の相違等が発生するため、境界がはっきりと見える場合があるが、この境界部分の画像をぼかしてきれいに見せることができる。
請求項6の発明は、請求項2において、撮像手段によって撮像した人体の全身画像から頭頂部及びかかとを認識することで計測した身長から顔の位置を推定する顔位置推定手段を備え、複数のカメラのうちいずれか1台のカメラの撮像範囲のみに顔が位置することを特徴とする。
この発明によれば、顔の境界部分がなく、きれいにみせることができる。
請求項7の発明は、請求項4において、人体の歪を計測する複数のポイントにマークを各々設けて、前記補正した楕円の断面形状データに基づいて各マークの空間座標を求めるマーク位置認識手段を備えることを特徴とする。
この発明によれば、データ処理量を少なくして3次元歪みを計測でき、簡単に姿勢評価を行うことができる。
請求項8の発明は、請求項1または2において、人体画像の各部位の曲線部を判別し、第1の撮像装置と第2の撮像装置とが各々撮像した各画像データと、予め登録された人体の各部位の曲線部のデータとの合致度を計算することで人体の各部位の空間座標を求める人体位置認識手段を備えることを特徴とする。
この発明によれば、マークがなくても3次元歪みを計測でき、姿勢評価を行うことができる。
請求項9の発明は、請求項1または2において、撮像手段は上方より人体を撮像する第3の撮像装置を備え、評価手段は、投影手段が生成した人体画像と第3の撮像装置の画像データとに基づいて人体の歪を計測し、人体の姿勢を評価することを特徴とする。
この発明によれば、上方からの画像を用いることで、ねじれ等の体の3次元的な歪みの評価を詳細に行うことができる。
以上説明したように、本発明では、人体の凹凸形状に影響されずに、姿勢を正確に評価できるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
本実施形態の人体姿勢計測装置は図1に示すように、撮像部1、断面形状近似部2、距離推定部3、補正部4、投影部5、境界処理部6、顔位置推定部7、表示部8、マーク位置認識部9、評価部10とから構成される。撮像部1は、人体Aを正面方向(第1の方向)から撮像する撮像装置20と、人体Aを側面方向(第2の方向)から撮像する撮像装置21とを備えており、撮像装置20,21はできるだけ小型にするためにできるだけ人体Aに近い位置にカメラを各々配置している。そのため、1台のカメラで撮像できる範囲が小さくなるので、撮像装置20,21は人体Aの身長方向に複数台のカメラ20a,20b,...、カメラ21a,21b,...を各々配置して、人体Aを身長方向に複数領域に分割して各領域毎に対応するカメラで撮像することで、正面方向及び側面方向から全身の画像を撮像できるようにしている。
ここでカメラ20a,20b,...、カメラ21a,21b,...は近距離からの撮像であるのでマクロレンズを用いており、撮像直後の画像には、マクロレンズによる歪みと、人体Aが凹凸形状であることで人体部位−カメラ間距離が部位によって相違することによる倍率歪みとが発生している。したがって、人体Aの姿勢を正しく評価するには全てのカメラで撮像した各画像を歪みのない画像に変換して合成した全身画像を作成する必要がある。通常、マクロレンズによる歪みは、撮像の中心位置に歪み校正のための基準パターン(例えば一定ピッチの格子状の模様)を生成した校正板50(図6(a)〜(c)参照)を配置し、撮像後に基準パターンが本来の形状になるための補正係数を求めて補正している。しかし人体Aの場合凹凸形状があるので、人体部位−カメラ間距離が部位によって相違しており、人体部位−カメラ間距離によって1画素当たりの寸法が異なるためにカメラ20a,20b,...、カメラ21a,21b,...に近いところほど大きく映るという倍率歪みが発生する。
以下、この倍率歪みを補正して歪みのない画像に変換し、姿勢を正確に評価する本実施形態の人体姿勢計測装置について説明する。撮像対象の人(人体A)は撮像前にまず、図6(a)に示すような球型のマークMを、耳部、肩部、腰部、ひざ部、かかと部等の姿勢評価の基準となる複数の位置に取り付ける。その後、白い板上に100mmピッチの格子状の黒線を有する校正板50の中心線L1が左右方向且つ人体Aの略中心を通るとともに、中心線L1に垂直な中心線L2が前後方向且つ人体Aの略中心を通るように撮像部1の前の校正板50上に立ち、撮像装置20のカメラ20a,20b,...、及び撮像装置21のカメラ21a,21b,...で正面方向及び側面方向から撮像される。
そして断面形状近似部2は、撮像装置20が正面方向から撮像した画像に濃淡処理を施した濃淡画像(図6(a)参照)に微分処理を施し、微分画像(図6(b)参照)から人体Aの輪郭を抽出して、中心線L2から人体Aの輪郭までの距離を求めることで人体Aの左右方向の幅W1を求める。次に、撮像装置21が側面方向から撮像した画像に濃淡処理を施した濃淡画像に微分処理を施し、微分画像から人体Aの輪郭を抽出して、中心線L1から人体Aの輪郭までの距離を求めることで人体Aの前後方向の幅W2を求める。そして図2に示すように、正面方向から撮像した人体Aの幅W1を長径とし、側面方向から撮像した人体Aの幅W2を短径とする楕円100を人体Aの断面形状に近似させ、この楕円100の生成動作を人体Aの身長方向に所定範囲毎に行い、人体Aの形状を楕円100の重ね合わせによる立体形状とする近似を行う。そして、人体の身長方向に配設された複数台のカメラ20a,20b,...、カメラ21a,21b,...の各撮像範囲毎に人体Aの断面形状に近似させた楕円100の重ね合わせを生成し、この各カメラ毎の楕円100の重ね合わせをさらに合成することで、体の凹凸、衣服、髪型等に左右されない人体Aの全身の立体形状データを作成する。
次に投影部5では、補正部4で補正した立体形状データに基づいた人体Aの濃淡画像(明るさデータ)を平面上に投影する。このとき補正部4は、マクロレンズによる歪みに対する補正だけでなく、人体Aが凹凸形状であることで人体部位−カメラ間距離が部位によって相違することによる倍率歪みに対する補正も行う。この倍率歪みに対する補正と投影の手順を、正面画像に対する補正を例として図3(a)〜(c)で説明する。まず距離推定部3は、補正対象の楕円100の立体データを抽出し、撮像装置21で撮像した人体Aの側面画像に基づいて、カメラ20nの中心位置から正面方向の補正対象画素までの距離Dを算出、推定し、次にカメラ20nの中心位置からみた補正対象点のY方向(上下方向)の視野角θy及びX方向(水平方向)の視野角θxを求める。
そして補正部4は、推定した距離Dと視野角θx、θyとに基づいて、[数1]に示される補正量Mx,Myを求める。
次に図3(b)に示すように、人体Aの立体形状データをY方向に切断して、楕円100の立体データ毎に、撮像中心点CからY方向の距離Y1にある点に対して上記補正量Myの補正を行って、距離Y2に補正するとともに、図3(c)に示すように、人体Aの立体形状データをX方向に切断して、撮像中心点CからX1方向の距離にある点に対して上記補正量Mxの補正を行って、距離X2に補正する。上記のように補正することで、画像を平面上に投影したときの各画素の位置を補正して画像を再構成することによって倍率歪みを補正して、通常見えているイメージに近付けている。
次に複数台のカメラ20a,20b,...、カメラ21a,21b,...の各撮像範囲の境界でのぼかし処理について説明する。複数台のカメラ20a,20b,...、カメラ21a,21b,...は人体Aの身長方向に並設されており、並設されたカメラは、互いに隣接する領域を撮像する2台のカメラの各撮像領域の一部が重複するように配置され、例えば図4(a)に示すように、上方に位置するカメラの画像60aの下部と下方に位置するカメラの画像60bの上部との重複領域62を、画像60a,60bの境界線61の上下に設けている。なお、この境界線61上では、上方に位置するカメラと下方に位置するカメラとの各視野角θx,θyは同一となっている。しかし重複領域62内では境界線61上を除いて、上下方向に隣接する2台のカメラの各視野角θyが互いに異なるので、影の発生が互いに異なり、2台のカメラの各画像は同一とはならない。そのため境界処理部6によって、重複領域62内では、上下方向の所定範囲毎に、2台のカメラのうち視野角θyが小さいカメラで撮像した画像の濃淡データの重み付けを重くして画像のぼかし処理を行い、図6(b)に示すように画像60a,60bの合成画像を作成している。具体的には、重複領域62の下端は、下方に位置するカメラの画像60bの濃淡データの重みを1とし、上方に位置するカメラの画像60aの濃淡データの重みを0とする。境界線61上では、画像60a及び画像60bともに濃淡データの重みを0.5とする。重複領域62の上端は、画像60aの濃淡データの重みを1とし、画像60bの濃淡データの重みを0とする。上端〜境界線61、及び境界線61〜下端の各間においては、上方に位置するカメラと下方に位置するカメラとの各視野角θyの比率に応じて、0<各画像の濃淡データの重み<1(但し、画像60aの濃淡データ+画像60bの濃淡データ=1)、となる。このように、重複領域62において濃淡データの重みを変えながらぼかし処理を行うことで、重複領域62から上方あるいは下方への濃淡の移行がスムーズになり、画像をきれいに合成することができる。
しかし、人体Aの顔は凹凸が激しく、図5に示すように顔Bに境界線61aが存在するように隣接している2台のカメラで撮像した場合、2台のカメラの各画像は、影の違いと視野角θyの違いによって撮像箇所の相違が発生するので、画像60a,60bを合成しても本来の顔Bの画像を作成することは難しい。そこで、顔Bの撮像は1台のカメラで行うようにする。その手順は、顔位置推定部7によって、全身の画像から頭頂部とかかと部とを認識して撮像対象の人体Aの身長を計測する。そして、予め設定しておいた身長に対する顔の位置及び大きさのデータを参照して、計測した身長から顔Bの位置を推定する。そして境界処理部6では、推定した顔Bの位置より下方に境界線61bを設定することで、顔Bの撮像を1台のカメラで行うようにする。
このようにして合成、補正、投影された全身画像は表示部8に表示され、その画像は実際の人体のイメージに近い良質なものとなる。次にマーク位置認識部9によって、表示された画像から人体Aの耳部、肩部、腰部、ひざ部、かかと部等の姿勢評価の基準となる複数の位置に取り付けた球型のマークMの位置を計測する。球型のマークMは、取り付け方の違いで撮像される方向が変わっても同様の円形として撮像され、画像処理によるマーク位置の自動認識を可能としている。まず、表示された補正済の全身画像に濃淡処理を施した濃淡画像(図6(a)参照)に微分処理を施し、その微分画像(図6(b)参照)から体の輪郭を抽出する。そして、マークMの認識は髪や服等によって一部が隠されてしまう場合があるため、円ハフ変換による認識を行う。円ハフ変換は、この微分画像から濃淡の変化方向を求める際に、球型のマークMでは濃淡の変化方向が円の中心に向かうことを利用し、予め設定した半径の円の中心位置を認識することでマーク位置を求めるものである。円ハフ変換の式を[数2]に示す。
ここで、グラジエントとは画像の明るさの微分であり、その方向は、画像の明と暗の境界線に垂直で暗から明に向かうベクトルの角度で表わされるもので、マークMの輪郭上のグラジエントの方向をφとする。
そして図6(c)に認識結果を示し、評価部10では、これらの補正した全身画像に基づく認識結果より正面、側面から見た姿勢の傾き(3次元の歪み)を計測し、予め登録された姿勢モデルに基づいて人体の姿勢評価を行う。さらには、人体の断面形状に近似させた楕円100をつなげることで作成した全身の立体形状データに基づいて、各楕円100の中心を結んだ線の傾きから人体Aの姿勢の傾きを計測する姿勢評価も行う。したがって、評価部10では倍率歪みを補正した全身画像に基づいて姿勢評価を行うので高精度の評価を行うことができる。
また、上記は予め取り付けたマークMを基準として認識するものであるが、マークMがない場合には、マーク位置認識部9の代わりに人体位置認識部を設けて、上記同様に補正済の画像に濃淡処理を施した濃淡画像に微分処理を施して体の輪郭を抽出する。そして、撮像方向別に、この輪郭データに対して、予め設定された肩部、腰部、ひざ部、かかと部の各曲線データをあてはめて合致度を計算し、この合致度から肩部、腰部、ひざ部、かかと部の各位置を決定して、姿勢の傾きを計測すればよい。
次に、人体Aのねじれを計測するために、撮像部1に、人体を上面方向から撮像する撮像装置22を設けて、両肩部を認識して体のねじれを計測し、上方からみたねじれと、正面、側面からみた姿勢の傾きとから姿勢の3次元的な歪みを計測、評価することができる。
本発明の実施形態の人体姿勢計測装置の構成を示すブロック図である。 同上の人体Aの断面形状近似処理を示す図である。 同上の補正,投影処理を示す図である。 同上の撮像範囲の境界でのぼかし処理を示す図である。 同上の撮像範囲の境界線の設定を示す図である。 同上の全身画像を示す図であり、(a)は濃淡画像、(b)は微分画像、(c)はマーク認識結果を示す。
符号の説明
1 撮像部
2 断面形状近似部
3 距離推定部
4 補正部
5 投影部
6 境界処理部
7 顔位置推定部
8 表示部
9 マーク位置認識部
10 評価部
A 人体

Claims (9)

  1. 第1の方向から人体を撮像する第1の撮像装置、及び第1の方向に略垂直な第2の方向から人体を撮像する第2の撮像装置を少なくとも具備する撮像手段と、
    第1の撮像装置が第1の方向から撮像した人体上の任意の点と第1の撮像装置との間の距離を第2の撮像装置が第2の方向から撮像した画像データより推定する距離推定手段と、
    該推定した距離に基づいて第1の撮像装置が撮像した人体上の任意の点の画像に倍率歪みの補正を施す補正手段と、
    該補正した画像データを平面上に投影して人体画像を生成する投影手段と、
    人体画像を表示する表示手段と、
    人体画像に基づいて人体の姿勢を評価する評価手段とを備えることを特徴とする人体姿勢計測装置。
  2. 第1の方向から人体を撮像する第1の撮像装置、及び第1の方向に略垂直な第2の方向から人体を撮像する第2の撮像装置を少なくとも具備する撮像手段と、
    第1の撮像装置が第1の方向から撮像した人体上の任意の点と第1の撮像装置との間の距離を第2の撮像装置が第2の方向から撮像した画像データより推定する距離推定手段と、
    該推定した距離に基づいて第1の撮像装置が撮像した人体上の任意の点の画像に倍率歪みの補正を施す補正手段と、
    該補正した画像データを平面上に投影して人体画像を生成する投影手段と、
    人体画像を表示する表示手段と、
    人体画像に基づいて人体の姿勢を評価する評価手段とを備え、
    第1の撮像装置と第2の撮像装置とのうち少なくともいずれか一方は人体を複数領域に分割して各領域毎に各々撮像する複数のカメラで構成され、複数のカメラは、互いに隣接する領域を撮像する2台のカメラの各撮像領域の一部が重複するように配置され、
    前記2台のカメラのうち撮像領域の重複部分の視野角が小さいカメラの画像データの重み付けを該重複部分においては重くする境界処理手段を設けたことを特徴とする人体姿勢計測装置。
  3. 第1の撮像装置は人体の正面を撮像し、第2の撮像装置は人体の側面方向を撮像するもので、第1の撮像装置が撮像した人体の幅を長径とし、第2の撮像装置が撮像した人体の幅を短径とする楕円に身長方向の所定の範囲毎に人体の断面形状を近似させる断面形状近似手段を備えて、評価手段は予め登録された姿勢モデルに基づいて人体の姿勢を評価することを特徴とする請求項1または2記載の人体姿勢計測装置。
  4. 第1の撮像装置は人体の正面を撮像し、第2の撮像装置は人体の側面方向を撮像するもので、第1の撮像装置が撮像した人体の幅を長径とし、第2の撮像装置が撮像した人体の幅を短径とする楕円に身長方向の所定の範囲毎に人体の断面形状を近似させる断面形状近似手段を備えて、補正手段は距離推定手段が推定した距離に基づいて該楕円の断面形状データ毎に倍率歪みの補正を施すことを特徴とする請求項1または2記載の人体姿勢計測装置。
  5. 境界処理手段は、隣り合う領域を撮像する2台のカメラの各撮像領域の重複部分内の各画像データを、重複部分内の所定範囲毎に、前記2台のカメラのうち視野角が小さいカメラの画像の濃淡データの重み付けを重くして、画像のぼかし処理を行うことを特徴とする請求項2記載の人体姿勢計測装置。
  6. 撮像手段によって撮像した人体の全身画像から頭頂部及びかかとを認識することで計測した身長から顔の位置を推定する顔位置推定手段を備え、複数のカメラのうちいずれか1台のカメラの撮像範囲のみに顔が位置することを特徴とする請求項2記載の人体姿勢計測装置。
  7. 人体の歪を計測する複数のポイントにマークを各々設けて、前記補正した楕円の断面形状データに基づいて各マークの空間座標を求めるマーク位置認識手段を備えることを特徴とする請求項4記載の人体姿勢計測装置。
  8. 人体画像の各部位の曲線部を判別し、第1の撮像装置と第2の撮像装置とが各々撮像した各画像データと、予め登録された人体の各部位の曲線部のデータとの合致度を計算することで人体の各部位の空間座標を求める人体位置認識手段を備えることを特徴とする請求項1または2記載の人体姿勢計測装置。
  9. 撮像手段は上方より人体を撮像する第3の撮像装置を備え、評価手段は、投影手段が生成した人体画像と第3の撮像装置の画像データとに基づいて人体の歪を計測し、人体の姿勢を評価することを特徴とする請求項1または2記載の人体姿勢計測装置。
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