JP2005152204A - 遊技機用遊技球誘導装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 モータなどの動力装置を使用することなく、遊技球の振分け態様を多様化することが可能な遊技球誘導装置を提供すること。
【解決手段】 遊技領域に設けられ、前記遊技領域の左右方向に沿って延びる第1の遊技球通路を備え、前記遊技領域から前記遊技球通路へ導かれた遊技球を複数の経路に振り分けながら所定の遊技領域に誘導する遊技球誘導装置であって、前記第1の遊技球通路は、前記遊技球を遊技球通路面から一旦離隔させて前記遊技球通路の上方に移動させたのち、前記遊技球通路に再び落下させる落下手段を含むもの。
【選択図】 図2

Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機などの弾球遊技機に配設される遊技球誘導装置に関する。
近年、パチンコ機などの弾球遊技機においては、画像表示装置の下方に、遊技球を始動入賞口に誘導するための遊技球誘導装置を備えたものが知られている。例えば、遊技領域の画像表示装置の下方のステージ部に遊技球を左右方向に揺動させる遊技球通路を配置することにより、遊技球を左右方向に揺動させながら、始動入賞口の直上に誘導する経路と、始動入賞口の直上から左右に外れた方向に誘導する経路との2通りの経路に振り分けられるものがある。
このような揺動通路により遊技球の振分けを行う遊技球誘導装置は、振分けられる遊技球の動きが単純であるため、遊技者の興趣を持続させることができないという問題があった。
かかる問題を解消するために、例えば、モータで駆動される複数の回転体を備えた遊技球誘導装置が提案されている(特許文献1参照)。すなわち、複数の回転体のうちのいくつかを磁石付回転体として形成し、この磁力により遊技球を回転体周面に付着させて回転移動させ、遊技球の振分け経路を多様化したものである。
しかしながら、上記のような遊技球誘導装置は、回転体を駆動するための駆動装置、例えばモータなどを遊技機の遊技盤裏面の狭猥なスペースに収納する必要があり、空間的制約上レイアウトの困難性などが問題となっている。また、遊技機の消費電力の増大などランニングコスト上の問題もある。
特開平2003−159408号公報
本発明の目的は、上記の課題を解消し、モータなどの動力装置を使用することなく、遊技球の振分け経路を多様化することが可能な遊技球誘導装置を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成すべく、種々検討を重ねる中で、遊技球誘導装置を構成する遊技球通路の一部に、遊技球を通路の上から落下させる落下手段を設け、それにより遊技球の振分け態様を複雑にして、遊技者の興趣を持続しうることを見出した。
すなわち、本発明によれば、遊技領域に設けられ、前記遊技領域の左右方向に沿って延びる第1の遊技球通路を備え、前記遊技領域から前記遊技球通路へ導かれた遊技球を複数の経路に振り分けながら所定の遊技領域に誘導する遊技球誘導装置であって、前記第1の遊技球通路は、前記遊技球を遊技球通路面から一旦離隔させて前記遊技球通路の上方に移動させたのち、前記遊技球通路に再び落下させる落下手段を含むものが提供される。
「遊技領域」とは、弾球遊技機、例えばパチンコ機やアレンジボール機において、遊技球を媒体とした遊技が実行される遊技盤に設けられた遊技球を案内するための円弧状のレールの内側の領域をいう。
「落下手段」とは、第1の遊技球通路に沿って遊技球を上方へ誘導し、遊技球を一旦遊技球通路から離隔させて再度遊技球通路に落下させるための手段であり、この手段により、遊技球を予測できない複数の経路に振り分けることが可能であり、遊技者の興趣を持続させることが可能となる。この落下手段は、具体的には、前記遊技球通路上に形成され、上方へ伸長し湾曲するカール部であることが好ましい。
さらに、この落下手段は上端部を含み、かつ、この上端部より下方でかつ前記第1の遊技球通路の上方に支持され、この上端部から落下した遊技球を複数の経路に振り分ける遊技球受部材が配設されることが好ましい。
第1の遊技球通路の一端部には、遊技領域とこの遊技通路とを接続するワープ通路の遊技球出口が配置されていることができ、その結果、ワープ通路から導かれた遊技球を様々な態様に振り分けることが可能となる。
遊技球通路は、原則的には第1の遊技球通路を配置してあれば足りるが、さらに、1本又は2本の遊技通路を設けてもよい。具体的には、第1の遊技球通路と、この第1の遊技球通路の手前に第1の遊技球通路と略平行に配置された第2の遊技球通路を配置することができる。
上記のように遊技球通路を2本配設した場合は、第2の遊技球通路に、遊技球を第1の遊技球通路に移動させるための手段を形成してもよい。具体的には、遊技領域の手前方向に伸長し、遊技球を手前から奥、すなわち、第2の遊技球通路から第1の遊技球通路に移動させる接続部を設けることができる。
第2の遊技球通路には、上記遊技球受部材の下方において、第1の遊技球通路と連通し、この第1の遊技球通路の遊技球を前側に誘導する連通開口部を含むこともできる。
第2の遊技球通路の前側に、さらに、遊技球通路を設けてもよく、具体的には、左右両端が中央部より高く弓状に湾曲する揺動通路を配置することができる。これにより、第2の遊技球通路に導入された遊技球の転動経路を増加することができる。
第1の遊技球通路の略中央に、前記遊技球の左右方向の位置を確定する第1の遊技球案内部が形成され、第2の遊技球通路の略中央に、第1の遊技球案内部より低く形成され、遊技球を前側へ誘導する第2の遊技球案内部が形成されることが好ましい。これらの遊技球案内部により、各遊技球通路における遊技球の左右方向の位置が確定され、遊技球が略直線状に前側、すなわち、例えば始動入賞口の直上に誘導されることが可能となる。
さらには、上記各遊技球通路を、前記遊技領域に配置された画像表示装置の前面下方に配設することもできる。
以下、図1〜6に基づいて、本発明の遊技球誘導装置の実施の形態について詳述する。
図1は、本発明の遊技球誘導装置を備えた、弾球遊技機、例えばパチンコ機の概観を示す。図において、パチンコ機1は、外枠11と、この外枠11に開閉自在に軸支された前枠12とを備え、前枠12には、ガラス扉13、遊技球(図示せず)を受けるための上皿14及び下皿15、打球ハンドル16、遊技盤17を収容する収容枠(図示せず)等の各種の部材が収納されている。
ガラス扉13は、前枠12の左側部に設けられている蝶板(図示せず)により片持ち状に支持され、遊技機1の前側で開閉自在となっている。ガラス扉13には開口部13aが形成され、この開口部13aに遊技盤17の遊技領域18を視認可能にするガラス19が嵌め込まれている。
遊技領域18は、遊技盤17上に配置された外レール20により区画されており、この遊技領域18の略中央部には、図柄の画像等種々の画像を表示する画像表示装置21が配設されている。この画像表示装置21の下方には、遊技球を複数の経路に振り分けるための遊技球誘導装置30が配設されている。また、画像表示装置21の図中左側には、遊技領域18を落下する遊技球を遊技球誘導装置30に直接導くためのワープ通路40が設けられている。
さらに、遊技領域18には、画像表示装置21の図柄の変動開始の条件を定める始動入賞口23、遊技が大当たりとなったときに開閉する大入賞口24、普通図柄変動表示口31、普通図柄表示部32、遊技球の落下に影響を及ぼす風車26、多数の遊技釘(図示せず)、各種の入賞口23〜25、及び普通図柄変動表示口31のいずれにも入らなかった遊技球が流入するアウト口27などが設けられている。
上述した普通図柄変動表示口31を遊技球が通過すると、普通図柄表示部32において普通図柄遊技が開始される。この普通図柄遊技の遊技結果が当りとなったとき(例えば、普通図柄表示部32の2つのランプが点滅後にいずれか決められた方のランプが点灯したときなど)には、始動入賞口23に遊技球が入賞されやすくなる。
遊技者が打球ハンドル16を回動操作すると、上皿から打球発射部(図示せず)へ遊技球が1個ずつ供給され、打球ハンドル16の回動操作に応じた強度で、打球発射装置(図示せず)から遊技領域18に発射される。
遊技領域18に発射された打球は、上述の風車26や遊技釘との接触を繰り返し、転動方向を変えながら遊技領域18を落下し、上記各種の入賞口23〜25やアウト口27に流入する。打球が、いずれかの入賞口に入賞したときには、所定数の遊技球が賞球として上皿14又は下皿15に払い出される。
始動入賞口23に打球が入賞したときには、画像表示装置21に表示された図柄が変動を開始し、所定の動画像や図柄の変動態様が所定時間だけ表示された後、図柄の変動が停止する。図柄の変動が停止したときに、画像表示装置21に表示された図柄の停止態様が特定のものとなった場合、例えば、図柄が示す数値が1〜9のいわゆる「ぞろ目」となった場合には、遊技は大当たりとなる。遊技が大当たりとなったときには、画像表示装置21において所定のデモ画像が表示された後、上述した大入賞口24が開放状態となり、打球が大入賞口24に流入可能となる。
この大入賞口24の開放状態は、大入賞口24に打球が所定数入賞するまで、例えば10個入賞するまで、又は開放状態となってから所定時間経過するまで、例えば30秒経過するまで継続する。その後、大入賞口24は閉鎖状態となる。
次いで、本発明の遊技球誘導装置について説明する。図2において、遊技球誘導装置30は、例えば、画像表示装置(図示せず)の周囲に取り付けられる飾り部材50の一部として一体成型された装置部材として構成される。すなわち、飾り部材50は、上部から右側下部にかけての前飾り部51と、左側部に形成されたワープ通路40と、下部に形成された遊技球誘導装置30とからなり、略中央部には、画像表示装置を視認可能にするための開口部50aが形成されている。
前飾り部51の上面51aは例えば曲面となっており、この曲面に遊技盤を流下する遊技球が接触すると、その接触位置及び接触角度に応じて、遊技球の落下の方向に変化をもたらすことができる。
図2及び図3に示すように、遊技球誘導装置30は、左右方向に延びる、例えば3本の遊技球通路を備えており、具体的には、遊技者から見て最も奥に第1の遊技通路310、その手前に第2の遊技球通路320とが設けられ、さらに第2の遊技球通路320の手前に遊技球揺動通路330が配設されている。
第1の遊技球通路310は、飾り部材50の開口50aの下側壁部52に密着し、左右両端部311a、311bが中央部より高くなるように形成される。つまり左端部311aから中央部にかけて緩やかに湾曲した弓状をなし、中央部より僅かに左寄りに落下手段312が設けられている。
落下手段は、遊技球を第1の遊技球通路310の表面から一旦離隔させたのち、この遊技球通路310の上方からこの遊技球通路310に落下させるためのもので、具体的には、第1の遊技球通路310と連続して形成され、上方へ向って伸長して、例えば略半円形状に湾曲するカール部312とすることが好適である。このカール部312の手前縁部には、遊技球をカール部先端部312aまで確実に導くためのガイド部材313を配設することが好ましい。
カール部312の上端部より下方で、かつ第1の遊技球通路310の上方に位置して、このカール部312の上端部312aから落下した遊技球2を受ける遊技球受部材314が設けられている。この遊技球受部材314は、例えば、飾り部材50の下側壁部52から突出して固着形成されている。
カール部312の右側で第1の遊技球通路310の略中央には遊技球の直径より僅かに大きい幅で第1の遊技球案内部315が形成されている。この第1の遊技球案内部315は溝又は凹部として形成されることが好ましい。後述するように、第1の遊技球通路310の右端311bから転動してきた遊技球2がこの案内部315に到達し、その中に落ち込むと、遊技球2の第1の遊技球通路上での左右方向の位置が確定され、前方へ直線的に誘導され、始動入賞口23に入る確率が高くなる。
第1の遊技球通路310は第1の遊技球案内部315の右方向へ略水平に延び、図3に示すように、その右端311bで段差部316を有する短い湾曲面317が形成されている。
第2の遊技球通路320は、上記第1の遊技球通路310の前方にこれと略平行に隣接して配置される。第2の遊技球通路320は左端から上記遊技球受部材314の上面と略面一となる高さまで緩やかに下降する湾曲面321と、その後中央部の上記第1の遊技球案内部315より僅かに低い位置までやや急角度で下降する湾曲面322とを有する。
第2の遊技球通路320の略中央部には、上記第1の遊技球通路310の中央部に形成された第1の遊技球案内部315と連通接続された第2の遊技球案内部(例えば凹部)323が形成されている。第2の遊技球案内部323の右側は緩やかに上昇する弓状湾曲面324となる。弓状湾曲面324の右端は、第1の遊技球通路310の右端の短い湾曲面317と面一をなし、この面一をなす領域が第2の遊技球通路320から第1の遊技球通路310へ遊技球を移動させるための接続部となる。
第2の遊技球通路320の湾曲面321の下部には連通開口部325が形成されている。連通開口部325の下面は第1の遊技球通路310より僅かに低くなっており、この下面に遊技球案内部(例えば凹部)326が形成されている。第1の遊技球通路310のカール部312から第1の遊技球通路310に落下した遊技球2はこの連通開口部325を通過することにより、それより前側の通路すなわち遊技球揺動通路330へ導かれる。
遊技球揺動通路330は、第2の遊技球通路320の前側に、これと略平行に隣接配置され、左右の端部が中央より高い弓形状の湾曲面とされている。遊技球揺動通路330の略中央には、第2の遊技球案内部323より僅かに低い第3の遊技球案内部(例えば凹部)331が形成されている。
上記の構成の遊技球誘導装置30においては、3本の遊技球通路310,320及び330の各々の間の所定の箇所に、仕切り部材やガイド部材を設けることが好ましい。具体的には、第1の遊技球通路310と第2の遊技球通路320との間にガイド部材301,302が設けられ、第2の遊技球通路320と遊技球揺動通路330との間にはガイド部材303が設けられる。また、第2の遊技球通路320の連通開口部325の上部にガイド部材304が設けられている。そして、遊技球揺動通路330の第3の遊技球案内部331の両側の手前側縁部に沿ってガイド部材305,306がそれぞれ設けられている。
ワープ通路40は、飾り部材50の左側に配置され、上端部に開口する遊技球入口401と、遊技球入口401から第2の遊技球通路320の左側上方まで延びる水平通路402と、第2の遊技球通路320の左端まで下降する落下通路403と、落下通路403の下端で第1の遊技球通路310の左端311a上部に向って開口する遊技球出口404とを含む。
図2に示すように、ワープ通路40の遊技球入口401に飛入した遊技球2は、略直角に向きを変えて水平通路402を転動した後、落下通路403を落下し、僅かに水平方向に移動して遊技球出口404から第1の遊技球通路310の左端311に導かれる。このように、ワープ通路40において、遊技球2を水平方向に移動させることにより、遊技球入口401に飛入した際の遊技球2の速度を適度に減速させることが可能となる。
なお、このワープ通路40を例えば透明な樹脂材料などで形成すれば、その内部を通過する遊技球2の動きを遊技者が視認することができ、その結果遊技の興趣が向上する。
続いて、上記の遊技球誘導装置における遊技球の振分け態様について詳述する。
<第1の遊技球経路>
ワープ通路40の遊技球入口401に飛入した遊技球2は、上述したように、まず水平通路402を転動し、続いて、落下通路403を流下し、落下通路403の下端部に衝突して僅かに水平移動して、その速度を適度に減速しながら遊技球出口404を経て第1の遊技球通路310の左端311aへ導かれる。
遊技球2は、図4に矢線Aで示すように、第1の遊技球通路310を中央部へ向って転動し、遊技球受部材314の下方を通過したのち、矢線Bで示すようにカール部312に沿って上昇し、矢線B1、B2で示すように、カール部312の先端部312aから一旦遊技球通路を離れ、遊技球受部材314の上面に落下する。その後、遊技球受部材の右端部又は左端部から、矢線C又は矢線Dで示すように再び第1の遊技球通路310に落下する。第1の遊技球通路310に落下した遊技球2は、第2の遊技球通路320の連通開口部325を通過して矢線Eで示すように遊技球揺動通路330に導かれる。
そして、遊技球2は、遊技球揺動通路330を矢線Fで示すように右方向に転動し、失速した時点で再び左方向に転動する揺動動作を数回繰り返した後、遊技球揺動通路30の中央の第3の遊技球案内部331から矢線Gで示すように手前に落下する。この経路で落下する遊技球2は、揺動動作を繰り返した後に落下するため、左右方向の位置は確定されず、直下の始動入賞口23に落下する可能性はそれほど高くない。
<第2の遊技球経路>
遊技球誘導装置314の右端から落下した遊技球2の中には、連通開口部325を通過せず、図4に示すように、カール部312の立ち上がり部312bから矢線Hで示すように第2の遊技球通路320に移動するものもある。この場合、第2の遊技球通路320の第2の遊技球案内部323から遊技球揺動通路330の第3の遊技球案内部331を左右方向に揺動しながら前方へ移動し、落下する。このような経路を取る場合も、遊技球2の左右方向の位置は確定されないので、始動入賞口23に落下する可能性は低い。
<第3の遊技球経路>
図5に示すように、遊技球2はカール部312から遊技球受部材314に落下した後、遊技球受部材314上面と略面一をなす第2の遊技球通路320に移動する場合もある。その場合、図5に矢線Jで示すように遊技球2は、第2の遊技球通路320の急傾斜の湾曲面322を下降し、下降により加速された速度をもって、矢線Kで示すように第2の遊技球通路320の右端部まで転動する。その後、図3に矢線Lで示すように、上述した接続部すなわち第2の遊技球通路320の右端部と略面一をなすように形成された第1の遊技球通路310の湾曲面317に移動し、図6に矢線Mで示すように、この湾曲面317から第1の遊技球通路310を中央部まで転動し、中央部に形成された第1の遊技球案内部315に到達する。
図6において、第1の遊技球案内部315の中では、遊技球2の左右方向の位置は略確定されるので、第1の遊技球案内部315から第2の遊技球案内部323、及び第3の遊技球案内部331を経て、遊技球2は略直線的に前方へ転動する。したがって、矢線Nで示すように遊技球揺動通路330から前方へ落下するとき、直下の始動入賞口23へ落下する確率は最も高くなる。
この経路は、第2の遊技球通路320を右端部まで転動した遊技球2が、その奥に配置される第1の遊技球通路310に戻ることになるため、遊技者の期待感を高めることが可能となる。このような経路は、通常の遊技球通路では、モータや磁石などを使用しないと実現が困難であるが、本発明においては、落下の方向と遊技球通路の形状のみによって実現することが可能となる。
<第4の遊技球経路>
ワープ通路40から第1の遊技球通路310に導かれた遊技球2の速度によっては、上記のカール部312に沿って円弧を描いて転動することができず、図4に矢線Eで示すように、第1の遊技球通路310から第2の遊技球通路320の連通開口部325を通過して、遊技球揺動通路330に導かれる場合もある。その場合は、上記と同様、遊技球揺動通路330を揺動しながら前方へ落下するという経路を取る。
<第5の遊技球経路>
遊技球2がカール部312の上端部312aから遊技球受部材314に落下した後、中央部に向って落下せず、図4に矢線Pで示すように、第2の遊技球通路320の左端に向って上昇し、その後、前側の遊技球揺動通路330に移動して、上述したように揺動動作を繰り返したのち落下するという経路もある。
<第6の遊技球経路>
遊技球2がワープ通路40から第1の遊技球通路310に導かれた時点の速度によっては、第2の遊技球通路320の右端部で第1の遊技球通路310へ戻らず、そのまま第2の遊技球通路320を中央付近まで転動し、第2の遊技球案内部323から遊技球揺動通路330を経て第3の遊技球案内部331から前方に落下する可能性もある。この場合も、遊技球2の左右方向の位置は確定されないため、直下の始動入賞口23へ落下する可能性はあまり高くない。
このように、ワープ通路40から第1の遊技球通路310に導かれる遊技球2は、打球速度や、カール部312及び遊技球受部材314からの落下の方向に応じ、上記のように複数の経路すなわち上述した少なくとも6通りの経路に振り分けられる。さらに、落下手段としてのカール部312を設けたことにより、遊技球2の落下形態に応じた予測不可能な動きを実現することができ、遊技者の興趣が高まる。したがって、ワープ通路40に飛入した遊技球2が、遊技球揺動通路330の第3の遊技球案内部331から前方へ落下するまでの間、遊技球2が複雑な経路を経て転動する様子を遊技者が期待感をもって楽しむことができる。
なお、上記の実施形態においては、遊技球通路を3本配設した場合について述べたが、通路の本数はこれに限定されるものではなく、適宜選択することが可能である。また、この遊技球誘導装置は、必ずしも表示装置の下方で始動入賞口の直上に配設されることはなく、所望の位置に配設することが可能である。さらに、必ずしもワープ通路に連通させる必要もない。
以上、詳細に説明したように、本発明の遊技球誘導装置によれば、モータあるいは磁石などの配線を必要とする部材を使用せずに、例えばワープ通路から導かれる遊技球を、複数の複雑な経路に振り分けることが可能となる。その結果、空間的な制約を受けることなく、遊技者の興趣を持続させる遊技球誘導装置を提供することができ、例えばパチンコ機などに適用するとその工業的価値は極めて大である。
本発明の遊技球誘導装置を備えたパチンコ機の概観説明図である。 本発明の遊技球誘導装置が一体に形成された前飾り部材の斜視図である。 図2の前飾り部材の上部斜視図である。 本発明の遊技球誘導装置における遊技球の経路を説明するための概念図である。 本発明の遊技球誘導装置における遊技球の経路を説明するための概念図である。 本発明の遊技球誘導装置における遊技球の経路を説明するための概念図である。
符号の説明
1 パチンコ機
2 遊技球
18 遊技領域
30 遊技球誘導装置
40 ワープ通路
50 飾り部材
310 第1の遊技球通路
312 カール部(落下手段)
314 遊技球受部材
315 第1の遊技球案内部
320 第2の遊技球通路
323 第2の遊技球案内部
325 連通開口部
330 遊技球揺動通路
331 第3の遊技球案内部

Claims (12)

  1. 遊技領域に設けられ、前記遊技領域の左右方向に沿って延びる第1の遊技球通路を備え、前記遊技領域から前記遊技球通路へ導かれた遊技球を複数の経路に振り分けながら所定の遊技領域に誘導する遊技球誘導装置であって、
    前記第1の遊技球通路は、前記遊技球を遊技球通路面から一旦離隔させて前記遊技球通路の上方に移動させたのち、前記遊技球通路に再び落下させる落下手段を含むことを特徴とする遊技球誘導装置。
  2. 前記落下手段が、前記第1の遊技球通路上に形成され、上方へ伸長して湾曲するカール部である、請求項1記載の装置。
  3. 前記落下手段は上端部を含み、かつ、
    前記上端部より下方でかつ前記遊技球通路の上方に支持され、前記上端部から落下した遊技球を複数の経路に振り分ける遊技球受部材を含む、請求項1又は2記載の装置。
  4. 前記第1の遊技球通路の略中央に、前記遊技球の左右方向の位置を確定する第1の遊技球案内部が形成された、請求項1〜3のいずれか1項記載の装置。
  5. 前記第1の遊技球通路の一端部に、前記遊技領域と前記遊技通路とを接続するワープ通路の遊技球出口が配置された、請求項1〜4のいずれか1項記載の装置。
  6. 前記第1の遊技球通路の手前に、かつ、前記第1の遊技球通路と略平行に配置された第2の遊技球通路をさらに含む、請求項1〜5のいずれか1項記載の装置。
  7. 前記第2の遊技球通路が、前記遊技領域の手前方向に伸長し、転動する遊技球を手前から奥に向けて移動可能に形成された接続部を含む、請求項6記載の装置。
  8. 前記第2の遊技球通路は、前記遊技球受部材の下方において、前記第1の遊技球通路と連通し前記第1の遊技球通路の遊技球を前側に誘導する連通開口部を含む、請求項6又は7記載の装置。
  9. 前記第2の遊技球通路の前側に、左右両端が中央部より高く弓状に湾曲する揺動通路を備える、請求項6〜8のいずれか1項記載の装置。
  10. 前記第2の遊技球通路の略中央に、前記第1の遊技球案内部より低く形成され、前記遊技球を前側へ誘導する第2の遊技球案内部が形成された、請求項6〜9のいずれか1項記載の装置。
  11. 前記第1及び第2の遊技球案内部が、前記遊技領域に形成された始動入賞口の略直上に前記遊技球を誘導可能な位置に配設される、請求項10記載の装置。
  12. 前記第1及び第2の遊技球通路が、前記遊技領域に配置された画像表示装置の前面下方に配設されている、請求項6〜11いずれか1項記載の装置。
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