JP2005152074A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
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Abstract
【課題】ソール部やトップ部を繊維強化樹脂で構成した場合に、当該部分の傷つきや磨耗を防止して、美観を長期にわたって維持できるゴルフクラブヘッドを提供する。
【解決手段】ヘッド本体はソール部又はトップ部の少なくとも一方の大部分を開口し、該開口部に樹脂製のソール部材を接合したゴルフクラブヘッドやフェース部を含む金属製フェース部材と、樹脂製のヘッド本体部材を接合して構成されるゴルフクラブヘッドにおいて、繊維強化樹脂で構成したソール部やトップ部に、ステンレス鋼、チタン合金等の金属箔を貼り付ける。
【選択図】図2
【解決手段】ヘッド本体はソール部又はトップ部の少なくとも一方の大部分を開口し、該開口部に樹脂製のソール部材を接合したゴルフクラブヘッドやフェース部を含む金属製フェース部材と、樹脂製のヘッド本体部材を接合して構成されるゴルフクラブヘッドにおいて、繊維強化樹脂で構成したソール部やトップ部に、ステンレス鋼、チタン合金等の金属箔を貼り付ける。
【選択図】図2
Description
本発明はゴルフクラブヘッドに関する。
従来、ゴルフクラブヘッド、特にウッドと呼ばれる中空ヘッドにおいては、大部分を金属で構成したものが一般的であったが、反発性の向上、慣性モーメントの増大、又は重心位置の最適化などを目的として、金属製ヘッドのトップ部を繊維強化樹脂としたゴルフクラブヘッド等が考案されている(例えば、特許文献1参照)。また、フェース部、ネック部及びソール部の一部を金属で構成し、他を樹脂で構成することで、更に樹脂部材の範囲を拡大したゴルフクラブヘッドも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003-111874号公報
特開2003-144590号公報
しかしながら、繊維強化樹脂も含め樹脂部材は傷がついたり磨耗しやすく、使用や輸送によって早期に美観が損なわれる問題がある。芝、砂、時には土や石の上にあるボールを打撃するというゴルフクラブの使用形態から、特にソール部は傷がつきやすい。また、ゴルフクラブは、長さの異なる複数を一つのキャディーバッグに差し込んで輸送するため、比較的長いシャフトが取り付けられているウッドヘッドは、トップ部がアイアンなどの比較的短いクラブにぶつかり、傷つくことも多い。
本発明は、長期にわたって美観を維持できるゴルフクラブヘッドを提供しようとするものである。
本発明は、表面に金属箔を張り付けたことを特徴とするゴルフクラブヘッドにかかるものである。金属箔は、前述のように傷つきや磨耗のしやすいソール部、トップ部に貼り付けるのが好適であり、貼付け位置は、美観維持の必要性等を考慮して適便選択すればよく、ソール部のみ、トップ部のみ、あるいは両方とすることも可能である。
また本発明は、一部を樹脂部材で構成した金属製ゴルフクラブヘッドにおいて、その一部に金属箔を貼ることで、該金属箔貼付部の耐傷、耐磨耗性等を高めるものであるが、金属部材は比較的耐傷性、耐磨耗性が高いので、樹脂部材部分にのみ金属箔を貼り付けるのが効率的である。
トップ部又はソール部の一方あるいは両方を開口し、該開口部に樹脂部材を接合したゴルフクラブヘッド、あるいはフェース部を含む金属製フェース部材と樹脂製の本体部材を接合して構成されるゴルフクラブヘッド等が本発明の実施に好適である。なお、樹脂部材には、強度、耐久性に優れるFRP、FRTP等の各種繊維強化樹脂を採用できるが、ゴルフクラブヘッドでの採用実績が多いCFRPが最適である。
本発明の請求項1〜4記載のゴルフクラブヘッドによれば、表面が金属で覆われているので、擦り傷、磨耗などが防止されると共に、経年変化で樹脂の美観が劣化しても表面から見えず、長期にわたってゴルフクラブヘッドの美観を維持できるという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図2〜図4は発明を実施するゴルフクラブヘッドの形態の一例であって、同一の符号を付した部分は同一物を表わし、基本的な構成は図1に示す従来のものと同様である。
図2は、ヘッド本体部材6Aのソール部3の大部分を開口し、該開口部にソール部材3Aを接合したウッドヘッドである。図3は、ヘッド本体部材6Aのトップ部2の大部分を開口し、該開口部にトップ部材2Aを接合したウッドヘッドである。また、図示していないが、本発明の実施には、トップ部2及びソール部3の両方の大部分を開口したヘッド本体部材6Aに、トップ部材2A、ソール部材3Aを接合したウッドヘッドも好適である。このヘッドは、樹脂部の比率が高く、設計において重量配分の自由度が高いという利点を有する。以下、これらの例について実施の形態を説明する。
ヘッド本体部材6Aは、チタン合金、ステンレス鋼、アルミ合金等の金属材料を、精密鋳造又は鍛造、プレスなどの塑性加工により形成するのが好適である。ヘッド本体部材6Aを各種繊維強化樹脂製とすることも可能であるが、フェース部の強度と反発性の両立、ネック部の強度確保などの上で金属のほうが有利である。
ヘッド本体部材6Aの開口部に接合するトップ部材2A、ソール部材3Aは、各種繊維強化樹脂を含む樹脂製とする。ヘッド本体部材6Aとの接合を容易にするため、一部を金属製としてもかまわない。例えば、トップ部材2A、ソール部材3Aの外形形状を有する枠部材を金属で形成し、その内部を樹脂で満たす方法である。なお、樹脂の成形方法は自由に選択可能である。
トップ部材2A、ソール部材3Aをヘッド本体部材6Aに接合する方法は特に限定されないが、接着が最も容易である。前述のようにトップ部材2A、ソール部材3Aの一部を金属で構成した場合は、該金属部分にてねじ止め等の機械的接合を行ったり、溶接も可能である。但し、樹脂部分が熱で劣化するおそれがあるので、僅かな加熱で接合が可能なレーザー溶接、ろう付けが有利である。
鋳造時のワックスやその他のゴミを除去するため、接合前にはヘッド本体部材6Aの内部を洗浄するのが好ましい。また、接合部を脱脂したり、ブラスト等により表面を荒らすことも接合強度を高める上で有効である。
トップ部2、ソール部3への金属箔の貼付けは、前記接合の前後、どちらで行っても良い。また、予め金属箔を貼り付けた樹脂の板からトップ部材2A、ソール部材3Aを成形する方法も考えられる。トップ部2、ソール部3は曲面で構成されるため、成形前に金属箔を貼り付ければ皺が寄りにくい。しかし、段差を設けるなど極めて複雑な形状とした場合は金属箔のために成形そのものが困難になる。成形後の貼付けであれば、金属箔を複数に分けて張ることで、そのような複雑な形状にも対応できる。金属箔をいつ貼り付けるかは、これらを考慮し、適切に選択すべきである。
貼り付ける金属箔は、材料価格、防錆性等の点でステンレス鋼、チタン合金が好適であるが、これらに限られるものではない。色の異なる複数の金属箔を使用し、美観の向上を図ることも可能である。
金属箔を貼り付ける位置は、必ずしも樹脂製部材の全面である必要はない。例えば、ソールの場合、傷がつきやすいのはフェース側、及び中央からヒール側の前方から後方に掛けての範囲であり、トウ寄りの後方部は比較的地面と接触しない。従って、トウ寄りの後方部には金属箔を張らないことも可能である。これを利用し、金属箔の形状を工夫して、美観の向上を図ることも可能である。
図4は、ネック部5とフェース部1及びトップ部2、ソール部3、サイド部4のフェース寄りの一部をフェース部材1Aとして構成し、トップ部2、ソール部3及びサイド部4の大半をヘッド本体部材6Aとして構成したウッドヘッドである。以下、この例について実施の形態を説明する。
先にトップ部2及びソール部3を開口したヘッド本体部材6Aに、トップ部材2A、ソール部材3Aを接合したウッドヘッドを説明したが、これのトップ部2とソール部3をつなぐサイド部4までを樹脂部材としたウッドヘッドと考えることができる。ヘッド全体に対する樹脂部の割合が増大しているため、更に重量余裕が生まれる。その一方、フェース部1とその近傍は粘性の小さい金属で構成されるため、打撃時の弾性変形によるヒステリシスリスが無く、反発性にも優れる。かつて、大半をCFRPで構成したいわゆるカーボンヘッドがあったが、これはフェース部1まで樹脂で構成しているため、反発性に劣るものであった。
この例では、ネック部5とフェース部1及びトップ部2、ソール部3、サイド部4のフェース寄りの一部をフェース部材1Aとして、金属で一体的に形成する。一体的と言っても、最終的に一体のパーツになればよく、例えば圧延、塑性変形で形成したフェース部1と鋳造で形成した他部を溶接によって一体化することも可能である。フェース部1はできるだけ高強度な材料が好ましく、ネック部は複雑な形状ゆえ、鋳造性の良い材料が好ましいが、別々に形成することでこれを満たすことができる。
ヘッド本体部材6Aは、CFRP、GFRP等の繊維強化樹脂で構成するのが好ましい。成形方法は特に限定されない。複数の部材に分けて成形した後に接合して一体化してもかまわない。また、複数の部材に分けて成形し、フェース部材1Aとの接合時に一つずつ接合していくことも可能である。
金属箔の材料選択、貼付け方法・時期等は、先に説明した図2〜3の場合と同じである。
フェース部材1Aとヘッド本体部材6Aの接合は接着が最も容易である。接合の容易、強度確保の点から、嵌合とするのが好ましい。例として、フェース部材1Aの後端に、ヘッド本体部材6Aの内部に入り込む部分を設けた場合を図4に示している。
また、本発明はネック部5も樹脂製の別部材としたゴルフクラブヘッドに適用することも可能である。樹脂の比率が高まり、特に重心をヒール寄りにしてしまう原因であるネック部5が軽量化されるので、いわゆるスイートスポット(重心をフェース面に投影した点)をフェース部1の中央部に位置させることができる。ソール部材3Aのヒール側に筒状部材と一体的に設けたネック部5を樹脂で一体的に形成し、これを他部を構成する1又は2以上の部材と組み合わせても良い。
尚、本発明のゴルフクラブヘッドは、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明のゴルフクラブヘッドは、美観を長期にわたって維持できるゴルフクラブの製造を可能とするものである。
1:フェース部
1A:フェース部材
2:トップ部
2A:トップ部材
3:ソール部
3A:ソール部材
4:サイド部
5:ネック部
6:ヘッド本体
6A:ヘッド本体部材
1A:フェース部材
2:トップ部
2A:トップ部材
3:ソール部
3A:ソール部材
4:サイド部
5:ネック部
6:ヘッド本体
6A:ヘッド本体部材
Claims (4)
- ソール部又はトップ部の少なくとも一方の表面に金属箔を張り付けたことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
- 一部を表面に金属箔を張り付けた樹脂部材で構成したことを特徴とする金属製のゴルフクラブヘッド
- ソール部又はトップ部の少なくとも一方を、表面に金属箔を張り付けた樹脂で構成したことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
- フェース部を含む金属製フェース部材と、樹脂製のヘッド本体部材を接合して構成されるゴルフクラブヘッドであって、該本体部材の外表面には金属箔を張り付けた部分を有することを特徴とするゴルフクラブヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003391839A JP2005152074A (ja) | 2003-11-21 | 2003-11-21 | ゴルフクラブヘッド |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003391839A JP2005152074A (ja) | 2003-11-21 | 2003-11-21 | ゴルフクラブヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005152074A true JP2005152074A (ja) | 2005-06-16 |
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JP2003391839A Pending JP2005152074A (ja) | 2003-11-21 | 2003-11-21 | ゴルフクラブヘッド |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013500764A (ja) * | 2009-07-31 | 2013-01-10 | ナイキ インターナショナル リミテッド | 非金属の留め具を伴うゴルフクラブ |
CN109999445A (zh) * | 2017-12-29 | 2019-07-12 | 复盛应用科技股份有限公司 | 高尔夫球杆头的制造方法 |
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