JP2005151154A - 画像形成装置、画像形成装置とicメモリとの通信方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置とicメモリとの通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】近傍にモータや数千ボルトの高圧印可装置等の電磁気的なノイズ源が在るとき、無線によりICメモリと通信を行う場合、通信エラーが発生する為、最悪値によりリトライ回数を設定していたが、結果時に通信時間が長くなり、早急な故障検知をすることができなかった。
【解決手段】デジタル複写機20は、CPU1により制御され、ノイズ状況推定手段によりノイズ状況を推定し、通信エラー検知手段に基づき、予め決められた判定条件によりデータ通信の再送回数をノイズ状況推定手段の情報により増減させる。CRUM( Customer Replaceable Unit Memory )21は、ユーザが自由に交換できる不揮発性メモリであるEEP−ROM6を備えたモジュールであり、CPU1はEEP−ROM6を読み書きする。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル複写機又はプリンタ等の画像処理装置に着脱可能で、画像形成の為の動作情報を記録するユニットと通信する通信機において、ノイズ源が通信装置近傍にあり、該ノイズが発生する状況であっても通信が可能な画像形成装置に関する。
従来からプリンタやスキャナ、或いは複写機などの画像処理装置に対して着脱可能なユニットが存在しており、この種のユニットの中にはメモリを備えたものも存在していた。例えば、電子写真画像形成プロセスを用いた電子写真プリンタにおいては、電子写真感光体に作用するプロセス手段、現像手段、クリーニング手段等を着脱可能なユニットとして一体的にカートリッジ化したプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、電子写真プリンタのメンテナンスをサービスマンによらず、ユーザ自身が行うことができるので、利便性を向上させることができる。現在このプロセスカートリッジ方式は、電子写真プリンタにおいて広く用いられている。
このような電子写真プリンタには、プロセスカートリッジの内部に通信可能な不揮発性メモリを設けたものがあり、不揮発性メモリには、IDナンバー、製造メーカ名、再利用履歴及び回数などを記憶保持させている。
電子写真プリンタには、不揮発性メモリから画像形成動作に必要な情報を読み込む送受信部が設けられている。そして、プリント動作を開始するにあたり、予め不揮発性メモリ内に記憶保持されている上記の情報を、送受信部を介して読み込み、その情報を使用して電子写真プリンタの各部の制御を行いながらプリント動作を行う。
近年、プロセスカートリッジの端子における接触不良による不具合発生及び、プロセスカートリッジの不揮発性メモリの情報をプロセスカートリッジの端子から読み出し、不揮発性メモリの管理情報の書き換え及びプロセスカートリッジの偽造による不正使用が発生している。そこで、端子の無いプロセスカートリッジとするため、無線による通信方式を取り入れる動きがある。これらは、下記特許文献1に記載されているように不揮発性メモリを非接触メモリとし、プリント作動時に必要な非接触通信アンテナ及びこれらを制御する制御部から構成されている。
特開2002−366008号公報
通信装置の近傍にモータや数千ボルトの高圧印可装置等の機械的、電磁気的なノイズを発生する電磁ノイズ源が在るとき、無線により不揮発メモリと通信を行う場合、通信信号にこれらの電磁ノイズが乗ってしまい、通信エラーを発生することがある。
従来、通信エラーが発生した場合、以下に示す3つの手段が用いられている。第1の手順は、CRC等のエラー補正データ等の修復手段により修復する。第2の手段は、再度通信を試みる等のリトライを行う。第3の方法は、リトライが一定回数になれば復帰不可能と判断してエラーメッセージを表示して通信を停止する。以上のような手順により通信エラー等の異常検知を行ってきた。
しかし、可能な限り通信を維持する為には、通信エラーが発生してもリトライを繰り返す為、リトライ回数を多くする必要があるが、使用している不揮発性メモリの書込み速度が十数msとCPUの処理速度に対して遅いため、逆に通信時間の短縮又は故障などの異常を素早く判定する為には、リトライ回数を少なくすることが望まれる。従来、通信時間を含めた時間を確保するために最悪値によりリトライ回数を設定していたため、結果時に通信時間が長くなり、早急な故障検知をすることができなかった。
上記目的を達成させるため、本発明では、電子的なイメージデータを印刷する上で必要な制御情報を記憶すると共に本体から着脱可能なICメモリと、印刷の為に本体内部の機器を制御する制御器と、制御器と前記ICメモリの間で情報を無線で送受信する無線通信手段と、を有する画像形成装置において、前記ICメモリとの無線通信で通信エラーを検知する通信エラー検知手段と、前記画像形成装置の前記機器が作動することで、ノイズ発生源となる前記機器の作動状況を入手してノイズの発生状況を推定するノイズ状況推定手段と、前記ノイズ状況推定手段によりノイズ状況を推定し、前記通信エラー検知手段に基づき予め決められた判定条件によりデータ通信の再送回数を前記ノイズ状況推定手段の情報により増減させる再送設定手段と、を備えている。
さらに、本発明では、電子的なイメージデータを印刷する上で必要な制御情報を記憶すると共に本体から着脱可能なICメモリと、印刷の為に本体内部の機器を制御する制御器と、制御器と前記ICメモリの間で情報を無線で送受信する無線通信手段と、を有する画像形成装置において、制御器は、前記ICメモリとの無線通信で通信エラーを検知する通信エラー検知手段と、前記画像形成装置の前記機器が作動することで、ノイズ発生源となる前記機器の作動状況を入手してノイズの発生状況を推定するノイズ状況推定手段と、前記ノイズ状況推定手段によりノイズ状況を推定し、前記通信エラー検知手段に基づき予め決められた判定条件によりデータ通信の再送回数を前記ノイズ状況推定手段の情報により増減させる再送設定手段と、前記通信エラー検知手段と、ノイズ状況推定手段と、前記再送設定手段とに基づき、少なくとも前記ICメモリの記憶内容により故障を検知してエラー出力する故障検知手段と、を備えている。
また、本発明では、前記故障検知手段は、前記通信エラー検知手段から得られた通信エラー内容と、前記ノイズ状況推定手段により前記画像形成装置内部のノイズ発生源となる前記機器の作動状況を入手すると共に、前記再送設定手段により増減された再送回数分の前記通信エラー内容に基づき、少なくともノイズ状況に関係しない通信エラーにより前記ICメモリ及び通信機の故障を検知し、前記制御器によりエラー出力をする。
さらに、本発明では、電子的なイメージデータを印刷する上で必要な制御情報を記憶すると共に本体から着脱可能なICメモリと、印刷の為に本体内部の機器を制御する制御工程と、制御器と前記ICメモリの間で情報を無線で送受信する無線通信工程と、を有する画像形成装置とICメモリとの通信方法において、前記ICメモリとの無線通信で通信エラーを検知する通信エラー検知工程と、前記画像形成装置の前記機器が作動することで、ノイズ発生源となる前記機器の作動状況を入手してノイズの発生状況を推定するノイズ状況推定工程と、前記ノイズ状況推定工程によりノイズ状況を推定し、前記通信エラー検知工程に基づき予め決められた判定条件によりデータ通信の再送回数を前記ノイズ状況推定工程の情報により増減させる再送設定工程とを備えている。
さらに、本発明では、電子的なイメージデータを印刷する上で必要な制御情報を記憶すると共に本体から着脱可能なICメモリと、印刷の為に本体内部の機器を制御する制御工程と、制御器と前記ICメモリの間で情報を無線で送受信する無線通信工程と、を有する画像形成装置とICメモリとの通信方法において、前記ICメモリとの無線通信で通信エラーを検知する通信エラー検知工程と、前記画像形成装置の前記機器が作動することで、ノイズ発生源となる前記機器の作動状況を入手してノイズの発生状況を推定するノイズ状況推定工程と、前記ノイズ状況推定工程によりノイズ状況を推定し、前記通信エラー検知手段に基づき予め決められた判定条件によりデータ通信の再送回数を前記ノイズ状況推定手段の情報により増減させる再送設定工程と、前記通信エラー検知工程と、ノイズ状況推定工程と、前記再送設定工程とに基づき、少なくとも前記ICメモリの記憶内容により故障を検知してエラー出力する故障検知工程と、を備え、前記故障検知工程は、前記通信エラー検知手段から得られた通信エラー内容と、前記ノイズ状況推定工程により前記画像形成装置内部のノイズ発生源となる前記機器の作動状況を入手すると共に、前記再送設定工程により増減された再送回数分の前記通信エラー内容に基づき、少なくともノイズ状況に関係しない通信エラーにより前記ICメモリ及び通信機の故障を検知し、前記制御器によりエラー出力をする。
また、本発明では、前記ICメモリと前記制御器の通信におけるデータの再送回数は、ノイズが発生しない場合では、予め決められた再送回数とし、前記ノイズ状況推定工程により少なくとも1のノイズ発生源が作動している場合は、さらに再送回数を増やす。
また、本発明では、前記ICメモリと前記制御器の通信におけるデータの再送回数は、ノイズが発生しない場合では、予め決められた再送回数とし、前記ノイズ状況推定工程によりノイズ発生源が1だけ作動している時は、再送回数をn(0を含む自然数)回増やし、前記ノイズ状況推定工程によりノイズ発生源が2以上作動している時は、再送回数をn+1回増やし、前記ノイズ状況推定工程によりノイズ発生源が全て作動している時は、再送回数をn+2回増やす。
また、本発明では、前記ICメモリと前記制御器の通信におけるデータの再送回数は、ノイズが発生しない場合では、予め決められた再送回数とし、前記ノイズ状況推定工程によりノイズ発生源毎に数値による重付けを設定し、作動しているノイズ源の合計による重付けの値を、m(自然数)で割り、商により得られた値を前記再送回数に加算する。
また、本発明では、さらに、前記制御器が前記機器を制御していない時に搬送波の振幅を取得しICメモリからの出力振幅レベルより大きいノイズ発生状況を検知する無線ノイズ検出手段を備え、前記ICメモリと前記制御器の通信におけるデータの再送回数は、ノイズが発生しない場合では、予め決められた再送回数とし、前記無線ノイズ検出手段は、前記制御器が前記機器を制御していない時に無線信号の搬送波の振幅を検知することでノイズ発生を検知した場合は、さらに再送回数を増やす。
本発明によれば、ノイズ発生源の監視により高ノイズ時に無用の故障検知を抑制することができると共に、低ノイズ時に早急な故障検知を行うことで、無用な再送処理による通信時間を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)を、図面に従って説明する。
1.全体構成
最初に全体構成について、図1と図2を用いて説明する。図1は、実施形態のシステム構成を示すブロック図であり、図2はデジタル複写システムの全体構成を示す図である。
図2において、デジタル複写システムは、コントローラ22と、スキャナ24、デジタル複写機20及びソータ23で構成され、PC25とコントローラ22はLANで接続され、スキャナ24、デジタル複写機20及びソータ23はコントローラに接続されている。このデジタル複写システムは、通常の複写機として作動する他に、プリンタとしてLAN上のPC25からのプリントアウト要求をコントローラ22が制御をしてデジタル複写機20に印刷させることができる。
図1に示すようにデジタル複写機20は、CPU1により制御され、CPU1はROM/RAM7、制御I/Oポート8、CRUM I/F回路2、IIT(Image Input Terminal)9b、IPS(Image Processing System)9a及びIOT(Image Output Terminal)9cと接続されている。CRUM( Customer Replaceable Unit Memory )は、ユーザが自由に交換できる不揮発性メモリであるEEP−ROM6を備えたモジュールであり、デジタル複写機のプロセスカートリッジに内蔵されている。さらにCRUM I/F回路2は、アンテナ3aに対して電源ラインとデータを送信する信号ラインによって接続されており、アンテナ3bからCRUM21に電磁波による電源供給と無線を介して情報の伝達が可能となっている。CRUM21は、アンテナ3bから電源供給を受けると共に信号を送受信し、CRUM回路5によりEEP−ROM6の書き込みと読み込みを行う。
さらにCPU1は、IIT(Image Input Terminal)9b、IPS(Image Processing System)9a、IOT(Image Output Terminal)9c及び制御I/Oポート8を介して複数のユニットと接続されている。CPU1から複数のユニットへの制御信号は、制御I/Oポート8を経由して光書き込みユニット40、バイアス印加ロール(BCR)10、バイアス転移ロール(BTR)11、搬送モータ1(12)及び給紙モータ2(13)へ伝達される。
IIT9bは図2のスキャナ24のような複写対象の原稿を光学的に読み込んだ信号を処理するモジュールである。IPS9aは、IITで獲得された原稿のイメージデータに対して色調補正やデータ圧縮などの処理を行うモジュールであり、IPS9aで圧縮されたイメージデータが、CPU1の制御のもと、IOT9cに供給され、IOT9cは受け取ったイメージデータを図1に示す制御I/Oポート8を介して光書き込みユニット40、バイアス印加ロール(BCR)10、バイアス転移ロール(BTR)11、搬送モータ1(12)、給紙モータ2(13)等のユニットにより用紙に画像を形成する。
図3は、実施形態のデジタル複写機の全体構成を示す図である。実施形態によるデジタル複写機20のCPU1は、コントローラ22に接続されて複写システムとして制御される。また、デジタル複写機20は、装置本体に対し着脱可能にプロセスカートリッジ30を装備しており、プロセスカートリッジ30には不揮発性メモリを含むCRUM21を有している。また、デジタル複写機20は、用紙14が入ったカセット52、給紙ロール15、給紙ロール15を駆動する給紙モータ2(13)と、プロセスカートリッジ30の感光ドラム34、バイアス印加ロール(BCR)10、現像ロール33、バイアス転移ロール(BTR)11と定着ロール35及びその他のドラムを駆動する搬送モータ1(12)と、印刷されて排出された用紙を載せるトレイ53、光書き込みモジュール40、CRUM I/F回路2並びに、デジタル複写機の保守用ドア51及びドアスイッチ50がある。
図4は、実施形態のプロセスカートリッジ30と光書き込みユニット40の構成を示す図である。図4に示すプロセスカートリッジ30は、感光ドラム34、バイアス印加ロール(BCR)10、現像器32からトナーを感光ドラム34に塗布する現像ロール33、用紙14に対し電荷を転移させるバイアス転移ロール(BTR)11、クリーニング手段を備えた廃トナー回収用クリーナ31と、感光ドラム34の電荷をレーザ光により部分的に除去する為の光書き込みユニット40がある。光書き込みユニット40は、ポリゴンミラー41によりレーザダイオード45からのレーザ光を集光レンズ42と分光レンズ43を介してミラー44に送り、ミラー44を介して感光ドラム34に導いている。また、プロセスカートリッジには、CRUM21が内蔵され、アンテナ3bとCRUM回路5、EEP−ROM6で構成されている。さらに、CRUM21の近傍にはデジタル複写機20のアンテナ3aが配置されている。
次に、図3を参照して装置の動作概略を、図中矢印にて示す用紙14の流れに従い説明する。カセット52に収納されている用紙14は、給紙モータ2(13)で駆動される給紙ロール15によって感光ドラム34に向けて搬送される。搬送モータ1(12)にて駆動される複数のユニット又はロールのうち感光ドラム34は、時計方向に回転駆動され、その際、バイアス印加ロール(BCR)10によって、表面が帯電され、光書き込みユニット40からレーザ光が照射されて感光ドラム34上に静電潜像が形成される。この潜像は現像ロール33を通る時トナーによって可視像化される。感光ドラム34上の可視像は、バイアス転移ロール(BTR)11により感光ドラム34へ搬送された用紙14に転写され、その後定着ロール35に搬送され、そこで用紙14上の可視像は定着され、デジタル複写機20の外部へ排出され、トレイ53に収容される。
本実施形態のデジタル複写機20のプロセスカートリッジ30には、プロセスカートリッジ30に内蔵される読み込み・書き込み可能なメモリを持つICチップとASICで構成される基板と、基板上に設けられた電源を受電する為のアンテナと信号を送受信するアンテナが設けられている。この通信回線を用いて、プロセスカートリッジ30に係わる各種のデータをEEP−ROM6に記憶するようにしている。そのデータの中には、(1)印刷枚数、(2)プロセスカートリッジ30の感光ドラム34の累積回転数と時間、(3)トナーの供給モータの累積回転数、(4)感光ドラム34の劣化状況を示す表面電位、(5)感光ドラム34の摩耗による帯電電流又は電圧、(6)レーザ光量およびプロセスカートリッジの使用限界を管理する為のデータが含まれ、使用により変化するデータの読み込み・書き込みが随時行われる。EEP−ROMに対する読み込み・書き込みの制御は本体側の制御を行うCPU1により行われるので、プロセスカートリッジの本体への装着時に、アンテナ3a,3bを介してEEP−ROMと本体側のCPUが接続される。
図5は、プロセスカートリッジ30内の不揮発性メモリを有するCRUM21とCRUM I/F回路2の詳細な構成を示す図である。図5に示すように、CPU1はデジタル複写機20の動作を司り、不揮発性メモリであるEEP−ROM6のデータは、CRUM回路5の無線IC17bを介して通信用のアンテナ3bとデジタル複写機20のアンテナ3aとは無線で接続し、アンテナ3aと無線ICとバッファRAM18を経由してCPU1によって読み込み・書き込み可能となっている。さらに、デジタル複写機20は電源IC(16a、16b)と給電アンテナ(3c,3d)によりCRUM21に電力を供給し、CRUM21の給電アンテナ3dは電源IC16bに接続され、CRUM21で必要な電力を伝えている。
本実施形態では、CRUM21と本体側のCPU1との間にCRUM I/F回路2を配置し、CRUM21の不揮発メモリであるEEP−ROM6とはI2C(アイ・スクエア・シー)バスで接続されている。I2Cバスは、クロック線とデータ線を1本づつ使用してシリアル通信をする2線式シリアルバスであり、本実施形態においては無線ICを使用して無線信号に変換している。
2.通信方式
本実施形態において、使用した無線通信方式は、受信搬送波周波数 約13MHz、ASK変調、調歩同期方式であり、返信搬送波周波数 約900kHzサブキャリアシステム、PSK変調、調歩同期方式を使用した。しかし、プロセスカートリッジ30の近傍で、数千ボルトの高電圧のチャージ及びバイアスチャージを使用していることと、搬送モータ1(12)及び給紙モータ2(13)のPWM制御で発生する周波数ノイズの高調波成分により搬送波上の信号が復調できず、通信エラーが発生する。
また、EEP−ROM6の書き込み時間が8バイト当たり約10ms程度程度必要であり、デジタル複写機が1分間に50枚印刷すると1枚当たり1200ms以内で通信を完了する為には、最大で1200×8バイト/10ms=960バイトの書き込みが可能になる。平均的な書き込みバイト数は約100バイトなので、書き込みという時間がかかる処理での通信エラーによるリトライを最大9回行うことが可能である。
図5を参照して、データ通信の流れを示す。CPU1はバッファRAM18と、無線IC17aに接続されている。CPU1からCRUM IF回路2へデータ読み込み要求が来ると、電源IC16aと接続されている給電アンテナ3cから電磁波を出力し、CRUM21の給電アンテナ3dと接続されている電源IC16bが作動し、CRUM21に電源を供給し、CRUM21が起動する。その後、バッファRAM18への読み込み要求をバッファRAM18に接続されている無線IC17aがI2Cプロトコルに無線変調をかけて搬送波の上に読み込み要求をのせて送信する。CRUM21のアンテナ3bは無線信号を無線ICへ伝え、無線IC17bは、搬送波の上にある情報を復調し、EEP―ROM6の情報の読み込み要求を実行し、データをI2Cのプロトコルで無線変調をかけてCRUM I/F回路2に送信し、アンテナ3aからの無線信号を無線IC17aで復調しバッファRAM18へ書き込み、CPU1へデータを送出して、CPU1がEEP−ROM6のデータを得る。
3.稼働時の状態例
(1) 起動時・ドアオープン時
次に、プロセスカートリッジの使用限界管理に係る実施例を示す。本実施形態は、使用限界印刷枚数を管理項目として示した使用限界枚数にCRUMの印刷枚数の累積値が達した時にユーザに通知する処理を行うものである。図6は、プロセスカートリッジ内のCRUM21に記録されている印刷枚数を呼出す処理に必要なドア開閉検知処理に関するフローチャートである。プロセスカートリッジはユーザにより着脱することが可能なので、着脱を知る方法として、デジタル複写機のドア開閉処理により起動を行う。
図3に示しているドア51の開閉をドアスイッチ50でCPU1は検知することができる。ステップS1において本体の電源が入っているかを確認し、もし、入っていなければ、先に進まない。ここで、電源がONであれば、ステップS2に進み、ドアスイッチ50でドアが開いていると検知したなら、ドアが閉まるまで待ち、もし、ドアが閉まっていればステップS3にてプロセスカートリッジに給電をしてプロセスカートリッジ30が有るか調べる。
給電にてプロセスカートリッジ30が有ると検知したら、ステップS4において決められた通信プロトコルで通信を開始し、正常に通信出来るかどうかを調べる。もし、通信に係る時間を測定し、EEP−ROM6が必ず応答する時間(約20ms)経過後に応答が無い場合又は通信が成り立たない場合は、ステップS6にて5回より多くのエラーが連続して発生した場合は、故障検知を行い、エラー表示を行う。ここで、通信が成り立てば、起動処理であるプロセスカートリッジから印刷枚数を呼びだし、使用限界枚数を超えているかの判断をする。
(2) 読み書き処理時
次に、前述した、プロセスカートリッジ30から印刷枚数を呼びだした後に、1枚印刷をして印刷枚数をインクリメントして印刷枚数の書き込み処理を行う流れを示す。図7は、印字タスクがプロセスカートリッジ内のCRUM21に対してデータの読み込みと書き込みの処理に関するメッセージの流れを示す例示図である。
左からCPU1での印字タスク、CRUM I/Fタスクにおける処理及びCRUMタスクでの処理を示す。ステップS11は、CPU1においてCRUMタスクのデータを参照する為の“接続要求”をCRUM I/Fタスクに対してメッセージを送ると、CRUM I/FタスクはステップS12においてCRUMタスクに対し“給電開始”を送信してプロセスカートリッジの有無、通信が成り立つかを調べ、ステップS13においてCRUMタスクからの“作動OK“信号を印字タスクへ送信する。
印字タスクではステップ14において印刷累積値の“読み込み要求1”をCRUMタスクに送信する。CRUM21のEEP−ROM6の読み出し速度は、通常のROMと同じ速度なのですぐに“データ1”がステップS15で印字タスクに戻る。その後、印字タスクにより1枚印刷を終えると、ステップS16において印刷累積値に1加えた値“データ2”をCRUM I/Fタスクに送信する。ここで、EEP−ROM6は書き込み速度が約10ms程度かかるので、印字タスクにデータが取得できた時に割り込みをかける処理を行い、ステップS17において、CRUMタスクにデータ2を書き込む。
書き込み中にステップS18において印字タスクより別の読出し要求が来た場合は、“読出し要求3”をCRUM I/FタスクがステップS19a〜19eまでの代行をしてCRUM21の書き込み処理が終了後にステップS20において“データ3”を印字タスクに送信する。このような処理を繰り返し、印字タスクが処理を終了すると、ステップS22においてCRUM I/Fタスクに対して“接断要求”が送信され、ステップS23において、CRUM I/FタスクはCRUMタスクへの“給電終了”を送信し、一連の処理が完了する。
(3) ノイズによるエラー発生時
図8は、電磁ノイズ発生時において、印字タスクがプロセスカートリッジ内の不揮発性メモリをアクセスするCRUMタスクに対して行うデータの読み込み処理に関するメッセージの流れを示す例示図である。読み込み処理は、通常3回の再送を行い、CRCエラーが発生していない正常なデータを使用している。
本実施形態では、無線によるデータ転送を行っている為、デジタル複写機内部のノイズ源によりノイズが発生する。CPU1は、光書き込みユニット40、バイアス印加ロール(BCR)10、バイアス転移ロール(BTR)11、搬送モータ1(12)、給紙モータ2(13)等のユニットを制御しているので、これらのユニットが全て作動させた場合が電磁ノイズや機械的なノイズが大きくなる。このような場合は、図8に示すようにリトライ回数を通常の3回から5回に変更してデータの読み出しを行う。
次に、図8に示すように電磁ノイズ発生時にリトライを5回まで増やして読み込みを行う処理について説明する。メッセージを送受信する各タスクは、図8の左から印字タスク、CRUMI/Fタスク及びCRUMタスクである。印字タスクからステップS30においてCRUMタスクへの“接続要求”がCRUM I/Fタスクへ送られ、ステップS31にてCRUMタスクに対して“給電開始”が送信され、CRUMタスクが起動する。ステップS32において、CRUMタスクから“作動OK”メッセージが印字タスクに送られる。
ステップS33において、印字タスクからCRUM21のID情報の“読み込み要求1(1)”がCRUMタスクに対して発せられる。前述したように読み込み処理では、CRUM21のEEP−ROM6は通常のROMと変わらない読み出し速度で処理が行われるので、CRUM I/Fタスクを経由することはない。ここで、括弧内はリトライ回数を示す。
1回目の読み込み要求に対して“データ(1)”がステップS34にて印字タスクに送られ、CRC通信エラーが無いことを確認する。次に、2回目の“読み込み要求1(2)”がステップS35で発せられ、ステップS36にてCRUMタスクから“データ1(2)”が印字タスクに送られるが、ここで電磁ノイズが発生し、図中のCRUMデータに斜線で示すように“データ1(2)”の内容が破壊され、CRCエラーが発生する。次に、3回目の“読み込み要求1(3)”がステップS37で発せられ、ステップS38にてCRUMタスクから“データ1(3)”が印字タスクに送られCRCエラーが無いことが確認される。次に、4回目の“読み込み要求1(4)”がステップS39で発せられ、ステップS40にてCRUMタスクから“データ1(4)”が印字タスクに送られるが、再度電磁ノイズによりCRCエラーが発生し、図中のCRUMデータに斜線で示すように“データ1(4)”の内容が破壊されてしまう。最後に、5回目の“読み込み要求1(5)”がステップS41で発せられ、ステップS42にてCRUMタスクから“データ1(5)”が印字タスクに送られる。このようにして、電磁ノイズによって破壊されたデータ2個は廃棄し、正常なデータ3個によるデータ値の多数決で正常なデータ値を選ぶことができる。
4.故障検知方法
図9は、CPUがCRUM21の不揮発性メモリと通信回線の故障を検知する処理を示すフローチャートである。故障の検知は、ノイズが発生していないにもかかわらず、5回のCRCエラーが連続して発生する時は、不揮発性メモリ又は通信回路の故障と判断するものである。以下、図9について説明する。ステップS50において、CPU1がノイズ源となる機器の稼働状況により1つでも稼働している場合は、ノイズ発生としてステップS57で示される通常処理を行う。この通常処理は、ノイズ発生源に応じたリトライ処理を行うものである。
次に、ステップS51においてリトライを3回行い、CRCエラー検知によるエラー検出を行う。ステップS51において、3回ともエラーでなければ正常と判断して、ステップS56の正常処理で、ステータスをセットして通常処理に戻る。ステップS52において、3回ともCRCエラーが発生した場合は、ステップS53に移り、更にリトライを2回行う。ステップS54ではリトライにより得られた2回ともCRCエラーが発生しているかを判断し、2回ともCRCエラーであれば、故障発生と判断し、ステップS55に移り、ステータスをセットして故障検知の処理を終了する。この後、CPU1は図示しないエラー表示処理を行い、操作者に対して不揮発性メモリ又は通信回路の故障を通知する。
次に、リトライを複数回実施する具体的な方法を説明する。図10は、電磁ノイズ発生時において、印字タスクがプロセスカートリッジ内のCRUM21に対して行うデータの書き込み及び読み込み処理に関するメッセージの流れを示す例示図である。図10の左からメッセージを送受信する各タスクは、印字タスク、CRUM I/Fタスク及びCRUMタスクである。
通信において、起動及び停止、書き込み及び読出しの3種類のモードがある。図10のステップS60からS62は、起動モードである。同様に、ステップS63からS69は書き込みモードであり、ステップS70からS71は読み出しモードである。以下各モードについての繰り返し処理を説明する。
(i)起動及び停止
ステップS60において、印字タスクからの“接続要求”がCRUM I/Fタスクに送られ、ステップS61においてCRUMタスクに対して“給電開始”が送信される。CRUMタスクが起動すると、ステップS62において、CRUMタスクから“作動OK”メッセージが送られる。
(ii)書き込み処理
ステップS63のように情報の書き込みがCRUMタスクに行われる約10ms間は応答しないため、CRUM I/Fタスクが印字タスクからの要求を受け取り(ステップS65)、CRUMタスクに定期的にアクセスして(ステップS66a〜ステップS66d)CRUMタスクからの応答を待ち、CRUMからの読み込みデータをステップS68にてCRUM I/Fタスクに送り、印字タスクへ“データ3(1)”をステップS69にて送る。
このように書き込み処理ではステップS63、ステップS64で行われるが、約10msの応答遅れが在るためCRUM I/Fタスクによる代理処理が発生する。なお、書き込み処理は点線で示す書き込み処理であるステップ72を繰り返すことになる。
(iii)読み込み処理
また、読み込み処理はステップS70、ステップS71のように印字タスクからCRUMタスクへの読み込み要求を送り、CRUMタスクはデータを印字タスクに送る。読み込み処理は点線に示す読み込み処理であるステップS73を繰り返すことになる。
5.ノイズ源の作動状況による通信処理
(1)ノイズ源の作動又は停止検知による通信処理
第1の実施形態について説明する。この制御方法は、ノイズ源として、バイアス印加ロール(BCR)10、バイアス移転ロール(BTR)11、搬送モータ1(12)、給紙モータ2(13)と定め、CPU1が制御を行い、駆動中のものをノイズ源として認知し、CPU1とCRUM21が通信を行う時、前述のノイズ発生源が稼働していない場合は、故障検知処理を行う。これにより、高ノイズ時に無用の故障検知を抑制することができ、低ノイズ時に早急な故障検知を行うことで、通信最悪時間を抑制することができる。
図11は、第1の実施形態におけるノイズ発生検知の処理の流れを示すフローチャートである。ステップS80において、搬送モータ1(12)が稼働しているか判断し、稼働していればステップS85にてリトライ回数を5回に設定する。また、稼働していない時は(No)は次のステップに進む。ステップS81において給紙モータ2(13)が稼働しているか判断し、稼働していればステップS85にてリトライ回数を5回に設定する。また、稼働していない時は(No)は次のステップに進む。ステップS82においてバイアス印加ロール(BCR)10が稼働しているか判断し、稼働していればステップS85にてリトライ回数を5回に設定する。また、稼働していない時は(No)は次のステップに進む。ステップS83においてバイアス移転ロール(BTR)11が稼働しているか判断し、稼働していればステップS85にてリトライ回数を5回に設定する。もし、ノイズ発生源と定めたユニットが1つも作動をしていないときは、ノイズによるエラーが発生する頻度は低いと判定してステップS84のリトライ回数を3回に設定する。
(2)ノイズ源の作動数検知による通信処理
第1の実施形態において、複数個のノイズ発生源がある場合、それらの稼働中の個数により通信トライ回数を変化させる第2の実施形態について説明する。図12は、第2の実施形態におけるノイズ発生検知の処理の流れを示すフローチャートである。例えば、ノイズ源停止中はリトライ回数を3回と規定し、ノイズ源が1つだけ稼働しているときは“リトライ回数+0“、ノイズ源が2つ以上稼働しているときは”リトライ回数+1“、さらに全ノイズ源が稼働しているときは”リトライ回数+2“のように、稼働中のノイズ源の個数により、より精密に第1の実施形態の故障検知を行うことができる。
図12を参照して説明する。最初にステップS90において、リトライ回数を3回と設定し、ステップS91において、ノイズカウンタ(ノイズCN)を”0“にする。その後、ステップS92において、搬送モータ1が稼働しているかを判断し、もし稼働していれば、ステップS93において、ノイズCNに1を加えてカウントアップする。また、稼働していない時は(No)は次のステップに進む。ステップS94において、給紙モータ2が稼働しているかを判断し、もし稼働していれば、ステップS95において、ノイズCNを同様にカウントアップする。また、稼働していない時は(No)は次のステップに進む。その後、ステップS96において、バイアス印加ロール(BSR)10が高電圧を発生しているかを判断し、もし稼働していれば、ステップS97において、ノイズCNを同様にカウントアップする。また、稼働していない時は(No)は次のステップに進む。さらに、ステップS98において、バイアス転写ロール(BTR)11が同様に高電圧を発生しているかを判断し、もし稼働していれば、ステップS99において、ノイズCNを同様にカウントアップする。また、稼働していない時は(No)は次のステップに進む。
次に、ステップS92からステップS99で検出したノイズ源の判断処理を説明する。ステップS100において、カウントしたノイズCNによりリトライ数を決定する為にノイズCNが1以下の場合はリトライ回数の増分はなく、ステップS101において、リトライ回数=3回となる。さらに、ステップS102において、ノイズCNが2以上の場合は、ステップS103において、リトライ回数に1を加えるとリトライ回数=4回となる。さらに、ステップS104において、ノイズCNが全てのノイズ発生源が稼働中と判定すると、ステップS105において、リトライ回数に2を加えてリトライ回数を最大で5回とする。
(3)ノイズ源毎の重み付けによる通信処理
第1の実施形態において、複数個のノイズ源がある場合、それら1つ1つについて重み付けを行い重み付けの合計値により、通信トライ回数を変化させる実施形態を説明する。
図13は、第3の実施形態におけるノイズ発生検知の処理の流れを示すフローチャートである。最初にステップS110でリトライ回数を3回にセットする。その後ノイズウエイト(ノイズWT)をステップS111にて“0”にセットする。もし、搬送モータ1の稼働をステップS112にて判断し、稼働していればステップS113にてノイズWTに3点を加える。また、稼働していない時は(No)は次のステップに進む。
給紙モータ2の稼働をステップS114にて判断し、稼働してればステップS115にてノイズWTに2点を加える。また、稼働していない時は(No)は次のステップに進む。ステップS116でバイアス印加ロール(BCR)に高電圧が印加されていると判断すると、ステップS117にてノイズWTに1を加える。さらに、ステップS117でバイアス転移ロール(BTR)に高電圧が印加されていると判断すると、ステップS119にてノイズWTに2点を加える。また、稼働していない時は(No)は次のステップに進む。
ステップS120において、式、“リトライ=リトライ+(ノイズWT DIV 4)”は、4点毎に繰り返し回数を1回増加させて通信トライ回数を変化させる。(DIVは商を求める関数。)例えば、“搬送モータ1=3点”、“給紙モータ2=2点”、“BCR=1点”、“BTR=2点”のように最大で8点となり、前述のように4点毎に繰り返し回数を1回づつ増加させて最初に戻る。この処理により精密に、故障検知を行うことができる。
(4)ノイズ源の個数と重み付けによる通信方法
第1の実施形態において、特に通信対象との通信経路のうち少なくとも1つが無線であるとき、特に無線通信である個数にのみ第1の実施形態から第3の実施形態のリトライ手順を実施することも可能であるし、有線回線においても同様の処理により第1の実施形態の故障検知を行うことも好適に処理できる。
(5)直接法によるノイズ発生状況の検知
第1の実施形態において、特に画像形成装置を制御する制御手段(CPU)にノイズ源を直接制御していないとき、無線ICの搬送レベルが電磁波ノイズにより変動する現象を用いてノイズ発生源のノイズ発生状況を検知し、該検知手段により、画像形成装置を制御する制御手段(CPU)がノイズ源を制御していなくても第1の実施形態の効果を達成することも好適に実施できる。
実施形態のシステム構成を示すブロック図である。 デジタル複写システムの全体構成を示す図である。 実施形態のデジタル複写機の全体構成を示す図である。 実施形態のプロセスカートリッジと光書き込みユニットの構成を示す図である。 プロセスカートリッジ内の不揮発性メモリを有するCRUMとCRUM I/F回路の詳細な構成を示す図である。 プロセスカートリッジ内の不揮発性メモリを有するCRUMに記録されている印刷枚数を呼出す処理に必要なドア開閉検知処理に関するフローチャートである。 印字タスクがプロセスカートリッジ内の不揮発性メモリを有するCRUMに対してデータの読み込みと書き込みの処理に関するメッセージの流れを示す例示図である。 電磁ノイズ発生時において、印字タスクがプロセスカートリッジ内の不揮発性メモリをアクセスするCRUMタスクに対して行うデータの読み込み処理に関するメッセージの流れを示す例示図である。 CPUが不揮発性メモリを有するCRUMの故障を検知する処理を示すフローチャートである。 電磁ノイズ発生時において、印字タスクがプロセスカートリッジ内のCRUMに対して行うデータの書き込み及び読み込み処理に関するメッセージの流れを示す例示図である。 第1の実施形態におけるノイズ発生検知の処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるノイズ発生検知の処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態におけるノイズ発生検知の処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 CPU、2 CRUM I/F 回路、3 アンテナ、5 CRUM回路、6 EEP−ROM、7 ROM/RAM、8 制御I/Oポート、9a IPS、9b IIT、9c IOT、10 バイアス印加ロール(BCR)、11 バイアス転移ロール(BTR)、12 搬送モータ1、13 給紙モータ2、14 用紙、15 給紙ロール、16 電源IC、17 無線IC、18 バッファRAM、20 デジタル複写機、21 CRUM、22 コントローラ、23 ソータ、24 スキャナ、25 PC、30 プロセスカートリッジ、31 クリーナ、32 現像器、33 現像ロール、34 感光ドラム、40 光書き込みユニット、41 ポリゴンミラー、42 集光レンズ、43 分光レンズ、44 ミラー、45 レーザダイオード、50 ドアスイッチ、51 ドア、52 カセット、53 トレイ。

Claims (9)

  1. 電子的なイメージデータを印刷する上で必要な制御情報を記憶すると共に本体から着脱可能なICメモリと、印刷の為に本体内部の機器を制御する制御器と、制御器と前記ICメモリの間で情報を無線で送受信する無線通信手段と、を有する画像形成装置において、
    前記ICメモリとの無線通信で通信エラーを検知する通信エラー検知手段と、
    前記画像形成装置の前記機器が作動することで、ノイズ発生源となる前記機器の作動状況を入手してノイズの発生状況を推定するノイズ状況推定手段と、
    前記ノイズ状況推定手段によりノイズ状況を推定し、前記通信エラー検知手段に基づき予め決められた判定条件によりデータ通信の再送回数を前記ノイズ状況推定手段の情報により増減させる再送設定手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 電子的なイメージデータを印刷する上で必要な制御情報を記憶すると共に本体から着脱可能なICメモリと、印刷の為に本体内部の機器を制御する制御器と、制御器と前記ICメモリの間で情報を無線で送受信する無線通信手段と、を有する画像形成装置において、
    前記ICメモリとの無線通信で通信エラーを検知する通信エラー検知手段と、
    前記画像形成装置の前記機器が作動することで、ノイズ発生源となる前記機器の作動状況を入手してノイズの発生状況を推定するノイズ状況推定手段と、
    前記ノイズ状況推定手段によりノイズ状況を推定し、前記通信エラー検知手段に基づき予め決められた判定条件によりデータ通信の再送回数を前記ノイズ状況推定手段の情報により増減させる再送設定手段と、
    前記通信エラー検知手段と、ノイズ状況推定手段と、前記再送設定手段とに基づき、少なくとも前記ICメモリの記憶内容により故障を検知してエラー出力する故障検知手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記故障検知手段は、
    前記通信エラー検知手段から得られた通信エラー内容と、
    前記ノイズ状況推定手段により前記画像形成装置内部のノイズ発生源となる前記機器の作動状況を入手すると共に、前記再送設定手段により増減された再送回数分の前記通信エラー内容に基づき、少なくともノイズ状況に関係しない通信エラーにより前記ICメモリ及び通信機の故障を検知し、前記制御器によりエラー出力をすることを特徴とする画像形成装置。
  4. 電子的なイメージデータを印刷する上で必要な制御情報を記憶すると共に本体から着脱可能なICメモリと、印刷の為に本体内部の機器を制御する制御工程と、制御器と前記ICメモリの間で情報を無線で送受信する無線通信工程と、を有する画像形成装置とICメモリとの通信方法において、
    前記ICメモリとの無線通信で通信エラーを検知する通信エラー検知工程と、
    前記画像形成装置の前記機器が作動することで、ノイズ発生源となる前記機器の作動状況を入手してノイズの発生状況を推定するノイズ状況推定工程と、
    前記ノイズ状況推定工程によりノイズ状況を推定し、前記通信エラー検知工程に基づき予め決められた判定条件によりデータ通信の再送回数を前記ノイズ状況推定工程の情報により増減させる再送設定工程と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置とICメモリとの通信方法。
  5. 電子的なイメージデータを印刷する上で必要な制御情報を記憶すると共に本体から着脱可能なICメモリと、印刷の為に本体内部の機器を制御する制御工程と、制御器と前記ICメモリの間で情報を無線で送受信する無線通信工程と、を有する画像形成装置とICメモリとの通信方法において、
    前記ICメモリとの無線通信で通信エラーを検知する通信エラー検知工程と、
    前記画像形成装置の前記機器が作動することで、ノイズ発生源となる前記機器の作動状況を入手してノイズの発生状況を推定するノイズ状況推定工程と、
    前記ノイズ状況推定工程によりノイズ状況を推定し、前記通信エラー検知手段に基づき予め決められた判定条件によりデータ通信の再送回数を前記ノイズ状況推定手段の情報により増減させる再送設定工程と、
    前記通信エラー検知工程と、ノイズ状況推定工程と、前記再送設定工程とに基づき、少なくとも前記ICメモリの記憶内容により故障を検知してエラー出力する故障検知工程と、
    を備え、
    前記故障検知工程は、
    前記通信エラー検知手段から得られた通信エラー内容と、前記ノイズ状況推定工程により前記画像形成装置内部のノイズ発生源となる前記機器の作動状況を入手すると共に、前記再送設定工程により増減された再送回数分の前記通信エラー内容に基づき、少なくともノイズ状況に関係しない通信エラーにより前記ICメモリ及び通信機の故障を検知し、前記制御器によりエラー出力をすることを特徴とする画像形成装置とICメモリとの通信方法。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置とICメモリとの通信方法において、
    前記ICメモリと前記制御器の通信におけるデータの再送回数は、ノイズが発生しない場合では、予め決められた再送回数とし、
    前記ノイズ状況推定工程により少なくとも1のノイズ発生源が作動している場合は、さらに再送回数を増やすことを特徴とする画像形成装置とICメモリとの通信方法。
  7. 請求項5に記載の画像形成装置とICメモリとの通信方法において、
    前記ICメモリと前記制御器の通信におけるデータの再送回数は、ノイズが発生しない場合では、予め決められた再送回数とし、
    前記ノイズ状況推定工程によりノイズ発生源が1だけ作動している時は、
    再送回数をn(0を含む自然数)回増やし、
    前記ノイズ状況推定工程によりノイズ発生源が2以上作動している時は、
    再送回数をn+1回増やし、
    前記ノイズ状況推定工程によりノイズ発生源が全て作動している時は、
    再送回数をn+2回増やすことを特徴とする画像形成装置とICメモリとの通信方法。
  8. 請求項5に記載の画像形成装置とICメモリとの通信方法において、
    前記ICメモリと前記制御器の通信におけるデータの再送回数は、ノイズが発生しない場合では、予め決められた再送回数とし、
    前記ノイズ状況推定工程によりノイズ発生源毎に数値による重付けを設定し、作動しているノイズ源の合計による重付けの値を、m(自然数)で割り、商により得られた値を前記再送回数に加算することを特徴とする画像形成装置とICメモリとの通信方法。
  9. 請求項5に記載の画像形成装置とICメモリとの通信方法において更に、
    前記制御器が前記機器を制御していない時に搬送波の振幅を取得しICメモリからの出力振幅レベルより大きいノイズ発生状況を検知する無線ノイズ検出手段を備え、
    前記ICメモリと前記制御器の通信におけるデータの再送回数は、ノイズが発生しない場合では、予め決められた再送回数とし、
    前記無線ノイズ検出手段は、前記制御器が前記機器を制御していない時に無線信号の搬送波の振幅を検知することでノイズ発生を検知した場合は、さらに再送回数を増やすことを特徴とする画像形成装置とICメモリとの通信方法。

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