JP2005150433A - 電気機器収納パッケージハウス - Google Patents
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Abstract
【課題】 外部接続ケーブルの処理作業等を行う空間内に雨水が浸入したり動物や昆虫が侵入したりすることなく常に清潔に保てるようにして短絡事故の発生等を防止し、メンテナンス作業等も容易に行うことができる電気機器収納パッケージハウスを提供する。
【解決手段】 ハウス筐体2を備え、このハウス筐体2はその内部が床を境にして上下2つの閉鎖された収納室5,6に区画され、上側収納室5内には各種の電気機器が収納される一方、下側収納室6内には電気機器相互間を接続する内部接続ケーブル19を布設する配線棚20や電気機器をハウス筐体2の外部に電気的に引き出すための外部接続ケーブル21を布設する配線棚22が作業空間を確保した状態で設置されている。
【選択図】 図2
【解決手段】 ハウス筐体2を備え、このハウス筐体2はその内部が床を境にして上下2つの閉鎖された収納室5,6に区画され、上側収納室5内には各種の電気機器が収納される一方、下側収納室6内には電気機器相互間を接続する内部接続ケーブル19を布設する配線棚20や電気機器をハウス筐体2の外部に電気的に引き出すための外部接続ケーブル21を布設する配線棚22が作業空間を確保した状態で設置されている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、たとえば発電所などに設置される電気機器収納パッケージハウスに関する。
発電所や変電所などにおいて、各種の電気機器を設置するために機器収納用のビルを新たに建設するのは建設費用が嵩むとともに工期も長くかかる。そこで、短期間でかつ安価に各種の電気機器を収納可能な建屋を建設できるものとして、従来より、電気機器収納パッケージハウスが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
図17はこの種の従来の電気機器収納パッケージハウスの設置状態を示す正面断面図、図18は図17のX−X線に沿う断面図である。
この電気機器収納パッケージハウス100においては、降雨や直射日光、湿気等の侵入による電気機器への影響を防止するために、ハウス筐体101の内部を閉鎖空間とした上で、電気機器を集合して収納したパッケージ102が設置されている。
また、床材103と床梁104との間の設置空間105内にはパッケージ102に収納された電気機器の相互間を接続するための図示しない内部接続ケーブルが布設されている。また、パッケージ102に収納されている各種電気機器は、他の電気設備建屋や他の電気機器収納パッケージハウス等と電気的に接続する必要が生じるため、パッケージ102の各電気機器に一端が接続された外部接続ケーブル108をハウス筐体101の底部に設けたケーブル挿通口(図示せず)を通して下方に引き出している。
この場合、ハウス筐体101の下方に引き出される外部接続ケーブル108は、電源用、制御用、計装用などの各種のものがあるので、大きな配線処理空間を確保する必要がある。そのため、従来は、ハウス筐体101の下方の地面を断面凹状に掘削してケーブルトレンチ109を形成し、このケーブルトレンチ109内に配線棚110を設置し、この配線棚110にハウス筐体101の下方に引き出された外部接続ケーブル108を沿わせて布設するようにしている。また、このケーブルトレンチ109には、当該トレンチ109内で外部接続ケーブル108の配線処理作業やメンテナンス作業等を行う必要があるため、所要の作業空間が確保されている。
図17および図18に示したような従来の電気機器収納パッケージハウス100においては、次のような課題が残されている。
(1) 従来は、ハウス筐体101をケーブルトレンチ18を覆うように地上に単に載置した構成であるので、ハウス筐体101の真下のケーブルトレンチ109内に雨水が浸入して水溜まり111が生じたり、動物や昆虫の棲み処となって不潔になり易い。このため、ハウス筐体101で上部が覆われたケーブルトレンチ109内の配線棚110が湿気によって腐食し易く、また、外部接続ケーブル108のメンテナンス作業等がしづらい等の不具合を生じている。
また、外部接続ケーブル108の配線工事中は、ハウス筐体101の底部から外部接続ケーブル108を引き出すためのケーブル挿通口は開放されたままの状態でかつ外部接続ケーブル108がケーブルトレンチ109内に垂れ下がっているので、この垂れ下がった外部接続ケーブル108を伝って動物や昆虫がハウス筐体101の内部に容易に侵入して短絡事故を発生させるなどの問題が生じる。
(2) 上記の不具合発生を防止するために、例えば、内部配線ケーブルが布設される設置空間105を拡張し、この拡張した設置空間105内に外部接続ケーブル108も同時に布設することが考えられる。
しかし、外部接続ケーブル108は配線数が多く、また、設置空間105で配線やメンテナンス等の作業を行う必要もあることから、外部接続ケーブル108も布設するとなれば設置空間105はできるだけ広く確保せねばならない。そうすると、設置空間105が広がる分だけハウス筐体101内に設置されているパッケージ102の地表からの据付レベルが高くなり、作業員はパッケージ102内の各種電気機器の操作がしづらくなる。
(3) 外部接続ケーブル108の布設時には、ケーブルトレンチ109に近接した地面にケーブルドラムを設置した後、このケーブルドラムから外部接続ケーブル108を引き出して、パッケージ102から図示しない他の電気設備建屋や電気機器収納パッケージハウス等に至るまでの長さ分だけ切断する必要がある。
その際、ケーブルドラムから引き出した外部接続ケーブル108は、ケーブルトレンチ109の一方側(図17では右側)からしか挿入できないので、他端側はケーブルトレンチ109の配線棚110に沿って電気設備建屋等に至るまでのケーブル長を推定して切断せねばならない。このため、外部接続ケーブル108の配線作業に手間どるばかりか、外部接続ケーブル108の切断長さが不適切な場合にはこれを破棄せざるを得なくなるといった不都合を生じている。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、筐体内への湿気の侵入、あるいは動物や昆虫の侵入等に起因した短絡事故や絶縁不良等の発生を防止できるだけでなく、外部接続ケーブルのメンテナンス作業も容易に行え、また、ハウス筐体内に設置されているパッケージの地表からの据付レベルを低く保つことができて各種電気機器の操作を容易に行うことができ、さらに、外部接続ケーブルを必要な長さ分だけ確実に引き出せるようにして配線処理作業を容易に行うことができる電気機器収納パッケージハウスを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の電気機器収納パッケージハウスは、ハウス筐体を備え、このハウス筐体は、その内部が床を境にして上下2つの閉鎖された収納室に区画され、上側収納室内には各種の電気機器が収納される一方、下側収納室内には上記電気機器相互間を接続する内部接続ケーブルを布設する配線棚、および上記電気機器をハウス筐体の外部に電気的に引き出すための外部接続ケーブルを布設する配線棚が作業空間を確保した状態で設置されていることを特徴としている。
この場合、上記ハウス筐体の外部接続ケーブルの外部引出側と反対側に位置する壁面に外部接続ケーブルの配線施工用の取込口が下側収納室内に通じる状態で形成されるとともに、この配線施工用の取込口を開閉する開閉蓋が取り付けられた構成とすることができる。
また、ハウス筐体は、上側収納室が確保された上側筐体と下側収納室が確保された下側筐体とを有し、この下側筐体は上側筐体に対して上下動可能に設けられて下側収納室内の容積が調整し得る構成することができる。また、上記ハウス筐体の外部接続ケーブルの外部引出側に位置する壁面に長手方向に沿って伸縮自在なケーブル布設ダクトが取り付けられた構成とすることができる。
本発明によれば、接続ケーブルや配線棚が設置される下側収納室は外部から閉鎖された状態になっているので、この下側収納室内に雨水が浸入したり動物や昆虫が侵入したりすることがなく室内は常に清潔に保たれる。このため、湿気の侵入や、あるいは動物、昆虫等の侵入に起因して短絡事故や絶縁不良が生じるなどの不具合発生を確実に防止することができる。また、下側収納室内は常に清潔なので接続ケーブルのメンテナンス作業等も容易に行うことができる。
また、ハウス筐体の下側収納室内に該当する部分を、地面を掘削した据付トレンチ内に設置すれば、上側収納室内に設置されているパッケージの地表からの据付レベルはそれほど高くならないので、作業員は各種電気機器の操作を容易に行うことができる。
また、ハウス筐体の外部接続ケーブルの外部引出側と反対側に位置する壁面に外部接続ケーブルの配線施工用の取込口が下側収納室内に通じる状態で設けられているので、地表に設置したケーブルドラムから引き出した外部接続ケーブルを取込口から下側収納室内に導き、その先端を下側収納室内を貫通して他の電気設備建屋等に接続することができる。このため、従来のようにケーブルドラムからのケーブル引き出し長さを推定しなくても、実際に必要な長さ分だけ外部接続ケーブルを引き出した上で切断することができる。このため、配線作業を容易に行えるばかりか、ケーブルの切断長さが不適切なためにこれを破棄せざるを得なくなるといった従来の不都合を解消することができる。
さらに、ハウス筐体を上側収納室が確保された上側筐体と下側収納室が確保された下側筐体とで構成し、下側筐体を上側筐体に対して上下動可能に設けた場合には、下側収納室内の容積を調整し得るため、パッケージ内の電気機器の増設や変更等に伴って外部接続ケーブルや配線棚が増加した場合でも適切に対応することが可能になる。
さらにまた、ハウス筐体の外部接続ケーブルの外部引出側に位置する壁面に長手方向に沿って伸縮自在なケーブル布設ダクトを取り付ければ、外部接続ケーブルを他の電気設備建屋や他の電気機器収納パッケージハウス等と電気的に接続する際に相互の据え付けレベルが異なっている場合にも適切な対応をとることができ、外部接続ケーブルの布設を容易に行える。また、ケーブル布設ダクト内には雨水の浸入や、動物、昆虫等が侵入する恐れもないので一層都合がよい。しかも、ケーブルトレンチは掘削するだけでよく、コンクリート等の内張り等を殊更行う必要がないのでケーブル施工作業が容易になる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る電気機器収納パッケージハウスの設置状態を示す正面断面図、図2は図1のA−A線に沿う断面図、図3は図1のB−B線に沿う断面図、図4は図1のC−C線に沿って切断して通路床面の状態を示した断面図、図5は図1のD−D線に沿って切断して床梁の状態を示した断面図、図6は図1のE−E線に沿って切断して配線棚とそのサポートの状態を示した断面図である。
図1は本発明の実施の形態1に係る電気機器収納パッケージハウスの設置状態を示す正面断面図、図2は図1のA−A線に沿う断面図、図3は図1のB−B線に沿う断面図、図4は図1のC−C線に沿って切断して通路床面の状態を示した断面図、図5は図1のD−D線に沿って切断して床梁の状態を示した断面図、図6は図1のE−E線に沿って切断して配線棚とそのサポートの状態を示した断面図である。
この実施の形態1に係る電気機器収納パッケージハウス1は、ハウス筐体2を備え、このハウス筐体2は、共に直方体状をした上側筐体3と下側筐体4とを有し、上下の両筐体3,4が後述する床梁7を介して互いに一体連結されている。これにより、ハウス筐体2が上下2つの閉鎖された収納室5,6に区画されている。
上側筐体3は、外壁3aと内壁3bとからなり、内壁3bで囲まれた内側に上側収納室5が確保されている。また、上側筐体3の底部には、この上側筐体3を支持するI型鋼等でできた床梁7が設けられ、上側筐体3の長手方向に直交する側の床梁7は上側筐体3の横幅よりもさらに外方に突出して設けられている。床梁7の上にはグレーチング等からなる床材10が敷設されている。さらに、上側収納室5内には図示しない各種の電気機器が収納されたパッケージ11が設置されるとともに、照明器具12やエアコン室内機13などが設置されている。また、上側筐体3の前後2箇所には電気機器の搬入搬出用のドア14やオペレータの出入用のドア15が設けられている。
一方、下側筐体4は、予め地面を断面凹状に掘削して形成された据付トレンチ18内に設置されるもので、外壁4aと内壁4bとからなり、内壁4bで囲まれた内側に下側収納室6が確保されている。そして、この下側収納室6内には電気機器相互間を接続する内部接続ケーブル19とこれを布設する配線棚20、および電気機器をハウス筐体2の外部に電気的に引き出すための外部接続ケーブル21とこれを布設する配線棚22、およびこれらの配線棚20,22を支持するサポート23が作業空間を確保した状態で配設されている。さらに、下側収納室6内には照明器具24や上側収納室5内から下側収納室6内に移動するための梯子25等が設置されている。
下側筐体4から外部接続ケーブル21が外部に引き出されるのと反対側に位置する上側筐体3の壁面の下部には、外部接続ケーブル21の配線施工用の取込口29が下側収納室6内に通じる状態で形成されるとともに、この配線施工用の取込口29を開閉する開閉蓋30が取り付けられている。
そして、下側収納室6内の配線棚22に布設された外部接続ケーブル21は、下側筐体4の内壁4bおよび外壁4aを貫通する図示しないケーブル挿通孔を通して外部に引き出され、さらに据付トレンチ18に連続して掘削形成されたケーブルトレンチ36内に設置された配線棚37に沿って布設されている。なお、外部接続ケーブル21が挿通されるケーブル挿通孔と内壁4bおよび外壁4aとの隙間はシーリング剤等によって封止されている。なお、34はエアコン室外機、35は床梁7が設置される金属製の支持台である。
この電気機器収納パッケージハウス1を据え付ける場合には、図7に示すように、下側筐体4を挿入できる大きさに据付トレンチ18を掘削形成するとともに、この据付トレンチ18に連続してケーブルトレンチ36を掘削形成し、このケーブルトレンチ36内に配線棚37を設置する。また、据付トレンチ18の両側の地表部に支持台35を配置する。
そして、図8に示すように、電気機器収納パッケージハウス1の下側筐体4を据付トレンチ18内に挿入して床梁7を支持台35上に載置した後に図示しないボルト等で固定する。これにより、地盤が沈下しても作業員はドア15から上側収納室5に自由に出入りすることができる。
外部接続ケーブル21を布設するには、図9に示すように、ケーブルドラム38を配線施工用の取込口29に近接した位置に設置した受け台39に回転可能に載置するとともに、上側筐体3に設けられている開閉蓋30を開く。そして、ケーブルドラム38から引き出した外部接続ケーブル21をケーブル支持ローラ31を介して取込口29から下側収納室6に導いて配線棚22に沿って延出し、さらに、下側筐体4の内壁4bおよび外壁4aを貫通する図示しないケーブル挿通孔を通して下側筐体4の外部に引き出し、さらにケーブルトレンチ36内の配線棚37に沿わせてその先端が他の電気機器収納パッケージハウスや他の電気設備建屋等に至るまで延出する。
したがって、従来のようにケーブルドラム38からのケーブル引き出し長さを推定しなくても、実際に外部接続ケーブル21を必要な長さ分だけ確実に引き出した上で切断することができるので、配線作業を容易に行えるばかりか、外部接続ケーブル21の切断長さが不適切なためにこれを破棄せざるを得なくなるといった従来の不都合を解消することができる。
このように、この実施の形態1では、下側筐体4内の下側収納室6には、内部接続ケーブル19や外部接続ケーブル21、およびこれらのケーブル19,21を布設する配線棚20,22が設置されるが、この下側収納室6は外部から閉鎖されているので、この下側収納室6内に雨水が浸入したり、湿気が入り込んだり、動物や昆虫が侵入したりすることはなく、室内は常に清潔に保たれる。このため、配線棚20,22が腐食したり、湿気の侵入や動物、昆虫の侵入によって短絡事故や絶縁不良が生じるなどの不具合発生を確実に防止することができる。また、下側収納室6内は常に清潔なので外部接続ケーブル21のメンテナンス作業等も容易に行うことができる。
また、据付トレンチ18内に下側筐体4を設置すれば、上側筐体3だけが地表に位置するので、上側筐体3内部に設置されているパッケージ11の地表からの据付レベルは高くならない。したがって、作業員は各種電気機器の操作を容易に行うことができる。
なお、外部接続ケーブル108の配線工事中は、外部接続ケーブル108を下側筐体4から外部に引き出すためのケーブル挿通口は開放されたままの状態になるが、ケーブルとの隙間は僅かであり、かつ外部接続ケーブル108がケーブルトレンチ36の底部に垂れ下がることはないので、当該ケーブル108を伝って動物や昆虫がハウス筐体2の内部に侵入するおそれは少ない。
実施の形態2.
図10はこの実施の形態2に係る電気機器収納パッケージハウスの上面断面図、図11は図10のF−F線に沿う断面図、図12はシリンダ状のガイドとこのガイドに嵌入されている可動用支柱を示す斜視図であり、図1ないし図9に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
図10はこの実施の形態2に係る電気機器収納パッケージハウスの上面断面図、図11は図10のF−F線に沿う断面図、図12はシリンダ状のガイドとこのガイドに嵌入されている可動用支柱を示す斜視図であり、図1ないし図9に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態2の電気機器収納パッケージハウス1の特徴は、上側筐体3に対して下側筐体4が上下動可能に設けられて下側収納室6内の容積が調整し得るように構成されていることである。
すなわち、上側筐体3を構成する外壁3aと内壁3bとの間には複数箇所にシリンダ状のガイド42が設けられるとともに、複数のガイドローラ43が上下方向に沿って取り付けられている。一方、下側筐体4は、その底部が床梁44で支持されており、下側筐体4の4隅に位置する床梁44からは可動用支柱45が立設され、この可動用支柱45の上部がガイド42に嵌入されている。また、下側筐体4の外側面は上記のガイドローラ43に摺接している。
さらに、床梁44と据付トレンチ18の底面との間には、ガイド42に加わる下側筐体4の荷重を軽減するためのエアマット46が介装され、このエアマット46はエア配管47を介してエアポンプ48に接続されている。なお、42a,45aはガイド42と可動用支柱45にそれぞれ形成された位置調整用のストッパ穴、49は各ストッパ穴42a,45aに差し込まれるストッパである。
図11(a)に示した状態から下側筐体4を下方に移動させるには、ストッパ49をストッパ穴42a,45aから引き抜くとともに、エアマット46内のエアをエア配管47およびエアポンプ48を介して外部に排出してエアマット46を縮小する。これに伴い、下側筐体4の可動用支柱45がガイド42に沿って下方に伸長して下側筐体4が据付トレンチ18の底面に向けて移動する。その結果、図11(b)に示すように下側収納室6が拡張される。そして、下側収納室6が所要の容積になれば、エアポンプ48を作動してエアマット46がそれ以上に縮小しないように下側筐体4の移動を停止し、この状態でストッパ49を各ストッパ穴42a,45aに差し込んで、下側筐体4の位置を固定する。
このように、下側筐体4を上側筐体3に対して上下動可能に設けた構成とした場合には、下側収納室6内の容積を任意に調整し得るため、パッケージ11内の電気機器の増設や変更等に伴って内外部の接続ケーブル19,21や配線棚20,22の数が増加した場合でも所要の作業空間を確保しつつ適切な対応をとることが可能になる。
その他の構成および作用効果は、実施の形態1の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明を省略する。
その他の構成および作用効果は、実施の形態1の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明を省略する。
なお、上記の実施の形態1,2の電気機器収納パッケージハウス1に対しては、図13、図14に示すように、ハウス筐体2の外部接続ケーブル21の外部引出側に位置する壁面に長手方向に沿って伸縮自在なケーブル布設ダクト51を取り付けておくことができる。
このような伸縮自在なケーブル布設ダクト51を設けておくと、このケーブル布設ダクト51を伸長してその内部に外部接続ケーブル21を布設することで他の電気機器収納パッケージハウス1や他の電気設備建屋52と電気的に接続することができる。しかも、その場合、例えば図14に示すように、電気機器収納パッケージハウス1相互の据え付けレベルが異なっている場合でも、ケーブルトレンチ36の施工工事の施工手直しを行わなくてもケーブル布設ダクト51が変形することで外部接続ケーブル21の布設を容易に行うことができる。さらに、ケーブル布設ダクト51内には雨水の浸入や動物、昆虫等が侵入する恐れもないので都合がよい。しかも、ケーブルトレンチ36は掘削するだけでよく、コンクリート等の内張り処理等を行う必要がないので施工作業が容易になる。
また、図15および図16に示すように、ケーブル布設ダクト51には、その伸長方向に沿って所定のピッチでガイド板53を設け、各ガイド板53に配線棚37の支持孔53aと作業員の通過口53bを形成しておくことができる。このようにすると、支持孔53a内に挿通した配線棚37に沿って外部接続ケーブル21を容易に布設できるとともに、作業員が外部接続ケーブル21のメンテナンス等を容易に行うことができて都合がよい。
1 電気機器収納パッケージハウス
2 ハウス筐体
3 上側筐体
4 下側筐体
5 上側収納室
6 下側収納室
19 内部接続ケーブル
21 外部接続ケーブル
29 取込口
30 開閉蓋
51 ケーブル布設ダクト
2 ハウス筐体
3 上側筐体
4 下側筐体
5 上側収納室
6 下側収納室
19 内部接続ケーブル
21 外部接続ケーブル
29 取込口
30 開閉蓋
51 ケーブル布設ダクト
Claims (4)
- ハウス筐体を備え、このハウス筐体は、その内部が床を境にして上下2つの閉鎖された収納室に区画され、上側収納室内には各種の電気機器が収納される一方、下側収納室内には上記電気機器相互間を接続する内部接続ケーブルを布設する配線棚、および上記電気機器をハウス筐体の外部に電気的に引き出すための外部接続ケーブルを布設する配線棚が作業空間を確保した状態で設置されていることを特徴とする電気機器収納パッケージハウス。
- 上記ハウス筐体の上記外部接続ケーブルの外部引出側と反対側に位置する壁面には、上記外部接続ケーブルの配線施工用の取込口が上記下側収納室内に通じる状態で形成されるとともに、この取込口を開閉する開閉蓋が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の電気機器収納パッケージハウス。
- 上記ハウス筐体は、上記上側収納室が確保された上側筐体と、上記下側収納室が確保された下側筐体と有し、この下側筐体は上側筐体に対して上下動可能に設けられて下側収納室内の容積が調整できるように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気機器収納パッケージハウス。
- 上記ハウス筐体の上記外部接続ケーブルの外部引出側に位置する壁面には、長手方向に沿って伸縮自在なケーブル布設ダクトが取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電気機器収納パッケージハウス。
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- 2003-11-17 JP JP2003386445A patent/JP2005150433A/ja active Pending
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