JP2005150410A - 薄膜トランジスタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 易動度が高く、大気中で安定であり、しかもキャリア量の調整が容易であるカーボンナノチューブとそれに組み合わされる材料からなる薄膜トランジスタを提供する。
【解決手段】 ゲート電極1と、このゲート電極1に積層されるゲート絶縁膜2と、このゲート絶縁膜2の部位に積層されるソース電極3とドレイン電極4と、このソース電極3とドレイン電極4間に形成される半導体膜5とを備える薄膜トランジスタであって、前記半導体膜5はカーボンナノチューブとこのカーボンナノチューブと組み合わされる材料からなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、薄膜トランジスタに係り、特にカーボンナノチューブとそれに組み合わされる材料からなる薄膜トランジスタに関するものである。
近年、フレキシブルなコンピューターの開発が精力的に行われているが、更なる高性能化のためには新たな薄膜材料の開発が必要不可欠である。技術的には、高易動度で大気中でも安定なP型半導体材料・N型半導体材料およびキャリア量を制御できるフレキシブルな材料が必要不可欠である。
C.D.Dimitrakopoulos,and P.R.L.Malenfant,Adv.Mat.14,99(2002). Y.Lin,D.J.Gundluch,S.Nelson,and T.N.Jackson,IEEE Electron Device Lett.18,606(1997). Z.Bao,A.J.Lovinger,and J.Brown,J.Am.Chem.Soc.120,207(1998). H.E.Katz,J.Johnson,A.J.Lovinger,and W.Li,J.Am.Chem.Soc.122,7787(2000). P.R.L.Malenfant,C.D.Dimitrakopoulos,J.D.Gelorme,L.L.Kosbar,and T.O.Graham,Appl.Phys.Lett.80,2517(2002). K.Horiuchi,K.Nakada,S.Uchino,S.Hashii,A.Hashimoto,N.Aoki,Y.Ochiai,M.Shimizu,Appl.Phys.Lett.81,1911(2002). H.Sirringhaus,R.J.Wilson,R.H.Friend,M.Inbasekaran,W.Wu,E.P.Woo,M.Grell,D.D.C.Bradley,Appl.Phys.Lett.77,406(2000). A.Salleo,M.L.Chabinyc,M.S.Yang,R.A.Street,Appl.Phys.Lett.81,4383(2002). Shim,M.,Javey,A.,Kam,N.W.S.and Dai,H.J.Am.Chem.Soc.123,11512−11513(2001).
柔らかい有機材料でデバイスを作製するプラスチックエレクトロニクスは、電子ペーパーやシートコンピューター等の新発想器械を低環境負荷(液相・低温プロセス)で安価に作製することが可能なため、次世代技術として注目されている。
しかしながら、既存の材料(有機物・ポリマー)を用いた薄膜は易動度が低く、蒸着で成膜する場合は最大で1cm2 /Vs程度と非常に易動度が低い。さらに、プラスチックデバイスにより最適な液相プロセスを用いて作製された薄膜では易動度が0.1cm2 /Vs以下とさらに低い。高性能のデバイスを目指すにはより高い易動度が必要であるため、高い易動度を示す材料が求められている。
また、P型の既存の材料は大気中で安定なものが多いが、N型材料は二、三の材料を除いてほとんどが大気中で不安定である。低電圧で駆動する回路を作製するには、P型・N型両方のトランジスタが必要であるため、大気中でも安定で易動度の高いN型材料を得ることが非常に大きな課題の一つとなっている。
さらに、シリコンテクノロジーではドーピングによるキャリア量制御やP/N制御が一般的に行われており、トランジスタを基にして回路を作製するには必要不可欠な技術である。しかしながら、このようなドーピングによるキャリア量制御やP/N制御は、既存の薄膜トランジスタでは極めて難しいという問題があった。
本発明は、上記状況に鑑みて、易動度が高く、大気中で安定であり、しかもキャリア量の調整が容易であるカーボンナノチューブとそれに組み合わされる材料からなる薄膜トランジスタを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕ゲート電極と、このゲート電極に積層されるゲート絶縁膜と、このゲート絶縁膜の部位に積層されるソース電極とドレイン電極と、このソース電極とドレイン電極間に形成される半導体膜とを備える薄膜トランジスタであって、前記半導体膜はカーボンナノチューブとこのカーボンナノチューブと組み合わされる材料からなることを特徴とする。
〔2〕上記〔1〕記載の薄膜トランジスタであって、前記半導体膜は、前記カーボンナノチューブに炭素材料、有機物又はポリマーを複合させた材料からなることを特徴とする。
〔3〕上記〔1〕記載の薄膜トランジスタであって、前記半導体膜は、前記カーボンナノチューブに炭素材料、有機物又はポリマーを内包した材料からなることを特徴とする。
〔4〕上記〔1〕記載の薄膜トランジスタであって、前記半導体膜は、前記カーボンナノチューブの外部と内部に炭素材料、有機物又はポリマーを同時に複合した材料からなることを特徴とする。
〔5〕上記〔2〕、〔3〕又は〔4〕記載の薄膜トランジスタであって、前記半導体膜における炭素材料がC60、C70、C76、C78、C82、C84、C96等のフラーレン類、もしくはEu@C60、La@C82、La2@C80等の金属内包フラーレン類である。ここで、Eu@C60はEu金属を内包したC60、La@C82はLa金属を内包したC82、La2@C80はLa金属を2個内包したC80を示している。
〔6〕上記〔2〕、〔3〕又は〔4〕記載の薄膜トランジスタであって、前記半導体膜における有機物がペンタセン、フタロシアニン、α−sexithiophene、α−ω−dihexyl−sexithiophene、Bis(dithienothiophene)、α−ω−dihexyl−quaterthiophene、Dihexyl−anthradithiophene、α−ω−dihexyl−quinquethiophene、PTCDI−Ph、PTCDI−C8、TCNNQ、NTCDI、NTCDA、PTCDA、F16CuPc、NTCDI−C8F、DHF−6T、PTCDI−C8H、TCNQ、TDAE、TTF、TMTSF、F4−TCNQ又はC12−TCNQであることを特徴とする。
〔7〕上記〔2〕、〔3〕又は〔4〕記載の薄膜トランジスタであって、前記半導体膜におけるポリマーがポリアセチレン、ポリチオフェン、Poly(2−hextylthiophene)、Poly(3−alkylthiophene)、Polythienylenevinylene、F8T2、PEI、ポリエチレン、ポリステレン又はポリ塩化ビニルであることを特徴とする。
〔8〕上記〔2〕、〔3〕又は〔4〕記載の薄膜トランジスタであって、前記半導体膜は、前記カーボンナノチューブに2種類以上の物質が組み合わされる材料からなることを特徴とする。
〔9〕上記〔2〕、〔3〕又は〔4〕記載の薄膜トランジスタであって、前記半導体膜は、前記カーボンナノチューブとこのカーボンナノチューブに組み合わされる材料の2種類以上の伝導経路を有することを特徴とする。
〔10〕上記〔2〕、〔3〕又は〔4〕記載の薄膜トランジスタであって、前記半導体膜における前記カーボンナノチューブと、このカーボンナノチューブに組み合わされる材料の間で電荷のやり取りが行われることにより、前記カーボンナノチューブの中にP型半導体又はN型半導体の部分を有することを特徴とする。
〔11〕上記〔1〕記載の薄膜トランジスタであって、この薄膜トランジスタが柔らかい基板上に作製されていることを特徴とする。
〔12〕上記〔11〕記載の薄膜トランジスタであって、この薄膜トランジスタが柔らかい基板でサンドイッチ構造に作製されていることを特徴とする。
本発明によれば、易動度が高く、大気中で安定であり、しかもキャリア量の調整が容易な薄膜トランジスタを提供することができる。
ゲート電極と、このゲート電極上に形成されるゲート絶縁膜と、このゲート絶縁膜上に形成されるソース電極とドレイン電極と、このソース電極とドレイン電極間に形成される半導体膜とを備える薄膜トランジスタであって、前記半導体膜はカーボンナノチューブとこのカーボンナノチューブに組み合わされる材料を含む。よって、易動度が高く、大気中で安定であり、しかもキャリア量の調整が容易であり、的確に薄膜トランジスタの極性の制御を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の実施例を示す薄膜トランジスタの模式図、図2はその薄膜トランジスタのゲート電圧Vg(V)に対するソース・ドレイン間電流Isd(A)の特性図である。
図1において、1はゲート電極、2はそのゲート電極1上に形成されるゲート絶縁膜、3はその絶縁膜2上に形成されるソース電極、4はそのソース電極3と対向するように絶縁膜2上に形成されるドレイン電極、5はソース電極3とドレイン電極4との間に形成されるカーボンナノチューブと、そのカーボンナノチューブに組み合わされる材料を含む半導体膜である。なお、膜は液相プロセスで成膜する。
このように、半導体膜5としては、カーボンナノチューブと材料を組み合わせたものを用いる。ここで、カーボンナノチューブと組み合わされる材料としては、炭素材料、有機物、ポリマー等がよく、これらの材料を用いることで、カーボンナノチューブと材料の両者の長所を引き出すことができる。
なお、上記実施例では下部よりゲート電極、ゲート絶縁膜、ソース電極およびドレイン電極、半導体膜の順に積層されたものを示したが、これを上下さかさまにした構造にするようにしてもよい。
このようにして得られたトランジスタは、図2から明らかなように、高易動度を持つことができる。ここでは、易動度μ=10.5cm2 /Vsである。
また、本発明の具体的態様としては、
(1)前記半導体膜は、前記カーボンナノチューブに炭素材料、有機物又はポリマーを複合させて作製する。
(2)前記半導体膜は、前記カーボンナノチューブに炭素材料、有機物又はポリマーを内包させて作製する。
(3)前記半導体膜は、前記カーボンナノチューブの外部と内部に炭素材料、有機物又はポリマーを同時に複合させて作製する。
(4)前記半導体膜における炭素材料としては、C60、C70、C76、C78、C82、C84、C96等のフラーレン類、もしくはEu@C60、La@C82又はLa2@C80等の金属内包フラーレン類であることを特徴とする。ここで、Eu@C60はEu金属を内包したC60、La@C82はLa金属を内包したC82、La2@C80はLa金属を2個内包したC80を示している。
(5)前記半導体膜における有機物としては、ペンタセン、フタロシアニン、α−sexithiophene、α−ω−dihexyl−sexithiophene、Bis(dithienothiophene)、α−ω−dihexyl−quaterthiophene、Dihexyl−anthradithiophene、α−ω−dihexyl−quinquethiophene、PTCDI−Ph、PTCDI−C8、TCNNQ、NTCDI、NTCDA、PTCDA、F16CuPc、NTCDI−C8F、DHF−6T、PTCDI−C8H、TCNQ、TDAE、TTF、TMTSF、F4−TCNQ又はC12−TCNQを挙げることができる。
(6)前記半導体膜におけるポリマーとしては、ポリアセチレン、ポリチオフェン、Poly(2−hextylthiophene)、Poly(3−alkylthiophene)、Polythienylenevinylene、F8T2、PEI、ポリエチレン、ポリステレン又はポリ塩化ビニルを挙げることができる。
(7)前記半導体膜は、前記カーボンナノチューブと2種類以上の物質を組み合わせるようにする。例えば、カーボンナノチューブの中に有機物を内包させてキャリア量を調整したものを、さらに他のポリマーと複合させて扱い易くすることができる。
(8)前記半導体膜は、前記カーボンナノチューブとそのカーボンナノチューブに組み合わされる材料の2種類以上の伝導経路を有することを特徴とする(詳細は図4にて説明)。
(9)前記半導体膜における前記カーボンナノチューブと複合材料の間で電荷のやり取りが行われ、前記カーボンナノチューブの中にP型半導体又はN型半導体の部分を有する。
なお、図1及び図2における半導体薄膜5は基本的にP型半導体であるが、両極性カーボンナノチューブ膜トランジスタを作製することもできる。その場合、図3に示すような特性を有する。
具体的には、図1に示したカーボンナノチューブ膜トランジスタ上にフラーレン薄膜を形成することで作製する。すると、図4に示すように、それぞれ独立の伝導経路を持つ両極性のデバイスを作製することができる。すなわち、P型のキャリアがカーボンナノチューブを流れて、N型のキャリアがフラーレンC60を流れることになり、カーボンナノチューブとそのカーボンナノチューブに組み合わされる材料の2種類以上の伝導経路を形成させることができる。このとき、カーボンナノチューブは易動度の高い伝導経路の働きをしている。
ここで、フラーレン薄膜における炭素材料はC60、C70、C76、C78、C82、C84、C96等のフラーレン類、もしくはEu@C60、La@C82又はLa2@C80等の金属内包フラーレン類である。
なお、図4(a)はフラーレンC60を蒸着する前のトランジスタ特性図であり、図4(b)はフラーレンC60を蒸着した後のトランジスタ特性図である。これらの図から明らかなように、フラーレン蒸着前の図4(a)に比べて、フラーレン蒸着後の図4(b)では、トランジスタの特性が上がり、N型に動作した。
次に、大気中での安定性及びP/N制御について説明する。
まず、図3にも示したように、それ自身でも大気中で安定な両極性半導体となり得る。さらに、カーボンナノチューブ内に、電荷移動を起こす材料(有機物)を内包(ドーピング)させると大気中でより安定なN型半導体を作製することができる。この方法で、フラーレン薄膜作製前又は作製後にカーボンチューブ内に電荷移動を起こす材料を内包させると、元々P型だった薄膜をN型にできる。この時、薄膜は大気中で安定である。
図5は有機物(TTF)のドーピング前後のトランジスタ特性図であり、図5(a)は有機物(TTF)のドーピング前のトランジスタ特性図、図5(b)は、有機物(TTF)のドーピング後のトランジスタ特性図である。
これらの図から分かるように、図5(a)ではP型半導体だったものが、図5(b)では、N型半導体になっている。なお、測定は大気中で行っている。
加えて、ポリマーを用いてのドーピングも孤立チューブに対して報告されている(上記非特許文献9参照)。この方法を用いて、図6に示すように、薄膜トランジスタの特性を制御することもできる。
なお、図6(a)はポリマー(PEI)のドーピング前のトランジスタ特性図、図6(b)は、ポリマー(PEI)のドーピング後のトランジスタ特性図である。ここでも、P型だったものが、N型になっている。なお、測定は大気中で行っている。また、単純に、大気中で安定なN型を組み合わせても、大気中で安定なN型を作ることができる。
次に、キャリア量の調整について説明する。
上記したような、カーボンナノチューブ内に有機物やポリマーをドープする方法により、P/N制御をすることができる。また、有機物によるドーピング方法なら、ドーピングする有機物の量を調節するとキャリア量を精密に調節することができる。これは光吸収の測定より明らかである。
図7は有機物(TCNQ)のドープ量を変化させた時の光吸収スペクトルを示す図であり、連続的にキャリア量が変化していることがわかる。
また、ポリマーでも同様の方法でキャリア量を調節することができる。
なお、ポリマーなど既に方法論が確立されている材料とカーボンナノチューブとを混ぜ合わせると、既存の液相でのパターンニング(インクジェットなど)をそのまま使え、なおかつ高い易動度を保つことができる。
図8は本発明の他の実施例を示す薄膜トランジスタの模式図である。
この図においては、10は薄膜電界効果トランジスタ、11はプラスチックなどの絶縁性フレキシブル基板、12はゲート電極、13はゲート絶縁膜、14はソース電極、15はドレイン電極、16は半導体膜としてのカーボンナノチューブ(CNT)、17はそのカーボンナノチューブ(CNT)16に組み合わされる(ここでは内包される)P型半導体である。
この図において、カーボンナノチューブ(CNT)16自体ポリマーのように柔らかいので、絶縁性フレキシブル基板11上でのデバイスとしての薄膜電界効果トランジスタ10作りに適している。
なお、上記実施例では下部よりゲート電極、ゲート絶縁膜、ソース電極およびドレイン電極、半導体膜の順に積層されたものを示したが、これを上下さかさまにした構造にするようにしてもよい。
さらに、図9に示すように、絶縁性フレキシブル基板18を半導体膜側に配置するようにしたり、図10に示すように、このトランジスタ10のゲート電極12側と半導体膜16側の両側に絶縁性フレキシブル基板21,22を配置する、換言すればトランジスタ素子をサンドイッチ型の構造にするようにしてもよい。
また、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明は、易動度が高く、大気中で安定であり、しかもキャリア量の調整が容易である薄膜トランジスタに適している。
本発明の実施例を示す薄膜トランジスタの模式図である。 本発明の実施例を示す薄膜トランジスタのゲート電圧Vg(V)に対するソース・ドレイン間電流Isd(A)の特性図である。 両極性カーボンナノチューブ膜トランジスタの特性図である。 フラーレンを蒸着する前後でのトランジスタ特性図である。 有機物(TTF)のドーピング前後のトランジスタ特性図である。 ポリマー(PEI)のドーピング前後のトランジスタ特性図である。 有機物(TCNQ)のドープ量を変化させた時の光吸収スペクトルを示す図である。 本発明の他の実施例を示すトランジスタ(その1)の模式図である。 本発明の他の実施例を示すトランジスタ(その2)の模式図である。 本発明の他の実施例を示すトランジスタ(その3)の模式図である。
符号の説明
1,12 ゲート電極
2,13 ゲート絶縁膜
3,14 ソース電極
4,15 ドレイン電極
5 カーボンナノチューブとそれに組み合わされる材料を含む半導体膜
10 薄膜電界効果トランジスタ
11,18,21,22 絶縁性フレキシブル基板
16 カーボンナノチューブ(CNT)
17 P型半導体

Claims (12)

  1. (a)ゲート電極と、
    (b)該ゲート電極に積層されるゲート絶縁膜と、
    (c)該ゲート絶縁膜の部位に積層されるソース電極とドレイン電極と、
    (d)該ソース電極とドレイン電極間に形成される半導体膜とを備える薄膜トランジスタであって、
    (e)前記半導体膜はカーボンナノチューブと該カーボンナノチューブと組み合わされる材料からなることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  2. 請求項1記載の薄膜トランジスタであって、前記半導体膜は、前記カーボンナノチューブに炭素材料、有機物又はポリマーを複合させた材料からなることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  3. 請求項1記載の薄膜トランジスタであって、前記半導体膜は、前記カーボンナノチューブに炭素材料、有機物又はポリマーを内包した材料からなることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  4. 請求項1記載の薄膜トランジスタであって、前記半導体膜は、前記カーボンナノチューブの外部と内部に炭素材料、有機物又はポリマーを同時に複合した材料からなることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  5. 請求項2、3又は4記載の薄膜トランジスタであって、前記半導体膜における炭素材料がC60、C70、C76、C78、C82、C84、C96等のフラーレン類、もしくはEu@C60、La@C82、La2@C80等の金属内包フラーレン類であることを特徴とする薄膜トランジスタ。
    ここで、Eu@C60はEu金属を内包したC60、La@C82はLa金属を内包したC82、La2@C80はLa金属を2個内包したC80を示している。
  6. 請求項2、3又は4記載の薄膜トランジスタであって、前記半導体膜における有機物がペンタセン、フタロシアニン、α−sexithiophene、α−ω−dihexyl−sexithiophene、Bis(dithienothiophene)、α−ω−dihexyl−quaterthiophene、Dihexyl−anthradithiophene、α−ω−dihexyl−quinquethiophene、PTCDI−Ph、PTCDI−C8、TCNNQ、NTCDI、NTCDA、PTCDA、F16CuPc、NTCDI−C8F、DHF−6T、PTCDI−C8H、TCNQ、TDAE、TTF、TMTSF、F4−TCNQ又はC12−TCNQであることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  7. 請求項2、3又は4記載の薄膜トランジスタであって、前記半導体膜におけるポリマーがポリアセチレン、ポリチオフェン、Poly(2−hextylthiophene)、Poly(3−alkylthiophene)、Polythienylenevinylene、F8T2、PEI、ポリエチレン、ポリステレン又はポリ塩化ビニルであることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  8. 請求項2、3又は4記載の薄膜トランジスタであって、前記半導体膜は、前記カーボンナノチューブに2種類以上の物質が組み合わされる材料からなることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  9. 請求項2、3又は4記載の薄膜トランジスタであって、前記半導体膜は、前記カーボンナノチューブと、該カーボンナノチューブに組み合わされる材料の2種類以上の伝導経路を有することを特徴とする薄膜トランジスタ。
  10. 請求項2、3又は4記載の薄膜トランジスタであって、前記半導体膜における前記カーボンナノチューブと、該カーボンナノチューブに組み合わされる材料の間で電荷のやり取りが行われることにより、前記カーボンナノチューブの中にP型半導体又はN型半導体の部分を有することを特徴とする薄膜トランジスタ。
  11. 請求項1記載の薄膜トランジスタであって、該薄膜トランジスタが柔らかい基板上に作製されていることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  12. 請求項11記載の薄膜トランジスタであって、該薄膜トランジスタが柔らかい基板でサンドイッチ構造に作製されていることを特徴とする薄膜トランジスタ。
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