JP2005149993A - カードコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 カードをカードコネクタに挿入して使用する際に、カードが傾いて排出されることを防止するように、スライダ部材を傾けることなく円滑にスライドさせて排出させる。
【解決手段】 コネクタ本体と、カバー部材と、から構成されるコネクタハウジングと、前記コネクタハウジング内に配置された複数個のコンタクトと、挿入されたカードの着脱動作をするイジェクト機構と、を備えたカードコネクタにおいて、前記カバー部材に形成されたガイド孔あるいはガイド溝と、前記コネクタハウジング内に配置されたスライド部材と、前記スライド部材に前記ガイド孔またはガイド溝に係わり合う突部を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パソコン、携帯電話機、電話機、PDA(personal digital assistance)、携帯型オーディオ、ゲーム機、カメラ、カラオケ等や情報端末機器等の電子機器のカードコネクタに係わるもので、特に、カードの斜め排出のための対策を行って、カードを傾けることなく円滑に排出できるカードコネクタに関するものである。
近年、パソコン、携帯電話機、電話機、PDA(personal digital assistance)、携帯型オーディオ、ゲーム機、カメラ、カラオケや、情報端末機器等の電子機器においては、CPUやメモリ用のICチップと呼ばれるIC部品が組込まれたICカードやPCカード、SDカード、SIMカード等の利用が非常に増大し、ICカードやPCカード、SDカードやSIMカード等の小型のメモリカードを挿入するカードコネクタが広く求められている。
特許第3252133号公報
従来のカードコネクタにおいては、カードの排出構造として、コネクタ内部に配置されたイジェクト機構によるプッシュイン−プッシュアウトさせる構造がある。この構造によると、イジェクト機構のカードを押し出す位置が、カードのコーナー部分の場合には、カードが斜めに排出されてしまう。さらに、この構造を用いると、カードを繰り返し挿入、抜去すると、イジェクト機構の反対側のカードとコネクタガイド部分とが擦れて磨耗し、その時の削りかすが堆積する現象がみられる。この削りかすがコネクタガイド部に堆積することにより、この構造では、摩擦係数が急激に上昇し、カードの排出が困難となる等の問題が見られる。
従って、本発明の目的は、このような従来における問題点を解決するために、カードを傾けることなく円滑に排出することができるカードコネクタを提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明のカードコネクタは、コネクタ本体と、カバー部材と、から構成されるコネクタハウジングと、前記コネクタハウジング内に配置された複数個のコンタクトと、挿入されたカードの着脱動作をするイジェクト機構と、を備えたカードコネクタにおいて、前記カバー部材に形成されたガイド孔あるいはガイド溝と、前記コネクタハウジング内に配置されたスライド部材と、前記スライド部材に前記ガイド孔またはガイド溝に係わり合う突部を有することを特徴とする。
本発明のカードコネクタは、傾き矯正機構によってスライダ部材が傾くことなくスライドされているので、カードを好適に排出することができ、かつ削り屑を生じることなく常に円滑にスライダ部材を作動させることができる。
本発明のカードコネクタでは、コネクタ本体にカバー部材を組み合わせて形成されているコネクタハウジング内に配置されたイジェクト機構と連動して作動されるスライダ部材が、前記カバー部材に形成されたガイド孔またはガイド溝に沿って滑動可能に設けられた突部を有する。
図1乃至図12は、本発明のカードコネクタの実施例1を示す図で、図1は、本発明の実施例1におけるカードコネクタの平面図で、図2は、図1のカードコネクタの正面図で、図3は、図1のIII―III線に沿った断面図で、図4は、図1のIV―IV線に沿った断面図、図5は、図1の本発明のカードコネクタの斜視図で、図6は、図5のカードコネクタのカバー部材を取外した斜視図、図7は、カードを挿入した時の斜視図で、図8は、カードを排出した時の斜視図である。図9は、スライダ部材の斜視図で、図10は、正面図、図11は、カバー部材の斜視図で、図12は、本発明の実施例1のカードコネクタにおけるソケット本体の平面図である。
図1乃至図6に示されるように、本発明の実施例1におけるカードコネクタ1は、コネクタ本体2と、カバー部材3と、複数個のコンタクト4と、イジェクト機構5と、スライダ部材6と、傾き矯正機構7とから構成されている。
本発明の実施例1のカードコネクタ1において、イジェクト機構5は、イジェクト部材8と、このイジェクト部材8を弾性的に偏倚するばね部材9と、ハート形カム20と、ハート形カム20の周りのカム溝21と、カムレバー25とから構成されている。なお、イジェクト部材8はスライダ部材6と一体的に形成されてなる。
本発明のこのようなカードコネクタ1は、例えば、情報端末機器等に装着して用いられる。
情報端末機器等に装着される場合には、本発明のカードコネクタ1は、コネクタ本体2に組合せられるカバー部材3によって偏平なハウジング形状のコネクタハウジングが構成されてなる。このコネクタハウジングは、一方の側が開放されていてカード挿入口10が形成されてなる。
さらに、本発明のカードコネクタ1は、このコネクタハウジングの他方の側がコネクタ本体2の端壁14によって閉鎖されており、コネクタ本体2の基板11部分に、カードの挿入、抜去方向と平行な方向に延びる複数個の溝12が設けられている。これら溝12の各々にコンタクト4がそれぞれ整列して固着されて取り付けられている。コンタクト4は、自由端部側の弾性変位可能な弾性接触部4aと、中間の固定部4bと、固定側端部の端子部4cとをそれぞれ有している。
すなわち、これらコンタクト4には、先ず、外部の他の情報端末機器や装置等の端子と接続するための端子部4cが延出するように設けられている。また、これらコンタクト4は、コンタクト本体をなす中間の固定部4bにおいて個々にコネクタ本体2の基板11部分の溝12内に圧着されることで固着されている。そして、挿入されたカードCの接触パッドとコンタクト4の弾性接触部4aとが接触されて電気的に接続されるようになっている。
上述のカードコネクタ1において、図12に明示される様に、コネクタ本体2は、例えば、適宜な合成樹脂材料などの絶縁材料によって成形して作られ、金属薄板材料で作られたカバー部材3と組み合わせられて中空のハウジング形状に形成し、その基本形状としている。また、コネクタ本体2は、図6および図12に示されるように、ほぼ矩形の長方形状をなしている。また、コネクタ本体2は、平板状の基板11と、基板11の一方の端の端壁14と、基板11の左右両側の側壁15、16とを有しており、他方の開放された側の端にカード挿入口10が形成されている。従って、コネクタ本体2は、平板状の基板11の三方が、ほぼ直角に直立した端壁14と側壁15、16とによって囲まれており、残りの一方が開放されていてカード挿入口10が設けられた形状をなしている。
上述のカードコネクタ1において、コネクタ本体2の一方の側には、図12に示されるように、側壁15に沿ってイジェクト機構5のばね部材9のために、細長い形状の窪み部19が設けられている。この窪み部19内には、コイルスプリングのようなばね部材9が配置されており、イジェクト部材8の突出部8aがばね部材9の一端に係合されている(図6)。また、ばね部材9の他端は、窪み部19の他方の壁である端壁14部分に係合されている。さらに、この窪み部19に沿って内側の隣接した位置において、コネクタ本体2の基板11部分の一部の上面に、イジェクト機構5のハート形カム20とカム溝21とが設けられている。
このカム溝21には、カムレバー25の一方の端部25Aが挿入されて係合されており、イジェクト部材8の移動に伴ってカム溝21に沿ってカムレバー25の端部25Aが移動する構造である。この構造により、カムレバー25の他方の端部25Bは、イジェクト機構5のイジェクト部材8の孔8bに回動可能に嵌め込まれて支持されている。この構造により、カムレバー25は、イジェクト部材8が移動する際に、端部25Aがカム溝21に沿って倣うように相対的に移動するようになる。また、同時に、ばね部材9がイジェクト部材8によって押圧されて圧縮されるようになる。
図12図示の様に、このイジェクト機構5のカム溝21は、ハート形カム20の周りにループ状に形成されたカム溝部21a、21bと、ハート形カム20の頭部における凹み部21cと、ハート形カム20の下端部においてカム溝部21a、21bが合流してほぼ真っ直ぐに延びる直線状カム溝部21dと、この直線状カム溝部21dと反対側にカム溝部21a、21bからほぼ平行にそれぞれ延びるカード排出開始用カム溝部21e、21fとから構成されている。
また、このカム溝21においては、これらカム溝部21a、21bと凹み部21cとの相互の接続部分と、カム溝部21a、21bとカード排出開始用カム溝部21e、21fと直線状カム溝部21dとの境界となる接続部分の溝底面に設けられた僅かな段差とがある。この段差は、カムレバー25の端部25Aの、ハート形カム20周りの、例えば、反時計方向の移動のみを許すように構成されている。従って、カムレバー25の端部25Aは、カム溝21に沿って溝底面の高い方の位置から低い方の位置へと段差を越えて移動できる。しかしながら、カムレバー25の端部25Aは、低い方の位置から高い方の位置へと、段差の部分を乗り越えて移動することはできない。
さらに、このようなイジェクト機構5のカム溝21が形成されているコネクタ本体2の部分に隣接して、スライダ部材6のための一方の案内路17がガイドレールとして形成されている。また、この案内路17と対向して、コネクタ本体2の反対側の側壁16に沿って案内路18が、対応するガイドレールとして設けられている。この案内路17、18により、スライダ部材6をカードの挿入、抜去方向と平行な方向にスライドさせて案内することができるようになっている。
コネクタ本体2と組み合わせられる金属薄板材料のカバー部材3の上面には、本発明のカードコネクタ1における特徴部分であるスライダ部材6の傾きを矯正する傾き矯正機構7が設けられている。
本発明のカードコネクタ1の特徴部分であるこの傾き矯正機構7は、カバー部材3の上面に横方向に間隔を置いてほぼ平行に設けられた細長い一対のガイド孔22と、各ガイド孔22に対応して係合するように、スライダ部材6の上面に形成された円形状または楕円形状のガイド突部23とから構成されている。このようなガイド突部23は、合成樹脂材料で作られるのが好適であり、ガイド孔22に沿ってのガイド突部23の移動を円滑にすることができる。また、このようなガイド孔22は、ガイド溝とすることもできる。
さらにまた、カバー部材3の上面には、イジェクト機構5のカムレバー25を抑制するための片持ちばね形の抑え部材24が、カバー部材3の一方の側壁部3Aの近くに設けられる。片持ちばね形の抑え部材24は、打ち抜きのようなプレス加工によって作られる。従って、この抑え部材24の自由端部側が、カムレバー25の上に押えるように係合して、カムレバー25が飛び出してカム溝21から外れないように抑制している。
また、カバー部材3の一対のガイド孔22には、スライダ部材6の上面に形成された対応する円形状のガイド突部23が係合されており、これによって、スライダ部材6を良好に案内するように形成されている。従って、カードの挿入、抜去時には、スライダ部材6の上面に設けられた複数個のガイド突部23がガイド孔22に沿って案内されて滑動されることにより、スライダ部材6がガタつくことなく円滑に案内される。また、スライダ部材6の傾きを矯正するように作用するために、スライダ部材6がカード挿入、抜去方向に対して何等傾くこと無く、常に良好に滑動されるようになる。
なお、ガイド突部23は、図示実施例では円形状をなしているが、必ずしも円形状に限られるものではなく、楕円形や繭形などの他の形状でも良いことは勿論であり、1つのガイド孔22に対して2つのガイド突部23が設けられるのが好適である。さらにまた、必要に応じては、ガイド突部23をローラやコロのようにスライダ部材6の上面に回転自在に設けることもできる。
このように、カバー部材3のガイド孔22と、このガイド孔22に係合するスライダ部材6のガイド突部23との組によって、スライダ部材6の傾きを防止して矯正する傾き矯正機構7が形成されるようになる。
さらに、カバー部材3の両側壁部3A、3Bと後端壁部3Cは、カバー部材3の平板状の主要部分に対して、ほぼ直角に下方に折り曲げられていて直立した側壁部分および端壁部分として形成されている。これら側壁部3A、3Bと後端壁部3Cとにはそれぞれ細長い開口部27が形成されている。これら開口部27には、コネクタ本体2の両側壁15、16と端壁14との壁面に形成された断面ほぼ三角形状の係止突起部26が係合されて、カバー部材3がコネクタ本体2に、スナップ止めして取り付けることが出来るようになっている。
また、コネクタ本体2の底面には、図2に示されるように、1つまたは複数個の位置決め突部28が設けられている。このため、位置決め突部28が、本発明のカードコネクタ1が装着される情報端末機器等の、対応する装着用凹部または穴部に嵌め込まれることによって、本発明のカードコネクタ1を情報端末機器等に迅速かつ正確に位置決めを行って取り付けることが出来る。
図9および図10に示されるように、この本発明の実施例1のカードコネクタ1において、スライダ部材6は、平板状のスライダ本体13と、スライダ本体13の両側部をほぼ直角に折り曲げて形成された側壁部6A、6Bと、スライダ本体13の一端を同様にほぼ直角に折り曲げて形成された端壁部6Cとを有しており、一方の側壁部6Aにおいてイジェクト部材8が一体的に形成されている。スライダ部材6は、両側の両側壁部6A、6Bが直角形状に折り曲げられている。この屈曲部分が、コネクタ本体2の基板11部分の両側の案内路17、18部分に係合するように、ガイド部として形成されており、これによってスライダ部材6が、ガイドレールまたはガイド面としての案内路17、18に沿って案内されて往復移動するように構成されている。
また、スライダ部材6は、両側の側壁部6A、6Bと一端の端壁部6Cとが折り曲げられることによって、スライダ本体13の内側に、カードを収納できるカード装着部が形成されている。挿入されたカードの先端部分がこのカード装着部内に装着されて両側壁部6A、6Bと端壁部6Cとに当接され、スライダ部材6を押圧して移動することができるように構成されている。
さらにまた、スライダ部材6の側壁部6Bには、図9に明示されるように、片持ちばね形のカード抑え部材29が設けられている。カード抑え部材29は挿入されたカードを反対側の側壁部6Aに向って横方向に押圧して、スライダ部材6に対するカードのガタツキを防止するようになっている。さらに、このカード抑え部材29は、カード排出時に、カードの急激な排出を抑えて制動するように、ブレーキ部材としてカードの飛び出しを好適に抑制するように形成されている。
さらに、イジェクト部材8には、図9および図10に明示されるように、一方に突出する突出部8aが設けられており、この突出部8aに、コイルスプリング等のばね部材9の一端が係合されている。また、ばね部材9の他端は、窪み部19の端壁14部分に当接され係合されている。従って、ばね部材9は、イジェクト部材8の移動によってイジェクト部材8と端壁14との間に押圧されて、圧縮されるようになっている。このばね部材9の圧縮力がイジェクト部材8を押し戻すように作用することによって、カードがスライダ部材6を介してカードコネクタ1から押し出されて排出されるようになる。
図7には、本発明のカードコネクタ1に、カードCが挿入された状態が示されており、さらに、図8には、カードCが、本発明のカードコネクタ1から排出された状態が示されている。
図7に示されるように、本発明のカードコネクタ1に対して、カードCが挿入される時には、カードCは、カード挿入口10から差し込まれて挿入されるようになる。
まず、カード挿入口10から挿入されたカードCは、先端部がスライダ部材6の端壁部6Cに当接してスライダ部材6を押圧するようになる。従って、スライダ部材6は、両側の側壁部6A、6Bの屈曲部分がガイド部材として案内路17、18に沿って滑動して移動される。この場合に、スライダ部材6と一体的に形成されたイジェクト部材8も移動されて、ばね部材9が圧縮されると共に、カムレバー25の端部25Aがカム溝21の直線状カム溝部21dに沿って移動されるようになる。
そして、カードCが一番奥にまで押し込まれた時に、カムレバー25の端部25Aは、直線状カム溝部21dから、カム溝部21aを通ってカード排出開始用カム溝部21eに入り、そこでカードの押し込みを停止すれば、ばね部材9によってスライダ部材6がイジェクト部材8と一緒に僅かに押し戻される。これによって、カムレバー25の端部25Aがカード排出開始用カム溝部21eから凹み部21cのところに入って、この凹み部21cのところでハート形カム20に係合して停止されて、保持される。また、スライダ部材6がカードコネクタ1内にロックされてカードCがカードコネクタ1内に固持される。
また、このようなカード挿入状態から、図8に示される状態にカードCを抜き出すには、図7に示される状態において、カードCを一度、軽く押し込んで、カムレバー25の端部25Aをハート形カム20の凹み部21cから、他方のカード排出開始用カム溝部21fへと移動させる。そこで、カードCの押し込みを止めて手を離せば、カムレバー25の端部25Aがカード排出開始用カム溝部21fから出てカム溝部21bへと移動して凹み部21cから外れてロックが解除される。従って、カムレバー25は、フリーとなって端部25Aがカム溝部21bを経て直線状カム溝部21dへと移動する。
これによって、カードCは、ばね部材9のばね力によってイジェクト部材8を介してスライダ部材8が押し戻されることによって、スライダ部材8と一緒に押し出されてカードコネクタ1の外に排出されるようになる。この時に、カード抑え部材29が制動部材として作用してカードCの排出速度を適切に抑制するので、カードCは好適に排出されるようになる。
また、この場合に、スライダ部材6は、カバー部材3のガイド溝22に、スライダ部材6の上面の円形状のガイド突部23が係合されている。これによって、スライダ部材6は、何等ガタ付き無く円滑に案内されてスライダ部材6の傾きを矯正するように作用するため、スライダ部材6がカード挿入、抜去方向に対して何等傾くこと無く、常に良好に滑動されるようになる。
従って、スライダ部材6の摩滅による削り屑の発生も無く、常に円滑にスライダ部材6を作動させることができる。なお、ガイド溝22は、少なくとも1つが設けられておれば、所期の目的を達成することができ、スライダ部材6のガタツキの無い円滑な滑動が得られる。また、好適には、ガイド溝22は、一対が設けられると、一層良好な滑動が得られるものである。
上述したように、本発明のカードコネクタ1によれば、スライダ部材6は、上面に設けられた複数個の円形状のガイド突部23が、カバー部材3の一対のガイド溝22に係合されている。これによって、スライダ部材6は、何等ガタ付き無く円滑に案内され、しかも、これらガイド溝22とガイド突部23とによってスライダ部材6の傾きが矯正されるように作用される。そのためスライダ部材6がカード挿入、抜去方向に対して何等傾くこと無く、常に良好に滑動されるようになる。従って、スライダ部材6の摩滅による削り屑の発生も無く、常に円滑にスライダ部材6を作動させることができる。
図13乃至図22は、本発明のカードコネクタの実施例2を示す図で、図13は、本発明の実施例2におけるカードコネクタの平面図、図14は、右側面図で、図15は、図13の本発明のカードコネクタの斜視図で、図16は、図15のカードコネクタのカバー部材を取り外した斜視図、図17は、スライド部材の斜視図、図18は、イジェクト部材と一体になったスライド部材の平面図、図19は、その底面図で、図20は、背面図で、図21は、右側面図、図22は、本発明のカードコネクタの実施例2におけるソケット本体の平面図である。
図13乃至図16に示されるように、本発明の実施例2におけるカードコネクタ1は、コネクタ本体2と、カバー部材3と、複数個のコンタクト4と、イジェクト機構5と、スライダ部材6と、傾き矯正機構7とを有しており、イジェクト機構5の配置、構成だけが先の実施例1のカードコネクタと相違しており、他の構成に就いては、実施例1のものと実質的にほぼ同じである。従って、同一部分には、同一符号を付け、その説明に就いては省略するものとする。
本発明のこの実施例2において、カードコネクタ1のイジェクト機構5は、イジェクト部材8と、このイジェクト部材8を弾性的に偏倚するばね部材9と、ハート形カム20と、ハート形カム20の周りのカム溝21と、カムレバー25とを有しており、イジェクト部材8がスライダ部材6と一体的に形成されている。
本発明のカードコネクタ1において、コネクタ本体2の一方の側には、側壁5に沿ってイジェクト機構5のイジェクト部材8とばね部材9とのための窪み部19が設けられており、この窪み部19内にイジェクト部材8とばね部材9とが配置されている。このイジェクト部材8には、ばね部材9の一端部を受けるように、断面がほぼ半円形状の窪んだトンネル形の、行き止りの凹状のばね収納部8Aが設けられており、このばね収納部8A内の行き止りの端壁8C部分にばね部材9の一端部が当接されて係合されている。また、ばね部材39の他端は、窪み部19の一方の端の端壁14に形成された突出部14aに係合されている。この突出部14aに対応してコネクタ本体2の底部2Aには、開口部11aが設けられている。従って、この開口部11aを介してばね部材9の端部が突出部14aに係合している状態が底部側から見られる。
さらにまた、この窪み部19において、側壁15の前方の部分が切欠かれていて、イジェクト部材8の側面が露出されるようになっている。従って、この側壁15の切欠かれて、イジェクト部材8の露出されるようになった側面部分に対して、カムレバー25が配置されており、カバー部材3の側壁部3Aに設けられた抑え部材24によって、カムレバー25が外れないように押圧されるようになっている。
また、この窪み部19内に配置されるイジェクト部材8の外側の側面にはイジェクト機構5のハート形カム20とカム溝21とが設けられており、カムレバー25の一方の端部がこのカム溝21に係合されている。さらにまた、カムレバー25の他方の端部は、コネクタ本体2の側壁15部分の孔に回動可能に嵌め込まれて支持されており、カバー部材3の側壁部3Aに設けられた抑え部材24によってカムレバー25が外れないように押圧されている。
さらに、このようなイジェクト機構5のイジェクト部材8が配置される窪み部19に隣接して、スライダ部材6のための一方の案内路17が形成されている。また、この案内路17と対向して、コネクタ本体2の反対側の側壁16に沿って案内路18が設けられていて、スライダ部材36をカードの挿入、抜去方向と平行な方向にスライドさせて案内するようになっている。
カバー部材3の上面には、一対のガイド溝22が平行して設けられると共に、カバー部材3の側壁3Aの前方の部分に、イジェクト機構5のカムレバー25を抑制するための片持ちばね形の抑え部材24が設けられている。カバー部材3のこれらガイド溝22には、スライダ部材6の対応する円形状のガイド突部23が係合していて、スライダ部材6を良好に案内するように形成されている。
従って、カードの挿入、抜去時には、スライダ部材6のガイド突部23がガイド溝22に沿って案内されて滑動されるので、スライダ部材6がガタ付くことなく円滑に案内されると共に、スライダ部材6の傾きを矯正するように作用するので、スライダ部材6がカード挿入、抜去方向に対して何等傾くこと無く、常に良好に滑動されるようになる。
このように、カバー部材3のガイド溝22と、このガイド溝22に係合するスライダ部材6のガイド突部23との組によって、スライダ部材6の傾きを矯正する傾き矯正機構7が形成されるようになっている。
このような本発明の実施例2のカードコネクタ1において、スライダ部材6は、図17乃至図21に示されるように、平板状のスライダ本体13と、スライダ本体13の両側部をほぼ直角に折り曲げて形成された側壁部6A、6Bと、スライダ本体13の一端を同様にほぼ直角に折り曲げて形成された端壁部6Cとを有している。一方の側壁部6Aにおいて、図13に示されるように、スライダ部材6の、鉤形に折り曲げられた係止部6Dがイジェクト部材8の上面の溝形の係止孔8Bに圧入されて係合されることによって、スライダ部材6がイジェクト部材8に連結されて一体的に形成されるようになっている。
さらに、スライダ部材6は、両側の両側壁部6A、6Bが直角形状に折り曲げられていて、屈曲部分が、コネクタ本体2の基板11部分の両側の案内路17、18部分に係合するように、ガイド部として形成されている。これによってスライダ部材6が、ガイドレールとしての案内路17、18に沿って案内されて往復移動するように構成されている。
また、スライダ部材6は、両側の側壁部6A、6Bと一端の端壁部6Cとが折り曲げられることによって、スライダ本体3の内側に、カードを収納できるカード装着部が形成されている。これによって挿入されたカードの先端部分がこのカード装着部内に装着されてスライダ部材6を押圧して移動することができる。
さらにまた、スライダ部材6の側壁部6Bには、図17に明示されるように、片持ちばね形のカード抑え部材29が設けられており、挿入されたカードを反対側の側壁部6Aに向って押圧して、スライダ部材6に対するカードのガタツキを防止するようになっている。さらに、このカード抑え部材29は、カード排出時に、カードの急激な排出を抑えて制動するようにブレーキ部材としてカードの飛び出しを好適に抑制することができるように形成されている。
このように、イジェクト部材8には、トンネル形のばね収納部8Aが設けられており、このばね収納部8A内の閉鎖側の端壁8Cに対してばね部材9の一端が係合されている。また、ばね部材9の他端は、窪み部19の端壁14の突出部14aに当接され係合されている。従って、ばね部材9は、イジェクト部材8の移動によって押圧されて、圧縮されるようになっている。このばね部材9の圧縮力がイジェクト部材8を押し戻すことによって、カードがカードコネクタ1から押し出されて排出されるようになる。
このように、本発明の実施例2においては、スライダ部材6は、カバー部材3の一対のガイド溝22に、スライダ部材6の上面の円形状のガイド突部23が係合されている。これによって、スライダ部材6は、何等ガタ付き無く円滑に案内されてスライダ部材6の傾きを矯正するように作用するため、スライダ部材6がカード挿入、抜去方向に対して何等傾くこと無く、常に良好に滑動されるようになる。
従って、スライダ部材6の摩滅による削り屑の発生も無く、常に円滑にスライダ部材6を作動させることができる。なお、ガイド溝22は、少なくとも1つが設けられておれば、所期の目的を達成することができ、スライダ部材6のガタツキの無い円滑な滑動が得られる。また、好適には、ガイド溝22は、一対が設けられると、一層良好な滑動が得られるものである。
上述したように、本発明のこの実施例2のカードコネクタ1によれば、スライダ部材6は、上面に設けられた円形状のガイド突部23が、カバー部材3のガイド溝22に係合されている。これによって、スライダ部材6は、何等ガタ付き無く円滑に案内され、しかも、これらガイド溝22とガイド突部23とによってスライダ部材6の傾きが矯正されるように作用されるために、スライダ部材6がカード挿入、抜去方向に対して何等傾くこと無く、常に良好に滑動されるようになる。従って、スライダ部材6の摩滅による削り屑の発生も無く、常に円滑にスライダ部材6を作動させることができる。
このように本発明のカードコネクタ1によれば、ガイド溝22に係合する円形突部23を有する傾き矯正機構7によって、スライダ部材6が何等傾くことなく円滑に案内されて滑動されるようにできる。
本発明のカードコネクタは、パソコン、携帯電話機、電話機、PDA(personal digital assistance)、携帯型オーディオ、ゲーム機、カメラ、カラオケ等や情報端末機器等の電子機器に利用できる。
本発明の実施例1におけるカードコネクタの平面図である。 図1のカードコネクタの正面図である。 図1のIII―III線に沿った断面図である。 図1のIV―IV線に沿った断面図である。 図1の本発明のカードコネクタの斜視図である。 図5のカードコネクタのカバー部材を取外した斜視図である。 カードを挿入した時の斜視図である。 カードを排出した時の斜視図である。 スライダ部材の斜視図である。 図9のスライダ部材の正面図である。 カバー部材の斜視図である。 本発明の実施例1のカードコネクタのソケット本体の平面図である。 本発明の実施例2におけるカードコネクタの平面図である。 図13のカードコネクタの右側面図である。 図13の本発明の実施例2のカードコネクタの斜視図である。 図15のカードコネクタのカバー部材を取外した斜視図である。 スライド部材の斜視図である。 本発明の実施例2におけるカードコネクタのイジェクト部材と一体になったスライダ部材の平面図である。 図18のスライダ部材の底面図である。 図18のスライダ部材の背面図である。 図18のスライダ部材の右側面図である。 本発明のカードコネクタの実施例2におけるソケット本体の平面図である。
符号の説明
1 カードコネクタ
2 コネクタ本体
3 カバー部材
4 コンタクト
5 イジェクト機構
6 スライダ部材
7 傾き矯正機構
8 イジェクト部材
9 ばね部材
10 カード挿入口
11 基板
12 溝
13 スライダ本体
14 端壁
15 側壁
16 側壁
17 案内路
18 案内路
19 窪み部
20 ハート形カム
21 カム溝
22 ガイド孔
23 ガイド突部
24 抑え部材
25 カムレバー
26 係止突部
27 開口部
28 位置決め突部
29 カード抑え部材

Claims (4)

  1. コネクタ本体と、カバー部材と、から構成されるコネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジング内に配置された複数個のコンタクトと、
    挿入されたカードの着脱動作をするイジェクト機構と、を備えたカードコネクタにおいて、
    前記カバー部材に形成されたガイド孔あるいはガイド溝と、
    前記コネクタハウジング内に配置されたスライド部材と、
    前記スライド部材に前記ガイド孔またはガイド溝に係わり合う突部を有することを特徴とするカードコネクタ。
  2. 前記ガイド孔あるいはガイド溝は、前記カバー部材に、カード着脱方向にほぼ平行に、かつ間隔を置いて形成したことを特徴とする請求項1記載のカードコネクタ。
  3. 前記スライダ部材は、両側部がほぼ直角に折り曲げられて形成されていることを特徴とする請求項1記載のカードコネクタ。
  4. 前記イジェクト機構は、前記スライダ部材と一体的に形成されたイジェクト部を有することを特徴とする請求項1記載のカードコネクタ。
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