JP2005149352A - Icカード及びicカードの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ICモジュールの位置を精度よく検出して正確に断裁するとともに、異品種混入も確実に検出するICカード及びICカード製造方法を提供する。
【解決手段】 ICチップ3Cを保護する保護板3Eを巻線コイル3Dに対して所定位置に配置したシート状ICモジュール3の断裁に先だって、保護板3Eの位置を検出手段により検出し、制御手段100によりウエブ搬送手段の駆動を制御してシート状ICモジュール3を位置決めするICカードの製造方法。
【選択図】 図8
【解決手段】 ICチップ3Cを保護する保護板3Eを巻線コイル3Dに対して所定位置に配置したシート状ICモジュール3の断裁に先だって、保護板3Eの位置を検出手段により検出し、制御手段100によりウエブ搬送手段の駆動を制御してシート状ICモジュール3を位置決めするICカードの製造方法。
【選択図】 図8
Description
本発明は、ICカード及びICカード製造方法に関し、特に、ICチップ、巻線コイルから成るシート状のICモジュールを介装するICカード、及びICカードを断裁して所定の形状に形成するICカードの製造方法に関する。
ICカードは、例えば、社員証、学生証、入門証等の個人の身分を証明するものに用いられる。このようなICカードには、ICチップ、巻線コイル(アンテナ)を有するシート状ICモジュールを、顔画像や記載情報を有する第1基材と、記載事項や注意事項を有する第2基材との間に封入して、加圧、加熱し貼り合わせて形成するものがある。
特許文献1に記載のICカード生産方法は、表面シート、裏面シート内に封入されるICチップ、アンテナから成るICウエブの製造方法に関し、表面シート元ウエブと裏面シート元ウエブとの間に、連続するロール状態のICウエブを封入させて搬送し、加圧、加熱、貼り合わせを行った後、断裁してICカードを作成するものである(段落番号0092〜0095、及び図3)。また、この連続搬送方法では、連続するICウエブを表面シート、裏面シートに貼り合わせ、断裁してシート状に形成し、印刷不良が発生すると断裁処理後に排除する。
特許文献2に記載のICカードの製造方法は、第1の基材と第2の基材の間に、ICチップ及びアンテナを含む部品から成るICモジュールを介在させて貼り合わせるICカードの製造方法において、外表面に予め印刷を施した第1の基材又は第2の基材の一方に、ICモジュールを位置決めして載置し、外表面に印刷を施していない他方の基材を貼り合わせた後に、他方の基材の印刷のない面に印刷を施すものである。
特開平11−216973号公報
特開2003−30618号公報
特許文献1に記載のICカード生産方法では、ロール状態の元ウエブを供給し、断裁してシート状に形成し、表面シート、裏面シート内に封入し、印刷不良部はラミネート後に排除している。
このようなICカードには、偽造変造防止の目的で、電子透かし印刷、ホログラム等の精細な印刷が施されているが、このような印刷は不良品が発生する事があり、ICユニットを封入し貼り合わせ、断裁した後にICカードを破棄する事になり、コストが嵩む等の問題がある。
特許文献2に記載のICカードの製造方法では、ロール状のICモジュールの中で、印刷不良を検出して良品部に対してのみ個片状のICモジュールを定尺、断裁し、位置決めした状態で表基材の上にICモジュールを移載するものである。このICカードの製造方法では、ロール状のICモジュールから個片状のICモジュールを断裁処理する際の正確な位置決め方法が開示されていない。
本発明は、ICモジュールの位置を精度よく検出して正確に断裁するとともに、異品種混入も確実に検出するICカード及びICカード製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、以下に記載の構成よりなるICカード及びICカード製造方法により達成される。
(1) ICチップと巻線コイルを支持体上に形成したシート状のICモジュールの面上に、前記ICチップを保護する保護板を前記巻線コイルに対して所定位置に配置し、前記ICモジュールの表裏面に基材を積層して作製することを特徴とするICカード。
(2) ICチップと巻線コイルを支持体上に形成したシート状のICモジュールの面上に、前記支持体上に形成した検出標識を前記巻線コイルに対して所定位置に配置し、前記ICモジュールの表裏面に基材を積層して作製することを特徴とするICカード。
(3) ICチップと巻線コイルを支持体上に形成したICモジュールを連続した形態に形成して巻回した長尺ウエブ状ICモジュールを送り出し手段により送り出し、ウエブ搬送手段により搬送して所定位置に停止させ、断裁手段により所定寸法に断裁して、シート状のICモジュールを形成し、前記シート状のICモジュールの表裏面に基材を重ね合わせてICカードを作製するICカードの製造方法であって、前記ICチップを保護する保護板を前記巻線コイルに対して所定位置に配置した前記シート状のICモジュールの断裁に先だって、前記保護板の位置を検出手段により検出し、制御手段により前記ウエブ搬送手段の駆動を制御して前記シート状のICモジュールを位置決めすることを特徴とするICカードの製造方法。
(4) ICチップと巻線コイルを支持体上に形成したICモジュールを連続した形態に形成した長尺ウエブ状のICモジュールを送り出し手段により送り出し、ウエブ搬送手段により搬送して所定位置に停止させ、断裁手段により所定寸法に断裁して、シート状のICモジュールを形成し、前記シート状のICモジュールの表裏面に基材を重ね合わせてICカードを作製するICカードの製造方法であって、
前記支持体上の所定位置に検出標識を形成し、前記シート状のICモジュールの断裁に先だって、前記検出標識の位置を検出手段により検出し、制御手段により前記ウエブ搬送手段の駆動を制御して前記シート状のICモジュールを位置決めすることを特徴とするICカードの製造方法。
前記支持体上の所定位置に検出標識を形成し、前記シート状のICモジュールの断裁に先だって、前記検出標識の位置を検出手段により検出し、制御手段により前記ウエブ搬送手段の駆動を制御して前記シート状のICモジュールを位置決めすることを特徴とするICカードの製造方法。
(5) 前記検出標識を前記ICモジュール作製時に形成することを特徴とする前記(4)に記載のICカードの製造方法。
(6) 前記検出標識を前記巻線コイルと同時加工して形成することを特徴とする前記(4)に記載のICカードの製造方法。
(7) 前記保護板の形状が、前記ICモジュールの外形の直線面又は前記巻線コイルの直線部の何れかに平行な面を有することを特徴とする前記(3)に記載のICカードの製造方法。
(8) 前記検出標識の形状が、前記ICモジュールの外形の直線面又は前記巻線コイルの直線部の何れかに平行な面を有することを特徴とする前記(4)に記載のICカードの製造方法。
(9) 前記検出標識がICモジュールの種別毎に特定の位置、或いは特定の形状を有することを特徴とする前記(4)に記載のICカードの製造方法。
(10) 前記検出標識がICモジュールの外形に対して非対称位置に配置されていることを特徴とする前記(4)に記載のICカードの製造方法。
(11) 前記断裁手段を、前記長尺ウエブ状のICモジュールの搬送方向の2箇所に配置し、前記断裁手段により前記ICモジュールの搬送方向先端面と搬送方向後端面とを同時に断裁することを特徴とする前記(3)又は(4)に記載のICカードの製造方法。
(12) 前記断裁手段を、着脱可能なユニットに形成したことを特徴とする請求項3又は4に記載のICカードの製造方法。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
請求項1,3に記載の発明により、ICモジュールの面上の所定位置に保護板を形成する事によって、保護板の位置を検出して、ICチップ、巻線コイルから成るICモジュールの断裁位置を正確に検出して位置決めする事が出来る。
請求項2,4に記載の発明により、ICモジュールの面上の所定位置に検出標識を形成する事によって、検出標識の位置を検出して、ICチップ、巻線コイルから成るICモジュールの断裁位置を正確に検出して位置決めする事が出来る。
請求項5に記載の発明により、保護板をICモジュール作製時に形成する事によって製作工程を短縮する事ができる。
請求項6に記載の発明により、検出標識をICモジュールの巻線コイルと同時加工する事によって製作工程を短縮する事ができる。
請求項7に記載の発明により、保護板の位置検出によって、ICモジュールを正確に位置決めして断裁する事ができる。
請求項8に記載の発明により、検出標識の位置検出によって、ICモジュールを正確に位置決めして断裁する事ができる。
請求項9,10に記載の発明により、検出標識をICモジュールの種別毎に特定の位置、或いは特定の形状に配置する事によって、異品種の混入を検出し、不良発生を防止する事ができる。
請求項11に記載の発明により、断裁装置によってICモジュールの先端面と後端面とを同時に断裁する事により、製造工程の短縮と断裁精度の向上が達成される。
請求項12に記載の発明により、断裁装置を着脱可能なユニットに形成する事によって、断裁装置の交換、整備、着脱等を容易にすると共に、搬送不良を発生したICモジュールの除去作業を容易にする事ができる。
以下、本発明のICカード及びICカードの製造方法を図面に基づいて詳細に説明する。
[ICカード]
図1は本発明に係るICカードの一例の従業員証を示し、図1(a)はICカードの正面図、図1(b)はICカードの分解斜視図である。図2(a)はICカードの分解断面図、図2(b)はICカードの断面図、図2(c)はICカードのシート状ICモジュールの正面図である。
図1は本発明に係るICカードの一例の従業員証を示し、図1(a)はICカードの正面図、図1(b)はICカードの分解斜視図である。図2(a)はICカードの分解断面図、図2(b)はICカードの断面図、図2(c)はICカードのシート状ICモジュールの正面図である。
ICカードAは、第1基材(表面シート)1と、第2基材(裏面シート)2との間にシート状ICモジュール(以下、ICモジュールと称す)3を介在させて接着剤により貼り合わせて製造される。
第1基材1の表面側には、カード所持者の個人識別番号、氏名、住所、生年月日、等の個人情報B1、カード所持者の顔写真情報B2、カードの発行年月日、有効期限等の文字情報B3、及び電子透かし印刷、ホログラム等の個人識別情報B4が形成されている。
第2基材2の表面側には、筆記層、又は印刷層が形成されている。
第1基材1の支持体、及び第2基材2の支持体は、厚さが50〜250μmのポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂材で形成されている。
ICモジュール3は、半透明性の絶縁性シートから成る第1不織布(第1支持体)3Aと第2不織布(第2支持体)3Bとの間に、ICチップ3C、巻線コイル(アンテナ)3D及び保護板3Eを介在させ、樹脂で加熱封止させて形成される。
ICモジュール3は、第1基材1の裏面側に塗布した接着剤層(ホットメルト層)4Aと、第2基材2の裏面側に塗布した接着剤層(ホットメルト層)4Bとの間にICモジュール3を介在させてホットメルト処理により貼り合わせて製造される。
ICモジュール3の外形は、ICカードAの外形より小さく形成されていて、ICモジュール3の外周とICカードAの外形との間の周辺領域は接着剤層4A,4Bにより強固に接着される。
接着剤層4A,4Bを形成するホットメルト接着剤は、反応性ホットメルト接着剤が好ましい。反応性ホットメルト接着剤は、耐久性に富み、低温での塗布に適しているから、受像層の表面が高温でダメージを受けやすい素材である場合、そのダメージを少なくする事が出来る。
なお、第1不織布3Aと第2不織布3Bの代わりに、樹脂フィルムを用いる場合には、樹脂フィルムの外形をICカードAの外形より大きく形成し、貼り合わせ処理後に、ICカードAとともに断裁して所定寸法のICカードAに形成する。
[ICカードの製造工程]
ICカードの製造工程を図3の模式図に基づいて説明する。
ICカードの製造工程を図3の模式図に基づいて説明する。
〈第1基材供給工程〉
第1基材供給工程P1では、複数の第1基材1を集合した枚葉シート状の第1基材集合シート1Aを100〜2000枚堆積した収容箱から図示しない給送手段により1枚ずつ分離して取り出し供給する。第1基材集合シート1Aの上面を検出して一定に維持し、図示しない吸着パッドにより保持して取出す。
第1基材供給工程P1では、複数の第1基材1を集合した枚葉シート状の第1基材集合シート1Aを100〜2000枚堆積した収容箱から図示しない給送手段により1枚ずつ分離して取り出し供給する。第1基材集合シート1Aの上面を検出して一定に維持し、図示しない吸着パッドにより保持して取出す。
また、第1基材集合シート1Aを堆積する収容箱を2組備え、一方の収容箱内に第1基材集合シート1Aがなくなると、自動で他方の収容箱の供給に切り替えてラインを停止させないようにする。
〈第1基材接着剤塗工工程〉
第1基材集合シート1Aへの接着剤塗工工程P2では、第1基材集合シート1A上にホットメルト接着剤を所定の厚さで塗工する。塗工方式としてはダイ方式、グラビア方式、ロール方式などの通常の方法を採用できるが、以下の点などでダイ方式が好ましい。
第1基材集合シート1Aへの接着剤塗工工程P2では、第1基材集合シート1A上にホットメルト接着剤を所定の厚さで塗工する。塗工方式としてはダイ方式、グラビア方式、ロール方式などの通常の方法を採用できるが、以下の点などでダイ方式が好ましい。
ダイ方式では、接着剤が第1基材集合シート1Aに塗工されるまで密閉されているため、ホットメルト接着剤のような高温でも温度管理が容易で、特に反応性ホットメルト接着剤では、湿度を有する外気と触れないので有利である。また、異物の混入がなく、気泡も発生しにくい。
加熱タンクで溶解された接着剤は、ポンプによってホースを通ってダイ21に給送され、ダイ21のスリット出口21aから吐出される。
第1基材集合シート1Aの保持方法としては、基材先端、後端や両縁端をグリップして保持する方式があるが、サクションロール22により第1基材集合シート1A全面を吸引保持する方式は、第1基材集合シート1A外縁の余白が少なく歩留まりが良い。
〈元巻モジュール供給断裁工程〉
元巻モジュール供給断裁工程P3では、ウエブ状ICモジュール(以下、元巻モジュールと称す)5は、送り出し手段によって搬送され、断裁手段(カッターユニット)12により断裁されて、枚葉となってICモジュール3が形成される。
元巻モジュール供給断裁工程P3では、ウエブ状ICモジュール(以下、元巻モジュールと称す)5は、送り出し手段によって搬送され、断裁手段(カッターユニット)12により断裁されて、枚葉となってICモジュール3が形成される。
〈シート状ICモジュール供給工程〉
ICモジュール供給工程P4では、ICモジュール3を第1基材集合シート1A上に載置する中間ステーション30を設け、ここにICモジュール3を配置して、これらを一括して吸着保持し、接着剤を塗工した第1基材集合シート1A上に載置する。ICモジュール3の位置決めは中間ステーション30から取り出す前に1個1個行うが、第1基材集合シート1Aについても外形エッジや印刷部分のエッジを基準に位置決めする。
ICモジュール供給工程P4では、ICモジュール3を第1基材集合シート1A上に載置する中間ステーション30を設け、ここにICモジュール3を配置して、これらを一括して吸着保持し、接着剤を塗工した第1基材集合シート1A上に載置する。ICモジュール3の位置決めは中間ステーション30から取り出す前に1個1個行うが、第1基材集合シート1Aについても外形エッジや印刷部分のエッジを基準に位置決めする。
中間ステーション30にICモジュール3を配置する際は、第1基材集合シート1Aに予め付与した不良位置情報の読み取りや、オンラインで不良検査した情報を基に、その位置にはICモジュール3を置かないようにする。不良情報がない場合は、ICモジュール3をロール状の元巻から1個分繰出して切断し、中間ステーション30へ順次送る。
ICモジュール3を第1基材集合シート1Aに載置する際は、第1基材集合シート1Aを一旦停止させておく方法もあるが、定速搬送する第1基材集合シート1Aに同期しながら載置することが好ましい。また、空気が入らないように一方からしごきながら載置したり、ICチップ3Cの凸部をホットメルト接着剤に押し込むように載置する。さらには載置前にホットメルト接着剤を、ヒーター等の加熱保温手段23により加熱保温して流動性やタック性を維持する。
第1基材集合シート1Aの供給から貼り合わせ間の搬送方法としては、サクションコンベア等によるものがある。
〈第2基材供給工程〉
第2基材供給工程P5では、複数の第2基材2を集合してロール状に巻いた長尺の第2基材集合シート2Aを繰り出し、この繰り出しでは張力やエッジ位置を検出して一定に制御する。
第2基材供給工程P5では、複数の第2基材2を集合してロール状に巻いた長尺の第2基材集合シート2Aを繰り出し、この繰り出しでは張力やエッジ位置を検出して一定に制御する。
〈接着剤塗工工程〉
第2基材集合シート2Aへの接着剤塗工工程P6では、第1基材集合シート1Aと同様にダイ方式で、ニップロール42に抱かせて保持された第2基材集合シート2A上にダイ40により間欠塗工する。
第2基材集合シート2Aへの接着剤塗工工程P6では、第1基材集合シート1Aと同様にダイ方式で、ニップロール42に抱かせて保持された第2基材集合シート2A上にダイ40により間欠塗工する。
第2基材集合シート2Aは、枚葉シートである第1基材集合シート1Aに合わせて間欠塗工として、貼り合わせた後にシート状に切断する位置を無塗工とすることにより、刃物への接着剤の付着を防止できる。反応性ホットメルトの場合は、すぐに硬化しないため特に有効である。
〈貼り合わせ工程〉
貼り合わせ工程P7では、接着剤を塗工しICモジュール3を載置した枚葉シート状の第1基材集合シート1Aと、接着剤を塗工した第2基材集合シート2Aをニップロール42,43でニップして貼り合わせる。ニップロール42は第2基材集合シート2Aへの塗工用のロールを兼用しても良いし、また別個に設けても良い。
貼り合わせ工程P7では、接着剤を塗工しICモジュール3を載置した枚葉シート状の第1基材集合シート1Aと、接着剤を塗工した第2基材集合シート2Aをニップロール42,43でニップして貼り合わせる。ニップロール42は第2基材集合シート2Aへの塗工用のロールを兼用しても良いし、また別個に設けても良い。
ニップロール42,43は、金属対金属とする場合と一方をゴム被覆とする場合があり、ニップロール42,43の組合わせにより、ギャップ設定、加圧力設定、またはその総厚を整えたりする事により、接着剤にICモジュール3を埋め込んで平滑性を整える。
従って、第1基材集合シート1A及び第2基材集合シート2Aともに貼り合わせる直前に、加熱保温手段41によりホットメルト接着剤を加熱保温する。一方、第1基材集合シート1A及び第2基材集合シート2Aの表面側はニップロール42内部に温度調節機を介して熱媒を循環させ、温度センサのロール温度情報と温度センサの熱媒温度情報に基づき制御部により温度調節機を駆動して一定温度(例えば60℃)以上にならないよう保温する。
枚葉シート状である第1基材集合シート1Aを一定ピッチで送り、第2基材集合シート2Aと貼り合わせるが、この送りピッチについては、この後工程のコンベアの送りピッチとカードの送りピッチが常に合うように、カードの送りピッチの整数倍とする。また、貼り合わせた後にシート状に切断する時に屑が生じないよう、第1基材集合シート1A間に最小限の間隔を設ける。
貼り合わせ後の第1基材集合シート1Aと第2基材集合シート2Aの残留応力によるカール等が生じないよう考慮して、第2基材集合シート2Aの張力と、第1基材集合シート1Aのシート張力を設定する。
〈コンベア加熱加圧工程〉
コンベア加熱加圧工程P8では、第1基材集合シート1Aと第2基材集合シート2Aの貼り合わせ品を一定時間加熱及び加圧することにより、総厚と平滑性をより整え、特にICチップ3Cの凸部の平滑性を整える。
コンベア加熱加圧工程P8では、第1基材集合シート1Aと第2基材集合シート2Aの貼り合わせ品を一定時間加熱及び加圧することにより、総厚と平滑性をより整え、特にICチップ3Cの凸部の平滑性を整える。
このコンベア加熱加圧による加圧は、第1基材集合シート1Aと第2基材集合シート2Aとの貼り合わせ品の上下を挟む複数のプレートが循環するコンベア50により行う。
また、加熱方法としては、コンベア50を直接赤外線で輻射加熱したり、ヒーターで伝導加熱する方法もあるが、熱風を送風循環させた雰囲気内にコンベア50を設ける方法は温度が安定している。
〈コンベア冷却加圧工程〉
コンベア冷却加圧工程P9では、加熱加圧直後の貼り合わせ品は高温で変形しやすいため、残留応力により時間経過に伴い平滑性が劣化する可能性があるため、冷却エアによる冷却方法もあるが、加熱加圧時と同様にコンベア60で加圧しながら冷却する方が好ましい。
コンベア冷却加圧工程P9では、加熱加圧直後の貼り合わせ品は高温で変形しやすいため、残留応力により時間経過に伴い平滑性が劣化する可能性があるため、冷却エアによる冷却方法もあるが、加熱加圧時と同様にコンベア60で加圧しながら冷却する方が好ましい。
〈シート切断工程〉
シート切断工程P10では、第1基材集合シート1Aと第2基材集合シート2Aとの貼り合わせ品は、カッターユニット70でシート状に切断するか、もしくは。
シート切断工程P10では、第1基材集合シート1Aと第2基材集合シート2Aとの貼り合わせ品は、カッターユニット70でシート状に切断するか、もしくは。
切断する場合の切断位置は、屑がでないように貼り合わせ時に、第1基材集合シート1Aの間に設けた間隔部で切断する。無塗工部は接着剤がないため、刃物に付着することもない。
〈集積保管工程〉
集積保管工程P11では、切断された貼り合わせ品を所定枚数集積する。貼り合わせ品の堆積は2組の収容方式とし、ラインを停止させずに切り替えできることが好ましい。
集積保管工程P11では、切断された貼り合わせ品を所定枚数集積する。貼り合わせ品の堆積は2組の収容方式とし、ラインを停止させずに切り替えできることが好ましい。
〈カード化工程〉
カード化工程P12では、第1基材集合シート1Aと第2基材集合シート2Aの貼り合わせ品は、第1基材集合シート1Aのエッジまたは印刷を基準に、4辺を断裁して所定の寸法とした後、第2基材集合シート2A側に印刷機80で定形印刷を施し、打ち抜き機90でカードに打ち抜く。第2基材集合シート2A側の定形印刷は打ち抜いた後にカード毎印刷しても良い。
カード化工程P12では、第1基材集合シート1Aと第2基材集合シート2Aの貼り合わせ品は、第1基材集合シート1Aのエッジまたは印刷を基準に、4辺を断裁して所定の寸法とした後、第2基材集合シート2A側に印刷機80で定形印刷を施し、打ち抜き機90でカードに打ち抜く。第2基材集合シート2A側の定形印刷は打ち抜いた後にカード毎印刷しても良い。
[元巻モジュール]
〈元巻モジュールの保持〉
図4(a)は、複数のICモジュール3を連続したコイル状にした元巻モジュール5の斜視図である。
〈元巻モジュールの保持〉
図4(a)は、複数のICモジュール3を連続したコイル状にした元巻モジュール5の斜視図である。
元巻モジュール5の製造工程の形態は、1列分の長尺ウエブをロール状に巻回したものが用いられるが、ICチップ3C、保護板3Eの凸部があるため緩く巻回しておく事が好ましい。
元巻モジュール5の巻回形態を、ICモジュール3のICチップ3Cが表面側になるように巻芯5Aに巻き付ける。
図4(b)は、フランジ付きのリール6に保持した元巻モジュール5と、支持手段の斜視図である。
元巻モジュール5はフランジ付きのリール6に保持されている。リール6は装置本体側に設けた元巻掛け軸7Aに回転可能に支持される。リール6を元巻掛け軸7Aに嵌入させ装置本体側の突き当て板7Bに当接させた後、押さえ板7C及びネジ7Dにより固定する。リール6は、リール6のフランジの外周部に接触する送り出し手段により回転する。
図4(c)は元巻モジュール5の送り出し手段の他の実施の形態を示す斜視図である。
元巻モジュール5の巻芯5Aは、装置本体側に設けた元巻掛け軸7Eに回転可能に支持され、突き当て板7F、押さえ板7G,7H,ネジ7Iにより固定される。元巻掛け軸7Eは装置本体側に設けた送り出し手段により回転可能である。
〈元巻モジュールの送り出し手段〉
図5は元巻モジュール5の送り出し手段を示す正面図、図6は斜視図である。図7はICカード製造装置の制御を示すブロック図である。
図5は元巻モジュール5の送り出し手段を示す正面図、図6は斜視図である。図7はICカード製造装置の制御を示すブロック図である。
2軸の元巻掛け軸7A1,7A2は、揺動アーム8の両端部近傍に回転可能に支持されている。揺動アーム8の中央部は回転軸8Aに揺動可能に支持されている。
一方の元巻掛け軸7A1に支持されている元巻モジュール5が送り出し手段により送り出されている間に、他方の元巻掛け軸7A2に予備の元巻モジュール5を懸架させて待機状態にする。元巻掛け軸7A1に支持されている元巻モジュール5が送り出されて所定の外径以下に成ったことを超音波センサ、光センサ等のセンサS1により検知されると、制御手段100は、揺動アーム8の駆動機構を揺動させ、他方の元巻掛け軸7A2から待機状態の元巻モジュール5を送り出し手段9の駆動機構により送り出す。
送り出し手段9は、元巻掛け軸7A1に懸架されたリール6の外周面に当接して回転させるベルト又はローラから成り、元巻形状の元巻モジュール5を回転させて送り出す。
元巻状の元巻モジュール5を送り出す送り出し手段9と、送り出し手段9から送り出された元巻モジュール5を搬送し所定位置に停止させるウエブ搬送手段10との間に、元巻モジュール5を弛ませるフリーループaを形成させる。センサS2は、元巻モジュール5のフリーループaを検出する。制御手段100は、センサS2による検知信号により送り出し手段9を間欠駆動させて、フリーループaを常に一定量に確保するように駆動を制御する。
リール6に接触して元巻モジュール5を回転させる送り出し手段9、又は、装置本体側に設けた元巻掛け軸7Eに保持された元巻モジュール5を回転させる図示しない送り出し手段の駆動回転は、下流側に設けたウエブ搬送手段10の搬送速度と同期するように制御される。
元巻掛け軸7A1に懸架された元巻モジュール5の送り出し部近傍に除電手段11を配置した。除電手段11は、例えば、マイナスイオン流を吐出する静電エアーブロー手段であって、元巻モジュール5の元巻部から引き出されて分離する箇所の近傍に向かって静電気流を吹き付け、元巻モジュール5の分離時に発生する静電気を除去する。
〈元巻モジュールの搬送と断裁〉
フリーループaの下流側に設けたウエブ搬送手段10は、断裁手段(カッターユニット)12の上流側の搬送ベルト13、下流側の搬送ベルト14、搬送ベルト13の内方に配置されたサクション手段15、搬送ベルト14の内方に配置されたサクション手段16等から構成されている。
フリーループaの下流側に設けたウエブ搬送手段10は、断裁手段(カッターユニット)12の上流側の搬送ベルト13、下流側の搬送ベルト14、搬送ベルト13の内方に配置されたサクション手段15、搬送ベルト14の内方に配置されたサクション手段16等から構成されている。
一対のローラを巻回する搬送ベルト13は、モータM1の駆動によりベルトを介して回動される。一対のローラを巻回する搬送ベルト14は、モータM2の駆動によりベルトを介して回動される。
サクション手段15を有する搬送ベルト13は、元巻モジュール5のICチップ部分を吸引しないように搬送される。また、サクション手段16を有する搬送ベルト14は、ICモジュール3のICチップ3Cの配置位置部分を吸引しないように搬送される。
搬送ベルト13の近傍に配置されたセンサS3は、搬送される元巻モジュール5の後端部通過を検出する。センサS4は、搬送される元巻モジュール5のエッジを検出する。センサS5は、搬送される元巻モジュール5の位置を検出する。
図8(a)は回動する搬送ベルト14に搭載されて搬送されるICモジュール3の平面図である。
図8(b)は、元巻モジュール5の断裁位置及び幅方向のずれ位置を検出する検出手段の配置を示す平面図である。
検出手段18Aは、ICチップ3Cを保護する保護板3Eの進行方向先端部を検出する。制御手段100は、この検出信号により搬送ベルト13,14の駆動を停止させ、元巻モジュール5を所定位置に停止させ、断裁手段12により断裁処理を行い、所定の長さに形成する。
検出手段18Bは、搬送される元巻モジュール5の幅方向のずれ位置を検出する。制御手段100は、この検出信号により搬送ベルト14の幅方向移動を制御して、元巻モジュール5の蛇行を規制する。
制御手段100は、送り出し手段9により送り出された元巻モジュール5を搬送して位置決めする位置決め手段による元巻モジュール5の位置検出がなされる事により、送り出し手段9への停止指令と、元巻モジュール5の位置決め状態が適正か否かを確認する。また、制御手段100は、検出手段18Bにより元巻モジュール5の幅方向にズレを検出した場合、ウエブ搬送手段を幅方向に移動させる駆動を制御する。
図9(a)は断裁手段12の斜視図、図9(b)は断裁手段12の断面図、図9(c)は元巻モジュール5の平面図である。
搬送ベルト13により搬送される元巻モジュール5は、断裁手段12の固定刃121,122と昇降可能な可動刃123,124とによって搬送方向に直交する所定間隔Lの2箇所で断裁され、切断線C1,C2が形成される。
固定刃121,122と可動刃123,124の各刃部の間隔は、ICモジュール3の全長Lと等しく、平行に配置されている。可動刃123,124は、モータM3により回転されるカム125,126によって昇降駆動される。可動刃123,124の刃部は傾斜角を有し、切断線C1,C2の一方の端部から他方の端部に向けて連続して切断する。
可動刃123,124の内側に配置された押圧部材127は、図示しない昇降手段によって昇降駆動され、元巻モジュール5を押圧及び解除する。
搬送ベルト13により搬送される元巻モジュール5は、検出手段18Aにより保護板3Eの先端部通過を検知したのち、所定時間経過後、所定位置に停止され、押圧部材127によって押圧された状態で、固定刃121,122と可動刃123,124とによって断裁されて、ICモジュール3が形成される。断裁手段12により、元巻モジュール5の2箇所を同時に断裁してICモジュール3を形成する事により、製造工程の短縮と断裁精度の向上が達成される。
断裁手段12を着脱可能なユニットに形成した事によって、断裁手段12の交換、整備、着脱等を容易にすると共に、搬送不良を発生したICモジュール3の除去作業も容易にする事ができる。
なお、断裁手段12は、固定刃121,122と可動刃123,124から成る直線状の刃部に限定されず、回転刃を有するロータリーカッタによって、切断線の一方の端部から他方の端部に向けて回転刃を移動させながら切断する事も可能である。
[ICモジュールの位置決め]
図10は、ICモジュール3の平面図である。
図10は、ICモジュール3の平面図である。
ICモジュール3のICチップ3Cを保護する保護板3Eを巻線コイル3Dに対して所定位置に配置した。即ち、ICモジュール3の搬送方向に直交する方向の巻線コイル3Dの図示垂直直線部と、保護板3Eの搬送方向先端面とを所定距離L1に保持し、且つ、平行になるように保護板3Eを位置決めする。また、ICモジュール3の搬送方向の巻線コイル3Dの図示水平直線部と、保護板3Eの搬送方向に平行する側端面とを所定距離L2に保持し、且つ、平行になるように保護板3Eを位置決めしたのちICチップ3Cに接合する。
図11(a)、図11(b)は、ICモジュール3の他の実施の形態を示す平面図である。なお、これらの図面に使用されている符号について、図9と同じ機能を有する部分には、同符号を付している。また、図9と異なる点を説明する。
図11(a)に示すICモジュール3は、ICモジュール3の搬送方向に平行する方向で、ICチップ3Cの中心を通過する直線部K上の所定位置に、検出標識3Fを第1不織布3A、又は第2不織布3B上に予め形成したものである(図1参照)。検出標識3Fは、巻線コイル3Dと同時に形成する。
図11(b)に示すICモジュール3は、直線部K上の所定位置の2箇所に、検出標識3G,3Hを第1不織布3A、又は第2不織布3B上に予め形成したものである。検出標識3G,3Hも、巻線コイル3Dと同時に形成する。
検出標識3F,3G,3Hは、ICモジュール3の種別毎に特定の位置、或いは特定の形状を有する。また、検出標識3F,3G,3Hは、ICモジュール3の外形に対して非対称位置に配置されている。
図12(a)、図12(b)は、ICモジュール3の更に他の実施の形態を示す平面図である。なお、これらの図面に使用されている符号について、図11と同じ機能を有する部分には、同符号を付している。また、図10と異なる点を説明する。
図12(a)のICモジュール3は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の絶縁性支持体3Jの面上に、巻線コイル3D、検出標識3Fをエッチングにより形成し、ICチップ3Cを搭載したのち、保護板3Eを接合したものである。
図12(b)のICモジュール3は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の絶縁性支持体3Jの面上に、巻線コイル3D、検出標識3G,3Hをエッチングにより形成し、ICチップ3Cを搭載したのち、保護板3Eを接合したものである。
検出標識3F,3G,3Hは、図11と同様に、ICモジュール3の種別毎に特定の位置、或いは特定の形状を有する。また、検出標識3F,3G,3Hは、ICモジュール3の外形に対して非対称位置に配置されている。
ICモジュール3は、第1基材1と、第2基材2との間に介装され、接着剤により貼り合わせられてICカードAが作製される。
[ICモジュールの搬送、定置]
図13は、トレイ35とICモジュール3の搬送を示す平面図である。
図13は、トレイ35とICモジュール3の搬送を示す平面図である。
搬送ベルト13によって搬送される元巻モジュール5は、図示しない検出手段によって保護板3E又は検出標識3F,3G,3Hの位置が検出されて、制御手段100による駆動手段によって搬送が停止され、所定位置に停止する。この停止位置において、2個の断裁刃を有する断裁手段12により、進行方向先端部と後端部が断裁されて枚葉となってICモジュール3が形成される。ICモジュール3は搬送ベルト14(図7参照)によって搬送される。
図示しない吸引手段は、ICモジュール3を吸引して搬送され、図示しない回転手段により90度回転され、更に図示しない移動手段により水平移動される。水平方向に吸引搬送されたICモジュール3は、移動可能に設置されたトレイ35の複数の受容部35aのうち、所定の受容部35b上方に到達したのち、図示しない昇降手段の駆動により下降し、所定の受容部35b内に収容されて定置される。その後、吸引手段は吸引を解除し、上昇して移動手段により初期位置に復帰する。
トレイ35は複数の受容部35aを有する。受容部35aは、例えば、図示の5行、10列に直交配列された合計50個から成る。なお、複数の受容部35aはこの行数、列数に限定されるものではない。
1 第1基材(表面シート)
2 第2基材(裏面シート)
3 シート状ICモジュール(ICモジュール)
3A 第1不織布(第1支持体)
3B 第2不織布(第2支持体)
3C ICチップ
3D 巻線コイル(アンテナ)
3E 保護板
3F,3G,3H 検出標識
3J 絶縁性支持体
5 ウエブ状ICモジュール(元巻モジュール)
10 ウエブ搬送手段
100 制御手段
12 断裁手段(カッターユニット)
121,122 固定刃
123,124 可動刃
125,126 カム
127 押圧部材
13,14 搬送ベルト
18A,18B 検出手段
A ICカード
C1,C2 切断線
2 第2基材(裏面シート)
3 シート状ICモジュール(ICモジュール)
3A 第1不織布(第1支持体)
3B 第2不織布(第2支持体)
3C ICチップ
3D 巻線コイル(アンテナ)
3E 保護板
3F,3G,3H 検出標識
3J 絶縁性支持体
5 ウエブ状ICモジュール(元巻モジュール)
10 ウエブ搬送手段
100 制御手段
12 断裁手段(カッターユニット)
121,122 固定刃
123,124 可動刃
125,126 カム
127 押圧部材
13,14 搬送ベルト
18A,18B 検出手段
A ICカード
C1,C2 切断線
Claims (12)
- ICチップと巻線コイルを支持体上に形成したシート状のICモジュールの面上に、前記ICチップを保護する保護板を前記巻線コイルに対して所定位置に配置し、前記ICモジュールの表裏面に基材を積層して作製することを特徴とするICカード。
- ICチップと巻線コイルを支持体上に形成したシート状のICモジュールの面上に、前記支持体上に形成した検出標識を前記巻線コイルに対して所定位置に配置し、前記ICモジュールの表裏面に基材を積層して作製することを特徴とするICカード。
- ICチップと巻線コイルを支持体上に形成したICモジュールを連続した形態に形成して巻回した長尺ウエブ状ICモジュールを送り出し手段により送り出し、ウエブ搬送手段により搬送して所定位置に停止させ、断裁手段により所定寸法に断裁して、シート状のICモジュールを形成し、前記シート状のICモジュールの表裏面に基材を重ね合わせてICカードを作製するICカードの製造方法であって、
前記ICチップを保護する保護板を前記巻線コイルに対して所定位置に配置した前記シート状のICモジュールの断裁に先だって、前記保護板の位置を検出手段により検出し、制御手段により前記ウエブ搬送手段の駆動を制御して前記シート状のICモジュールを位置決めすることを特徴とするICカードの製造方法。 - ICチップと巻線コイルを支持体上に形成したICモジュールを連続した形態に形成した長尺ウエブ状のICモジュールを送り出し手段により送り出し、ウエブ搬送手段により搬送して所定位置に停止させ、断裁手段により所定寸法に断裁して、シート状のICモジュールを形成し、前記シート状のICモジュールの表裏面に基材を重ね合わせてICカードを作製するICカードの製造方法であって、
前記支持体上の所定位置に検出標識を形成し、前記シート状のICモジュールの断裁に先だって、前記検出標識の位置を検出手段により検出し、制御手段により前記ウエブ搬送手段の駆動を制御して前記シート状のICモジュールを位置決めすることを特徴とするICカードの製造方法。 - 前記検出標識を前記ICモジュール作製時に形成することを特徴とする請求項4に記載のICカードの製造方法。
- 前記検出標識を前記巻線コイルと同時加工して形成することを特徴とする請求項4に記載のICカードの製造方法。
- 前記保護板の形状が、前記ICモジュールの外形の直線面又は前記巻線コイルの直線部の何れかに平行な面を有することを特徴とする請求項3に記載のICカードの製造方法。
- 前記検出標識の形状が、前記ICモジュールの外形の直線面又は前記巻線コイルの直線部の何れかに平行な面を有することを特徴とする請求項4に記載のICカードの製造方法。
- 前記検出標識がICモジュールの種別毎に特定の位置、或いは特定の形状を有することを特徴とする請求項4に記載のICカードの製造方法。
- 前記検出標識がICモジュールの外形に対して非対称位置に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のICカードの製造方法。
- 前記断裁手段を、前記長尺ウエブ状のICモジュールの搬送方向の2箇所に配置し、前記断裁手段により前記ICモジュールの搬送方向先端面と搬送方向後端面とを同時に断裁することを特徴とする請求項3又は4に記載のICカードの製造方法。
- 前記断裁手段を、着脱可能なユニットに形成することを特徴とする請求項3又は4に記載のICカードの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003388907A JP2005149352A (ja) | 2003-11-19 | 2003-11-19 | Icカード及びicカードの製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003388907A JP2005149352A (ja) | 2003-11-19 | 2003-11-19 | Icカード及びicカードの製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2005149352A true JP2005149352A (ja) | 2005-06-09 |
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JP (1) | JP2005149352A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7526854B2 (en) | 2005-09-08 | 2009-05-05 | Renesas Technology Corp. | Manufacturing method of electronic device |
-
2003
- 2003-11-19 JP JP2003388907A patent/JP2005149352A/ja active Pending
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