JP2005147680A - 検体容器及び検体容器収納ラック - Google Patents
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Abstract
【課題】 取り付けた識別ラベルが剥がれ落ちたり、識別ラベルに記載した識別情報が消え落ちたりすることがなく、また識別情報が容易かつ確実に読み取れる検体容器を提供すること。
【解決手段】 内部に血液や尿等の体液や試薬等の検体を収容する検体容器(チューブ)1において、その底部20に凹部21を設け、凹部21の内側面21bに設けた係止部22に識別板30の外周を係止することで機械的に取り付ける。識別板30は、アルミニウム板の表面をアルマイト処理により黒色に変色させ、レーザー光で切り欠くことでマイクロQRコード31を記載したものである。
【選択図】図1
【解決手段】 内部に血液や尿等の体液や試薬等の検体を収容する検体容器(チューブ)1において、その底部20に凹部21を設け、凹部21の内側面21bに設けた係止部22に識別板30の外周を係止することで機械的に取り付ける。識別板30は、アルミニウム板の表面をアルマイト処理により黒色に変色させ、レーザー光で切り欠くことでマイクロQRコード31を記載したものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、各種分析、培養試験等に用いる、血液や尿等の体液や試薬等の検体をその内部に収容する検体容器、及び該検体容器を収納するラックに関する。
従来、血液や尿等の体液や試薬等の検体(以下単に「検体」と称す)の検査、分析、培養等を行うにあたって、これら検体を試験管やチューブ等の検体容器に収容していた。この検査等に用いる検体容器の一例として特許文献1に記載の試験管が挙げられる。これら試験管等の検体容器は、内部に収容された検体を識別するための識別板(識別ラベル)がその側面に取り付けられている。識別ラベルは、検体容器の整理番号や検体名、検体の採取日時等の情報をバーコードや二次元コード等のコード情報を紙面等に印刷して記載したものであり、検体容器の側面に接着剤等で貼り付けることで取り付けられている。そしてこの識別ラベルに記載された情報を、光学読み取り機で読み取ることで検体容器を識別する。
しかしながら、検体容器の側面に識別ラベルを取り付けると、検体容器をラック等に収納した際に識別ラベルの表面に擦り傷が付いてしまい、記載された情報が読み取れなくなるという問題があった。また、検体を収容する際に、検体が検体容器の側面に垂れ落ちて識別ラベルの表面が汚れてしまうという問題もあった。さらに、複数の検体容器を一つのラックに収納した状態で識別ラベルに記載された情報を読み取ろうとすると、総ての検体容器の側面に付された識別ラベルが光学読み取り機で読み取れる位置になければならないが、検体容器を複数列に並べてラックに収納すると、検体容器同士が重なり合ってしまい一度に読み取るのは難しいという問題もあった。
そこで、上記の問題点を解決するため、検体容器の底面に識別ラベルを取り付けることが行われている。この検体容器を用いれば、ラックに収納する際に識別ラベルの表面に傷が付きにくくなり、収容した検体が多少垂れ落ちても識別ラベルの表面を汚すこともない。また、検体容器を複数列に並べた状態でラックに収納しても、ラックの下側から識別ラベルに記載された情報を読み取れば、識別情報を一度に読み取ることができる。
ところが、検体容器は識別ラベルを取り付けた状態でその洗浄を行う場合があるが、洗浄にあたってはDMSO(ジメチルスルホキシド)等の溶剤が用いられることがある。このDMSOは剥離剤としても利用されるように接着剤を溶かす働きがあり、検体容器をDMSOで洗浄すると接着剤で貼り付けられた識別ラベルが剥がれ落ちてしまうという問題があった。また、識別ラベルを剥がす働きのない溶剤で洗浄を行ったとしても、紙などに印刷によって識別情報が記載された識別ラベルでは、検体容器の洗浄の際にその記載情報が消え落ちてしまうという問題もあった。
特開平11−161176号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、取り付けた識別ラベルが剥がれ落ちたり、識別ラベルに記載した識別情報が消え落ちたりすることがなく、また取り付けた識別情報が容易かつ確実に読み取れる検体容器及び該検体容器を収納するラックを提供することにある。
本願の請求項1に記載の発明は、内部に検体を収容する検体容器であって、底部に係止部を設け、該係止部で前記検体容器を識別する識別情報を付した識別板の外周を係止して取り付けたことを特徴とする検体容器にある。
本願の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の検体容器において、検体容器の底部に凹部を設けると共に、前記凹部の内側面に前記係止部を設け、さらに前記凹部の前記係止部よりも奥側に前記識別板の裏面を当接する当接部を設けたことを特徴とする検体容器にある。
本願の請求項3に記載の発明は、内部に検体を収容する検体容器であって、底部に、板の表面を変色させるか、又は板の表面に検体容器に使用する溶剤によっては冒されない印刷を施すことで前記検体容器を識別する識別情報を形成した識別板を取り付けたことを特徴とする検体容器にある。
本願の請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の検体容器であって、前記識別板には、アルマイト処理したアルミ板の表面をレーザー加工するか、或いはレーザー発色材を混入した樹脂板にレーザー加工にてマーキングするか、或いは硬質板の表面に検体容器に使用する溶剤によっては侵されない印刷をすることで識別情報が形成されていることを特徴とする検体容器にある。
本願の請求項5に記載の発明は、内部に検体を収容する検体容器であって、底部に係止部を設け、該係止部に、板の表面を変色させるか、又は板の表面に検体容器に使用する溶剤によっては冒されない印刷を施すことで、前記検体容器を識別する識別情報を形成した識別板の外周を係止して取り付けたことを特徴とする検体容器にある。
本願の請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の検体容器を収納する収納部を設けた検体容器収納ラックであって、前記収納部の底面には開口部が設けられ、該収納部に前記検体容器を収納した際に、前記識別板の表面が該開口部を介してラックの下面側に露出することを特徴とする検体容器収納ラックにある。
本願の請求項1に記載の発明によれば、検体容器の底部に設けた係止部に、該検体容器を識別する識別情報を付した識別板の外周を係止して機械的に取り付けたので、検体容器をDMSO等の接着剤を溶かす働きのある溶剤で洗浄しても識別板が剥がれ落ちることはない。また、識別板を検体容器の底部に取り付けたので、識別板の表面に傷が付いたり、汚れたりする恐れが少なく、識別情報の読み取りミスを防ぐことができると共に、検体容器を複数列に並べた状態でラックに収納しても一度に識別情報を読み取ることが可能になる。
本願の請求項2に記載の発明によれば、識別板を凹部内に取り付けたので、識別板がラック等に接触して取れてしまうことを防げる。さらに凹部内側面の係止部よりも奥側に識別板の裏面を当接する当接部を設けたので、凹部の底面が曲面であったり、凹部の底面に成形時のピンゲート残り等の突起部があっても、識別板を検体容器に対して所定の正規の姿勢(通常は水平)に確実に固定して取り付けることができる。
本願の請求項3に記載の発明によれば、識別板は板の表面を変色させるか、又は板の表面に検体容器に使用する溶剤によっては冒されない印刷を施すことで識別情報が形成されているので、検体容器を、溶剤で洗浄等しても識別板に記載された識別情報が消え落ちたり薄くなったりすることはない。
本願の請求項4に記載の発明によれば、識別板はアルマイト処理したアルミ板の表面をレーザー加工するか、或いはレーザー発色材を混入した樹脂板にレーザー加工にてマーキングするか、或いは硬質板の表面に検体容器に使用する溶剤によっては侵されない印刷をすることで識別情報が形成されるので、識別情報を形成することが容易に行える。
本願の請求項5に記載の発明によれば、検体容器の底部に係止部を設け、該係止部に板の表面を変色させるか、又は板の表面に検体容器に使用する溶剤によっては冒されない印刷を施すことで前記検体容器を識別する識別情報を記載した識別板の外周を係止して機械的に取り付けたので、検体容器をDMSO等の接着剤を溶かす働きのある溶剤で洗浄しても識別板が剥がれ落ちる恐れがなく、さらに検体容器を溶剤で洗浄しても識別板に記載された識別情報が消え落ちたり薄くなったりすることはない。
本願の請求項6に記載の発明によれば、検体容器収納ラックの収納部の底面に開口部が設けられ、この収納部に検体容器を収納した際に、識別板の表面が開口部を介して検体容器収納ラックの下面側に露出するので、検体容器を複数列に並べた状態で検体容器収納ラックに収納しても、検体容器収納ラックの下側から一度に各検体容器の識別情報を読み取ることが可能になり、識別情報の読み取りが容易かつ確実に行える。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明にかかる検体容器の一実施の形態である検体収容チューブ(以下本実施の形態の説明において単に「チューブ」と称す)1を示す図であり、同図(a)はチューブ1の概略断面図、同図(b)は下記する識別板30を取り外した状態でチューブ1をその下面側から見た平面図、同図(c)は同図(a)のA部分拡大図である。また図2はチューブ1の底部20近傍を示す一部拡大斜視図であり、同図(a)は識別板30を取り外した状態を示す図、同図(b)は識別板30を取り付けた状態を示す図である。これらの図に示すように、チューブ1は透明あるいは半透明のPP(ポリプロピレン)等の樹脂で構成され、有底の円筒形状に形成された検体収容部11を有する本体部10と、本体部10の下部に設けられた底部20とを具備して構成されている。本体部10は、底部20より若干上部に位置する係合部12から下側に向かうにつれてその外径がテーパー状に小くなるように形成されている。
図1は本発明にかかる検体容器の一実施の形態である検体収容チューブ(以下本実施の形態の説明において単に「チューブ」と称す)1を示す図であり、同図(a)はチューブ1の概略断面図、同図(b)は下記する識別板30を取り外した状態でチューブ1をその下面側から見た平面図、同図(c)は同図(a)のA部分拡大図である。また図2はチューブ1の底部20近傍を示す一部拡大斜視図であり、同図(a)は識別板30を取り外した状態を示す図、同図(b)は識別板30を取り付けた状態を示す図である。これらの図に示すように、チューブ1は透明あるいは半透明のPP(ポリプロピレン)等の樹脂で構成され、有底の円筒形状に形成された検体収容部11を有する本体部10と、本体部10の下部に設けられた底部20とを具備して構成されている。本体部10は、底部20より若干上部に位置する係合部12から下側に向かうにつれてその外径がテーパー状に小くなるように形成されている。
底部20は、その下面に、識別板30を取り付ける円形の凹部21が形成されている。凹部21の内側面にはその全周に渡って溝部からなるリング状の係止部22が設けられている。係止部22は凹部21の深さ方向の中央部付近に水平に設けられている。また、凹部21の底面21aの外周部からは、内側面21bから凹部21の内側に向かって突出する突起状の当接部23が等間隔に4個突設されている。各当接部23はその下面である当接面23aが平面状に形成され、かつ当接面23aの位置は係止部22の上端部とその高さが一致している。さらに凹部21の底面21aの中央部付近にはこのチューブ1を成形する際に形成された樹脂注入用のゲート残りである突起部24がある。当接部23は、その当接面23aが突起部24の先端面24aよりも下側に位置するような高さ寸法に形成されている。
識別板30は、アルミニウム製の平板(硬質板)を円形に形成したもので、係止部22に圧入して固定できる寸法の外径に構成されている。そしてその下側の表面(露出面)には識別情報である二次元コード(マイクロQRコード)31が形成されている。この二次元コード31はアルミニウム板の表面にアルマイト処理を施してその表面を黒色に変色させ、レーザー光でその表面を切り欠いて切り欠いた部分だけ白色にすることでコード情報を記載したものである。図示の都合上、図2及び図4において識別板30の表面を白色で表示し、二次元コード31を黒色で表示したが、実際には識別板30の表面が黒色になり二次元コード31が白色となる。なお、アルマイト処理によって変色させる色は黒色には限られず、茶色等の他の色でもよい。この方法で記載された二次元コード31はDMSOやその他のインクなどを溶かす働きのある溶剤に曝されても、その記載情報が消え落ちてしまうことはない。なお本発明の識別板30は、上記構成のものに限定されず、例えばレーザー発色材を混入した樹脂板にレーザー加工にてマーキングすることで二次元コード31を形成した構造のものを用いても良いし、錆の発生の少ないステンレス板やアルミ板等の板の表面にチューブ1を洗浄等する際に使用する溶剤によっては冒されない印刷を施すことで二次元コード31を形成してもよい。これらの場合も二次元コード31はDMSOやその他のインクなどを溶かす働きのある溶剤に曝されても、その記載情報が消え落ちてしまうことはない。
また、識別板30に記載する二次元コード31として、本実施形態例ではマイクロQRコードを用いた例を示す。このマイクロQRコードは、QRコードを省スペース・少量データ用途に適するよう更に小型化したものである。QRコード及びマイクロQRコードは、その記載された向きに関係なくどの方向からでも読み取れ、かつ省スペースに大量のデータ情報を記載することができる二次元コードであり、チューブ1の底面のような小さなスペースに取り付ける識別板30に多量の情報を記載するのに適している。また、QRコードには誤り訂正機能があるので、万一その表示の一部に汚れや破損があってもデータの復元が可能である点でも適している。
識別板30をチューブ1の底部20に取り付けるには、図2(a)に示すように識別板30を二次元コード31を記載した面を下側に向けて、凹部21にその下側から圧入して嵌め込む。すると図1(a)及び図2(b)に示すように識別板30の外周部は凹部21の内側面21bを乗り越えて係止部22に係合して取り付けられる。この際、識別板30の上面(裏面)が当接部23の当接面23aに当接するので、識別板30はこの当接面23aよりも凹部21の奥側に入り込むことはなく、係止部22の位置に固定されて取り付けられる。従って識別板30をチューブ1に対して容易に所定の姿勢(この実施の形態では水平)に保持できる。また、突起部24の先端面24aよりも当接部23の当接面23aの方が下側に位置しているので、突起部24が邪魔になることなく識別板30が確実に凹部21内に固定して取り付けられる。なお、識別板30を凹部21内に取り付けたことで、チューブ1が下記するラック40等と接触しても識別板30の表面に擦り傷等がつきにくく、二次元コード31が消え落ちることを防げる。またチューブ1の側面に検体が垂れ落ちても、識別板30の表面が汚れることを防げる。
次に、図3乃至図5を用いてチューブ1を収納する検体容器収納ラック(以下単に「ラック」という)40の構成を説明する。図3はラック40を上側から見た斜視図であり、図4はラック40を下側から見た斜視図である。また、図5はチューブ1を収納部41に収納した状態を示す概略断面図である。ラック40はモールド樹脂などで箱型に形成され、その上面40a側からチューブ1を差し込んで直立させた状態で収納する収納部41をマス目状に多数列設けて構成されている。収納部41はその断面が略矩形状の縦穴で、その内径はチューブ1の径よりもやや大きく構成されている。また、図4に示すように収納部41の底面にはラック40の下側に開口する円形の開口部42が設けられている。この開口部42の径はチューブ1の係合部12の径よりも小さく形成され、チューブ1を収納部41に収納した際に開口部42に係合部12が係止されることで、チューブ1が開口部42から下側に抜け落ちないようになっている。
ラック40の収納部41にチューブ1を差し込むと、図5に示すようにチューブ1の略下半分が収納部41に入り込んで収納される。このとき、チューブ1の底部20は開口部42を介してラック40の下面側に突出する。そしてチューブ1の係合部12が開口部42の内周42aに当接してチューブ1は固定される。
次に、これらチューブ1及びラック40を使用して検体の検査等を行う手順を説明する。まず、チューブ1の底面に、チューブ1に収容する検体と関連付けた情報を有する二次元コード31をあらかじめ形成した識別板30を取り付ける。そして、この識別板30を取り付けたチューブ1をDMSO溶剤等で洗浄する。このとき、溶剤が識別板30やその周囲に付着しても、識別板30は係止部22に嵌め込まれて機械的に固定されているので、識別板30が外れてしまうことはない。また、識別板30に記載した二次元コード31は、アルマイト処理したアルミ板の表面にレーザー加工によって形成されたもの(又はレーザー発色材を混入した樹脂板にレーザー加工にてマーキングして形成されたもの、又は板の表面にチューブ1を洗浄等する際に使用する溶剤によっては冒されない印刷を施すことで形成されたもの等)なので、インク等を溶かす溶剤でチューブ1を洗浄しても識別板30に形成された二次元コード31が消え落ちたり薄くなったりすることもない。
次に洗浄の終ったチューブ1をラック40の収納部41に差し込んで収納する。この際、チューブ1の底部に記載された二次元コード31はラック40の下面側から読み取れるので、チューブ1を収納部41に収納するにあたって、識別ラベルをチューブの側面に貼り付けた場合のように、それぞれのチューブ1の回転方向の向きを揃える必要は無い。したがって、機械等で簡単に収納することが可能となる。次に、スポイトなどでチューブ1の検体収容部11内に各種検体を収容する。そしてチューブ1を収納したラック40ごと移送し、あるいは検体の検査等を行う。このとき、図5に示すようにラック40を、二次元コード31を読み取る光学読み取り機50の上部を通過させることで、ラック40の下面側に露出した各チューブ1の二次元コード31を読み取る。このように二次元コード31をラック40の下側から読み取れるので、チューブ1が複数列に並べられてラック40に収納されていても、記載された二次元コード31を一度に、容易かつ確実に読み取ることができる。
以上本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば上記実施の形態では、検体容器はチューブ1を例に説明したが、検体容器はこれに限られるのではなく、例えば試験管など他の容器であってもよい。また、チューブ1に設けた係止部22及び当接部23の形状・構造は上記のものには限られない。例えば当接部23は凹部21の底面21a外周部の4箇所から突出するように設けた例を示したが、外周部から円周状に突出するように設けても良い。
また、本実施の形態では識別情報として二次元コード31を例に説明したが、他の構造の識別情報、例えばバーコードなど他のコード情報、あるいは文字情報などを付してもよい。また識別板30の形状も種々の変更(例えば多角形板等)が可能である。
1 チューブ
10 本体部
11 検体収容部
12 係合部
20 底部
21 凹部
21a 底面
21b 内側面
22 係止部
23 当接部
23a 当接面
24 突起部
24a 先端面
30 識別板
31 二次元コード
40 ラック
40a 上面
41 収納部
42 開口部
42a 内周
50 光学読み取り機
10 本体部
11 検体収容部
12 係合部
20 底部
21 凹部
21a 底面
21b 内側面
22 係止部
23 当接部
23a 当接面
24 突起部
24a 先端面
30 識別板
31 二次元コード
40 ラック
40a 上面
41 収納部
42 開口部
42a 内周
50 光学読み取り機
Claims (6)
- 内部に検体を収容する検体容器であって、
底部に係止部を設け、
該係止部で前記検体容器を識別する識別情報を付した識別板の外周を係止して取り付けたことを特徴とする検体容器。 - 請求項1に記載の検体容器において、
前記検体容器の底部に凹部を設けると共に、前記凹部の内側面に前記係止部を設け、さらに前記凹部の前記係止部よりも奥側に前記識別板の裏面を当接する当接部を設けたことを特徴とする検体容器。 - 内部に検体を収容する検体容器であって、
底部に、板の表面を変色させるか、又は板の表面に検体容器に使用する溶剤によっては冒されない印刷を施すことで前記検体容器を識別する識別情報を形成した識別板を取り付けたことを特徴とする検体容器。 - 請求項3に記載の検体容器であって、
前記識別板には、アルマイト処理したアルミ板の表面をレーザー加工するか、或いはレーザー発色材を混入した樹脂板にレーザー加工にてマーキングするか、或いは硬質板の表面に検体容器に使用する溶剤によっては侵されない印刷をすることで識別情報が形成されていることを特徴とする検体容器。 - 内部に検体を収容する検体容器であって、
底部に係止部を設け、
該係止部に、板の表面を変色させるか、又は板の表面に検体容器に使用する溶剤によっては冒されない印刷を施すことで、前記検体容器を識別する識別情報を形成した識別板の外周を係止して取り付けたことを特徴とする検体容器。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の検体容器を収納する収納部を設けた検体容器収納ラックであって、
前記収納部の底面には開口部が設けられ、該収納部に前記検体容器を収納した際に、前記識別板の表面が該開口部を介してラックの下面側に露出することを特徴とする検体容器収納ラック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003380784A JP2005147680A (ja) | 2003-11-11 | 2003-11-11 | 検体容器及び検体容器収納ラック |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003380784A JP2005147680A (ja) | 2003-11-11 | 2003-11-11 | 検体容器及び検体容器収納ラック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=34690353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005147680A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005172682A (ja) * | 2003-12-12 | 2005-06-30 | Fukae Chemical Research:Kk | 試料収納用チューブ |
JP2009286056A (ja) * | 2008-05-30 | 2009-12-10 | Arkray Inc | 採血管用スタンプ |
KR101211339B1 (ko) | 2010-08-02 | 2012-12-11 | 시스멕스 가부시키가이샤 | 검체처리장치 |
JP2018524616A (ja) * | 2015-07-23 | 2018-08-30 | メソ スケール テクノロジーズ,エルエルシー | 消耗品データ統合管理システム及びプラットフォーム |
JP2019026363A (ja) * | 2017-08-02 | 2019-02-21 | 株式会社マルコム | 試料収容用チューブ |
-
2003
- 2003-11-11 JP JP2003380784A patent/JP2005147680A/ja active Pending
Cited By (6)
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