JP2005147521A - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 横長形状の貯湯タンクと接続するように構成させることで、狭小敷地であっても給湯装置の設置が可能な貯湯式給湯装置を実現する。
【解決手段】 タンクユニット10と、タンク下方部より取り入れた水を加熱してタンク上方部に送るヒートポンプユニット20と、タンクユニット10から蓄えられた給湯水を導いて給湯温度に調節して給湯個所に供給する給湯水供給手段50と、タンク下方部に水を供給する給水供給手段40とを備える貯湯式給湯装置において、タンクユニット10は、体格が横長形状に形成されるとともに、タンクユニット10の貯湯機能に必要とする減圧逆止弁42、空気逃がし弁52を給湯水供給手段50および給水供給手段40の少なくともいずれか一方に構成し、ヒートポンプユニット20、給湯水供給手段50および給水供給手段40と別体で設置するように接続される。これにより、狭小敷地であっても給湯装置の設置ができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ヒートポンプサイクルからなる加熱手段により加熱された給湯水を蓄える貯湯タンクを備える貯湯式給湯装置に関するものであり、特に、横長形状にした貯湯タンクに付設されるメイテナンス用機能部品類の構成に関する。
従来、住宅の美観が損なうなどの理由により一般的な縦長形状の貯湯タンクを設置できない場所に設置するために、高さ方向に比べて横方向に長い形状、つまり、横長形状に形成された貯湯タンクと外部加熱方式の加熱手段とを組み合わせた貯湯式給湯装置として、例えば、特許文献1に示すような給湯システムが知られている。この貯湯式給湯装置では、横長形状をした貯湯タンクと、この貯湯タンクの下方部より取り入れた水を加熱して貯湯タンクの上方部に送る加熱手段とを備えるとともに、貯湯タンクの底部には、利用者が給湯水を使用すると使用した給湯水に相当する水が貯湯タンク内に流れ込むのを、タンク下方に向けて形成された複数の排水孔を有する給水具を貯湯タンクの長手方向に配設させている。
つまり、タンク上方部に蓄えられた高温の給湯水を使い切るように、給水具から供給される水が混合層を乱すことなく、貯湯タンク内の湯の層を均一に上方へ押し上げるように供給されるように構成している。これにより、横長形状の貯湯タンクであっても一般的な縦長形状の貯湯タンクと同じように、タンクの上方部に高温の給湯水を蓄えるとともに、この高温の給湯水から使い切ることができるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−286291号公報
しかしながら、上記特許文献1によれば、横長形状の貯湯タンクは、概して縦長形状の貯湯タンクに比べて設置床面積が大きくなる。従って、住宅の外回りと、その住宅に隣接する道路や隣家の境界との間の狭い敷地を有する利用者への貯湯式給湯装置の設置が困難である。
しかも、上記特許文献1では、詳しくは記載されていないが、この種の貯湯式給湯装置では、加熱手段他に、少なくとも貯湯タンクから蓄えられた給湯水を導いて所望する給湯温度に調節して必要給湯個所に供給する給湯水供給手段、貯湯タンク内の下方部に水を供給する給水供給手段、および貯湯タンクの貯湯機能に必要とするメンテナンス用機能手段とからなる機能部品類があって、一般的に、これらの機能部品類が一般的に貯湯タンクに一体に構成されている。従って、これらの機能部品類をメンテナンスするためのサービススペースも要求されるので住宅が密集する都市部などにみられる狭小敷地では設置床面積が大きくなるとこの種の給湯装置の設置が困難である。
ところで、発明者は高さ方向の寸法が低くできる横長形状の貯湯タンクは、例えば、住宅内の床下などの隠蔽空間に貯湯タンクのみを隠蔽空間に設置して、貯湯タンクに付設されるその他の機能部品類を分離してサービス性の良好な場所に設置するようにすれば、装置全体の設置床面積のうち、貯湯タンク分の床面積を低減することができるので、狭小敷地であってもこの種の給湯装置の設置が可能となることを見出した。
そこで、本発明の目的は、上記点を鑑みたものであり、貯湯タンクに付設される機能部品類を分離して横長形状の貯湯タンクと接続するように構成させることで、狭小敷地であっても給湯装置の設置が可能な貯湯式給湯装置を提供することにある。
上記、目的を達成するために、請求項1ないし請求項6に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、給湯水を蓄える貯湯タンク(10)と、ヒートポンプサイクルからなり貯湯タンク(10)の下方部より取り入れた水を加熱して貯湯タンク(10)の上方部に送る加熱手段(20)と、貯湯タンク(10)から蓄えられた給湯水を導いて所望する給湯温度に調節して必要給湯個所に供給する給湯水供給手段(50)と、この給湯水供給手段(50)からの出湯により貯湯タンク(10)内の下方部に水を供給する給水供給手段(40)とを備える貯湯式給湯装置において、
貯湯タンク(10)は、体格が横長形状に形成されるとともに、貯湯タンク(10)の貯湯機能に必要とするメンテナンス用機能手段(42、52、60)を給湯水供給手段(50)および給水供給手段(40)の少なくともいずれか一方に構成し、加熱手段(20)、給湯水供給手段(50)および給水供給手段(40)と別体で設置するように接続されることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、一般的に、貯湯タンク(10)に付設されるメンテナンス用機能手段(42、52、60)、加熱手段(20)、給湯水供給手段(50)および給水供給手段(40)と別体で設置するように接続されることにより、特に、設置床面積が大きい貯湯タンク(10)のみを住宅屋内に設置できるため、屋外では貯湯タンク(10)を除く設置床面積を確保できれば良いため狭小敷地であっても給湯装置の設置が可能である。また、貯湯タンク(10)に付設されるメンテナンス用機能手段(42、52、60)が別体で設置されることにより、メンテナンス時におけるサービス性の低下の恐れはない。
請求項2に記載の発明では、貯湯タンク(10)は、少なくとも住宅の隠蔽空間に設置されることを特徴としている。請求項2に記載の発明によれば、住宅の隠蔽空間、つまり、屋内床下部等の空間に設置されることにより、給湯装置全体の設置床面積の大部分を占める貯湯タンク(10)分を屋外の設置床面積から実質低減できることで、狭小敷地であっても給湯装置の設置が可能となる。
請求項3に記載の発明では、メンテナンス用機能手段(42、52)は、貯湯タンク(10)内の内部圧力を所定圧以下に保つ減圧弁、圧力逃がし弁などの圧力調整用機能部品類(42、52)であって、圧力調整用機能部品類(42、52)は、給湯水供給手段(50)および給水供給手段(40)の少なくともいずれか一方に構成されることを特徴としている。請求項3に記載の発明によれば、貯湯タンク(10)が住宅の隠蔽空間に設置されても、減圧弁、圧力逃がし弁などの圧力調整用機能部品類(42、52)のメンテナンスが容易にできる。これにより、サービス性を低下させることはない。
請求項4に記載の発明では、メンテナンス用機能手段(60)は、貯湯タンク(10)内の給湯水を必要に応じて排水する排水手段(60)であって、排水手段(60)は、給湯水供給手段(50)および給水供給手段(40)の少なくともいずれか一方に構成されることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、縦長形状のタンクにおいては、高さ方向に形成される水頭圧による自然落下による排水を設けることが容易であるが、貯湯タンク(10)が敷地内に設けられる雨水マスなどに対して水頭の高低差が設けられないような設置の時には、自然落下では確実な排水が得られないことがある。そこで、本発明では、必要に応じて排水する排水手段(60)として、例えば、排水ポンプなどで強制的に排水するように別体で構成することで必要に応じて貯湯タンク(10)内を排水させることができる。
請求項5に記載の発明では、給湯水供給手段(50)と給水供給手段(40)とは、一体に構成して貯湯タンク(10)と別体で設置するように接続されることを特徴としている。請求項5に記載の発明によれば、一体に構成して貯湯タンク(10)と別体で設置するように接続されることにより、例えば、住宅の外壁面に設置するように一体に構成すれば、メンテナンス時のサービス性が低下されることなく、狭小敷地であっても給湯装置の設置が可能となる。
請求項6に記載の発明では、加熱手段(20)は、冷媒が二酸化炭素であることを特徴としている。請求項6に記載の発明によれば、二酸化炭素を用いる加熱手段(20)は、超臨界ヒートポンプサイクルであるため、貯湯タンク(10)に蓄えられる給湯水を高温(例えば、85〜90℃程度)にすることができるとともに、周知のフロン、代替フロンの冷媒を用いたヒートポンプサイクルよりも貯湯タンク(10)の容量を小型にできる。従って、横長形状に形成しても周知のフロン、代替フロンの冷媒を用いたヒートポンプサイクルよりも設置床面積を小さくすることができる。さらに、加熱手段(20)においても設置床面積を小さくすることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の一実施形態による貯湯式給湯装置を図1および図2に基づいて説明する。図1は本発明を適用させた貯湯式給湯装置の設置形態を示す模式図であり、図2は貯湯式給湯装置の全体構成を示す模式図である。本実施形態の貯湯式給湯装置は、設置床面積の大きい貯湯タンクを住宅の隠蔽個所である、例えば、屋内床下部に設置することにより、住宅の外回りと、その住宅に隣接する道路や隣家の境界との間が狭い敷地(以下、狭小敷地と称する。)を有する利用者であっても、貯湯式給湯装置の設置が可能としたものである。
具体的には、図1に示すように、貯湯式給湯装置は、貯湯タンクであるタンクユニット10と加熱手段であるヒートポンプユニット20と詳しくは後述する制御ユニット30とから構成されており、タンクユニット10を住宅の隠蔽空間である屋内床下部に、ヒートポンプユニット20を住宅の外壁に面する軒下部に、制御ユニット30を住宅の外壁面に、それぞれを分離させて別体で設置させたものである。また、ヒートポンプユニット20は、タンクユニット10と循環水回路21により接続され、制御ユニット30は、給水供給手段40、給湯水供給手段50、排水手段60などの接続配管により接続されている。
本実施形態のタンクユニット10は、高さ方向に比べて横方向に長い形状、つまり、横長形状に形成された給湯水を蓄える貯湯容器であり、耐食性に優れた金属製(例えば、ステンレス製)からなるタンク本体11、およびタンク本体11の外周部に断熱部材12が配設させて高温の給湯水を長時間に渡って保温することができるようになっている。
そして、タンク本体11には、図2に示すように、下方部には導入口11a、および排水口11bが設けられ、この導入口11aは、タンク本体11内に水道水を導入する給水供給手段40を構成する給水配管41に、排水口11bはタンク本体11内の給湯水を必要に応じて排水する排水手段60を構成する排水配管61に接続されている。なお、この排水配管61の上流側には分岐部61aが設けられ、この分岐部61aに循環水回路21の一方が接続されており、ヒートポンプユニット20のタンク本体11内の水を吸い込む吸込口となっている。
一方、タンク上方部には導出口11c、および吐出口11dが設けられ、この導出口11cはタンク本体11内の給湯水を導出するための給湯水供給手段50を構成する給湯配管51に、吐出口11dは、ヒートポンプユニット20から加熱された給湯水を吐出する循環水回路21に接続されている。なお、導入口11aには、図示しない給水具が設けられており、給水具から供給される水道水がタンク上方部に蓄えられた高温の給湯水を使い切るように、水道水と給湯水が混合する混合層を乱すことなく、タンク本体11内の給湯水の層を均一に上方へ押し上げるように供給されるように構成している。
さらに、タンク本体11の上部外壁面には、タンク本体11内上部の湯温を検出する出湯サーミスタ33aが設けられており、導出口11cから導出される水の温度情報を後述する制御装置300に出力するようになっている。また、タンク本体11の外壁面には、複数の水位サーミスタ33b、33cが縦方向にほぼ等間隔に配置され、タンク本体11内に満たされた水の各水位レベルでの温度情報を後述する制御装置300に出力するようになっている。従って、後述する制御装置300は、水位サーミスタ33b、33cからの温度情報に基づいて、タンク本体11内上方の沸き上げられた湯とタンク本体11内下方の沸き上げられる前の水との温度境界位置を検出できるようになっている。
次に、ヒートポンプユニット20は、ヒートポンプサイクルからなり、タンク本体11の下方部より取り入れた水を加熱してタンク本体11の上方部に送る加熱手段であり、循環水回路21内の途中に図示しない熱交換器が設けられており、分岐部61aから吸入したタンク本体11内の水を高温冷媒との熱交換により加熱し、吐出口11dからタンク本体11内に戻すことによりタンク本体11内の水を沸き上げることができるようになっている。
なお、本実施形態のヒートポンプユニット20は、図示しない圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器などのヒートポンプサイクルを構成する冷媒機能部品からなる超臨界ヒートポンプである。この超臨界ヒートポンプとは、高圧側の冷媒圧力が冷媒の臨界圧力以上となるヒートポンプサイクルを言い、例えば、二酸化炭素、エチレン、エタン、酸化窒素などを冷媒とするヒートポンプサイクルである。因みに、超臨界ヒートポンプによれば、一般的なヒートポンプサイクルよりも高温(例えば、85℃〜90℃程度)の給湯水を沸き上げることができる。また、ヒートポンプユニット20は後述する制御装置300からの制御信号により作動するとともに、作動状態を制御装置300に出力するようになっている。
次に、本発明の要部である制御ユニット30は、タンク本体11側に付設されていた機能部品類を取り出して一つの筐体に構成したものであり、給水供給手段40、給湯水供給手段50、排水手段60、制御装置300などから構成されている。給水供給手段40は、タンクユニット20に水道水を給水するとともに、高温の給湯水を所望する給湯温度に温度調節用に後述する混合弁53に水道水を給水するものであり、上流端が図示しない給水元に接続され、下流端がタンク本体11の導入口11aと混合弁53に接続される給水配管41と、この給水配管41に導入される水道水の水圧が所定圧となるように調節するとともに、断水などにおける湯の逆流を防止する減圧逆止弁42とから構成されている。
また、減圧逆止弁42の上流側には温度検出手段である給水サーミスタ31が設けられており、給水配管41内の温度情報を後述する制御装置300に出力するようになっている。なお、減圧逆止弁42は請求項で称するメンテナンス用機能手段であって、タンク本体11内の内部圧力が所定圧以下に保つための圧力調整用機能部品であり、メンテナンス時に操作し易いように、タンクユニット10より分離させて制御ユニット30内に構成している。
給湯水供給手段50は、タンクユニット10から蓄えられた給湯水を導いて所望する給湯温度に調節して必要給湯個所に供給するものであり、上流端がタンク本体11の導出口11cに接続され、下流端が所望する給湯温度に調節された給湯水を供給するように接続された給湯配管51と、この給湯配管51の途中に空気逃がし弁52が配設された排出配管51cと、湯水混合手段である混合弁53と、末端が図示しない給湯栓に導くための配管51aと、末端が風呂にお湯張りするための給湯栓に導くための配管51bなどから構成される。
排出配管51cに設けられた空気逃がし弁52は、タンクユニット10内の圧力が所定圧以上に上昇した場合には、タンク本体11内の湯を外部に排出して、タンク本体11等にダメージを与えないようにする圧力調整用機能部品であり、減圧逆止弁42と同様に請求項で称するメンテナンス用機能手段である。混合弁53はタンク本体11から導出される給湯水(温水)と給水配管41から供給される水道水(冷水)とを混合させて、混合弁53出口側の給湯水の湯温が所望する給湯温度になるようにしている。なお、混合弁53はサーボモータ等の駆動源により弁体を駆動して各経路の開度を調節する電動弁であり、後述する制御装置300からの制御信号により作動するとともに、作動状態を制御装置300に出力するようになっている。
そして、この混合弁53の出口側には、混合湯経路である配管51aとその配管51aから分岐した配管51bとが接続されている。一方の配管51aは図示しない給湯栓、やシャワー水栓等へ混合された給湯水を導く配管であり、他方の配管51bは末端がお風呂に給湯する図示しない給湯栓に導く配管である。そして、配管51aには温度検出手段である給湯サーミスタ32と給湯検出手段である流量カウンタ55が設けられており、この給湯サーミスタ32は配管51a内の温度情報を、流量カウンタ55は配管51a内の流量情報を後述する制御装置300に出力するようになっている。
なお、流量カウンタ55が配管51a内の水の流れを検出したときには、給湯水栓、シャワー水栓等のいずれかで湯が使用されようとしていることである。このとき制御装置300は、給湯設定温度に応じて、まず給水サーミスタ31からの温度情報と出湯サーミスタ33aからの温度情報とから混合弁51の開口面積比を概略調節し、その後給湯サーミスタ32からの温度情報に基づいて給湯温度が設定温度となるようにフィードバックさせて混合弁51の開口面積比を微細制御するようになっている。
一方、配管51bには、お湯張り弁54および図示しない流量カウンタが設けられており、これらは後述する制御装置300により制御され、配管51bに流れる混合湯を所定量出湯させる開閉弁である。つまり、流量カウンタの流量情報に基づいて設定した所定量のお湯張りまたはさし湯が行なえるようになっている。また、排水手段60は、タンクユニット10内の給湯水を必要に応じて排水するものであり、排水配管61、開閉弁62および排水ポンプ63から構成され、開閉弁62を開放し排水ポンプ63を作動させることでタンク本体11内の給湯水を排水する。なお、排水手段60は、排水ポンプ63が請求項で称するメンテナンス用機能手段であって、タンク本体11の近傍に付設するよりも分離させて制御ユニット30内に構成させている。
次に、制御装置300は、各サーミスタ31、32、33a〜33cからの温度情報、流量カウンタ55からの流量情報および図示しない操作盤に設けられた操作スイッチからの操作信号等に基づいて、ヒートポンプユニット20、混合弁51、湯張り弁54、排水ポンプ33等を制御するように構成されている。また、制御装置300には、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵のROM(図示せず)には、予め設定された制御プログラムが設けられており、この制御プログラムによりヒートポンプユニット20、混合弁51、湯張り弁54、排水ポンプ33等を制御するものである。なお、図示しない操作盤には、操作スイッチとして、電源スイッチ、給湯設定温度スイッチ、湯張りスイッチなどが設けられている。また、図示しない操作盤は、浴室内や台所等の湯を使用する場所の近傍に設置されている。
次に、以上の構成による貯湯式給湯装置の作動について説明する。まず、図示しない電源スイッチがオンされると、制御装置300は、ヒートポンプユニット20を制御させて通常の温調給湯制御を行なう。この温調給湯制御が実行されると、制御装置300は、タンク本体に11に設けられた各サーミスタ31、32、33a〜33cからの温度情報等や、図示しない操作盤により設定された時刻情報等に基づいて、適宜ヒートポンプサイクルを作動させタンク本体11内の水を加熱して高温(例えば85℃の湯)の給湯水を蓄えておく。
そして、給湯栓のいずれかが開弁されると、混合弁51によりタンクユニット10から供給される高温の給湯水と給水配管41から供給される水道水とを混合させて給湯設定温度スイッチにより設定された温度の給湯水が給湯栓から給湯される。このときに、タンクユニット10から供給された給湯水の代わりに、給水配管41からタンクユニット10の下方部に水道水が供給されるが、上述したように、タンクユニット10の下方部に供給される水道水は、タンク本体11内に形成される水道水と給湯水が混合する混合層を乱すことなく、タンク本体11内の給湯水の層を均一に上方へ押し上げるように供給されるため、上方部の給湯水を使い切るまで給湯水供給手段50に出湯できる。
なお、制御ユニットには、給水供給手段40、給湯水供給手段50、排水手段60、制御装置300およびメンテナンス用機能手段を一体に構成させて住宅の外壁面に設置したことにより、これらの機能部品が不具合を起こしたときとか、メンテナンスのときに、操作、サービス性が良好となっている。また、ヒートポンプユニット20においても同様である。
以上の一実施形態の貯湯式給湯装置によれば、一般的には、タンクユニット10の近傍に付設されるメンテナンス用機能部品類である減圧逆止弁42、空気逃がし弁52や給湯水供給手段50および給水供給手段40をタンクユニット10と別体で設置するように接続されることにより、特に、設置床面積が大きいタンクユニット10のみを住宅屋内に設置できるため、屋外ではタンクユニット10を除く設置床面積を確保できれば良いため狭小敷地であっても給湯装置の設置が可能である。しかも、減圧逆止弁42、空気逃がし弁52などのメンテナンス用機能部品類を制御ユニット30に構成したことにより、メンテナンス時におけるサービス性の低下の恐れはない。
タンクユニット10は、少なくとも住宅の隠蔽空間の屋内床下部に設置されることにより、給湯装置全体の設置床面積の大部分を占めるタンクユニット10分を屋外の設置床面積から実質低減できることで、狭小敷地であっても給湯装置の設置が可能となる。
また、隠蔽空間に設置されたタンクユニット10内の給湯水を必要に応じて排水する排水手段60を設けることにより、従来の縦長形状のタンクにおいては、高さ方向に形成される水頭圧による自然落下による排水を設けることが容易であるが、タンクユニット10が敷地内に設けられる雨水マスなどに対して水頭の高低差が設けられないような設置の時には、自然落下では確実な排水が得られないことがある。そこで、本発明では、必要に応じて排水する排水手段60として、例えば、排水ポンプ63などで強制的に排水するように別体で構成することで必要に応じてタンクユニット10内を排水させることができる。
また、給湯水供給手段50と給水供給手段40とは、一体に構成して、タンクユニット10と別体で設置するように接続されることにより、例えば、住宅の外壁面に設置するように一体に構成すれば、メンテナンス時のサービス性が低下されることなく、狭小敷地であっても給湯装置の設置が可能となる。
また、ヒートポンプユニット20は、冷媒が二酸化炭素であることにより、冷媒に二酸化炭素を用いるヒートポンプサイクルは、超臨界ヒートポンプサイクルであるため、タンクユニット10に蓄えられる給湯水を高温(例えば、85〜90℃程度)にすることができるとともに、周知のフロン、代替フロンの冷媒を用いたヒートポンプサイクルよりもタンクユニット10の容量を小型にできる。従って、横長形状に形成しても周知のフロン、代替フロンの冷媒を用いたヒートポンプサイクルよりも設置床面積を小さくすることができる。さらに、ヒートポンプユニット20においても設置床面積を小さくすることができる。
(他の実施形態)
以上の一実施形態では、冷媒に二酸化炭素を用いたヒートポンプユニット20を熱源装置として説明したが、これに限らず、フロン、代替フロンなどの冷媒を用いる一般的なヒートポンプサイクルでも良い。
また、以上の実施形態では、タンクユニット10を屋内床下部に設置したが、これに限らず、家屋に形成された倉庫、住宅に形成された収納庫などの隠蔽空間に設置しても良い。また、以上の実施形態では、排水手段60を制御ユニット30内に一体に構成させたが、これに限らず、別体に構成させても良い。
本発明の一実施形態における貯湯式給湯装置の設置形態を示す模式図である。 本発明の一実施形態における貯湯式給湯装置の全体構成を示す模式図である。
符号の説明
10…タンクユニット(貯湯タンク)
20…ヒートポンプユニット(加熱手段)
40…給水供給手段
42…減圧逆止弁(メンテナンス用機能手段)
50…給湯水供給手段
52…空気逃がし弁(メンテナンス用機能手段)
60…排水手段(メンテナンス用機能手段)

Claims (6)

  1. 給湯水を蓄える貯湯タンク(10)と、
    ヒートポンプサイクルからなり前記貯湯タンク(10)の下方部より取り入れた水を加熱して前記貯湯タンク(10)の上方部に送る加熱手段(20)と、
    前記貯湯タンク(10)から蓄えられた給湯水を導いて所望する給湯温度に調節して必要給湯個所に供給する給湯水供給手段(50)と、前記給湯水供給手段(50)からの出湯により前記貯湯タンク(10)内の下方部に水を供給する給水供給手段(40)とを備える貯湯式給湯装置において、
    前記貯湯タンク(10)は、体格が横長形状に形成されるとともに、前記貯湯タンク(10)の貯湯機能に必要とするメンテナンス用機能手段(42、52、60)を前記給湯水供給手段(50)および前記給水供給手段(40)の少なくともいずれか一方に構成し、前記加熱手段(20)、前記給湯水供給手段(50)および前記給水供給手段(40)と別体で設置するように接続されることを特徴とする貯湯式給湯装置。
  2. 前記貯湯タンク(10)は、少なくとも住宅の隠蔽空間に設置されることを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
  3. 前記メンテナンス用機能手段(42、52)は、前記貯湯タンク(10)内の内部圧力を所定圧以下に保つ減圧弁、圧力逃がし弁などの圧力調整用機能部品類(42、52)であって、前記圧力調整用機能部品類(42、52)は、前記給湯水供給手段(50)および前記給水供給手段(40)の少なくともいずれか一方に構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の貯湯式給湯装置。
  4. 前記メンテナンス用機能手段(60)は、前記貯湯タンク(10)内の給湯水を必要に応じて排水する排水手段(60)であって、前記排水手段(60)は、前記給湯水供給手段(50)および前記給水供給手段(40)の少なくともいずれか一方に構成されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  5. 前記給湯水供給手段(50)と前記給水供給手段(40)とは、一体に構成して前記貯湯タンク(10)と別体で設置するように接続されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
    貯湯式給湯装置。
  6. 前記加熱手段(20)は、冷媒が二酸化炭素であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007170696A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Denso Corp ヒートポンプ式給湯機システム
CN105444415A (zh) * 2015-12-24 2016-03-30 湖南埃瓦新能源科技有限公司 空气能热水净水一体机及其供水方法
JP2020122651A (ja) * 2020-05-15 2020-08-13 エナテックス株式会社 給排水ユニット及び太陽熱利用システム

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